JPH0751343Y2 - Icカード - Google Patents

Icカード

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JPH0751343Y2
JPH0751343Y2 JP1988047776U JP4777688U JPH0751343Y2 JP H0751343 Y2 JPH0751343 Y2 JP H0751343Y2 JP 1988047776 U JP1988047776 U JP 1988047776U JP 4777688 U JP4777688 U JP 4777688U JP H0751343 Y2 JPH0751343 Y2 JP H0751343Y2
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JP
Japan
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core
coil
diameter portion
substrates
card
Prior art date
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JP1988047776U
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English (en)
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JPH01156073U (ja
Inventor
昌弘 坂寄
和宏 高杉
守文 奥川
達次郎 川北
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Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、演算機能を有するプロセッサーと記憶機能
を有するメモリとを内蔵したICカードに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来より、合成樹脂製シート等を重合して構成した薄型
パッケージ内に、IC(integrated circuit)を含む電子
回路を設けたICカードが実用されている。
またこの種のICカードとして、読取り/書込み装置との
間の信号の伝送を結合トランスによる磁気結合によって
非接触で行なうものが知られている。第4図はこのよう
なトランスによる信号伝送を行なうICカードの従来例を
示す部分断面図である。図において7は2次側コアで、
8は回路基板、9は補強板である。このICカードでは、
回路基板8と補強板9との所定位置に2次側コア7を挿
通させる貫通孔10を設け、この貫通孔10内に2次側コア
7を挿通させて、前記回路基板8と補強板9との外側面
に2次側コア7の両端面を合わせ、その外側に保護シー
ト11a及び11bを被着させる構造になっている。これによ
って2次側コア7を保護シート11a,11bに密着させるこ
とにより、1次側トランスとの強力な磁気結合を得るよ
うになっていた。そして、2次側コア7の外周面で回路
基板8と補強板9とによって挟まれた位置に2次コイル
12を巻き付け、この2次コイル12を回路基板8の所定位
置に接続していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような従来技術において2次側コア7に
2次側コイル12を巻回する場合には、通常コイル12の一
端側(一方のリード部分12a)をコア7の外周面にあて
がい、他端側をコア7の内径方向から外形方向に漸次巻
付けるようにして行っている。
しかしがら、このような巻装方法では、コイル12の一方
のリード部分12aを回路基板8に接続するため、コイル1
2の内周側から外周側に導出する必要があり、このリー
ド部分12aが基板9とコイル12の間に介在することにな
るので、その分ICカードの厚さが大きくなる問題点があ
った。
そこで本考案は、上述した実情に鑑み、コイルの巻線効
率の改善を図ることができ、さらに薄型化を達成するこ
とのできるICカードを提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案によるICカードは、少
なくとも一方が集積回路を実装した回路基板をなし、周
縁部同士が重ね合わされて内部には前記集積回路を収容
するための囲繞された間隙が形成されており、該間隙の
対向した位置にそれぞれ貫通して嵌合孔3a,13aが形成さ
れた一対の基板3,13と、 該一対の基板のそれぞれの外側の面に被着された薄膜状
の保護シート2と、 太径部5bと、該太径部の両側面に一体形成され前記太径
部の境界部分の面5cが前記一対の基板のそれぞれの内壁
面と当接するように前記嵌合孔内に嵌合される小径部5a
とからなるコア5と、 該コアの太径部の所定位置に中間部分6bを位置させ漸次
巻き始めることにより、両端のリード部分6aがコアの最
外周部から導出されるコイル6とを有することを特徴と
する。
[作用] 対向位置に貫通した嵌合孔を有する一対の基板を、2次
側トランスのコアの太径部を外方から挟むようにして組
み合わせると、太径部の両側面に一体形成されたコアの
小径部は、太径部の境界部分の面が一対の基板の内壁面
に当接した状態で嵌合孔内に嵌合される。これにより、
コアは一対の基板間に挟持されて間隙内に位置ずれを起
こすことなく強固に位置決め固定される。
また、2次側トランスのコイルは、このコアの太径部に
巻回されるが、両方のリード部分は、巻回に伴って自然
に外周側に配置されることになり、従って一方のリード
部分を内周側から導出することなく回路基板に接続でき
る。
これにより、2次側トランスは、ICカードの基板内で位
置ずれすることなく、また、コアに巻回されるコイルの
巻回効率を向上することができ小型化でき、ICカードを
薄型化できる。
[実施例] 以下、第1図乃至第3図により本考案の実施例を説明す
る。ICカード1は、第1図及び第2図に示すように、保
護シート2、回路基板3、補強板3、2次側トランス4
とにより概略構成されている。保護シート2はICカード
1の上下に設けられる回路基板3の外側を保護するもの
で、合成樹脂により薄膜状に形成されたものである。回
路基板3にはICチップやその他の回路素子等が取り付け
てあり、外部機器としての1次側機器であるリーダ、ラ
イター等のホストからの信号に応じて作動される演算機
能や記憶機能を司るようになっている。回路基板3と補
強板13の所定位置には後述する2次側トランス4のコア
5を固定保持する嵌合孔3a,13aが設けてある。また、回
路基板3と補強板13の周縁部には立設部3b,13bが設けて
あって、この回路基板3と補強板13とを重ね合わせたと
き、前記立設部3b,13bはそれぞれ基板3の裏面に突き合
わされ、基板3,13間の内部には、囲繞された間隙が形成
される。この間隙内には基板3に取り付けられたICチッ
プや回路素子等の集積回路と2次側トランス4が収容さ
れるようになっている。
2次側トランス4はコア5の外周にコイル6が巻回され
たものである。コア5は磁心となる円筒状のもので、両
端には前記各基板3,13に設けられた嵌合孔3a,13aに嵌合
し、その端面が保護シート2に当接する小径部5aが形成
されている。小径部5a,5a間は同心円筒状に太く形成さ
れコイル5が巻装される太径部5bとなっており、この太
径部5bの長さは前記各基板3,13の立設部3b,13bの高さに
合わされている。従って、このコア5の小径部5aに対し
各基板3,13を上下方向より組み合わせると、小径部5aと
太径部5bとの境界部分に形成された境界面をなす段差部
5cが各基板3,13の内壁部における嵌合孔3a,13aの周縁部
に当接して係止され、コア5が両基板3,13間に挟持され
て間隙内にしっかりと固定されることになり、コア5が
上下の基板3,13間の嵌合孔3a,13aからずれて保護シート
2より外方に突出することはない。
コイル6はコア5の太径部5bに巻き付けられるもので、
外部機器との入出力信号を磁気信号として変換し回路基
板3に入出力するものである。このコイル6は、中間部
がコイル6の最内周部、すなわちコア5の外周部に接す
る位置に配され、両端のリード部分6aがコイル6の最外
周部に配されるように巻回されている。つまりこのコイ
ル6は、中間部をコア5の外周面にあてがった状態で両
端側をコア5に巻付けることにより、両端のリード部分
6aを漸次コイル6の外径方向に導き、最終的にコイル6
の最外周部に配置したものである。
第3図は以上のようなコイル6の巻回方法を詳細に説明
するための模式図である。まずコイル6の中間部分6b
は、コア5の軸線方向中央部(図中点aから点bにより
示す部分)に当接されている。そして、この中央部を境
としてコア5の上端側(図中カッコAで示す範囲)に、
コイル6の一端側を巻回するとともに、コア5の下端側
(図中カッコBで示す範囲)に、コイル6の他端側を巻
回する。この巻回動作は、コア5の軸長及びコイル6の
所定の巻数に基づいて、図中矢線C,Dで示すように繰返
され、コイル6は漸次内径側から外径方向に巻付けられ
る。これによって、コイル6の両端のリード部分6aは、
巻回作業に伴って自然にコイル6の最外周部に配置され
ることになり、この位置から容易に回路基板3に導かれ
る。なお、図中コイル裁断面に示すXおよび、・の記号
は、コイルの巻回方向を示しており、コイルの各ループ
はX側から・側に向って巻回されている。
従って、本実施例では、コイル6のリード部分6aは巻き
上げたコイル6内を横切ることなくコア5の外方に引き
出すことができ、コイル6がコア5に対して効率良く巻
回されるので、その分ICカードの薄型化を図ることがで
きる。
また本実施例にあっては、コイル6の巻回密度の向上に
よってコイル6の径を縮小することができ、これによっ
てコア5の太径部5b,径方向の突出分を相殺することが
できる。従って、小径部5aを高い磁気結合を得るために
従来と同様の径に形成し、その分太径部5bを外方に突出
させた場合にも、前述したコイル6の巻回効率の改善に
よって2次側トランス4の占有面積を小さく維持でき、
回路基板3上の実装スペースの有効利用にも貢献でき
る。
なお、上述したコア5は、円柱状のものについて述べた
が、小径部5aと太径部5bを有するものであれば、角柱状
等、他の形状のものであっても同様に適用することがで
きる。
〔考案の効果〕
本考案のICカードは、一対の基板には、対向位置に貫通
した嵌合孔を有し、2次側トランスのコアの小径部が嵌
合孔内に嵌合され、コアの太径部の所定位置に中間部分
を位置させ漸次巻き始めることにより、両端のリード部
分がコアの最外周部から導出される構成なので、2次側
トランスは、コアを基板に対してずれることなく強固に
位置決め固定でき、コイルもリード部分がコイル内を横
切って内周側から外周側に導出する必要がなく、その分
コイルの巻回効率を向上することができる。よって、IC
カードは所定の強度を保ちつつ薄型化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るICカードの分解斜視図、第2図
は第1図のICカードを組み立てた側面断面図、第3図は
コイルの巻き方を示す模式図、第4図は従来例の側面断
面図である。 1……ICカード,2……保護シート,3……回路基板,3a,13
a……嵌合孔,4……2次側トランス,5……コア,5c……段
差部,6……コイル,6a……リード部分,6b……中間部分,1
3……補強板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 5/02 4231−5E 38/14 H02K 15/04 G06K 19/00 K (72)考案者 奥川 守文 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 川北 達次郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−13396(JP,A) 特開 昭59−50754(JP,A) 特開 昭61−214088(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方が集積回路を実装した回路
    基板をなし、周縁部同士が重ね合わされて内部には前記
    集積回路を収容するための囲繞された間隙が形成されて
    おり、該間隙の対向した位置にそれぞれ貫通して嵌合孔
    (3a,13a)が形成された一対の基板(3,13)と、 該一対の基板のそれぞれの外側の面に被着された薄膜状
    の保護シート(2)と、 太径部(5b)と、該太径部の両側面に一体形成され前記
    太径部の境界部分の面(5c)が前記一対の基板のそれぞ
    れの内壁面と当接するように前記嵌合孔内に嵌合される
    小径部(5a)とからなるコア(5)と、 該コアの太径部の所定位置に中間部分(6b)を位置させ
    漸次巻き始めることにより、両端のリード部分(6a)が
    コアの最外周部から導出されるコイル(6)と、 を具備することを特徴とするICカード。
JP1988047776U 1988-04-11 1988-04-11 Icカード Expired - Lifetime JPH0751343Y2 (ja)

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JP1988047776U JPH0751343Y2 (ja) 1988-04-11 1988-04-11 Icカード

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JP1988047776U JPH0751343Y2 (ja) 1988-04-11 1988-04-11 Icカード

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JPH01156073U JPH01156073U (ja) 1989-10-26
JPH0751343Y2 true JPH0751343Y2 (ja) 1995-11-22

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ID=31273962

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JP1988047776U Expired - Lifetime JPH0751343Y2 (ja) 1988-04-11 1988-04-11 Icカード

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JPH01156073U (ja) 1989-10-26

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