JPH0748232A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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Publication number
JPH0748232A
JPH0748232A JP19611493A JP19611493A JPH0748232A JP H0748232 A JPH0748232 A JP H0748232A JP 19611493 A JP19611493 A JP 19611493A JP 19611493 A JP19611493 A JP 19611493A JP H0748232 A JPH0748232 A JP H0748232A
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JP
Japan
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group
hair
carbon atoms
formula
fatty acid
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Application number
JP19611493A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Tashiro
和宏 田代
Jun Kametani
潤 亀谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)カチオン界面活性剤、(B)分岐脂肪
酸コレステリルエステル及び(C)シリコーン誘導体を
含有する毛髪化粧料。 【効果】 この毛髪化粧料はべたつき感や油っぽさがな
く、しっとり感、さらさら感、柔軟性等のコンディショ
ニング効果に優れ、かつ頭皮のかさつきを防止し、優れ
たフケ抑制効果を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪化粧料、更に詳細に
は毛髪に対してしっとり感やさらさら感等の良好な感触
を付与し、また頭皮のかさつきを防止してフケの抑制効
果を有する、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘア
トリートメント等の毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
毛髪化粧料には毛髪の感触を良好にする目的で、モノ又
はジ直鎖型長鎖アルキル第4級アンモニウム塩、モノ又
はジ分岐型長鎖アルキル第4級アンモニウム塩等のカチ
オン性界面活性剤が配合されてきた。また、近年では、
毛髪にしなやかさ、しっとり感を付与する目的で、これ
らのカチオン性界面活性剤に高級アルコール、グリセリ
ド、流動パラフィン、エステル油等の油脂類を併用する
ことも行われている。
【0003】しかしながら、これら従来の毛髪化粧料は
毛髪の感触、すなわちコンディショニング効果である柔
軟性、しっとり感、平滑性及び帯電防止効果が不充分で
あるという欠点があった。
【0004】そこで、毛髪の感触を向上させる目的で、
油剤の配合量を増加することも行われてきたが、これも
油剤の残留感、すなわち油っぽいべたつき感が生じると
いう欠点があり、また頭皮においてもさっぱり感が得ら
れず、かゆみの原因となっていた。
【0005】一方、ジメチルポリシロキサンの重合体に
代表される、シリコーン誘導体は、高級アルコール、グ
リセライド、流動パラフィン、エステル類等と比較して
滑らかで潤滑性に優れ、毛髪にサラッとした感触及び光
沢を与えることが知られており、多くの毛髪化粧料に使
用されている。
【0006】しかしながら、シリコーン誘導体も、その
効果と性能を確実にさせるためには、毛髪化粧料に多量
に添加せねばならず、そのためにべたつくといった欠点
があった。また、特に優れたさらさら感を与えることが
できる高分子シリコーンは、特有の硬さがありハリコシ
感ができ柔軟性に欠けるといった欠点がある。
【0007】更に、特開昭57−50911号公報には
毛髪に対し、光沢及び滑らかさを付与する目的で第4級
アンモニウム塩とコレステロールを含有したヘアリンス
剤組成物が開示されている。
【0008】しかしながら、この組成物は毛髪のべたつ
きを抑え、しっとりさらさらする良好な感触を与える効
果は未だ不充分であり、また頭皮にかさつきを抑え、尚
かつべたつかないさっぱりとした感触を付与できるもの
ではなかった。
【0009】従って、べたつき感及び油っぽさがなく、
しっとり感、さらさら感、柔軟性等のコンディショニン
グ効果に優れ、更には頭皮に対してべとつかずに、かさ
つきを抑えフケを抑える効果を発揮する毛髪化粧料の開
発が望まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、カチオン性界面活性
剤と、分岐脂肪酸コレステリルエステルとシリコーン誘
導体とを併用すれば、上記課題が解決できることを見出
し本発明を完成した。
【0011】すなわち、本発明は次の成分(A)、
(B)及び(C); (A)カチオン性界面活性剤 (B)主鎖に置換基を有する脂肪酸のコレステリルエス
テル (C)シリコーン誘導体を含有する毛髪化粧料を提供す
るものである。
【0012】本発明で用いる(A)成分のカチオン性界
面活性剤としては、例えば次の一般式(1)又は(2)
で表わされる第4級アンモニウム塩が挙げられる。
【0013】
【化2】
【0014】〔式中、R1、R2、R3及びR4のうち、少
なくとも1個は総炭素数8〜28の、アルコキシル基、
アルケニルオキシ基、アルカノイルアミノ基又はアルケ
ノイルアミノ基で置換されていてもよいアルキル基又は
アルケニル基を示し、残余はベンジル基、炭素数1〜5
のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。R5
炭素数2〜3のアルキレン基を示し、X1 -及びX2 -はハ
ロゲンイオン又は有機アニオンを示し、a及びa′は1
〜20の整数を示し、R6及びR7のうち少なくとも1個
は総炭素数8〜28の、アルコキシル基、アルケニルオ
キシ基、アルカノイルアミノ基又はアルケノイルアミノ
基で置換されていてもよいアルキル基又はアルケニル基
を示し、残余はベンジル基、炭素数1〜5のアルキル基
又はヒドロキシアルキル基を示す〕 斯かるカチオン性界面活性剤の中でも一般式(1)で表
わされる第4級アンモニウム塩が好ましく、特に好まし
いものとして、例えば次の一般式(3)〜(5)で表わ
される分岐第4級アンモニウム塩が挙げられる。
【0015】
【化3】
【0016】一般式(3)で表わされる分岐第4級アン
モニウム塩は、例えば通常炭素数8〜16のオキソアル
コールを原料として合成されるものであり、その例とし
ては、オキソアルコールから導かれるアルキル基を有す
るジアルキルジメチルアンモニウム塩、ジアルキルメチ
ルヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジアルキルメチル
ベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。
【0017】本発明では、(3)式中のR8の分岐率
が、通常10〜100%のものが用いられるが、特に1
0〜50%のものが好ましい。また、R8の合計炭素数
が8〜16のものが用いられるが、一定の分布を持った
ものが好ましく、特に以下に示す分布を有するものが好
ましい。 C8 〜C11:5%以下 C12 :10〜35% C13 :15〜40% C14 :20〜45% C15 :5〜30% C16 :5%以下 斯かる分岐第4級アンモニウム塩(3)の具体例として
は、炭素数8〜16で分岐率10〜50%のアルキル基
を有するジアルキルジメチルアンモニウムクロリドが挙
げられる。また、一般式(4)で表わされる分岐第4級
アンモニウム塩は通常、炭素数8〜28の次の一般式
(6)で表わされるゲルベアルコール
【0018】
【化4】
【0019】〔式中、R11及びR12は前記と同じものを
示す〕を原料として合成されるものである。この分岐第
4級アンモニウム塩の好ましい例としては、ゲルベアル
コールから導かれるアルキル基を有するアルキルトリメ
チルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモ
ニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、ジアル
キルメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジアルキ
ルメチルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。更に
これらのうちで特に好ましい具体例としては、2−デシ
ルテトラデシルトリメチルアンモニウムクロリド、2−
ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、ジ−2−ヘキシルデシルジメチルアンモニウムクロ
リド、ジ−2−オクチルドデシルジメチルアンモニウム
クロリド等を挙げることができる。一般式(5)で表わ
されるメチル分岐第4級アンモニウム塩としては、sと
tの和が15となるものが挙げられる。
【0020】また(A)成分のカチオン性界面活性剤と
しては、脂肪族基又は脂肪族鎖を有するエーテル残基、
エステル残基又はアシル基と2級又は3級アミノ基とを
有する一般式(7)
【0021】
【化5】
【0022】〔式中、R20は炭素数7〜21の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R21、R
22及びR23はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基又はヒ
ドロキシアルキル基を示し、Mは−CONG−(ここで
Gは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基若しくはヒ
ドロキシアルキル基を示す。但し、カルボニル基はR20
と結合する)、−O−又は−COO−(但しカルボニル
基はR20と結合する)を示し、X6 -はハロゲンイオン又
は有機アニオンを示し、fは2又は3を示し、gは0又
は1〜5の整数を示し、Zは水素原子又はヒドロキシ基
を示し、Yは水素原子、炭素数1〜3のアルキル基若し
くはヒドロキシアルキル基又は一般式(8)
【0023】
【化6】
【0024】(式中、R21、R22、R23、X6 -、Z及び
gは前記と同様の意味を示す)で表わされる基を示す。
但し、Gが炭素数1〜3のアルキル基若しくはヒドロキ
シアルキル基である場合、Yは炭素数1〜3のアルキル
基若しくはヒドロキシアルキル基ではない。また、gが
0、2、3、4又は5の場合には、Zは水素原子であ
る〕で表わされる第4級アンモニウム塩も使用すること
ができる。
【0025】かかるカチオン性界面活性剤(7)の中で
も、次の一般式(9)
【0026】
【化7】
【0027】〔式中、R20、R21、R22、R23、X6 -
G、Y、Z、f及びgは前記と同様の意味を示す〕で表
わされるものが好ましく、特に次の一般式(10)
【0028】
【化8】
【0029】〔式中、R20、R21、R22、R23及びX6 -
は前記と同様の意味を示す〕で表わされるものが好まし
く使用される。
【0030】一般式(7)で表わされる第4級アンモニ
ウム塩は公知の製造方法に従って製造することができ
る。例えばこのうち一般式(10)で表わされる第4級
アンモニウム塩は、以下に示す反応式に従って、まず対
応する脂肪酸とアミノエチルエタノールアミンとを反応
させてイミダゾリン誘導体を形成し、次いでこの誘導体
をアルカリ処理し、更に対応するアンモニウム化合物と
反応させることにより得ることができる。
【0031】
【化9】
【0032】〔式中、R20、R21、R22、R23、X6 -
前記と同様の意味を示し、Xはハロゲン原子又は有機ア
ニオン性基を示す〕
【0033】尚、上記反応により得られた生成物は、更
に電気透析などによって脱塩することにより、溶解特性
や粘度特性を向上させることが好ましい。
【0034】更に、(A)成分のカチオン性界面活性剤
としては、次の一般式(11)で表わされる非対称型第
4級アンモニウム塩も使用することができる。
【0035】
【化10】
【0036】〔式中、R24は分岐鎖を有する総炭素数8
〜28のアルキル基を示し、R25は直鎖の炭素数8〜2
2のアルキル基又はアルケニル基を示し、R26及びR27
はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示
し、X7 -はハロゲンイオン又は有機アニオンを示す。但
し、R26とR27が同時に水素原子となることはない〕
【0037】非対称型第4級アンモニウム塩(11)
中、R24のアルキル基は、すでに述べたようにゲルベ型
アルコールやオキソ法型アルコールから誘導されるもの
であり、例えば、2−(3−メチルヘキシル)−7−メ
チル−1−デシル、2−(1−メチル−3,3−ジメチ
ルブチル)−5−メチル−7,7−ジメチルオクチル、
2−ヘキシル−1−デシルなどを挙げることができる。
【0038】尚、ここでゲルベ型アルコールとは、一般
には前記一般式(6)で表わされるアルコールを意味す
る。また、オキソ法型アルコールとは、一般にα−オレ
フィンを原料としてオキソ法により得られるアルコール
及びそのアルコール誘導体の総称であり、例えば次の一
般式(12)及び(13)で表わされるアルコールが挙
げられる。
【0039】
【化11】
【0040】〔式中、R28は炭素数1〜5のアルキル基
を示し、R29は炭素数5〜10のアルキル基を示す。但
し、R28及びR29の合計炭素数は10〜11である〕
【0041】これらのアルコールの具体例としては、日
産化学株式会社製の商品名「ファインオキソアルコール
140、同1600、同180、同180N、同180
0、同2000あるいは同2600」、三菱化成工業株
式会社製の商品名「ダイヤドール18G」、三菱油化株
式会社製の商品名「ドバノール23−1」、エクソン化
学株式会社製の商品名「EXXAL18、EXXAL2
0」、エメリー株式会社製の商品名「エマゾール87
1」などにより特定されるアルコールや、エマゾール8
71をメチルエステル化し、更に還元することにより得
られるイソステアリルアルコールなどを挙げることがで
きる。
【0042】尚、一般式(11)で表わされる非対称型
第4級アンモニウム塩の好ましい例としては、N−(3
−メチルヘキシル)、7−メチル−1−デシル−N−ド
デシル−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、N
−2−(3−メチルヘキシル)、7−メチル−1−デシ
ル−N−オクチル−N,N−ジメチルアンモニウムクロ
ライド、N−2−ヘキシル−1−デシル−N−ドデシル
−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、あるいは
一般式(14)
【0043】
【化12】
【0044】〔式中、R28、R29及びX7 -は前記と同様
の意味を示す〕で表わされる化合物を例示することがで
きる。
【0045】尚、(A)成分のカチオン性界面活性剤に
含まれる各第4級アンモニウム塩化合物におけるX1 -
7 -のハロゲンイオンとしては塩素イオン、臭素イオ
ン、ヨウ素イオンを例示でき、また、有機アニオンとし
てはメトサルフェートイオン、エトサルフェートイオ
ン、メトフォスフェートイオン、エトフォスフェートイ
オンなどを例示することができる。
【0046】これら(A)成分のカチオン性界面活性剤
は、単独で用いても2種以上の混合物として用いてもよ
く、その配合量は、良好な感触等の本発明の効果を得る
ためには組成物中0.1〜20.0重量%、特に0.5
〜15.0重量%が好ましい。
【0047】本発明で用いる(B)成分の主鎖に置換基
を有する脂肪酸のコレステリルエステルとしては、主鎖
の置換基として、炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖のア
ルキル基、水酸基、アミノ基、ハロゲン原子を有するも
のが挙げられるが、好ましくは次の一般式(15)で表
わされる分岐脂肪酸コレステリルエステルが挙げられ
る。
【0048】
【化13】
【0049】〔式中、R30は合計7〜27個の炭素原子
を有し、カルボキシル結合位から主鎖の中央までに、少
なくとも1つのアルキル置換基を有する飽和脂肪族炭化
水素基を示す〕
【0050】一般式(15)で表わされる分岐脂肪酸コ
レステリルエステルは、分岐脂肪酸又はその誘導体とコ
レステロールから通常のエステルを製造する方法によっ
て製造される(例えば特公昭59−23320号公
報)。分岐脂肪酸とコレステロールをそのまま反応させ
てエステル化することもできるし、またいずれか一方を
より反応性の高い誘導体に導き、次いでエステル化する
こともできる。
【0051】分岐脂肪酸コレステリルエステルの製造原
料である分岐脂肪酸(R30COOH)は炭素数8〜28
(R30としての炭素数7〜27)のものが使用できる
が、炭素数14〜22(R30としての炭素数13〜2
1)のものが好ましく、特に炭素数18のものが最も好
ましいものとして挙げられる。分岐脂肪酸は、カルボキ
シル基結合位から主鎖の中央までに少なくとも1つのア
ルキル置換基を有する飽和分岐脂肪酸であることが必要
である。このような飽和分岐脂肪酸は、石油化学工業原
料又は油脂化学工業原料より容易に得られる。
【0052】石油化学工業原料より得られるこのような
分岐脂肪酸の例としては、α位に側鎖を有する分岐脂肪
酸があり、これは次の一般式(16)で表わされる。
【0053】
【化14】
【0054】〔式中、R31及びR32はそれぞれ直鎖又は
分岐鎖の飽和脂肪族炭化水素基を示し、R31及びR32
炭素原子数の和は、12〜18である〕上記一般式(1
6)で表わされるα位の側鎖を有する分岐脂肪酸は、例
えば炭素数7〜10の直鎖又は分岐鎖のアルデヒドのア
ルドール縮合によりα−分岐不飽和アルデヒドとし、次
いでこれを水素添加、酸化させて分岐飽和脂肪酸とする
方法によって製造することができる。
【0055】α位に側鎖を有する飽和分岐脂肪酸の好ま
しい具体例としては、5,7,7,−トリメチル−2−
(1,3,3−トリメチルブチル)−オクタン酸、2−
ヘプチルウンデカン酸、2−ヘキシルデカン酸等が例示
される。
【0056】油脂化学工業原料より得られる飽和分岐脂
肪酸の例としては、次の一般式(17)で表わされるメ
チル分岐鎖を有する脂肪酸がある。
【0057】
【化15】
【0058】〔式中、hとiの和は14であり、h=i
=7を中心とする分布を有する〕このようなメチル分岐
鎖脂肪酸は、例えばオレイン酸のダイマー製造時の副産
物として得られ〔例えば、ジャーナル・オブ・アメリカ
ン・オイル・ケミスツ・ソサイエティー(J.Ame
r.Oil Chem.Soc.)51,522(19
74)〕、本明細書中では、メチル分岐イソステアリン
酸と称する。メチル分岐イソステアリン酸は、例えばそ
のイソプロピルエステルとして市販されている(米国エ
メリー社など)。
【0059】また、コレステロールは種々の方法で製造
したもののほか、天然物質から抽出又は抽出精製により
得られたもの、例えば乾燥した牛の脳、脊髄等から得た
ものも使用できる。
【0060】これらの分岐脂肪酸コレステリルエステル
の内でもメチル分岐イソステアリン酸コレステリルエス
テルが最も好ましい。また、本発明で用いる他の(B)
成分の主鎖に置換基を有する脂肪酸のコレステリルエス
テルの好ましいものとしては、例えば12−ヒドロキシ
ステアリン酸コレステリルエステル、リシノール酸コレ
ステリルエステル等の水酸基を置換基として有するもの
が挙げられる。
【0061】本発明において、これら(B)成分の分岐
脂肪酸コレステリルエステルは、単独で用いても2種以
上の混合物として用いてもよく、その配合量は、本発明
の効果を得ると共に系の安定のためには組成物中、0.
1〜10.0重量%、特に0.2〜2.0重量%が好ま
しい。
【0062】また、本発明に用いられる(C)成分のシ
リコーン誘導体としては、例えば次の(1)〜(11)
のものが挙げられる。
【0063】(1)オルガノポリシロキサン
【0064】
【化16】
【0065】〔式中、R33はそれぞれ同一又は異なって
いてもよいメチル基又はフェニル基を示すが、R33の全
部がフェニル基となる場合を除く。R34はメチル基又は
水酸基を示す。jは0〜20,000の整数を示す〕
【0066】(2)メチルフェニルポリシロキサン
【0067】
【化17】
【0068】〔式中、k、l、及びmはk+l+m=1
〜5,000の数を示す。但し、l=0のときm≠0で
あり、m=0のときl≠0である〕
【0069】(3)アミノ変性シリコーン 1分子中に少なくとも1個のアミノアルキル基を有する
オルガノシロキサンの重合体であるアミノ変性シリコー
ン重合体。このアミノ変性シリコーン重合体を形成する
オルガノシロキサン中には、アミノアルキル基以外の官
能基としてメチル基を含むものが一般に用いられるが、
その他、エチル基、プロピル基などのアルキル基;ビニ
ル基;アリル基などのアルケニル基;フェニル基、ナフ
チル基などのアリール基;シクロヘキシル基などのシク
ロアルキル基;ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、
オキシアルキレン基又はポリオキシアルキレン基なども
含むことができる。
【0070】このようなアミノ変性シリコーン重合体の
代表的なものは、次の一般式(20)で表わされる、重
合体の平均分子量が約3,000〜100,000のも
のであり、これはアモジメチコーン(Amodimet
hicone)の名称でCTFA辞典(米国Cosme
tic Ingredient Dictionar
y)第3版中に記載されている。
【0071】
【化18】
【0072】〔式中、n及びoは分子量3,000〜1
00,000に依存する整数を示す〕
【0073】(4)脂肪酸変性シリコーン
【0074】
【化19】
【0075】(5)アルコール変性シリコーン
【0076】
【化20】
【0077】(6)脂肪族アルコール変性シリコーン
【0078】
【化21】
【0079】(7)ポリエーテル変性シリコーン
【0080】
【化22】
【0081】
【化23】
【0082】
【化24】
【0083】
【化25】
【0084】〔式中、s′は1〜300(好ましくは1
〜50)、t′は2〜500(好ましくは2〜50)、
u′は0〜6(好ましくは2〜3)、v′は1〜50
(好ましくは2〜20)、w′は0〜50(好ましくは
0〜20)の数を示す〕
【0085】(8)アルコキシ変性シリコーン
【0086】
【化26】
【0087】〔式中、x′は1〜100の整数を示し、
y′は1〜50の整数を表わし、R47は炭素数1〜28
(好ましくは炭素数12〜22)のアルキル基を示す〕
【0088】(9)フッ素変性シリコーン
【0089】
【化27】
【0090】〔式中、z′は1〜400(好ましくは1
〜250)の数を示す〕
【0091】(10)環状シリコーン
【0092】
【化28】
【0093】〔式中、a″は3〜8の数を示し、R48
びR49はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示す〕
【0094】(11)アルキル変性シリコーン
【0095】
【化29】
【0096】
【化30】
【0097】〔式中、e″及びf″はそれぞれ1〜1,
000(好ましくは1〜200)の数を示し、R52は炭
素数10〜16のアルキル基を示す〕
【0098】これらの(C)成分のシリコーン誘導体の
うち、本発明においては高分子量のものが好ましく、特
に前記一般式(18)で表わされるもので、式中のjが
2,000〜20,000の高分子量シリコーンが好ま
しい。
【0099】本発明において、これら(C)成分のシリ
コーン誘導体は、単独で用いても二種以上の混合物とし
て用いてもよく、その配合量は、組成物中0.1〜30
重量%、特に0.3〜15重量%が好ましい。
【0100】また、本発明の毛髪化粧料には通常の毛髪
剤に使用される抗フケ剤、殺菌剤、抗炎症剤等の薬効成
分を配合することができる。
【0101】抗フケ剤としては、公知の抗フケ剤を用い
ることができ、具体的には2−メルカプトピリジン−N
−オキシド多価金属塩、コロイドイオウ、特開昭58−
183614号公報記載の含硫アミノ酸及びその塩、次
の式(34)
【0102】
【化31】
【0103】で表わされる2,2′−ジチオビスピリジ
ン−1,1′−ジオキシド及びこれらの硫酸マグネシウ
ム等の金属塩水和物、次の一般式(35)
【0104】
【化32】
【0105】〔式中、R53は炭素数1〜17のアルキル
基、炭素数2〜17のアルケニル基、炭素数5〜8のシ
クロアルキル基、炭素数7〜9のビシクロアルキル基、
アルキル基が炭素数1〜4であるシクロアルキル−アル
キル基(シクロアルキル残基は炭素数1〜4のアルキル
基により置換されていてもよい)、アリール基、アルキ
ル基が炭素数1〜4であるアラルキル基、アルケニル基
が炭素数2〜4であるアリールアルケニル基、アルキル
基が炭素数1〜4であるアリールオキシアルキル基若し
くはアリールメルカプトアルキル基、ベンズヒドリル
基、アルキル基が炭素数1〜4であるフェニルスルホニ
ルアルキル基又はフリル基若しくはアルケニル基が炭素
数2〜4であるフリルアルケニル基を示し(以上の各基
におけるアリール残基は、炭素数1〜4のアルキル基若
しくはアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基又はハロゲン
原子により置換されていてもよい)、R54は水素原子、
炭素数1〜4のアルキル基、炭素数2〜4のアルケニル
基若しくはアルキニル基、ハロゲン原子、フェニル基又
はベンジル基を示し、X8は有機アミン残基を示す〕で
表わされる特公昭58−39805号公報記載の1−ヒ
ドロキシ−2−ピリドン誘導体、サリチル酸及びその誘
導体、特開昭58−180417号公報記載のクエン酸
トリエチルエステル、西ドイツ特許DE3142296
号公報記載の如きインドール誘導体、西ドイツ特許DE
3022799号公報記載の如き2−オキソ−テトラヒ
ドロ−1,3,5−チアジアジン誘導体、ベルギー特許
BP2085728号公報記載のω−(アミノチオカル
ボニルメルカプト)−アルカン酸及びその塩、キノン誘
導体、二硫化セレン、フェノール誘導体、コールタール
などが挙げられる。
【0106】これらの抗フケ剤の中でも安全性及び有効
性の面で2−メルカプトピリジン多価金属塩、前記式
(34)で表わされる2,2′−ジチオビスピリジン−
1,1′−ジオキシド、前記一般式(35)で表わされ
る1−ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体が好ましく、特
に2−メルカプトピリジン亜鉛塩(ジンクピリチオ
ン)、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4
−トリメチルペンチル)−2(1H)−ピリドントリエ
タノールアミン塩(ピロクトンオーラミン)及び2,
2′−ジチオビスピリジン−1,1′−ジオキシドが好
ましい。また、2−メルカプトピリジン亜鉛塩を用いる
場合、特に特開昭60−16972号公報、特開昭60
−16973号公報、特開昭60−224676号公報
記載の粒径0.2μm以下の粒子が50重量%以上で平
均粒径0.2μm以下の微粒子化化合物を用いるのが好
ましい。
【0107】また、殺菌剤としては、トリクロサン、ト
リクロロカルバン等が挙げられ、抗炎症剤としてはグリ
チルリチン酸ジカリウム、酢酸トコフェロール等が挙げ
られる。
【0108】本発明の毛髪化粧料には、これらの薬効成
分のうち、特に抗フケ剤を配合するのが好ましく、これ
らは単独で用いても2種以上の混合物として用いてもよ
い。
【0109】更に、本発明の毛髪化粧料には、毛髪化粧
料に通常使用される油脂類を配合することができ、斯か
る油脂類としては、例えば直鎖又は分岐鎖のアルキル基
又はアルケニル基を有する高級アルコール類;流動パラ
フィン、ワセリン、固型パラフィン等の炭化水素類;液
状ラノリン、ラノリン脂肪酸等のラノリン誘導体;高級
脂肪酸エステル類、高級脂肪酸類、アルキル基又はアル
ケニル基を有する長鎖アミドアミン等の油脂類;ミンク
オイル、オリーブ油等の動植物性油脂類等が挙げられ
る。これらのうち、炭素数12〜24の飽和又は不飽和
の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸由来のモノグリセリド及び炭
素数12〜26の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアル
ケニル基を有する高級アルコールが特に好ましく、具体
的には、オレイン酸モノグリセリド、パルミチン酸モノ
グリセリド、ベヘニン酸モノグリセリド、イソステアリ
ン酸モノグリセリド等の脂肪酸モノグリセリド及びセチ
ルアルコール、ステアリルアルコール、アラキンアルコ
ール、ベヘニルアルコール、カラナービルアルコール、
セリルアルコール等の高級アルコールが挙げられる。
【0110】また、更に本発明の毛髪化粧料には、必要
に応じて通常、化粧料、医薬品、食品等に配合される成
分、例えばパラベン等の防腐剤;プロピレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトール、パンテノール、グリシ
ンベタイン、次の一般式(36)
【0111】
【化33】
【0112】〔式中、R55は炭素数10〜26の直鎖又
は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R56
炭素数9〜25の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭
化水素基を示し、X′は−(CH2)f−(ここでfは2
〜6の整数を示す)を示す〕で表わされるアミド誘導体
等の保湿剤;水溶性高分子等の増粘剤;染料、顔料等の
着色剤;パーフルオロポリエーテル、カチオン性ポリマ
ー等のコンディショニング剤;グリコールエステル等の
パール化剤;ヒドロキシプロピルキトサン等のキトサン
誘導体、アクリル樹脂液等の毛髪セット用ポリマー;各
種調合香料;その他エンサイクロペディア・オブ・コン
ディショニング・リンス・イングレディエンツ〔ENC
YCLOPEDLA OF CONDITIONING
RINSE INGREDIENTS(MICELL
E PRESS 1978年)〕に記載されている成分
等を、本発明の効果を損なわない範囲において、適宜配
合することもできる。
【0113】本発明の毛髪化粧料は、上記成分を用いて
常法に従って混合等することにより製造することがで
き、毛髪をシャンプーした後、毛髪に塗布し、洗い流し
て使用するタイプの剤型、例えばヘアリンス、ヘアコン
ディショナー、ヘアトリートメント等として好適に利用
することができる。
【0114】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料はべたつき感や油っ
ぽさがなく、しっとり感、さらさら感、柔軟性等のコン
ディショニング効果に優れ、かつ頭皮のかさつきを防止
し、優れたフケ抑制効果を有するものである。
【0115】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1〜3及び比較例1〜3 表1に示す組成のヘアリンス剤を下記製法により調製
し、そのリンス性能について、下記官能評価方法により
調べた。結果を表1に示す。
【0116】官能評価方法:今までにコールドパーマ、
ブリーチ等の美容処理を行ったことのない日本人女性の
毛髪(平均60μm、細い髪)20g(長さ15cm)を
束ね、すすぐタイプの毛髪化粧料についてはこの毛髪束
に2gの剤を均一に塗布し、次いで30秒流水ですすぎ
洗いをし、タオルドライを行った後ドライヤーで乾燥し
た。また、すすがないタイプの毛髪化粧料についてはこ
の毛髪束に所定量の剤を塗布した後、風乾した。この毛
髪束についてそのしっとり感、さらさら感、平滑性、柔
軟性、べたつきのなさ、ぱさつきのなさについて、下記
の基準に従って官能評価した。
【0117】しっとり感 ◎:非常にしっとりする。 ○:しっとりする。 △:どちらともいえない。 ×:しっとりしない。
【0118】さらさら感 ◎:非常にさらさらする。 ○:さらさらする。 △:どちらともいえない。 ×:さらさらしない。
【0119】平滑性 ◎:非常にある。 ○:ある。 △:どちらともいえない。 ×:ない。
【0120】柔軟性 ◎:非常に柔らかい。 ○:柔らかい。 △:硬いとも、柔らかいともいえない。 ×:硬い。
【0121】べたつきのなさ ◎:まったくべたつかない。 ○:ほとんどべたつかない。 △:ややべたつく。 ×:べたつく。
【0122】ぱさつきのなさ ◎:まったくぱさつかない。 ○:ほとんどぱさつかない。 △:ややぱさつく。 ×:ぱさつく。
【0123】製法:70℃まで加熱した(9)に、同温
度に加熱して溶解した成分(1)〜(8)の混合物を加
え、攪拌して乳化させ、攪拌しながら室温まで冷却し、
ヘアリンス剤を得た。
【0124】
【表1】
【0125】実施例4及び比較例4 次の配合組成の実施例4及び比較例4のヘアコンディシ
ョナー剤を夫々下記方法により調製した。これらの性能
を15名の女性パネラーにより一対比較法により評価し
た。尚、比較基準は非常に良い場合を+2、良い場合を
+1、どちらとも言えない場合は0として、その人数で
示した。この結果を表4に示す。
【0126】
【表2】 実施例4のヘアコンディショナーの組成: (1)ステアリルトリメチルアンモニウムクロ リド 1.0(重量%) (2)ジセチルジメチルアンモニウムクロリド 0.5 (3)セタノール 4.0 (4)イソステアリン酸コレステリル 0.5 (5)メチルポリシロキサン(重合度3000) 0.6 (6)環状シリコーン(5量体) 2.0 (7)ピリチオン亜鉛水性懸濁液(50%)*1 0.6 (8)プロピレングリコール 3.0 (9)ヒドロキシエチルセルロース 0.3 (10)香料 0.3 (11)精製水 バランス *1:トミサイドZ−50(吉富製薬(株))
【0127】調製法:70℃まで加熱した(11)に成
分(7)を分散させ、同温度に加熱して溶解、分散した
成分(1)〜(6)、(8)〜(9)の混合物を加え、
攪拌して乳化させた後、攪拌しながら40℃まで冷却
し、(10)を加えて更に攪拌、室温まで冷却し、ヘア
コンディショナー剤を得た。
【0128】
【表3】 比較例4のヘアコンディショナーの組成: (1)ステアリルトリメチルアンモニウムクロ リド 1.0(重量%) (2)ジセチルジメチルアンモニウムクロリド 0.5 (3)セタノール 4.0 (4)プロピレングリコール 3.0 (5)ヒドロキシエチルセルロース 0.3 (6)香料 0.3 (7)精製水 バランス
【0129】調製法:70℃まで加熱した(7)に、同
温度に加熱して溶解、分散した成分(1)〜(5)の混
合物を加え、攪拌して乳化させた後、攪拌しながら40
℃まで冷却し、(6)を加えて更に攪拌、室温まで冷却
し、ヘアコンディショナー剤を得た。
【0130】
【表4】
【0131】実施例5 ヘアトリートメント
【0132】
【表5】 組成: (1)ステアリルトリメチルアンモニウム 0.8(重量%) (2)2−ヘキサデシルトリメチルアンモニウム クロリド 0.8 (3)セタノール 5.0 (4)イソステアリン酸コレステリル 1.0 (5)メチルポリシロキサン(重合度4000) 0.5 (6)メチルポリシロキサン(重合度40) 1.5 (7)ピリチオン亜鉛水性懸濁液(50%)*1 0.6 (8)パルミチン酸イソプロピル 1.0 (9)色素 適量 (10)香料 適量 (11)精製水 バランス *1:トミサイドZ−50(吉富製薬(株))
【0133】製法:70℃まで加熱した(11)に
(9)、(7)を加えて分散させ、同温度に加熱して溶
解、分散した成分(1)〜(6)、(8)の混合物を加
え、攪拌して乳化させた後、攪拌しながら40℃まで冷
却し、(10)を加え、更に攪拌して室温まで冷却し、
ヘアトリートメント剤を得た。このヘアトリートメント
は仕上がり時において、毛髪をべたつかせることなくし
かもぱさつかず毛髪にしっとり感、柔らかさ及びなめら
かさを付与し、かつフケの防止効果に優れるものであっ
た。
【0134】実施例6 ヘアリンス
【0135】
【表6】 組成: (1)ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 0.8(重量%) (2)ジアルキルジメチルアンモニウムクロリド*2 0.2 (3)パルミチン酸モノグリセリド 0.5 (4)ステアリルアルコール 2.5 (5)オクトピロックス 0.2 (6)イソステアリン酸コレステリル 0.2 (7)12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル 0.3 (8)メチルポリシロキサン(重合度3300) 0.5 (9)イソパラフィン 1.5 (10)アミノ変性シリコーンエマルジョン*3 0.8 (11)プロピレングリコール 3.0 (12)ヒドロキシエチルセルロース 0.3 (13)色素 適量 (14)香料 適量 (15)精製水 バランス *2:炭素数12〜15の市販オキソ法アルコール(ド
バノール23とドバノール45との等量混合物、三菱油
化社製)に由来する分岐第4級アンモニウム塩で、その
分岐率は20%である。 *3:SM8702C、東レ・ダウコーニング社製
【0136】製法:70℃まで加熱した(15)に同温
度に加熱して溶解、分散した成分(1)〜(13)の混
合物を加え、攪拌して乳化させた後、攪拌しながら40
℃まで冷却し、(14)を加え更に攪拌し、室温まで冷
却し、ヘアリンスを得た。このヘアリンスは仕上がり時
において、毛髪をべたつかせることなくしかもぱさつか
ず毛髪に、しっとり感、柔らかさ及びなめらかさを付与
し、かつフケ防止効果に優れるものであった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C); (A)カチオン性界面活性剤 (B)主鎖に置換基を有する脂肪酸のコレステリルエス
    テル (C)シリコーン誘導体を含有する毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 (C)成分のシリコーン誘導体が次の一
    般式(18) 【化1】 〔式中、R33はそれぞれ同一又は異なっていてもよいメ
    チル基又はフェニル基を示すが、R33の全部がフェニル
    基となる場合を除く。R34はメチル基又は水酸基を示
    す。jは2,000〜20,000の整数を示す〕で表
    わされる高分子量シリコーンである請求項1記載の毛髪
    化粧料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010138107A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Milbon Co Ltd 毛髪処理剤
WO2015133382A1 (ja) * 2014-03-06 2015-09-11 ライオン株式会社 ヘアコンディショナー組成物

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