JPH0747410B2 - 一個送り出し搬送装置 - Google Patents
一個送り出し搬送装置Info
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- JPH0747410B2 JPH0747410B2 JP2407479A JP40747990A JPH0747410B2 JP H0747410 B2 JPH0747410 B2 JP H0747410B2 JP 2407479 A JP2407479 A JP 2407479A JP 40747990 A JP40747990 A JP 40747990A JP H0747410 B2 JPH0747410 B2 JP H0747410B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば人参、大根その
他の根菜類等の被搬送物を１個ずつ次の選別工程などに
順送りする載置搬送装置に関する。
他の根菜類等の被搬送物を１個ずつ次の選別工程などに
順送りする載置搬送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記作物の搬送装置において、従来で
は、例えば無端回動ベルトの外周面に所定ピッチで係止
突起を形成して、被搬送物を順次各係止突起により載置
係止して、１個ずつ載置搬送するよう構成したもの、あ
るいは、左右一対の無端回動帯に亘り、所定ピッチで遊
転自在なローラを支承して各ローラの間に１個ずつ作物
を載置して搬送するよう構成したもの等が考えられた。
は、例えば無端回動ベルトの外周面に所定ピッチで係止
突起を形成して、被搬送物を順次各係止突起により載置
係止して、１個ずつ載置搬送するよう構成したもの、あ
るいは、左右一対の無端回動帯に亘り、所定ピッチで遊
転自在なローラを支承して各ローラの間に１個ずつ作物
を載置して搬送するよう構成したもの等が考えられた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
造においては、上記各係止突起や各ローラ間に確実に作
物が所定姿勢で１個ずつ載置案内されるとは限らず、前
者の従来構造においては、係止突起に２個以上載る場合
あるいは作物が載置されない場合等の不具合が発生し、
又、後者の従来構造においては、複数のローラに亘り跨
がって作物が載置される等して、結局、所定ピッチをあ
けて１個ずつ確実に載置搬送することができないもので
あった。
造においては、上記各係止突起や各ローラ間に確実に作
物が所定姿勢で１個ずつ載置案内されるとは限らず、前
者の従来構造においては、係止突起に２個以上載る場合
あるいは作物が載置されない場合等の不具合が発生し、
又、後者の従来構造においては、複数のローラに亘り跨
がって作物が載置される等して、結局、所定ピッチをあ
けて１個ずつ確実に載置搬送することができないもので
あった。
【０００４】本発明は上記不具合点を解消し、被搬送物
を一個ずつ送り出して、例えば後の選別工程に送り込
み、この種作物の重量ランク別の選別等が精度よく行え
るようにしたものである。
を一個ずつ送り出して、例えば後の選別工程に送り込
み、この種作物の重量ランク別の選別等が精度よく行え
るようにしたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の一個送り出し搬送装置における技術手
段は、長手方向が搬送方向に交差する姿勢で搬送体を並
設して搬送面を構成し、前記並設された各搬送体の夫々
の載置面を搬送方向下手側ほど下位となる傾斜面に構成
し、かつ、隣接する前記各搬送体同士の相対的な上下位
置変化により、搬送面上に載置される被搬送物を搬送下
手側に向けて順送りするように構成してあるとともに、
前記搬送面を、その搬送終端側の終端取出口部分が搬送
横幅方向で被搬送物一個分に相当する幅を有し、かつ、
搬送始端側が前記終端取出口部分よりも幅広となるよう
に構成し、さらに、前記搬送面を、搬送方向に交差する
方向の一側が高く他側が低い傾斜面に構成して、その傾
斜低位側を開放するとともに、搬送面上の搬送始端部の
傾斜高位側位置に被搬送物の供給位置を設定したことで
ある。前記搬送面の高位側横側部には、無端回動ベルト
を設け、その無端回動ベルトを搬送面の低位側に向く面
が搬送方向に回動移動するように構成するとよい。前記
搬送面における搬送終端部の左右両側を開放状態に設け
るとともに、これらの開放空間から落下した被搬送物を
回収して搬送始端側に還元するための回収部を設けても
よい。前記被搬送物を、前記搬送体の載置搬送姿勢に沿
う横向き姿勢で、前記搬送面の幅広の搬送始端部におけ
る高位側に設定されている供給位置に流下案内させる案
内シュートを設けてもよい。
に講じた本発明の一個送り出し搬送装置における技術手
段は、長手方向が搬送方向に交差する姿勢で搬送体を並
設して搬送面を構成し、前記並設された各搬送体の夫々
の載置面を搬送方向下手側ほど下位となる傾斜面に構成
し、かつ、隣接する前記各搬送体同士の相対的な上下位
置変化により、搬送面上に載置される被搬送物を搬送下
手側に向けて順送りするように構成してあるとともに、
前記搬送面を、その搬送終端側の終端取出口部分が搬送
横幅方向で被搬送物一個分に相当する幅を有し、かつ、
搬送始端側が前記終端取出口部分よりも幅広となるよう
に構成し、さらに、前記搬送面を、搬送方向に交差する
方向の一側が高く他側が低い傾斜面に構成して、その傾
斜低位側を開放するとともに、搬送面上の搬送始端部の
傾斜高位側位置に被搬送物の供給位置を設定したことで
ある。前記搬送面の高位側横側部には、無端回動ベルト
を設け、その無端回動ベルトを搬送面の低位側に向く面
が搬送方向に回動移動するように構成するとよい。前記
搬送面における搬送終端部の左右両側を開放状態に設け
るとともに、これらの開放空間から落下した被搬送物を
回収して搬送始端側に還元するための回収部を設けても
よい。前記被搬送物を、前記搬送体の載置搬送姿勢に沿
う横向き姿勢で、前記搬送面の幅広の搬送始端部におけ
る高位側に設定されている供給位置に流下案内させる案
内シュートを設けてもよい。
【０００６】
【作用】前記各搬送体どうしが相対的に上下位置変化し
て、その搬送体における傾斜姿勢の載置面により被搬送
物が順次搬送下手側の搬送体に乗り移りながら移動して
行く。このような送り作動を繰り返すことで、上下に重
なり合った被搬送物が崩れて均され、搬送終端部におい
ては、搬送体上には１個の被搬送物が載置された状態と
なる。その結果、搬送上手側から被搬送物が複数個重な
り合って送り込まれた場合であっても、搬送終端部で
は、１個ずつ次工程に送り出されることになる。しか
も、各搬送体によって構成される搬送面はその搬送横幅
を搬送終端部側ほど狭くなるように構成され、その搬送
面の搬送終端側では、終端取出口部分が前記被搬送物一
個分に相当する幅に構成されるとともに搬送始端側が前
記搬送終端部よりも幅広に構成され、かつ、搬送方向に
交差する方向の一側が高く他側が低い傾斜面に構成され
ているので、上記した送り作動に伴って載置案内される
被搬送物が、搬送始端部の搬送体において搬送方向の横
幅方向に沿って複数個重なり合って載置されている場合
であっても、各搬送体の傾斜姿勢に起因して横方向にず
れ動き、１個ずつの載置状態に均され易い。しかも、搬
送終端部においては搬送途中で余剰の被搬送物が搬送面
外に落下して搬送体上に１個の被搬送物が存在すること
になり、次工程に被搬送物が１個ずつ送り出されること
になる。さらに、前記搬送面の高位側横側部に搬送方向
下手側ほど低位に位置して被搬送物に接当作用する無端
回動ベルトを設けて、この搬送作用面が搬送面の低位側
に向く状態で搬送方向への駆動力をもたせてあるので、
被搬送物の移送をよりスムースに行い移送されながら余
剰被搬送物は横方向に押し動かされ前記搬送面の低位側
に落下し易くなり、余剰分の被搬送物を搬送面外に除き
易くなる。さらに、前記搬送面における搬送終端部の左
右両側を開放状態に設けるとともに、これらの開放空間
から落下した被搬送物を回収して搬送始端側に還元する
ための回収部を設けておくと、搬送終端部においては、
１個ずつの送り出しを可能にしながら、外方に落下した
被搬送物を効率よく還元できる。又、幅広の搬送始端部
における高位側に被搬送物をその搬送姿勢に沿う横向き
姿勢で流下案内する案内シュートを設けると、前記シュ
ートにより順次的送り込みが成され、搬送始端部におい
て被搬送物が重なり合うのを防止するとともに、搬送体
の載置搬送姿勢に沿う横向き姿勢に供給して、単体送り
出しがより確実に行える。
て、その搬送体における傾斜姿勢の載置面により被搬送
物が順次搬送下手側の搬送体に乗り移りながら移動して
行く。このような送り作動を繰り返すことで、上下に重
なり合った被搬送物が崩れて均され、搬送終端部におい
ては、搬送体上には１個の被搬送物が載置された状態と
なる。その結果、搬送上手側から被搬送物が複数個重な
り合って送り込まれた場合であっても、搬送終端部で
は、１個ずつ次工程に送り出されることになる。しか
も、各搬送体によって構成される搬送面はその搬送横幅
を搬送終端部側ほど狭くなるように構成され、その搬送
面の搬送終端側では、終端取出口部分が前記被搬送物一
個分に相当する幅に構成されるとともに搬送始端側が前
記搬送終端部よりも幅広に構成され、かつ、搬送方向に
交差する方向の一側が高く他側が低い傾斜面に構成され
ているので、上記した送り作動に伴って載置案内される
被搬送物が、搬送始端部の搬送体において搬送方向の横
幅方向に沿って複数個重なり合って載置されている場合
であっても、各搬送体の傾斜姿勢に起因して横方向にず
れ動き、１個ずつの載置状態に均され易い。しかも、搬
送終端部においては搬送途中で余剰の被搬送物が搬送面
外に落下して搬送体上に１個の被搬送物が存在すること
になり、次工程に被搬送物が１個ずつ送り出されること
になる。さらに、前記搬送面の高位側横側部に搬送方向
下手側ほど低位に位置して被搬送物に接当作用する無端
回動ベルトを設けて、この搬送作用面が搬送面の低位側
に向く状態で搬送方向への駆動力をもたせてあるので、
被搬送物の移送をよりスムースに行い移送されながら余
剰被搬送物は横方向に押し動かされ前記搬送面の低位側
に落下し易くなり、余剰分の被搬送物を搬送面外に除き
易くなる。さらに、前記搬送面における搬送終端部の左
右両側を開放状態に設けるとともに、これらの開放空間
から落下した被搬送物を回収して搬送始端側に還元する
ための回収部を設けておくと、搬送終端部においては、
１個ずつの送り出しを可能にしながら、外方に落下した
被搬送物を効率よく還元できる。又、幅広の搬送始端部
における高位側に被搬送物をその搬送姿勢に沿う横向き
姿勢で流下案内する案内シュートを設けると、前記シュ
ートにより順次的送り込みが成され、搬送始端部におい
て被搬送物が重なり合うのを防止するとともに、搬送体
の載置搬送姿勢に沿う横向き姿勢に供給して、単体送り
出しがより確実に行える。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
被搬送物の１個ずつの送り出しが可能な搬送装置を提供
できるものとなり、人参や大根その他の根菜類などの作
物の自動選別装置に使用すると、この種の作物の重量ラ
ンクの選別等を精度よく行うことができるものである。
被搬送物の１個ずつの送り出しが可能な搬送装置を提供
できるものとなり、人参や大根その他の根菜類などの作
物の自動選別装置に使用すると、この種の作物の重量ラ
ンクの選別等を精度よく行うことができるものである。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図１、図２に本発明に係る一個送り出し搬送装置を
使用した作物自動選別装置を示している。この選別装置
は、被搬送物Ａとしての人参等の多数の作物を貯溜する
ホッパー２（貯溜部の一例）から、被搬送物Ａを斜め上
方に載置搬出する搬出部３、搬出部３の搬送終端部から
送り出された被搬送物Ａを、順次１個ずつ、かつ、所定
姿勢で次工程に送り出す一個送り出し搬送装置４、この
一個送り出し搬送装置４から送り出された被搬送物Ａを
受け止め支持して、１個ずつその重量を計測する計測部
５、計測部５の計測結果に基いて各重量ランク毎に対応
する複数の回収部６に仕分け回収する選別部７とから成
る。
る。図１、図２に本発明に係る一個送り出し搬送装置を
使用した作物自動選別装置を示している。この選別装置
は、被搬送物Ａとしての人参等の多数の作物を貯溜する
ホッパー２（貯溜部の一例）から、被搬送物Ａを斜め上
方に載置搬出する搬出部３、搬出部３の搬送終端部から
送り出された被搬送物Ａを、順次１個ずつ、かつ、所定
姿勢で次工程に送り出す一個送り出し搬送装置４、この
一個送り出し搬送装置４から送り出された被搬送物Ａを
受け止め支持して、１個ずつその重量を計測する計測部
５、計測部５の計測結果に基いて各重量ランク毎に対応
する複数の回収部６に仕分け回収する選別部７とから成
る。
【０００９】前記搬出部３は、ホッパー２の底部に沿っ
て平ベルト式のホッパーコンベア８を配設するととも
に、このホッパーコンベア８の終端部に連なり、無端回
動ベルト９の外周部に被搬送物Ａを１個ずつ載置係止す
る係止突起１０を形成した搬出コンベア１１を斜め上方
に向けて載置搬送する状態で設けて、前記各係止突起１
０上に被搬送物Ａを横向きに載置して搬出するよう構成
してある。
て平ベルト式のホッパーコンベア８を配設するととも
に、このホッパーコンベア８の終端部に連なり、無端回
動ベルト９の外周部に被搬送物Ａを１個ずつ載置係止す
る係止突起１０を形成した搬出コンベア１１を斜め上方
に向けて載置搬送する状態で設けて、前記各係止突起１
０上に被搬送物Ａを横向きに載置して搬出するよう構成
してある。
【００１０】前記計測部５は、一個送り出し搬送装置４
から送り出された被搬送物Ａを受け止め支持して、搬出
方向と直交する方向に載置搬送する補助コンベア１２
と、この補助コンベア１２から送りこまれた被搬送物Ａ
を搬送ベルト１３で載置搬送しながら、搬送ベルト１３
の下方変移量から被搬送物Ａの重量を計測する差動トラ
ンス式の計量装置を備えて構成してある。又、選別部７
は、選別用コンベア上を載置搬送しながら、計測装置の
計測結果に基いて夫々対応する重量ランクの回収部６に
被搬送物を案内シュート１４を介して落下回収させる複
数の押し出し具１５を配設して構成してある。
から送り出された被搬送物Ａを受け止め支持して、搬出
方向と直交する方向に載置搬送する補助コンベア１２
と、この補助コンベア１２から送りこまれた被搬送物Ａ
を搬送ベルト１３で載置搬送しながら、搬送ベルト１３
の下方変移量から被搬送物Ａの重量を計測する差動トラ
ンス式の計量装置を備えて構成してある。又、選別部７
は、選別用コンベア上を載置搬送しながら、計測装置の
計測結果に基いて夫々対応する重量ランクの回収部６に
被搬送物を案内シュート１４を介して落下回収させる複
数の押し出し具１５を配設して構成してある。
【００１１】一個送り出し搬送装置４は、前記被搬送物
Ａの幅（太さ）と略同一の前後幅を有する上部側の載置
面１６ａが、被搬送物Ａの搬送方向下手側ほど下方に位
置する傾斜姿勢に構成された搬送体１６を、被搬送物Ａ
の搬送方向に沿って並列配備して搬送面１６Ａを構成
し、かつ、各搬送体１６を所定ピッチで上下動する駆動
機構１７を設けるとともに、隣接する各搬送体１６同士
が反対方向に上下動するよう駆動タイミングを設定して
構成してある。つまり、図３、図５に示すように、多数
の搬送体１６を搬送方向に沿って並列配備し、奇数番目
の搬送体１６を第１グループとして一体的に一定ピッチ
で往復上下動駆動するよう構成するとともに、偶数番目
の搬送体１６を第２グループとして一体的に往復上下動
駆動するよう構成してある。そして、各搬送体の下方位
置にクランク軸１８を設け、このクランク軸１８に各搬
送体１６を各クランクロッド１９を介して連動連結し
て、第１グループの搬送体１６が上方に移動している時
は、第２グループの搬送体１６が下方に向けて移動する
ようその駆動タイミングを設定して前記駆動機構１７を
構成してある。
Ａの幅（太さ）と略同一の前後幅を有する上部側の載置
面１６ａが、被搬送物Ａの搬送方向下手側ほど下方に位
置する傾斜姿勢に構成された搬送体１６を、被搬送物Ａ
の搬送方向に沿って並列配備して搬送面１６Ａを構成
し、かつ、各搬送体１６を所定ピッチで上下動する駆動
機構１７を設けるとともに、隣接する各搬送体１６同士
が反対方向に上下動するよう駆動タイミングを設定して
構成してある。つまり、図３、図５に示すように、多数
の搬送体１６を搬送方向に沿って並列配備し、奇数番目
の搬送体１６を第１グループとして一体的に一定ピッチ
で往復上下動駆動するよう構成するとともに、偶数番目
の搬送体１６を第２グループとして一体的に往復上下動
駆動するよう構成してある。そして、各搬送体の下方位
置にクランク軸１８を設け、このクランク軸１８に各搬
送体１６を各クランクロッド１９を介して連動連結し
て、第１グループの搬送体１６が上方に移動している時
は、第２グループの搬送体１６が下方に向けて移動する
ようその駆動タイミングを設定して前記駆動機構１７を
構成してある。
【００１２】そして、前記各搬送体１６の搬送横幅を搬
送終端部側ほど狭くなるよう構成して、搬送終端側の終
端取出口１６Ｂ部分においては、搬送体１６上に１個の
被搬送物Ａだけが載置されるようにするとともに、各搬
送体１６を搬送横幅方向の一端側ほど低レベルとなるよ
う傾斜させて、移送に伴って重なっている被搬送物Ａを
順次横ずれさせて１個ずつの載置状態となるよう構成し
てある。搬送横幅方向の高レベル側の横側部には、搬送
速度と略同一速度で移動して被搬送物に接当作用するガ
イド部材としての、縦軸芯周りで回動する無端回動ベル
ト２０を配設してある。又、前記搬出部３から送り出さ
れた被搬送物Ａを、前記搬送体１６の載置搬送姿勢に沿
う姿勢で、一個送り出し搬送装置４の幅広の搬送始端部
における高レベル側箇所に流下案内させる案内シュート
２１を設け、この案内シュート２１により、搬送体の横
幅方向に沿わせた姿勢で一個送り出し搬送装置４の始端
部に供給されるように構成したものである。又、搬出コ
ンベア１１から被搬送物Ａが複数重なり合って送り出さ
れた場合であっても、その重なりが崩された状態で一個
送り出し搬送装置４の始端部に供給されるよう構成して
ある。
送終端部側ほど狭くなるよう構成して、搬送終端側の終
端取出口１６Ｂ部分においては、搬送体１６上に１個の
被搬送物Ａだけが載置されるようにするとともに、各搬
送体１６を搬送横幅方向の一端側ほど低レベルとなるよ
う傾斜させて、移送に伴って重なっている被搬送物Ａを
順次横ずれさせて１個ずつの載置状態となるよう構成し
てある。搬送横幅方向の高レベル側の横側部には、搬送
速度と略同一速度で移動して被搬送物に接当作用するガ
イド部材としての、縦軸芯周りで回動する無端回動ベル
ト２０を配設してある。又、前記搬出部３から送り出さ
れた被搬送物Ａを、前記搬送体１６の載置搬送姿勢に沿
う姿勢で、一個送り出し搬送装置４の幅広の搬送始端部
における高レベル側箇所に流下案内させる案内シュート
２１を設け、この案内シュート２１により、搬送体の横
幅方向に沿わせた姿勢で一個送り出し搬送装置４の始端
部に供給されるように構成したものである。又、搬出コ
ンベア１１から被搬送物Ａが複数重なり合って送り出さ
れた場合であっても、その重なりが崩された状態で一個
送り出し搬送装置４の始端部に供給されるよう構成して
ある。
【００１３】このような構成の一個送り出し搬送装置４
においては、前記搬出部３から案内シュート２１を介し
て送り込まれた被搬送物Ａは、搬送体１６の上方移動に
伴って、傾斜姿勢の載置面１６ａにより搬送方向下手側
の搬送体１６に乗り移ることになり、このような乗り移
り移動を順次繰り返して被搬送物Ａを搬送して行く。こ
のとき、下方に移動する搬送体１６に載置され次の搬送
体１６に乗り移る前の被搬送物Ａは、当該次の搬送体１
６の前面により受け止め支持されるので、被搬送物Ａの
分離が確実に行われる。しかも、各搬送体１６の載置前
後幅は被搬送物Ａの幅（太さ）とほぼ等しいので、この
ような乗り移り移動が複数回繰り返されると、２個以上
重なり合った被搬送物Ａは１個ずつに均されて、搬送終
端部では、１個ずつ確実に送り出されることになる。
においては、前記搬出部３から案内シュート２１を介し
て送り込まれた被搬送物Ａは、搬送体１６の上方移動に
伴って、傾斜姿勢の載置面１６ａにより搬送方向下手側
の搬送体１６に乗り移ることになり、このような乗り移
り移動を順次繰り返して被搬送物Ａを搬送して行く。こ
のとき、下方に移動する搬送体１６に載置され次の搬送
体１６に乗り移る前の被搬送物Ａは、当該次の搬送体１
６の前面により受け止め支持されるので、被搬送物Ａの
分離が確実に行われる。しかも、各搬送体１６の載置前
後幅は被搬送物Ａの幅（太さ）とほぼ等しいので、この
ような乗り移り移動が複数回繰り返されると、２個以上
重なり合った被搬送物Ａは１個ずつに均されて、搬送終
端部では、１個ずつ確実に送り出されることになる。
【００１４】各搬送体１６の搬送横幅方向の低レベル側
の横側部には、搬送体１６の傾斜姿勢に起因して搬送始
端側で横外方に落下しようとする被搬送物Ａを受け止め
るとともに、横幅方向中央側に押し戻す寄せ板２２を搬
送方向に沿う軸芯周りで揺動駆動する状態で設けてあ
る。この寄せ板２２は、一個送り出し搬送装置４の始端
部から搬送途中部まで延設して、寄せ板２２が作用しな
くなる搬送終端側では、搬送横幅方向の低レベル側横の
外側部に設けた還元ベルト２３（回収部の一例）上に被
搬送物Ａを落下回収するようにしてある。又、図６に示
すように、前記寄せ板２２を設けないで、各搬送体１６
の搬送横幅方向の低レベル側の横側部を搬送始端側から
終端側にわたって開放してもよい。さらに、図４に示す
ように、各搬送体１６の搬送終端部の左右両側を開放状
態に設けるとともに、これらの開放空間から落下した被
搬送物Ａは案内シュート２４、前記還元ベルト２３（回
収部の一例）により、ホッパー２に還元するよう構成し
てある。
の横側部には、搬送体１６の傾斜姿勢に起因して搬送始
端側で横外方に落下しようとする被搬送物Ａを受け止め
るとともに、横幅方向中央側に押し戻す寄せ板２２を搬
送方向に沿う軸芯周りで揺動駆動する状態で設けてあ
る。この寄せ板２２は、一個送り出し搬送装置４の始端
部から搬送途中部まで延設して、寄せ板２２が作用しな
くなる搬送終端側では、搬送横幅方向の低レベル側横の
外側部に設けた還元ベルト２３（回収部の一例）上に被
搬送物Ａを落下回収するようにしてある。又、図６に示
すように、前記寄せ板２２を設けないで、各搬送体１６
の搬送横幅方向の低レベル側の横側部を搬送始端側から
終端側にわたって開放してもよい。さらに、図４に示す
ように、各搬送体１６の搬送終端部の左右両側を開放状
態に設けるとともに、これらの開放空間から落下した被
搬送物Ａは案内シュート２４、前記還元ベルト２３（回
収部の一例）により、ホッパー２に還元するよう構成し
てある。
【００１５】〔別実施例１〕 前記計測部６及び選別部７は、図６に示すように、被搬
送物Ａをホッパー２からの搬出方向と同一方向に１個ず
つ載置搬送する受け皿２５を無端軌跡で回動させなが
ら、その受け皿２５の支持重量を計測して被搬送物Ａの
重量ランク毎に各回収部６に落下回収させるよう構成す
るものでもよい。
送物Ａをホッパー２からの搬出方向と同一方向に１個ず
つ載置搬送する受け皿２５を無端軌跡で回動させなが
ら、その受け皿２５の支持重量を計測して被搬送物Ａの
重量ランク毎に各回収部６に落下回収させるよう構成す
るものでもよい。
【００１６】〔別実施例２〕 前記各搬送体１６のうち、搬送始端部から搬送途中部ま
で、つまり前記寄せ板２２配設対応箇所のものを、図
７、図８に示すように、載置面１６ａの前記傾斜を途中
箇所まで形成し、前記還元ベルト２３側を，水平にし
て、もしくは逆傾斜させて、被搬送物の外方落下を防止
するものでもよい。又、本発明は被搬送物として作物を
例にして説明したがこれに限定されるものではない。
で、つまり前記寄せ板２２配設対応箇所のものを、図
７、図８に示すように、載置面１６ａの前記傾斜を途中
箇所まで形成し、前記還元ベルト２３側を，水平にし
て、もしくは逆傾斜させて、被搬送物の外方落下を防止
するものでもよい。又、本発明は被搬送物として作物を
例にして説明したがこれに限定されるものではない。
【００１７】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】選別装置の平面図
【図２】選別装置の側面図
【図３】一個送り出し搬送装置の始端側の正面図
【図４】一個送り出し搬送装置の終端側の正面図
【図５】一個送り出し搬送装置の側面図
【図６】別実施例の選別装置の平面図
【図７】別実施例の搬送体の正面図
【図８】別実施例の搬送体の正面図
１６ 搬送体 １６ａ 載置面 １６Ａ 搬送面 １６Ｂ 終端取出口 ２０ 無端回動ベルト ２１ 案内シュート ２４ 回収部 Ａ 被搬送物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 宰 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭58−177819（ＪＰ，Ａ) 特公 昭62−50366（ＪＰ，Ｂ２) 実公 昭56−21697（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (4)
- 【請求項１】長手方向が搬送方向に交差する姿勢で搬送
体（１６）を並設して搬送面（１６Ａ）を構成し、前記
並設された各搬送体（１６）の夫々の載置面（１６ａ）
を搬送方向下手側ほど下位となる傾斜面に構成し、か
つ、隣接する前記各搬送体（１６）同士の相対的な上下
位置変化により、搬送面（１６Ａ）上に載置される被搬
送物（Ａ）を搬送下手側に向けて順送りするように構成
してあるとともに、 前記搬送面（１６Ａ）を、その搬送終端側の終端取出口
（１６Ｂ）部分が搬送横幅方向で被搬送物（Ａ）一個分
に相当する幅を有し、かつ、搬送始端側が前記終端取出
口（１６Ｂ）部分よりも幅広となるように構成し、 さらに、前記搬送面（１６Ａ）を、搬送方向に交差する
方向の一側が高く他側が低い傾斜面に構成して、その傾
斜低位側を開放するとともに、搬送面（１６Ａ）上の搬
送始端部の傾斜高位側位置に被搬送物（Ａ）の供給位置
を設定してある 一個送り出し搬送装置。 - 【請求項２】 前記搬送面（１６Ａ）の高位側横側部に
無端回動ベルト（２０）を設け、この無端回動ベルト
（２０）は、搬送面の低位側に向く面が搬送方向に回動
移動するように構成してある請求項１記載の一個送り出
し搬送装置。 - 【請求項３】 前記搬送面（１６Ａ）における搬送終端
部の左右両側を開放状態に設けるとともに、これらの開
放空間から落下した被搬送物（Ａ）を回収して搬送始端
側に還元するための回収部（２４），（２３）を設けて
ある請求項１又は２記載の一個送り出し搬送装置。 - 【請求項４】 前記被搬送物（Ａ）を、前記搬送体（１
６）の載置搬送姿勢に沿う横向き姿勢で、前記搬送面
（１６Ａ）の幅広の搬送始端部における高位側に設定さ
れている供給位置に流下案内させる案内シュート（２
１）を設けてある請求項１〜３のいずれかに記載の一個
送り出し搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2407479A JPH0747410B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 一個送り出し搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2407479A JPH0747410B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 一個送り出し搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04223920A JPH04223920A (ja) | 1992-08-13 |
| JPH0747410B2 true JPH0747410B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=18517049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2407479A Expired - Fee Related JPH0747410B2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 一個送り出し搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747410B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US5673783A (en) * | 1996-11-08 | 1997-10-07 | Stainless Specialist Inc. | Conveyor system |
| JP4618733B2 (ja) * | 2004-02-20 | 2011-01-26 | 高周波熱錬株式会社 | 誘導加熱方法及び誘導加熱装置並びに焼入装置 |
| JP6016487B2 (ja) * | 2012-07-06 | 2016-10-26 | 井関農機株式会社 | 作物選別装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5846304Y2 (ja) * | 1979-07-27 | 1983-10-21 | 株式会社クボタ | コンスタントレベルオイラ |
| JPS58177819A (ja) * | 1982-04-06 | 1983-10-18 | Noritake Co Ltd | タイルの整列装置 |
| JPS6250366A (ja) * | 1985-08-28 | 1987-03-05 | Mizutani Paint Kk | 密着性および保存安定性の優れた塗料用樹脂組成物 |
-
1990
- 1990-12-27 JP JP2407479A patent/JPH0747410B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04223920A (ja) | 1992-08-13 |
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