JPH0764849A - プロセッサの共有メモリ制御装置 - Google Patents
プロセッサの共有メモリ制御装置Info
- Publication number
- JPH0764849A JPH0764849A JP21326093A JP21326093A JPH0764849A JP H0764849 A JPH0764849 A JP H0764849A JP 21326093 A JP21326093 A JP 21326093A JP 21326093 A JP21326093 A JP 21326093A JP H0764849 A JPH0764849 A JP H0764849A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shared memory
- mpu
- control device
- mpus
- memory control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Multi Processors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】待機機能のあるMPU3と待機機能のないMP
U2とが共有メモリ4へ同時アクセスできる共有メモリ
制御装置10を提供する。 【構成】MPU2,3と、MPU2,3から送られる使
用要求信号を受信するチップセレクト回路5,6ならび
に一方のMPUが書込み動作中に待機信号を他方のMP
Uに送出するビジイ発生回路7を備えた共有メモリ制御
装置10と、MPU2,3が共有して情報を書込みかつ
読出しを行う共有メモリ4とを有し、共有メモリ制御装
置10がMPU2,3のいずれか一方の書込み終了まで
の時間を計数し前記書込み終了までの時間に所定の余ゆ
う時間をプラスした時間情報をMPU2,3それぞれに
送出するアクセス時間カウンタ1を備えている。
U2とが共有メモリ4へ同時アクセスできる共有メモリ
制御装置10を提供する。 【構成】MPU2,3と、MPU2,3から送られる使
用要求信号を受信するチップセレクト回路5,6ならび
に一方のMPUが書込み動作中に待機信号を他方のMP
Uに送出するビジイ発生回路7を備えた共有メモリ制御
装置10と、MPU2,3が共有して情報を書込みかつ
読出しを行う共有メモリ4とを有し、共有メモリ制御装
置10がMPU2,3のいずれか一方の書込み終了まで
の時間を計数し前記書込み終了までの時間に所定の余ゆ
う時間をプラスした時間情報をMPU2,3それぞれに
送出するアクセス時間カウンタ1を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセッサの共有メモリ
制御装置に関し、特に複数のマイクロプロセッサユニッ
ト(MPU)から共有メモリにアクセスする際に、共有
メモリの使用優先順位を制御することによって、効率的
なメモリの共用化を可能としたプロセッサの共有メモリ
制御装置に関する。
制御装置に関し、特に複数のマイクロプロセッサユニッ
ト(MPU)から共有メモリにアクセスする際に、共有
メモリの使用優先順位を制御することによって、効率的
なメモリの共用化を可能としたプロセッサの共有メモリ
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に複数のMPUが同一の資源である
共有メモリ(例えばデュアルポートRAM)において、
少なくとも書込み段階においてMPU2,3が同時に同
一アドレスにアクセスした場合の競合を避けるために各
MPUに適当な優先度を与えて共有メモリの使用割当を
行う、いわゆるアービトレーション(arbitrat
ion)が行われる。一方複数のMPUに使用優先権を
与える手法として先着優先方式と優先度の高いMPUに
使用権を優先して与える固定優先方式とがある。先着優
先方式では先着のMPUが共有メモリを占有して他のM
PUは待機信号により待ち受け状態になる。
共有メモリ(例えばデュアルポートRAM)において、
少なくとも書込み段階においてMPU2,3が同時に同
一アドレスにアクセスした場合の競合を避けるために各
MPUに適当な優先度を与えて共有メモリの使用割当を
行う、いわゆるアービトレーション(arbitrat
ion)が行われる。一方複数のMPUに使用優先権を
与える手法として先着優先方式と優先度の高いMPUに
使用権を優先して与える固定優先方式とがある。先着優
先方式では先着のMPUが共有メモリを占有して他のM
PUは待機信号により待ち受け状態になる。
【0003】従来の先着優先方式を採用した共有メモリ
制御装置としては、図2に示すように、2つのMPU
2,3内に待機回路8,9を備えており、先着のMPU
が共有メモリ制御装置11を介して共有メモリ4を使用
する。共有メモリ制御装置11は後述するチップセレク
ト回路5,6と、ビジイ発生回路7とを備えている。こ
の従来例の動作はMPU2が使用要求信号6Aをチップ
セレクト回路6に出力すると、共有メモリ4を占有して
少なくとも共有メモリに対して書込み動作を開始する。
一方共有メモリ制御装置11に備えられたビジイ発生回
路7は共有メモリ4使用中のビジイ信号7AをMPU3
の待機回路8に送り、MPU3をMPU2の書込みが終
了するまで待機させる。また、逆にMPU3が使用要求
信号5Aをチップセレクト回路5に送ると、MPU2に
ビジイ信号7Bを送り待機させ終了した後に共有メモリ
4を占有して書込み動作等を行っていた。また、デュア
ルポートRAMを用いた場合には、読み出し動作は両方
のMPUが同時アクセス可能である。しかし一方の書込
み動作が終了して待機信号が解除されて直ちに他のMP
Uが書き込みを開始すると、読出しデータが途中で変化
する可能性があるので、待機信号リセット後所定時間を
経過した後に出力データの読出しを行う必要があった。
制御装置としては、図2に示すように、2つのMPU
2,3内に待機回路8,9を備えており、先着のMPU
が共有メモリ制御装置11を介して共有メモリ4を使用
する。共有メモリ制御装置11は後述するチップセレク
ト回路5,6と、ビジイ発生回路7とを備えている。こ
の従来例の動作はMPU2が使用要求信号6Aをチップ
セレクト回路6に出力すると、共有メモリ4を占有して
少なくとも共有メモリに対して書込み動作を開始する。
一方共有メモリ制御装置11に備えられたビジイ発生回
路7は共有メモリ4使用中のビジイ信号7AをMPU3
の待機回路8に送り、MPU3をMPU2の書込みが終
了するまで待機させる。また、逆にMPU3が使用要求
信号5Aをチップセレクト回路5に送ると、MPU2に
ビジイ信号7Bを送り待機させ終了した後に共有メモリ
4を占有して書込み動作等を行っていた。また、デュア
ルポートRAMを用いた場合には、読み出し動作は両方
のMPUが同時アクセス可能である。しかし一方の書込
み動作が終了して待機信号が解除されて直ちに他のMP
Uが書き込みを開始すると、読出しデータが途中で変化
する可能性があるので、待機信号リセット後所定時間を
経過した後に出力データの読出しを行う必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の共有メモリ
制御装置は両方のMPUがともに待機回路を必要とする
欠点がある。また、待機回路が書込み完了を意味する待
機信号をリセットして他方のMPUが書込み開始するタ
イミング情報がないので、特にデュアルポートRAMの
ように読出しが同時に行われる場合に読出しのタイミン
グが不適格となる欠点もある。
制御装置は両方のMPUがともに待機回路を必要とする
欠点がある。また、待機回路が書込み完了を意味する待
機信号をリセットして他方のMPUが書込み開始するタ
イミング情報がないので、特にデュアルポートRAMの
ように読出しが同時に行われる場合に読出しのタイミン
グが不適格となる欠点もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のプロセッサの共
有メモリ制御装置は少なくとも2台のマイクロプロセッ
サユニット(MPU)と、前記MPUから送られる使用
要求信号を受信するチップセレクト回路ならびに一方の
MPUが書込み動作中に待機信号を他方のMPUに送出
するビジイ発生回路を備えた共有メモリ制御装置と、こ
の共有メモリ制御装置を介して前記MPUが共有して記
憶情報を書込み及び読出しを行う共有メモリとを有する
プロセッサの共有メモリ制御装置において、前記共有メ
モリ制御装置が前記MPUのいずれか一方の書込み終了
までの時間を計数し前記書込み終了までの時間に所定の
余ゆう時間を加算した計数時間情報を他方のMPUに対
して送出するアクセス時間カウンタを備えている。
有メモリ制御装置は少なくとも2台のマイクロプロセッ
サユニット(MPU)と、前記MPUから送られる使用
要求信号を受信するチップセレクト回路ならびに一方の
MPUが書込み動作中に待機信号を他方のMPUに送出
するビジイ発生回路を備えた共有メモリ制御装置と、こ
の共有メモリ制御装置を介して前記MPUが共有して記
憶情報を書込み及び読出しを行う共有メモリとを有する
プロセッサの共有メモリ制御装置において、前記共有メ
モリ制御装置が前記MPUのいずれか一方の書込み終了
までの時間を計数し前記書込み終了までの時間に所定の
余ゆう時間を加算した計数時間情報を他方のMPUに対
して送出するアクセス時間カウンタを備えている。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0007】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。
る。
【0008】図1において図2の従来例と同一の符号は
同一の構成と機能を有する。すなわち図1の実施例は共
有メモリ制御装置10にいずれか一方のMPUの書込み
時間を計数するアクセス時間カウンタ1を備え、他方の
MPUが待機回路を削除して構成される。
同一の構成と機能を有する。すなわち図1の実施例は共
有メモリ制御装置10にいずれか一方のMPUの書込み
時間を計数するアクセス時間カウンタ1を備え、他方の
MPUが待機回路を削除して構成される。
【0009】図1に示すアクセス時間カウンタ1はMP
U3の書込み時間の計数を行うとともに、この書込み時
間の終了後に所定時間(読出し時間のマージン)をプラ
スして計数信号1AをMPU3に送り、読出し可能を認
知させる。また、MPU2にもMPU3の書込みが終了
しMPU2の書込み可能を意味する計数信号1Aを送
る。
U3の書込み時間の計数を行うとともに、この書込み時
間の終了後に所定時間(読出し時間のマージン)をプラ
スして計数信号1AをMPU3に送り、読出し可能を認
知させる。また、MPU2にもMPU3の書込みが終了
しMPU2の書込み可能を意味する計数信号1Aを送
る。
【0010】次に本実施例が固定優先方式として動作す
る場合を説明する。共有メモリ制御装置10に対しMP
U3から使用要求信号5Aが入力されると、チップセレ
クト回路5を経由してアクセス時間カウンタ1がカウン
トを始め計数信号1BをMPU3へ出力し書込みを始め
る。その後、MPU2から使用要求信号6Aが入力され
るとアクセス時間カウンタ8は計数を止め、使用要求信
号5Aのアクセス時間を保持する。これは使用要求信号
6Aの入力により継続していたアクセス時間が消滅する
為で有る。そして、固定優先順位の高いMPU2の使用
要求信号6Aを有効にして計数信号1Aを出力し、同時
にMPU3に対し、ビジイ発生回路7よりビジイ信号7
Aを出力する。MPU2からの書込みのアクセスが終了
すると使用要求信号6Aの入力により消滅したアクセス
時間をビジイ信号7Aに付加する。MPU3は一時停止
により延長されていた動作を継続する。
る場合を説明する。共有メモリ制御装置10に対しMP
U3から使用要求信号5Aが入力されると、チップセレ
クト回路5を経由してアクセス時間カウンタ1がカウン
トを始め計数信号1BをMPU3へ出力し書込みを始め
る。その後、MPU2から使用要求信号6Aが入力され
るとアクセス時間カウンタ8は計数を止め、使用要求信
号5Aのアクセス時間を保持する。これは使用要求信号
6Aの入力により継続していたアクセス時間が消滅する
為で有る。そして、固定優先順位の高いMPU2の使用
要求信号6Aを有効にして計数信号1Aを出力し、同時
にMPU3に対し、ビジイ発生回路7よりビジイ信号7
Aを出力する。MPU2からの書込みのアクセスが終了
すると使用要求信号6Aの入力により消滅したアクセス
時間をビジイ信号7Aに付加する。MPU3は一時停止
により延長されていた動作を継続する。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アクセス
時間カウンタを備えることにより、2つのMPUの優先
順位を固定化することによって待機機能の有るMPUと
待機機能の無いMPUとの間で共有したメモリへの同時
アクセスができる効果がある。
時間カウンタを備えることにより、2つのMPUの優先
順位を固定化することによって待機機能の有るMPUと
待機機能の無いMPUとの間で共有したメモリへの同時
アクセスができる効果がある。
【0012】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】従来例のブロック図である。
1 アクセス時間カウンタ 2 MPU(マスタ) 3 MPU(スレーブ) 4 共有メモリ 5,6 チップセレクト回路 7 ビジイ発生回路 8 待機回路 10 共有メモリ制御装置
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも2台のマイクロプロセッサユ
ニット(MPU)と、前記MPUから送られる使用要求
信号を受信するチップセレクト回路ならびに一方のMP
Uが書込み動作中に待機信号を他方のMPUに送出する
ビジイ発生回路を備えた共有メモリ制御装置と、この共
有メモリ制御装置を介して前記MPUが共有して記憶情
報を書込み及び読出しを行う共有メモリとを有するプロ
セッサの共有メモリ制御装置において、 前記共有メモリ制御装置が前記MPUのいずれか一方の
書込み終了までの時間を計数し前記書込み終了までの時
間に所定の余ゆう時間を加算した計数時間情報を他方の
MPUに対して送出するアクセス時間カウンタを備えて
いることを特徴とするプロセッサの共有メモリ制御装
置。 - 【請求項2】 前記MPUの一方が前記ビジイ発生回路
の待機信号を受信する待機回路を備え、待機回路を備え
ていない前記MPUの他方に対して前記共有メモリの使
用優先権を与えることを特徴とする請求項1記載のプロ
セッサの共有メモリ制御装置。 - 【請求項3】 前記共有メモリがデュアルポートRAM
であることを特徴とする請求項1および2記載のプロセ
ッサの共有メモリ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21326093A JPH0764849A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | プロセッサの共有メモリ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21326093A JPH0764849A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | プロセッサの共有メモリ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0764849A true JPH0764849A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16636154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21326093A Withdrawn JPH0764849A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | プロセッサの共有メモリ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0764849A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001134542A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-05-18 | Koninkl Philips Electronics Nv | 集合的メモリを共有する複数のプロセッサの配列 |
JP2012194737A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-11 | Fujitsu Ltd | データ処理装置、システムおよびデータ処理装置の動作方法 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP21326093A patent/JPH0764849A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001134542A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-05-18 | Koninkl Philips Electronics Nv | 集合的メモリを共有する複数のプロセッサの配列 |
JP2012194737A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-11 | Fujitsu Ltd | データ処理装置、システムおよびデータ処理装置の動作方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4096572A (en) | Computer system with a memory access arbitrator | |
US7725621B2 (en) | Semiconductor device and data transfer method | |
KR20060028705A (ko) | 재 어드레스 가능한 가상 dma 제어 및 상태 레지스터들 | |
JPH0764849A (ja) | プロセッサの共有メモリ制御装置 | |
JP2587586B2 (ja) | データ転送方法 | |
US20040034748A1 (en) | Memory device containing arbiter performing arbitration for bus access right | |
WO1985003372A1 (en) | Data transmitting/receiving system for transmitting data to and from auxiliary memory device | |
JP3266610B2 (ja) | Dma転送方式 | |
JPH09311812A (ja) | マイクロコンピュータ | |
JP2533923B2 (ja) | 記憶制御装置 | |
JPH07319840A (ja) | マルチcpu装置 | |
JPH05173936A (ja) | データ転送処理装置 | |
JP2821176B2 (ja) | 情報処理装置 | |
JP3270149B2 (ja) | データ転送装置 | |
JPH0214741B2 (ja) | ||
JPS63191398A (ja) | 情報処理装置 | |
JPS635456A (ja) | マイクロプロセツサシステム | |
JPH06332846A (ja) | バス中継装置 | |
JPH01315857A (ja) | 共有メモリアクセス方式 | |
JPH0440549A (ja) | 情報処理装置 | |
JPS62107492A (ja) | メモリ制御方式 | |
JPH04359353A (ja) | バス制御装置 | |
JPS5921062B2 (ja) | メモリ競合制御方式 | |
JPH08106784A (ja) | 同期式メモリ制御方式及び装置 | |
JPH0476152B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |