JPH0746801Y2 - ロジック弁 - Google Patents

ロジック弁

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JPH0746801Y2
JPH0746801Y2 JP1989089878U JP8987889U JPH0746801Y2 JP H0746801 Y2 JPH0746801 Y2 JP H0746801Y2 JP 1989089878 U JP1989089878 U JP 1989089878U JP 8987889 U JP8987889 U JP 8987889U JP H0746801 Y2 JPH0746801 Y2 JP H0746801Y2
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chamber
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和憲 吉野
尚崇 道家
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/01Locking-valves or other detent i.e. load-holding devices
    • F15B13/015Locking-valves or other detent i.e. load-holding devices using an enclosed pilot flow valve

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Safety Valves (AREA)
  • Flow Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば建設機械等に使用される油圧制御弁の
流量制御に適用されるスプリング室圧力制御型のロジッ
ク弁に関するものである。
(従来の技術) 本考案の出願人は、特願昭63-319169号の明細書および
図面において、本考案の先行例となる負荷圧力補償型ロ
ジック弁を提案している。
この負荷圧力補償型ロジック弁は、第3図および第4図
に示されるように、ハウジング11の内部にスリーブ12が
嵌着され、このスリーブ12の内部にロジック弁ポペット
本体13が摺動自在に嵌着され、このポペット本体13の一
側に、油圧制御弁の流量制御部分に適用され負荷圧が導
入される負荷圧入口PINが設けられ、他側にロジック弁
スプリング室14が設けられ、このスプリング室14内に設
けられたスプリング15によってロジック弁ポペット本体
13がドレンポートT1に連通するシート16に押付けら
れ、さらに、オリフィス17を経て負荷圧入口PINから反
対側のスプリング室14に導入された流体を制御するパイ
ロットスプール18,19が別体のハウジング21内に設けら
れ、また、オリフィス29を経て負荷圧入口PINからの圧
力がパイロットスプール20の端面に作用し、このパイロ
ットスプール20はハウジング22内に設けられ、パイロッ
トスプール19に対しスプリング23の押圧力が作用される
とともに、このスプリング23に抗する方向のパイロット
圧が外部操作弁から外部パイロット圧入口Piを経てパ
イロット圧室24に作用される。さらに、前記ロジック弁
スプリング室14から一方の検出通路25およびオリフィス
26を経て一方の圧力室27に導入された圧力が、パイロッ
トスプール18に対し前記スプリング23の力と対向する軸
方向に印加され、また、前記負荷圧入口PINから他方の
検出通路28およびオリフィス29を経て他方の圧力室30に
導入された負荷圧が、パイロットスプール20に対しその
スプリング力と同一の軸方向に印加される。前記ロジッ
ク弁スプリング室14の圧油は、パイロットスプール19の
円錐状部分がシート31から離れたとき、ブリード溝32か
らこのシート31を経てドレンポートT2にブリードされ
る。
そうして、前記オリフィス17を介して位置する負荷圧入
口PINとロジック弁スプリング室14との間で差圧が生じ
た場合、その差圧が前記二つの検出通路25,28を経てパ
イロットスプール18,20に作用し、この差圧と、外部操
作弁からパイロット圧入口Piを経て入力されたパイロ
ット圧と、前記スプリング23の力とが、パイロットスプ
ール19の軸方向の力関係でつり合うので、このつり合い
を利用して、負荷圧入口PINにおける負荷圧の絶対値に
影響を受けない安定したロジック弁ストローク制御を行
える。
(考案が解決しようとする課題) この先行例は、ロジック弁ポペット本体13のストローク
制御を行うスプール18,19,20や、それらを組込むための
ハウジング21,22等がロジック弁ポペット本体13とは分
離して構成されているため、無駄なスペースが多く、大
形化する問題がある。
また、負荷圧入口PINに加圧があった場合、4箇所でリ
ークが生じている。すなわち、スリーブ12とロジック弁
ポペット本体13との直径隙間でのリークQ1と、負荷圧
入口PINから通路28、オリフィス29等を経て圧油が導か
れるパイロットスプール20とハウジング22との直径隙間
でのリークQ2と、ロジック弁スプリング室14の内圧が
導かれるパイロットスプール18,19とハウジング21との
直径隙間でのリークQ3,Q4とが生じている。このリーク
量はできるだけ少ない方が望ましいので、リーク箇所も
少ない方が望ましい。
本考案は、ロジック弁のコンパクト化および低リーク化
を図ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 請求項1の考案は、ハウジング41の内部にロジック弁ポ
ペット本体44が摺動自在に嵌合され、このロジック弁ポ
ペット本体44の一側に制御対象96に連通される負荷圧入
口PINが設けられるとともに、他側にロジック弁スプリ
ング室55が設けられ、このロジック弁スプリング室55に
設けられたロジック弁スプリング56によりロジック弁ポ
ペット本体44が前記負荷圧入口PINとドレンポートT1
との間に位置するシート52に押付けられ、前記負荷圧入
口PINとロジック弁スプリング室55とが固定オリフィス
77を介して連通され、ロジック弁スプリング室55から外
部へのブリード経路中に外部パイロット圧によって制御
されるパイロットスプール46が設けられたロジック弁に
おいて、前記ロジック弁ポペット本体44の内部に前記パ
イロットスプール46が摺動自在に嵌合され、このパイロ
ットスプール46の一端に対して、前記負荷圧入口PIN
負荷圧による力およびロジック弁ポペット本体44内に内
蔵されたパイロットスプールスプリング70による反発力
を加える手段が設けられ、前記パイロットスプール46の
他端が、前記ロジック弁スプリング室55内に連通された
ロジック弁ポペット本体内のシート71に対し接離自在に
設けられ、前記パイロットスプール46に小径部と大径部
とを形成することによりその間に前記シート71を開口す
る方向の軸方向力を発生させる段付き受圧面68が設けら
れ、前記ハウジング41に設けられた外部パイロット圧入
口Piが、ロジック弁ポペット本体44の摺動量に対応で
きる幅を有する周溝81を経て、前記パイロットスプール
46の段付き受圧面68に臨むパイロットスプール制御用の
圧力室66に連通され、前記パイロットスプール46のシー
ト71を経たパイロット圧ブリード経路が、ロジック弁ポ
ペット本体44の摺動量に対応できる幅を有する周溝93を
経て、ハウジング41の外部に引出されたものである。
請求項2の考案は、請求項1のロジック弁において、ハ
ウジング41の内部にスリーブ43を介してロジック弁ポペ
ット本体44が摺動自在に嵌合され、前記スリーブ43の内
周面に外部パイロット圧導入用の周溝81およびパイロッ
ト圧ブリード経路の周溝93が形成されたものである。
請求項3の考案は、請求項1または請求項2のロジック
弁において、パイロットスプール46の一端部がパイロッ
トスプールスプリング室69に臨み、このパイロットスプ
ールスプリング室69内に設けられたパイロットスプール
スプリング70により、パイロットスプール46の他端部
が、ロジック弁スプリング室55に連通するシート71に押
付けられ、このシート71の排圧側に設けられたブリード
室89に、パイロットスプール46の内孔88を経て前記パイ
ロットスプールスプリング室69が連通され、このパイロ
ットスプールスプリング室69とブリード室89との間に、
パイロットスプールスプリング室内のパイロットスプー
ルスプリング70に抗してパイロットスプール46を軸方向
に押圧する外部パイロット圧の圧力室66が配置され、負
荷圧入口PINの圧をパイロットスプールスプリング室内
のパイロットスプールスプリング70と同一方向でパイロ
ットスプール46に伝えるサブスプール47がロジック弁ポ
ペット本体44に摺動自在に嵌合されたものである。
(作用) 請求項1の考案は、ロジック弁ポペット本体44がどの位
置にあっても、ハウジング41に設けられた外部パイロッ
ト圧入口Piと、パイロットスプール制御用の圧力室66
とが、ロジック弁ポペット本体44の摺動量に対応できる
幅を有する周溝81によって常に連通しており、ロジック
弁ポペット本体44に内蔵されたパイロットスプール46に
制御用パイロット圧が供給される。また、内部排圧は、
同様の周溝93を経て、ハウジング41の外部にブリードさ
れる。
そして、ロジック弁ポペット本体44のストロークを決定
する固定オリフィス77を介した負荷圧入口PINとロジッ
ク弁スプリング室55との差圧を、ロジック弁ポペット本
体44の内部に組込んだパイロットスプール46により、外
部パイロット圧のリニアな関数として制御できるから、
非常に制御性がよく、また、負荷圧入口PINに生ずる負
荷圧力の絶対値の大小には影響を受けないため、またこ
のロジック弁を例えば負荷変動のあるアクチュエータの
作動を円滑にするメータアウト流量制御回路に使用して
も、常時安定した作動が得られる。
請求項2の考案は、スリーブ43の周溝81を経て、外部パ
イロット圧がパイロットスプール46に対して導入される
とともに、スリーブ43の周溝93を経て内部排圧が外部に
ブリードされる。
請求項3の考案は、ロジック弁ポペット本体44とサブス
プール47との直径隙間にてリークQ1があり、また、ロ
ジック弁ポペット本体44の外周面での直径隙間にてリー
クQ2があるが、外部から導入されたパイロット圧の圧
力室66の両側に、相互に連通されたパイロットスプール
スプリング室69とブリード室89とを配置することで、前
記パイロット圧の圧力室66(低圧側)に対してロジック
弁スプリング室55(高圧側)の内圧が作用することを断
ち切る構造としたので、先行例で生じていたリークQ3,
Q4をなくすことができる。パイロットスプール46の位置
は、ロジック弁スプリング室55からパイロットスプール
46に導かれた圧による力と、外部から前記圧力室66に導
かれたパイロット圧による力と、これらの力とは反対方
向に作用するパイロットスプールスプリング室69のパイ
ロットスプールスプリング70による力と、サブスプール
47からパイロットスプール46に作用される力とのバラン
スによって決まる。
(実施例) 以下、本考案を第1図および第2図に示される実施例を
参照して詳細に説明する。
第1図において、41,42は、メータリング型ロジック弁
のハウジングであり、その一方のハウジング41の内部に
スリーブ43が嵌着され、他方のハウジング42によってこ
のスリーブ43が係止されている。このスリーブ43にロジ
ック弁ポペット本体44が摺動自在に嵌合されている。こ
のロジック弁ポペット本体44内には、このポペット本体
44の一部を構成するスリーブ44aが内蔵されており、こ
のスリーブ44aは、スナップリング45によってロジック
弁ポペット本体44に対して固定され、このスリーブ44a
の内部にパイロットスプール46が、またロジック弁ポペ
ット本体44の内部にサブスプール47が摺動自在に嵌合さ
れている。ロジック弁ポペット本体44の開口部にはスプ
リング装着部44bが嵌着され、このスプリング装着部44b
に後述するロジック弁スプリング56が装着される。
一方のハウジング41には、ロジック弁ポペット本体44の
負荷側に位置する負荷圧入口PINが設けられ、また、ロ
ジック弁ポペット本体44に形成されたテーパ部51に対向
するシート52によって、タンクにドレンポートT1を経
て連通される排油室53と圧油室54とが区画形成されてい
る。さらに、他方のハウジング42には、ロジック弁ポペ
ット本体44の負荷圧入口PINの反対側に位置するロジッ
ク弁スプリング室55が設けられ、このロジック弁スプリ
ング室55にロジック弁スプリング56が嵌着され、このロ
ジック弁スプリング56によって前記テーパ部51がシート
52に押接されている。
前記ロジック弁スプリング室55は、スプリング装着部44
bに穿設された通路61およびロジック弁ポペット本体内
スリーブ44aに設けられた分解用抜きネジ穴62を経て一
方の圧力室63に連通されている。また、パイロットスプ
ール46およびサブスプール47を挟んでこの圧力室63とは
反対側に位置する他方の圧力室64に対して、前記負荷圧
入口PINがオリフィス65を経て連通されている。
パイロットスプール46は、前記圧力室63に臨む受圧面67
と、中間部の圧力室66に臨む小径部と大径部との間にて
リング状に形成された段付き受圧面68とを有し、後述す
るようにタンクに連通されるパイロットスプールスプリ
ング室69内に設けられたパイロットスプールスプリング
70によって前記受圧面67がシート71に押圧されている。
このパイロットスプール46に対して前記圧力室64からの
油圧によりサブスプール47が当接されている。
前記負荷圧入口PINとロジック弁スプリング室55とは、
ロジック弁ポペット本体44の負荷圧入口PIN内で摺動す
る筒部72に穿設された孔73と、一方のハウジング41に設
けられた周溝74及び通路75と、他方のハウジング42に設
けられた通路76と、この通路76に設けられた固定オリフ
ィス77とを経て連通されている。
前記パイロットスプール46の周面の圧力室66は、ロジッ
ク弁ポペット本体内スリーブ44aに設けられた孔78、ロ
ジック弁ポペット本体44に設けられた周溝79および孔8
0、スリーブ43に設けられた周溝81および孔82、ハウジ
ング41に設けられた周溝83、孔84および外部パイロット
圧入口Piを経て、外部の油圧パイロット弁(減圧弁)8
5の二次側に連通され、この油圧パイロット弁85の一次
側には、油圧パイロットポンプ86およびリリーフ弁87が
接続されている。
前記パイロットスプールスプリング室69は、パイロット
スプール46に穿設された内孔88を経てロジック弁ポペッ
ト本体内スリーブ44aに設けられたブリード室89および
孔90に連通され、さらにロジック弁ポペット本体44に設
けられた周溝91および孔92、スリーブ43に設けられた周
溝93および孔94、ハウジング41に設けられた周溝95およ
びドレンポートT2を経てタンクに連通されている。
前記負荷圧入口PINには、負荷Wが作用するアクチュエ
ータ96のヘッド側97が接続連通されている。
前記パイロット圧導入経路中の周溝81および前記ブリー
ド経路中の周溝93は、ロジック弁ポペット本体44の孔8
0,92が軸方向移動する範囲に対応して軸方向に所定の幅
を有する。
そうして、負荷圧入口PINの負荷圧を前記オリフィス65
を経てサブスプール47の圧力室64へ導くとともに、前記
ロジック弁スプリング室55の圧力を通路61によりパイロ
ットスプール46の圧力室63へ導入する。また、外部にあ
る油圧パイロット弁(減圧弁)85の二次圧を外部パイロ
ット圧入口Piから圧力室66に導き、パイロットスプー
ル46のリング状段付き受圧面68に作用させる。一方のパ
イロットスプール46は、ノーマル状態で、すなわち、油
圧パイロット弁85の二次圧が発生していない時に、パイ
ロットスプールスプリング70によりシート71に押接され
ている。他方のサブスプール47は、その端面の圧力室64
に加わるオリフィス65からの圧力によりパイロットスプ
ール46へ押付けられている。
第2図は、第1図に示されるロジック弁の回路図である
から、対応部分に同一符号を付して説明を省略する。
次に、このロジック弁の作用を説明する。
外部の油圧パイロット弁85の操作レバーが中立のとき、
その二次圧は発生せず、圧力室66の圧力はタンク圧に等
しい。このとき、負荷圧入口PINの圧力が通路75,76、
固定オリフィス77、ロジック弁スプリング室55、通路61
および圧力室63を経て、パイロットスプール46に作用す
るとともに、オリフィス65および圧力室64を経てサブス
プール47に作用するが、パイロットスプール46の圧力室
63に対する受圧面積とサブスプール47の圧力室64に対応
する受圧面積とが等しいため、スプール46はパイロット
スプールスプリング70の押圧力によりシート71に押付け
られた状態でバランスしている。
外部油圧パイロット弁85の操作レバーを操作すると、ま
ず、パイロット弁85の二次圧と前述のリング状段付き受
圧面68の受圧面積とを乗じた力がパイロットスプールス
プリング70のプリセット荷重とつり合い、さらに微少操
作すると外部のパイロット弁85の二次圧により発生する
力が若干スプリング70のプリセット力を上回る。このた
め、パイロットスプール46はシート71より浮上り、ロジ
ック弁スプリング室55の圧油が通61、圧力室63およびシ
ート71を経て、ブリード室89に流出し始める。このと
き、固定オリフィス77を通じて負荷圧入口PINより圧油
がスプリング室55へ流入するが、固定オリフィス77の絞
り抵抗があるため、ロジック弁スプリング室55の圧力は
負荷圧入口PINの圧力より低下し、パイロットスプール
46はシート71より微少量浮上った状態でバランスした状
態となる。通常、この微少量リフト量は、固定オリフィ
ス77で流量が規制されるため、非常に小さい。
さらに、外部の油圧パイロット弁85の操作レバーを操作
してゆき、その二次圧(パイロットスプール46のリング
状段付き受圧面68に作用する圧力)が上昇すると、パイ
ロットスプール46がさらにシート71から離れ、負荷圧入
口PINの圧力とロジック弁スプリング室55の圧力との差
圧ΔPが上昇していく。
さらに、外部の油圧パイロット弁85の操作レバーを操作
してその二次圧を上昇させ、パイロットスプール46をシ
ート71から離間させてゆくと、ロジック弁ポペット本体
44の受圧断面積Aと負荷圧入口PIN・スプリング室55間
の差圧ΔPとを乗じた力がロジック弁スプリング56のプ
リセット荷重とつり合い、さらに油圧パイロット弁85の
操作レバーを操作して二次圧が上昇すると、上記差圧Δ
Pはより大きくなり、A・ΔPの力はロジック弁スプリ
ング56のプリセット荷重を上回って、ロジック弁ポペッ
ト本体44はリフトし始め、テーパ部51がシート52から離
れていく。
さらに、油圧パイロット弁85の操作レバーストロークが
進行して、その二次圧がさらに上昇すると、ロジック弁
ポペット本体44にかかる差圧ΔPも上昇して、そのテー
パ部51がますますシート52から離れ、筒部72に設けられ
た孔73aが開口し始める。さらに、外部の油圧パイロッ
ト弁85の操作レバーストロークが大きくなると、ロジッ
ク弁ポペット本体44にかかる差圧ΔPも比例的に増大
し、ロジック弁ポペット本体44のリフト量(ストロー
ク)もロジック弁スプリング56の荷重が増大する方向へ
比例的に大きくなる。したがって、孔73aの開口面積も
徐々に増加してゆく。
このようなロジック弁をアクチュエータ96の作動方向切
換流量制御用として使用する場合、前述のようにロジッ
ク弁ポペット本体44のストロークは、主として負荷圧入
口PINとロジック弁スプリング室55との差圧ΔPによっ
て決定されるが、この差圧ΔPを外部の油圧パイロット
弁85の二次圧のリニアな関数としてコントロールできる
ため、非常に制御性がよく、また、負荷圧入口PINに生
ずる負荷圧力の絶対値の大小には影響を受けないため、
シリンダアクチュエータ96のメータアウト流量制御回路
(負荷変動のあるアクチュエータの作動を円滑にする回
路)に使用しても、常時安定した作動が期待できる。
すなわち、固定オリフィス77を介して位置する負荷圧入
口PINとロジック弁スプリング室55との間で差圧ΔPが
生じた場合、その差圧がパイロットスプール46の両端に
も作用し、この差圧ΔPによる力と、外部パイロット圧
入口Piから圧力室66に入力されパイロットスプール46
の段付き受圧面68に作用するパイロット圧による力と、
パイロットスプールスプリング70による力とが、パイロ
ットスプール46の軸方向の力関係でつり合うので、この
つり合いを利用して、負荷圧入口PINにおける負荷圧の
絶対値に影響を受けない安定したロジック弁ポペット本
体44のストローク制御を行うことができ、精度の良いロ
ジック弁ストローク制御が可能である。
次に、第1図に示された本考案に係るロジック弁弁と第
3図の先行例とを対比して説明する。
先ず、第1図に示されたロジック弁では、ロジック弁ポ
ペット本体44のストローク量が、負荷圧入口PINの圧力
と、ロジック弁スプリング室55の圧力と、ロジック弁ポ
ペット本体44の左右の受圧面積(第1図実施例では同
一)と、ロジック弁スプリング56のばね力とのつり合い
によって決定されるが、このつり合いを決定する負荷圧
入口PINとロジック弁スプリング室55との圧力差を外部
パイロット圧によりリニアに制御するための機構(スプ
ール46,47およびパイロットスプールスプリング70等)
を、ロジック弁ポペット本体44の内部に組込んだ。これ
に対し、第3図に示された先行例では、スプール18,19,
20およびスプリング23等のストローク制御機構がロジッ
ク弁ポペット本体13から分離したハウジング21,22に設
けられている。
さらに、第3図の先行例におけるロジック弁スプリング
室14の圧力をスプール18に作用させる圧力室27とブリー
ド溝32とを、第1図のロジック弁では圧力室63の1箇所
に集約し、また、第3図におけるスプール18,19を、第
1図では1本の段付のパイロットスプール46に集約し、
外部パイロット圧入口Piにかかる外部パイロット圧を
パイロットスプール46の圧力室66に導入して、前記圧力
室63の圧力による推力と合算させるようにした。
さらに、第1図に示される本考案に係るロジック弁の部
品点数は28個である。これに対し、第3図に示される先
行例のロジック弁の部品点数は33個である。
さらに、第1図に示されるロジック弁において、内部リ
ークが発生するリーク箇所は、ロジック弁ポペット本体
44とサブスプール47との直径隙間にて発生するリークQ
1と、ロジック弁ポペット本体44の外周面とスリーブ43
の内周面との直径隙間にて発生するリークQ2の2箇所
である。これに対し、第3図に示されるロジック弁のリ
ーク箇所が4箇所であることは既に述べた通りである。
(考案の効果) 請求項1の考案によれば、ロジック弁ポペット本体がど
の位置にあっても、ハウジングに設けられた外部パイロ
ット圧入口と、パイロットスプール制御用の圧力室と
が、ロジック弁ポペット本体の摺動量に対応できる幅を
有する周溝によって常に連通しており、ロジック弁ポペ
ット本体に内蔵されたパイロットスプールに制御用パイ
ロット圧が常時供給され、また、内部排圧は、同様に設
けられた別の周溝を経て、ハウジングの外部にブリード
されるから、ロジック弁ポペット本体のストロークを制
御するパイロットスプールをロジック弁ポペット本体の
内部に組込むことができ、このパイロットスプールを中
心とするストローク制御機構の省スペース化を図って、
ロジック弁をコンパクトに構成できるとともに、ロジッ
ク弁の部品点数の低減を図ることができる。
さらに、請求項1の考案によれば、ロジック弁ポペット
本体のストロークを決定する固定オリフィスを介した負
荷圧入口とロジック弁スプリング室との差圧を、ロジッ
ク弁ポペット本体の内部に組込んだパイロットスプール
により、外部パイロット圧のリニアな関数として制御で
きるから、非常に制御性がよく、また、負荷圧入口に生
ずる負荷圧力の絶対値の大小には影響を受けないため、
このロジック弁を例えば負荷変動のあるアクチュエータ
の作動を円滑にするメータアウト流量制御回路に使用し
ても、常時安定した作動が得られる。
請求項2の考案によれば、パイロットスプール内蔵に必
要な外部パイロット圧導入用の周溝およびパイロット圧
ブリード経路の周溝をスリーブによって容易に形成でき
る。
請求項3の考案によれば、内部リークが発生するリーク
箇所を先行例の4箇所から2箇所に改善でき、リーク量
を低減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のロジック弁の一実施例を示す断面図、
第2図はそのロジック弁を記号化して現した回路図、第
3図は従来のロジック弁の断面図、第4図はそのロジッ
ク弁を記号化して現した回路図である。 PIN……負荷圧入口、Pi……外部パイロット圧入口、
1……ドレンポート、T2……ドレンポート、41……ハ
ウジング、43……スリーブ、44……ロジック弁ポペット
本体、46……パイロットスプール、47……サブスプー
ル、52……シート、55……ロジック弁スプリング室、56
……ロジック弁スプリング、66……圧力室、68……段付
き受圧面、69……パイロットスプールスプリング室、70
……パイロットスプールスプリング、71……シート、77
……固定オリフィス、81……周溝、88……内孔、89……
ブリード室、93……周溝。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングの内部にロジック弁ポペット本
    体が摺動自在に嵌合され、このロジック弁ポペット本体
    の一側に制御対象に連通される負荷圧入口が設けられる
    とともに、他側にロジック弁スプリング室が設けられ、
    このロジック弁スプリング室に設けられたロジック弁ス
    プリングによりロジック弁ポペット本体が前記負荷圧入
    口とドレンポートとの間に位置するシートに押付けら
    れ、前記負荷圧入口とロジック弁スプリング室とが固定
    オリフィスを介して連通され、ロジック弁スプリング室
    から外部へのブリード経路中に外部パイロット圧によっ
    て制御されるパイロットスプールが設けられたロジック
    弁において、 前記ロジック弁ポペット本体の内部に前記パイロットス
    プールが摺動自在に嵌合され、 このパイロットスプールの一端に対して、前記負荷圧入
    口の負荷圧による力およびロジック弁ポペット本体内に
    内蔵されたパイロットスプールスプリングによる反発力
    を加える手段が設けられ、 前記パイロットスプールの他端が、前記ロジック弁スプ
    リング室内に連通されたロジック弁ポペット本体内のシ
    ートに対し接離自在に設けられ、 前記パイロットスプールに小径部と大径部とを形成する
    ことによりその間に前記シートを開口する方向の軸方向
    力を発生させる段付き受圧面が設けられ、 前記ハウジングに設けられた外部パイロット圧入口が、
    ロジック弁ポペット本体の摺動量に対応できる幅を有す
    る周溝を経て、前記パイロットスプールの段付き受圧面
    に臨むパイロットスプール制御用の圧力室に連通され、 前記パイロットスプールのシートを経たパイロット圧ブ
    リード経路が、ロジック弁ポペット本体の摺動量に対応
    できる幅を有する周溝を経て、ハウジングの外部に引出
    された ことを特徴とするロジック弁。
  2. 【請求項2】ハウジングの内部にスリーブを介してロジ
    ック弁ポペット本体が摺動自在に嵌合され、前記スリー
    ブの内周面に外部パイロット圧導入用の周溝およびパイ
    ロット圧ブリード経路の周溝が形成されたことを特徴と
    する請求項1記載のロジック弁。
  3. 【請求項3】パイロットスプールの一端部がパイロット
    スプールスプリング室に臨み、このパイロットスプール
    スプリング室内に設けられたパイロットスプールスプリ
    ングにより、パイロットスプールの他端部が、ロジック
    弁スプリング室に連通するシートに押付けられ、このシ
    ートの排圧側に設けられたブリード室に、パイロットス
    プールの内孔を経てパイロットスプールスプリング室が
    連通され、このパイロットスプールスプリング室とブリ
    ード室との間に、パイロットスプールスプリング室内の
    パイロットスプールスプリングに抗してパイロットスプ
    ールを軸方向に押圧する外部パイロット圧の圧力室が配
    置され、負荷圧入口の圧をパイロットスプールスプリン
    グ室内のパイロットスプールスプリングと同一方向でパ
    イロットスプールに伝えるサブスプールがロジック弁ポ
    ペット本体に摺動自在に嵌合されたことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のロジック弁。
JP1989089878U 1989-07-31 1989-07-31 ロジック弁 Expired - Lifetime JPH0746801Y2 (ja)

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