JPH0751946A - 型彫放電加工機の温度補償装置及び方法 - Google Patents

型彫放電加工機の温度補償装置及び方法

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JPH0751946A
JPH0751946A JP19745593A JP19745593A JPH0751946A JP H0751946 A JPH0751946 A JP H0751946A JP 19745593 A JP19745593 A JP 19745593A JP 19745593 A JP19745593 A JP 19745593A JP H0751946 A JPH0751946 A JP H0751946A
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佳幸 服部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工液の温度変動による被加工物の加工誤差
を少なくする型彫放電加工機を得ること。 【構成】 加工が開始れると(ステッフ゜101)、熱電対温度検
出器路31によつて加工液の温度を検出してNC装置2
0に読み込み(ステッフ゜102)、温度を考慮された各軸の変位
量HをRAM33に記憶してある算式によってCPU3
4によって計算せしめ(ステッフ゜103)、変位量Hに従って各
軸の基準点を補正し(ステッフ゜104)、被加工物1aの加工を
継続し(ステッフ゜105)、所定時間経過毎に上記ステップ10
2〜105を再び実行して各軸の基準点を補正すること
によって被加工物の加工精度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は型彫放電加工機の温度
補償装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の型彫放電加工機の構成を図4〜6
によって説明する。図4〜6において、1は放電加工を
するための所定形状の電極、1aは放電加工によって加
工する被加工物、1bは被加工物1aを載置するための
テーブル、1cは絶縁性の液体である加工液を浸した加
工槽、4はX軸モータ2とY軸モータ3によってX軸方
向とY軸方向に自在に移動し得るようにされたXYクロ
ステーブル、5は電極1を着脱自在に装備し、Z軸モー
タ6によってZ軸方向に移動し得るようにされた昇降
軸、7はX軸モータ2とY軸モータ3の回転量を検出す
るXY軸位置検出器、8はZ軸モータ6による昇降軸5
の移動量を検出するZ軸位置検出器、9は電極1と被加
工物との間に放電加工に必要な電気エネルギーを供給す
る加工電源、10は電極を自動的に交換する電極交換装
置である。
【0003】12はNCプログラムを作成する入力装置
で例えば、紙テープ、キーボードであり、該NCプログ
ラムによって自動運転でXYクロステーブル4及び昇降
軸5等を移動させる。14は入力装置12からのデータ
を受けてCPU14aによって軸移動制御手段15や電
極交換装置制御手段17に動作を指令する動作指令手
段、15は動作指令手段14による軸データをX軸モー
タ2、Y軸モータ3、Z軸モータ6に出力し、XYクロ
ステーブル4と昇降軸5の位置を検出する位置検出手
段、17は動作指令手段14からの電極交換指令に基づ
き、電極交換装置10を制御する電極交換装置制御手
段、20は動作指令手段14、軸移動制御手段15、位
置検出手段16及び電極交換装置制御手段17を含んで
いるNC装置、33は加工の基準点等の設定データを記
憶するRAMである。
【0004】以上のように構成された型彫放電加工機の
動作を説明する。まず、加工の基準点を設定する。作業
者が、被加工物1aの寸法を測定して該測定寸法値を基
に加工の基準点X、Y、Zを入力装置14によって設定
し、RAM33に記憶する。かかる基準点X、Y、Zは
型彫放電加工機の設置されている室内温度下での設定で
ある。次に、電極1の芯出しをして許容値内にある芯ず
れ量を同様にRAM33に記憶する。
【0005】まず、テーブル1cに被加工物1aを載置
して被加工物1aの所定高さまで加工液を流し込む。次
に、被加工物1aのX、Y、Z軸の加工量を荒加工と仕
上げ加工毎に入力装置14によって入力し、RAM33
に記憶する。電極交換装置制御手段17によって電極交
換装置10を動作させて荒加工用の電極1を選択し、予
め設定された基準位置座標を基に電極1によって被加工
物1aに荒加工を開始する。荒加工中は被加工物1aの
X軸、Y軸はX軸モータ2及びY軸モータ3によってX
Yクロステーブル4を動作させて加工し、Z軸は昇降軸
5をZ軸モータで移動させ設定値に被加工物1aの加工
が一致するようX、Y、Z軸スケール7a、7b、8に
よって計測しつつ帰還制御を実行しながら所望の加工が
施されている。荒加工が終了すると電極交換装置制御手
段17によって電極交換装置10を動作させて仕上げ用
の電極1を選択して仕上げ加工を施す。かかる手順で荒
加工用から仕上げ加工用の電極1に取替えて被加工物1
aを加工し、一連の加工工程は終了する。
【0006】かかる加工工程は長時間を要し、被加工物
1aを電極1との放電等によって加工液の温度上昇を伴
い被加工物1aの膨張等によって被加工物1aの加工深
さの設定に対して変動する。従って、型彫放電加工機は
恒温室内で使用して室温を一定にして加工液の温度を維
持している。
【0007】しかしながら、恒温室の設備は大形であり
且つ、高価であるので恒温室環境で加工することができ
ないこともあった。かかる場合、温度変動によって被加
工物1aを収縮、膨張させるため正確な加工が困難であ
った。そこで、上記不具合を解決するために特開平2−
298456では、工作機械の温度を補償するために周
囲温度と被加工物1aの寸法との関係を実験により求
め、実験結果から所定の関数式を定めて温度補償しよう
とするものが提案されている。
【0008】しかしながら、周囲温度と被加工物1aの
寸法を実験によって求めているために被加工物の材質が
変更になると熱線膨張係数も異なる。従って、被加工物
1aの材質の種類に応じた実験を必要とするため繁雑で
あった。更に、かかる提案は、工作機械一般を温度補償
の対象としているため型彫放電加工機の特殊性について
は考慮されていなかった。即ち、被加工物1aの寸法を
加工室内において測定して加工基準点を設定して加工液
中で被加工物1aを放電加工するためする被加工物1a
が加工液の温度変動によって収縮、膨張する。従って加
工基準点そのものが変動して精度良く被加工物1aを加
工できなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】恒温室を用いることな
く周囲温度に対して影響を受けにくい型彫放電加工機を
提供しようとするものである。
【0010】更に、他の目的は被加工物の材質が変更毎
に実験することなく温度補償できる型彫放電加工機を提
供しようものである。
【0011】又、加工液の温度変動に起因する被加工物
の加工精度を向上せしめる型彫放電加工機を提供しよう
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の型彫放電
加工機の温度補償装置は、加工液を満たした加工槽内の
被加工物と電極の間で放電させて上記被加工物を加工す
る型彫放電加工機において、上記加工液の温度を検出す
る温度検出手段と、上記被加工物の線膨張係数と上記温
度検出手段によって検出した温度によって定まる変位量
の算式を基に上記被加工物の加工指令を変更するもので
ある。
【0013】請求項2記載の型彫放電加工機の温度補償
方法は、加工液を満たした加工槽内の被加工物と電極の
間で放電させて上記被加工物を加工する型彫放電加工機
において、上記加工液の温度を温度検出手段によって検
出し、上記被加工物の線膨張係数と上記温度検出手段に
よって検出した温度によって定まる算式によって変位量
を演算し、上記被加工物の加工指令を変更するものであ
る。
【0014】請求項3記載の型彫放電加工機の温度補償
装置は、加工液を満たした加工槽内の被加工物と電極の
間で放電させて上記被加工物を加工する型彫放電加工機
において、上記加工液の温度を検出する温度検出手段
と、上記被加工物に加工液を浸してから加工時点までの
時間を計測する時間計測手段と、被加工物の線膨張係数
と上記温度検出手段によって検出した温度と上記時間計
測手段によって計測した時間によって定まる変位量の過
渡状態の算式によって変位量を演算し、上記被加工物の
加工指令を変更するものである。
【0015】請求項4記載の型彫放電加工機の温度補償
装置は、加工液を満たした加工槽内の被加工物と電極の
間で放電させて上記被加工物を加工する型彫放電加工機
において、上記加工液の温度を検出する温度検出手段
と、上記被加工物の線膨張係数と上記温度検出手段によ
って検出した加工液の温度によって定まる変位量の算式
を基に上記被加工物の加工指令を変更する手段と、上記
被加工物の仕上げ加工時のみ上記温度検出手段により検
出される加工液の温度を補償する温度補償手段を備えた
ものである。
【0016】
【作用】請求項1及び2記載の温度補償装置及び方法よ
れば、加工液の温度を温度検出手段によって検出し、被
加工物の線膨張係数と上記温度検出手段によって検出し
た温度によって定まる算式によって変位量を演算し、加
工指令を変更する。
【0017】請求項3の温度補償装置よれば、加工液の
温度を温度検出手段によって検出し、時間計測手段によ
って被加工物に加工液を浸してからの時間を計測し、被
加工物の線膨張係数と上記温度検出手段によって検出し
た温度と上記時間計測手段によって計測した時間によっ
て定まる変位量の過渡状態の算式によって変位量を演算
し、被加工物の加工指令を変更する。
【0018】請求項4の温度補償装置よれば、被加工物
を仕上げ加工によって放電加工中のみ加工液の温度を温
度検出手段によって検出し、被加工物の線膨張係数と上
記温度検出手段によって検出した温度によって定まる算
式によって変位量を演算し、加工指令を変更する。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説
明する。図中、従来と同一符号は同一又は相当部分を示
す。図1において、31は加工槽内の加工液の温度を検
出する温度検出手段である熱電対温度検出器、32は熱
電対温度検出器31によって検出信号である温度値をN
C装置20に入力する入力インターフェイス、33aは
熱電対温度検出器32によって求めた温度T(゜C)と初
期温度T0(゜C)との差を温度変化値△T(゜C)によって
各軸変位量HX、HY、 HZ(μm)の下記算式を記憶さ
せるRAMである。 HX =△TN22X、HY=△TN22Y 、HZ=△T
(N11Z+N22Z) N1 :テーブル1bの線膨張係数(μm/゜C) N2 :被加工物1aの線膨張係数(μm/゜C) L1Z :テーブル1bのZ軸方向の長さ(μm) L2X :被加工物1aのX軸方向の長さ(μm) L2Y :被加工物1aのY軸方向の長さ(μm) L2Z :被加工物1aのZ軸方向の長さ(μm)
【0020】以上のように構成した型彫放電加工機の動
作を図2に示すフローチャートに従って説明する。ま
ず、加工の基準点を設定する。作業者が、被加工物1a
の寸法を測定して該測定寸法値を基に加工の基準点X、
Y、Zを入力装置14によって設定し、RAM33に記
憶する。かかる基準点X、Y、Zは型彫放電加工機の設
置されている室内温度下での設定である。次に、電極1
の芯出しをして許容値内にある芯ずれ量を同様にRAM
33に記憶する。更に、作業者は線膨張係数N1,N2
テーブル1bのZ軸方向の長さL1Z、被加工物1aの
X、Y、Z軸方向の長さL2X、L2Y、L2Zをそれぞれ入
力装置14によって入力し、RAM33aに記憶する。
次に、テーブル1cに被加工物1aを載置して被加工物
1aの所定高さまで加工液を流し込み、被加工物1aの
X、Y、Z軸の加工量を荒加工と仕上げ加工毎に入力装
置14によって入力し、RAM33に記憶する。
【0021】次に、作業者が加工開始釦を押すと加工開
始と判断し(ステップ101)、ここで、該加工開始釦
が押されなければ加工開始の判断を継続し続ける(ステ
ップ101)。加工開始と判断されると電極交換装置制
御手段17によって電極交換装置10を動作させて荒加
工用の電極1を選択し、予め設定された基準位置座標を
基に被加工物1aを電極1によって設定加工量を目標に
荒加工を開始する。熱電対温度検出器32によって加工
液の温度検出値を入力インターフェイス32を通じてN
C装置内20に読み込み(ステップ102)、変位量H
X、HY、 HZをCPU34によってRAM33aに予め
記憶した上記算式によって計算せしめ(ステップ10
3)、変位量HX、HY、 HZに従ってX、Y、Z軸の基
準点を補正し(ステップ104)、被加工物1aの荒加
工を継続する(ステップ105)。所定時間経過したか
確認し(ステップ106)、所定時間経過していると上
記ステップ102〜105を再び実行する。一方、所定
時間経過していなければ、熱電対温度検出器32によっ
て加工液の温度検出の更新はされないので現状の温度検
出値に基づいて加工が継続される。次に、被加工物1a
のX、Y、Z軸が入力装置14によって設定された仕上
げ加工量に達すると加工終了と判断するが、まだ荒加工
の段階であるため該加工量に達していないので加工終了
の判断を継続し続ける(ステップ107)。
【0022】荒加工によって予め設定されたX、Y、Z
軸の加工量に到達すると電極交換装置制御手段17によ
って電極交換装置10を動作させて仕上げ用の電極1を
選択し、被加工物1aを電極1によって設定加工量を目
標に仕上げ加工を開始する。熱電対温度検出器32によ
って加工液の温度検出値を入力インターフェイス32を
通じてNC装置内20に読み込み(ステップ102)、
変位量HX、HY、 HZをCPU34によってRAM33
aに予め記憶した上記算式によって計算せしめ(ステッ
プ103)、変位量HX、HY、 HZに従ってX、Y、Z
軸の基準点を補正し(ステップ104)、被加工物1a
を仕上げ加工を開始する(ステップ105)。所定時間
経過したかを確認し(ステップ106)、所定時間経過
していると上記ステップ102〜105を実行する。一
方、所定時間経過していなければ、熱電対温度検出器3
2によって加工液の温度検出の更新はされないので現状
の温度検出値に基づいて加工が継続される。次に、被加
工物1aのX、Y、Z軸が入力装置14によって設定さ
れた仕上げ加工量に達しない場合は加工終了の判断を継
続し続ける(ステップ107)。一方、該加工量に達す
ると加工終了と判断し(ステップ107)、一連の加工
工程は終了する。
【0023】実施例2.被加工物1aを加工槽内に挿入
して加工液を流し込んでからの段取り作業に現状では2
時間程度を要するため実施例1では、加工液の温度に被
加工物1aが充分追随するものとして各軸の変位量
X、HY、HZを求めた。しかしながら、今後の技術進
歩によってかかる段取り作業が短縮されると被加工物1
aと加工液の温度は同一ではなくなる。即ち、加工液の
温度に対して所定の遅れをもって被加工物1aの温度は
追随する。かかる被加工物1aの過渡状態の各軸変位量
Xt、HYt、HZtを求めて基準点を補正する必要があ
る。
【0024】従って、実施例2の型彫放電加工機の温度
補償装置は、実施例1とは以下の点を除いてほぼ同一で
ある。熱電対温度検出器32によって求めた温度Tと初
期温度T0(゜C)との差を温度変化値△T(゜C)によっ
て各軸変位量HXt、HYt、HZt(μm)の下記算式を記
憶させるRAM33aからなり、圧力検出器(図示せず)
は加工槽1b内に加工液が満たされて加工槽1b内の底
部の圧力が所定値以上になったら信号を発生するように
構成されている。 HXt=HX(1−ε-At)、HYt=HY(1−ε-At)、HZt
=HZ(1−ε-At) t:被加工物が加工液に浸された時から加工時までの時
間(SEC) A:被加工物1aの熱時定数であり1/CR(SEC) ここに、Cは被加工物1aの熱容量(J/゜C) Rは被加工物1aの熱抵抗(゜C/W)
【0025】以上のように構成された型彫放電加工機の
動作を図3に示すフローチャートに従って説明する。か
かるフローチャートを実行すると時間計測手段を実行し
たことになる。又、実施例1と以下の点を除いてほぼ同
一の動作である。放電加工する前の段取り作業が完了し
ているかどうか判断し(ステップ100a)、ここで段
取り作業の完了は、加工槽1b内に加工液が満たされて
圧力検出器(図示せず)から所定の信号が発生されて該信
号を入力インターフェイス32を通じてNC装置20に
取り込まれCPU34が段取り作業が完了していると判
断し、完了していれば、時間tの計測を開始し(ステッ
プ100b)、変位量HXt、HYt、HZtをCPU34に
よってRAM33aに記憶された上記式によって計算す
る(ステップ103)。
【0026】実施例3.実施例1では、荒加工及び仕上
げ加工の区別をせずに加工液の温度を検出して加工の基
準点を補正し、加工精度を向上していた。しかしなが
ら、被加工物1aの最終の加工形状は仕上げ加工によっ
て決る。このため、仕上げ加工中のみ加工液の温度を検
出して加工の基準点を補正すれば最終の加工形状の精度
は確保できる。従って、仕上げ加工のみ温度補償する実
施例3による構成は、実施例1と以下の点を除きほぼ同
一である。電極交換装置制御手段17によって仕上げ加
工が選択された場合のみRAM33aの各軸変位量が計
算されるように構成されている。以上のように構成され
た実施例3の動作を以下に示す。なお、以下のフローチ
ャートを実行すると温度補償手段を実行したことにな
る。電極交換装置制御手段17によって仕上げ加工が選
択されたか判断し(ステップ101、図示せず)、仕上
げ加工が選択されれば、図2に示すステップ102〜1
07を実行して加工を終了する。
【0027】
【発明の効果】請求項1、2記載の発明によれば、加工
液の温度変動に起因する被加工物の加工精度を向上せし
める型彫放電加工機を得られる効果がある。
【0028】又、請求項1、2記載の発明によれば、被
加工物の材質が変更になる度に実験することなく温度補
償できる型彫放電加工機を得られる効果がある。
【0029】請求項3記載の発明によれば、被加工物1
aの温度が加工液の温度に充分追随していなくとも加工
液の温度変動に起因する被加工物の加工精度を向上せし
める型彫放電加工機を得られる効果がある。
【0030】請求項4記載の発明によれば、荒加工によ
るX、Y、Z軸の加工量を設定することなく上記請求項
1、2記載の発明と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による型彫放電加工機の全体構成図で
ある。
【図2】この発明による放電加工機の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】この発明による放電加工機の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】従来の型彫放電加工機の全体構成図である。
【図5】型彫放電加工機の全体の斜視図である。
【図6】図5のV−Vの断面図である。
【符号の説明】
1 電極 1a 被加工物 1b 加工槽 31 温度検出器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工液を満たした加工槽内の被加工物と
    電極の間で放電させて上記被加工物を加工する型彫放電
    加工機において、上記加工液の温度を検出する温度検出
    手段と、上記被加工物の線膨張係数と上記温度検出手段
    によって検出した加工液の温度によって定まる変位量の
    算式を基に上記被加工物の加工指令を変更する手段を備
    えたことを特徴とする型彫放電加工機の温度補償装置。
  2. 【請求項2】 加工液を満たした加工槽内の被加工物と
    電極の間で放電させて上記被加工物を加工する型彫放電
    加工機において、上記加工液の温度を温度検出手段によ
    って検出し、上記被加工物の線膨張係数と上記温度検出
    手段によって検出した加工液の温度によって定まる算式
    によって変位量を演算し、上記被加工物の加工指令を変
    更することを特徴とする型彫放電加工機の温度補償方
    法。
  3. 【請求項3】 加工液を満たした加工槽内の被加工物と
    電極の間で放電させて被加工物を加工する型彫放電加工
    機において、上記加工液の温度を検出する温度検出手段
    と、上記被加工物に加工液を浸してから加工時点までの
    時間を計測する時間計測手段と、上記被加工物の線膨張
    係数と上記温度検出手段によって検出した温度と上記時
    間計測手段によって計測した時間によって定まる変位量
    の過渡状態の算式によって変位量を演算し、上記被加工
    物の加工指令を変更する手段を備えたことを特徴とする
    型彫放電加工機の温度補償装置。
  4. 【請求項4】 加工液を満たした加工槽内の被加工物と
    電極の間で放電させて上記被加工物を加工する型彫放電
    加工機において、上記加工液の温度を検出する温度検出
    手段と、上記被加工物の線膨張係数と上記温度検出手段
    によって検出した加工液の温度によって定まる変位量の
    算式を基に上記被加工物の加工指令を変更する手段と、
    上記被加工物の仕上げ加工時のみ上記温度検出手段によ
    り検出される加工液の温度を補償する温度補償手段を備
    えたことを特徴とする型彫放電加工機の温度補償装置。
JP5197455A 1993-08-09 1993-08-09 型彫放電加工機の温度補償装置及び方法 Expired - Lifetime JP2921350B2 (ja)

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