JPH0754451A - 住宅階段用段部材および住宅用階段構成 - Google Patents

住宅階段用段部材および住宅用階段構成

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JPH0754451A
JPH0754451A JP5219185A JP21918593A JPH0754451A JP H0754451 A JPH0754451 A JP H0754451A JP 5219185 A JP5219185 A JP 5219185A JP 21918593 A JP21918593 A JP 21918593A JP H0754451 A JPH0754451 A JP H0754451A
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Japan
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staircase
bent
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Shoichi Senoue
正一 瀬ノ上
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Misawa Ceramics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境による経時変形がなく、耐久性および品
質の均一性に優れ、格別の熟練技術を要することなく階
段構成を形成でき、工場生産に適し、コスト的にも優れ
た住宅階段用段部材およびそれを用いた住宅用階段構成
を提供する。 【構成】 段部材1は、金属板を折曲して一体に形成さ
れている。段部材1は、平面板部分により形成された踏
板部2と、踏板部2より略直角に下方に折曲した立面板
部により形成された蹴込板部3と、踏板部2より略直角
に上方に折曲した係合片4とを有している。係合片4
は、次段に配置される段部材1の蹴込板部3の下端部と
重合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階段、特に住宅内の階
段に利用して好適な住宅階段用段部材およびそれを用い
た住宅用階段構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、階段を構成する素材として、
木質ムク材、化粧被覆した合板などが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの素材
は、その特性上、乾湿変化などによる経時変形が起こり
やすく、その結果、部材間に隙間が生じ、いわゆる階段
鳴り等の不具合が生ずることがあった。また、踏板部と
蹴込板部とが別部材で形成されており、加工および接続
に熟練技術を要し、組付け作業にも時間を要するなど工
場生産になじみにくいものであった。さらに、地球環境
の保護の観点から木材の伐採が抑制されており、最近木
材等の価格が上昇する傾向にあり、これにつれてコスト
も上昇する傾向にある。
【0004】そこで、本発明の目的は、環境による経時
変形がなく、耐久性および品質の均一性に優れ、格別の
熟練技術を要することなく階段構成を形成でき、工場生
産に適し、コスト的にも優れた住宅階段用段部材および
それを用いた住宅用階段構成を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、金属板の一端部を下方に折曲し、他端部を上方に折
曲して形成された段部材であり、下方に折曲した立面板
部分により蹴込板部を形成し、上方に折曲した突出片に
より他の段部材の蹴込板部の下端部と重合するための係
合片を形成し、前記蹴込板部と前記係合片との間の平面
板部分により踏板部を形成している住宅階段用段部材で
ある。
【0006】そして、前記立面板部の上部は、所定幅の
屈曲部を形成し、該屈曲部により段鼻部が一体に形成さ
れているものであってもよい。
【0007】また、本発明の目的を達成するものは、上
記のいずれかの住宅階段用段部材を所要数用いて、一の
段部材の前記係合片と次段に配置される他の段部材の前
記蹴込板部とが重合するように順次組付けることにより
階段下地を形成するようにした住宅用階段構成である。
【0008】
【作用】本発明の住宅階段用段部材は、階段を設置しよ
うとする壁面等に取り付けられた2つの側桁間に、所要
数架設されることにより、階段下地を形成する。段部材
は、踏板部となる平板部と、蹴込板部となる立面板部
と、他の段部材の立面板部と重合する係合片を有してお
り、次段に配置される段部材の蹴込板部の下端部が、下
段に配置した段部材の係合片と重合するように、順次組
付けられて階段下地となる。そして、その上に化粧板材
またはカーペットなどの表面仕上げ材を張設して階段が
形成される。
【0009】本発明の住宅階段用段部材は、金属板で形
成されているので、環境による経時変形がなく、耐久性
および品質の均一性に優れている。また、一体に形成さ
れているので、加工および接続に格別の熟練技術を要す
ることなく組み付けが容易である。
【0010】
【実施例】本発明の住宅階段用段部材を図面に示した実
施例を用いて説明する。図1は、住宅階段用段部材の一
実施例の斜視図であり、図2は、図1に示した段部材を
用いた住宅用階段構成の部分省略斜視図である。
【0011】本実施例の住宅階段用段部材1は、鉄板、
亜鉛鉄板などの金属板を2カ所折曲して一体に形成され
ている。段部材1は、平面板部分により形成された踏板
部2と、踏板部2より略直角に下方に折曲した立面板部
により形成された蹴込板部3と、踏板部2より略直角に
上方に折曲した屈曲部により形成された係合片4とを有
している。
【0012】踏板部2は、図1に示すように、矩形に切
断された金属板のほぼ中央部を、略直角に折曲した際に
形成される一片で構成されおり、所要の幅と奥行きを有
している。踏板部2の両端部には、貫通孔5が設けられ
ている。貫通孔5は、木ネジ16などを用いて、踏板部
2を後述する側桁6に固定するためのものである。
【0013】蹴込板部3は、図1に示すように、矩形に
切断された金属板のほぼ中央部を、略直角に折曲した際
に形成された他片で構成されおり、所要の高さを有して
いる。蹴込板部3の下端部には、図1に示すように、複
数のネジ貫通孔5が設けられている。貫通孔5は、タッ
ピングネジ17などを用いて、他の段部材1の係合片4
と接合するためのものである。
【0014】係合片4は、次段の段部材1と係合して階
段を構成するために設けられており、踏板部2の端辺部
を、踏板部2と蹴込板部3の折曲方向とは逆方向に略直
角に折曲して形成された短い屈曲部である。そして、図
2に示すように、この係合片4と、次段に配置される段
部材1の蹴込板部3の下端部が、順次、重合し取り付け
られることにより、階段下地が作製される。係合片4
は、次段に配置される段部材1の蹴込板部3の裏側に位
置して重合する。両者が、このような位置関係で重合す
ることにより、蹴込板部表面に段差などが形成されるこ
とがなく安全である。さらに、係合片4には、次段に配
置される段部材の蹴込板部3とを重合させたときに、蹴
込板部3のネジ貫通孔5に対応する位置に、貫通孔15
を有している。
【0015】次に、前述の段部材1を用いた住宅用階段
構成について、図2を用いて説明する。
【0016】まず、階段を設置しようとする壁面等に段
部材1の両端部を支持する2つの側桁6を配置する。そ
して、図2に示すように、最下段の段部材1を側桁6間
に架設し、木ネジ16で踏板部2および蹴込板部3の端
部を側桁6および受け材9に固定する。そして、次段に
配置される段部材1の蹴込板部3の下端部を、先に配置
した段部材1の係合片4に重合させた状態で木ネジ16
で固定し、さらに、係合片4と蹴込板部3の重合部分を
タッピングネジ17等で固定する。
【0017】以上の手順を繰り返して順次段部材を組付
け、所要の長さの階段下地を形成する。そして、階段下
地が完成した後、意匠的観点または踏面の寸法等機能的
観点から、必要であれば、図2の最下段に設けられてい
るような段鼻部材8を取り付ける。そして、その上に化
粧板材またはカーペットなどの表面仕上げ材を張設して
階段を形成する。
【0018】なお、段部材の固定手順または方法は上記
に限らず、各段部材を順次所定位置に配置した後、一括
して固定してもよく、施工手順に特別な方式を要するも
のではない。また、段部材1の係合片4と蹴込板部3と
の重合部の接合および段部材1の側桁6への固定は、接
着剤などにより行ってもよく、この場合は、段部材の貫
通孔5等は不要である。
【0019】さらに、段部材1の撓み等を防止するため
に、側桁6間の適宜位置に受け材9を架設してもよい。
また、踏板部2の裏面に補強鋼材を溶接等により付設し
てもよい。ただし、これらは、金属板をある程度の厚み
とすることにより必ずしも必要なものではない。
【0020】また、段部材1の踏板部2は、図1に示す
ような平面形状が矩形のものに限られず、例えば、廻り
階段、踊り場付き階段等の中間部には、三角形状、扇形
状とした段部材が使用できる。
【0021】次に、本発明の他の実施例の段部材を図3
により説明する。この実施例の段部材10と前述した段
部材1との相違は、段部材10が、金属板を折曲して形
成された所定幅を有する段鼻部12を有している点であ
る。段鼻部12は、図3に示すように、金属板を二度、
略直角に折曲することにより形成されている。この段部
材10は、一体形成された段鼻部12を有するので、段
部材10を組み付けるのみで段鼻部も同時に形成され、
蹴込板部13の上部付近に段鼻を構成する部材を別に取
り付ける必要がなく、組み付け作業がより容易となる。
【0022】なお、前述の各実施例においては、蹴込板
部3、13を踏板部2、11に対して略直角に折曲した
ものを説明したが、踏板部2、11の奥行き寸法を確保
するためには、図3のような段鼻形成のほか、蹴込板部
3、13を踏板部2、11に対して鋭角に適宜角度傾斜
するように折曲してもよいことは勿論である。
【0023】
【発明の効果】本発明の住宅階段用段部材は、金属板で
形成されているので、環境による経時変形がなく、耐久
性および品質の均一性に優れている。また、踏板部、蹴
込板部および係合片が一体に形成されているので、加工
および接続に格別の熟練技術を要することなく組み付け
が容易である。さらに、工場生産住宅に組付けるように
すれば、コスト的にも一層優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の住宅階段用段部材の一実施例の斜視図
である。
【図2】図1に示した段部材を用いた階段構成の部分省
略斜視図である。
【図3】本発明の他の住宅階段用段部材の一実施例の斜
視図である。
【符号の説明】
1 住宅階段用段部材 2 踏板部 3 蹴込板部 4 係合片 5 貫通孔 6 側桁 7 上階床 8 段鼻部材 9 受け材 15 貫通孔 16 木ネジ 17 タッピングネジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の一端部を下方に折曲し、他端部
    を上方に折曲して形成された段部材であり、下方に折曲
    した立面板部分により蹴込板部を形成し、上方に折曲し
    た突出片により他の段部材の蹴込板部の下端部と重合す
    るための係合片を形成し、前記蹴込板部と前記係合片と
    の間の平面板部分により踏板部を形成していることを特
    徴とする住宅階段用段部材。
  2. 【請求項2】 前記立面板部の上部は、所定幅の屈曲部
    を形成し、該屈曲部により段鼻部が一体に形成されてい
    る請求項1に記載の住宅階段用段部材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の住宅階段用段部材を
    所要数用いて、一の段部材の前記係合片と次段に配置さ
    れる他の段部材の前記蹴込板部とが重合するように順次
    組付けることにより階段下地を形成するようにしたこと
    を特徴とする住宅用階段構成。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138353A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Bunka Shutter Co Ltd 建物付設物
JP2010106637A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Ohbayashi Corp 階段

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01112229U (ja) * 1988-01-25 1989-07-28

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