JPH0326829Y2 - - Google Patents

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JPH0326829Y2
JPH0326829Y2 JP14877584U JP14877584U JPH0326829Y2 JP H0326829 Y2 JPH0326829 Y2 JP H0326829Y2 JP 14877584 U JP14877584 U JP 14877584U JP 14877584 U JP14877584 U JP 14877584U JP H0326829 Y2 JPH0326829 Y2 JP H0326829Y2
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staircase
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ささら状段部を有する側桁に段板と
側桁部材を配設することによつて簡易に階段を構
成するようにした木製階段の構造に関する。
(従来例及び問題点) 住宅内に配置される階段は住宅の階高、階段幅
等、その都度現場での設置条件に応じて構成され
る場合が多い。
その為現場で階高の実測を行つた後、階段の支
持体となる側桁を形成する。
又場合によつては、あらかじめ側桁をいわゆる
プレカツトして現場に搬入することもある。
この側桁は1枚板の桁材を使つて形成される
が、その内側面に踏板の端部を嵌挿するためのさ
さら状の溝が略中央長手方向に形成される。
しかし、この溝加工の寸法精度は極めて高く要
求され、その上手間のかかる作業となつている。
しかも意匠性に富む階段を構成する場合は、側
桁を中心とした全構成部材に銘木等の高価な木材
を用いなければならず、外観上優れたものとはな
るが、製造コストが高騰する等の問題を呈してい
た。
(考案の目的) 上記問題点を解消すべく本考案は、ささら桁に
側桁部材を固定することによつて、簡易な施工で
階段を構成することができ、低廉なコストでしか
も意匠性に優れた木製階段を提供するものであ
る。
(考案の構成) 上記目的を達成すべく本考案はささら状段部に
載置された段板上に略直角三角形状の側桁部材を
固定して階段を形成したことを特徴とする。
すなわち、階段は側桁のささら状段部と側桁部
材との間に段板を挟んで一体的に構成されるもの
である。
(考案の実施例) 以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。
第1図は、ささら状段部11を有する側桁1の
側面図である。
側桁1は、水平辺12と垂直辺13とに切欠し
て形成されたささら状段部11を有する。
第2図は、上記側桁1のささら状段部11の水
平辺12に段板2を載置し、さらに側桁部材3を
当接させる状態を示す概略斜視図である。
側桁1の水平辺12には所定幅の段板2が載置
され、一方垂直辺13には通常蹴込板4が配設さ
れて直角部を形成する。しかもこの蹴込板4の上
端は上段の段板2aの溝21aに嵌挿されてい
る。
この様な段板2と垂直辺13が為す直角部に側
桁部材3を当接する。側桁部材3としてタモ板材
や強度及び美的外観を呈する集成材が用いられ
る。
側桁部材3は、直交する二辺32,33を有す
る略直角三角形状の板材で二辺32,33を段板
2、蹴込板4に当接させる。蹴込板4に当接する
辺33の上端部には切欠部31を形成しておき上
段の段板2aの角部22aと嵌め合せる。
以上のような構成で階段各段部が形成されると
側桁部材3,3…の斜辺34,34…上に化粧材
5を取着する。
第3図は、上記の如く階段各段部が形成された
階段6の側面図である。
すなわち上階床7と下階床8間に架け渡された
一対の側桁1,1間に段板2,2…を載置し、そ
の直角部に側桁部材3,3…を当接して階段6が
形成される。
次に階段6の造作手順を第4図により詳細に説
明する。
まず、一対の側桁1,1を、その水平辺12
a,12a,12b,12b…を上方にして下階
床8から上階床7に架け渡す。所要の傾斜にした
後、階段室の両壁面(図示せず)に固定する。固
定手段として側桁1,1と壁面の当接部分に接着
剤を塗布したり、更に釘、ボルトで止着する方法
がとられる。
このとき留意すべきことは相対する水平辺12
aと12a及び12bと12b…を同じレベルに
しておくことである。
水平辺12a,12a及び12b,12b…の
各上面に段板2a,2b…を架け渡して載置す
る。
そして、蹴込板4a,4b…各々を上段に位置
する段板2a,2b…下面の溝21a,21b…
に嵌挿して垂直辺13aと13a、13bと13
b…の間に配設する。これら固定手段は上述した
側桁1,1の固定手段と同じ方法がとられる。
次いで、直角部に整合して形成した側桁部材3
a,3a,3b,3b…を上記段板2a,2b…
及び蹴込板4a,4b…に当接して固定する。
以上の様にして図示はしないが階段の段数に応
じて段板2c,2d…、蹴込板4c,4d…、側
桁部材3c,3c,3d,3d…を順次固定して
ゆく。さらに側桁部材3a,3b,3c…,3
a,3b,3c…の斜辺34a,34b…には化
粧材5,5を取り付ければ所望する階段6が完工
する。
第5図は階段室のコーナー部に階段を施工した
場合の説明図である。
この場合も、側桁部材3を階板2と蹴込板4が
成す直角部の形状に応じて形成しておけば、階段
は容易に施工できる。
尚、上記造作手段の説明において蹴込板を配設
した構造について述べたが、蹴込板は不可欠なも
のではないので、蹴込板を要しない場合は側桁の
垂直辺に側桁部材が直接当接することになる。
(考案の効果) 以上のように本考案の階段は、側桁部材を配設
することによつて構成できるので側桁への溝加工
等に要した手間が省け、現場施工を大幅に簡略化
できるものである。
また、各構成部材相互を固定するための釘、木
ネジ等は造作手順に従い順次隠蔽されるため美観
を損うことなく構成できる。しかも側桁部材はタ
モ材や木片模様の美観の優れた集成材を用いれ
ば、階段上面に露呈する部分の部材のみに高質木
材を用いることができて、極めて意匠性の富んだ
ものとすることができる。
さらに、側桁は荒仕上げのラワン材等の安価な
材を使用できるのでコストも低廉なものとなる等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、側桁の側面図、第2図は、側桁部材
を当接させる状態の概略斜視図、第3図は、階段
の側面図、第4図は造作手段を説明する概略図、
第5図は、階段室のコーナー部に設ける階段を説
明する図である。 1……側桁、11……段部、12……水平辺、
13……垂直辺、2……段板、3……側桁部材、
4……蹴込板、5……化粧材、6……階段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 水平辺と垂直辺とでささら状段部を形成した
    一対の桁材を階段室の対向する壁面に夫々固定
    し、相対する水平辺間に段板を載置して構成し
    た木製階段において、該段板と該垂直辺とに略
    直角三角形状の側桁部材を当接して固定したこ
    とを特徴とする木製階段の構造。 2 前記側桁部材の斜辺長手方向には化粧材を貼
    設したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の木製階段の構造。
JP14877584U 1984-10-01 1984-10-01 Expired JPH0326829Y2 (ja)

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JP14877584U JPH0326829Y2 (ja) 1984-10-01 1984-10-01

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JPS6165133U JPS6165133U (ja) 1986-05-02
JPH0326829Y2 true JPH0326829Y2 (ja) 1991-06-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH077463Y2 (ja) * 1988-09-13 1995-02-22 ナショナル住宅産業株式会社 階段の構造
JPH02200952A (ja) * 1989-01-30 1990-08-09 Yoshio Bessho 家屋内ねじり階段
JP6417147B2 (ja) * 2014-08-08 2018-10-31 朝日ウッドテック株式会社 階段およびその組付構造

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Publication number Publication date
JPS6165133U (ja) 1986-05-02

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