JP2988738B2 - ユニット住宅の壁パネル間のジョイント構造 - Google Patents
ユニット住宅の壁パネル間のジョイント構造Info
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Description
連結されて構成される居室を有するユニット住宅の壁パ
ネル間のジョイント構造に関する。
なユニットを建築現場に輸送して組み立てるようにした
ユニット住宅が施工されている。このようなユニット住
宅では、広い居室を得るために、複数の居室ユニットを
相互に連結させる構造が取られている。
おける室内側壁パネル11間のジョイント構造では、隣合
う居室ユニット12の柱13に設けられた下地材14に石膏ボ
ード等より成るジョイント材15が釘16で止められ、これ
らの釘16を隠すようにそれぞれ取付片17が壁パネル11に
取り付けられている。このジョイント材15は、隣合う壁
パネル11間の間隔に相当する幅を有し、その表面には化
粧材による被覆又は仕上げ塗装が施されている。なお、
壁パネル11の表面には、模様シ−トのような化粧材18が
貼られている。また、これらの柱13の室外側には、軽量
気泡コンクリ−トパネルのような壁パネル19が取り付け
られている。
ント構造によれば、1個のジョイント材15及び2個の取
付片17の合計3個の部材が必要となって壁パネル11間の
ジョイント作業に手間がかかっていた。また、壁パネル
11間に取り付けられたジョイント材15は、その上下寸法
が回り縁と床面間の寸法と必ずしも一致していないこと
もあり(通常、短めとなる)、この場合ジョイント材15
の上端又は下端に隙間が生じ、その隙間から、内部の柱
13等が見えるという問題点もあった。
になると共に、上下端に素通しの隙間なくジョイント材
を取り付けることができるユニット住宅の壁パネル間の
ジョイント構造を提供することを目的とする。
ニットが連結されて構成される居室を有するユニット住
宅の壁パネル間のジョイント構造において、ジョイント
材を内面材と、この内面材に被せられる外面材とで構成
し、この内面材の上下いずれか一方の端部を回り縁及び
床面のいずれか一方に当接させて前記内面材の側端部を
それぞれ両側の居室ユニットの壁パネルの側端部に固定
すると共に、前記外面材をその上下いずれか他方の端部
を回り縁及び床面のいずれか他方に当接させて前記内面
材に取り付けたことを特徴とする。
ント材の主体となるものであり、前記外面材は、この内
面材に貼られて化粧面となるものである。前記ジョイン
ト材は、隣合う壁パネルの側端部に掛け渡されて設けら
れるように、隣合う壁パネル間の隙間より広い幅を有す
るものである。
ず内面材を例えばその上端部を回り縁に当接させた状態
で、前記内面材の側端部をそれぞれ両側の居室ユニット
の壁パネルの側端部に釘等で固定する。この後、外面材
をその下端部が床面と当接するようにして内面材上に接
着剤等で取り付ける。
内面材と外面材の2個であるため、従来の3個と比べて
部材点数が少なくなって、作業効率の向上に役立つ。ま
た、ジョイント材の一方の内面材は、その上端部が回り
縁に当接し、他方の外面材は、その下端部が床面と当接
しているので、ジョイント材の上下寸法が回り縁と床面
間の寸法と一致していない場合であっても、ジョイント
材の上端又は下端に内部の見える隙間が生じる虞れはな
くなる。
明する。なお、図4に示す従来例と同じ部材には、同一
符号を付す。図1〜図3に示すように、本実施例に係る
ジョイント構造は、ユニット住宅を構成する複数の居室
ユニット12の隣合う室内側壁パネル21間に設けられる。
この居室ユニット12における壁パネル21は、柱13に設け
られた下地材14にその室内側表面に及んで取り付けられ
る。従って、この壁パネル21は、従来の壁パネル11と比
べて、下地材14の略横幅分に相当する長さが長く形成さ
れたものとなっている。
造で使用されるジョイント材22は、内面材23と、この内
面材23に被せられた外面材24とより成る。この内面材23
は、例えば石膏ボードより成り、表面の少なくとも上部
には外面材24と略同じ模様の化粧材による被覆又は仕上
げ塗装が施されている。また、この外面材24は、内面材
23の側面も覆われる横幅を有し、例えば模様シ−トのよ
うな化粧材より成る。
端部23A が回り縁(この居室ユニット12間の連結部で
は、回り縁ジョイナー)26の凹部26A に当接した状態で
その左右の側端部23B,23C がそれぞれ壁パネル21の側端
部21A,21B に釘16で固定される。また、外面材24は、そ
の下端部24A が床面27に当接した状態で内面材23上に接
着剤で貼られる。
寸法が回り縁26と床面27間の寸法と一致していないこと
もあり、この場合、図示するように、内面材23ではその
下端に隙間28が生じ、一方外面材24ではその上端に隙間
29が生じることになる。しかし、内面材23の下端の隙間
28は、外面材24によって覆われているため、この隙間28
から、内部の柱13等が見えることはない。また、外面材
24の上端にも隙間29があるが、内面材23によってそのま
ま内部が素通しとなることはない。
は、ユニット住宅の組立てにおいて、次のように造られ
る。先ず、従来通り、工場で作製された居室ユニット12
を現場で連結する。次に、居室ユニット12の壁パネル21
間において、内面材23をその上端部23A を回り縁26の凹
部26A に当接させた状態で、内面材23の左右の側端部23
B,23C をそれぞれ壁パネル21の側端部21A,21B に釘16で
固定する。次に、外面材24をその下端部24A が床面27と
当接するようにして内面材23上に接着剤で接着する。
21間のジョイント構造によれば、ジョイント作業に必要
な部材は、内面材23と外面材24の2個であるため、従来
の3個と比べて部材点数が少なくなって、作業効率を向
上させることができる。また、ジョイント材22を構成す
る一方の内面材23は、その上端部23A が回り縁26に当接
し、他方の外面材24は、その下端部24A が床面27と当接
しているので、ジョイント材22の上下寸法が回り縁26と
床面27間の寸法と一致していない場合であっても、ジョ
イント材22の上端又は下端に内部の見える隙間が生じる
虞れはない。
23の一部が見えるが、この部分には外面材24と略同じ模
様の化粧材による被覆又は仕上げ塗装が施されているの
で、美観上の問題は生じない。なお、上記実施例では、
内面材23の上端部23A を回り縁26に当接させ、外面材24
の下端部24A を床面27に当接させるようにしたが、逆に
内面材23の下端部を床面27に当接させ、外面材24の上端
部を回り縁26に当接させるようにしてもよい。
のジョイント構造によれば、ジョイント作業が容易にな
ると共に、上下端に素通しの隙間なくジョイント材を取
り付けることができる。
ョイント構造を示す斜視図である。
る。
る。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の居室ユニットが連結されて構成さ
れる居室を有するユニット住宅の壁パネル間のジョイン
ト構造において、 ジョイント材を内面材と、この内面材に被せられる外面
材とで構成し、この内面材の上下いずれか一方の端部を
回り縁及び床面のいずれか一方に当接させて前記内面材
の側端部をそれぞれ両側の居室ユニットの壁パネルの側
端部に固定すると共に、前記外面材をその上下いずれか
他方の端部を回り縁及び床面のいずれか他方に当接させ
て前記内面材に取り付けたことを特徴とするユニット住
宅の壁パネル間のジョイント構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3073972A JP2988738B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | ユニット住宅の壁パネル間のジョイント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3073972A JP2988738B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | ユニット住宅の壁パネル間のジョイント構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04285260A JPH04285260A (ja) | 1992-10-09 |
JP2988738B2 true JP2988738B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=13533513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3073972A Expired - Fee Related JP2988738B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | ユニット住宅の壁パネル間のジョイント構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988738B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-12 JP JP3073972A patent/JP2988738B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04285260A (ja) | 1992-10-09 |
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