JP4412402B2 - コイルユニット及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、コイルを用いた無接点電力伝送に係るコイルユニット及び電子機器等に関する。
電磁誘導を利用し、金属部分の接点がなくても電力送信を可能にする無接点電力伝送が知られている。この無接点電力伝送の適用例として、携帯電話の充電や家庭用機器(たとえば電話機の子機)の充電などが提案されている。
電磁誘導による電力伝送において、コイルの同軸線上のズレ量は、その伝送量に大きく影響を及ぼす。そこで、被充電器が充電器の適切な位置に設置されることは重要である。それを実現しようとする技術として、特許文献1〜3に開示された技術が提案されている。
特許文献1は、被充電器と充電器との間に異物の挿入を防止し、適切な位置で充電するのを確保するための技術が開示されている。
特許文献2は、凸状コアに空芯ソレノイドコイルをはめ合わせて電磁結合をする技術が開示されている。
特許文献3は、1次側のコアを2次側コイルの空芯部に挿入し、1次/2次間の電磁結合をする技術が開示されている。
特開平6−311659号公報 特開平7−322534号公報 特開平6−303726号公報 しかしながら、特許文献1〜3に開示された技術は、いずれもコイルにコアが設けられたものである。
本発明の幾つかの態様は、薄型でかつ伝送効率を向上させたコイルユニット及びそれを用いた電子機器等を提供することにある。
本発明の一態様に係るコイルユニットは、空芯部を有する平面状空芯コイルと、前記平面状空芯コイルの伝送面側に配置された配線印刷基板と、前記平面状空芯コイルの前記伝送面とは逆の非伝送面に配置された磁性シートとを有し、前記平面状空芯コイルには、前記伝送面側から内端の配線を引き出すための引き出し線が設けられ、前記配線印刷基板には、前記引き出し線を収容する収容部が設けられていることを特徴とする。
コイル内端の引き出し線は平面状空芯コイルの厚さを増加する。しかし、この引き出し線が配線印刷基板の収容部に収容されるため、引き出し線の分の厚みのすべてがコイルユニット(平面状空芯コイル+磁性シート+配線印刷基板)の厚みに寄与してしまうのを防ぐことができ、薄型化が可能である。
本発明の一態様では、前記配線印刷基板には、前記平面状空芯コイルの前記空芯部と対向する貫通孔を設けることができきる。
配線印刷基板に貫通孔が設けると、このコイルユニットが収容される筐体にコイル位置決め突部を設けておくことで、このコイル位置決め突部が貫通孔を介して平面状空芯コイルの空芯部に突入されて、筐体に対してコイルユニットを位置決めできる。
この場合、前記配線印刷基板の貫通孔の径は、前記平面状空芯コイルの前記空芯部の径より小さくし、前記配線印刷基板が前記平面状空芯コイルと重ね合わされる面であって、前記貫通孔の周辺でかつ前記空芯部の周縁より内側に、温度検出部を設けることができる。
これに代えて、前記配線印刷基板が前記平面状空芯コイルと重ね合わされる面とは逆側の面であって、かつ、前記貫通孔の周縁位置に、温度検出部を設けることができる。
いずれの場合も、平面状空芯コイルの空芯部の付近で温度検出することができるので、電子機器と充電器との間に異物が混入した時の異物の温度を的確に測定でき、所定値以上に温度上昇した異常時に通電遮断などの対策ができる。
本発明の他の態様は、上述したコイルユニットを収容する筐体を含む電子機器を定義している。この場合、前記電子機器の筐体は、その内表面に形成され、前記配線印刷基板の前記貫通孔を介して前記平面状空芯コイルの前記空芯部に突入して、前記平面状空芯コイルを位置決めするコイル位置決め突部を有することができる。
本発明の他の態様に係るコイルユニットでは、空芯部を有する平面状空芯コイルと、前記平面状空芯コイルの伝送面とは逆の非伝送面側に配置された磁性シートと、前記磁性シートが前記平面状空芯コイルと重ね合わされる面とは逆の面にて前記磁性シート上に配置された配線印刷基板とを有し、前記平面状空芯コイルには、前記磁性シートと面する側からコイル内端の配線を引き出すための引き出し線が設けられ、前記配線印刷基板には、前記磁性シートを介して前記引き出し線を収容する収容部が設けられていることを特徴とする。
この場合も、引き出し線の分の厚みのすべてがコイルユニット(平面状空芯コイル+磁性シート+配線印刷基板)の厚みに寄与してしまうのを防ぐことができ、薄型化が可能である。
このコイルユニットを含む電子機器では、平面状空芯コイルと電子機器等の筐体との間に配線印刷基板が設けられないので、配線印刷基板に貫通孔を設けなくてもよい。電子機器の筐体に設けたコイル位置決め突部が平面状空芯コイルの空芯部に突入されて、筐体に対してコイルユニットを位置決めできる。また、平面状空芯コイルは筐体内表面に接して配置できるので、相手側のコイルユニットとの距離が短くなり、伝送効率が向上する。
本発明のさらに他の態様に係るコイルユニットは、上述した充電器または電子機器の筐体の一部となるコイル収容筐体を一体的に有することができる。
例えば、本発明のさらに他の態様に係るコイルユニットは、空芯部を有する平面状空芯コイルと、前記平面状空芯コイルの伝送面側に配置されるコイル収容筐体と、前記平面状空芯コイルの非伝送面側に配置される配線印刷基板とを有し、前記配線印刷基板が前記コイル収容筐体に固定されることで、前記コイル収容筐体と前記配線印刷基板との間に前記平面状空芯コイルが収容され、前記平面状空芯コイルには、前記伝送面側からコイル内端の配線を引き出すための引き出し線が設けられ、前記コイル収容筐体には、前記引き出し線を収容する収容部が設けられていることを特徴とする。
こうすると、電子機器や充電器の筐体に組み込む前に、コイル収容筐体と配線印刷機版との間に平面状空芯コイルを挟持した剛体構造を提供でき、コイルの組み込み性が向上する。しかも、引き出し線の分の厚みのすべてがコイルユニットの厚みに寄与してしまうのを防ぐことができ、薄型化が可能である。
特にこの構造では、輸送やコイル組み込み作業時に、コイルの巻回が解けたりコイルが変形することを防止でき、インダクタンス等の電気的特性に悪影響のあるコイルの変形を防止できる。
この構造では、前記コイル収容筐体に、前記平面状空芯コイルを位置決めする位置決め突部を設けることができる。
また、前記平面状空芯コイルの前記非伝送面側に配置される磁性シートをさらに有しもよい。こうすると、前記コイル収容筐体と前記配線印刷基板との間に、前記平面状空芯コイル及び前記磁性シートが収容される。
このコイルユニットを含む電子機器では、前記コイル収容筐体の外表面を、前記電子機器の筐体の外表面と面一とすることができる。つまり、コイル収容筐体は電子機器の筐体の一部となり、充電器に載置される面がフラットになる。
上述した電子機器の筐体には、充電器に位置決めされる被位置決め部を形成することができる。これにより、電子機器と充電器との位置決めが可能となり、伝送効率が向上する。
なお、上述した引き出し線の厚さを吸収するための構造は、充電器にも適用することが可能である。
本発明のさらに他の態様に係るコイルユニットは、空芯部を有する平面状空芯コイルと、前記平面状空芯コイルの伝送面側に配置された配線印刷基板と、前記平面状コイルの非伝送面側に配置された磁性シートと、を含み、前記平面状空芯コイルには、前記伝送面側に前記平面状空芯コイルの内端からの配線を引き出すための引き出し線が設けられ、前記配線印刷基板には、前記引き出し線を収容する収容部が設けられていることを特徴とする。
本発明のさらに他の態様に係るコイルユニットは、空芯部を有する平面状空芯コイルと、前記平面状空芯コイルの非伝送面側に配置され、第1の面が前記平面状空芯コイルと重ね合わされる磁性シートと、前記磁性シートの第2の面上に配置された配線印刷基板と、
を含み、前記平面状空芯コイルには、前記非伝送面側に前記平面状空芯コイルの内端からの配線を引き出すための引き出し線が設けられ、前記配線印刷基板には、前記引き出し線を収容する収容部が設けられていることを特徴とする。
これら2つの態様に係るコイルユニットにおいても、本発明の一態様に係るコイルユニットと同等の作用・効果を奏することができる。
本発明のさらに他の態様に係るコイルユニットは、空芯部を有する平面状空芯コイルと、前記平面状空芯コイルの伝送面側に配置されるコイル収容筐体と、前記平面状空芯コイルの非伝送面側に配置される配線印刷基板と、を含み、前記配線印刷基板は前記コイル収容筐体に固定され、前記平面状空芯コイルは前記コイル収容筐体と前記配線印刷基板との間に収容され、前記平面状空芯コイルには、前記伝送面側に前記平面状空芯コイルの内端からの配線を引き出すための引き出し線が設けられ、前記コイル収容筐体には、前記引き出し線を収容する収容部が設けられていることを特徴とする。
この態様に係るコイルユニットにおいても、本発明のさらに他の態様に係る上述のコイルユニットであって、コイル収容筐体に収容部を備えたものと同等の作用・効果を奏することができる。
本発明のさらに他の態様に係る電子機器は、これらのコイルユニットを含むことを定義している。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.充電システム
図1及び図2は、充電器10と、この充電器10により充電される電子機器例えば携帯電話機20とから成る充電システムを模式的に示す図である。図1は、充電器10Aに横置きされる携帯電話機20Aを示している。充電器10Aから携帯電話機20Aへの充電は、充電器10Aのコイルユニット12のコイルと携帯電話機20Aのコイルユニット22のコイルとの間に生じる電磁誘導作用を利用し、無接点電力伝送により行われる。
携帯電話機20Aは、図1では図示が省略されている位置決め凹部(広義には被位置決め部)、充電器10Aの位置決め突部(広義には位置決め部)14により位置決めされて装着される。このように位置決めして携帯電話機20Aを充電器10Aに装着するため、適切な位置に携帯電話機20Aを充電器10Aに装着することができ、伝送効率を向上させることができる。
ここで、図1に示すように、コイルユニット12,22同士が対向して無接点電力伝送を実施する際の対向面側を伝送面と称する。図1のコイルユニット12は上側面が伝送面であり、コイルユニット22は下側面が伝送面である。伝送面とは逆側の面を非伝送面と称する。
2.コイルユニットの構造
2.1.コイル内端の引き出し線を伝送面側としたコイルユニット
以下、コイルユニット12,22について、特に携帯電話機20に好適な薄型のコイルユニット22を例にとり、より具体的に説明する。
図2は、コイルユニット22の斜視図である。図3(A)及び図3(B)は、図2のV11−V11線に沿った2種類のコイルユニット22の断面をそれぞれ模式的に示す断面図である。図4および図5は、図3(A)及び図3(B)に示すコイルユニット22の分解斜視図である。
コイルユニット22は、配線印刷基板(たとえばフレキシブル配線基板)60の筐体20a側とは逆の側に、両面テープ70を介して、平面状空芯コイル30B、磁性シート40Bおよび磁束漏れ防止部材50が順次設けられている。
図4および図5に示すように、平面状空芯コイル30Bには、その内端を伝送面側から引き出すための引き出し線32が設けられている。なお、引き出し線34は平面状空芯コイル30Bの外端から引き出されている。引き出し線32が引き出されるコイル面側に配置される両面テープ70および配線印刷基板60には、その引き出し線32を収容する収容部60a,70aが切り欠かれて設けられている。収容部60a,70aは例えば長孔で形成されている。引き出し線32は、図6に示すように配線印刷基板60側から見たとき、収容部60a内に収まるように収容される。このように収容部60a,70aに引き出し線32を収容することで、引き出し線32がコイルユニット22自体の厚みに寄与しないか、または、その厚みに寄与してしまうのを低減することができる。
また、図4および図5に示すように、配線印刷基板60には、平面状空芯コイル30Bの空芯部31Bに面する位置に、貫通孔60bが設けられている。この貫通孔60bの径は、平面状空芯コイル30Bの空芯部31Bの径より小さく設定されている。そして、配線印刷基板60が平面状空芯コイル30Bと面する側(図3(A)及び図4の例)またはその逆側(図3(B)及び図5の例)で、かつ、空芯部31Bより内側に例えばサーミスタ等の温度検出部80が設けられている。このように、空芯部31Bより内側に温度検出部80を設けることで、充電器10と携帯電話機20との間に入り込んだ異物の温度を検出することができる。特に、磁束密度の大きな空芯部31B付近に入り込んだ異物は渦電流により発熱が激しいので、この異物温度を的確に検出できる。
磁性シート40Bの側面は、図3(A)及び図3(B)に示すように磁束漏れ防止部材50によって覆うことができる。これにより、磁性シート40Bが腐食すること、磁性シートが欠けたりなどして磁性粉が散らばることを防ぐことができる。
また、携帯電話機20の磁性シート40Bは、充電器10の平面状空芯コイル30Aの外形より大きくすることができる。これにより、コイルユニット22の内側にある充電池や回路基板の金属に渦電流損が生じるのを防止することができ、電力の伝送効率を向上させることができる。
2.2.コイル内端の引き出し線を非伝送面側としたコイルユニット
図7は、第2の構成例を示す分解斜視図である。この構成例は、平面状空芯コイル30の内端からの引き出し線32を伝送面側(筐体側)とは逆の非伝送面側に設けた場合の例である。
図7に示すように、平面状空芯コイル30Bの伝送面側とは逆の非伝送面側(図7において下側)に、両面テープ72を介して磁性シート40Bが設けられている。磁性シート40Bの下に、配線印刷基板64が設けられている。つまり、磁性シート40Bが平面状空芯コイル30Bと重ねあわされる面を第1の面と称すると、磁性シート40Bの第2の面上に配線印刷基盤64が重ねあわされる。配線印刷基板64には、引き出し線32に対応する位置に、収容部(貫通孔または凹部)64aが設けられている。このように収容部64aが設けられていることで、引き出し線32による厚み分を磁性シート40Bの変形を介してその収容部64aにて吸収することができる。
また、図7の構造では、平面状空芯コイル30の伝送面が、携帯電話機20の筐体内表面に対面して配置されるので、一次コイルユニット12と二次コイルユニット22の各コイル間距離が前例より短くなるため伝送効率向上が期待できる。さらに、携帯電話機20の筐体内表面より突出する位置決め突部を平面状空芯コイル30の空芯部に突入させれば、筐体に対して平面状空芯コイル30を位置決めできる。よって、この場合は配線印刷基板64には位置決めのための貫通孔は不要である。
2.3.コイル収容筐体を有するコイルユニット
図8及び図9は、図1に示す例えば携帯電話機20の筐体20aの一部をコイル収容筺体として含んだコイルユニットを、それぞれ異なる角度から見た分解斜視図である。コイル収容筐体は、上述した充電器10または電子機器20の外部筐体の一部となり、しかも、外部筐体の外表面とコイル収容筐体の外表面とは面一となる。なお、図8及び図9に示す構成例は、平面状空芯コイル30Bの内端からの引き出し線32を伝送面側(筐体側)に設けた場合の例である。これに代えて、平面状空芯コイル30Bの内端からの引き出し線32を非伝送面側(磁性シート側)に設けてもよい。
図8及び図9に示すように、コイル収容筐体20aと配線印刷基板66との間に、平面状空芯コイル30B、磁性シート40Bおよび片面テープ74が設けられている。ただし、本実施形態では磁性シート40bは必須でない。コイル収容筐体20aには、平面状空芯コイル30Bの内端からの引き出し線32を収容する収容部20bと、平面状空芯コイル30Bの外端からの引き出し線34を収容する収容部20cが設けられている。なお、コイル内端の引き出し線32は、伝送面とは反対側にさらに引き出されて配線印刷基板66に接続されている。
図10〜図13は、コイルユニットの製造工程を模式的に示す図である。図10に示すように、コイル収容筐体20aのリング状のリブ20dの内側に平面状空芯コイル30Bを収容して組み込む。この位置決めは、コイル収容筐体20aに設けられた位置決め突部28を利用して行う。次に、図11に示すように、平面状空芯コイル30Bと重なるように、磁性シート40Bを貼り付ける。次に、図12に示すように、磁性シート40Bの外形端から軟磁性金属紛がそれより下に設けられる基板に脱落しないように片面テープ74で蓋をする。次に、図13に示すように、基板66を貼り付ける。その後、筐体20aに設けられた収容部20b,20cから磁性シートの材料(軟磁性金属粉)が漏れるのを防ぐために、その収容部20b,20cを接着材やモールド材で封止する。
特にこの構造では、図2〜図7のコイルユニットと比較して、輸送やコイル組み込み作業時に、コイルの巻回が解けたりコイルが変形することを防止でき、インダクタンス等の電気的特性に悪影響のあるコイルの変形を防止できる。
なお、図2〜図13の構造は、充電器10のコイルユニット12にも適用できる。
(電子機器の適用例)
本実施の形態は、電力伝送や信号伝送を行うすべての電子機器に適用可能であり、たとえば、腕時計、電動歯ブラシ、電動ひげ剃り、コードレス電話、パーソナルハンディフォン、モバイルパソコン、PDA(Personal Digital Assistants)、電動自転車などの二
次電池を備える被充電機器と充電機器とに適用可能である。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるものである。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
本実施の形態は、無接点電力伝送に係るものであったが、電磁誘導原理を用いた無接点信号伝送にも同様に適用することができる。
充電器とそれに横置きされる携帯電話機とを有する第1の実施形態を示す図である。 コイルユニットの斜視図である。 図2のV11−V11線に沿ったコイルユニットの断面を模式的に示す断面図である。 コイルユニットの分解斜視図である。 コイルユニットの他の例の分解斜視図である。 配線印刷基板の収容部と引き出し線との関係を示す図である。 コイルユニットのさらに他の例を示す分解斜視図である。 コイル収容筐体を有するコイルユニットを示す分解斜視図である。 図8に示すコイルユニットを別の角度から見た分解斜視図である。 図8に示すコイルユニットの第1製造工程を模式的に示す図である。 図8に示すコイルユニットの第2製造工程を模式的に示す図である。 図8に示すコイルユニットの第3製造工程を模式的に示す図である。 図8に示すコイルユニットの第4製造工程を模式的に示す図である。
符号の説明
10,10A 充電器、10a 筐体、12 コイルユニット、
14 位置決め部(位置決め突部)、20,20A 電子機器(携帯電話機)、
20a 筐体、22 コイルユニット、28 コイル用位置決め突部、
30,30A,30B 平面状空芯コイル、30a 空芯部、
32 コイル内端引き出し線、34 コイル外端引き出し線、
40A,40B 磁性シート、50 磁束漏れ防止部材、60 配線印刷基板、
62a 収容部、62b 貫通孔、64 配線印刷基板、64a 収容部、66 基板、
70 両面テープ、70a 収容部、72 両面テープ,74 片面テープ、
80 温度検出部

Claims (8)

  1. 空芯部を有するコイルと、
    前記コイルの伝送面側に配置された配線印刷基板と、
    前記コイルの前記伝送面とは逆の非伝送面に配置された磁性部材と、
    を有し、
    前記コイルは、前記伝送面側から前記コイルの内端からの配線が引き出され、
    前記配線印刷基板には、前記配線を収容する収容部が設けられ、
    前記配線印刷基板の一面に垂直な方向から見て、前記印刷配線基板が前記空芯部と重なる領域における前記配線印刷基板の一面側または他面側の少なくとも一部に温度検出部が設けられていることを特徴とするコイルユニット。
  2. 請求項1において、
    前記配線印刷基板には、前記コイルの前記空芯部と対向する貫通孔が設けられていることを特徴とするコイルユニット。
  3. 請求項2において、
    前記配線印刷基板の貫通孔の径は、前記コイルの前記空芯部の径より小さく、
    前記配線印刷基板が前記コイルと重ね合わされる前記一面であって、前記貫通孔の周辺でかつ前記空芯部の周縁より内側に、前記温度検出部が設けられていることを特徴とするコイルユニット。
  4. 請求項2において、
    前記配線印刷基板が前記コイルと重ね合わされる前記一面とは逆側の前記他面であって、かつ、前記貫通孔の周辺でかつ前記空芯部の周縁より内側に、前記温度検出部が設けられていることを特徴とするコイルユニット。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載のコイルユニットを収容する筐体を含む電子機器であって、
    前記電子機器の筐体は、その内表面に形成され、前記配線印刷基板の前記貫通孔を介して前記コイルの前記空芯部に突入して、前記コイルを位置決めするコイル位置決め突部を有することを特徴とする電子機器。
  6. 請求項において、
    前記電子機器の筐体には、充電器に位置決めされる被位置決め部が形成されていることを特徴とする電子機器。
  7. 空芯部を有するコイルと、
    前記コイルの伝送面側に配置された配線印刷基板と、
    前記コイルの非伝送面側に配置された磁性部材と、
    を含み、
    前記コイルは、前記伝送面側から前記コイルの内端からの配線が引き出され、
    前記配線印刷基板には、前記配線を収容する収容部が設けられ、
    前記配線印刷基板の一面に垂直な方向から見て、前記印刷配線基板が前記空芯部と重なる領域における前記配線印刷基板の一面側または他面側の少なくとも一部に温度検出部が設けられていることを特徴とするコイルユニット。
  8. 請求項に記載のコイルユニットを含む電子機器。
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