JPH0747264Y2 - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

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JPH0747264Y2
JPH0747264Y2 JP10021688U JP10021688U JPH0747264Y2 JP H0747264 Y2 JPH0747264 Y2 JP H0747264Y2 JP 10021688 U JP10021688 U JP 10021688U JP 10021688 U JP10021688 U JP 10021688U JP H0747264 Y2 JPH0747264 Y2 JP H0747264Y2
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登 好井
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の後部車体構造、特に車体後部側面を形
成するリヤフェンダパネルと、リヤウインドガラスの下
端縁に沿って車幅方向に配設されたリヤデッキパネルと
の接合部周辺の車体構造に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車の後部車体は、車体の後部側面を形成す
る左右一対のリヤフェンダパネルと、リヤウインドガラ
スの下端縁に沿って車幅方向に配設されて左右両端部が
それぞれ上記リヤフェンダパネルに接合されたリヤデッ
キパネルと、上記リヤフェンダパネルの後端部に両端部
がそれぞれ接合されて車体後面を形成するリヤエンドパ
ネル等で構成されていると共に、上記左右一対のリヤフ
ェンダパネルとリヤデッキパネルならびにリヤエンドパ
ネルにより囲まれた空間がトランクルームとされてい
る。
そして、例えば特開昭59−145667号公報においては、車
体後部側面を形成する左右一対のリヤフェンダパネル
に、車幅方向に配設されたリヤウエストパネル(リヤデ
ッキパネル)の両端部がそれぞれ接合されていると共
に、該リヤウエストパネル後端縁から上記左右一対のリ
ヤフェンダパネルの後部上端縁にかけてトランクルーム
開口部に沿って排水用ガイド溝が連続的に形成された後
部車体構造が示されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記のように車体後部における左右一対のリ
ヤフェンダパネルと車幅方向に配設されたリヤデッキパ
ネルとの接合部周辺が、トランクルーム開口部のコーナ
部とされており、このため、これらの接合部における強
度や剛性を高める必要がある。また、上記リヤデッキパ
ネル後端縁からリヤフェンダパネルの後部上端縁にかけ
てトランクルーム開口部に沿って連続的に排水用ガイド
溝が形成されているので、これらの接合部におけるシー
ル性を高める必要がある。従って、上記リヤフェンダパ
ネルとリヤデッキパネルとの接合部に所要の強度や剛性
を付与すると共に、該接合部におけるシール性を如何に
向上させるかが課題とされていた。
そこで本考案は、比較的簡素な構成により上記リヤフェ
ンダパネルとリヤデッキパネルとの接合部の強度や剛性
を向上させ得ると共に、該接合部におけるシール性を一
段と向上させることのできる自動車の後部車体構造を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案は次のように構成
したことを特徴とする。
即ち、車体後部側面を形成する左右一対のリヤフェンダ
パネルに、リヤウインドガラスの下端縁に沿って車幅方
向に配設されたリヤデッキパネルの左右両端部がそれぞ
れ接合された自動車の後部車体構造において、上記リヤ
フェンダパネルの後部上端縁に沿って車体後方に延びる
レインレールが配設されていると共に、該レインレール
に形成された車体後方に延びる排水用ガイド溝の構成面
と、上記リヤデッキパネルの後端縁に形成された車幅方
向に延びる排水用ガイド溝の構成面とが接合されて両排
水用ガイド溝が連続し、かつ、レインレールが上記ガイ
ド溝構成面同士の接合部より車体前方に延長されて、そ
の延長部がリヤフェンダパネルとリヤデッキパネルとの
接合部下面に接合されていることを特徴とする。
(作用) 上記の構成によれば、リヤフェンダパネルの後部上端縁
に沿って配設されて車体後方にのびるレインレールが車
体前方に延長されて、その延長部がリヤフェンダパネル
とリヤデッキパネルとの接合部下面に接合されているの
で、該レインレールにより上記接合部が補強されて該接
合部の強度や剛性が向上することになる。これにより、
例えリヤフェンダパネルとリヤデッキパネルとの接合部
周辺がトランクルーム開口部におけるコーナ部とされて
いる場合においも車体後部が脆弱化することがない。
更に、上記接合部の下面がレインレールにより覆われる
ことになって、これにより、該接合部におけるシール性
を一段と向上させることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、本実施例においては、ルーフ部が開閉自在とされ
たオープントップ型自動車に本考案に係る自動車の後部
車体構造を適用した場合について説明する。
第1、2図に示すように、この自動車1は、ルーフ部2
を形成するハードルーフ3が着脱自在として装備されて
おり、該ハードルーフ3の前端縁3aの内面側(車室内
側)における車幅方向の所定位置に設けられて該前端縁
3aが当接するフロントヘッダ部4の下面側(車室内側)
に固設された左右一対のストライカ5、5(第2図参
照)に係合することにより、該ハードルーフ前端縁3aを
車体に固定する左右一対の前部ロック装置6、6と、ハ
ードルーフ3の後端縁3bにおける車幅方向の所定位置に
設けられて該後端縁3bが支持される車体後部における車
幅方向の所定位置に設けられた左右一対のストライカ
7、7に係合することにより、該ハードルーフ後端縁3b
を車体に固定する左右一対の後部ロック装置8、8とに
より、ハードルーフ3が、図示のように、ルーフ部2を
閉じた装着状態で固定されるように構成されている。
従って、上記前部ロック装置6、6および後部ロック装
置8、8によりハードルーフ3を装着状態で車体に固定
し、あるいは上記各前後部ロック装置6、6、および
8、8によるハードルーフ3の固定を解除して、該ハー
ドルーフ3を着脱することによりルーフ部2を乗員の要
望に応じて開閉し得るように構成されている。
そして、第3図に示すように、当該自動車1の車体後部
は、基本的には、車体後部側面を形成する左右一対のリ
ヤフェンダパネル9、9(一方のみ図示)と、リヤウイ
ンドガラス10の下端縁を支持する上記ハードルーフ3の
後端縁3bに沿って車幅方向に配設され、且つ両端部11
a、11a(一方のみ図示)が左右一対のリヤフェンダパネ
ル9、9にそれぞれ接合されたリヤデッキパネル11と、
上記リヤフェンダパネル9の後部上端縁9aに沿って車体
後方に延びる左右一対のレインレール12、12(一方のみ
図示)と、車幅方向に配設されて両端部がそれぞれ上記
リヤフェンダパネル9、9の後端部に接合されて車体後
面を形成するリヤエンドパネル13とにより構成されてい
ると共に、上記左右一対のリヤフェンダパネル9、9と
リヤデッキパネル11およびリヤエンドパネル13により囲
まれた空間がトランクルーム開口部14とされている。
ここで、上記レインレール12の形状について、第4図を
参照して説明すると、このレインレール12は、車体前後
方向に延びる底面部12aの両側に上方に延びる左右の側
壁部12b、12cがそれぞれ一体的に形成されており、これ
ら底面部12aおよび左右の側壁部12b、12cにより排水用
ガイド溝15aが形成されている。また、上記一方の側壁
部12bの上端部には、車体前後方向に延びる第1フラン
ジ部12dが一体的に形成されていると共に、上記底面部1
2aにおける前端部に連続して車幅方向に拡張された第2
フランジ部12eが一体的に形成され、且つ該第2フラン
ジ部12eの後端縁が下方に延びる立壁部12fとされてい
る。
そして、第3〜5図に示すように、上記リヤフェンダパ
ネル9の後部上端縁9aおよびこれに連接されて下方に向
けて延びる側面部9bに、上記レインレール12における第
1フランジ部12dおよび一方の側壁部12bがそれぞれ接合
されていると共に、上記リヤデッキパネル11における一
方の端部11aの下面に、レインレール12の第2フランジ
部12eが接合され、且つリヤデッキパネル11の後端縁に
おける立壁部11b(第5図参照)に、レインレール12の
立壁部12fが接合されている。その場合に、上記リヤデ
ッキパネル11の立壁部11bと、その下端部から水平方向
に延設された底面と、該底面からさらに上方に延設され
た内側面11cとによって、リヤデッキパネル11の後端縁
に車幅方向に延びる排水用ガイド溝15bが形成されてお
り、このガイド溝15bの構成面である上記内側面11cが、
レインレール12のガイド溝15aの構成面である一方の側
壁部12cに接合されていることにより、上記排水用ガイ
ド溝15bがレインレール12により形成された排水用ガイ
ド溝15aに連続するようになっている。
そして、第6〜9図に示すように、上記リヤフェンダパ
ネル9の側面部9bに一体的に形成されて車幅方向に延長
された延長部9cと、上記リヤデッキパネル11における一
方の端部11aより延設されて車幅方向に延長された延長
部11dとが接合されていると共に、これら接合部の下面
に沿って上記レインレール12の底面部12aが車体前方に
延長されて接合されている。
また、第6、9図に示すように、上記リヤフェンダパネ
ル9とリヤデッキパネル11と接合部における凹部16(第
9図参照)に、上記ハードルーフ3の後端縁3bに設けら
れて該後端縁3bを車体に固定する後部ロック装置8に係
合するストライカ7が一体的に設けられたベース部材17
が、複数の固定部材18、18により固設されていると共
に、第8図に鎖線で示すように、上記レインレール12に
おける一方の側壁部12cとこれに連続する上記リヤデッ
キパネル11における内側面11cとの上端縁には、トラン
クルーム開口部14の上部を覆うトランクリッド14aの下
面に当接するウェザストリップ19が装着されており、雨
水等の侵入を防止するようになっている。
上記の構成によれば、リヤフェンダパネル9の後部上端
縁9aに沿って配設されて車体後方に延びるレインレール
12の底面部12aが、上記リヤフェンダパネル9における
車幅方向に延長された延長部9cと、リヤデッキパネル11
における車幅方向に延長された延長部11dとの接合部下
面に沿って車体前方に延長されているので、該レインレ
ール12により左右一対のリヤフェンダパネル9とリヤデ
ッキパネル11の両端部11a、11aとの接合部が補強されて
該接合部の強度や剛性が向上することになる。これによ
り、第3図に示すように、リヤフェンダパネル9とリヤ
デッキパネル11との接合部周辺がトランクルーム開口部
14におけるコーナ部とされている場合においても車体後
部の脆弱化を招くことがない。
更に、上記リヤフェンダパネル9とリヤデッキパネル11
との接合部下面がレインレール12により覆われることに
なって、これにより、該接合部のシール性を一段と向上
させることができる。
また、本実施例においては、第6、9図に示すように、
上記リヤフェンダパネル9とリヤデッキパネル11との接
合部上面に、ハードルーフ3の後端縁3bに設けられて該
後端縁3bを車体に固定する後部ロック装置8に係合する
ストライカ7が一体的に取り付けられたベース部材17が
固設されていることにより、該接合部をスポット溶接し
た場合においても、その溶接痕が覆い隠されることにな
って、外観を損ねることがない。
(考案の効果) 以上のように、本考案に係る自動車の後部車体構造によ
れば、車体後部側面を形成する左右一対のリヤフェンダ
パネルの後部上端縁に沿って車体後方に延設されたレイ
ンレールが、リヤフェンダパネルと車幅方向に配設され
たリヤデッキパネルとの接合部下面に沿って車体前方に
延長されていることにより、リヤフェンダパネルとリヤ
デッキパネルとの接合部が補強されることになって、該
接合部の強度や剛性が向上することになる。これによ
り、例え、上記接合部の周辺がトランクルーム開口部の
コーナ部とされている場合においても、車体後部が脆弱
化することない。
更に、上記レインレールによりリヤフェンダパネルとリ
ヤデッキパネルとの接合部下面が覆われることになっ
て、これにより、該接合部のシール性が一段と向上する
ことになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1、2図はそれ
ぞれ本実施例に係る自動車の後部車体構造が適用された
オープントップ型自動車の全体概略側面図および全体概
略平面図、第3図は車体後部の左半分をトランクリッド
を取り外した状態で示す拡大平面図、第4図はレインレ
ールの拡大斜視図、第5図は車体後部の接合関係を示す
拡大斜視図、第6〜9図はそれぞれ第3図におけるVI−
VI線拡大端面図、VII−VII線拡大端面図、VIII−VII線
拡大端面図およびIX−IX線拡大断面図である。 9……リヤフェンダパネル、9a……後部上端縁(リヤフ
ェンダパネル)、10……リヤウインドガラス、11……リ
ヤデッキパネル、11a、11b……両端部(リヤデッキパネ
ル)、11c……排水用ガイド溝構成図(内側面)、12…
…レインレール、12c……排水用ガイド溝構成面(側壁
部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体後部側面を形成する左右一対のリヤフ
    ェンダパネルに、リヤウインドガラスの下端縁に沿って
    車幅方向に配設されたリヤデッキパネルの左右両端部が
    それぞれ接合された自動車の後部車体構造であって、上
    記リヤフェンダパネルの後部上端縁に沿って車体後方に
    延びるレインレールが配設されていると共に、該レイン
    レールに形成された車体後方に延びる排水用ガイド溝の
    構成面と、上記リヤデッキパネルの後端縁に形成された
    車幅方向に延びる排水用ガイド溝の構成面とが接合され
    て両排水用ガイド溝が連続し、かつ、レインレールが上
    記ガイド溝構成面同士の接合部より車体前方に延長され
    て、その延長部がリヤフェンダパネルとリヤデッキパネ
    ルとの接合部下面に接合されていることを特徴とする自
    動車の後部車体構造。
JP10021688U 1988-07-28 1988-07-28 自動車の後部車体構造 Expired - Lifetime JPH0747264Y2 (ja)

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