JPH0747627A - 内装材および該内装材の製造方法 - Google Patents

内装材および該内装材の製造方法

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JPH0747627A
JPH0747627A JP21503393A JP21503393A JPH0747627A JP H0747627 A JPH0747627 A JP H0747627A JP 21503393 A JP21503393 A JP 21503393A JP 21503393 A JP21503393 A JP 21503393A JP H0747627 A JPH0747627 A JP H0747627A
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woven fabric
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JP21503393A
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Masanobu Fujii
正信 藤井
Takeshi Kano
剛 鹿野
Tadao Asano
忠男 浅野
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TAISHIN KOGYO KK
Ikeda Corp
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TAISHIN KOGYO KK
Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は軽量かつ成形性に優れた自動車等の内
装材を提供することを目的とする。 【構成】コルゲート芯材12と表面材13ととに延伸性
のある不織布を使用し、かつ芯材12の不織布10には
低融点繊維を混合して熱成形性を持たせたダンボール1
1を内装材の材料として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば自動車等に使用さ
れる内装材およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】例えば自動車等には天井材、ドアトリム
等の内装材の基材としてダンボールが使用されている。
上記ダンボール(1) は図4に示すようにコルゲート状芯
材(2)と、該芯材(2) に被着される表面材(3) とからな
るもので、従来は芯材(2) 、表面材(3) 共に紙を材料と
している。しかしながら紙を材料とするダンボール(1)
は紙の延伸性が小さいために成形性に乏しく、深絞り成
形部ではしわや亀裂を生じること、自動車走行中車体パ
ネルとダンボールとがこすれて低級音が発生すること、
防音性に乏しいこと、重量が大なること等の問題点があ
る。
【0003】
【従来の技術】従来から上記紙を材料とするダンボール
の問題点を解決するための手段として、紙を材料とする
芯材の両面に不織布を材料とする表面材を被着したダン
ボール(特開昭61−29532号)、表面材および/
または芯材の材料としてコルクシートを使用したダンボ
ール(実開平4−83742号)、表面材として不織布
とコルクシートとの積層材を使用したダンボール(実願
平4−72933号)等が提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開昭6
1−29532号のダンボールでは表面材は不織布を材
料としているが、芯材が紙を材料としているので成形性
が充分とは云えず、また防音性にも問題があり、実開平
4−83742号や実願平4−72933号のダンボー
ルではコルクシートの延伸性が充分でなく、良好な成形
性が得られず、また車体パネルとのこすれによって低級
音が発生するおそれがあり、更に防音性においても充分
でないと云う問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、不織布(10)からなるコル
ゲート状芯材(12)と、該芯材(12)の両面または片面に被
着される不織布(10)からなる表面材(13)とによって構成
され、少なくとも芯材(12)の不織布(10)には低融点繊維
が10〜70重量%の割合で含まれているダンボール(1
1)からなり所定形状に成形されている内装材(11A) を提
供するものであり、更に低融点繊維が10〜70重量%
の割合で含まれている不織布(10)を該低融点繊維の軟化
点以上の温度で加熱成形してコルゲート状芯材(12)と
し、該芯材(12)の両面または片面に不織布(10)からなる
表面材(13)を貼着したダンボール(11)を所定形状に成形
する内装材(11A) の製造方法を提供するものである。
【0006】本発明のダンボールの材料として使用され
る不織布はポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリ
ル繊維、アセテート繊維、綿繊維、木質繊維、竹繊維等
の有機繊維、ガラス繊維、セラミック繊維、炭素繊維等
の無機繊維等の繊維の一種または二種以上を使用した不
織布であり、また少なくとも芯材の不織布には低融点ポ
リエステル繊維、低融点ポリアミド繊維、ポリエチレン
繊維、あるいはポリプロピレン繊維等の望ましくは融点
が100〜150℃の範囲の低融点繊維が10〜70重
量%、望ましくは30〜60重量%の範囲で含まれる。
該低融点繊維の含有量が10重量%未満の場合は熱成形
性が充分でなく、70重量%を越えると耐熱性が問題と
なる。上記不織布は上記繊維を合成樹脂バインダーで結
着したり、ニードルパンチング等によって絡合したり、
あるいは上記低融点繊維を含む場合には該低融点繊維の
軟化点以上の温度に加熱して低融点繊維を軟化させて繊
維を結着したりすることによって製造される。本発明に
おいては上記不織布は通常100g/m2 〜2000g
/m2 の重量とされるが、所望によって部分的に厚みを
変化させることも可能である。該不織布にはアクリル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂等の合成樹脂、
あるいは上記合成樹脂のモノマー、プレポリマー、オリ
ゴマー等の前駆体が含浸されてもよいし、ポリエチレン
フィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィ
ルム等のプラスチックフィルムが積層されてもよい。更
に上記不織布は着色あるいはエンボスされてもよく、表
面材にこのような不織布を用いれば表層材が不要とな
る。
【0007】上記不織布によってダンボールを製造する
には芯材となる不織布を含有する低融点繊維の軟化点以
上の温度に加熱して該低融点繊維を軟化させた上でコル
ゲート状に冷間成形するか、あるいは上記温度以上でコ
ルゲート状に熱間成形を行なう。
【0008】表面材として使用する不織布には必ずしも
低融点繊維を混合する必要はないが、所望なれば芯材と
同様に低融点繊維を含んだものを使用してもよい。
【0009】上記芯材と表面材とは通常の接着剤、ホッ
トメルト接着剤等を用いて接着されるが、合成樹脂ある
いは合成樹脂前駆体を含浸した不織布を用いる場合に
は、該合成樹脂あるいは前駆体が接着剤として機能する
から特に接着剤を必要としない。
【0010】
【作用】本発明のダンボール(11)は芯材(12)および表面
材(13)のいづれにも不織布を使用しており、また芯材の
不織布には低融点繊維が10〜70重量%の割合で含ま
れているから、ダンボール(11)全体として延伸性に優れ
かつ熱成形性を有し、また該不織布は空気を多量に含有
して防音断熱性に富みかつクッション性に富むから車体
パネルとのこすれによる低級音は全く発生せず、その上
極めて軽量でありかつ通気性に富む。
【0011】
【実施例】150℃を越える融点を有する高融点繊維
(例えば融点180℃のポリエステル繊維)に150℃
以下の融点の低融点繊維(例えば融点130℃のポリエ
ステル繊維)を30重量%混合し、ニードルパンチング
によって絡合した後、該低融点繊維の軟化点以上かつ該
高融点繊維の軟化点以下の範囲の温度、例えば160℃
に加熱して該低融点繊維を軟化させることによって該高
融点繊維を結着し、150g/m2 の重量の不織布を製
造した。
【0012】図1に示すように該不織布(10)を加熱炉(1
4)によって上記範囲の温度、例えば160℃に加熱して
該不織布(10)の低融点繊維を軟化せしめ、歯形ロールプ
レス(15)によって冷間成形を行ない、コルゲート状芯材
(12)を製造する。あるいは該不織布(10)は加熱炉にて加
熱されることなく、上記範囲の温度に加熱した歯形ロー
ルプレスによって熱間成形することによってコルゲート
状芯材(12)とされてもよい。
【0013】該芯材(12)の両面にはロールコーター(16)
によってアクリル系接着剤が塗布され、そして該芯材(1
2)の両面には不織布(10)からなる表面材(13)が圧着され
て図2に示すようなダンボール(11)が製造される。天井
材として用いられる該ダンボール(11)の重量は500〜
600g/m2 であり、従来のダンボールの重量800
〜900g/m2 、レジンボード1.45kg/m2 に比
して極めて軽量である。本発明では芯材(12)の片面のみ
に表面材(13)が接着されてもよい。
【0014】上記ダンボール(11)は上記範囲の温度、例
えば160℃に加熱して低融点繊維を軟化させた上でコ
ールドプレスを行なうか、または上記範囲の温度に加熱
したホットプレスによって成形することにより、例えば
図3に示すように天井形状に成形され、自動車の天井材
(11A) として使用される。
【0015】
【発明の効果】したがって本発明では軽量でかつ成形性
が極めて良好な、そして防音断熱性に富み車体とのこす
れによっても低級音を発生しない優れた内装材が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図3は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】ダンボール製造工程図
【図2】部分断面図
【図3】自動車天井材斜視図
【図4】従来例の部分断面図
【符号の説明】
10 不織布 11 ダンボール 12 コルゲート状芯材 13 表面材 11A 内装材
フロントページの続き (72)発明者 浅野 忠男 岐阜県海津郡南濃町津屋1511番地 太進工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不織布からなるコルゲート状芯材と、該芯
    材の両面または片面に被着される不織布からなる表面材
    とによって構成され、少なくとも芯材の不織布には低融
    点繊維が10〜70重量%の割合で含まれているダンボ
    ールからなり所定形状に成形されていることを特徴とす
    る内装材
  2. 【請求項2】低融点繊維が10〜70重量%の割合で含
    まれている不織布を該低融点繊維の軟化点以上の温度で
    加熱成形してコルゲート状芯材とし、該芯材の両面また
    は片面に不織布からなる表面材を貼着したダンボールを
    所定形状に成形することを特徴とする内装材の製造方法
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