JP2978448B2 - パイロット弁 - Google Patents

パイロット弁

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JP2978448B2
JP2978448B2 JP9051930A JP5193097A JP2978448B2 JP 2978448 B2 JP2978448 B2 JP 2978448B2 JP 9051930 A JP9051930 A JP 9051930A JP 5193097 A JP5193097 A JP 5193097A JP 2978448 B2 JP2978448 B2 JP 2978448B2
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紀元 吉田
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長弘 溝田
嘉宏 近久
和朗 安部
国男 右田
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変容量形ポンプ
のレギュレータ、方向切換弁その他の弁および油圧作動
式クラッチ等の油圧機器の作動制御に用いられるパイロ
ット弁に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧機器の作動制御に用いられるパイロ
ット弁として、たとえば実開平3−39602号公報に
開示されたものが知られている。この公知のパイロット
弁は、ばね室およびこれに連通するスプール孔を有する
弁本体を備えている。弁本体のスプール孔にはスプール
が移動自在に装着され、また弁本体のばね室には、プラ
グ部材を介してプッシュロッドが移動自在に装着されて
いる。弁本体には、ばね室を覆うようにカバー部材が装
着され、プッシュロッドの一端部はこのカバー部材を貫
通して外部に突出している。弁本体には、また、操作レ
バーが装着され、この操作レバーの作用部がプッシュロ
ッドの一端に作用するように構成されている。プッシュ
ロッドの他端部には収容凹部が形成されている。また、
スプールにはばね受け部材が移動自在に装着され、スプ
ールの一端部はばね受け部材から突出し、ばね受け部材
から突出するスプールの一端部には頭部が設けられてい
る。スプールの頭部はプッシュロッドの収容凹部に移動
自在に受入れられ、プッシュロッドの他端には、前記頭
部の収容凹部からの離脱を防止するプレートが装着され
ている。弁本体とばね受け部材との間には第1のコイル
ばねが介在され、この第1のコイルばねはばね受け部材
をプッシュロッドに向けて弾性的に偏倚する。また、ス
プールとプッシュロッドに装着されたプレートとの間に
は第2のコイルばねが介在され、第2のコイルばねはス
プールをプッシュロッドから離隔する方向に弾性的に偏
倚する。
【0003】このようなパイロット弁では、操作レバー
が中立位置にあるときには、プッシュロッドは、第1の
コイルばねの作用によって外方に弾性的に偏倚され、そ
の他端部に設けられたフランジがプラグ部材に当接する
上昇位置に保持される。また、スプールは、第2のコイ
ルばねの作用によってプッシュロッドから離隔する方向
に弾性的に偏倚され、その頭部がプッシュロッドに設け
られたプレートに当接する位置に保持される。そして、
操作レバーを傾動操作すると、操作レバーの作用部がプ
ッシュロッドを押圧し、プッシュロッドが第1のコイル
ばねの偏倚力に抗して下方に移動される。かくすると、
操作レバーの操作量に応じた荷重が第2のコイルばねを
介して作用してスプールを下方に移動し、これによって
スプールに形成された切欠溝を介して圧力流路と二次側
流路とが連通され、圧力流路からの圧力流体が二次側流
路に供給され、二次側流路が昇圧される。そして、この
二次側圧力は、スプール径の段差により形成される受圧
面積部に受圧して発生する力とスプールを押圧するスプ
リング力とがバランスすることにより制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パイロット弁では、次のとおりの解決すべき問題が存在
する。すなわち、プッシュロッドの押圧力を実質上垂直
にスプールに伝達するためには、プッシュロッドとスプ
ールを同軸的に配置する必要があり、そのためには、弁
本体のスプール孔とプラグ部材の貫通孔(プッシュロッ
ドが装着される孔)とを同軸的に設ける必要が生じる。
このようにするには、弁本体のばね室の内周面、この内
周面に装着されるプラグ部材の外周面、プラグ部材の内
周面およびこの内周面に装着されるプッシュロッドの外
周面の加工精度を高精度にする必要があり、それ故に、
多くの部位にて高精度の加工が必要となり、パイロット
弁自体が高価となる欠点がある。また、プラグ部材を必
要とするので、その構成が複雑で、部品点数も多くなる
欠点がある。さらに、弁本体にプラグ部材を介してプッ
シュロッドを装着する構成であるので、弁本体とプラグ
部材との間の隙間およびプラグ部材とプッシュロッドと
の間の隙間が、弁本体とプッシュロッドとの間の隙間と
なり、この隙間の存在により、操作レバーからの偏荷重
に起因してプッシュロッドに倒れが生じ易い。プッシュ
ロッドの倒れが生じると、スプールに偏荷重が作用し、
摩擦力によってスプールの作動にヒステリシスが生じ易
くなる。
【0005】本発明の目的は、比較的簡単な構成でかつ
高精度に加工する部位も少なく、さらにスプールに作用
する偏荷重も抑えることができるパイロット弁を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ばね室および
これに連通するスプール孔を有する弁本体と、この弁本
体に装着され、前記ばね室に対応するロッド穴を有する
カバー部材と、該カバー部材のロッド穴に装着され、こ
のロッド穴に沿って移動自在であるプッシュロッドと、
前記ばね室に装着され、このばね室に沿って移動自在で
あるばね受け部材と、前記弁本体のスプール孔に装着さ
れ、このスプール孔に沿って移動自在であるスプール
と、前記プッシュロッドを押圧するための操作レバー
と、前記弁本体と前記ばね受け部材との間に介在され、
前記ばね受け部材を前記プッシュロッドに向けて弾性的
に偏倚する第1のばね部材と、前記スプールと前記ばね
受け部材との間に介在され、前記スプールを前記ばね受
け部材から離れる方向に弾性的に偏倚する第2のばね部
材とを備え、前記プッシュロッドには、その軸線方向に
延びる収容凹部が設けられており、前記スプールの一端
部は前記ばね受け部材を貫通して前記プッシュロッドの
収容凹部に収容され、前記収容凹部に収容された前記ス
プールの一端部には頭部が設けられており、前記収容凹
部の内径dは前記頭部の外径Dよりも大きく設定され、
さらに前記スプールの頭部が前記プッシュロッドの収容
凹部内をスプール軸線方向に対して垂直な方向に移動し
得る距離[(d−D)/2]が、前記カバー部材を前記
弁本体に取付ける際の前記プッシュロッドの軸中心と前
記スプールの軸中心とのずれの最大値よりも大きく設定
されていることを特徴とするパイロット弁である。本発
明に従えば、弁本体にばね室とスプール孔が設けられ、
カバー部材にロッド穴が設けられている。そして、弁本
体のスプール孔にスプールが移動自在に装着され、その
ばね室にばね受け部材が移動自在に装着されている。ま
た、カバー部材のロッド穴にプッシュロッドが装着され
ている。このように構成されているので、ばね室の内周
面とばね受け部材の外周面との滑動面およびカバー部材
のロッド穴の内周面とプッシュロッドの外周面との滑動
面とを高精度に加工すればよく、その加工が容易となる
とともに、外周面および内周面を高精度に加工するプラ
グ部材を省略することができる。たとえば、弁本体に前
後左右に4個のプッシュロッドおよびスプールが設けら
れるものにおいては、カバー部材のロッド穴は4個を一
度に、換言すると加工機械への取換えなしに加工するこ
とができ、製作コストの大幅な低減を図ることができ
る。また、プッシュロッドには収容凹部が設けられ、こ
の収容凹部にはスプールの頭部が移動自在に収容され、
収容凹部の内径dはプッシュロッドの外径Dよりも大き
く設定され、さらに前記スプールの頭部が前記プッシュ
ロッドの収容凹部内をスプール軸線方向に対して垂直な
方向に移動し得る距離[(d−D)/2]が、前記カバ
ー部材を前記弁本体に取付ける際の前記プッシュロッド
の軸中心と前記スプールの軸中心とのずれの最大値より
も大きく設定されている。したがって、カバー部材を弁
本体に装着するときには、スプールの頭部はプッシュロ
ッドの収容凹部内をスプールの軸線方向に対して垂直な
方向に相対的に移動自在であり、かかる移動の許容によ
って、スプール孔とロッド穴とが幾分ずれていてもプッ
シュロッドとスプールとを所要のとおりに装着すること
ができる。また、スプール孔とロッド穴とが幾分ずれて
いても、プッシュロッドによってばね受け部材がばね室
の内周面に沿って移動され、第2のばね部材を介してス
プールに偏荷重が作用することが抑えられる。特に、ス
プールへの偏荷重の原因となる間隙は、ばね室の内周面
とばね受け部材の外周面との間隙であるので、従来に比
してこの間隙を小さくすることができ、このことに関連
してもスプールに作用する偏荷重を抑えることができ
る。
【0007】また本発明は、前記弁本体と前記カバー部
材との間にはタンクポートが設けられ、該タンクポート
は前記弁本体に形成されたドレイン流路を通してタンク
に連通され、前記ばね受け部材には前記ばね室と前記タ
ンクポートとを連通する連通孔が形成されていることを
特徴とする。本発明に従えば、弁本体とカバー部材との
間にタンクポートが設けられているので、このタンクポ
ートを比較的容易に形成することができ、これによって
製造コストを低減することができる。また、ばね受け部
材に連通孔を設けたので、ばね室からの作動流体は、連
通孔を通してタンクポートに送給され、さらにドレイン
流路を通してタンクに戻される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してさらに
説明する。図1は、本発明に従うパイロット弁の第1の
実施形態を示す断面図である。
【0009】図1において、図示のパイロット弁は、弁
本体2と、この弁本体2に装着されたカバー部材4とを
備えている。弁本体2の上部6には、図1において左右
方向に間隔を置いて一対のばね室8,10が設けられ、
その下部12には、各ばね室8,10に対応してスプー
ル孔14,16が設けられている。スプール孔14,1
6はばね室8,10に連通し、それらの内径はばね室
8,10の内径より小さく設定されている。スプール孔
14,16には、スプール18,20が図1において上
下方向に移動自在に装着され、スプール18,20の一
端部(上端部)はばね室8,10に延びている。スプー
ル18,20は、実質上同一の構成であり、それらの一
方の構成について説明する。スプール18(20)の他
端部(下端部)には第1スプール部22が設けられ、ま
たその中間部には第2スプール部24が設けられ、第1
スプール22と第2スプール24との間には、環状切欠
溝25が形成されている。本実施形態では、第2スプー
ル部24の外径は第1スプール22の外径よりも大きく
設定されている。一方、スプール孔14(16)は、第
1スプール部22の外径に対応する内径を有する第1孔
部26と、第2スプール24の外径に対応する内径を有
する第2孔部28を備え、第2孔部28の内径は第1孔
部26の内径よりも大きく設定されている。スプール1
8(20)の第1スプール部22は、スプール孔18
(20)の第1孔部26に滑動自在に支持され、これに
よってスプール18(20)は、上記第1孔部26に案
内されて上下方向に移動される。また、その第2スプー
ル部24は、スプール18(20)の上下動によってス
プール孔10(20)の第2孔部28に滑動自在に受入
れられ、この第2孔部28に案内される。
【0010】本実施形態では、弁本体2の下部12の略
中央部には、圧力ポートとしての第1の室30が設けら
れている。第1の室30は、図1において横方向に延
び、スプール孔18,20の第1孔部26に連通してい
る。第1の室30は、弁本体2に設けられた一次側流路
32を介して油圧ポンプの如き油圧供給源(図示せず)
に接続されており、油圧供給源からの、作動流体として
の圧油は、一次側流路32を通して第1の室30に供給
される。弁本体2の下部12には、また、スプール1
8,20によって切換制御される二次側流路34,36
が設けられている。一方の二次側流路34は、スプール
孔18に関連して設けられ、スプール孔18の第1孔部
26と第2孔部28との間に接続されている。この二次
側流路34は、油圧機器、たとえばコントロールバルブ
のスプール制御用パイロットポート(図示せず)に接続
される。また、他方の二次側流路36は、スプール孔2
0に関連して設けられ、スプール孔20の第1孔部26
と第2孔部28との間に接続されている。この二次側流
路36は、コントロールバルブのスプール制御用逆側パ
イロットポートに接続される。
【0011】弁本体2の上部6の略中央部には、タンク
ポートとしての第2の室38が設けられている。第2の
室38は図1において左右方向に延び、ばね室8,10
に連通している。第2の室38は、弁本体2の下部12
に形成されたドレイン流路40を介して油タンク(図示
せず)に連通されており、第2の室38内の油はドレイ
ン流路40を通して油タンクに戻される。
【0012】カバー部材4は、たとえば固定用ねじ(図
示せず)によって弁本体2の一端面(上端面)に固定さ
れている。このカバー部材4には、弁本体2の各ばね室
8,10に対応してロッド穴42,44が設けられてい
る。ロッド穴42,44は、図1において上下方向に延
び、カバー部材4を貫通して形成されている。ロッド穴
42,44には、プッシュロッド46,48がそれらの
軸線方向に移動自在に装着され、各プッシュロッド4
6,48はロッド穴42,44に案内されて滑動され
る。プッシュロッド46,48の一端部(上端部)はカ
バー部材4から上方に突出し、各突出端部は半球状に形
成されている。また、プッシュロッド46,48の他端
部(下端部)は、対応するばね室8,10に突出し、各
突出端部には、半径方向外方に突出するフランジ50,
52が設けられ、フランジ50,52の外径はロッド穴
42,44の内径よりも大きく設定されている。したが
ってプッシュロッド46,48は、フランジ50,52
がカバー部材4の内面に当接することによって、図1に
示す上昇位置を越えて上方に移動されることはない。
【0013】各ばね室8,10には、ばね受け部材5
4,56が図1において上下方向に移動自在に収容され
ている。ばね受け部材54,56は円筒状であり、その
下端面に設けられた第1凹部によって第1受部58,6
0が形成され、第1受部58,60と弁本体2の一部
(実施形態ではばね室8,10の下端面を規定する壁
部)との間に第1のばね62,64が介在されている。
第1のばね62,64はコイルばねから構成され、ばね
受け部材54,56を図1において上方にプッシュロッ
ド46,48に向けて弾性的に偏倚し、これによってプ
ッシュロッド46,48が上記上昇位置に弾性的に保持
され、ばね受け部材54,56はプッシュロッド46,
48のフランジ50,52に当接する位置(図1に示す
位置)に保持される。
【0014】ばね受け部材54,56には、第1凹部の
内側に第2凹部が設けられ、この第2凹部によって第2
受部66,68が形成され、スプール18,20の第2
スプール部24,26と第2受部66,68との間に第
2のばね70,72が介在されている。第2のばね7
0,72は、コイルばねから構成され、第1のばね6
2,64の内側に配設されている。また、各プッシュロ
ッド46,48の他端部には、スプール18,20に対
応してそれらの軸中心部分に収容凹部74,76が形成
されている。収容凹部74,76は、プッシュロッド4
6,48の他端面からその軸線方向に内側に延びてい
る。スプール18,20の一端部は、図1に示すとお
り、ばね受け部材54,56に形成された孔を通して上
方にプッシュロッド46,48の収容凹部74,76内
に突出しており、かかる突出端部には幾分径が大きい頭
部78,80が設けられている。図1に示すように、プ
ッシュロッド46,48の収容凹部74,76の内径d
はスプール18,20の頭部78,80の外径Dよりも
幾分大きく設定されている。また、このことに関連し
て、スプール18,20の頭部78,80がプッシュロ
ッド46,48の収容凹部74,76内をスプール1
8,20の軸線方向に対して垂直な方向に移動し得る距
離[(d−D)/2]が、カバー部材4を弁本体2に取
付ける際のプッシュロッド46,48の軸中心とスプー
ル18,20の軸中心のずれとの最大値よりも大きく設
定されている。したがって、その頭部78,80は収容
凹部74,76内を上下方向に移動自在であるととも
に、収容凹部74,76内を軸線方向に対して垂直な任
意な方向にプッシュロッド46,48に対して相対的に
移動自在であり、カバー部材4を弁本体2に取付ける際
に、プッシュロッド46,48の軸中心とスプール1
8,20の軸中心とが幾分ずれていてもプッシュロッド
46,48の収容凹部74,76にスプール18,20
の頭部78,80を装着することができる。
【0015】このように構成されているので、第2のば
ね70,72はスプール18,20に作用して図1にお
いて下方に、すなわちばね受け部材54,56から離隔
する方向に弾性的に偏倚し、これによってスプール1
8,20は、頭部78,80がばね受け部材54,56
の上面に当接することによって、図1に示す非作用位置
に保持される。スプール18,20が上記非作用位置に
あるときには、第1スプール部22がスプール孔14,
16の第1孔部26に位置して第1の室30と二次側流
路34,36との連通を遮断し、第1の室30の圧油が
二次側流路34,36に流れることはない。このとき、
スプール18,20の第2スプール部24はばね室8,
10に位置し、スプール18,20の切欠溝25を介し
て第2の室38と二次側流路34,36とが連通され、
二次側流路34,36からの圧油は第2の室38に流れ
る。
【0016】ばね受け部材54,56には、貫通孔8
6,88が形成されている。本実施形態では、ばね受け
部材54,56の強度を考慮し、貫通孔86,88は第
1凹部に設けられている。このように貫通孔86,88
を設けることによって、ばね受け部材54,56の内側
と外側との間の油の流れが許容され、後述するばね受け
部材54,56の上下移動がスムースに行われる。
【0017】カバー部材4の中央部、すなわちロッド穴
42,44の間の部位には雌ねじ部が設けられ、この雌
ねじ部に取付部材90の雄ねじ部92が螺着されてい
る。取付部材90の上端部にはピン94が装着され、こ
のピン94を介して操作レバー96の下端部が図1にお
いて左右方向に旋回自在に連結されている。また、操作
レバー96の下端部には押圧部材98が螺着されてお
り、この押圧部材98は、各プッシュロッド46,48
に対応した作用部100,102を有している。操作レ
バー96を操作しない状態では、図1に示すとおり、プ
ッシュロッド46,48は上記上昇位置にあり、プッシ
ュロッド46,48の上端が押圧部材98の作用部10
0,102に接触または比較的弱い力で当接し、これに
よって操作レバー96は中立位置に保持される。この中
立位置から操作レバー96を矢印104(または10
6)で示す方向に旋回すると、押圧部材98の作用部1
00(または102)がプッシュロッド46(または4
8)を押圧し、これによって後述する如くしてスプール
18,20を移動させることができる。
【0018】図1とともに図2を参照して、上述したパ
イロット弁の作用効果について説明する。操作レバー9
6が中立位置にあるときには、上述したとおり、プッシ
ュロッド46,48が第1のばね62,64の作用によ
って上記上昇位置に保持され、また第2のばね70,7
2によって上記非作用位置に保持される。したがって、
スプール18,20の第1スプール部22によって第1
の室30と二次側流路36との連通は遮断されるが、ス
プール18,20の切欠溝25を介して第2の室38と
二次側流路36とが連通され、たとえばコントロールバ
ルブ(図示せず)のスプール制御用パイロットポートお
よびスプール制御用逆側パイロットポートが二次側流路
34,36、第2の室38およびドレイン流路40を介
して油タンク(図示せず)に連通され、コントロールバ
ルブが作動されることはない。
【0019】上記中立位置から操作レバー96を矢印1
06で示す左方に旋回すると、パイロット弁は図2に示
す状態となる。すなわち、操作レバー96を操作する
と、押圧部材98の作用部102がプッシュロッド48
を押圧し、第1のばね64の弾性偏倚力に抗してプッシ
ュロッド48およびばね受け部材56が下方に移動さ
れ、かかるばね受け部材56の移動に伴って、第2のば
ね72の作用によってスプール20が下方に移動され
る。このパイロット弁においては、プッシュロッド48
の滑動面(ロッド穴44の内周面)はカバー部材4に設
けられ、ばね受け部材56の滑動面(ばね室10の内周
面)は弁本体2に設けられているので、プッシュロッド
48が幾分傾いて下方に移動されたとしてもばね受け部
材56はばね室10に案内されて下方に移動され、した
がってスプール20は第2のばね72によって安定して
移動される。
【0020】このようにしてスプール20が下方に移動
すると、その第2スプール部24がスプール孔16の第
2孔部28に位置して二次側流路36と第2の室38と
の連通を遮断するとともに、スプール20の切欠溝25
が第1の室30と二次側流路36とを連通する。したが
って、油圧供給源(図示せず)からの圧油が一次側流路
32、第1の室30および二次側流路36を通してたと
えばコントロールバルブのスプール制御用逆側パイロッ
トポート(図示せず)に送給され、コントロールバルブ
からシリンダ等へ圧油が供給される。このパイロット弁
においては、上述したように、第1スプール部22の外
径が第2スプール部24の外径よりも小さく設定されて
いる、換言すると第1スプール部22の受圧面積が第2
スプール部24の受圧面積よりも小さく設定されている
ので、二次側流路36に送給される圧油はスプール20
を上方に押上げる方向に作用する。したがって、スプー
ル20は、操作レバー96による操作角度に応じた力、
換言すると第2のばね72による押下げ力と、二次側流
路36の圧油による上記押上げ力とが釣合う位置に保持
される。
【0021】なお、操作レバー96を矢印104で示す
方向に旋回したときには、押圧部材98の作用部100
がプッシュロッド46を押圧してこれを下方に移動させ
るが、その動作等は、プッシュロッド48を押圧すると
きと実質上同一であるので、その説明を省略する。
【0022】このパイロット弁においては、上述した構
造を有する故に、さらに次のとおりの特徴を備える。す
なわち、プッシュロッド46,48はカバー部材4に直
接滑動自在に装着され、ばね受け部材54,56はばね
室8,10に直接滑動自在に装着されている。それ故
に、滑動面として高精度に加工しなければならない部位
は、プッシュロッド46,48の外周面およびカバー部
材4のロッド穴42,44の内周面と、ばね受け部材5
4,56の外周面およびばね室8,10の内周面とであ
り、これらの面の加工は容易に加工することができる。
また、カバー部材4のロッド穴42,44にあっては2
個を一度に、換言すると加工機械への取換え作業なしに
行うことができ、また弁本体2のばね室8,10にあっ
ても2個を一度に行うことができ、製作コストの低減を
図ることができる。上述した実施形態では、弁本体2に
2個のスプール18,20が設けられる形態であるが、
これに限定されることなく、弁本体2に4個のスプール
が設けられる形態のもの(図1の左右方向に加えて図1
の紙面に垂直な方向に配設される形態のもの)にも適用
することができ、この場合には、カバー部材4の4個の
ロッド穴を一度に、また弁本体2の4個のばね室を一度
に加工することができるので、このような形態のパイロ
ット弁に適用した場合には、一層製造コストの低減を図
ることができる。
【0023】また、上述した構成のパイロット弁では、
スプール18,20への偏荷重の原因となる間隔は、ば
ね室18,20の内周面とばね受け部材54,56の外
周面との間の間隔であり、この間隔は両者の周面を高精
度に加工することによって小さくすることができ、この
ことに関連しても、従来のプラグ部材を用いるものに比
してスプール18,20に作用する偏荷重を小さくする
ことができる。
【0024】さらに、上述したパイロット弁では、スプ
ール18,20の頭部78,80の外径Dがプッシュロ
ッド46,48の収容凹部74,76の内径dよりも小
さく設定されているので、弁本体2のスプール孔14,
16とカバー部材4のロッド穴42,44とが幾分ずれ
ていても(換言すると、カバー部材4を弁本体2に取付
ける際に、プッシュロッド46,48の軸中心とスプー
ル18,20の軸中心とが幾分ずれていても)、収容凹
部74,76と頭部78,80との間の間隙によってこ
のずれを吸収し、スプール18,20およびプッシュロ
ッド46,48を所要のとおりに装着することができ
る。また、このように幾分ずれていてもプッシュロッド
46,48を押圧した際にはばね受け部材54,56は
ばね室8,10の内周面に案内されて移動され、スプー
ル18,20に偏荷重が作用することが防止される。
【0025】図3は、本発明に従うパイロット弁の第2
の実施形態を示す断面図である。この第2の実施形態で
は、ドレイン流路とこれに連通された第2の室に変更が
加えられている。なお、第2の実施形態において第1の
実施形態と実質上同一の部材は同一の番号を付し、その
説明を省略する。
【0026】図3において、この実施形態では、弁本体
2とカバー部材4との間に、タンクポートとしての第2
の室38aが設けられている。すなわち、弁本体2の周
縁部はその中央部よりも図3において幾分上方に突出し
ている。そして、かく突出している周縁部に固定ねじ
(図示せず)によってカバー部材4が取付けられ、かく
取付けることによって弁本体2の中央部上端とカバー部
材4との間に空間が生成され、この空間が第2室38a
として機能する。このように構成することによって、弁
本体2のばね室8,10は第2の室38aを介して連通
される。
【0027】第2の室38aが上述したように設けられ
ることに関連して、さらに、次のとおり構成されてい
る。すなわち、ばね受け部材54a,56aには、比較
的大きい連通孔202,204が設けられ、ばね室8,
10内の油が連通孔202,204を通して第2の室3
8aに充分に流れるように構成されている。また、弁本
体2の中央部には、上下方向に延びるドレイン流路40
aが形成され、このドレイン流路40aが第2の室38
aに連通している。このように構成されているので、二
次側流路34,36からばね室8,10に流入した油
は、ばね受け部材54a,56aの連通孔202,20
4を通して第2の室38aに流入し、さらにドレイン流
路40aを通して油タンク(図示せず)に戻される。第
2の実施形態のその他の構成は、第1の実施形態と実質
上同一である。
【0028】この第2の実施形態では、基本的構成が第
1の実施形態のものと実施上同一であるので、第1の実
施形態と同様の作用効果が達成される。さらに、この形
態では、第2の室38aが弁本体2とカバー部材4との
間に設けられているので、第2の室38aを容易に形
成、加工することができる。また、ばね受け部材54
a,56aには連通孔202,204が設けられている
ので、ばね室8,10内の油は連通孔202,204を
通して第2の室38aに送給され、この第2の室38a
を通して油タンク(図示せず)に戻される。
【0029】なお、上述した実施形態では、スプール1
8,20の第1スプール部22の外径が第2スプール部
24の外径よりも小さく設定されているが、必ずしもこ
のように設定する必要はなく、第1スプール部22の外
径と第2スプール24の外径とが等しくなるように設定
することもできる。この場合、二次圧の受圧部はスプー
ル18,20の下端部全体とし、二次側流路はスプール
内とする構造となる。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1のパイロット弁によれ
ば、弁本体にばね室とスプール孔が設けられ、カバー部
材にロッド穴が設けられている。そして、弁本体のスプ
ール孔にスプールが移動自在に装着され、そのばね室に
ばね受け部材が移動自在に装着されている。また、カバ
ー部材のロッド穴にプッシュロッドが装着されている。
このように構成されているので、ばね室の内周面とばね
受け部材の外周面との滑動面およびカバー部材のロッド
穴の内周面とプッシュロッドの外周面との滑動面とを高
精度に加工すればよく、その加工が容易となるととも
に、外周面および内周面を高精度に加工するプラグ部材
を省略することができる。たとえば、弁本体に前後左右
に4個のプッシュロッドおよびスプールが設けられるも
のにおいては、カバー部材のロッド穴は4個を一度に、
換言すると加工機械への取換えなしに加工することがで
き、製作コストの大幅な低減を図ることができる。
【0031】また、プッシュロッドには収容凹部が設け
られ、この収容凹部にはスプールの頭部が移動自在に収
容され、収容凹部の内径dはプッシュロッドの外径Dよ
りも大きく設定され、さらに前記スプールの頭部が前記
プッシュロッドの収容凹部内をスプール軸線方向に対し
て垂直な方向に移動し得る距離[(d−D)/2]が、
前記カバー部材を前記弁本体に取付ける際の前記プッシ
ュロッドの軸中心と前記スプールの軸中心とのずれの最
大値よりも大きく設定されている。したがって、カバー
部材を弁本体に装着するときには、スプールの頭部はプ
ッシュロッドの収容凹部内をスプールの軸線方向に対し
て垂直な方向に相対的に移動自在であり、かかる移動の
許容によって、スプール孔とロッド穴とが幾分ずれてい
てもプッシュロッドとスプールとを所要のとおりに装着
することができる。また、スプール孔とロッド穴とが幾
分ずれていても、プッシュロッドによってばね受け部材
がばね室の内周面に沿って移動され、第2のばね部材を
介してスプールに偏荷重が作用することが抑えられる。
特に、スプールへの偏荷重の原因となる間隙は、ばね室
の内周面とばね受け部材の外周面との間隙であるので、
従来に比してこの間隙を小さくすることができ、このこ
とに関連してもスプールに作用する偏荷重を抑えること
ができる。
【0032】また本発明の請求項2のパイロット弁によ
れば、弁本体とカバー部材との間にタンクポートが設け
られているので、このタンクポートを比較的容易に形成
することができ、これによって製造コストを低減するこ
とができる。また、ばね受け部材に連通孔が設けられて
いるので、ばね室からの作動流体は、連通孔を通してタ
ンクポートに送給され、さらにドレイン流路を通してタ
ンクに戻される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うパイロット弁の第1の実施形態を
示す断面図である。
【図2】図1のパイロット弁において、操作レバーを操
作した状態を示す断面図である。
【図3】本発明に従うパイロット弁の第2の実施形態を
示す断面図である。
【符号の説明】
2 弁本体 4 カバー部材 8,10 ばね室 14,16 スプール孔 18,20 スプール 22 第1スプール部 24 第2スプール部 26 第1孔部 28 第2孔部 30 第1の室 32 一次側流路 34,36 二次側流路 38,38a 第2の室 40,40a ドレイン流路 42,44 ロッド穴 46,48 プッシュロッド 54,56,54a,56a ばね受け部材 62,64 第1のばね 70,72 第2のばね 74,76 収容凹部 78,80 頭部 96 操作レバー
フロントページの続き (72)発明者 溝田 長弘 兵庫県神戸市西区櫨谷町松本234番地 川崎重工業株式会社 西神戸工場内 (72)発明者 近久 嘉宏 兵庫県神戸市西区櫨谷町松本234番地 川崎重工業株式会社 西神戸工場内 (72)発明者 安部 和朗 兵庫県神戸市西区櫨谷町松本234番地 川崎重工業株式会社 西神戸工場内 (72)発明者 右田 国男 兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目1番 3号 川崎重工業株式会社 神戸本社内 (72)発明者 殿村 冨 兵庫県神戸市西区櫨谷町松本234番地 川重ハイドロリック株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 11/00 - 11/24 F16K 31/12 - 31/44 F15B 13/042

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばね室およびこれに連通するスプール孔
    を有する弁本体と、この弁本体に装着され、前記ばね室
    に対応するロッド穴を有するカバー部材と、該カバー部
    材のロッド穴に装着され、このロッド穴に沿って移動自
    在であるプッシュロッドと、前記ばね室に装着され、こ
    のばね室に沿って移動自在であるばね受け部材と、前記
    弁本体のスプール孔に装着され、このスプール孔に沿っ
    て移動自在であるスプールと、前記プッシュロッドを押
    圧するための操作レバーと、前記弁本体と前記ばね受け
    部材との間に介在され、前記ばね受け部材を前記プッシ
    ュロッドに向けて弾性的に偏倚する第1のばね部材と、
    前記スプールと前記ばね受け部材との間に介在され、前
    記スプールを前記ばね受け部材から離れる方向に弾性的
    に偏倚する第2のばね部材とを備え、 前記プッシュロッドには、その軸線方向に延びる収容凹
    部が設けられており、前記スプールの一端部は前記ばね
    受け部材を貫通して前記プッシュロッドの収容凹部に収
    容され、前記収容凹部に収容された前記スプールの一端
    部には頭部が設けられており、前記収容凹部の内径dは
    前記頭部の外径Dよりも大きく設定され、さらに前記ス
    プールの頭部が前記プッシュロッドの収容凹部内をスプ
    ール軸線方向に対して垂直な方向に移動し得る距離
    [(d−D)/2]が、前記カバー部材を前記弁本体に
    取付ける際の前記プッシュロッドの軸中心と前記スプー
    ルの軸中心とのずれの最大値よりも大きく設定されてい
    ることを特徴とするパイロット弁。
  2. 【請求項2】 前記弁本体と前記カバー部材との間には
    タンクポートが設けられ、該タンクポートは前記弁本体
    に形成されたドレイン流路を通してタンクに連通され、
    前記ばね受け部材には前記ばね室と前記タンクポートと
    を連通する連通孔が形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のパイロット弁。
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