JPH0749425B2 - 薬学的組成物、2―ベンゾチアゾールアミン誘導体類、およびそれらの製造 - Google Patents

薬学的組成物、2―ベンゾチアゾールアミン誘導体類、およびそれらの製造

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JPH0749425B2
JPH0749425B2 JP1324123A JP32412389A JPH0749425B2 JP H0749425 B2 JPH0749425 B2 JP H0749425B2 JP 1324123 A JP1324123 A JP 1324123A JP 32412389 A JP32412389 A JP 32412389A JP H0749425 B2 JPH0749425 B2 JP H0749425B2
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polyfluoroalkoxy
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、活性成分として、少なくとも1種の式: [式中、 −R1はポリフルオロアルコキシ、2,2,2−トリフルオロ
エチル、ペンタフルオロエチル、ターシャリー−ブチ
ル、トリメチルシリルまたはトリフルオロメチルチオを
表わし、そしてR2およびR3は水素を表わすか、或いは −R1はポリフルオロアルコキシを表わし、R2は水素を表
わし、そしてR3はアルキル、アミノまたはフェニルアル
キルを表わすか、或いは −R1はポリフルオロアルコキシを表わし、R2はアミノを
表わし、そしてR3は水素を表わし、 但し条件として、R1がトリフルオロメトキシを表わす時
にはR2およびR3の両方が水素であることはなく(すなわ
ち6−トリフルオロメトキシ−2−ベンゾチアゾールア
ミンは除く)、そして該アルキルおよびアルコキシ基ま
たは部分はそれぞれ直鎖もしくは分枝鎖状中に1〜4個
の炭素原子を含有している] の化合物、または該化合物と無機もしくは有機酸との塩
を、一般的には相容性の薬学的担体と共に、含有してい
る薬学的組成物を提供するものである。
本発明を要約すれば、活性成分として、少なくとも1種
の式: [式中、 −R1はポリフルオロアルコキシ、2,2,2−トリフルオロ
エチル、ペンタフルオロエチル、ターシャリー−ブチ
ル、トリメチルシリルまたはトリフルオロメチルチオを
表わし、そしてR2およびR3は水素を表わすか、或いは −R1はポリフルオロアルコキシを表わし、R2は水素を表
わし、そしてR3はアルキル、アミノ、アルコキシ、フェ
ニル、フェニルアルキル、ジメチルアミノまたはジアル
キルアミノアミノキルチオを表わすか、或いは −R1はポリフルオロアルコキシを表わし、R2はアミノを
表わし、そしてR3は水素を表わし、 但し6−トリフルオロメトキシ−2−ベンゾチアゾール
アミンは除く] の化合物、または該化合物と無機もしくは有機酸との塩
を含有している、グルタメートの影響に関連する医学的
症状の治療に有用な薬学的組成物である。
好適なポリフルオロアルコキシ基はトリフルオロメトキ
シ、ペンタフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエ
トキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシおよび2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロポキシである。
6−トリフルオロメチルチオ−および6−トリフルオロ
メトキシ−2−ベンゾチアゾールアミン以外の式(I)
の化合物は新規であり、そしてそれらも本発明の一部を
形成している。
6−トリフルオロメチルチオ−2−ベンゾチアゾールア
ミンはツルネル・オブシェチェイ・キミイ(Zn.Obshch.
Khim.)、22、2216(1952)、(ケミカル・アブストラ
クツ(Chem.Abst.)、47、4771c)および33(7)、230
1(1963)中に記されているが、この化合物に関する薬
学的性質は記されていない。
−R1がポリフルオロアルコキシ、2,2,2−トリフルオロ
エチル、ペンタフルオロエチルまたはターシャリー−ブ
チルを表わし、そしてR2およびR3が水素を表わすか、或
いは −R1がポリフルオロアルコキシを表わし、R2が水素を表
わし、そしてR3がアルキルまたはフェニルアルキルを表
わす式(I)の化合物は、式: [式中、 R1、R2およびR3は上記と同じ意味を有する] のアミンに対するアルカリ金属チオシアネートおよび臭
素の作用により、得られる。
この反応は一般的には、例えば酢酸の如き有機溶媒中で
20℃付近の温度において、実施される。アルカリ金属チ
オシアネートとしては、カリウムチオシアネートが好適
に使用される。
式(II)のアミン類は、ザ・ジャーナル・オブ・ザ・オ
ーガニック・ケミストリイ(J.Org.Chem.)、29、1(1
964)、バイルスタイン(Beilstein)、12、1166、米国
特許3,920,444、米国特許2,436,100、ドイツ特許3,195,
926、ドイツ特許2,606,982およびヨーロッパ特許205,82
1並びに実施例中に記されている方法の適用または応用
により製造できる。
R1がトリメチルシリルを表わし、そしてR2およびR3が水
素を表わす式(I)の化合物は、6−ブロモ−ベンゾチ
アゾールアミンに対するブチルリチウムおよびクロロト
リメチルシランの作用により得られた6−位置でリチウ
ム化されたN,N−ビス(トリメチルシリル)−2−ベン
ゾチアゾールアミンのリチウム誘導体に対するクロロト
リメチルシランの作用、並びにその後の生成した化合物
の加水分解により、得られる。
これらの反応は、リチウム誘導体を分離せずに、例えば
ヘキサン、テトラヒドロフランまたはこれらの溶媒類の
混合物の如き不活性溶媒中で、−70℃〜媒体の沸点の間
の温度において、実施される。
6−ブロモ−ベンゾチアゾールアミンは、バイルスタイ
ン、27、184に記されている方法の適用により、製造で
きる。
R1がポリフルオロアルコキシを表わし、そしてR2がアミ
ノを表わし且つR3が水素を表わすか、或いはR2が水素を
表わし且つR3がアミノを表わす式(I)の化合物は、
式: [式中、 R1はポリフルオロアルコキシを表わし、そしてR2はニト
ロを表わし且つR3は水素を表わすか、或いはR2は水素を
表わし且つR3はニトロを表わす] の化合物の還元により、得られる。
この還元は一般的には、鉄および塩酸により例えばエタ
ノールまたはメタノールの如きアルコール中で溶媒の沸
点において、実施される。
式(III)の化合物は、対応する6−ポリフルオロアル
コキシ−2−ベンゾチアゾールアミンのニトロ化および
2種の生成物の分離により、得られる。
このニトロ化は一般的には、硫酸/硝酸混合物により0
℃付近の温度において、実施される。
6−ポリフルオロアルコキシ−2−ベンゾチアゾールア
ミン類は、ツルネル・オブシェチェイ・キミイ、33、23
01(1963)に記されている方法の適用または応用によ
り、得られる。
上記の種々の方法により得られる反応混合物は一般的な
物理的方法(蒸発、抽出、蒸溜、結晶化、クロマトグラ
フィーなど)または化学的方法(塩生成など)に従い処
理される。
遊離塩基形の式(I)の化合物は任意に、例えばアルコ
ール、ケトン、エーテルまたは塩素化された溶媒の如き
有機溶媒中での酸の作用により、無機または有機酸との
付加塩に転化させることができる。
式(I)の化合物およびそれらの塩類は有利な薬学的性
質を有する。それらはグルタメートの作用に関連する医
学的症状の治療において有用であり、そこでは該効果を
少なくとも部分的に抑制することが望ましい。それらは
グルタメート−誘発性痙攣の治療において活性であり、
そして痙攣現像、精神***症性疾病、並びに特に精神分
裂症、睡眠障害、脳虚血につながる現象およびグルタメ
ートが関与する神経症状、例えばアルツハイメル病、ハ
ンチングトン舞踏病、筋萎縮性側索硬化症およびオリブ
橋小脳皮質萎縮、の欠落症状の治療および予防において
有用である。
グルタメート−誘発性痙攣に関する式(I)の化合物の
活性は、I.P.ラピン(LAPIN)、ザ・ジャーナル・オブ
・ヌーラル・トランスミッション(J.Neural.Transmiss
ion)、54巻、229−238(1982)の技術を基にした技術
により測定され、グルタメートの脳室内注射はR.チャー
マット(CHERMAT)およびP.サイモン(SIMON)、ザ・ジ
ャーナル・オブ・ファーマコロジイ(J.Pharmacol.)、
(パリ)、6巻、489−492(1975)の技術を基にした技
術に従い実施された。それらのED50は、10mg/kgを越え
ない。
式(I)の化合物は低い毒性を有する。それらのLD50
一般的には、ハツカネズミ中での腹腔内投与時には、60
mg/kg以上である。
下記の化合物が特に有利である: −6−ペンタフルオロエトキシ−2−ベンゾチアゾール
アミン、 −6−ターシャリー−ブチル−2−ベンゾチアゾールア
ミン、 −6−トリフルオロメトキシ−2,5−ベンゾチアゾール
アミン、 −6−トリフルオロメトキシ−2,4−ベンゾチアゾール
アミン。
医学的使用のためには、式(I)の化合物はそのままで
または薬学的に許容可能な塩類の形状で、すなわちそれ
らの使用投与量において非毒性である形状で、使用でき
る。
薬学的に許容可能な塩類の例としては、無機または有機
酸類との付加塩類、例えば塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、酢
酸塩、プロピオン酸塩、琥珀酸塩、安息酸塩、フマル酸
塩、マレイン酸塩、シュウ酸塩、メタンスルホン酸塩、
イセチオン酸塩、テオフィリン酢酸塩およびメチレンビ
ス−(β−ヒドロキシ−ナフトエ酸塩)。
下記の実施例は本発明を説明するものである。
実施例1 装置にアルゴンを流しながら、カリウムチオシアネート
(8.15g)を4−ペンタフルオロエトキシアニリン(4.8
g)の酢酸(35cc)中溶液に加え、そして混合物を20℃
付近の温度において10分間攪拌した。それにより得られ
た溶液に、臭素(1.1cc)の酢酸(10cc)中溶液を35分
間にわたり22〜42℃の間の温度において滴々添加し、そ
の後、混合物を20℃付近の温度において20時間攪拌し
た。反応混合物を28%強度アンモニア溶液(50cc)でア
ルカリ性にされている水および氷(250cc)の混合物に
注入し、そして酢酸エチル(全部で250cc)で2回抽出
した。沈澱が生じた後に、有機溶液を分離し、蒸留水で
pH8となるまで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、
濾過し、そして50℃において減圧下で(20mmHg;2.7kP
a)蒸発させた。得られた生成物(6.3g)をクロマトグ
ラフィーによりシリカカラム(650g、粒子寸法:0.063−
0.200mm)上でシクロヘキサンおよび酢酸エチルの(50:
50容量)混合物を溶離剤として用いて精製し、そして沸
騰しているシクロヘキサン(400cc)中で再結晶化させ
た。6−ペンタフルオロエトキシ−2−ベンゾチアゾー
ルアミン(3.25g)、融点156℃、が得られた。
4−ペンタフルオロエトキシアニリンは、W.A.シェパー
ド、ザ・ジャーナル・オブ・ザ・オーガニック・ケミス
トリイ、29、1(1964)により記されている方法により
製造できた。
実施例2 工程は実施例1の如くであったが、酢酸(150cc)で4
−ターシャリー−ブチルアニリン(14.9g)、カリウム
チオシアネート(38.8g)および臭素(5.1cc)から出発
した。シリカカラム(700g、粒子寸法:0.063−0.200m
m)上でシクロヘキサン/酢酸エチルの(40:60容量)混
合物を溶離剤として用いて精製しそして沸騰しているシ
クロヘキサン(450cc)中で再結晶化させた後に、6−
ターシャリー−ブチル−2−ベンゾチアゾールアミン
(12.2g)、融点146℃、が得られた。
4−ターシャリー−ブチルアニリンは、バイルスタイン
12、1166中に記されている方法に従い製造できた。
実施例3 工程は実施例1の如くであったが、酢酸中で4−(2,2,
2−トリフルオロエトキシ)アニリン、カリウムチオシ
アネートおよび臭素から出発して、6−(2,2,2−トリ
フルオロエトキシ)−2−ベンゾチアゾールアミン、融
点134℃、が得られた。
4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)アニリンは、米
国特許3,920,444中に記されている方法に従い製造でき
た。
実施例4 装置に窒素を流しそして攪拌しながら、n−ブチルリチ
ウムのヘキサン中1.6M溶液(46cc)を、−70℃に冷却さ
れている6−ブロモ−2−ベンゾチアゾールアミン(6.
8g)の無水テトラヒドロフラン(100cc)中溶液に加え
た。温度を自然に約0℃に上昇させ、そしてクロロトリ
メチルシラン(9.3cc)の無水テトラヒドロフラン(10c
c)中溶液を加えた。混合物を20℃付近の温度に戻した
後に、それを1時間30分にわたり還流させた。次にそれ
を約−10℃に冷却し、その後、同じn−ブチルリチウム
溶液の一部(19cc)を加え、そして温度を自然に約0℃
に上昇させた。得られた淡赤色溶液にクロロトリメチル
シラン(4.7cc)の無水テトラヒドロフラン(10cc)中
溶液を加え、そして温度を自然に約20℃に上昇させた。
温度を20℃付近の温度に戻した後に、温度を25℃以下に
保ちながら反応混合物を水(100cc)に注入し、そして
混合物をアンモニア溶液でアルカリ性とした。低い方の
水相をジクロロメタン(全部で200cc)で4回抽出し、
有機相を一緒にし、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過
し、そして40℃において減圧下で(20mmHg;2.7kPa)蒸
発させた。得られた橙色の油(10.1g)をシリカカラム
上でシクロヘキサンおよび酢酸エチルの(40:60容量)
混合物を溶離剤として用いて2回クロマトグラフィーに
かけた。それにより白色固体(0.55g)が回収され、そ
の固体を石油エーテル(40−65℃)(10cc)と共に粉砕
して、排水および減圧下(1mmHg;0.13kPa)での50℃に
おける2時間の乾燥後に、6−トリメチルシリル−2−
ベンゾチアゾールアミン(0.45g)、融点140℃、が得ら
れた。
6−ブロモ−2−ベンオチアゾールアミンは、バイルス
タイン27、184中に記されている方法に従い製造でき
た。
実施例5 工程は実施例1の如くであったが、酢酸中(30cc)で4
−トリフルオロメチルチオアニリン(3.85g)、カリウ
ムチアシアネート(7g)および臭素(1cc)から出発し
た。淡褐色の粗製生成物を酢酸(250cc)中に80℃にお
いて加え、そして得られた溶液を脱色用の木炭(0.4g)
で処理し、そして濾過した。濾液を約10℃に冷却し、水
(150cc)で希釈し、そして28%強度アンモニア溶液(4
00cc)でアルカリ性とした。得られた沈澱を排水し、空
気中で乾燥し、そしてシクロヘキサン(250cc)および
イソプロピルエーテル(30cc)の混合物中で再結晶化さ
せた。6−トリフルオロメチルチオ−2−ベンゾチアゾ
ールアミン(2.9g)、融点155℃、が得られた。
4−トリフルオロメチルチオアニリンは、米国特許2,43
6,100中に記されている方法に従い製造できた。
実施例6 工程は実施例1の如くであったが、酢酸中(12cc)で4
−トリフルオロメトキシ−2−メチルアニリン(0.65
g)、カリウムチオシアネート(1.3g)および臭素(0.3
5cc)から出発した。シリカカラム(200g、粒子寸法:0.
063−0.20mm)上でシクロヘキサン/酢酸エチルの(50:
50容量)混合物を用いて精製し、得られた白色固体(0.
65g)をシクロヘキサン(20cc)中で粉砕し、排水し、
そして60℃において減圧下で(1mmHg;0.13kPa)乾燥し
て、4−メチル−6−トリフルオロメトキシ−2−ベン
ゾチアゾールアミン(0.6g)、融点162℃、が得られ
た。
4−トリフルオロメトキシ−2−メチルアニリンは、ド
イツ特許3,195,926中に記されている方法に従い製造で
きた。
実施例7 6−トリフルオロメトキシ−5−ニトロ−2−ベンゾチ
アゾールアミン(7.2g)、エタノール(25cc)、水(25
cc)、鉄粉(8.7g)および濃塩酸(d=1.19)(1.1c
c)を2時間にわたり加熱還流させた。20℃付近の温度
に戻した後に、混合物を28%強度アンモニア溶液(10c
c)でアルカリ性とし、そして酢酸エチル(全部で350c
c)で4回抽出した。有機溶液を50℃において減圧下で
(20mmHg;2.7kPa)蒸発させた。得られた生成物(6.4
g)をクロマトグラフィーによりシリカカラム(800g、
粒子寸法:0.063−0.200mm)上でシクロヘキサン/酢酸
エチルの(90:10容量)混合物を用いて精製し、そして
トルエン(320cc)中で再結晶化させた。6−トリフル
オロメトキシ−2,5−ベンゾチアゾールジアミン(4
g)、融点175℃、が得られた。
6−トリフルオロメトキシ−5−ニトロ−2−ベンゾチ
アゾールアミンは下記の方法で製造できた:濃硫酸(d
=1.83)(20cc)および濃硝酸(d=1.42)(10cc)か
ら製造された約5℃に冷却されている硫酸/硝酸混合物
を機械的に攪拌しながら、−1℃に冷却されている6−
トリフルオロメトキシ−2−ベンゾチアゾールアミン
(11.7g)に滴々添加した。添加中(25分間)、反応混
合物の温度を5℃以下に保ち、そして添加が完了した後
に攪拌を0〜2℃の間で30分間続けた。反応生成物を次
に水および氷の混合物(150cc)に注入し、そして生成
した混合物を28%強度アンモニア溶液(75cc)でアルカ
リ性とした。6−トリフルオロメトキシ−5−ニトロ−
2−ベンゾチアゾールアミンおよび6−トリフルオロメ
トキシ−4−ニトロ−2−ベンゾチアゾールアミンの混
合物である得られた黄色沈澱を排水した。シリカカラム
(1kg、粒子寸法:0.063−0.200mm)上でシクロヘキサン
/酢酸エチルの(60:40容量)混合物を用いてクロマト
グラフィーにかけた後に、6−トリフルオロメトキシ−
5−ニトロ−2−ベンゾチアゾールアミン(9.45g)、
融点260℃、および6−トリフルオロメトキシ−4−ニ
トロ−2−ベンゾチアゾールアミン(0.9g)、融点260
℃以上[Rf=0.28、シリカゲル上での薄層クロマトグラ
フィー、溶媒:シクロヘキサン/酢酸エチルの(50:50
容量)]が得られた。
6−トリフルオロメトキシ−2−ベンゾチアゾールアミ
ンは、L.M.ヤグポルスキイ他、ツルネル・オブシェチェ
イ・キミイ、33、2301(1963)により記されている方法
に従い製造できた。
実施例8 工程は実施例7の如くであったが、6−トリフルオロメ
トキシ−4−ニトロ−2−ベンゾチアゾールアミン、鉄
粉、濃塩酸および50%(容量/容量)の水含有量を有す
るエタノールから出発した。シリカカラム上で酢酸エチ
ルおよびシクロヘキサンの(10:90容量)混合物を溶離
剤として用いて精製した後に、白色固体(1.5g)が回収
され、その固体をトルエン(130cc)中で再結晶させ
て、6−トリフルオロメトキシ−2,4−ベンゾチアゾー
ルジアミン(1g)、融点206℃、を得た。
実施例9 工程は実施例1の如くであったが、4−(1,1,2,2−テ
トラフルオロエトキシ)アニリン(10g)、カリウムチ
オシアネート(18.5g)、臭素(2.4cc)および酢酸(80
cc)から出発した。シリカカラム(1kg、粒子寸法:0.06
3−0.200mm)上でシクロヘキサンおよび酢酸エチルの
(50:50容量)混合物を用いて精製し、そしてトルエン
(20cc)中で再結晶化させた後に、白色固体(1.5g)が
回収され、その固体をトルエン(130cc)中で再結晶化
させて、6−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−
2−ベンゾチアゾールアミン(2g)、融点161g、が得ら
れた。
4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)アニリン
は、W.A.シェパード、ザ・ジャーナル・オブ・ザ・オー
ガニック・ケミストリイ、29、1(1964)により記され
ている方法に従い製造できた。
実施例10 カリウムチオシアネート(2.3g)を4−(2,2,2−トリ
フルオロエチル)アニリン(2.1g)の酢酸(25cc)中溶
液に加え、そして混合物を20℃付近の温度において10分
間攪拌した。それにより得られた溶液に、臭素(0.6c
c)の酢酸(30cc)中溶液を3を分間にわたり20℃〜35
℃の間の温度において滴々添加した。混合物を次に20℃
付近の温度において16時間攪拌した。反応混合物を水お
よび氷の混合物(150cc)に注入し、28%強度アンモニ
ア溶液(35cc)でアルカリ性とし、そして酢酸エチル
(全部で170cc)で3回抽出した。沈澱が生じた後に、
有機溶液を分離し、蒸留水でpH8となるまで洗浄し、硫
酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、そして50℃におい
て減圧下で(20mmHg;2.7kPa)蒸発させた。第一のシリ
カカラム上でシクロヘキサン/酢酸エチルの(50:50容
量)混合物を用いて精製した後に、ベージュ色の固体
(1.7g)、融点175℃、が得られ、この固体をシリカ上
でこの場合にはジクロロメタンおよび酢酸エチルの(5
0:50容量)混合物を用いてクロマトグラフィーにかけ
て、6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−ベンゾ
チアゾールアミン(0.8g)、融点186℃、がそれにより
回収された。
4−(2,2,2−トリフルオロエチル)アニリンは下記の
方法で製造できた:10%のパラジウムを含有しているパ
ラジウム処理さたれた木炭(0.17g)を4−(2,2,2−ト
リフルオロエチル)ニトロベンゼン(3.8g)のエタノー
ル(20cc)中溶液に加え、そしてヒドラジン水和物(1.
8cc)のエタノール(10cc)中溶液を攪拌しながら20分
間にわたり滴々添加し、混合物を次に15分間還流させ、
そして温度を約20℃に戻した。溶媒を濾別し、濾液を減
圧下で(20mmHg;2.7kPa)2回濃縮し、水(30cc)を加
え、そして混合物を酢酸エチル(全部で200cc)で抽出
した。有機溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過
し、減圧下で(20mmHg;2.7kPa)蒸発させ、そして蒸発
残渣をクロマトグラフィーによりシリカカラム上でシク
ロヘキサンおよび酢酸エチルの(70:30容量)混合物を
溶離剤として用いて精製した。4−(2,2,2−トリフル
オロエチル)アニリン(2.3g)が黄色の油状で得られ、
それを環化段階で直接使用した。
4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ニトロベンゼン
は、S.A.フクア(FUQUA)他、ザ・ジャーナル・オブ・
ザ・オーガニック・ケミストリイ、30、1027(1965)、
L.M.ヤグポルスキイ他、シンセシス(Syntesis)、(1
1)、932(1980)、I.クマダキ(KUMADAKI)他、ザ・ジ
ャーナル・オブ・ザ・オーガニック・ケミストリイ、5
3、3637(1988)により記されている方法に従い製造で
きた。
実施例11 工程は実施例1の如くであったが、酢酸(150cc)で4
−ペンタフルオロエチルアニリン(14.6g)、カリウム
チアシネート(14g)および臭素(3.6cc)から出発し
た。シリカカラム上でシクロヘキサンおよび酢酸エチル
の(50:50容量)混合物を溶離剤として用いて精製した
後に、黄色固体(17g)が得られ、その固体をエチルエ
ーテル中に溶解されている塩酸の作用により塩酸塩に転
化させた。得られた沈澱(16g)をアセトン(100cc)お
よびエタノール(60cc)の混合物中で再結晶化させた。
6−ペンタフルオロエチル−2−ベンゾチアゾールアミ
ン塩酸塩(3.8g)、融点191g、が得られた。
4−ペンタフルオロエチルアニリンは、ドイツ特許2,60
6,982中に記されている方法に従い製造できた。
実施例12 カリウムチオシアネート(4.27g)を4−(2,2,3,3,3−
ペンタフルオロプロポキシ)アニリン(2.65g)の酢酸
(25cc)中溶液に加え、そして混合物を20℃付近の温度
において10分間攪拌した。それにより得られた溶液に臭
素(0.56cc)の酢酸(5cc)中溶液を35分間にわたり22
℃〜35℃の間の温度において滴々添加し、そして混合物
を次に20℃付近の温度において16時間攪拌した。反応混
合物を水および氷の混合物(150cc)に注入し、28%強
度アンモニア溶液(35cc)でアルカリ性とし、そして酢
酸エチル(全部で170cc)で3回抽出した。沈澱が生じ
た後に、有機溶液を分離し、蒸留水でpH8とし、硫酸マ
グネシウム上で乾燥し、濾過し、そして50℃において減
圧下で(20mmHg;2.7kPa)蒸発させた。得られた生成物
(3.2g)をクロマトグラフィーによりシリカカラム(25
0g、粒子寸法:0.063−0.20mm)上でシクロヘキサンおよ
び酢酸エチルの(50:50容量)混合物を溶離剤として用
いて精製し、そしてトルエン(15cc)中で再結晶化させ
た。6−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)−
2−ベンゾチアゾールアミン(1.27g)、融点147℃、が
得られた。
4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)アニリ
ンはヨーロッパ特許205,821中に記されている方法に従
い製造できた。
実施例13 工程は実施例1の如くであったが、2−ベンジル−4−
トリフルオロメトキシアニリン(1.5g)、酢酸(15cc)
中に溶解されているカリウムチオシアネート(2.1g)、
および臭素(0.88g、0.28cc)から出発した。混合物を8
0℃において減圧下で(20mmHg;2.7kPa)蒸発乾固した。
得られた残渣を水(10cc)中に加え、そして濃水酸化ナ
トリウム(10N)を用いてpHを9−10にした。酢酸エチ
ル(2×100cc)で抽出し、一緒にした有機相を水(2
×50cc)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、そし
て40℃において減圧下で(20mmHg;2.7kPa)蒸発乾固し
た後に、4−ベンジル−6−トリフルオロメトキシ−2
−ベンゾチアゾールアミン(1.3g)、融点175℃、が単
離された。
2−ベンジル−4−トリフルオロメトキシアニリンは下
記の方法で製造できた:水(35cc)中に溶解されている
N−(2−ベンジル−4−トリフルオロメトキシフェニ
ル)−ターシャリー−ブチルカルボキサミド(1.7g)お
よび濃塩酸(12N)(22cc)を12時間にわたり加熱還流
させた。濃水酸化ナトリウム(10N)を用いてpH11に中
和し、酢酸エチル(2×50cc)で抽出し、そして40℃に
おいて減圧下で(20mmHg;2.7kPa)蒸発乾固した後に、
橙色の油状の2−ベンジル−4−トリフルオロメトキシ
アニリン(1.5g)が単離された。
N−(2−ベンジル−4−トリフルオロメトキシフェニ
ル)−ターシャリー−ブチルカルボキサミドは下記の方
法で製造できた:二硫化炭素(96cc)中に溶解されてい
るN−(2−ヒドロキシフェニルメチル−4−トリフル
オロメトキシフェニル)−ターシャリー−ブチルカルボ
キサミド(11g)を30〜34℃の間の温度において、二硫
化炭素(24cc)中に溶解されている液体パラフィン50%
分散液中の水素化ナトリウム(1.1g)の混合物に滴々添
加した。溶液を25℃で1時間放置し、そしてヨウ化メチ
ル(42.6g、19cc)を滴々添加した。混合物を25℃で一
夜放置した。飽和塩化アンモニウム溶液(150cc)を添
加し、ジクロロメタン(100cc)で抽出し、無水硫酸マ
グネシウム上で乾燥し、そして減圧下で(20mmHg;2.7kP
a)濃縮して、黄色の油(3.4g)を単離した。この油を
直接トルエン(25cc)中にアゾビスイソブチロニトリル
(0.07g)と共に溶解させ、そして混合物を80℃にし
た。水素化トリブチル錫(8cc)を窒素下で滴々添加し
た。溶液を85℃で45分間放置した。30℃において減圧下
で(20mmHg;2.7kPa)蒸発乾固した後に、得られた残渣
をフラッシュクロマトグラフィーによりシリカカラム上
での窒素流の下で中程度の圧力下で(0.5−1.5バール)
シクロヘキサンおよび酢酸エチルの(95:5容量)混合物
を溶離剤として用いて精製した。N−(2−ヒドロキシ
フェニルメチル−4−トリフルオロメトキシフェニル)
−ターシャリー−ブチルカルボキサミド(1.7g)、融点
88℃、が単離された。
N−(2−ヒドロキシフェニルメチル−4−トリフルオ
ロメトキシフェニル)−ターシャリー−ブチルカルボキ
サミドは下記の方法で製造できた: n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M)(75cc)を30分
間にわたり0℃において攪拌しながら、テトラヒドロフ
ラン(75cc)中に溶解されているN−(4−トリフルオ
ロメトキシ)−ターシャリー−ブチルカルボキサミド
(15.7g)に加えた。混合物を0℃の温度において3時
間攪拌した。ベンズアルデヒド(7g、6.7cc)を次に加
え、そして混合物を25℃で12時間放置した。水(200c
c)を添加し、酢酸エチル(2・100cc)で抽出し、硫酸
マグネシウム上で乾燥し、そして減圧下で(20mmHg;2.7
kPa)濃縮した後に、N−(2−ヒドロキシフェニルメ
チル−4−トリフルオロメトキシフェニル)−ターシャ
リー−ブチルカルボキサミド、融点140℃、が単離され
た。
本発明の薬学的組成物は、少なくとも1種の式(I)の
化合物または該化合物の塩を、純粋な状態でまたはそれ
を不活性であっても生理学的に活性であってもよい他の
薬学的に許容可能な相溶性物質と、特に相溶性の薬学的
に許可可能な担体と、組み合わせた組成物の形状で含ん
でいる。本発明の薬学的組成物は経口的に、非経口的
に、直腸に、または局所的に投与できる。
経口的投与用の固体組成物としては、錠剤、丸薬、粉剤
(ゼラチンカプセル、ウエファーカプセル)または粒剤
を使用できる。これらの組成物中では、本発明の活性成
分が1種以上の不活性希釈剤、例えば澱粉、セルロー
ス、庶糖、乳糖またはシリカ、と混合されている。
これらの組成物は希釈剤以外の他の物質、例えばステア
リン酸マグネシウムもしくは滑石の如き1種以上の潤滑
剤、着色剤、コーテイング(糖衣丸)またはワニスも含
有できる。
経口的投与用の液体組成物としては、例えば水、エタノ
ール、グリセロール、植物油または液体パラフィンの如
き不活性希釈剤を含有している薬学的に許容可能な性質
の溶液、懸濁液、乳化液、シロップおよびエリキシルを
使用できる。これらの組成物は希釈剤の他に、例えば湿
潤用生成物、甘味剤、濃化剤、香料または安定財を含有
できる。
非経口的投与用の殺菌性の調合物は好適には、懸濁液、
乳化液または非−水溶液であることができる。溶媒また
は賦形薬としては、水、プロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール、植物性油、特にオリーブ油、注射用
有機エステル類、例えばオレイン酸エチル、または他の
適当な有機溶媒を使用できる。これらの組成物は、特に
湿潤財、緊張性調節剤、乳化剤、分散剤および安定剤の
如き佐薬も含有できる。殺菌は数種類の方法で、例えば
殺菌濾過により、組成物中への殺菌剤の添加により、照
射により、または加熱により、実施できる。それらは殺
菌性固体組成物の形状で製造することもでき、それを使
用の直前に殺菌性の水または他の殺菌性の注射用媒体中
に溶解させることができる。
直腸投与用の組成物は、活性成分の他に例えばココアバ
ター、合成グリセリドまたはポリエチレングリコールの
如き賦形薬を含有している坐薬または直腸カプセルであ
る。
局所的投与用の固体組成物は、例えばクリーム、軟膏、
ローション、点眼剤、口腔洗浄剤、点鼻剤、またはエー
ロゾルであることができる。
人間の治療では、本発明に従う化合物は痙攣現象、精神
***性疾病、並びに特に精神***症、睡眠障害、脳虚血
につながる現象およびグルタメートが関与する神経症
状、例えばアルツハイメル病、ハンチングトン舞踏病、
筋萎縮性側索硬化症およびオリブ橋小脳皮質萎縮、の欠
落症状の治療および予防において有用である。
投与量は、得ようとする効果、治療期間および使用する
投与方法に依存している。それらは一般的に成人の場合
経口的投与では1日当たり30〜300mgの間であり、単位
投与量は10〜100mgの活性物質の範囲である。
一般的に述べると、治療しようとする患者の年令および
体重並びに他の全ての因子特徴に従って医師が適当な投
与量を決めるであろう。
下記の実施例は本発明に従う組成物を説明するものであ
る。
実施例A 一般的な技術に従い、50mgの活性成分を含有しておりそ
して下記の組成を有する硬質カプセルを製造した: 3−(2−エチルスルフィニルエチル)−2−イミノ−
6−トリフルオロメトキシベンゾチアゾリン 50mg セルロース 18mg 乳糖 55mg コロイド状シリカ 1mg カルボキシメチル澱粉ナトリウム 10mg 滑石 10mg ステアリン酸マグネシウム 1mg。
実施例B 一般的な技術に従い、50mgの活性成分を含有している下
記の組成を有する錠剤を製造した: 2−イミノ−3−(2−メチルチオエチル)−6−トリ
フルオロメトキシベンゾチアゾリン 50mg 乳糖 104mg セルロース 40mg ポリビドン 10mg カルボキシメチル澱粉ナトリウム 22mg 滑石 10mg ステアリン酸マグネシウム 2mg コロイド状シリカ 2mg ヒドロキシメチルセルロース、グリコールおよび酸化チ
タンの(72:3.5:24.5)の混合物で245mgの総重量を有す
る1個の完成フィルムコーテイング処理された錠剤にす
るのに充分な量。
実施例C 10mgの活性成分を含有しておりそして下記の組成を有す
る注射溶液を製造した: 3−(2−エチルスルホニルエチル)−2−イミノ−6
−トリフルオロメトキシベンゾチアゾリン 50mg 安息香酸 80mg ベンジルアルコール 0.06cc 安息香酸ナトリウム 80mg 95%エタノール 0.4cc 水酸化ナトリウム 24mg プロピレングリコール 1.6cc 水 4ccにするのに充分な量。
上記の試験方法において、本発明の化合物は下記の結果
を与えた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/695 9454−4C C07F 7/08 A (56)参考文献 特開 昭63−190880(JP,A) 特開 昭57−95910(JP,A) 欧州特許出願公開282971(EP,A) Neurosci. Lett. Vo l.88,No.2 P.195−200(1988) (Chemical Abstracts 109(5)31973t)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性成分として、少なくとも1種の式: [式中、 −R1はポリフルオロアルコキシ、2,2,2−トリフルオロ
    エチル、ペンタフルオロエチル、ターシャリー−ブチ
    ル、トリメチルシリルまたはトリフルオロメチルチオを
    表わし、そしてR2およびR3は水素を表わすか、或いは −R1はポリフルオロアルコキシを表わし、R2は水素を表
    わし、そしてR3はアルキル、アミノまたはフェニルアル
    キルを表わすか、或いは −R1はポリフルオロアルコキシを表わし、R2はアミドを
    表わし、そしてR3は水素を表わし、 但し条件として、R1がトリフルオロメトキシを表わす時
    にはR2およびR3の両方が水素であることはなくそして該
    アルキルおよびアルコキシ基または部分はそれぞれ直鎖
    もしくは分枝鎖状中に1〜4個の炭素原子を含有してい
    る] の化合物、また該化合物と無機もしくは有機酸との塩を
    含有している、グルタメートの活性を抑制するのに有用
    な薬学的組成物。
  2. 【請求項2】痙攣現象、精神***症、睡眠障害、脳虚血
    症、アルツハイメル病、ハンチングトン舞踏病、筋萎縮
    性側索硬化症およびオリブ橋小脳皮質萎縮症の治療に有
    用な請求項1に記載の薬学的組成物。
  3. 【請求項3】式: [式中、 −R1はポリフルオロアルコキシ、2,2,2−トリフルオロ
    エチル、ペンタフルオロエチル、ターシャリー−ブチル
    またはトリメチルシリルを表わし、そしてR2およびR3
    水素を表わすか、或いは −R1はポリフルオロアルコキシを表わし、R2は水素を表
    わし、そしてR3はアルキル、アミノまたはフェニルアル
    キルを表わすか、或いは −R1はポリフルオロアルコキシを表わし、R2はアミノを
    表わし、そしてR3は水素を表わし、 但し条件として、R1がトリフルオロメトキシを表わす時
    にはR2およびR3の両方が水素であることはなくそして該
    アルキルおよびアルコキシ基または部分はそれぞれ直鎖
    もしくは分枝鎖状中に1〜4個の炭素原子を含有してい
    る] の化合物、また該化合物と無機もしくは有機酸との塩。
  4. 【請求項4】式 [式中、 −R1はポリフルオロアルコキシ、2,2,2−トリフルオロ
    エチル、ペンタフルオロエチルまたはターシャリー−ブ
    チルを表わし、そしてR2およびR3は水素を表わすか、或
    いは −R1はポリフルオロアルコキシを表わし、R2は水素を表
    わし、そしてR3はアルキルまたはフェニルアルキルを表
    わす] の化合物の製造方法において、アルカリ金属チオシアネ
    ートおよび臭素を式: [式中、 R1、R2およびR3は上記で定義されている如くである] の化合物と反応させ、そして生成物を単離し、任意に無
    機または有機酸との付加塩に変えることからなる方法。
  5. 【請求項5】式 [式中、 R1はトリメチルシリルを表わし、そしてR2およびR3は水
    素を表わす] の化合物の製造方法において、クロロトリメチルシラン
    を6−ブロモ−ベンゾチアゾールアミンに対するブチル
    リチウムおよびクロロトリメチルシランの作用により得
    られたN,N−ビス(トリメチルシリル)−2−ベンチア
    ゾールアミンのリチウム誘導体と反応させ、生成した化
    合物を次に加水分解し、そして生成物を単離し、任意に
    無機または有機酸との付加塩に変えることからなる方
    法。
  6. 【請求項6】式 [式中、 R1はポリフルオロアルコキシを表わし、そして −R2はアミノを表わし、且つR3は水素を表わすか、或い
    は−R2は水素を表わし、且R3はアミノを表わす] の化合物の製造方法において、式: [式中、 R1はポリフルオロアルコキシを表わし、そしてR2はニト
    ロを表わし且つR3は水素を表わすか、或いはR2は水素を
    表わし且つR3はニトロを表わす] の化合物を還元に、そして生成物を単離し、任意に無機
    または有機酸との付加塩に転化させることからなる方
    法。
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