JPH0877577A - 記録又は再生装置 - Google Patents

記録又は再生装置

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JPH0877577A
JPH0877577A JP23452194A JP23452194A JPH0877577A JP H0877577 A JPH0877577 A JP H0877577A JP 23452194 A JP23452194 A JP 23452194A JP 23452194 A JP23452194 A JP 23452194A JP H0877577 A JPH0877577 A JP H0877577A
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JP23452194A
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Shinji Katsuki
信二 勝木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーボ系の各種調整項目を自動調整すること
ができるとともに、立ち上げ動作に要する時間を短縮化
する。さらに環境に応じた調整を実現する。 【構成】 工場出荷時などにおいて自動調整手段に自動
調整を実行させ、その各種調整項目の調整値をEEP−
ROMなどのメモリ手段(不揮発性メモリ)に記憶させ
ておく。そして立ち上げ時にはその記憶した調整値を読
み出して(F302)、各調整部に転送してセットさせ(F30
3)、立ち上げ時の調整動作を不要とする。また記録中、
再生中等においても調整を仕直すことが好適であるが、
これはヘッド手段がデータの書込又は読出を実行してい
ない期間に実行する(F306)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば光ディスク、光磁
気ディスク等の記録媒体に対応した記録装置、再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク、光磁気ディスク等のディス
ク状記録媒体に対応した記録装置、再生装置において
は、光学ヘッドから出力される光ビームをディスク記録
面上において適正な焦点状態となるように制御されなけ
ればならず、このため光学ヘッドにおける対物レンズを
ディスク記録面に対して接離する方向に駆動してフォー
カス制御を行なうフォーカスサーボ装置が設けられてい
る。また、記録トラックに対して適正に光ビームを照射
するために対物レンズをディスク半径方向に駆動してト
ラッキング制御を行なうトラッキングサーボ装置、スレ
ッドサーボ装置が設けられている。また、光磁気ディス
クを用いてデータの記録/再生を行なうことのできる記
録再生装置では、記録時と再生時でレーザ光の出力レベ
ルを切換制御する必要があり、また記録レーザパワー、
再生レーザパワーを所定値に制御するオートパワーコン
トロール回路も設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えばこれらのような
サーボ系の動作を好適な状態とするために、各種の調整
項目が存在する。例えばフォーカス、トラッキングのオ
フセット調整や、フォーカス、トラッキング、トラバー
スにおけるゲイン調整などである。
【0004】通常、これらの調整は装置の工場出荷時に
行なうものであるが、実際には使用時の環境温度の変動
などに応じてその都度調整し直すことが望ましい。この
ために、各種調整動作を装置内で自動的に実行できるよ
うにしたものも提案されており、例えば電源オンとされ
た際に、自動的に各種項目の調整動作を行なうようにし
ているものがある。ところが、このような自動調整可能
な装置では次のような問題があった。
【0005】まず、レーザ出力を記録レベルとした場合
のトラバース調整を行なうことができない。これは記録
レベルのレーザ出力によりトラックを横切る際に、そこ
に記録されていたデータを破壊してしまうためである。
このためこの記録レベルのトラバース調整は工場出荷時
の調整のみしかできなかった。
【0006】また、より大きな問題としては自動調整を
行なうために立ち上げ動作に時間を要し、記録又は再生
を実行開始するまでに時間がかかるということがある。
電源をオンとして記録又は再生を開始する際には、装置
は立ち上げ動作としてスピンドルモータを立ち上げてC
LV回転させ、またフォーカスサーチを実行してフォー
カス引き込み範囲を検出し、フォーカスサーボをオンと
し、さらにトラッキングサーボをオンとしなければなら
ない。この動作のために或る程度時間がかかることに加
え、これに加えてサーボ信号のオフセットやサーボゲイ
ンの調整を行なうようにすると、立ち上げ完了までにさ
らに時間を要することとなってしまう。これによってユ
ーザーには操作性が悪いものと感じられてしまう。
【0007】さらに、実際の再生動作中、記録動作中な
どでも、環境温度が変化したりして、調整をやり直した
方がよい場合が発生するため、立ち上げ時のみの調整で
は常に最適な調整状態となっているとはいえない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
に鑑みて、サーボ系の各種調整項目を自動調整すること
ができるとともに、立ち上げ動作に要する時間を短縮化
できるようにし、また記録レベルのトラバース調整など
も、工場出荷時以外でも実行できるようにする。さらに
常に最適な調整状態が保たれるようにすることを目的と
する。
【0009】このため、記録媒体に対してのデータ記録
又は記録媒体からのデータ再生を行なうことができる記
録装置、又は再生装置において、記録又は再生動作時の
各種サーボ動作を実行するサーボ手段に対して、各種の
調整項目について自動調整を行なうことができる自動調
整手段と、自動調整手段によって調整された各種調整項
目の調整値を記憶することができる記憶手段と、記録又
は再生動作のための立ち上げ動作時に、記憶手段に記憶
された調整値をサーボ手段に供給し、調整完了状態にセ
ットさせることのできる立ち上げ動作制御手段とを設け
る。
【0010】また、記録媒体へのデータ記録動作時、も
しくは記録媒体からのデータ再生動作時に、ヘッド手段
による記録媒体に対するデータの書込又は読出が間欠的
に実行される記録又は再生装置においては、自動調整手
段は、次のように動作させる。即ち、データ記録動作時
もしくはデータ再生動作時であってヘッド手段がデータ
の書込又は読出を実行していない期間に、サーボ手段に
対する各種の調整項目の一部又は全部についての自動調
整を実行するようにする。
【0011】さらに、記録又は再生データのエラーレー
トを検出する検出手段を備えるようにし、自動調整手段
は、検出手段によって検出されるエラーレートが所定値
より悪化した場合に、データ記録動作時もしくはデータ
再生動作時であってヘッド手段がデータの書込又は読出
を実行していない期間に、サーボ手段に対する各種の調
整項目の一部又は全部についての自動調整を実行するよ
うにする。
【0012】
【作用】工場出荷時などにおいて自動調整手段に自動調
整を実行させ、その各種調整項目の調整値をEEP−R
OMなどのメモリ手段(不揮発性メモリ)に記憶させて
おく。そして立ち上げ時にはその記憶した調整値を読み
出して、各調整部に転送してセットされるようにすれ
ば、立ち上げ時の調整動作は不要となる。また記録中、
再生中等においても調整を仕直すことが好適であるが、
これはヘッド手段がデータの書込又は読出を実行してい
ない期間に実行することで実現される。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図5により本発明の実施例を説
明する。図1は実施例となる光磁気ディスク記録再生装
置(ミニディスク記録再生装置)のブロック図である。
【0014】図1において、1は光磁気ディスク又は光
ディスクであり、ディスク1はスピンドルモータ2によ
り回転駆動される。3はディスク1に対して記録/再生
時にレーザ光を照射する光学ヘッドであり、光磁気ディ
スクに対して記録時には記録トラックをキュリー温度ま
で加熱するための高レベルのレーザ出力をなし、また再
生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出す
るための比較的低レベルのレーザ出力をなす。
【0015】なお、ディスク1がデータをCDと同様に
ピット形態で記録している光ディスクの場合は、光学ヘ
ッド3は磁気カー効果ではなくCDプレーヤの場合と同
様にピットの有無による反射光レベルの変化に応じて再
生RF信号を取り出すものである。もちろん光ディスク
に対しては後述する磁界記録動作は実行されない。
【0016】このようにディスク1からのデータ読出動
作を行なうため、光学ヘッド3はレーザ出力手段として
のレーザダイオードや、偏向ビームスプリッタや対物レ
ンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのデ
ィテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸機構
4によってディスク半径方向及びディスクに接離する方
向に変位可能に保持されており、また、光学ヘッド3全
体はスレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能
とされている。
【0017】反射光を検出するためのディテクタとして
は、図2のように4分割ディテクタ(A,B,C,D)
と、サイドスポット用のディテクタ(E,F)、及びR
F検出用のディテクタ(I,J)が搭載される。これら
のディテクタにはウォラストンプリズム3bを介してデ
ィスク1からの反射光が照射される。
【0018】また、6aは供給されたデータによって変
調された磁界を光磁気ディスクに印加する磁気ヘッドを
示し、ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する位置
に配置されている。磁気ヘッド6aは光学ヘッド3とと
もにスレッド機構5によってディスク半径方向に移動さ
れる。
【0019】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク1から検出された情報、即ちディテクタA,B,
C,D,E,F,I,Jの出力はRFアンプ7に供給さ
れる。RFアンプ7は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカ
スエラー信号、絶対位置情報(光磁気ディスク1にプリ
グルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録されてい
る絶対位置情報)、アドレス情報、サブコード情報、フ
ォーカス情報(FOK信号)等を抽出する。そして、抽
出された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供
給される。また、トラッキングエラー信号、フォーカス
エラー信号はサーボ回路9に供給される。さらにFOK
信号はシステムコントローラ11に供給される。
【0020】RFアンプ7においてRF信号はディテク
タ(I,J)の出力が用いられて生成される。即ち、光
磁気データの場合はI−J、ピットデータの場合はI+
Jの処理によるデータが抽出される。またフォーカスエ
ラー信号は、RFアンプ7において、4分割ディテクタ
(A,B,C,D)の出力の演算処理(A+C)−(B
+D)が実行されて生成される。トラッキングエラー信
号はディテクタ(E,F)の出力が用いられ、E−Fの
演算により生成される。
【0021】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号や、システムコントロ
ーラ11からのトラックジャンプ指令、シーク指令、回
転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生さ
せ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフォーカ
ス及びトラッキング制御をなし、またスピンドルモータ
2を一定線速度(CLV)に制御する。
【0022】再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8
でEFM復調、CIRC等のデコード処理され、メモリ
コントローラ12によって一旦バッファRAM13に書
き込まれる。なお、光学ヘッド3による光磁気ディスク
1からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッフ
ァRAM13までの再生データの転送は1.41Mbit/secで
(間欠的に)行なわれる。
【0023】バッファRAM13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、D/A変換器15によってアナロ
グ信号とされ、端子16から所定の増幅回路部へ供給さ
れて再生出力される。例えばL,Rオーディオ信号とし
て出力される。
【0024】このようにディスク1から読み出されたデ
ータを一旦バッファRAM13に高速レートで間欠的に
書き込み、さらに低速レートで読み出して音声出力する
ことで、例えば一時的にトラッキングサーボが外れてデ
ィスク1からのデータ読出が不能になっても音声出力は
そのままとぎれることなく継続されるという、いわゆる
ショックプルーフ機能が実現される。また、再生時の光
学ヘッド3の動作は、バッファRAM13のデータ蓄積
量に応じてデータ読出動作とデータ読出動作の休止を繰
り返すことになる。
【0025】アドレスデコーダ10から出力される、プ
リグルーブ情報をデコードして得られた絶対位置情報
や、エンコーダ/デコーダ部8でデコードされたアドレ
ス情報はエンコーダ/デコーダ部8を介してシステムコ
ントローラ11に供給され、各種の制御動作に用いられ
る。
【0026】ディスク(光磁気ディスク)1に対して記
録動作が実行される際には、端子17に供給された記録
信号(アナログオーディオ信号)は、A/D変換器18
によってデジタルデータとされた後、エンコーダ/デコ
ーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理を施さ
れる。エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された
記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッ
ファRAM13に書き込まれ、また所定タイミングで読
み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そし
てエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、E
FM変調等のエンコード処理された後磁気ヘッド駆動回
路6に供給される。
【0027】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対し
て磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行させ
る。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘ
ッド3に対して、記録レベルのレーザ光を出力するよう
に制御信号を供給する。
【0028】19はユーザー操作に供されるキーが設け
られた操作入力部、20は例えば液晶ディスプレイによ
って構成される表示部を示す。21はEEP−ROMを
示す。このEEP−ROMには後述するように各種調整
項目の調整値が記憶される。
【0029】なお、ディスク1においては、楽曲等のデ
ータが記録されているエリアや未記録エリアを管理する
データ等がP−TOC、U−TOCとして記録されてい
る。ディスク1が装填された時点などにおいて、システ
ムコントローラ11はスピンドルモータ2及び光学ヘッ
ド3を駆動させ、ディスク1の例えば最内周側に設定さ
れているTOC領域のデータを抽出させる。そして、R
Fアンプ7、エンコーダ/デコーダ部8を介してメモリ
コントローラ12に供給されたTOC情報はバッファR
AM13の所定の領域に蓄えられ、以後そのディスク1
に対する記録/再生動作の制御に用いられる。
【0030】このような本実施例の記録再生装置におい
ては、サーボ系について各種の調整項目に対し、システ
ムコントローラ11の制御によって自動的に調整動作を
行なうことができるように構成されている。
【0031】調整項目としては次のような項目がある。
即ち、APC(オートレーザパワーコントロール)回路
のオフセット補正、ディテクタABCDオフセット補
正、フォーカスエラーオフセット補正、トラッキングエ
ラーオフセット補正、温度補償、ディテクタE−Fバラ
ンス調整、ディテクタABCDゲイン調整、フォーカス
ゲイン調整、トラッキングゲイン調整、フォーカスバイ
アス調整、記録レーザパワー調整、トラバースゲイン調
整などである。これらのうち必要な項目をそれぞれピッ
トディスク、光磁気ディスク、及び光磁気ディスクのピ
ット領域について調整することになる。
【0032】工場出荷時には図3の手順で自動調整が行
なわれる。まず自動調整モード(セルフアジャストモー
ド)がピットディスクに設定されて(F101)、ピットディ
スクが装着されると(F102)、システムコントローラ11
はピットディスクに対して必要な調整項目についてセル
フアジャスト動作を実行していくことになる。ここで、
自動調整を行なった各調整項目について、その調整値を
EEP−ROM21に記憶させていく(F103)。
【0033】続いて自動調整モードが光磁気ディスクに
設定されて(F104)、光磁気ディスクが装着されると(F10
5)、システムコントローラ11は光磁気ディスクに対し
て必要な調整項目についてセルフアジャスト動作を実行
していくことになる。なお、光磁気領域での調整の後、
光磁気ディスクの最内周側のピット領域についても自動
調整を行なう。そして各自動調整を行なった各調整項目
について、その調整値をEEP−ROM21に記憶させ
ていく(F106)。なお、このとき記録レベルのレーザパワ
ーによるトラバースゲイン調整も行なわれるが、調整用
のディスクが装填されているためデータ破壊については
問題ない。以上のように工場出荷時の調整で、全ての調
整動作が行なわれるとともに、各調整項目についての調
整値がEEP−ROM21に記憶されることになる。
【0034】次に、記録再生装置が電源オンとされた場
合は、図4の処理が行なわれることになる。なお、この
動作例では電源オンとともに再生動作が開始されるもの
としている。
【0035】ユーザーによって記録再生装置の電源がオ
ンとされると、立ち上げ動作が実行されることになるが
(F201)、ここでシステムコントローラ11はEEP−R
OM21から各調整項目についての調整値を読み出す(F
202)。そして、その調整値をそれぞれサーボ系を構成す
る回路の所要部位、即ちサーボ回路9、RFアンプ7等
に供給し、フォーカスオフセット、トラッキングオフセ
ット、フォーカスゲイン、トラッキングゲイン、トラバ
ースゲインなどの調整値を設定する(F203)。そして、ス
ピンドル制御、フォーカスサーチ,フォーカスサーボオ
ン,トラッキングサーボオンなどの立ち上げ動作を完了
したら再生動作に入る(F204)。つまりこの実施例では、
立ち上げ時には各項目についての自動調整動作は行なわ
ず、EEP−ROM21からの調整値にセットするのみ
であり、立ち上げ動作は迅速に終了させることができ
る。
【0036】また、再生時に図5のような処理を行なう
ようにしてもよい。各調整項目については再生時の温度
変化などに応じて調整がやり直されることが好ましい。
このため、図5の処理では、再生中に自動調整が実行さ
れるようにしている。ステップF301〜F303の動作は図4
のステップF201〜F203の処理と同様である。ステップF3
04で再生動作が開始された後は、システムコントローラ
11はエンコーダ/デコーダ部8からのエラーレート情
報を監視している(F305)。
【0037】そして、もしエラーレートが所定値より悪
化した場合は、各種調整項目について、調整を仕直した
方が良いこととなる。そこでステップF306で、再生動作
中の非読出期間、即ちバッファRAM13のデータ蓄積
量に応じて光学ヘッド3がディスク1からのデータ読出
動作を休止している期間に、所要の調整項目について自
動調整を実行するようにする。
【0038】この自動調整動作は、必要な調整項目のほ
ぼ全てを行なっても3秒程度で完了できるため、データ
読出動作を休止している間に十分余裕をもって実行する
ことができる。また、必ずしも1度に全ての調整を行な
わなくとも、例えば休止期間となる毎に1つの調整項目
づつ調整していってもよい。このように再生中に自動調
整を実行することで、その時点の動作環境やディスクの
状態に対して最適な動作状態を保つことができる。
【0039】また、エラーレートを監視して自動調整を
実行する以外にも、所定時間毎に自動調整を実行するよ
うにしてもよいし、また読出休止期間について、毎回何
らかの自動調整を行なうようにしてもよい。
【0040】なお、調整項目のうち記録レベルのレーザ
パワーのトラバースゲイン調整については、光磁気ディ
スク上において未記録領域、即ちデータ破壊が生じても
問題のない領域がある場合のみに実行するようにすれば
よい。
【0041】また、再生動作中について説明したが、記
録動作中も、光学ヘッド3及び磁気ヘッド6aは間欠的
に動作している。従って光学ヘッド3がデータ記録のた
めのレーザ出力動作を休止している期間において同様に
自動調整を行なうことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録装置又
は再生装置は、工場出荷時などにおいて自動調整手段に
自動調整を実行させ、その各種調整項目の調整値をEE
P−ROMなどのメモリ手段(不揮発性メモリ)に記憶
させておくことができ、実際の動作立ち上げ時にはその
記憶した調整値を読み出して、各調整部に転送してセッ
トされるようにしているため、立ち上げ時の調整動作は
不要となり、記録又は再生動作の開始までの時間を短縮
化し、操作性の良い装置を実現できるという効果があ
る。
【0043】また記録中、再生中においても、ヘッド手
段がデータの書込又は読出を実行していない期間に自動
調整動作を実行するようにすることにより、動作中に常
にその時点の動作環境やディスクの状態に対して最適な
動作状態を保つことができるという効果がある。特にこ
の動作中の調整動作は、エラーレートの悪化に応じて実
行することで、最も効率的に調整が行なわれるという効
果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の記録再生装置のブロック図である。
【図2】実施例の記録再生装置のディテクタの説明図で
ある。
【図3】実施例の工場出荷時の調整動作のフローチャー
トである。
【図4】実施例の電源オン時の処理のフローチャートで
ある。
【図5】実施例の電源オン時及び再生動作時の処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 ディスク 3 光学ヘッド 4 2軸機構 7 RFアンプ 9 サーボ回路 8,14 エンコーダ/デコーダ部 11 システムコントローラ 12 メモリコントローラ 13 バッファRAM 21 EEP−ROM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対してのデータ記録又は記録
    媒体からのデータ再生を行なうことができる記録又は再
    生装置において、 記録又は再生動作時の各種サーボ動作を実行するサーボ
    手段に対して、各種の調整項目について自動調整を行な
    うことができる自動調整手段と、 前記自動調整手段によって調整された各種調整項目の調
    整値を記憶することができる記憶手段と、 記録又は再生動作のための立ち上げ動作時に、前記記憶
    手段に記憶された調整値を前記サーボ手段に供給し、調
    整完了状態にセットさせる立ち上げ動作制御手段と、 を有して構成されることを特徴とする記録又は再生装
    置。
  2. 【請求項2】 記録媒体へのデータ記録動作時、もしく
    は記録媒体からのデータ再生動作時に、ヘッド手段によ
    る記録媒体に対するデータの書込又は読出が間欠的に実
    行される記録又は再生装置において、 前記自動調整手段は、データ記録動作時もしくはデータ
    再生動作時であって前記ヘッド手段がデータの書込又は
    読出を実行していない期間に、前記サーボ手段に対する
    各種の調整項目の一部又は全部についての自動調整を実
    行することができるように構成されたことを特徴とする
    請求項1に記載の記録又は再生装置。
  3. 【請求項3】 記録又は再生データのエラーレートを検
    出する検出手段を備え、 前記自動調整手段は、前記検出手段によって検出される
    エラーレートが所定値より悪化した場合に、データ記録
    動作時もしくはデータ再生動作時であって前記ヘッド手
    段がデータの書込又は読出を実行していない期間に、前
    記サーボ手段に対する各種の調整項目の一部又は全部に
    ついての自動調整を実行することができるように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載の記録又は再生装
    置。
JP23452194A 1994-09-05 1994-09-05 記録又は再生装置 Pending JPH0877577A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980063264A (ko) * 1996-12-12 1998-10-07 김광호 디스크형 기억장치
JP2004362672A (ja) * 2003-06-04 2004-12-24 Sanyo Electric Co Ltd 光ディスク再生装置のチルト制御方法
JP2010128770A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Toshiba Storage Device Corp 回路システム、回路ブロック、および電子機器

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