JPH0758355B2 - 原子炉施設の汚染配管撤去方法 - Google Patents
原子炉施設の汚染配管撤去方法Info
- Publication number
- JPH0758355B2 JPH0758355B2 JP62223574A JP22357487A JPH0758355B2 JP H0758355 B2 JPH0758355 B2 JP H0758355B2 JP 62223574 A JP62223574 A JP 62223574A JP 22357487 A JP22357487 A JP 22357487A JP H0758355 B2 JPH0758355 B2 JP H0758355B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- pipe
- contaminated
- contaminated pipe
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は原子炉施設のコンクリート躯体中で放射能汚
染された配管を撤去する汚染配管撤去方法に関するもの
である。
染された配管を撤去する汚染配管撤去方法に関するもの
である。
〔発明が解決しようとする課題〕 原子炉施設のコンクリート躯体中に埋設され、放射能汚
染された配管を撤去する場合、通常は配管の深度までコ
ンクリートを斫り、配管を露出させた後に配管のみを切
断して撤去する方法が考えられるが、配管を損傷する可
能性が高く、汚染物質の拡散を生じる危険がある。
染された配管を撤去する場合、通常は配管の深度までコ
ンクリートを斫り、配管を露出させた後に配管のみを切
断して撤去する方法が考えられるが、配管を損傷する可
能性が高く、汚染物質の拡散を生じる危険がある。
この発明は上記背景より汚染拡散の危険が少なく、安全
に汚染配管を撤去する方法を提案するものである。
に汚染配管を撤去する方法を提案するものである。
本発明では放射性汚染配管が埋設されているコンクリー
トの領域を汚染配管の長さ方向に複数個に区分し、区分
位置毎に汚染配管を部分的に露出させて切断し、切断し
た端面にキャップを被せ閉塞した後、汚染配管の外周部
のコンクリートを切断し、汚染配管を含むコンクリート
を前記区間毎に分割し、分割単位で汚染配管をコンクリ
ート中に埋設したままコンクリートと共に撤去すること
により汚染拡散を防止し、安全に作業を遂行する。
トの領域を汚染配管の長さ方向に複数個に区分し、区分
位置毎に汚染配管を部分的に露出させて切断し、切断し
た端面にキャップを被せ閉塞した後、汚染配管の外周部
のコンクリートを切断し、汚染配管を含むコンクリート
を前記区間毎に分割し、分割単位で汚染配管をコンクリ
ート中に埋設したままコンクリートと共に撤去すること
により汚染拡散を防止し、安全に作業を遂行する。
この発明は第1図に示すように放射性汚染配管2が埋設
されているコンクリート1の領域を汚染配管の長さ方向
に複数個に区分し、区分位置毎に汚染配管2を部分的に
露出させて切断し、切断した端面にキャップを被せ閉塞
した後、汚染配管2の外周部のコンクリート1を切断
し、汚染配管2をコンクリート1中に埋設したままコン
クリート1と共に撤去する方法である。
されているコンクリート1の領域を汚染配管の長さ方向
に複数個に区分し、区分位置毎に汚染配管2を部分的に
露出させて切断し、切断した端面にキャップを被せ閉塞
した後、汚染配管2の外周部のコンクリート1を切断
し、汚染配管2をコンクリート1中に埋設したままコン
クリート1と共に撤去する方法である。
まず第2図に示すように第1図に破線で示すコンクリー
ト1の区分位置をウォータージェットによって汚染配管
2の埋設深さまでコンクリート1を切断して作業用の孔
3を穿設し、汚染配管2を部分的に露出させる(第3
図)。ここで汚染配管2を切断し、第4図に示すように
切断した端面にキャップ4を被せ閉塞する。
ト1の区分位置をウォータージェットによって汚染配管
2の埋設深さまでコンクリート1を切断して作業用の孔
3を穿設し、汚染配管2を部分的に露出させる(第3
図)。ここで汚染配管2を切断し、第4図に示すように
切断した端面にキャップ4を被せ閉塞する。
続いて第5図に示すように汚染配管2の外周部のコンク
リート1を汚染配管2の長さ方向に切断し、汚染配管2
を含むコンクリート1を区間毎に分割し、コンクリート
1と共に汚染配管2を撤去する(第6図)。
リート1を汚染配管2の長さ方向に切断し、汚染配管2
を含むコンクリート1を区間毎に分割し、コンクリート
1と共に汚染配管2を撤去する(第6図)。
汚染配管2の埋設深さが大きい場合は第7図に示すよう
にウォータージェットによるコンクリート1の切断深度
が大きくなるが、コンクリート1の一区間の重量が大き
くなることから、第8図に示すようにコンクリート1を
吊り上げる治具を挿入するための孔5を汚染配管2の長
さ方向の中間部に穿設し、汚染配管2を露出させる。以
後、上記の要領で孔3を穿設してコンクリート1を区分
すると同時に、汚染配管2の長さ方向に切断してコンク
リート1を分割し、孔5,5内に吊り具を差し込み、コン
クリート1を引っ掛けてコンクリート1と共に汚染配管
2を吊り上げ、撤去する。
にウォータージェットによるコンクリート1の切断深度
が大きくなるが、コンクリート1の一区間の重量が大き
くなることから、第8図に示すようにコンクリート1を
吊り上げる治具を挿入するための孔5を汚染配管2の長
さ方向の中間部に穿設し、汚染配管2を露出させる。以
後、上記の要領で孔3を穿設してコンクリート1を区分
すると同時に、汚染配管2の長さ方向に切断してコンク
リート1を分割し、孔5,5内に吊り具を差し込み、コン
クリート1を引っ掛けてコンクリート1と共に汚染配管
2を吊り上げ、撤去する。
この発明は以上の通りであり、放射性汚染配管が埋設さ
れているコンクリートの領域を複数個に区分し、この区
分毎に汚染配管とコンクリートを切断し、切断端面にキ
ャップを被せ閉塞した後、汚染配管を含むコンクリート
を区間毎に分割し、分割単位で汚染配管をコンクリート
中に埋設したままコンクリートと共に撤去する方法であ
るため汚染配管を損傷させることがなく、汚染物質の拡
散を防止し、安全に作業を遂行することができる。
れているコンクリートの領域を複数個に区分し、この区
分毎に汚染配管とコンクリートを切断し、切断端面にキ
ャップを被せ閉塞した後、汚染配管を含むコンクリート
を区間毎に分割し、分割単位で汚染配管をコンクリート
中に埋設したままコンクリートと共に撤去する方法であ
るため汚染配管を損傷させることがなく、汚染物質の拡
散を防止し、安全に作業を遂行することができる。
また汚染配管を含むコンクリートが細分化されるため撤
去作業が容易で、処分も楽である。
去作業が容易で、処分も楽である。
第1図はコンクリートの区分の様子を示した断面図、第
2図〜第4図は第1図A部における施工手順図、第5
図,第6図は第1図のB-B線断面図、第7図は他の実施
例を示した断面図、第8図はその直交断面図である。 1……コンクリート、2……汚染配管、3……孔、4…
…キャップ、5……孔。
2図〜第4図は第1図A部における施工手順図、第5
図,第6図は第1図のB-B線断面図、第7図は他の実施
例を示した断面図、第8図はその直交断面図である。 1……コンクリート、2……汚染配管、3……孔、4…
…キャップ、5……孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 実 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 江守 克彦 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (56)参考文献 特公 昭57−50280(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】放射性汚染配管が埋設されているコンクリ
ートの領域を汚染配管の長さ方向に複数個に区分し、区
分位置毎に汚染配管を部分的に露出させて切断し、切断
した端面にキャップを被せ閉塞した後、汚染配管の外周
部のコンクリートを切断し、汚染配管を含むコンクリー
トを前記区間毎に分割し、汚染配管をコンクリート中に
埋設したままコンクリートと共に撤去する原子炉施設の
汚染配管撤去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62223574A JPH0758355B2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 | 原子炉施設の汚染配管撤去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62223574A JPH0758355B2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 | 原子炉施設の汚染配管撤去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6466370A JPS6466370A (en) | 1989-03-13 |
JPH0758355B2 true JPH0758355B2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=16800296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62223574A Expired - Fee Related JPH0758355B2 (ja) | 1987-09-07 | 1987-09-07 | 原子炉施設の汚染配管撤去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0758355B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69208184T2 (de) * | 1991-08-26 | 1996-09-19 | Dymosha Kk | Verfahren zum Kernreaktorabbau |
JP5787174B2 (ja) * | 2012-03-02 | 2015-09-30 | 清水建設株式会社 | 放射能汚染施設の解体方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5750280A (en) * | 1980-09-08 | 1982-03-24 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Gas shielded arc welding method |
-
1987
- 1987-09-07 JP JP62223574A patent/JPH0758355B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6466370A (en) | 1989-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
IT8049588A0 (it) | Metodo ed apparecchiatura per la lavorazione ad elettroerosione di fori piccoli e profondi in o attraverso un pezzo | |
ES538127A0 (es) | Un metodo para separar agente auxiliar de desparafinacion a partir de una parafina | |
JPH0758355B2 (ja) | 原子炉施設の汚染配管撤去方法 | |
JP2857805B2 (ja) | 原子炉生体遮蔽体構造物における放射化部分の大ブロック化切取り方法 | |
PL195619A1 (pl) | Sposob wytwarzania rur poprzecznie zebrowanych oraz narzedzie do wytwarzania rur poprzecznie zebrowanych | |
JPS6144400A (ja) | コンクリ−ト構造物の解体方法 | |
US4152028A (en) | Expansible apparatus for removing the surface layer from a concrete object | |
IT8319503A0 (it) | Strumento per la discesa in un foro di scavo e metodo per la fabbricazione e l'impiego di esso. | |
JPH02307097A (ja) | 原子炉における遮蔽体の解体方法及び解体装置 | |
AU2833999A (en) | Method for cutting up a radioactive component of a nuclear reactor and device for carrying out said method | |
JPH02309299A (ja) | 原子炉における遮蔽体の解体方法 | |
JPS62237399A (ja) | 原子力プラントの埋設配管撤去前処理方法 | |
JPH0694789B2 (ja) | トンネル掘削方法およびシールド掘進機 | |
JP2789546B2 (ja) | シールド工事における到達立坑の鏡部の切断方法 | |
JPS61116698A (ja) | 原子炉の放射化コンクリ−トの解体撤去工法 | |
JPS622191A (ja) | 生体遮蔽壁構造 | |
JP4043098B2 (ja) | ドレーン材の打設装置 | |
JPH0243611Y2 (ja) | ||
JPS58138099U (ja) | 原子力プラント建屋の貫通スリ−ブ | |
JPH022799Y2 (ja) | ||
SE2251136A1 (en) | Devices and methods | |
JP2003344586A (ja) | 放射性廃棄物処分容器及び処分方法 | |
JPS62242899A (ja) | 原子炉処理方法 | |
GREENBERG | THE CONTINUING BREAKTHROUGH OF COMPUTERS AS A TRUE DESIGN TOOL | |
JPS58799A (ja) | 放射性汚染治工具等の除染方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |