JPH052923U - 成形用金型 - Google Patents

成形用金型

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JPH052923U
JPH052923U JP4935391U JP4935391U JPH052923U JP H052923 U JPH052923 U JP H052923U JP 4935391 U JP4935391 U JP 4935391U JP 4935391 U JP4935391 U JP 4935391U JP H052923 U JPH052923 U JP H052923U
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JP
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holding
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雅彦 伊藤
広光 山田
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】断面略C字状のアンダカット部をもつ弾性成形
体の端部がキャビティ内に挿入され端部に別な形状の成
形体を一体成形する分割構造の金型において、弾性成形
体の金型への挿入を容易とし、挿入工程を自動化可能と
する。 【構成】アンダカット部104の内周表面に当接する第
一保持部材3と、アンダカット部の外周表面に当接する
第二保持部材1と、アンダカット部を自身の弾性力に抗
して開いた状態で保持する保持治具5とを備え、保持治
具でアンダカット部を保持しアンダカット部が開いた状
態で第一保持部材を所定位置に配置し、その後保持治具
を後退させアンダカット部が自身の弾性力で元の形状に
復元して内周表面が第一保持部材に当接した状態で第二
保持部材を所定位置に配置するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、グラスラン、ウェザストリップなどのウィンドシールの端末部やコ ーナ部を一体成形する場合に用いられる成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウィンドシールは、ゴムや軟質樹脂などの弾性体から一般に押出成形により断 面一定の形状に形成されている。そして自動車車体に組付ける際には、切欠いて 曲げることによりコーナ部を形成することが多い。しかし近年ウィンドシールの 断面形状が複雑化し、コーナ部の両側で断面形状が異なる場合もある。このよう な場合には、断面形状の異なる2つの弾性成形体を金型内に配置し、射出成形な どでコーナ部を一体成形する方法で形成するのが便利である。
【0003】 ところで弾性成形体をコーナ成形用の金型内に挿入するには、挿入時の摩擦抵 抗が大きいので金型を複数の分割構造とし、複数の分割型を取り外して弾性成形 体を挿入し、その後順に中間型を組付けていた。そのため複雑な断面形状の押出 成形体では、中間型の数が増大し、挿入時に金型を操作する工数が多大となって いた。
【0004】 そこで本願発明者らは、実開昭63−31908号公報に、中間型との間に間 隙を形成した状態で弾性成形体を挿入でき、型締め時にその間隙を無くすことが できる金型を提案している。この成形用金型によれば、挿入時の工数を低減する ことができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところがウィンドシールには、断面略C字状のアンダカット部をもつものが多 い。このアンダカット部をもつ弾性成形体を金型に挿入するには、弾性力に抗し てアンダカット部を開いた状態で、アンダカット部の内周表面と同一形状の中間 型をアンダカット部に挿入する必要がある。またそのアンダカット部の形状によ っては、中間型を斜め方向から挿入する必要があり、中間型が重い場合などには 作業者の大きな負担になる場合もある。このような不具合は、上記公報に開示さ れた金型においても同様であり、工程の自動化を制限する一要因となっていた。
【0006】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、アンダカット部をもつ 弾性成形体の金型への挿入を容易とし、挿入工程の自動化を可能とすることを目 的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案の成形用金型は、断面一定の長尺状に予め成形され 断面略C字状のアンダカット部をもつ弾性成形体の端部がキャビティ内に挿入さ れ端部に別な形状の成形体を一体成形する分割構造の金型において、 アンダカット部の内周表面に当接する第一保持部材と、アンダカット部の外周 表面に当接する第二保持部材と、アンダカット部を自身の弾性力に抗して開いた 状態で保持する保持治具と、を備え、保持治具でアンダカット部を保持しアンダ カット部が開いた状態で第一保持部材を所定位置に配置し、その後保持治具を後 退させアンダカット部が自身の弾性力で元の形状に復元して内周表面が第一保持 部材に当接した状態で第二保持部材を所定位置に配置し第一保持部材と第二保持 部材とでアンダカット部を保持するように構成されたことを特徴とする。
【0008】 弾性成形体としては、ゴム、軟質樹脂などから形成されそれ自身が弾性力をも つものが用いられる。断面一定の長尺状であり、一般に押出成形により形成され る。この弾性成形体は、断面略C字状のアンダカット部をもつ。 本考案の金型は分割構造をなし、第一保持部材と、第二保持部材及び保持治具 をもつ。第一保持部材はアンダカット部の内周表面に当接してアンダカット部を 内周側から保持するものであり、アンダカット部の内周表面の反転形状を端部に もつ凸状の部材である。
【0009】 第二保持部材はアンダカット部に外周表面に当接して外側から保持する部位で あり、第一保持部材とともにアンダカット部を保持する。したがってアンダカッ ト部の外周表面の反転形状をもつ凹状の部材である。 この第一保持部材及び第二保持部材は、分割型の一方であってもよいし、中間 型とすることもできる。
【0010】 保持治具は、アンダカット部をその弾性力に抗して開いた状態で一時的に保持 する部材である。そしてアンダカット部を開いた状態で、第一保持部材がアンダ カット部の内周側の位置に配置されるのを妨げない位置に設けられる。この保持 部材は、油圧あるいは空気圧シリンダ装置などに連結され、機械的に前後進自在 に構成することが好ましい。これにより挿入の自動化が可能となる。
【0011】
【考案の作用及び効果】
本考案の成形用金型では、まず弾性成形体の端部のアンダカット部が開かれ、 保持治具がその状態でアンダカット部を保持する。これによりアンダカット部は アンダカットとはならず、第一保持部材が容易にアンダカット部の内周部の所定 位置に配置できる。この第一保持部材は実施例に示すような揺動移動、あるいは 型開き方向と直角方向のスライド移動によって所定位置に配置することができる 。なお、保持治具にアンダカット部を開いた状態に保持させるには、自動化する ことが好ましいが手動でも容易に行うことができる。
【0012】 次に保持治具がアンダカット部から離れ、係合が解除される。するとアンダカ ット部は自身の弾性力により元の形状に復元する。そしてアンダカット部の内周 部の位置には第一保持部材が存在しているため、アンダカット部は第一保持部材 を覆うように変形し、内周表面が第一保持部材に当接する。 そして第二保持部材が所定の位置に配置されると、第二保持部材の内周表面は アンダカット部の外周表面に当接し、アンダカット部は第一保持部材と第二保持 部材の間で保持される。
【0013】 そして必要であれば他の分割型を組付け、弾性成形体の端部にコーナ部などが 一体的に形成される。 したがって本考案の成形用金型によれば、アンダカット部への保持部材の配置 が極めて容易であり、成形工程の自動化が可能となる。
【0014】
【実施例】
以下、実施例により具体的に説明する。 なお、本実施例は、自動車のウェザストリップの端末部を成形するための金型 に関する。ウェザストリップ100は、図5に示すように中空部101と、中空 部101から延びる橋部102と、橋部102の他端に設けられ中空部101に 対向するリップ部103とから構成されている。そしてリップ部103、橋部1 02及びリップ部103に対向する中空部101の一部で断面略C字状のアンダ カット部104が形成されている。
【0015】 このウェザストリップを金型内に挿入する場合、アンダカット部104内に中 板を挿入する必要があるが、図4に示すように中板200をスライドさせて挿入 しようとすると、中板200先端と中空部101とが干渉してウェザストリップ 100が変形する。また図5に示すように中板200を揺動させて挿入しようと しても、中板200先端とリップ部103とが干渉する。したがって従来、この ようなウェザストリップ100に中板200を挿入するには、斜め方向から手作 業で挿入せざるを得ず、自動化は困難であった。
【0016】 そこで本実施例の金型は、図1〜図4に示すように、上型1と、下型2と、中 板3と、中芯4と、保持治具5とから構成されている。中板3は図5と同様に下 型2に蝶番20で保持され、一端が上下方向に揺動自在である。 本実施例の特色をなす保持治具5は、断面略L字状で、下型2に固定された油 圧シリンダ装置21のピストンロッド22に固定され、下型2の表面に沿って水 平方向にスライド移動可能とされている。
【0017】 上記のように構成された本実施例の金型では、先ず保持治具5を前進駆動させ 、リップ部103を弾性力に抗して開いた状態で、中空部101に中芯4が挿入 されたウェザストリップ100が下型2に保持される。これにより図1に示すよ うにリップ部103が保持治具5に係合して保持され、アンダカット部104が 開いた状態で保持される。
【0018】 その状態で中板3が下方へ揺動し、先端がアンダカット部104内に入った所 定位置となる。そして保持治具5が後退駆動され、リップ部103との係合が解 除される。するとリップ部103は、図3に示すように自身の弾性力で中板3の 先端を包むように変形し、元の形状に復元する。その後上型1が下降してリップ 部103に当接し、図4に示すように型締めが完了する。
【0019】 その後キャビティ6内にウェザストリップ100と同種のゴムが射出され、ウ ェザストリップ100端部に車体への取付用端部が一体的に成形される。 したがって本実施例の金型によれば、アンダカット部104の存在にもかかわ らず中板4の挿入が容易であり、ウェザストリップ100の挿入工程を自動化す ることができ、工数が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の金型の、保持治具でウェザ
ストリップを保持した状態で示す側面図である。
【図2】本考案の一実施例の金型の、上型を除いた状態
で示す平面図である。
【図3】本考案の一実施例の金型の、保持治具のウェザ
ストリップの保持を解除した状態で示す側面図である。
【図4】本考案の一実施例の金型の、型締め状態で示す
断面図である。
【図5】従来の金型における不具合を説明する説明図で
ある。
【図6】従来の金型における不具合を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
1:上型(第二保持部材) 2:下型 3:中
板(第一保持部材) 4:中芯 5:保持治具
6:キャビティ 100:ウェザストリップ 103:リップ部
104:アンダカット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:30 4F

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 断面一定の長尺状に予め成形され断面略
    C字状のアンダカット部をもつ弾性成形体の端部がキャ
    ビティ内に挿入され該端部に別な形状の成形体を一体成
    形する分割構造の金型において、 該アンダカット部の内周表面に当接する第一保持部材
    と、該アンダカット部の外周表面に当接する第二保持部
    材と、該アンダカット部を自身の弾性力に抗して開いた
    状態で保持する保持治具と、を備え、 該保持治具で該アンダカット部を保持し該アンダカット
    部が開いた状態で該第一保持部材を所定位置に配置し、
    その後該保持治具を後退させ該アンダカット部が自身の
    弾性力で元の形状に復元して内周表面が該第一保持部材
    に当接した状態で該第二保持部材を所定位置に配置し該
    第一保持部材と該第二保持部材とで該アンダカット部を
    保持するように構成されたことを特徴とする成形用金
    型。
JP4935391U 1991-06-27 1991-06-27 成形用金型 Expired - Fee Related JPH0756177Y2 (ja)

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JPH0756177Y2 JPH0756177Y2 (ja) 1995-12-25

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