JPH07507249A - 保護用衣服のための複合体化学バリヤー構造物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 保護用衣服のための複合体化学バリヤー構造物発明の分野 本発明は、化学保護用衣服（ｃｈｅｍｉｃａｌ　ｐｒｏｔｅｃｔｉｖｅ　ｇａｒ ｍｅｎｔｓ）の製造で特に有効性を示す複合体材料に関するものである。特に、 本発明は、保護用衣服で用いるに適した複合体フィルムに関する。加うるに、本 発明は、上記複合体フィルムに積層した軟質基質で出来ている軽量複合体構造物 にも関する。

発明の背景 特別な状況において、人々は、危険な濃度の有害な化学品に遭遇する可能性があ る。このような状況では、特別な組成および構造を有する化学保護用衣服を着用 する必要がある。このような保護用衣服は、その着用者とその遭遇する化学品と の間に有効なバリヤーを与える必要がある。

しかしながら、米国特許第４．８５５．１７８号（Ｌａｎｇｌｅｙ）の中に指摘 されているように、化学保護用衣服に適した材料は、有効な化学バリヤーを与え ることに加えて、現存する方法（例えば継目の熱結合など）で加工が可能である ことに関する実用上の要求に合致する必要があると共に、裂けおよびその結果と して生じる保護損失を防止するに充分な強度を与えることに関する実用上の要求 に合致する必要がある。

保護用衣服業で行われている一般的な実施は、化学保護用衣服材料のパネルを一 緒に継ぎ合わせることによって化学保護用衣服を横築することである。このよう な継目は数多くの方法で作り出され得る。縫製した後その継目を熱シーリングテ ープの層で覆う古典的な方法を用いることでも、これらの継目を生じさせること ができる。また、衣服材料を加熱溶着または超音波溶着させることによっても、 これらの継目を生じさせることができる。これらの継目では接着剤の使用も可能 である。

適切な化学保護用衣服材料は、標準的な継ぎ合わせ装置を用いた継ぎ合わせを行 っている間、これが縫製、接着または熱シーリングであろうとも、操作を可能に する柔軟性を示す必要がある。これらの化学保護用衣服材料はまた、これらの継 目を縫製した後テープで接着剤的に結合させるか或はこれらを熱または超音波エ ネルギーで溶着させるかに拘らず、強力に閉じられた継目の形成を可能にする組 成を有する必要がある。

加つるに、化学保護用衣服は使用中耐久性を示す必要がある。これらの衣服は、 その着用者が有害化学品に暴露されるかもしれない使用中に構造的欠陥を表して はならない。従って、これらの化学保護用衣服材料およびこれらの衣服を構築し ている間に作り出す継目は、強くな（ではならないと共に構造的欠陥（例えば裂 け、亀裂または収縮など）に抵抗を示す必要がある。

多くの状況において、化学保護用衣服が有害化学品に暴露された後、それから汚 染物を取り除くのは不可能である。有害化学品で汚染された化学保護用衣服は、 一般に、有害廃棄物と見なされる。有害廃棄物の貯蔵および埋め込みを行うため の空間は制限されている。限定された使用を意図した化学保護用衣服は、貯蔵お よび処分の負担を軽減する目的で軽量でなくてはならない。

異なる材料の積層物で作られている強い軽量化学保護用衣服材料は知られている 。米国特許第４．２７２．８５１号（Ｇｏｌｄｓｔｅｉｎ）には、化学保護用不 織衣服に積層可能なポリエチレンフィルムが記述されている。米国特許第４．７ ７２，５１０号（Ｍｅ　ＣＪ　ｕ　ｒ　ｅ）　Ｌ：Ｊ、ｔ、接着剤を用いて不織 基質に積層させた化学バリヤーフィルムが記述されている。米国特許第４．８５ ５．１７８号（Ｌａｎｇｌｅｙ）：４，８３３．０１０号（Ｌａｎｇｌｅｙ）お よび米国特許第５．　０３５．　９４１号（Ｂｌａｃｋｂｕｒｎ）には多重バリ ヤ一層が備わっている他の積層物が記述されている。

化学保護用衣服材料の各層は、しばしば、特定の特性をその複合体構造物に与え るように選択されている。いくつかの層で強度を与える一方、特定の組の化学品 に対する耐透過性を与えるように他の層を選択することができる。追加的層を用 いると重量が増すと共に堅くなる。しがしながら、衣服が堅いと、組み立てが困 難になると共に、その着用者の運動性が低下する。

保護用衣服技術では、化学保護用衣服材料に追加的層を加えることで種々の組の 化学品に対する抵抗性を増大させそしてその抵抗性の幅を広げようとする一般的 傾向が存在していた。これを行うと、重量が増腰堅（なると共に、材料コストが 増大することになる。例えば、ヨーロッパ特許第０　４３４　５７２号（Ｂｏｙ ｅｒ他）には、ポリ塩化ビニリデンを被覆したポリエチレンテレフタレート（Ｐ ＥＴ）を化学バリヤ一層として用いた６層から成る化学保護衣服材料が開示され ている。この材料には、不織物基質、ポリエチレン層、接着剤層、ポリ塩化ビニ リデン被覆のＰＥＴフィルム層、もう１つの接着剤層、そして最後にポリエチレ ン層が含まれている。米国特許第４．９２０．５７５号（Ｂａｒｔａｓｉｓ）に は多層構造物が開示されており、これには、ポリエステルフィルム層が１層また は２層含まれていてもよい。

米国特許第４．２１４．３２１号（Ｎｕｗａ　ｙ　ｓ　ｅ　ｒ）には、ポリエス テルまたはフルオロカーボンの如き外側の耐摩耗性ポリマー樹脂、有機溶媒を通 さないアルミニウム箔の中間層、およびポリプロピレンまたはポリエチレンから 成る熱シール可能（ｈｅａｔ　５ｅａｌａｂｌｅ）ポリマーの内側層が備わって いる、化学品の透過に抵抗性を示す多層シート材料が記述されている。彼は記述 していないが、本技術分野に精通している人に周知の事項は、その外側ポリマー 層と箔との間に少なくとも１層の追加的層と、その箔と内側の熱シール可能…脂 層との間に少なくとも１層の追加的層を存在させることで、これらの層を接着さ せて単一構造物を生じさせる必要がある点である。また、ＤｕＰｏｎ　を製の「 ＭＹＬＡＲＪポリエステルフィルムの如き外側ポリエステル層は、後に「Ｊｏｕ ｒｎａｌ　ｏｆ　Ｐｌａｓｔｉｃ　Ｆｉｌｍ　＆　Ｓｈｅｅｔｉｎｇ」、第６巻 、１０６頁、１９９０年４月（Ｇｏｙｄｅｎ他）の中に開示されたように、有機 溶媒透過に対して充分なバリヤー性を与えることもＮｕｗａ　ｙ　ｓ　ｅ　ｒは 認識していない。

必要とされているのは、明らかに、１つ以上の特性をこの複合体材料に与える個 々の層（これらを組み合わせて保護用衣服を生じさせることができる）が限られ た数で備わっている軽量の化学保護用衣服材料である。特に、本出願者らは、い くっがの組の化学品に対して保護を与えそして衣服の強度に貢献すると共に強力 な継目を有する保護用衣服を作り出す単一バリヤ一層が備わっている化学保護用 衣服材料が必要とされていることを認識した。加うるに、本出願者らは、特色の ある色を与える化学保護用衣服材料が必要とされていることを認識している。加 つるに、本出願者らは、このような化学保護用衣服材料を製造する簡潔な方法が 必要とされていることを認識している。

本発明の１つの目的は、薄フィルムと、柔軟性を示す織物または不織物基質から 、新規な改良された化学保護用衣服材料を製造することにある。これを行うには 、材料および構造を正しく組み合わせて所望特性を示す複合体材料を与える必要 がある。これには、幅広い種類の有機および無機化学品の透過に抵抗するバリヤ ーフィルムが必要とされている。

このバリヤーフィルムが示す耐透過性は、曲げで低下してはならない。

このバリヤーフィルムは、柔軟性を示す必要があると共に、それの使用および使 用後の処分に関して経済的であり、そしてその使用者に対する重量負担を増大さ せないように軽量でなくてはならない。この複合体バリヤー材料は、軟質基質と 一緒に用いるか否かに拘らず、引張り特性および破裂強度に関して強くなくては ならないと共に、強い閉じられた継目を生じさせ、そして引裂き伝播に抵抗する 必要がある。

別の目的は、うるさい音を過剰に作り出さないか或は衣服に加工した時堅くなら ない、即ちその着用者が仕事をしている間邪魔にならないか或は恐らくは危険に さらされない複合体材料である。上記材料内の層は、この材料を曲げるか或はけ ん縮した時分離を生じない稈強い接着性を示す必要があり、さもなければ、この 複合体材料は、これらの個々の構成要素が示す特徴の相乗作用に依存した特性が 失われることになる。この複合体を加工して化学薬品抵抗性を示す衣服を生じさ せたとき、その適切な引裂き抵抗力が実行される必要がある。

本発明の池の目的および利点は、添付図および以下に示す本発明の詳細な説明を 参考にすることて本分野の技術者に明らかになるであろう。

発明の要約 本発明は化学保護用衣服で用いるに適した複合体材料に関するものてあり、ここ で、これらの複合体材−料は化学抵抗性と物性との改良された均衡を示す。本発 明の１つの面において、この化学保護用衣服材料は、バリヤーフィルムとポリマ ー材料、好適には熱可塑性樹脂との積層物を含んでいる。このバリヤーフィルム の片面または両面をポリマー材料で覆ってもよい。このバリヤーフィルムの両面 を覆う場合、各面上のポリマーフィルムは同じか或は異なる組成を有するもので あってもよい。これらのポリマー層を染色して、この材料を他の化学保護フィル ムから容易に区別できるようにしてもよい。

本発明の１つの態様として、複合体である保護フィルムは、０．５ミル未満のバ リヤーフィルムから本質的になっており、未被覆状態のバリヤーフィルムが示す 化学バリヤー等級（ｃｈｅｍｉｃａｌ　ｂａｒｒｉｅｒ　ｒａｔｉｎｇ）は少な くとも５０であり、そしてこの複合体である保護フィルムの破裂強度（ｂｕｒｓ ｔ　ｓｔｒｅｎｇｔｈ）は少なくとも４０ｐｓ　ｉであり、これの熱シール剥離 強度（ｈｅａｔ　５ｅａｌｐｅｅｌ　ｓｔｒｅｎｇｔｈ）は少な（とも１５００ ｇ／インチであり、そして好適にはこれの基本重量（ｂａｓｉｓ　ｗｅｉｇｈｔ ）は３７ｇ／ｍ”以下である。この複合体保護フィルムに備わっているバリヤー フィルムの厚さが１５ミル以上から１．３ミル未満の場合、未被覆状態のバリヤ ーフィルムが示す化学バリヤー等級は少なくとも７５であり、そしてこの複合体 である保護フィルムの破裂強度は少なくとも８０ｐＳｌであり、これの熱シール 剥離強度は少なくとも１５００ｇ／インチであり、そして好適にはこれの基本重 量は６６ｇ／ｍ２以下である。

本発明の別の面において、この化学保護用衣服材料には、ポリマー材料、好適に は熱可塑性樹脂てバリヤーフィルムに積層させた軟質基質が備わっている。この バリヤーフィルムの未積層面をトップコートのポリマー材料で覆う。このフィル ムのトップコートとして用いるポリマー材料の組成は、そのバリヤーフィルムと 軟質基質との積層を行う目的で用いたポリマー材料と同じか或は異なる組成を有 するものであってもよい。

これらの層の少なくとも１層を染色する。この得られる４層構造の化学保護用構 造物は、少なくとも７５ｐｓｉの破裂強度を示し、そして好適には１８５　ｇ／ ｍ２以下、より好適には約１６５　ｇ／ｍ２以下の基本重量を有している。この ４層から成る保護用構造物は、未被覆状態のバリヤーフィルムが用いられている 場合、このバリヤーフィルムの厚さが０゜５ミル未満の時少なくとも５０のバリ ヤー等級を示し、そしてこのバリヤーフィルムの厚さが０．５ミル以上から１． ３ミル未満の時少なくとも７５のバリヤー等級を示す。この複合体である保護用 構造物を加工して、縫製およびテープ止めした継目が備わっている保護衣服を生 じさせた場合、この衣服の継目が示す強度は少なくとも４５ポンドである。

本発明はまた複合体フィルムおよび複合体構造物の製造方法も包含しており、こ れらのフィルムおよび構造物は両方とも、化学保護用衣服の構築で特に有効であ る。この複合体である保護用フィルムの構築方法は、可塑性御脂を押し出しコー ティングすることで２層もしくは３層複合体を生じさせることを含んでいる。２ 層複合体の場合、このポリマー層に染色を行う。３層複合体である保護フィルム の場合、これらのポリマー層は異なる材料で作られていてもよ（、そして少なく とも１層に染色を行う。この複合体である保護用構造物を構築する方法は、軟質 基質を準備しそしてポリマー材料、好適には熱可塑性…脂を用いてこの基質にバ リヤーフィルムを積層することで３層から成る複合体材料を生じさせることを含 んでいる。このバリヤーフィルムの未積層面をポリマー材料、好適には熱可塑性 樹脂で被覆するが、この熱可塑性樹脂は、この保護用構造物を衣服に加工した時 この保護用構造物に含まれている隣接パネル間に継目を生じさせることを可能に するものである。これらのポリマー層の少なくとも１層に染色を行う。

本明細書で用いる「化学保護用衣服（ｃｈｅｍｉｃａｌ　ｐｒｏｎｅｃｔｉｖｅ 　ｇａｒｍｅｎｔ）Ｊには、体の全てもしくは一部を覆っておりそしてそれの着 用者と化学品との間にバリヤーを与える全ての衣類界が含まれる。これには、手 袋、オーバーオール、ブーツ、ジャケット、ズボン、フード、エプロン、これら の要素の組み合わせ、或はその着用者の全体をカプセル封じする衣服などが含ま れ得る。このような衣服に他の材料を組み込んで、覗き窓、密封可能開口部、フ ァスナーおよび排気口などを設けてもよい。

この複合体である保護用構造物の中に組み込む軟質基質には、合成もしくは人工 材料で作られている織物もしくは不織物が含まれ得る。適切な不織物の非制限的 例には、スパンボンデツド（ｓｐｕｎｂｏｎｄｅｄ）ポリオレフィンＭ（例えば ポリエチレンおよびポリプロピレン）、並びにポリエステルまたはポリアミドか 或はポリエステルとウッドバルブとの混合物などから作られているスパンレース ド構造物（ｓｐｕｎｌａｃｅｄ　ｆａｂｒｉｃｓ）が含まれる。ｒＴＹＶＥＫＪ スパンボンデツドオレフィンおよびｒｓＯＮＴＡＲＡＪスパンレースド構造物（ 両方ともＥ、　１．　ｄｕ　Ｐａｎｔ　ｄｅ　Ｎｅｍｏｕｒｓ　ａｎｄ　Ｃｏｍ ｐａｎｙｌＷｉｌｍｉｎｇｔｏｎ、　Ｄｅｌａｗａｒｅから商業的に入手可能で ある）が特に有効な不織物である。適切な不織材料の他の非制限的例には、Ｖｅ ｒａｔｅｃ、　Ｉｎｃ、、　Ｔｏｒｏｎｔｏ、　０ｎｔａｒｉｏ、Ｃａｎａｄａ またはＰｏ１ｙｂｏｎｄ、Ｉｎｃ、　、　ＷａｙｎｅｓｂｏｒｏＳ’Ｖｉｒｇｉ ｎｉａが市販している如きスパンボンデツドポリプロピレン構造物が含まれる。

数多くの人工および天然繊維から作られた織物もまた使用可能である。

Ｅ、　Ｉ、　ｄｕ　Ｐｏｎｔ　ｄｅ　Ｎｅ＋ｎｏｕｒｓ　ａｎｄ　Ｃｏｍｐａｎ ｙ、　Ｗｉｌｍｉｎｇｔｏｎ、　Ｄｅｌａｗａｒｅが商標ｒＫＥＶＬＡＲＪおよ びｒＮＯＭＥＸＪの下で市販しているアラミドの如き織物および不織物は自然と 難燃特性を示し得るか、さもなければこれらを処理して難燃性を与えることがで きる。同様に、この軟質基質を処理して静電気の発生および蓄積を防止すること ができる。

本明細書で用いる言葉「バリヤーフィルム」は、少なくとも９５％（重量）が単 一組成物で作られている層を意味するものと広く解釈されることを意図したもの であるが、好適には、これの片面もしくは両面を無機酸化物、例えば金属酸化物 （例えば酸化アルミニウムまたは酸化ジルコニウムなど）、非金属の酸化物（例 えば二酸化ケイ素など）などの薄コーティング物で改質してもよい。このような コーテイング物は、例えば米国特許第３．４４２．６８６号（これの開示は引用 することによって本明細書に組み入れられる）の中に、食品包装で用いる目的で 教示されている。このようなコーテイング物の厚さは０．０２から２ミクロンの 範囲であってもよい。この被覆した表面とそれに隣接するトップコートもしくは 接着剤層との接着性を助長する目的でプライマー層を用いるのが好適である。こ の保護用構造物で通常に行われているように、例えば接着性を改良する目的で片 面または両面をオゾンまたはコロナで処理してもよい。

好適には、このように無機酸化物でそのバリヤーフィルムを被覆する場合、この バリヤーフィルム上やコーテイング物の厚さは約０．０８−０．２ミクロンでな くてはならない。このような表面処理を用いると、化学品透過性に対する抵抗力 または反射放射エネルギーが改良されるか、或は積層物内の接着性が改良され得 る。しかしながら、バリヤーフィルムのコーテイング物を用いると必ずしも適切 なバリヤー等級が得られるとは限らないが保護用衣服用途におけるバリヤー性能 を更に増強する目的でこれを用いることを注目すべきである。

好適には、このバリヤーフィルム、最も好適には厚さが０４から１゜３ミルのポ リエチレンテレフタレートのフィルムの上に、無機酸化物、好適には５ｉ０２で 出来ている厚さが２０−２０００ナノメートル（好適には８００ｎｍ）である接 着性を示す軟質の連続（破壊されていない）ガラス状コーテイング物を取り付け 、これを、熱シール可能な軟質の熱可塑性有機材料、例えばＤｕＰｏｎｔＶＳｕ ｒ　ｌｙｎ　（商標）Ｅ−１０１などで保護する。

この構造物の好適な製造方法では、真空の密封容器内で気化させた無機材料を有 機ベースフィルムに堆積させた後このコーテイング物の上に溶融押し出しするこ とでそのシール可能コーテイング物の塗布を行うことを利用する。

特に、気化が困難な無機材料で利用可能なコーティング技術は、電気抵抗加熱（ タングステンフィラメント）および電子ビーム加熱が利用されている技術である 。このような被覆フィルムの例は、０ｉｋｅ　＆　Ｃｏ、　Ｌｔｄ、京都、日本 が市販しているＭｏ５−Ｔフィルムである。

この蒸着方法で不連続なフィルムが生じるか、或はこの蒸着物の厚さが厚すぎて 、蒸着後の取り扱い中にそのガラス層内に亀裂が生じると、このガラス層がその バリヤー特性に貢献する度合はあったとしても若干のみになってしまう。連続層 が得られたならば、ノくリヤー特性に対する貢献度は驚くべきほど高くなる。こ のフィルムの上に保護シール層を存在させる場合、米国特許第３゜４４２，６８ ６号から公知の如く、薄層の方が曲げ亀裂に高い抵抗力を示す。

この軟質基質とバリヤーフィルムとを積層させる（即ち接着させる）目的で数多 くのポリマー材料を選択することができる。このポリマーを４料は、この軟質基 質をそのバリヤーフィルムに接着させるに適切でなくてはならない。熱可塑性樹 脂、例えばポリエチレンとアクリル酸もしくはメタアクリル酸またはアクリル酸 メチルとのコポリマー類、或はメタアクリル酸とアクリル酸ブチルとポリエチレ ンとのターポリマー類などが使用可能であり、これらには金属カチオンが含まれ ているか或は含まれていなくてもよい。同様に、この複合体である保護フィルム の暴露している片面または両面か或は複合体である保護用構造物の暴露面上に存 在させるポリマー材料にはまた、ポリオレフィンのホモポリマー類、コポリマー 類またはターポリマー類が含まれ得る。この複合体材料を保護用衣服に加工する 時この保護用衣服の隣接パネル間の継目形成を助長するようなポリマー材料を選 択する。

顔料とそれが相溶性を示すポリマー樹脂との高濃度混合物を用いて、この化学保 護用衣服材料のポリマー層に色を与える。このようなａ縮物は、ポリマー樹脂の 中にブレンドされた顔料を高パーセント、例えば５０％含んでいてもよいが、こ れは、このポリマー層が示す性能またはこの材料を製造する時の容易さを低下さ せるものてないものとする。このバリヤーフィルムの積層またはコーティングを 行うに先立って、測定した量で上記染色濃縮物をそのポリマー材料と混合する。

この軟質基質をそのバリヤーフィルムに接着させる目的で用いるポリマー材料そ して同様に外側のトップコート材料に難燃剤または帯電防止添加剤も含有させて 、この複合体構造物に特定の特性を与えてもよい。

また、これらのポリマー材料に顔料を含有させて、この保護フィルムまたは保護 構造物に色を与えてもよい。この保護構造物内の不織基質に色を付けてもよい。

加つるに、このバリヤーフィルム自身に色を付１するか或はソリッドカラー印刷 を行うか、或はこの複合体構造物を構成している他の材料から識別および区別す る目的で識別用スクリプト体または記号を付けてもよい。

図の簡単な説明 図１は、複合体である化学保護用構造物を構成している種々の層を示す、本発明 の１つの態様の断面図である。図２は、本発明の化学保護用構成物から製造した 化学保護用衣服内に存在している、縫製およびテープ付けした代表的継目の断面 図である。図３は、本発明の化学保護用構造物を製造するに適切な方法の図式図 である。

好適な態様の詳細な説明 同様な参照番号は同様な構成要素を表しているこれらの図をここに参照して、図 １は、本発明の複合体である化学保護用構造物１０の多層構造を説明している。

この積層物には、熱可塑性樹脂層２１、バリヤーフィルム２２、もう１つの熱可 塑性樹脂層２３および軟質基質２４が含まれている。この保護用構造物１０を組 み立てて化学保護用衣服を生じさせる時、層２１はその着用者から離れた位置に 存在し、そして層２４がその着用者に面することになる。バリヤーフィルム２２ は、幅広い種類の化学品による透過に抵抗を示す数多くの前成形フィルムのいず れか１種好適には、このバリヤーフィルムは、可塑剤が入っていない配向したポ リエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）　、配向ナイロン、例えば６−ナイロンお よび６ローナイロンなどか、或は配向ポリエチレンナフタレートなどで出来てい る。このポリエステルフィルムは、最も好適には２軸配向している。２軸配向し た６−ナイロンフィルムもまた有効である。

約０．４から３．０ミルのフィルムが使用可能であり、好適には約０゜４５から １．０ミルである。このフィルムが示す化学バリヤー特性と物性との所望均衡を 達成するように、この配向度とフィルム厚の均衡を取ることができる。この配向 と厚さが増すにつれてバリヤー保護が増大する。

このバリヤーフィルム２２の片面もしくは両面２７を改質してもよい。

片面もしくは両面を高電圧電気コロナまたはオゾンで処理するか、或はプライマ ーを用いることによって、接着性を助長することができる。二酸化ケイ素の如き 無機酸化物の薄フィルムを片面または両面２７に被覆することで、特定化学品に 対してこのフィルムが示すバリヤー抵抗力を改良するか、この構造物が示す放射 エネルギー反射を改良するか、或は色、文字または記号を与えてもよい。

しかしながら、上述したように、本発明の鍵となる面は、このバリヤーフィルム が本質的に単一のポリマー材料から成っており、これ自身、未被覆および未処理 の状態で幅広い種類の化学品に対する抵抗性を与えると共に、複合体である化学 保護用化学バリヤー構造物１０が示す全体的物性に貢献している点である。

この熱可塑性樹脂２１は、ポリエチレンのターポリマー、コポリマーまたはホモ ポリマーであってもよい。バリヤーフィルム２２としてＰＥＴフィルム（例えば Ｅ、Ｉ、　ｄｕ　Ｐｏｎｔ　ｄｅ　Ｎｅ１ｌｏｕｒｓ　ａｎｄ　Ｃｏｌｌ１ｐａ ｎｙ、　ｔｉｌ鰻ｉｎｇｔ。

ｎ、　Ｄｅｌａｖａｒｅから商業的に入手可能なｒＭＹＬＡＲＪフィルムなど） を用い、これに行う処理がコロナ処理のみである場合、亜鉛で若干中和したポリ エチレンとメタアクリル酸とアクリル酸イソブチルとのターポリマーが特に有効 であることを確認した。従って、本発明の構造物の製造では、従来技術で必要と されていたような追加的接着剤層またはバリヤーフィルム層の補助を用いること なく、このコロナ処理した表面を有する未被覆および未プライマー処理のｒＭＹ ＬＡＲＪフィルムが使用可能である。

熱可塑性樹脂２１が示す特徴は、熱または超音波エネルギーを用いることでこれ をそれ自身にか或は他のシーリング表面に継ぎ合わせることができる点である。

熱可塑性樹脂２１の厚さは約０．２５から３ミル、好適には約０．　５から１． ５ミルであってもよい。熱可塑性樹脂２３は、バリヤーフィルム層２２を軟質基 質２４に接着させる働きをする。熱可塑性樹脂２３および２１は同じか或は異な る熱可塑性樹脂から作られていてもよい。熱可塑性樹脂２３の厚さは約０．２５ から３０ミル、好適には約０．５０から１．０ミルであってもよい。

Ｑｕａｎｔｕｍ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ、　Ｃ１ｎｃｉｎ ｎａｔｉ、　０ｈｉｏから入手可能なｒＳＰＥＣＴＲＡＴＥＣＨＪ　ＨＭ３５３ ２７の如き、色付は顔料濃縮物を樹脂２１および／または２３に添加してもよい 。このバリヤーフィルム２２にソリッドカラー、記号または文字を印刷するか、 或はソリッドカラー、記号または文字の状態の顔料を含有させてもよい。好適に は、熱可塑性樹脂層２１および２３を生じさせる目的で用いる溶融樹脂の中に顔 料をブレンドする。

軟質基質２４は、複合体である保護用構造物に物性および美的特徴を与えるもの である。この複合体構造物が示す引張り強度、破裂強度または引き裂き抵抗力に 貢献するように軟質基質２４を選択する。また、この複合体構造物が示す難燃性 および帯電防止特性に貢献するように軟質基質２４を選択してもよい。好適には 、スパンボンデツドポリオレフィン（例えばポリエチレンまたはポリプロピレン など）またはスパンレースドポリエステル構造物が使用可能である。この基質で はまた、高い固有強度、難燃性および高い耐熱性を示す他の構造物も使用可能で ある。

好適には、１平方ヤード当たり１２オンスでスパンボンデツドされているポリエ チレン、或は１平方ヤード当たり２０オンスでスパンレースドされているポリエ ステル、或は１平方ヤード当たり２．０から２゜５オンスでスパンボンデツドさ れているポリプロピレンを用いる。

ここに図２を参照して、化学保護用衣服を縫製およびテープ止めした継目の断面 を示す。縫製糸１２を用いた古典的な織物縫製技術により、複合体である化学バ リヤー構造物１０のパネルを２枚連結させる。この構造物の外部表面をその継目 内で接触させる。次に、複合体である保護フィルム１１に適したように製造した テープを加熱して取り付け、その結果として、このテープを用いてその縫製した 継目の橋渡しをすることにより液体および蒸気に気密性を示すバリヤーを作り出 す。複合体である保護フィルム１１の中に組み込むバリヤーフィルム４２は、こ の？ν会合体ある保護用構造物１０内のバリヤーフィルム２２と同じ品質規格に 合致し得る。

この複合体である保護フィルムは、図２に示すように３層から成っているか、或 はこのバリヤーフィルムに層４１が取り付けられていない２層構造物を有してい てもよい。このバリヤーフィルムに取り付ける層４１および４３は、保護用構造 物１０に備わっている層２１および２３と同じ品質を示してもよい。保護用フィ ルム１１内のバリヤーフィルム４２が有する表面４７を、複合体である保護用構 造物１０内のバリヤーフィルム２が有する表面２７と同じ様式で処理してもよい 。保護用フィルム１１の重要な面は、これが強力な継目を生じる手段を与える点 である。

保護用フィルム１１を細くしてテープにした時、この保護用フィルム１１と保護 用構造物１０の外側層との間に蒸気および液体気密性を示す強い継目３０が生じ 得ることが重要である。同様に、保護用フィルム１１を用いて衣服、例えば手袋 などを作成する場合、その取り付けた外側層が蒸気および液体気密性を示す強い 継目を生じることが重要である。

図３に示すように、本発明の保護用構造物の層を単一通過方法（ｓｉｎｇｌｅ　 ｐａｓｓ　ｐｒｏｃｅｓｓ）でユニークに組み合わせることにより、複合体であ る化学バリヤー構造物１０を製造することができる。

例えば、回転している２本のロール（示していない）に存在しているロール間隙 の中に軟質基質２４を送り込むことができる。バリヤーフィルム２２を個別にそ の同じロール間隙の中に送り込むことができる。押し出しコーティング技術でよ く知られている装置３２を用いて、バリヤーフィルム２２の片面または両面をオ ゾンまたはコロナで処理してもよい。

よく知られている装置（３３および３４）および技術を用い、このバリヤーフィ ルム２２の片面または両面に、よく知られている市販のプライマーを塗布した後 これの硬化を行ってもよい。熱可塑性樹脂３２を典型的な押し出し装置３１から 押し出した後、これを、そのロール間隙に通す直前のバリヤーフィルム２２と軟 質基質２４に突き当てる。このバリヤーフィルム２２の未被覆表面から成る３層 複合体表面を、次に、オゾン、コロナまたはプライマーで処理した後、これに、 典型的な押し出し装置３５から押し出した熱可塑性樹脂２１をコートし、続いて 、この全体で４層から成る複合体を２番目のロール間隙に通すことができる・理 想的には、この軟質基質２４とバリヤーフィルム２２と層２１および２３用樹脂 とを供給する１回通過方法により、本発明の４層構造物１０を生じさせる。しか しながら、この方法をいくつかの段階に分割することも可能である。１つのオプ ションで、この熱可塑性樹脂２１をそのノくリヤーフィルム２２に被覆すること により、複合体である保護用フィルム１１の２層版を作り出す。次に、このフィ ルムを熱可塑性樹脂２３で軟質基質２４に積層させてもよい。また、熱可塑性樹 脂２３を用いてその軟質基￥ｉ２４とバリヤーフィルム２２の積層を行った後、 これらをロール上で一緒にしてもよい。次に、この３層複合体を巻き戻し、この バリヤーフィルム２２の未被覆側の処理を行った後、２番目の通過を行っている 間に、外側の熱可塑性樹脂トップコート２１を加える。同様に、軟質基質２４を 用いない同様な方法で複合体である保護用フィルム１１を作り出してもよい。１ 回通過または２回通過で行うか、或はどの順序で行うかに拘らず、この方法の鍵 は、特性と特徴の良好な均衡（例えば強度、基本重量およびバリヤー等級など） を示す複合体である保護用フィルムまたは構造物を与えることにある。

表題が「液体および気体透過に対する保護用衣服材料が示す抵抗力に関する試験 方法（Ｔｅｓｔ　Ｍｅｔｈｏｄ　ｆｏｒ　Ｒｅ５ｉｓｔａｎｃｅ　ｏｆ　Ｐｒｏ ｔｅｃｔｉｖｅ　Ｃｌｏｔｈｉｎｇ　Ｍａｔｅｒｉａｌｓ　ｔｏ　Ｐｅｒｍｅａ ｔｉｏｎ　ｂｙ　Ｌｉｑｕｉｄｓ　ａｎｄＧａｓｅｓ）Ｊの試験方法（例えばＡ ＳＴＭ　Ｆ７３９）をＴｈｅＡｍｅｒｉｃａｎ　５ｏｃｉｅｔｙ　ｏｆ　Ｔｅｓ ｔｉｎｇ　ａｎｄＭａ　ｔ　ｅ　ｒ　ｉ　ａ　Ｉ　ｓ　（ＡＳＴＭ）が開発して 公開した。この方法では・化学保護用衣服材料で分離されている２つのチャンバ から成る試験装置を用いることが指定されている。着用者から遠い方に位置させ ることを意図した化学保護用衣服材料の表面を化学品に暴露する。この化学保護 用衣服材料の反対側表面にあるチャンバから定期的にサンプルを採取する。標準 的な数多くの分析化学技術のいずれか１つを用いてこれらのサンプルを分析する ことによって、チャレンジした化学品の存在濃度を測定する。このチャレンジし た化学品の検出可能最小量が検出可能になる時間として、この衣服材料に関する その化学品の［漏出時間（ｂｒｅａｋｔｈｒｏｕｇｈ　ｔｉｍｅ）Ｊを定義する 。

１種以上の有害な化学品が危険な量で存在している可能性がある状況が存在して いることから、化学保護用衣服材料は数多くの有害な化学品に対して保護を与え る必要がある。ＡＳＴＭ基準Ｆ１００Ｉ　ｒ保護用衣服材料の評価を行う化学品 を選択するための標準ガイド（Ｓｔａｎｄａｒｄ　Ｇｕｉｄｅ　ｆｏｒ　５ｅｌ ｅｃｔｉｏｎ　ｏｆ　Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ　ｔｏ　Ｅｖａｌｕａｔｅ　Ｐｒｏｔ ｅｃｔｉｖｅ　Ｃｌｏｔｈｉｎｇ　Ｍｔｅｒｉａｌｓ）Ｊには、化学保護用衣服 材料を試験して比較を行うべき２１種の化学品のリストが与えられている。

本発明では、これらの２１種の化学品の各々に関して個別に、８時間に渡って、 これらの化学保護用衣服材料が示す抵抗力を測定する。この材料を透過して８時 間前に検出された化学品に関する平均漏出時間を分で報告する。８時間経っても この材料をその化学品が透過しない場合、４８０分を越えるとして漏出時間を報 告する。２１種全ての化学品に対する平均漏出時間を４８０で割って１００を掛 けることによって、化学保護用衣服材料を比較する目的で用いる数値を計算する 。８時間後でも漏出計算値がゼロの場合、その化学品に関する平均値の計算では ４８０分の値を用いる。８時間経ってもこれらの２１種の化学品のいずれも透過 しない化学保護用衣服材料に１００の等級を付けるものとする。全ての化学品が ４時間以内に透過する化学保護用衣服材料には５０未満の等級を付けるものとす る。全ての化学品がこの材料を即座に透過した場合、その等級を０にするものと する。

これらの化学品の全ての組み合わせおよび数に関してバリヤー等級を計算するこ とも可能であるが、比較の目的で用いる場合、この等吸付けは、好適には、同じ 組の化学品から得られる試験結果を基準にすべきである。

加つるに、この衣服材料を崩壊させるに必要とされる物理的力を用いて、この衣 服が示す強度を判断することができる。この材料の１インチｘ８インチ片を崩壊 させるに必要とされる力か、或はこの材料を破裂させるに必要とされる圧力、例 えば「ムレン破裂（Ｍｕｌｌｅｎ　ＢｕｒＳ【）」試験で測定される如き圧力を 用いて、この材料の強度を測定することができる。

２インチｘ８インチのサンプルを崩壊させる力を用いることで、その継目が示す 引張り強度を測定するが、この場合、このサンプルの縦軸にその継目が垂直にな るようにする。熱ノール剥離強度試験を用いることで、この保護用フィルムが示 すンーリング強度容量を測定することができる。

エルメンドルフ引裂き強度試験（Ｅｌｍｅｎｄｏｒｆ　Ｔｅａｒ　Ｓｔｒｅｎｇ ｔｈ　Ｔｅ５ｔ）を用いることで、フィルムが示す引裂き伝播抵抗力を測定する ことができる。スペンサー衝撃試験（Ｓｐｅｎｃｅｒ　Ｉｍｐａｃｔ　Ｔｅ５ｔ ）を用いることで、フィルムの衝撃抵抗力を測定することができる。

本発明では下記の市販品を用いることができる。これらの製品のいくつかを以下 の実施例および表の中で用いて本発明の説明を行う。ｒＳＵＲＬＹＮＪ　ＰＫＩ ＯＩは、Ｅ、　１．　ｄｕ　Ｐｏｎｔ　ｄｅ　Ｎｅｍｏｕｒｓ　ａｎｄ　Ｃｏｍ ｐａｎｙ、　ｆｉｌａ＋ｉｎｇｔｏｎＳＤｅｌａｗａｒｅが製造および市販して いるメタアクリル酸とアクリル酸イソブチルとポリエチレンとのイオン架橋ター ポリマーである。

ｒｓＵＲＬＹＮＪ　１６５２ＳＲは、Ｅ、　１．　ｄｕ　Ｐｏｎｔ　ｄｅ　Ｎｅ ｍｏｕｒｓ　ａｎｄ　Ｃｏｌ１ｌｐａｎｙ、　Ｗｉｌｍｉｎｇｔｏｎ、　Ｄｅｌ ａｗａｒｅが市販している、スリップ剤と剥離剤が入っているエチレンとメタア クリル酸とのイオン架橋コポリマーである。

ｒＭＹＬＡＲＪは、Ｅ、　１．　ｄｕ　Ｐｏｎｔ　ｄｅ　Ｎｅｍｏｕｒｓ　ａｎ ｄ　Ｃｏｍｐａｎｙ、　Ｗｉｌｍｉｎｇｔ。

ｎ、　Ｄｅｌａｗａｒｅが製造および市販している２軸配向ポリエチレンテレフ タレート（ＰＥＴ）フィルムである。ｒＤＡＲＴＥＫＪＴｙｐｅ　Ｔ４２０は、 Ｄｕ　Ｐｏｎｔ　Ｃａｎａｄａ、　ＩｎｃＳＭｉｓｓｉｓｓａｕｇａ、　０ｎｔ ａｒｉｏ、Ｃａｎａｄａが市販している配向６ローナイロンフイルムである。ｒ ｓＯＮＴＡＲＡＪ　Ｓ　ｔｙＩｅ　８００５は、Ｅ、　１．　ｄｕ　Ｐａｎｔ　 ｄｅ　Ｎｅｍｏｕｒｓ　ａｎｄ　ＣｏｍｐａｎｙＳＷｉｌｍｉｎｇｔ。

ｎ、　Ｄｅｌａｗａｒｅが製造および市販している、１平方ヤード当たり２．０ オンスの不織物である１００％ポリエチレンテレフタレートのスパンレースド構 造物である。ｒＴＹＶＥＫＪｓｔｙｌｅ　１４２２Ａは、Ｅ、Ｉｄｕ　Ｐｏｎｔ 　ｄｅ　Ｎｅｍｏｕｒｓ　ａｎｄ　Ｃｏｍｐａｎｙ、　Ｗｉｌｍｉｎｇｔｏｎ、 　Ｄｅｌａｗａｒｅが製造および市販している、１平方ヤード当たり１．２オン スのスパンボンデツドポリオレフィン構造物である。ｒＢＹＮＥＬＪ　Ｅ２００ ２は、Ｅ、１．　ｄｕ　Ｐａｎｔ　ｄｅ　Ｎｅｍｏｕｒｓ　ａｎｄ　Ｃｏｍｐａ ｎｙＳｆｉｌｍｉｎｇｔｏｎ、　Ｄｅｌ、ａｗａｒｅが製造および市販している メタアクリル酸とアクリル酸イソブチルとポリエチレンとの未中和ターポリマー である。ｒＭＩｃＡＪ　Ａ−１３１−Ｘは、Ｍｉｃａ　Ｃｏｒｐ。

ｒａｔｉｏｎ、　５ｔｒａｔｆｏｒｄ、　Ｃｏｎｎｅｃｔｉｃｕｔが製造および 市販している、水を基とする改質ポリエチレンイミンプライマーである。

実施例 以下に示す非制限的実施例は本発明の説明を意図したものであり、如何なる様式 でも本発明を制限するものでない。これらの実施例では種々の物性の測定で下記 の試験方法を用いた。

試験に先立って、全てのサンプルを８時間条件付けした後、７３度Ｆおよび５０ ％相対湿度で試験を行った。Ａ、　Ｂ、　Ｌｏｒｅｎｔｚｅｎ　＆　Ｗｅｔｔｒ ｅの＾Ｕｔｏｌｉｎｅ　Ｂｕｒｓｔｉｎｇ　Ｓｔｒｅｎｇｔｈ　Ｔｅ５ｔｅｒ、 モデル８０−３１９を用いて破裂強度を測定した。引張り試験機を用い、クロス ヘッドスピードを１分当たり２インチにして、品目■からＸおよびＸ１ｌｌが示 す引張り強度を、１インチｘ８インチ片に関して独立してこの構造物基質の機械 方向および横方向で測定した。ＡＳＴＭ　Ｄ７５１に記述されている操作と同様 な様式で引張り強度の測定を行った。構造物サンプルを縫製およびテープ付けし 、これらのサンプルを切断して２インチｘ８インチ片を生じさせ（ここでの継目 は、このサンプルの縦軸に対して垂直でありその中心に位置している）た後、１ 分当たり２インチで動くクロスヘッドが備わっている引張り試験装置を用いてこ の継目または構造物の崩壊に必要とされる力を測定することによって、品目Ｉか らＸおよびＸ１ｌｌが示す継目強度を測定した。ＡＳＴＭ　Ｄ７５１に記述され ている操作と同様な様式で継目強度を測定した。

熱シール剥離強度試験を用いて、複合体である保護用フィルムが示すシーリング 強度を測定する。この試験では、複合体である保護用フィルムの４インチｘ６イ ンチサンプルを折り畳むことで、４インチｘ３インチの折り畳み試験片を作成し たが、ここでは、その熱シール可能表面が向かい合うようにする。平衡状態の２ ５０度Ｆにした１／８インチのチャンネルバーが１本備わっている５ｅｎｔｉｎ ｅｌ型精密バーヒートシーラー（ｐｒｅｃｉｓｉｏｎ　ｂａｒ　ｈｅａｔ　５ｅ ａｌｅｒ）が有するシーリング表面の間に、その折り畳み部に反対側の開放末端 を位置させる。もう一方のシーリング表面はシリコンゴムパッドである。このン ーリングバーをそのフィルムに接触させて、１／２秒間４０ｐｓ　ｉで保持する 。この継ぎ合わされたサンプルを７３度Ｆおよび５０％で２４時間条件付けし、 この折り畳み部分に沿って細（切った後、切断することで、この継ぎ合わされた 継目で２分されている幅が１インチの試験片を生じさせる。この継目の両側でこ のフィルムを、２インチ離れているジョーを用いて挟むことによって、引張り試 験機に取り付ける。この継目に、１分当たり２０インチから成る一定歪みをかけ 、そしてこの継目を崩壊させるに必要とされる力を記録する。ＡＳＴＭ　Ｄ１９ ２２に従い、複合体である保護用フィルムが示すエルメンドルフ引裂き抵抗力を 測定した。ＡＳＴＭ方法Ｄ方法２０に従って、スペンサー衝撃抵抗力を測定した 。２インチ離れているクリンプから出発して、１分当たり２インチで、１ｘ６イ ンチ片に関する引張り強度を機械方向および横方向の両方で測定した。上述した 如きＡＳＴＭ　Ｆ７３９およびＡＳＴＭ　ＦｌｏｏＩに従ってバリヤー等級を測 定した。

本発明で有効な市販材料が示す典型的な特性に一下記が含まれる。

未被覆状態で透明な２軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムであるＤｕＰ ｏｎｔ　Ｍｙｌａｒ（商標）は下記の特性を示す：製品　４８ＬＢまたは４８Ｌ ＢＴ　９２ＬＢまたは９２ＬＢＴ厚さ　０．４８ミル　０．９２ミル 密度　１．３８ｇ／ｃｃ　１．３８ｇ／ｃｃモジュラス　５５０ｋｐｓｉ（ＭＤ ＆ＣＤ）　５５０ｋｐｓｉ（ＭＤ＆ＣＤ）ＤｕＰｏｎｔ、カナダから入手可能な 単軸配向ナイロン６．６フイルムであるＤｕＰｏｎｔ　Ｄａｒｔｅｋ（商Ｉｔり は下記の特性を示す製品　Ｔ４２０ 厚さ　１．０ミル 密度　１．１４ｇ／ｃｃ モジュラス４２５ｋｐｓｉ（ＭＤ）／　３７５ｋｐｓｉ（ＣＤ）１（ｌからＫａ ｌａｄｅｘ（商標＞２０００として入手可能な２軸配向ポリエチレンナフタレー トフイルムは下記の特性を示す：製品　Ｋａｌａｄｅｘ（商標）２０００厚さ　 １．０ミル 単位重量　２０．９ 密度　１，３６ モジュラス　８７０ｋｐｓｉ（ＭＤ＆ＣＤ）ポリエステルおよびナイロンフィル ムに対する接着性を良好にするための溶融押し出し可能なイオン架橋エチレン／ メタアクリル酸を基とするコポリマー接着剤である、５．２のメルトインデック スを示す、ＤｕＰｏｎ　を製５ｕｒｌｙｎ（商標）１６２５ＳＲには、スリップ 剤と剥離剤（オレイルパルミタミドおよびベヘナミド）が含まれている。

溶融押し出し可能なイオン架橋エチレン／メタアクリル酸／アクリル酸イソブチ ルのターポリマーである、ＤｕＰｏｎｔ製３ｕｒｌｙｎ（商標＞　ＰＫＩＯＩま たはＥｌｏｌは、下塗りされていないがコロナ処理されているＰＥＴフィルムに 良好な溶融接着性を示す。

ｒＰｏｌｙｂｏｎｄＪ点結合（ｐｏ　ｉｎ　ｔ−ｂｏｎｄｅｄ）のスパンボンデ ツドポリプロピレンは、以下の重量対特性関係で製造されたスパンポンデッドポ リプロピレン不織物である二基本重量　厚さ　グラブ張力　空気透過率オンス／ 平方ヤード　ミル　（ポンドＭＤ／　（立方フィート／ポンドＣＤ）　平方フィ ート７分） ２、Ｏ１５，１４８／３７　３３５ ２．５　１６　６０／４６　２８５ ３、　０　１８．　８　６４１５０　２５８Ｖｅｒａｔｅｃスパンポンデツドポ リプロピレンは、以下の重量対特性関係で製造されたスパンポンデッドポリプロ ピレン不織物である二基本重量　厚さ　グラブ張力 オンス／平方ヤード　ミル　（ポンドＭ　Ｄ　／ポンドＣＤ） ２．０　１８．２　４５／３６ ３、０　５６／４４ 実施例１ この実施例では、実験装置を用い、幅が３６インチのダイスから、５８５Ｆの溶 融温度で、ｒｓＵＲＬＹＮＪ　ＰＫＩ０１樹脂をロール間隙の中に押し出した。

１平方フイート当たり５．７ワツトでコロナ処理したタイプ９２ＬＢ　ｒＭＹＬ ＡＲＪフィルム（バリヤーフィルム）のシートおよ１ＪｒＴＹＶＥＫＪｓｔｙｌ ｅ　１４２２Ａ（軟質基ｔ）　１７）不織物ソートを、上記ロール間隙に１分当 たり２００フイートで通した。このダイスに送り込む押し出しスクリューの速度 を調整して、その生じさせる積層構造物内のｒｓＵＲＬＹＮＪ　ＰＫＩＯＩが示 す最終厚が０５ミルになるようにした。そのロール間隙の所でこのフィルムがそ の不織物に出会う地点の０から３インチ前の地点において、その溶融しているポ リマーをそのフィルムと不織物との間に存在させるフィルムの側で、この溶融し ているポリマーがそのｒＭＹＬＡＲＪフィルムに突き当たるように、このｒｓＵ ＲＬＹＮＪ　ＰＫＩＯｌの溶融カーテン状物が示す中心線に関係させてそのロー ル間隙の中心線を位置させると共にこのフィルムと不織物を位置させる。次に、 この得られる３層複合体構造物をロール上で一緒ににした。

その後、この３層構造物を１分当たり２００フイートで巻き戻して、コロナ処理 装置に通し、ここで、このバリヤーフィルムの未被覆側に１平方フイート当たり ５゜７ワツトのエネルギーを供給する。次に、このフィルムをロール間隙の中に 通し、ここで、溶融しているｒ　Ｓ　Ｕ　ＲＬ　’１’ＮＪＰＫＩＯＩ樹脂から 成る幅が３６インチのカーテン状物を、このロール間隙の０から３インチ前の地 点において、その未被覆バリヤーフィルムが！露されている側で、その３層複合 体の上に突き当てた。次に、この得られる４層複合体構造物をロールで一緒にし た。

この実施例で記述した積層物、並びに同じ様式で組み立てた他の構成要素から成 る構造物を、化学特性および物性に関して試験した。これらの化学保護用衣服材 料のサンプルを用い、代表的な衣服用継目を縫製してテープ止めした。商業的に 入手可能な化学保護用衣服材料が示す特性と同様、ｒＴＹＶＥＫＪスパンボンデ ツドオレフィンを軟質基質として用いたいくつかの化学保護用衣服材料が示す特 性もまた測定した。これらの特性を以下の表１に挙げる。

＋　１４　４　１３／１３　７０　２７ｎ　２７　６９　１７／１３　１２０　 ２８ＩＩＩ　７３　１３１　３９／２０　１０６　４６ＩＶ　７７　１３１　３ ５／２７　１１１　５３Ｖ　５３　２０４　３７／２５　１６７　２６Ｖｌ　５ ３　１２３　４１／１６　１２７　６３■　５３　８２　２９／２０　１６８　 ５５■　７７　１６６　４９／２６　１４２　７０ＩＸ　７７　１２４　３５／ ２９　１８１　５９Ｘ　９０　１７３　２６／２７　１９７　４６表１に挙げた 製品の説明 ！、Ｅ、１．　ｄｕ　Ｐｏｎｔ　ｄｅ　Ｎｅｍｏｕｒｓ　ａｎｄ　Ｃｏｍｐａｎ ｙＳＷｉｌｉｉｎｇｔｏｎＳＤｅｌａｗａｒｅ（以後「デュポン」）がｒＴＹＶ ＥＫ　ＱＣＪとして市販している、１平方ヤード当たり０．８５オンスの低密度 ポリエチレンと１平方ヤード当たり１．２オンスのｒＴＹＶＥＫＪとの積層物。

Ｉｌ、デュポンから入手可能な５ｔｙｌｅ　１４２２ＡｒＴＹＶＥＫ」と、Ｄｏ ｗ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ、　Ｍｉｄｌａｎｄ、　Ｍｉｃｈｉｇａｎから商業的に入 手可能な「５ＡＲＡＮＥＸＪ　２３−Ｐバリヤーフィルムとの積層物。

ＩＩｌ、　シールおよび結合層（即ち積層用およびトップコート層）としてｒＳ ＵＲＬＹＮＪ　ＰＫ１０１ｍ脂を用い、バリヤーフィルムとして１゜０ミルのｒ ＤＡＲＴＥＫＪナイロンフィルムを用い、そして軟質基質として５ｔｙｌｅ　１ ４２２ＡｒＴＹＶＥＫＪを用いた本発明の１つの態様。

ＩＶ、実施例１で製造しそして記述した本発明の態様。

Ｖ、Ｃｈｅｍｒｏｎ、Ｉｎｃ、、Ｖｅｒｎｏｎ　Ｈｉｌｌｓ、　ｌ１ｌｉｎｏｉ ｓが商標ｒＣＨＥＭＲＥＬＪの下で製造および市販している特許積層物。

Ｖｌ、バリヤーフィルムとしてＴｙｐｅ　４８ＬＢ　ｒＭＹＬＡＲＪフィルムを 用いると共にＳｔｙ　Ｉ　ｅ　８００５　ｒｓＯＮＴＡＲＡＪと表示する１平方 ヤード当たり２．０オンスの１００％スパンレースドポリエステル構造物を用い た本発明の１つの態様。結合およびシール層としてｒｓＵＲＬＹＮＪ　ＰＫＩ０ １樹脂を用いた。

Ｖｌｌ　バリヤーフィルムとしてＴｙｐｅ　４８ＬＢ　ｒＭＹＬＡＲＪフィルム を用いると共にＶｅｒａｔｅｃ、　Ｉｎｃ、、　Ｔｏｒｏｎｔｏ、　０ｎＬａｒ ｉｏ、カナダが市販している１平方ヤード当たり３０オンスのｒＶＥＲＡＳＰＵ ＮＪＳｔｙｌｅ　９００３０スパンボンデツドポリプロピレン構造物を用いた本 発明の１つの態様。結合およびシール層としてｒｓＵＲＬＹＮＪ　ＰＫ１０１梼 脂を用いた。

Ｖｌｌｌ、バリヤ一層としてＴｙｐｅ　９２ＬＢ　ｒＭＹＬＡＲＪフィルムを用 いると共に基質として５ｔｙｌｅ　８００５　ｒｓＯＮＴＡＲＡＪを用いた本発 明の１つの態様。結合およびシール層としてｒＳＵＲＬＹＮＪＰＫＩＯＩ樹脂を 用いた。

ＩＸ　バリヤ一層としてＴｙｐｅ　９２ＬＢ　ｒＭＹＬＡＲＪフィルムを用いる と共にＶｅｒａｔｅｃ、　Ｉｎｃ、が市販している１平方ヤード当たり３０オン スのＶｅｒａｓｐｕｎ　９００３０スパンボンデ、７ドポリプロピレン構造物を 用いた本発明の１つの態様。結合およびシール層としてｒＳＵＲＬＹＮＪ　ＰＫ １０１樹脂を用いた。

Ｘ、Ｅ、　１．　ｄｕ　Ｐｏｎｔ　ｄｅ　Ｎｅｍｏｕｒｓ　ａｎｄ　Ｃｏｍｐａ ｎｙが商標ｒＢＡＲＲＩｃＡＤＥＪの下で製造および市販している多層積層物。

実施例２ この実施例では、１つσ側にケイ素酸化物のガラス状連続コーテイング物を８０ ナノメートル厚で蒸着させた、厚さが０．４８ミルのポリエチレンテレフタレー ト（ＰＥＴ）フィルム（ｒＭＹＬＡＲＪ　）から成るバリヤーフィルムを用いて 化学保護用衣服構造物の加工を行う以外は、実施例１と同じ工程段階に従う。

この得られる化学保護用衣服構造物は、ＡＳＴＭ　ＦｌｏｏＩに挙げられている ２１種の化学品に対して試験を行った時、Ｇｅ１ｂｏ　Ｔｅｓｔｅｒ（ＡＳＴＭ 　Ｆ３９２）で１００回折り曲げを行う前と後で、９５以上のバリヤー等級を示 す。この構造物は化学保護用衣服を製造するに適切であることが確認されている 。蒸着によりこのバリヤーフィルムに二酸化ケイ素をグラフト化するとその得ら れる構造物のバリヤー等級が向上し、このことから、遭遇する化学品に応じてそ のバリヤー等級を注文に合わせることが可能になる。

実施例３ この実施例では、４８ＬＢＴ　ｒＭＹＬＡＲＪをコロナで表面処理しそして下塗 りを行った後、これに、溶融させたｒＳＵＲＬＹＮＪ　１６５２ＳＲを塗装する ことによって、全体厚が１３３ミルの複合体である保護用フィルムを生じさせる ことにより、品目ＸＩを作り出す。１０重量部のｒｓＵＲＬＹＮＪ　１６５２Ｓ Ｒに１重量部のｒＳＰＥＣＴＲＡＴＥＣＨＪ　８Ｍ３５３２７顔料濃縮物をブレ ンドすることによって、品目ＸＩに色を与える。同様ニ、９２ＬＢＴ　ｒＭＹＬ ＡＲＪ　ｉ、：　ｒＳＵＲＬＹＮＪ１６５２ＳＲを塗装して全体厚が１゜５３ミ ルの構造物を生じさせることにより、品目Ｘｌｌを作り出す。１０重量部のｒｓ ＵＲＬＹＮＪ　１６５２ＳＲに１重量部のｒｓＰＥｃＴＲＡＴＥｃＨＪ　ＨＭ３ ５３２７顔料濃縮物をブレンドすることによって、品目Ｘ■１に色を与える。こ れらの得られる保護用フィルムが示す特性を表２に与える。

ＸＩ　２４０８　１２／１１　４４．６　７．５／７，５　１０．５■　１５８ ２　２０／２３　ｇ６，０　１０．４／１２，６　２１．１品目　基本型ｆｆｉ （ｇ／平平方メートシル　バリヤー等級ＸＩ　３７　７３ ｘｉ　４７　９０ それら自身が衣服として用いるに適切な薄くて強い熱シール可能なフィルムは、 織物基質を用いなくても、ポリエチレンテレフタレートの単一バリヤ一層として 加工可能であることを、上記実施例は示している。

実施例４ 押し出しコーティング用ダイスから、連続移動しているバリヤーフィルムシート の上に、染色した低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）を６００度Ｆの溶融温度で押 し出す。このＬＤＰＥのメルトインデックスは７゜０であり、これには、Ｑｕａ ｎｔｕｍｒＳＰＥＣＴＲＡＴＥＣＨＪカラーＨＭ３５３２７が１０重量％ブレン ドされている。このフィルムを１分当たり５００フイートで移動させながら、バ リヤーフィルム１平方ヤード当たりの染色ＬＤＰＥ量が１１．６ｇであるコーテ イング物を生じさせるようにその押し出し率を調整する。この染色したＬＤＰＥ を被覆するそのバリヤーフィルム側をコロナ処理した後、接着剤プライマーの水 溶液をコートし、そしてその染色したＬＤＰＥを加える直前に熱風でこれの乾燥 を行う。その後、このバリヤーフィルムの反対表面をコロナ処理し、そして同様 な様式でプライマー処理した。次に、この被覆したバリヤーフィルムをロール間 隙の中に導入し、ここで、この処理した未被覆表面を、その染色したエチレンア クリル酸メチル（ＥＭＡ）コポリマー…脂の溶融層に接触させる。このＥＭＡ樹 脂のメルトインデックスは６．０であり、その酸含有量は２０％であり、そして これの押し出しもまた６００度Ｆで行う。このＥＭＡ樹脂にもまた同じカラー濃 縮物を１０重量％含有させ、そして１分当たり５００フイートで移動しているフ ィルムを用い、フィルム１平方ヤード当たりの最終コーテイング物量が１６４グ ラムになるように塗布を行う。コロナで処理した構造物もまた、この構造物とフ ィルムの間にその染色したＨＭＡ樹脂が挟まれそしてこのＥＭＡ樹脂がこのフィ ルムと構造物を接着させる働きをするように上記ロール間隙の中に導入する。こ の方法で得られる化学保護用構造物が示す物性を表２に示す。加つるに、このよ うな材料の組み合わせを加工して化学保護用衣服を生じさせる時、これは、堅く ない、即ちうるさい音を立てない製品を与える。

ＸＩ［１７５８０，１２０／１６　１１９　４９表３に挙げた製品の説明 Ｘ■！■　バリヤーフィルムとして４８ＬＢＴＭＹＬＡＲ」フィルムを用いると 共に基質としてＰｏ　Ｉ　ｙｂｏｎｄ製の１平方ヤード当たり２．０オンスの点 結合スパンボンデツドポリプロピレン不織物を用いた実施例４の積層物。この不 織基質を加えない以外は上記構造物と同じ方法で製造した化学保護用フィルムか ら細切りしたテープを用いて、これらの継目を継ぎ合わせる。

実施例５ 商業的押し出しコーティング装置および積層装置を用い、溶融させたエチレンと アクリル酸メチルのコポリマーから成る６０インチのカーテン状物を、スパンボ ンデツドポリプロピレン構造物と処理フィルムとから成る動いているウェブの間 に押し出す。１本のロールが冷却されている２本ロール間のロール間隙の所で、 このフィルムと構造物と押し出し物とを接触させる。この得られる３層複合体を 継続してその冷却ロールに接触させることによって、この複合体の温度を低（す ることでその溶融樹脂の固化を生じさせる。この押し出し用樹脂のメルトインデ ックスは６．０であり、そしてその酸含有量は２０％である。これを６００度Ｆ の溶融温度で押し出し、そしてこれにはＱｕａｎｔｕｍｒＳｐｅｃｔａｔｅｃｈ ＪＨＭ３５３２７カラー濃縮物が１０重量％含まれている。

そのウェブを１分当たり５００フイートで移動させながら、その構造物内に存在 する押し出し物の量が１平方ヤード当たり１６．４グラムになるようにその押し 出し率を調整する。ここでは、この押し出し物に接触させるフィルムの表面を、 この押し出し物に接触させる前に予めコロナ処理し、接着剤プライマーの水溶液 を塗布した後、熱風で乾燥させておいた。

その後、このバリヤーフィルムの反対表面をコロナおよび接着剤プライマーで処 理する。冷却ロールと非冷却ロールとの間に存在しているロール間隙の所で、こ のバリヤーフィルムの未被覆表面に、低密度ポリエチレンの溶融カーテン状物を 取り付ける。この低密度ポリエチレンのメルトインデックスは７．０である。こ れにはカラー濃縮物が１０重量％含まれている。これを６００度Ｆで押し出す。

このフィルムを１分当たり５００フイートで移動させながら、このフィルムの未 被覆表面の上の最終重量が１平方ヤード当たり１１６グラムになるようにその押 し出し率を調整する。

サンプルＸＩＶ、Ｘ■およびＸＶＩが示すグラブ引張り強度およびムレン破裂強 度を試験方法ＡＳＴＭ　Ｄ７５１に従って測定する。

ｘｒｖ　９０　１７０　９９／８９　１４９ＸＶ　９３　１７３　９９／９５　 １８１ＸＶＩ　９３　１１５　１０７／７１　２０７表４に挙げたサンプルの説 明 ＸＩＶ　−１平方ヤード当たり２．５オンスのＰｏ　Ｉｙｂｏｎｃｌスパンボン デツドポリプロピレンおよび９２ＬＢデュポンＭｙｌａｒ（商標）フィルムを用 いたこの実施例の態様。

ＸＶ　−米国特許第４，８５５．１７８号（Ｌａｎｇ　Ｉ　ｅｙ）ｉ：記述され ている実施例。

ｘＶＩ　−１平方ヤード当タリ２．　３オンスノＰ　ｈ　ｉ　Ｉ　Ｉ　ｉ　ｐ　 ５Ｄｕｏｎ構造物の代わりに１平方ヤード当たり３０オンスのスパンボンデツド ポリプロピレンを用いる以外は米国特許第４，８５５．１７８号（Ｌａｎｇｌｅ ｙ）に記述されている実施例。

驚くべきことに、１００％ポリエステルの単一バリヤ一層（サンプルＸＩＶ）は 、このバリヤーと表面層との平均全厚はＬａｎｇｌｅｙが記述しているそれの半 分以下にも拘らず、このＬａｎｇｌｅｙが記述している多バリヤ一層製品（サン プルＸＶ）に相当するバリヤー性能を与えることを、この実施例は示している。

サンプルＸＩＶとＸＶＩとの比較は、多層の多バリヤ一層フィルムを均一組成物 の単一バリヤーフィルムで置き換えることによって本質的に同等の物性を示す複 合体構造物を組み立てることができることの驚くべき結果を説明している。

単軸配向および２軸配向しているナイロンおよびポリエステルフィルムは、それ らが示す性質により、容易に裂かれる傾向を示すと共に、堅くてうるさい音のす る複合体構造物をもたらす可能性がある。この組成物を構造物基質に接着させる と、これが示す引裂き伝播抵抗力が有意に低下し得る。

好適な発明において、複合体材料（これはまた、フィルムと不織物との間に適切 な結合強度を有している）内の適切な引裂き伝播抵抗力を確保する目的で、この 引裂き強度がこの複合体の大きな領域に渡って分布するのを助長する基質を用い る。これは、異なるレベルの繊維間結合を受けさせた表面を有する点結合スパン ボンデツドポリプロピレン構造物を用いることで達成可能である。クロックテス ト（ｃｒｏｃｋ　ｔｅｓｔ）を用いることで、表面結合のレベルを測定すること ができる。この試験では、材料の表面を消しゴムで前後にこする。この試験を行 っている間その消しゴムを均一な圧力でその構造物に押し付ける。表面結合のレ ベルは、その構造物の表面から繊維が持ち上げられ始める前に必要とされるスト ローク数に比例している。

例えば、２オンス／平方ヤードの点結合スパンボンデツドポリプロピレン（これ の１つの表面における相対表面クロック測定値（ｒｅ、Ｉａｔｉｖｅ　５ｕｒｆ ａｃｅ　ｃｒｏｃｋ　ｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔｓ）は５であり、その反対側表面 における相対表面クロック測定値は２５である）を用いる場合、ＡＳＴＭ　Ｄ１ １１７に記述されている台形引裂き抵抗試験（ｔｒａｐｅｚｏｉｄａｌ　ｔｅａ ｒ　ｒｅｓｉｓｔａｎｃｅｔｅｓｔ）で測定した時、各側を用いて製造した品目 の間に有意な引裂き伝播抵抗力差が存在している。

本質的に実施例１に記述した方法に従って複合体構造物を製造する。

クロック値が５である構造物側面にフィルムを接着させると、この複合体構造物 が示す台形引裂き強度は７．２ポンドＭＤおよび６３ポンドＣＤである（ここで 、ＭＤおよびＣＤは、それぞれ機械方向および横方向を表している）。クロック 値が２５である構造物側面にフィルムを接着させると、即ち繊維がより多（−緒 に結合している構造物側面にそのフィルムを接着させると、この台形引裂き強度 は１０．４ポンドＭＤおよび９．８ポンドＣＤである。より多く結合している構 造物側面にそのフィルムを接着させると、明らかに、−緒に結合させた度合が低 い反対表面上の繊維は、その引裂き力をその構造物のより大きな領域に渡って移 動させて分布させ得る。

このバリヤーフィルム上のトップコートとして動かせるべき樹脂の選択は、この 複合体構造物が軟質基質を含んでいるか否かに拘らず、これの堅さおよびこれが もたらすうるさい音の量に際だった影響を与え得る。

ポリエチレンテレフタレートのフィルムに好適な樹脂には、溶融押し出し可能な エチレン／メタアクリル酸を基とするイオン架橋コポリマー類、または溶融押し 出し可能なエチレン／メタアクリル酸／アクリル酸イソブチルのターポリマー類 が含まれる。この複合体構造物から製造する衣服においてうるさい音と堅さとの 適当なバランスを達成するには、特別な樹脂を用いることが重要である。低密度 ポリエチレンが好適なトップコートであり、そしてエチレンとアクリル酸メチル のコポリマーがこのフィルムと構造物基質とを結合させるに好適な接着剤樹脂で ある。この複合体材料で望まれている内側層接着を達成するには、通常に、その フィルムをプライマー処理すべきである。本発明を用いると、高い化学）くリヤ ー性能と組み合わせて、これらの樹脂を用いて製造された衣服が示す堅さおよび それが作り出すうるさい音の度合が有意に低下し得る。

上の説明の中で本発明の特別な態様を記述してきたが、本発明は本発明の精神ま たは必須属性から逸脱することのない修飾形、置換形および再配列を数多く示し 得ることを本分野の技術者は理解するであろう。本発明の範囲を示すものとして は、上の明細書ではなく添付請求の範囲を参照すべきである。

ＦＩＧ、Ｉ ＦＩＧ、２ フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、　Ｅ、Ｓ、　ＦＲ，ＧＢ、　ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、　ＬＵ、　ＭＣ，ＮＬ、 ＰＴ、ＳＥ）、ＣＡ、ＦＩ、ＪＰ、ＫＲ，Ｎ（７２）発明者　ゼイグラー、　ジ エイムズ・パラトンアメリカ合衆国バージニア用２３２２７リツチモンド・フル ハムサークル２１１

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．保護用衣服における化学品に備えた使用に特に適合している複合体である保 護用構造物において、（ａ）補強用構造物である軟質基質、（ｂ）熱可塑性ポリ マー接着剤層で該基質に積層させる配向ナイロン、ポリエチレンテレフタレート またはポリエチレンナフタレートフィルムから成る群から選択されるバリヤーフ ィルム、および（ｃ）該バリヤーフィルムの未積層側に接着させる、染色されて いるか或は染色されていなくてもよい、熱可塑性ポリマー接着剤トップコート、 から本質的に成っており、破裂強度が少なくとも７５ｐｓｉであり、該バリヤー フィルム厚が０．５ミル未満の時のバリヤー等級が少なくとも５０であり、そし て該バリヤーフィルム厚が０．５ミル以上から１．３ミル未満の時のバリヤー等 級が少なくとも７５である構造物。
2. ２．該軟質基質がポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリエステルの不織物を 含んでいる請求の範囲１の構造物。
3. ３．該バリヤーフィルムが単軸配向した６６−ナイロンまたは２軸配向したポリ エチレンテレフタレートのフィルムから成る群から選択される請求の範囲１の構 造物。
4. ４．該バリヤーフィルムが、ケイ素、アルミニウムおよびジルコニウムの酸化物 から成る群から選択される酸化物を蒸着させたガラス状の薄層がコートされてい る側面が少なくとも１つ備わっているポリエチレンテレフタレートフィルムから 本質的に成る請求の範囲３の構造物。
5. ５．該バリヤーフィルムが、ケイ素、アルミニウムおよびジルコニウムの酸化物 から成る群から選択される酸化物を蒸着させたガラス状の薄層を有する側面が少 なくとも１つ備わっているナイロンフィルムを含んでいる請求の範囲１の構造物 。
6. ６．該熱可塑性ポリマー接着剤が、ポリエチレン、またはポリエチレンのビニル コポリマー類、およびポリエチレンのターポリマー類から成る群から選択される 熱可塑性樹脂である請求の範囲１の構造物。
7. ７．該接着剤トップコートが、低密度ポリエチレンのフィルムから本質的に成っ ており、このバリヤーフィルムが２軸配向したポリエチレンテレフタレートのフ ィルムであり、その積層用接着剤層がイオン架橋させたエチレン／アクリル酸メ チルのコポリマー樹脂の屑であり、そして該基質がポリプロピレンの不織物であ る請求の範囲１の構造物。
8. ８．請求の範囲１の保護用構造物が含まれている保証用衣服。
9. ９．請求の範囲７の保護用構造物が含まれている保護用衣服。
10. １０．保護用衣服で用いるに特に適合している複合体である保護用フィルムにお いて、少なくとも１つの側面が熱可塑性ポリマー接着材料で被覆されているポリ マーバリヤーフィルムから本質的に成っており、ここで、該バリヤーフィルム厚 が０．５ミル以下の時のバリヤーフィルムの化学バリヤー等級が少なくとも５０ であり、そしてこの複合体フィルムの破裂強度が少なくとも４０ｐｓｉであり、 熱シール剥離強度が少なくとも１５００ｇ／インチであり、そして基本重量が３ ７ｇ／平方メートル以下であるか、或は該バリヤーフィルム厚が０．５ミル以上 から１．３ミル未満の時の化学バリヤー等級が少なくとも７５であり、複合体フ ィルムの破裂強度が少なくとも８０ｐｓｉであり、熱シール剥離強度が少なくと も１５００ｇ／インチであり、そして基本重量が６６ｇ／平方メートル以下であ るフィルム。
11. １１．該バリヤーフィルムが、配向したナイロンおよびポリエチレンテレフタレ ートのフィルムから成る群から選択される請求の範囲１０のフィルム。
12. １２．該バリヤーフィルムが、蒸着させたガラス状のアルミニウム、ジルコニウ ムまたはケイ素酸化物で被覆した側面を少なくとも１つ有するポリエチレンテレ フタレートフィルムを含んでいる請求の範囲１０のフィルム。
13. １３．該バリヤーフィルムが、蒸着させたガラス状のアルミニウム、ジルコニウ ムまたはケイ素酸化物で被覆した側面を少なくとも１つ有するナイロンフィルム を含んでいる請求の範囲１０のフィルム。
14. １４．継目剥離強度が少なくとも１５００ｇ／インチである継目が備わっている 、請求の範囲１３のフィルムから加工した保護用衣服。
15. １５．化学品に備えた保護用衣服において、熱可塑性ポリマー接着剤の熱結合継 目を有する、２軸配向したポリエチレンテレフタレートフイルムから本質的に成 る衣服。
16. １６．手袋の形態における請求の範囲１５の衣服。
17. １７．該ポリエチレンテレフタレートフィルムの少なくとも１つの側面に、この フィルムの化学バリヤー等級を向上させる二酸化ケイ素の蒸着コーティング物が 備わっている請求の範囲１６の手袋。
18. １８．配向したポリエチレンテレフタレートまたは配向したナイロンのバリヤー フィルムで構成されている化学保護用衣服において、このフィルムの少なくとも １つの側面に二酸化ケイ素を蒸着させた層を存在させることによってこのフィル ムの化学バリヤー等級を向上させる改良を含む衣服。
19. １９．該バリヤーフィルムが２軸配向したポリエチレンテレフクレートのフィル ムである請求の範囲１７の衣服。
20. ２０．１８５ｇ／平方メートル以下の基本重量を有する請求の範囲１の保護用構 造物。