JPH0742008Y2 - 複数箇所に給湯する給湯器 - Google Patents

複数箇所に給湯する給湯器

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JPH0742008Y2
JPH0742008Y2 JP13816489U JP13816489U JPH0742008Y2 JP H0742008 Y2 JPH0742008 Y2 JP H0742008Y2 JP 13816489 U JP13816489 U JP 13816489U JP 13816489 U JP13816489 U JP 13816489U JP H0742008 Y2 JPH0742008 Y2 JP H0742008Y2
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  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野及び考案の概要] 本考案は、複数箇所に給湯する給湯器に関するもので、
メイン湯温設定器の配設場所(例えば台所)以外の複数
の給湯場所(例えば浴室や洗面所等)へ各別に配設した
サブ湯温設定器相互の間に、操作の前後を基準にして決
定する優先順位を設定することにより、特定の給湯場所
で温水使用しているときに他の給湯場所に湯温設定場所
が切替えられないようにし、これにより、当該他の場所
で温水温度を高温状態にセットされて先の温水使用者が
突然の熱湯噴出で火傷等を受けないようにしたものであ
る。
[従来の技術及び課題] 台所や浴室、更に洗面所等の複数箇所に給湯する給湯器
として、例えば第3図,第4図に示すものがある。
台所(1)や浴室(2)更に洗面所(3)には、蛇口
(11),(21),(31)が各別に配設されており、炊事
や入浴、更にシャワーの使用等が可能になっている。
又、台所(1)にはメイン湯温設定器(10)が配設され
ていると共に、浴室(2)及び洗面所(3)にはサブ湯
温設定器(20),(30)が各別に配設されている。
上記蛇口(11),(21),(31)は、ガスバーナ(5)
で加熱される熱交換器(4)の下流側に形成された給湯
回路(41)から分岐しており、ガスバーナ(5)へのガ
ス回路(51)に挿入された制御弁(52)は、上記給湯回
路(41)に添設した湯温センサ(42)の検知水温が印加
される湯温制御回路(6)で開度調整されるようになっ
ている。
上記湯温制御回路(6)は第4図に示すように構成され
ており、洗面所(3)に配設されたサブ湯温設定器(3
0)の近傍には、湯温調節場所を該洗面所(3)と他の
場所との間で無条件に切替える為の優先スイッチ(33)
が設けられている。
浴室(2)に配設されたサブ湯温設定器(20)の近傍に
は、上記洗面所(3)の優先スイッチ(33)がOFF操作
されている条件下でのみ台所(1)と浴室(2)との相
互間で湯温調節場所を自由に切替え得るようになった第
2の優先スイッチ(23)が設けられている。
上記第4図に示す湯温設定器(10),(20),(30)は
互いに並列接続された可変抵抗で構成されており、各可
変抵抗の高電位側は湯温センサ(42)を介して電源
(9)に繋がっている。そして、上記2つの優先スイッ
チ(33),(23)のON・OFF操作を組合わせることによ
って、上記いずれか一つの湯温設定器(10),(20),
(30)と湯温センサ(42)との中点電位が第1トランジ
スタ(61)に印加されるようになっている。そして、該
第1トランジスタ(61)の出力によって第2トランジス
タ(62)を駆動させ、これにより、ガス回路(51)に挿
入された制御弁(52)用の励磁コイル(53)を制御する
ものである。
台所(1)のメイン湯温設定器(10)を操作して該台所
で温水使用しているときに、洗面所(3)や浴室(2)
の優先スイッチ(33),(23)を操作すると、これら洗
面所(3)や浴室(2)の湯温設定器(30),(20)の
出力が上記台所(1)の湯温設定器(10)の出力に代っ
て第1トランジスタ(61)に印加され、これにより、洗
面所(3)や浴室(2)でも湯温調節ができることとな
る。
このものでは、浴室(2)の湯温設定器(20)の有効性
はこれに対応する優先スイッチ(23)の操作のみで決定
されるようになっており、洗面所(3)の湯温設定器
(30)はこれに対応する優先スイッチ(33)と上記浴室
(2)の優先スイッチ(23)のON・OFF操作を一定条件
に組合わせた場合にこれが有効になるようになってお
り、更に、台所(1)に配設された湯温設定器(10)の
有効性は上記浴室(2)や台所(3)に配設された優先
スイッチ(23),(33)の状態によって他律的に決定さ
れるようになっている。
このことから、各湯温設定器(10),(20),(30)を
同時操作しようとする場合におけるこれらの優先順位
は、浴室(2),洗面所(3),台所(1)の順とな
り、他の場所に比べて熱湯の使用頻度が極めて高い台所
(1)の優先順位が最も低くなっている。このことか
ら、上記従来のものでは、台所で熱湯を使用する度に浴
室のシャワー等から熱湯が噴出する不都合が防止できる
利点がある。
ところが、冷めた浴槽内を暖める為に該浴槽内に熱湯を
供給する高温差湯式の風呂等では、浴室で高温設定され
ることがあることから、例えば洗面所(3)で洗髪シャ
ワ等を使用しているときに、浴室(2)の優先スイッチ
(23)が該浴室側に切替えられて然も設定温度が高温度
にセツトされる場合がある。すると、上記洗面所(3)
の洗髪シャワーから突然に熱湯が噴出することとなり、
かかる場合には、上記洗髪者に火傷させる危険があると
言う問題がある。
又、上記問題を考慮して、洗面所(3)よりも浴室
(2)のサブ湯温設定器(20)の優先順位を高くするこ
とも考えられるが、洗面所(3)に於いても洗面用温水
として比較的高温水を使用することがあり、係る場合に
は、浴室(2)でシャワー等を使用しているときには、
該シャワー使用者に火傷を与える心配がある。
本考案は、上記の点に鑑みて成されたもので、『メイン
湯温設定器(10)と、サブ湯温設定器(20),(30)・
・・と、各サブ湯温設定器(20),(30)・・・に各別
に対応し且つこれら各サブ湯温設定器(20),(30)・
・・が属する給湯場所で湯温調節操作をすることを宣言
する際に操作する優先スイッチと、上記メイン湯温設定
器(10)と各サブ湯温設定器(20),(30)・・・の出
力が択一的に印加される湯温制御回路(6)を具備し、
該湯温制御回路(6)によって器具本体で沸かす温水の
温度を制御するようになった複数箇所に給湯する給湯
器』に於いて、サブ湯温設定器(20),(30)・・・に
対応するいずれかの給湯場所で既に温水使用がされてい
る場合には湯温調節場所を他の場所に変更できないよう
にし、これにより、洗髪シャワー等で温水使用している
時にこれから突然に熱湯が噴出して火傷等の事故が生じ
る危険を未然に防止することをその課題とする。
[手段] 上記課題を解決する為の本考案の技術的手段を第1図に
示す概念図を引用しながら記載すると、本考案の技術的
手段は、『各サブ湯温設定器(20),(30)・・・に対
応する優先スイッチ(23),(33)・・・の操作信号を
各別に保持する信号保持手段(25),(35)・・・と、
全ての信号保持手段(25),(35)・・・が上記優先ス
イッチ(23),(33)・・・の操作信号を保持していな
いときにはメイン湯温設定器(10)の湯温信号を湯温制
御回路(6)に印加させるメインモード信号を出すAND
回路(47)を設け、該AND回路(47)が上記メインモー
ド信号を出しているときにのみ各優先スイッチ(23),
(33)・・・を操作した際にその信号がこれに対応する
信号保持手段(25),(35)・・・に保持されるように
すると共に、操作信号を保持している信号保持手段(2
5),(35)・・・に対応するサブ湯温設定器(20),
(30)・・・の湯温信号が湯温制御回路(6)に印加さ
れるようにした』ことである。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
各サブ湯温設定器(20),(30)に対応する全ての給湯
場所で出湯操作がされておらず、各サブ湯温設定器(2
0),(30)・・・に対応する各信号保持手段(25),
(35)が優先スイッチの操作信号を保持していない場合
は、AND回路(47)からメインモード信号が出力され、
該信号によって、メイン湯温設定器(10)の湯温信号が
湯温制御回路(6)に印加される。即ち、メイン湯温設
定器(10)を配設した台所等で湯温設定操作が行えるの
である。
上記メイン湯温設定器(10)に対応する給湯場所で温水
使用しているときにサブ湯温設定器(20),(30)・・
・が配設された浴室や洗面所などでシャワ等を使用する
場合には、該場所に設置されたサブ湯温設定器に属する
優先スイッチを操作すれば良い。
湯温調節場所がメイン湯温設定器(10)に対応する給湯
場所に切替わっている上記の状態では、上記したように
AND回路(47)からメインモード信号が出ていることか
ら、この状態で各優先スイッチ(23),(33)・・・の
何れかを操作すると、該操作信号はこれに対応する特定
の信号保持手段(25),(35)・・・に保持されること
となる。
すると、全ての信号保持手段(25),(35)・・・が優
先スイッチ(23),(33)・・・の操作信号を保持して
いない場合にのみ上記AND回路(47)がメインモード信
号を出すように構成されているから、上記特定の信号保
持手段に操作信号が保持されている前記の状態では上記
AND回路(47)はメインモード信号を出すことはない。
これにより、メイン湯温設定器(10)の湯温信号が湯温
制御回路(6)に印加されないこととなる。
一方、上記優先スイッチの操作信号を保持している特定
の信号保持手段の出力によって、該操作した特定の優先
スイッチに対応するサブ湯温設定器からの湯温信号が湯
温制御回路(6)に印加される。これにより、湯温調節
場所がメイン湯温設定器(10)の配設場所からシャワー
等の使用を希望する上記サブ湯温設定器の配設場所に切
替えられる。
次に、上記温水使用状態で他のサブ湯温設定器に対応す
る優先スイッチを操作した場合について説明する。
上記温水使用状態では既述したようにAND回路(47)は
メインモード信号を出していない。他方、各信号保持手
段(25),(35)・・・は前記メインモード信号が出て
いる条件下で優先スイッチ(23),(33)・・・を操作
した場合にのみ該操作信号を保持し得るように構成され
ている。従って、かかる条件(AND回路(47)からメイ
ンモード信号が出ていない条件)下で他のサブ湯温設定
器に対応する優先スイッチを操作しても、当該後で操作
した優先スイッチの操作信号は、これに対応する信号保
持手段に保持されることはない。
又、上記先に操作した優先スイッチに対応する信号保持
手段は依然として操作信号を保持した状態に維持される
こととなる。
従って、後に操作した優先スイッチに対応するサブ湯温
設定器の湯温信号は湯温制御回路(6)に印加されず、
先に操作した上記優先スイッチに対応する前記サブ湯温
設定器の湯温信号だけが断続的に湯温制御回路(6)に
印加された状態になる。即ち、温水を先に使用している
上記の場所で断続して湯温調節ができるのである。
このように、上記技術的手段によれば、メイン湯温設定
器(10)とサブ湯温設定器(20),(30)・・・の間で
は、サブ湯温設定器(20),(30)・・・の操作がメイ
ン湯温設定器(10)に優先して有効になると共に、サブ
湯温設定器(20),(30)・・・の相互の間では先に操
作したものが優先的に有効になり、サブ湯温設定器の配
設場所でシャワー等を使用しているときに、湯温調節場
所が他の給湯場所に切替えられることがなくなる。
[効果] 本考案は次の特有の効果を有する。
サブ湯温設定器を配設した浴室や洗面所等でシャワー等
を使用しているときに、湯温調節場所が他の給湯場所に
切替えられる心配がないから、当該他の給湯場所で高温
の湯温設定がされて上記シャワー等を使用している者が
火傷等を受けるような心配が防止できる。
[実施例] 次に、上記した本考案の実施例を図面に従って説明す
る。
第2図に示すように、熱交換器(4)から引出した給湯
回路(41)にはサーミスタ等から成る湯温センサ(42)
が配設されていると共に、該湯温センサ(42)の出力は
A/D変換器(46)を介して湯温制御回路(6)に印加さ
れている。又、上記熱交換器(4)の下流側は、台所
(1)や浴室(2)、更に洗面所(3)に分岐配管され
ている。
上記熱交換器(4)を加熱するガスバーナ(5)へのガ
ス回路(51)には、水圧応動ガス弁(56)とその下流側
に配設され且つガスバーナ(5)の燃焼量を制御する比
例弁(55)が配設されており、該比例弁(55)は、湯温
制御回路(6)の出力で開度調節されるようになってい
る。
次に、台所(1)に配設された操作盤(18)には、該台
所(1)で湯温設定できる状態にあることを示す温調可
能ランプ(14)が配設されていると共に、メイン湯温設
定器(10)で設定した湯温を表示する湯温表示器(19)
が配設されている。
上記メイン湯温設定器(10)は、設定温度を高くする場
合に操作する昇温ボタン(16)と、設定温度を低くする
場合に操作する降温ボタン(17)と、更に、これらボタ
ンの投入回数をカウントする第1UP/DOWNカウンタ(74)
から構成されており、前者の昇温ボタン(16)は第1UP/
DOWNカウンタ(74)のアップ入力端子(714)に、又、
後者の降温ボタン(17)は該第1UP/DOWNカウンタ(74)
のダウン入力端子(715)に夫々印加されている。そし
て、該第1UP/DOWNカウンタ(74)の出力は第1ゲート
(64)を介して湯温制御回路(6)に印加されている。
次に、浴室(2)に配設された操作盤(28)には、上記
台所(1)の操作盤(18)と同様に、昇温ボタン(2
6),降温ボタン(27)及び第2UP/DOWNカウンタ(75)
から成るサブ湯温設定器(20)と、温調可能表示ランプ
(24)と、更に温度表示器(29)が配設されていると共
に、これら以外にも、湯温調節場所を他の場所から浴室
(2)に切替える際に操作する優先スイッチ(23)が設
けられている。
又、洗面所(3)に配設された操作盤(38)は、上記浴
室(2)に配設された操作盤(28)と全く同様な構成に
なっており、該操作盤(38)には、サブ湯温設定器(3
0),湯温表示器(39),優先スイッチ(33),温調可
能表示ランプ(34)等が設けられている。
浴室(2)の操作盤(28)に設けられた優先スイッチ
(23)の出力は、洗面所(3)の優先スイッチ(33)の
操作信号を保持する信号保持手段(35)としての第2Tフ
リップフロップ(以下、第2TFFと略記する)(66)の
出力と共に第2AND回路(68)に印加されており、該第2A
ND回路(68)の出力は浴室(2)の優先スイッチ(23)
の操作信号を保持する信号保持手段(25)としての第1T
フリップフロップ(以下、第1TFFと略記する)(65)の
クロック入力端子に印加されている。そして、該第1TFF
(65)のQ出力は、浴室(2)で設定した湯温を示す信
号を出す第2UP/DOWNカウンタ(75)の出力回路に挿入さ
れた第2ゲート(63)の開閉する信号としてこれに印加
されており、該第2ゲート(63)を介して上記第2UP/DO
WNカウンタ(75)の出力が湯温制御回路(6)に印加さ
れている。
更に、上記第1TFF(65)の出力は、浴室(2)の操作盤
(28)に設けた温調可能表示ランプ(24)に印加されて
該温調可能表示ランプ(24)を点滅させるようになって
いる。
又、洗面所(3)の操作盤(38)に設けられた優先スイ
ッチ(33)の出力は、上記第1TFF(65)の信号と共に
第1AND回路(67)に印加されており、該第1AND回路(6
7)の出力は第2TFF(66)のクロック入力端子に印加さ
れている。そして、該第2TFF(66)のQ出力は第3UP/DO
WNカウンタ(76)の出力回路に挿入された第3ゲート
(60)と、洗面所(3)の操作盤(38)に配設された温
調可能表示ランプ(34)に印加されてこれを点滅するよ
うになっている。
そして、上記浴室(2)及び洗面所(3)に対応する第
1,第2TFF(65),(66)のQ出力は第3AND回路(69)の
L入力端子に印加され、更に該第3AND回路(69)の出力
は、台所(1)の操作盤(18)に配設した温調可能ラン
プ(14)とメイン湯温設定器(10)の出力回路に挿入さ
れた第1ゲート(64)にされている。そして、この実施
例では、上記第1ゲート(64)を開閉する第3AND回路
(69)と、第1,第2TFF(65),(66)の入力部に接続さ
れた第1,第2AND回路(67),(68)が既述技術的手段の
項に記載のAND回路(47)に対応している。
次に、上記実施例の給湯器の操作の実際について説明す
る。
図示しない電源スイッチを投入した初期状態では浴室
(2)及び洗面所(3)に対応する第1,第2TFF(65),
(66)からはQ信号が出ていないことから、これらに対
応する第2,第3ゲート(63),(60)は共に閉じた状態
になっていると共に、上記第1,第2TFF(65),(66)の
Q信号が「L」状態にあるときに「H」信号を出す第3A
ND回路(69)の出力によって、台所(1)に対応する第
1ゲート(64)が開成せしめられる。
これにより、メイン湯温設定器(10)を構成する第1UP/
DOWNカウンタ(74)から出力される湯温信号は上記開成
状態にある第1ゲート(64)を介して湯温制御回路
(6)に印加され、該湯温制御回路(6)は上記メイン
湯温設定器(10)の湯温信号と熱交換器(4)で沸かさ
れた温水の温度を示す湯温センサ(42)の信号を監視し
た状態となる。そして、この状態で台所(1)の蛇口
(11)を開放すると、給湯回路(41)に生じる水流を検
知して水圧応動ガス弁(56)が開いてガスバーナ(5)
が燃焼し始めると共に、給湯回路(41)から取出される
温水の温度を検知する湯温センサ(42)の出力を判断す
る上記湯温制御回路(6)は、上記メイン湯温設定器
(10)で設定した温度の湯が下流側に供給されるように
比例弁(55)の開度を調整してガスバーナ(5)の燃焼
量を制御する。
これにより、台所(1)のメイン湯温設定器(10)で設
定した温度の温水が蛇口(11)から取出されることとな
る。又、この状態では、第3AND回路(69)の「H」信号
によって、台所(1)の操作盤(18)に配設した温調可
能ランプ(14)が点燈し、該台所(1)で湯温調節が可
能であることが表示される。
尚、上記台所(1)で湯温を高温側に変更するときは昇
温ボタン(16)を押せば良く、該昇温ボタン(16)を押
すと、その回数だけ第1UP/DOWNカウンタ(74)がカウン
トアップ動作をし、これにより、湯温制御回路(6)に
印加される設定温度が高くなり、熱交換器(4)で沸か
される温水の温度が高くなる。又、逆に、降温ボタン
(17)を押すと、その回数だけ第1UP/DOWNカウンタ(7
4)がカウントダウン動作を行ってその出力が小さくな
る。
次に、浴室(2)の優先スイッチ(23)を投入して湯温
調節場所を該浴室(2)に切替える操作をすると、該信
号は、洗面所(3)のサブ湯温設定器(30)に対応する
第2TFF(66)の信号と共に第2AND回路(68)に印加さ
れ、該第2AND回路(68)の「H〕信号によって第1TFF
(65)がセツトされ、これにより、該第1TFF(65)のQ
信号が「H」状態になり、これにより、第2ゲート(6
3)が開成せしめられる。又、上記第1TFF(65)のQ信
号が「H」状態になると、第3AND回路(69)が「L」信
号を出すこととなり、開成状態にあった第1ゲート(6
4)(メイン湯温設定器(10)に対応するゲート)が閉
じることとなる。即ち、台所(1),浴室(2),洗面
所(3)の夫々に対応するゲート中浴室(2)に対応す
る第2ゲート(63)のみが開成状態になり、これによ
り、サブ湯温設定器(20)で設定した温度信号が上記開
成状態にある第2ゲート(63)を介して湯温制御回路
(6)に印加される。そして、この状態で浴室(2)の
蛇口(21)を開けると、上記サブ湯温設定器(20)で設
定した温度の温水が熱交換器(4)部分で沸かされるよ
うに湯温制御回路(6)がガスバーナ(5)の燃焼量を
制御する。又、この状態では、第1TFF(65)の「H」信
号によって、浴室(2)の操作盤(28)に配設した温調
可能表示ランプ(24)が点燈し、該浴室(2)で湯温調
節が可能であることを表示する。
上記浴室(2)で温水使用をしている状態では、該浴室
(2)に対応する第1TFF(65)のは「L」信号を出し
ており、第1AND回路(67)の一方の入力端子には上記
「L」信号が印加されている。従って、この状態で洗面
所(3)の優先スイッチ(33)を操作すると、一方の入
力端子に「L」信号が印加されている上記第1AND回路
(67)は「H」信号を出さないこととなり、これによ
り、洗面所(3)のサブ湯温設定器(30)の出力回路に
設けられた第3ゲート(60)は開成させられないことと
なる。即ち、浴室(2)の優先スイッチ(23)が先に操
作されているときは、湯温調節場所を洗面所(3)側に
切替えることが出来ないのである。
次に、上記浴室(2)での温水使用が終って優先スイッ
チ(23)を再投入すると、これに対応する第1TFF(65)
がリセットせしめられ、該第1TFF(65)の信号は
「H」状態に復帰し、該信号が洗面所(3)のサブ湯温
設定器(30)に対応する第1AND回路(67)の一方の入力
端子に印加される。そして、この状態で洗面所(3)の
優先スイッチ(33)を操作すると、上記第1AND回路(6
7)が「H」信号を出すこととなり、これによって、こ
れに対応する第2TFF(66)のQ信号が「H」状態になっ
て第3ゲート(60)が開成せしめられる。即ち、洗面所
(3)に対応するサブ湯温設定(30)でセットした設定
湯温を示す信号が湯温制御回路(6)に印加されて洗面
所(3)での湯温調節が可能となるのである。又、この
状態では、第2TFF(66)の「H」信号によって、洗面所
(3)の操作盤(38)に配設した温調可能表示ランプ
(34)が点燈し、該洗面所(3)で湯温張設が可能であ
ることを表示する。
そして、この状態で洗面所(3)の蛇口(31)を開けて
洗髪シャワー(84)を使用しているときに、浴室(2)
の優先スイッチ(23)を操作すると、上記洗面所(3)
に対応する第2TFF(66)の信号が「L」状態にあるこ
とから、上記優先スイッチ(23)を操作しても該信号が
印加される第2AND回路(68)は「H」信号を出さず、こ
れにより、浴室(2)に対応する第1TFF(65)はセット
状態にならない。即ち、湯温調節場所が洗面所(3)側
に切替えられている場合には、該湯温調節場所を浴室
(2)側に切替える操作をしてもこれが有効にならない
のである。
以上のように、上記したものでは、サブ湯温設定器(2
0),(30)の間に不変の優先順位を設けずに、操作の
前後によて先に操作したものを優先するように優先順位
を決定したから、洗面所(3)で洗髪シャワー等を使用
しているときに、湯温調節場所が浴室(2)に切替えら
れ然も該場所で高温設定されて上記使用中の洗髪シャワ
ーから突然に熱湯が噴出するような心配がなくなる。
又、浴室(2)でシャワー等を使用しているときに湯温
調節場所が洗面所(3)側に切替えられる作業がされて
も上記シャワーから熱湯が噴出する心配もなくなり、こ
れによってシャワー使用者に火傷を与える心配が防止で
きる。
又、ひとつのサブ湯温設定器(20)にのみ優先スイッチ
(23)を設ける場合、上記優先スイッチを具備する特定
の湯温設定器の配設場所でしか給湯場所の切替え作業が
できないが、上記実施例のものでは、夫々の湯温設定器
に優先スイッチを各別に設けているから、いずれの湯温
設定器(20),(30)によっても優先切替えの作業が行
え、わざわざ特定の湯温設定器部分まで出向いて優先切
替え作業をしなければならない不都合が解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の概念説明図、第2図は本考案実施例の
説明図,第3図,第4図は従来例の説明図であり、図
中、 (6)……湯温制御回路 (10)……メイン湯温設定器 (20),(30)……サブ湯温設定器 (25),(35)……信号保持手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メイン湯温設定器(10)と、サブ湯温設定
    器(20),(30)・・・と、各サブ湯温設定器(20),
    (30)・・・に各別に対応し且つこれら各サブ湯温設定
    器(20),(30)・・・が属する給湯場所で湯温調節操
    作をすることを宣言する際に操作する優先スイッチ(2
    3),(33)・・・と、上記メイン湯温設定器(10)と
    各サブ湯温設定器(20),(30)・・・の出力が択一的
    に印加される湯温制御回路(6)を具備し、該湯温制御
    回路(6)によって器具本体で沸かす温水の温度を制御
    するようになった複数箇所に給湯する給湯器に於いて、
    各サブ湯温設定器(20),(30)・・・に対応する優先
    スイッチ(23),(33)・・・の操作信号を各別に保持
    する信号保持手段(25),(35)・・・と、全ての信号
    保持手段(25),(35)・・・が上記優先スイッチ(2
    3),(33)・・・の操作信号を保持していないときに
    はメイン湯温設定器(10)の湯温信号を湯温制御回路
    (6)に印加させるメインモード信号を出すAND回路(4
    7)を設け、該AND回路(47)が上記メインモード信号を
    出しているときにのみ各優先スイッチ(23),(33)・
    ・・を操作した際にその信号がこれに対応する信号保持
    手段(25),(35)・・・に保持されるようにすると共
    に、操作信号を保持している信号保持手段(25),(3
    5)・・・に対応するサブ湯温設定器(20),(30)・
    ・・の湯温信号が湯温制御回路(6)に印加されるよう
    にした複数箇所に給湯する給湯器。
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