JPH05104333A - 型彫り放電加工装置 - Google Patents

型彫り放電加工装置

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JPH05104333A
JPH05104333A JP25940791A JP25940791A JPH05104333A JP H05104333 A JPH05104333 A JP H05104333A JP 25940791 A JP25940791 A JP 25940791A JP 25940791 A JP25940791 A JP 25940791A JP H05104333 A JPH05104333 A JP H05104333A
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Koji Akamatsu
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極の重量又は反力(荷重)によってZ軸ヘ
ッドが変位しても又はZ軸ヘッドの変位による相対移動
軸(X軸又はY軸)がたわんでも、その変位又は相対移
動軸のたわみに応じて各軸を自動補正できる型彫り放電
加工装置を得ることを目的とする。 【構成】 テーブル可動式は予めZ軸ヘッド7に加わる
荷重毎(電極重量又は反力)に発生する第1のZ軸位置
誤差量をZ軸誤差量データメモリ23に対応させて複数
記憶し、加工中はZ軸ヘッド7に加わる荷重を荷重計測
手段24aが計測し、その荷重から第1のZ軸誤差量を
抽出して、予め設定されている加工形状によって決定さ
れた第1のZ軸座標をZ軸座標補正手段24dが自動的
に補正するものである。また、テーブル固定式の場合の
荷重による相対移動軸についても自動補正するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、型彫り放電加工装置
に関し、テーブル可動式の場合はZ軸ヘッドに電極を取
付けたときに、電極重量又は電極を被加工物に対して近
接及び離反したときに間隙に生ずる反力によって、Z軸
ヘッドが変位した場合に、そのZ軸の座標を自動補正す
る型彫り放電加工装置に関するものである。また、テー
ブル固定式の場合は、Z軸ヘッドに電極を取付けたとき
に、電極重量又は電極を被加工物に対して近接及び離反
したときに間隙に生ずる反力によって、Z軸ヘッドが変
位し、X、Y軸サドルがたわむことによって相対移動軸
が変位した場合は、その相対移動軸を自動補正する型彫
り放電加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8はテーブル可動方式の従来の型彫り
放電加工装置の一例を示す概略構成図である。図におい
て、1はベッド、2はベッド1上に設置されたX軸テー
ブル、3はX軸テーブル2上に設置されたY軸テーブ
ル、4はY軸テーブル3上に固定された被加工物、5は
被加工物4を加工液内に浸漬するための加工槽、6はベ
ッド1に固定されその上部を所定の長さの水平梁6aに
した柱(以下コラムという)、7はコラム6の水平梁6
aの先端に設けられ、下部に電極取付部7aを取付けた
Z軸ヘッド、8はZ軸ヘッド7の電極取付部7aに取り
付けられ、電極取付部7aが駆動されることによって被
加工物4に対して近接又は離反する電極である。
【0003】同図のような型彫り放電加工装置は、例え
ば円等の加工形状を得る場合は、電極8を取付け、加工
開始の指示があると、NC装置(図示せず)はX軸テー
ブル2、Y軸テーブル3及びZ軸ヘッド7からの各座標
値を読み、予め設定されている絶対座標との差を加工開
始時における基準補正値として設定し、加工形状に基づ
く指令を基準補正値に基づいて、X軸テーブル2、Y軸
テーブル3への指令を補正しながらサーボモータ部に出
力し、かつZ軸ヘッド7への指令は、Z軸ヘッド7の基
準補正値によって加工開始時に指令する。
【0004】そして、所定の垂直距離で電極8をDUW
N又はUP(以下JUNP動作という)させると共に、
X軸テーブル2、Y軸テーブル3を矢印X±方向、Y±
方向及びZ±方向にそれぞれ駆動制御し、電極8を加工
槽5に固定した被加工物4に接近、離反させつつ、これ
ら電極と被加工物4との微少間隙に加工液を介在させな
がら型彫り放電させていた。
【0005】このとき、例えば電極8の面積が大きい
と、電極8と被加工物4との間隙に発生する反力が大き
くなり、場合によってはZ+方向にコラム6がたわみ、
さらにNC装置が所定の垂直距離をDUWNさせる指示
をしてもその垂直距離をDUWNできなかった。
【0006】また、加工が進み型彫り形状(以下凹部と
いう)が深くなると、反力は凹部の深さと加工液の状態
と電極8の面積によって決定されるので、より増大して
いた。さらに、UPさせると、電極8と被加工物4の側
面部の間隙を流れる加工液の粘性による抗力により、電
極8が下方に引下げられていた。
【0007】図9はテーブル固定方式の従来の型彫り放
電加工装置の概略構成図である。図において、4〜7は
図8と同様なものであり、10は加工槽5を載置固定
し、後述するX軸サドルが可動可能な一側部を有して固
定されたベッド、11はベッド10の一側部に設けら
れ、矢印X±方向に駆動されるX軸サドル、12はX軸
サドル11上に設置され、先端部にZ軸ヘッド7を接続
して矢印Y±方向に駆動されるY軸サドルである。
【0008】このような方式は、加工槽5の昇降機構を
容易に実現することができ、加工槽5を降ろすことによ
り大きなオープンスペースを得ることができるので、被
加工物4をテーブル上に取り付け、平行出しを行う等の
加工前段取り作業が容易に行なえる利点がある。
【0009】図9のテーブル固定方式の場合、例えば円
等の加工形状を得る場合は、加工開始指示があると、N
C装置はX軸サドル11、Y軸サドル12及びZ軸ヘッ
ド7からの各座標値を読み、予め設定されている絶対座
標との差を動作時における基準補正値として設定し、加
工形状に基づく指令を基準補正値に基づいて、X軸サド
ル11、Y軸サドル12(以下総称して相対移動軸とい
う)への指令を補正しながらサーボ部に出力し、かつZ
軸ヘッド7への指令は、基準補正値に基づいた指令と、
予め設定されているパワーを指令する。
【0010】そして、電極8をJUNP動作させてX軸
サドル11、Y軸サドル12を図9の矢印X±方向、Y
±方向及びZ±方向にそれぞれ駆動制御し、Z軸ヘッド
7の電極取付部7aを上下に駆動することで電極7を加
工槽5に固定した被加工物4に接近、離反させつつ、こ
れら電極と被加工物4との微少間隙に加工液を介在させ
ながら型彫り放電させていた。
【0011】このとき、Y軸サドル12は時間と共に軸
移動させられるので、Y軸サドル12は基端部でX軸サ
ドル11に保持されるが、その基端部にかかる重量はY
軸サドル12の移動距離に応じてさらに大きくなり、Y
軸サドル12がたわみ、その結果、Y軸ヘッド7が下降
することによって、電極8のZ軸はマイナスの位置誤差
が現れ、NC装置の加工形状の指令より深く加工されて
いた。
【0012】また、Y軸サドル12をプラス方向に軸移
動させた場合は逆にX軸サドル11の基端部にかかる重
量は小さくなり、たわみもスタート時より小さくなるの
で、NC装置の加工形状の指令より浅く加工されてい
た。
【0013】さらに、深い単純な型彫りする場合は上記
テーブル可動式と同様に、凹部が深くなるとJUNP時
には電極8のZ軸位置はNC装置の指令値より異なって
いた。このような傾向は電極8の重量及び面積が大きく
なる程著しく、またX軸サドル11及びY軸サドル12
の長さは変化しないので、たわむことによって短くな
り、その結果電極8のX軸及びY軸座標も変化してい
た。
【0014】つまり、従来の放電加工装置のZ軸ヘッド
は下図に示す状態になる。この場合は図11を例にして
説明する。図10は電極を取り付けるたときの図9のA
矢視図である。図において、7〜12は図10と同様な
ものであり、同図は電極8を電極取付部7aに取付ける
前はY軸サドル12(図8では水平梁6a)が水平であ
り、電極8を取付けた場合は、その重みでZ軸マイナス
方向にたわむことを示すものである。
【0015】図11は電極を取付けて放電加工した場合
の図9のA矢視図である。図において、5〜12は図9
と同様なものであり、13は加工液である。同図は電極
8を取付けて、単純な型彫り加工をした場合にDUWN
させる指令をした場合は、間隙の大きな反力が作用する
ので、その反力によって電極8が持上がり瞬間的にはY
軸サドル12が持ち上げられていることを示すものであ
る。
【0016】このようなZ軸サドル12のたわみ少なく
するために、Y軸サドル12の剛性を上げると、コスト
がかかると共に、Y軸サドル12の重量が重くなり、ま
たY軸サドル12及びX軸サーボモータが駆動しなけれ
ばならない重量が増大し、Y軸サドル12及びX軸サー
ボモータの負担が大きくなっていた。
【0017】これらを許容したとしても、原理的にY軸
サドル12を軸移動させるとZ軸のマイナス方向のたわ
みが発生し、その量だけ電極8のZ軸のマイナス又はプ
ラス方向の位置誤差となっていた。そこで、以下に示す
ような処理をしていた。
【0018】図12は従来の放電加工装置の位置誤差補
正方式の概略構成図である。この場合は図9のX−Yテ
ーブル固定式に用いた場合を説明する。14は入力装
置、15はCPU、16はメモリ、17はエンコーダ付
きのX軸サーボモータ、18はY軸サーボモータ、19
はZ軸サーボモータである。
【0019】図13はメモリのY軸サドル移動量に対す
るZ軸電極位置誤差のデータを説明する図である。この
場合は、Y軸サドル12は400mmのストロークを持
ち、Y軸のマイナス方向に移動するに伴ない、Y=−1
00mmでZ軸方向の相対位置誤差量は−3μm、Y=
−400mmの位置でのZ軸方向の相対位置誤差量は−
20μmとして記憶していることを示すものである。ま
た、X軸サドル移動量に対するZ軸サドルの誤差量につ
いても記憶したものである。
【0020】上記のような従来の方式は、Y軸サドル1
2が動作するとき、入力装置14により所望の立体形状
を適切な座標系を使用してデジタル量の集合として表し
た移動指令を、CPU15に出力する。
【0021】CPU15は与えられた移動指令に含まれ
ている移動距離Yとメモリ16に記憶されているZ軸電
極位置誤差に基づき、Y軸移動指令の実行に伴ないZ軸
マイナス方向に発生するZ軸電極位置誤差をCPU15
中で演算し、求めたZ軸電極位置誤差に基づいて、この
Z軸電極位置誤差の値に負の符号を与えてZ軸サーボモ
ータ19に入力してこれを駆動していた。ここまでは、
Y軸の位置に対するZ軸位置誤差補正機能について説明
したが、X軸の位置に対するZ軸間位置誤差補正機能に
ついても同様の構成、動作で駆動していた。
【0022】しかし、電極8の重量及び間隙の反発力を
考慮した位置誤差補正量ではないので、電極8の重量が
大きくなると、精度よく加工ができなかった。。このよ
うな問題を解決するためのものとして、特開昭59−8
8242号公報及び特開昭62−271633号公報が
開示されている。
【0023】しかし、特開昭59−88242号公報に
開示された工作機械の直角度誤差補正方式は各サドルが
直角になっているかを検出し、直角になっていない場合
は予め記憶されている補正量に基づいて、サドルの位置
を制御するものであり、この場合においても電極8及び
反発力を考慮した補正量ではなかった。
【0024】さらに、特開昭62−271633号公報
に開示された放電加工装置は加工液の残量に応じて、各
X−Yテーブルの移動量が異なるのを予め記憶した補正
量で補正するもので、Z軸に関する制御及び電極8及び
反発力を考慮した補正量ではなかった。また、加工反力
については、電気加工学会誌 VOL NO 39「放
電加工機実稼動における機械的諸特性に関する研究」に
詳しく述べられている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た型彫り放電加工装置は、 (1)テーブル可動方式の場合は、NC装置が所定の垂
直距離をDUWNさせる指令をサーボ部に指令しても、
その指令は反力を考慮した指令ではないので、電極の面
積が大きくなると、間隙に発生する反力が大きくなり、
目的の垂直距離をDUWNせず所定の深さで放電をする
ことができず、加工速度が遅くなるという問題点があっ
た。
【0026】(2)また、加工が進み凹部が深くなる
と、さらにその傾向が強まると共に、UP時には電極と
間隙側面部の流体の抗力によって下方に引下げられて目
的のUP距離に到達せず、次の加工時にはそのUP時の
位置からDUWNに移行すると共に、反力が作用するJ
UNP動作となるので、NC装置が指令した垂直距離を
JUNPしなくなり、所定の深さで放電をすることがで
きず、加工速度が遅くなるという問題点があった。
【0027】(3)また、テーブル固定式の放電加工装
置は、単純な型彫り放電をする際には前記(1)の問題
が生じると共に、円、立方形等の加工形状を加工する場
合は、加工開始指示があると、X軸サドル、Y軸サドル
及びZ軸ヘッドの座標値に基づいて基準補正値を設定
し、以後は加工形状に基づく指令を基準補正値に基づい
て、各軸を補正する指令をするが電極重量が重くなる
と、Y軸サドルがたわみX軸、Y軸及びZ軸が変位し、
加工形状に応じて精度のよい加工ができない場合がある
という問題点があった。
【0028】(4)さらに、加工開始時の反力を考慮し
ない基準補正値による補正のみであるので、反力によっ
てたわみ量が増大し、さらに加工精度の劣化が発生する
というという問題点があった。
【0029】(5)また、上記の問題点を解決するため
の位置誤差補正方式というのは、電極を取付ける電極の
重量及び間隙の反発力を考慮した位置誤差補正量ではな
いので、電極の重量が大きくなると、加工形状に応じた
加工ができないという問題点があった。
【0030】(6)さらに、直角度誤差補正方式は各サ
ドルが直角になっているかを検出し、直角になっていな
い場合は予め記憶されている補正量に基づいて、サドル
の位置を制御するものであり、この場合においても電極
8及び反発力を考慮した補正量ではなかった。
【0031】(7)さらに、特開昭59−88242号
公報及び特開昭62−271633号公報のいずれのも
のも電極重量及び反発力を考慮した補正量ではないの
で、精度よく加工形状に応じた加工はできないという問
題点があった。
【0032】本発明は以上の問題点を解決するためにな
されたものであり、電極の重量及び反力を考慮した補正
値とすることで、テーブル可動式又はテーブル固定式で
も、電極の荷重(電極重量又は反力)によってZ軸ヘッ
ドが変位しても又はZ軸ヘッドの変位による相対移動軸
(X軸又はY軸)がたわんでも、その変位又は相対移動
軸のたわみに応じて各軸を自動補正し、速くかつ精度よ
く加工形状に応じた加工を行うことができる型彫り放電
加工装置を得ることを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】この発明に係る型彫り放
電加工装置は、加工中は、Z軸ヘッド、X−Y軸テーブ
ルを制御する第1のサーボ部に、被加工物の加工形状に
基づいて指令された第1のZ軸座標を設定して、Z軸ヘ
ッドに取付けられた電極を被加工物に対して近接及び離
反させながら、加工液が注入された加工槽内の被加工物
に対して所定の加工間隙を作成させて放電加工を行わせ
る第1のサーボ制御手段を有したテーブル可動式の型彫
り放電加工装置において、Z軸ヘッドに電極を取付けた
際に、電極の重量又は該電極を被加工物に近接及び離反
させた際の反力によって、Z軸ヘッドが変位する変位量
を第1のZ軸位置誤差量とし、荷重毎に、その第1のZ
軸位置誤差量が対応させられて複数記憶されたZ軸誤差
量データ用メモリと、Z軸ヘッドに取付けられた重量又
は電極を被加工物に対して近接及び離反したときに間隙
に生ずる反力を、Z軸ヘッドに加わる荷重として所定時
間毎に計測し、計測荷重として出力する荷重計測手段
と、計測荷重に対応する第1のZ軸誤差量をZ軸誤差量
データ用メモリから抽出して出力する第1のZ軸誤差量
抽出手段と、第1のZ軸誤差量が出力されると、第1の
サーボ制御手段に設定されている第1のZ軸座標を第1
のZ軸誤差量に基づいて補正するZ軸座標補正手段とを
備えたものである。また、第1のZ軸誤差量抽出手段か
ら荷重に対応する第1のZ軸誤差量が抽出されない場合
は、計測荷重とZ軸誤差量データ用メモリの荷重に基づ
いて、計測荷重の範囲を求め、その範囲から計測荷重に
対応するZ軸誤差量を算出し、第1のZ軸誤差量として
Z軸座標補正手段に出力するZ軸座標誤差量算出手段と
を備えたものである。さらに、加工中は、X軸サドル、
Y軸サドル及びZ軸ヘッドを相対軸移動させる第2のサ
ーボ部に、被加工物の加工形状に基づいて指令された相
対軸座標を設定して、Z軸ヘッドに取付けられた電極を
被加工物に対して近接及び離反させながら、加工液が注
入された加工槽内の被加工物に対して所定の加工間隙を
作成させて放電加工を行わせると共に、X軸サドル、Y
軸サドルを相対軸移動させて加工させる第2のサーボ制
御手段を有したテーブル固定式の型彫り放電加工装置に
おいて、Z軸ヘッドに電極を取付けてY軸サドル又はX
軸サドルを相対軸移動させたときに、Y軸サドル又はX
軸サドルのたわみ量によるZ軸ヘッドの変位量を第2の
Z軸誤差量とし、Z軸ヘッドの荷重(電極重量又は反
力)毎に、Y軸サドル又はX軸サドルの移動量と第2の
Z軸誤差量を示すたわみ特性データが複数記憶された各
軸誤差量データ用メモリと、Z軸ヘッドに加わる荷重を
所定時間毎に計測する荷重計測手段と、相対軸移動の方
向を読み、その方向に対応すると共に、荷重計測手段で
計測された荷重に対応するたわみ特性データを各軸誤差
量データ用メモリから選択し、選択されたたわみ特性デ
ータを知らせるたわみ特性選択手段と、Y軸サドル又は
X軸サドルの実際の相対軸移動量を所定時間毎に読み、
選択されたたわみ特性データからY軸サドル又はX軸サ
ドルの実際の相対軸移動量に対応する第2のZ軸誤差量
を抽出する第2のZ軸誤差量抽出手段と、第2のZ軸誤
差量が抽出されると、第2のサーボ制御手段に設定され
ている相対移動軸のZ軸の設定値を第2のZ軸誤差量に
基づいて補正すると共に、そのZ軸の補正値により第2
のサーボ制御手段に設定されたY軸及びX軸の設定値を
補正する各軸位置補正手段とを備えたものである。さら
に、たわみ特性選択手段でたわみ特性データが選択され
ない場合は、計測荷重及び相対移動軸座標を読み、各軸
誤差データ用メモリに記憶されている荷重に基づいて、
計測荷重及び相対移動軸の範囲を求め、その範囲から計
測荷重に対応するたわみ特性データを作成し、第2のZ
軸誤差量抽出手段に出力するたわみ特性算出手段とを備
えたものである。
【0034】
【作用】本発明においては、テーブル可動式の場合は、
Z軸誤差量データ用メモリに、Z軸ヘッドに電極を取付
けた際のZ軸ヘッドに加わる荷重(電極重量又は反力)
による第1のZ軸位置誤差量を荷重毎に記憶しておく。
そして、荷重計測手段はZ軸ヘッドに加わる荷重を所定
時間毎に計測し、計測荷重として第1のZ軸誤差量抽出
手段に出力する。
【0035】次に第1のZ軸誤差量抽出手段は、計測荷
重に対応する第1のZ軸誤差量をZ軸誤差量データ用メ
モリから抽出してZ軸座標補正手段に出力する。
【0036】Z軸座標補正手段は第1のZ軸誤差量が出
力されると、少なくともZ軸ヘッドを駆動させる指令を
する第1のサーボ制御手段に設定されている第1のZ軸
座標を第1のZ軸誤差量に基づいて補正させて、第1の
サーボ部によってZ軸ヘッドに取付けられた電極を被加
工物に対して近接及び離反させながら、加工液が注入さ
れた加工槽内の被加工物に対して所定の加工間隙を作成
させて放電加工を行わせる。
【0037】また、Z軸座標誤差量算出手段を備えた場
合は、荷重に対応する第1のZ軸誤差量が抽出されない
と、Z軸座標誤差量算出手段が計測荷重と記憶されてい
る荷重に基づいて、計測荷重の範囲を求め、その範囲か
ら計測荷重に対応するZ軸誤差量を算出し、第1のZ軸
誤差量としてZ軸座標補正手段に出力することで、Z軸
座標補正手段により第1のZ軸座標を、その第1のZ軸
誤差量に基づいて補正させる。
【0038】さらに、テーブル固定式の場合は、各軸誤
差量データ用メモリにZ軸ヘッドに電極を取付けたとき
の荷重に応じた相対軸移動量とZ軸位置誤差量をたわみ
特性データとして荷重毎に記憶しておく。
【0039】そして、荷重計測手段によりZ軸ヘッドに
加わる荷重を所定時間毎に計測し、たわみ特性選択手段
が相対軸移動の方向を読み、その方向に対応すると共
に、荷重計測手段で計測された荷重に対応するたわみ特
性データを各軸誤差量データ用メモリから選択して第2
のZ軸誤差量抽出手段に知らせる。
【0040】次に第2のZ軸誤差量抽出手段は、Y軸サ
ドル又はX軸サドルの実際の相対軸移動量を所定時間毎
に読み、選択されたたわみ特性データからY軸サドル又
はX軸サドルの実際の相対軸移動量に対応する第2のZ
軸誤差量を抽出する。
【0041】次に各軸位置補正手段は、抽出された第2
のZ軸誤差量と第2のサーボ制御手段に設定されている
第2のZ軸座標に基づいて、たわみによる第2のZ軸の
補正値を求め、その値に第2のZ軸座標を補正すると共
に、補正した第2のZ軸座標により第2のサーボ制御手
段に設定されているY軸及びX軸の設定値を補正するこ
とで、Z軸ヘッドに取付けられた電極を被加工物に対し
て近接及び離反させながら、加工液が注入された加工槽
内の被加工物に対して所定の加工間隙を作成させて放電
加工を行わせると共に、前記X軸サドル、Y軸サドルを
相対軸移動させて加工させる。
【0042】さらに、たわみ特性算出手段を備えた場合
は、たわみ特性データが選択されないと、たわみ特性算
出手段が計測荷重及び相対移動軸座標を読み、各軸誤差
データ用メモリに記憶されている荷重に基づいて、計測
荷重及び相対移動軸の範囲を求め、その範囲から計測荷
重に対応するたわみ特性データを作成し、第2のZ軸誤
差量抽出手段に出力することで、そのたわみ特性データ
からY軸サドル又はX軸サドルの実際の相対軸移動量に
対応する第2のZ軸誤差量を抽出させて各軸位置補正手
段によって、設定されている相対移動軸を補正させる。
【0043】
【実施例】図1は本発明のテーブル可動方式の型彫り放
電加工装置の概略構成図である。この場合はCPUを用
いるが、I/O、A/D等の構成については省略し、こ
の場合は荷重を計測するのに電極重量で計測するとし、
また電極8の面積が小さく、加工液の状態等にさほどの
変化がないとし加工反力は無視できるものとする。
【0044】図1において、1〜8は上記と同様なもの
であり、21は電極重量検出センサであり、Z軸ヘッド
7に組込まれ、例えば電気加工学会誌 VOL NO
39に示す水晶式圧電型荷重センサ等からなり、電極8
の重量を検出し、電極重量検出信号として出力するもの
である。
【0045】23はZ軸誤差量データ用メモリであり、
電極8をZ軸ヘッド7に取付けたときに、Z軸ヘッド7
のZ軸位置が変位する量を所定位置毎にZ軸位置誤差量
として所定の複数の電極重量と対応させたZ軸位置誤差
量データ(以下Z軸位置誤差量という)が予め記憶され
るものである。この場合のテーブル可動方式の型彫り放
電加工装置は下記に説明するZ軸位置誤差量とする。
【0046】図2はテーブル可動方式の型彫り放電加工
装置のZ軸位置誤差量を説明する図である。同図は縦軸
をZ軸位置誤差量ΔZ(L)とし、横軸をY軸テーブル
3の移動量とし、例えばa(0Kg),b(50K
g),c(100Kg),d(150Kg)の電極8を
取り付けて、Y軸テーブル3の移動量とZ軸位置誤差量
ΔZ(L)との関係を示し、被加工物に電極8が接近し
た場合に間隙に発生する加工反力については無視したも
のである。
【0047】この図に示すように、テーブル可動方式は
Y軸テーブル3の移動量にZ軸位置誤差量ΔZ(L)が
依存しない。そこで、テーブル可動方式では下記表1に
示すZ軸位置誤差量ΔZ(L)を電極重量の関数(L)
として格納する。
【0048】
【表1】
【0049】24はZ軸補正部であり、以下に説明する
ものを有するものである。24aは荷重計測手段であ
り、電極重量検出センサ21から電極重量検出信号を読
み、その電極重量検出信号から電極重量を測定し、測定
電極重量として出力するものである。
【0050】24bは第1のZ軸誤差量抽出手段であ
り、測定された電極重量に対応するZ軸位置誤差量がZ
軸誤差量データ用メモリ23に記憶されている場合は、
その対応するZ軸誤差量を抽出して出力するものであ
る。
【0051】24cは第1のZ軸誤差量算出手段であ
り、第1のZ軸誤差量抽出手段24bで測定した電極に
対応するZ軸誤差量ΔZ(L)が記憶されていないとさ
れた場合は、荷重計測手段24aから測定電極重量を読
み、その測定電極重量に最も近い、下限の電極重量と上
限の重量を読み、その範囲を測定電極重量の範囲(L1
及びL2)とし、その範囲から下記の周知の内挿法によ
りZ軸位置誤差量ΔZ(L)を求めて出力するものであ
る。
【0052】24dはZ軸座標補正手段であり、加工開
始の指示があると、NCによって第1のサーボ制御部に
設定されたZ軸座標Z1を読み、第1のZ軸誤差量抽出
手段24a又は第1のZ軸誤差量算出手段24cからの
Z軸位置誤差量ΔZ(L)とから、Z軸ヘッド7が変位
したときの補正値(Z2)を求めて、その補正値(Z
2)に第1のサーボ制御部に設定されてたZ軸座標Z1
を補正するものである。
【0053】25は第1のサーボ制御部であり、その動
作及び構成は従来と同様で、加工中にはNCによってZ
軸ヘッド7の座標値及びX−YテーブルのX軸、Y軸座
標が設定され、設定されたそれぞれの座標値をそれぞれ
の制御信号として第1のサーボ部(図示せず)に出力し
て、Z軸ヘッド7に取付けられた電極8を被加工物4に
対して近接及び離反させながら、加工液が注入された加
工槽5内に固定された被加工物4に対して所定の加工間
隙を作成させて放電加工を行わせる。
【0054】上記のように構成された図1の型彫り放電
加工装置について以下に動作を説明する。図3は図1の
本発明の型彫り放電加工装置の動作を説明するフローチ
ャートである。例えばテーブル可動方式の場合で、例え
ば125Kgの電極8をZ軸ヘッド7に取付けて加工開
始の指示があると、Z軸補正部24のZ軸座標補正手段
24dは初期設定として、電極8を取付けたときのZ軸
座標をエンコーダ等により得て、座標Z1として予め設
定する(S100)。
【0055】そして、Z軸補正部22の荷重計測手段2
4aは電極重量検出センサ21からの電極重量検出信号
を読み、その電極重量検出信号に基づいて電極重量を計
測する(S101)。
【0056】次にZ軸補正部24の荷重計測手段24b
は、計測した電極重量がZ軸誤差データ用メモリ23に
記憶されているかを判断する(S102)。記憶されて
いない場合は、第1のZ軸誤差量算出手段24cに記憶
されていないことを知らせる。
【0057】すると、第1のZ軸誤差量算出手段24c
は荷重計測手段24cから計測した電極重量を読み、電
極重量LがZ軸誤差データ用メモリ23に記憶されてい
る50Kg、100Kg、150Kgを読み、0≦L<
50、50≦L<100、100≦L<150のいずれ
かの範囲かを判断する(S103)。
【0058】次に、0≦L<50であれば電極重量の範
囲をL1=0、L2=50又はL1=50、L2=10
0若しくはL1=100、L2=150として設定する
(S104)。この場合は、電極8が125Kgである
ので、100≦L<150であると判断し、電極重量範
囲L1=100、L2=150として設定する。
【0059】次に、Z軸補正部24のZ軸誤差量算出手
段24cはL1=100及びL2=150に対応するZ
軸位置誤差量ΔZ(L1)及びZ軸位置誤差量ΔZ(L
2)をZ軸誤差データ用メモリ23から読む。
【0060】この場合は表1の電極重量100Kg及び
150Kgに対応するZ軸位置誤差量ΔZ(L1)=Δ
Z(100)=−6及びZ軸位置誤差量ΔZ(L2)=
ΔZ(150)=−10を読む。
【0061】そして、下記式1に基づいて、電極重量1
25KgのZ軸位置誤差量ΔZ(L)を、式2に示すよ
うに求めてZ軸座標補正手段24dに出力する(S10
5)。
【0062】
【数1】
【0063】即ち、Z軸位置誤差ΔZ(L)=−8μm
が求まり、125Kgの電極8を取付けたことにより、
Z軸ヘッド7が−8μmだけ変位している示している。
次に、Z軸座標補正手段24dは、第1のZ軸誤差量算
出手段24cからのZ軸位置誤差ΔZ(L)=−8μm
と設定しているZ軸座標Z1とから式2に示す式で新た
に補正するZ軸座標Z2を求める(S106)。
【0064】
【数2】
【0065】この場合は、例えばZ1=30.0mmと
すると、 Z2=30.0−(−0.008)=30.008 となる。これにより、第1のサーボ制御手段25はZ軸
モータを30.008mmに移動させることになり、Z
軸の変位を補正することが可能となる。
【0066】同様に、電極重量が100Kgになると、
Z軸位置誤差量ΔZ(L)=−6μmなので、Z2=3
0.006mmとなる。また、ステップS102で記憶
されている電極重量であれば、Z軸補正部24の第1の
Z軸誤差量抽出手段24bは対応するZ軸位置誤差量Δ
Z(L)をZ軸誤差データ用メモリ23から読み、その
値をZ軸座標補正手段24dに出力してZ軸座標Z2を
求めさせる。次にテーブル固定式の場合について、構成
及び動作を以下に説明する。
【0067】図4はテーブル固定式の本発明の放電加工
装置の概略構成図である。図において、4〜24aは上
記と同様なものである。
【0068】30は各軸誤差データ用メモリであり、所
定の電極をZ軸ヘッド7に取付けたときに、Y軸サドル
12を移動させたときにY軸がたわみ、Z軸が変位する
量が所定位置毎にZy軸位置誤差量として所定の複数の
電極重量毎に対応させられてたわみ特性データとしてY
軸−Z軸誤差量データ領域に、またX軸サドルを移動さ
せたときのZ軸が変位する量がZx軸位置誤差量とし
て、それぞれX軸−Z軸誤差量データ領域に予め記憶さ
れているものである。このX軸、Y軸、Z軸の移動を総
称して相対移動という。
【0069】図5は各軸位置誤差データ用メモリの各軸
位置誤差データを説明する図である。この場合はY軸−
Z軸誤差量データを例にして説明する。同図は縦軸をZ
y軸位置誤差量ΔZ(y,L)とし、横軸をY軸サドル
12の移動量とし、例えばa(0Kg),b(50K
g),c(100Kg),d(150Kg)の電極8を
取り付けて、Y軸サドル12の移動量とZ軸位置誤差量
ΔZ(y,L)との関係を示したものであり、また被加
工物4に電極8が接近した場合に発生する加工反力につ
いては無視したものである。
【0070】この図に示すたわみ特性データのように、
テーブル固定方式はY軸サドル12の移動量にZ軸位置
誤差量ΔZ(y,L)が依存して変位している。そこ
で、下記表2に示すZ軸位置誤差量ΔZ(y,L)を電
極重量の関数(y,L)として格納する。
【0071】
【表2】
【0072】31aはたわみ特性選択手段であり、荷重
計測手段24aで計測された電極重量が記憶されていた
場合は、Y軸サドル12又はX軸サドル11の移動方向
をその実際の座標値から求め、求めた軸方向の電極重量
に対応するたわみ特性データを各軸誤差データ用メモリ
30から選択し、選択されたたわみ特性データを選択た
わみ特性データとして、後述する第2のZ軸誤差量抽出
手段に出力するものである。
【0073】31bはたわみ特性算出手段であり、選択
たわみ特性データが記憶されていないことが知らせられ
ると、荷重計測手段24aの計測された電極重量を読
み、その計測された電極重量の範囲に基づく、2つのた
わみ特性を読み、かつY軸サドル12又はX軸サドル1
1の実際の座標値を読み、その座標値に基づいて、L1
及びL2のたわみ特性毎にY軸サドル12又はX軸サド
ル11のZ軸位置誤差量ΔZを求め、求めた2つのZ軸
位置誤差量からたわみ特性データを作成して後述する第
2のZ軸誤差量抽出手段に出力するものである。但し、
この場合はY軸サドル12が移動した場合の式とし、X
軸サドル11については、同様であるので式を省略す
る。
【0074】31cは第2のZ軸誤差量抽出手段であ
り、たわみ特性選択手段31aからの選択たわみ特性デ
ータ又はたわみ特性算出手段31bからのたわみ特性が
知らせられると、移動したY軸サドル12又はX軸サド
ル11の実際の座標値を読み、その座標値に基づいて選
択たわみ特性データからZ軸位置誤差量を求めて後述す
る軸座標補正手段に出力するものである。
【0075】31eは軸座標補正手段であり、第2のZ
軸誤差量抽出手段31cからのZ軸誤差量が出力される
と、X、Y、Z軸を相対軸移動制御する指令をする第2
のサーボ制御手段32に設定されているNCからのZ軸
座標(Z1)をZ軸誤差量に基づいて補正し、その補正
座標により設定されているX、Y軸座標を補正するもの
である。
【0076】上記のように構成されたテーブル固定式の
本発明の型彫り型放電加工装置について以下に動作を説
明する。図6及び図7はテーブル固定式の本発明の動作
を説明するフローチャートである。この場合は、電極8
の面積が小さく加工反力は無視できるものとし、Y軸サ
ドル12を移動した場合について説明する。
【0077】Y軸サドル12が所定の位置に移動して加
工開始の指示があると、たわみ特性選択手段31a、た
わみ特性算出手段31b、第2のZ軸誤差量算出手段3
1c、は初期設定として、電極8を取付けたときの相対
移動軸座標をエンコーダ等により得て、Z軸座標を座標
Z1として予め設定する(S200)。
【0078】そして、荷重計測手段24aは電極重量検
出センサ21からの電極重量検出信号を読み、その電極
重量検出信号に基づいて電極重量を計測し、たわみ特性
選択手段31aに出力する(S201)。
【0079】たわみ特性選択手段31aは、実際の相対
移動軸の移動方向に対応し、かつ計測した電極重量に対
応するたわみ特性データが各軸誤差データ用メモリ30
に記憶されているかを判断し、記憶されている場合はそ
のアドレス領域を知らせる(S202)。たわみ特性選
択手段31aはたわみ特性選択手段31aから対応する
たわみ特性データが記憶されていないことが知らせられ
ると、荷重計測手段24aの計測された電極重量を読
み、その計測された電極重量が各軸誤差データ用メモリ
30に記憶されている電極重量Lが0≦L<50、50
≦L<100、100≦L<150のいずれかの範囲か
を判断する(S203)。
【0080】次に、判断した範囲に基づいて、L1=0
及びL2=50、L1=50及びL2=100、L1=
100及びL2=150のいずれかの電極重量範囲L1
及びL2を設定する(S204)。
【0081】次に、Y軸サドル12又はX軸サドル11
の実際の座標値を読みY軸サドル12又はX軸サドル1
1の移動範囲を設定する(S205)。この場合は、Y
軸サドル12の移動であるので−100<y≦0、−2
00<y≦−100、−300<y≦−200、−40
0<y≦−300の移動範囲かを判定する。
【0082】次に、移動範囲に基づいて、y1=0及び
y2=−100、y1=−100及びy2=−200又
はy1=−200及びy2=−300若しくはy1=−
300及びy2=−400として設定する(S20
6)。
【0083】次に、各軸誤差データ用メモリ30から設
定した電極重量に対応する2つのたわみ特性を読み、か
つY軸サドル12又はX軸サドル11の実際の座標値を
読み、その座標値に基づいて、L1及びL2のたわみ特
性毎にY軸サドル12又はX軸サドル11のZ軸位置誤
差量ΔZ(y,L)を以下の式3及び式4によりそれぞ
れ求め、求めた2つのZ軸位置誤差量からたわみ特性デ
ータを作成して第2のZ軸誤差量抽出手段31cに出力
する(S207)。
【0084】
【数3】
【0085】
【数4】
【0086】但し、この場合は内挿法とし、Y軸サドル
12が移動した場合の式とし、X軸サドル11について
は、同様であるので式を省略する。そして、第2のZ軸
誤差量抽出手段31cは、たわみ特性選択手段31aか
らの選択たわみ特性データ又はたわみ特性算出手段31
bからのたわみ特性データのアドレス領域が知らせられ
ると、移動したY軸サドル12又はX軸サドル11の実
際の座標値を読み、その座標値に基づいて知らせられた
アドレス領域の選択たわみ特性データからZ軸位置誤差
量を式5により求めて軸座標補正手段31eに出力する
(S208)。
【0087】
【数5】
【0088】次に、軸座標補正手段31eは、第2のZ
軸誤差量抽出手段31cからのZ軸誤差量が出力される
と、X、Y、Z軸を相対軸移動制御する指令をする第2
のサーボ制御手段32に設定されているNCからのZ軸
座標(Z1)を以下の式6に示すZ軸誤差量に基づいて
補正し、その補正座標により設定されているX、Y軸座
標を補正する(S209)。
【0089】
【数6】
【0090】また、ステップS202で計測した電極重
量に対応し、相対軸方向(この場合はY軸方向である)
に対応するたわみ特性データが記憶されているとたわみ
特性選択手段31aが判断すると、その電極重量に対応
するたわみ特性データを第2の軸誤差量抽出手段31c
に出力して、上記式5によりZ軸位置誤差量ΔZ(y,
L)を抽出させる。
【0091】つまり、計測した電極重量に対応するたわ
み特性データが記憶されていない場合は、例えば計測し
た電極重量Lが75Kg、y=−350mmの場合、L
1=50、L2=100、y1=−300、y2=−4
00となり、式3及び式4より、
【0092】 Z軸位置誤差量ΔZ(y1,L)=−24 Z軸位置誤差量ΔZ(y2,L)=−32 となり、従って、式5よりZ軸位置誤差量ΔZ(y,
L)=−28が求まり、電極75Kgの荷重によりy=
−350mmの位置ではZ軸が−28μmたわんでいる
ことを示している。
【0093】そして、Z軸の補正値Z2は式6により、
例えばZ1=30.0mmとすると Z2=300−(−0.028)=30.028 但し、Z1は補正前のZ軸座標値となり、任意の範囲
(y,L)でたわみによって各軸に誤差が発生するの防
止することが可能となる。
【0094】次に、電極の重量及び面積が大きくなり、
加工反力が無視できなくなると、Z軸ヘッド8は上記従
来例で説明したように、電極8が被加工物に近接中は加
工液を圧縮し、加工反力はZ軸の+方向に加わる。
【0095】そこで、例えばテーブル可動式を例にして
説明すると、Z軸誤差データ用メモリ23にZ軸が絶対
座標に対して±方向となる電極重量と加工反力の加算値
と電極重量と加工反発力に対するZ軸位置誤差ΔZ
(L)とを対応させて表3に示すように記憶する。
【0096】
【表3】
【0097】また、第1のZ軸誤差量抽出手段24bは
第1のZ軸誤差量抽出手段24bbとし、実際のZ軸の
座標値を読み、そのZ軸座標値が絶対座標に対して±か
を判定し、その判定結果に対応し、かつ電極重量に対応
するZ軸位置誤差量をメモリから読み、抽出して上記説
明の動作と同様な処理をさせてもよい。従って、Z軸ヘ
ッド7を被加工物4に接近させたときに、加工反力が加
算されて+方向にY軸サドル12がたわみZ軸ヘッド7
が変位しても、同様にNCからのZ軸座標を補正でき、
安定な加工が可能となる。
【0098】さらに、テーブル固定式の場合は上記各軸
誤差データメモリ30にZ軸が絶対座標に対して±方向
となる電極重量と加工反力の加算値と電極重量と加工反
発力に対するZ軸位置誤差ΔZ(L)とをX軸及びY軸
に対応させて記憶することで上記同様にZ軸座標を補正
し、その補正値に基づいてX、Y軸を補正できて安定な
加工が可能となる。
【0099】また、上記実施例では電極8の重量を検出
することで、Z軸又は各軸を補正するとしたが電極重量
と加工反力とは対応しているので、下記の式7に示す周
知のステファンの式に基づいて加工反力を算出すること
でZ軸又は各軸を補正してもよい。
【0100】
【数7】
【0101】この場合は、電極重量検出センサ21が不
要となり、またメモリには電極重量ではなく加工反力に
対応するZ軸位置誤差量を記憶させて、荷重計測手段2
4aは、加工反力を上記式7に基づいて計測する。
【0102】但し、予め加工液の粘性係数μ、電極移動
速度V、電極半径r、最短極間距離h、電極面粗さR
e、ワーク面粗さRwをパラメータとして設定する。そ
して、電極8がJUNP動作のUP動作を開始する瞬間
又は最下点に到達する瞬間に実際のZ軸座標値を読み、
実効極間距離heを求め、上記式7に基づいて加工反力
を求めるようにしてもよい。従って、上記実施例の荷重
を電極重量として説明したが加工反力としてもよい。
【0103】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、テーブ
ル可動式の場合は、予めZ軸ヘッドに加わる荷重毎(電
極重量又は反力)に発生する第1のZ軸位置誤差量を対
応させて複数記憶し、加工中はZ軸ヘッドに加わる荷重
に応じた第1のZ軸誤差量を抽出して、予め設定されて
いる加工形状によって決定された第1のZ軸座標を、荷
重に応じた第1のZ軸誤差量に基づいて自動的に補正す
るようにしたので、Z軸ヘッドが電極重量又は反力に応
じて変位しても加工形状に応じた安定加工が高速にでき
るという効果が得られている。
【0104】また、計測した荷重に応じた第1のZ軸位
置誤差量が記憶されていない場合は、計測荷重と記憶さ
れている荷重に基づいて、計測荷重に対応するZ軸誤差
量を算出し、その算出したZ軸誤差量で第1のZ軸座標
を自動補正するようにしたので、任意の荷重に対してZ
軸ヘッドのZ軸を補正することができるという効果が得
られている。
【0105】さらに、テーブル固定式の場合は、電極を
Z軸ヘッドに取付けたときのY軸サドル又はX軸サドル
の相対軸移動量及びZ軸ヘッドの第2のZ軸位置誤差量
をその移動軸のたわみ特性データとを記憶し、加工中は
計測荷重に対応するたわみ特性データからY軸サドル又
はX軸サドルの実際の相対軸移動量に対応する第2のZ
軸位置誤差量を抽出し、その第2のZ軸位置誤差量に基
づいて、予め設定されているX軸、Y軸、Z軸を補正す
るようにしたので、電極重量又は反力に応じて各軸がた
わみ軸座標が変位しても加工形状に応じた安定加工が高
速にできるという効果が得られている。
【0106】さらに、たわみ特性データが記憶されてい
ない場合は計測荷重に基づいてたわみ特性データを算出
して、その特性から第2のZ軸位置誤差量を抽出させ
て、予め設定されているX軸、Y軸、Z軸を補正するよ
うにしたので、任意の荷重(電極重量又は反力)に対し
て相対移動軸を補正することができるという効果が得ら
れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテーブル可動方式の型彫り放電加工装
置の概略構成図である。
【図2】テーブル可動方式の型彫り放電加工装置のZ軸
位置誤差量を説明する図である。
【図3】本発明の型彫り放電加工装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図4】テーブル固定式の本発明の放電加工装置の概略
構成図である。
【図5】各軸位置誤差データ用メモリの各軸位置誤差デ
ータを説明する図である。
【図6】テーブル固定式の本発明の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】テーブル固定式の本発明の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図8】テーブル可動方式の従来の型彫り放電加工装置
の一例を示す概略構成図である。
【図9】テーブル固定方式の従来の型彫り放電加工装置
の概略構成図である。
【図10】電極を取り付けるたときの図9のA矢視図で
ある。
【図11】電極を取付けて放電加工した場合の図9のA
矢視図である。
【図12】従来の放電加工装置の位置誤差補正方式の概
略構成図である。
【図13】メモリのY軸サドル移動量に対するZ軸電極
位置誤差のデータを説明する図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 X軸テーブル 3 Y軸テーブル 4 被加工物 5 被加工槽 6 コラム 7 Z軸ヘッド 8 極電 10 ベッド 11 X軸サドル 12 Y軸サドル 21 電極重量検出センサ 24 Z軸補正部 24a 重計測手段 24b 第1のZ軸誤差量抽出手段 24c 第1のZ軸誤差量算出手段 24d Z軸座標補正手段 25 第1のサーボ制御部 23 Z軸誤差量データ用メモリ 30 各軸誤差データ用メモリ 31a たわみ特性選択手段 31b たわみ特性算出手段 31c 第2のZ軸誤差量抽出手段 31e 軸座標補正手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工中は、Z軸ヘッド、X−Y軸テーブ
    ルを制御する第1のサーボ部に、被加工物の加工形状に
    基づいて指令された第1のZ軸座標を設定して、前記Z
    軸ヘッドに取付けられた電極を被加工物に対して近接及
    び離反させながら、加工液が注入された加工槽内の被加
    工物に対して所定の加工間隙を作成させて放電加工を行
    わせる第1のサーボ制御手段を有したテーブル可動式の
    型彫り放電加工装置において、 前記Z軸ヘッドに電極を取付けた際に、該電極の重量又
    は該電極を被加工物に近接及び離反させた際の反力によ
    って、前記Z軸ヘッドが変位する変位量を第1のZ軸位
    置誤差量とし、取付けられる電極の重量又は前記間隙に
    生ずる反力(以下総称して荷重という)毎に、その第1
    のZ軸位置誤差量が対応させられて複数記憶されたZ軸
    誤差量データ用メモリと、 前記Z軸ヘッドに取付けられた重量又は前記電極を被加
    工物に対して近接及び離反したときに間隙に生ずる反力
    を、前記Z軸ヘッドに加わる荷重として所定時間毎に計
    測し、計測荷重として出力する荷重計測手段と、 前記計測荷重に対応する第1のZ軸誤差量を前記Z軸誤
    差量データ用メモリから抽出して出力する第1のZ軸誤
    差量抽出手段と、 前記第1のZ軸誤差量が出力されると、前記第1のサー
    ボ制御手段に設定されている第1のZ軸座標を前記第1
    のZ軸誤差量に基づいて補正するZ軸座標補正手段とを
    有することを特徴とする型彫り放電加工装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のZ軸誤差量抽出手段から荷重
    に対応する第1のZ軸誤差量が抽出されない場合は、前
    記計測荷重と前記Z軸誤差量データ用メモリの荷重に基
    づいて、前記計測荷重の範囲を求め、その範囲から計測
    荷重に対応するZ軸誤差量を算出し、前記第1のZ軸誤
    差量として前記Z軸座標補正手段に出力するZ軸座標誤
    差量算出手段とを有することを特徴とする請求項1記載
    の型彫り放電加工装置。
  3. 【請求項3】 加工中は、X軸サドル、Y軸サドル及び
    Z軸ヘッドを相対軸移動させる第2のサーボ部に、被加
    工物の加工形状に基づいて指令された相対軸座標を設定
    して、前記Z軸ヘッドに取付けられた電極を被加工物に
    対して近接及び離反させながら、加工液が注入された加
    工槽内の被加工物に対して所定の加工間隙を作成させて
    放電加工を行わせると共に、前記X軸サドル、Y軸サド
    ルを相対軸移動させて加工させる第2のサーボ制御手段
    を有したテーブル固定式の型彫り放電加工装置におい
    て、 前記Z軸ヘッドに電極を取付けて前記Y軸サドル又はX
    軸サドルを相対軸移動させたときに、該Y軸サドル又は
    X軸サドルのたわみ量によるZ軸ヘッドの変位量を第2
    のZ軸誤差量とし、Z軸ヘッドの荷重(電極重量又は反
    力)毎に、前記Y軸サドル又はX軸サドルの移動量と前
    記第2のZ軸誤差量を示すたわみ特性データが複数記憶
    された各軸誤差量データ用メモリと、 前記Z軸ヘッドに加わる荷重を所定時間毎に計測する荷
    重計測手段と、 前記相対軸移動の方向を読み、その方向に対応すると共
    に、荷重計測手段で計測された荷重に対応するたわみ特
    性データを前記各軸誤差量データ用メモリから選択し、
    選択されたたわみ特性データを知らせるたわみ特性選択
    手段と、 前記Y軸サドル又はX軸サドルの実際の相対軸移動量を
    所定時間毎に読み、前記選択されたたわみ特性データか
    ら前記Y軸サドル又はX軸サドルの実際の相対軸移動量
    に対応する前記第2のZ軸誤差量を抽出する第2のZ軸
    誤差量抽出手段と、 前記第2のZ軸誤差量が抽出されると、前記第2のサー
    ボ制御手段に設定されている相対移動軸のZ軸の設定値
    を前記第2のZ軸誤差量に基づいて補正すると共に、そ
    のZ軸の補正値により前記第2のサーボ制御手段に設定
    されたY軸及びX軸の設定値を補正する各軸位置補正手
    段とを有することを特徴とする型彫り放電加工装置。
  4. 【請求項4】 前記たわみ特性選択手段でたわみ特性デ
    ータが選択されない場合は、前記計測荷重及び相対移動
    軸座標を読み、前記各軸誤差データ用メモリに記憶され
    ている荷重に基づいて、計測荷重及び前記相対移動軸の
    範囲を求め、その範囲から計測荷重に対応するたわみ特
    性データを作成し、前記第2のZ軸誤差量抽出手段に出
    力するたわみ特性算出手段とを有することを特徴とする
    請求項3記載の型彫り放電加工装置。
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