JPH0756177Y2 - 成形用金型 - Google Patents

成形用金型

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JPH0756177Y2
JPH0756177Y2 JP4935391U JP4935391U JPH0756177Y2 JP H0756177 Y2 JPH0756177 Y2 JP H0756177Y2 JP 4935391 U JP4935391 U JP 4935391U JP 4935391 U JP4935391 U JP 4935391U JP H0756177 Y2 JPH0756177 Y2 JP H0756177Y2
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JP
Japan
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undercut portion
holding member
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undercut
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JP4935391U
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JPH052923U (ja
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雅彦 伊藤
広光 山田
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、グラスラン、ウェザス
トリップなどのウィンドシールの端末部やコーナ部を一
体成形する場合に用いられる成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】ウィンドシールは、ゴムや軟質樹脂など
の弾性体から一般に押出成形により断面一定の形状に形
成されている。そして自動車車体に組付ける際には、切
欠いて曲げることによりコーナ部を形成することが多
い。しかし近年ウィンドシールの断面形状が複雑化し、
コーナ部の両側で断面形状が異なる場合もある。このよ
うな場合には、断面形状の異なる2つの弾性成形体を金
型内に配置し、射出成形などでコーナ部を一体成形する
方法で形成するのが便利である。
【0003】ところで弾性成形体をコーナ成形用の金型
内に挿入するには、挿入時の摩擦抵抗が大きいので金型
を複数の分割構造とし、複数の分割型を取り外して弾性
成形体を挿入し、その後順に中間型を組付けていた。そ
のため複雑な断面形状の押出成形体では、中間型の数が
増大し、挿入時に金型を操作する工数が多大となってい
た。
【0004】そこで本願発明者らは、実開昭63−31
908号公報に、中間型との間に間隙を形成した状態で
弾性成形体を挿入でき、型締め時にその間隙を無くすこ
とができる金型を提案している。この成形用金型によれ
ば、挿入時の工数を低減することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところがウィンドシー
ルには、断面略C字状のアンダカット部をもつものが多
い。このアンダカット部をもつ弾性成形体を金型に挿入
するには、弾性力に抗してアンダカット部を開いた状態
で、アンダカット部の内周表面と同一形状の中間型をア
ンダカット部に挿入する必要がある。またそのアンダカ
ット部の形状によっては、中間型を斜め方向から挿入す
る必要があり、中間型が重い場合などには作業者の大き
な負担になる場合もある。このような不具合は、上記公
報に開示された金型においても同様であり、工程の自動
化を制限する一要因となっていた。
【0006】本考案はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、アンダカット部をもつ弾性成形体の金型へ
の挿入を容易とし、挿入工程の自動化を可能とすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本考
案の成形用金型は、断面一定の長尺状に予め成形され断
面略C字状のアンダカット部をもつ弾性成形体の端部が
キャビティ内に挿入され端部に別な形状の成形体を一体
成形する分割構造の金型において、アンダカット部の内
周表面に当接する第一保持部材と、アンダカット部の外
周表面に当接する第二保持部材と、アンダカット部を自
身の弾性力に抗して開いた状態で保持する保持治具と、
を備え、保持治具でアンダカット部を保持しアンダカッ
ト部が開いた状態で第一保持部材を所定位置に配置し、
その後保持治具を後退させアンダカット部が自身の弾性
力で元の形状に復元して内周表面が第一保持部材に当接
した状態で第二保持部材を所定位置に配置し第一保持部
材と第二保持部材とでアンダカット部を保持するように
構成されたことを特徴とする。
【0008】弾性成形体としては、ゴム、軟質樹脂など
から形成されそれ自身が弾性力をもつものが用いられ
る。断面一定の長尺状であり、一般に押出成形により形
成される。この弾性成形体は、断面略C字状のアンダカ
ット部をもつ。本考案の金型は分割構造をなし、第一保
持部材と、第二保持部材及び保持治具をもつ。第一保持
部材はアンダカット部の内周表面に当接してアンダカッ
ト部を内周側から保持するものであり、アンダカット部
の内周表面の反転形状を端部にもつ凸状の部材である。
【0009】第二保持部材はアンダカット部に外周表面
に当接して外側から保持する部位であり、第一保持部材
とともにアンダカット部を保持する。したがってアンダ
カット部の外周表面の反転形状をもつ凹状の部材であ
る。この第一保持部材及び第二保持部材は、分割型の一
方であってもよいし、中間型とすることもできる。
【0010】保持治具は、アンダカット部をその弾性力
に抗して開いた状態で一時的に保持する部材である。そ
してアンダカット部を開いた状態で、第一保持部材がア
ンダカット部の内周側の位置に配置されるのを妨げない
位置に設けられる。この保持部材は、油圧あるいは空気
圧シリンダ装置などに連結され、機械的に前後進自在に
構成することが好ましい。これにより挿入の自動化が可
能となる。
【0011】
【考案の作用及び効果】本考案の成形用金型では、まず
弾性成形体の端部のアンダカット部が開かれ、保持治具
がその状態でアンダカット部を保持する。これによりア
ンダカット部はアンダカットとはならず、第一保持部材
が容易にアンダカット部の内周部の所定位置に配置でき
る。この第一保持部材は実施例に示すような揺動移動、
あるいは型開き方向と直角方向のスライド移動によって
所定位置に配置することができる。なお、保持治具にア
ンダカット部を開いた状態に保持させるには、自動化す
ることが好ましいが手動でも容易に行うことができる。
【0012】次に保持治具がアンダカット部から離れ、
係合が解除される。するとアンダカット部は自身の弾性
力により元の形状に復元する。そしてアンダカット部の
内周部の位置には第一保持部材が存在しているため、ア
ンダカット部は第一保持部材を覆うように変形し、内周
表面が第一保持部材に当接する。そして第二保持部材が
所定の位置に配置されると、第二保持部材の内周表面は
アンダカット部の外周表面に当接し、アンダカット部は
第一保持部材と第二保持部材の間で保持される。
【0013】そして必要であれば他の分割型を組付け、
弾性成形体の端部にコーナ部などが一体的に形成され
る。したがって本考案の成形用金型によれば、アンダカ
ット部への保持部材の配置が極めて容易であり、成形工
程の自動化が可能となる。
【0014】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。な
お、本実施例は、自動車のウェザストリップの端末部を
成形するための金型に関する。ウェザストリップ100
は、図5に示すように中空部101と、中空部101か
ら延びる橋部102と、橋部102の他端に設けられ中
空部101に対向するリップ部103とから構成されて
いる。そしてリップ部103、橋部102及びリップ部
103に対向する中空部101の一部で断面略C字状の
アンダカット部104が形成されている。
【0015】このウェザストリップを金型内に挿入する
場合、アンダカット部104内に中板を挿入する必要が
あるが、図4に示すように中板200をスライドさせて
挿入しようとすると、中板200先端と中空部101と
が干渉してウェザストリップ100が変形する。また図
5に示すように中板200を揺動させて挿入しようとし
ても、中板200先端とリップ部103とが干渉する。
したがって従来、このようなウェザストリップ100に
中板200を挿入するには、斜め方向から手作業で挿入
せざるを得ず、自動化は困難であった。
【0016】そこで本実施例の金型は、図1〜図4に示
すように、上型1と、下型2と、中板3と、中芯4と、
保持治具5とから構成されている。中板3は図5と同様
に下型2に蝶番20で保持され、一端が上下方向に揺動
自在である。本実施例の特色をなす保持治具5は、断面
略L字状で、下型2に固定された油圧シリンダ装置21
のピストンロッド22に固定され、下型2の表面に沿っ
て水平方向にスライド移動可能とされている。
【0017】上記のように構成された本実施例の金型で
は、先ず保持治具5を前進駆動させ、リップ部103を
弾性力に抗して開いた状態で、中空部101に中芯4が
挿入されたウェザストリップ100が下型2に保持され
る。これにより図1に示すようにリップ部103が保持
治具5に係合して保持され、アンダカット部104が開
いた状態で保持される。
【0018】その状態で中板3が下方へ揺動し、先端が
アンダカット部104内に入った所定位置となる。そし
て保持治具5が後退駆動され、リップ部103との係合
が解除される。するとリップ部103は、図3に示すよ
うに自身の弾性力で中板3の先端を包むように変形し、
元の形状に復元する。その後上型1が下降してリップ部
103に当接し、図4に示すように型締めが完了する。
【0019】その後キャビティ6内にウェザストリップ
100と同種のゴムが射出され、ウェザストリップ10
0端部に車体への取付用端部が一体的に成形される。し
たがって本実施例の金型によれば、アンダカット部10
4の存在にもかかわらず中板4の挿入が容易であり、ウ
ェザストリップ100の挿入工程を自動化することがで
き、工数が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の金型の、保持治具でウェザ
ストリップを保持した状態で示す側面図である。
【図2】本考案の一実施例の金型の、上型を除いた状態
で示す平面図である。
【図3】本考案の一実施例の金型の、保持治具のウェザ
ストリップの保持を解除した状態で示す側面図である。
【図4】本考案の一実施例の金型の、型締め状態で示す
断面図である。
【図5】従来の金型における不具合を説明する説明図で
ある。
【図6】従来の金型における不具合を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
1:上型(第二保持部材) 2:下型 3:中
板(第一保持部材) 4:中芯 5:保持治具
6:キャビティ 100:ウェザストリップ 103:リップ部
104:アンダカット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:30

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面一定の長尺状に予め成形され断面略
    C字状のアンダカット部をもつ弾性成形体の端部がキャ
    ビティ内に挿入され該端部に別な形状の成形体を一体成
    形する分割構造の金型において、 該アンダカット部の内周表面に当接する第一保持部材
    と、該アンダカット部の外周表面に当接する第二保持部
    材と、該アンダカット部を自身の弾性力に抗して開いた
    状態で保持する保持治具と、を備え、 該保持治具で該アンダカット部を保持し該アンダカット
    部が開いた状態で該第一保持部材を所定位置に配置し、
    その後該保持治具を後退させ該アンダカット部が自身の
    弾性力で元の形状に復元して内周表面が該第一保持部材
    に当接した状態で該第二保持部材を所定位置に配置し該
    第一保持部材と該第二保持部材とで該アンダカット部を
    保持するように構成されたことを特徴とする成形用金
    型。
JP4935391U 1991-06-27 1991-06-27 成形用金型 Expired - Fee Related JPH0756177Y2 (ja)

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JPH052923U JPH052923U (ja) 1993-01-19
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