JP2510100B2 - 遠隔操作型自動給湯システム - Google Patents

遠隔操作型自動給湯システム

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JP2510100B2
JP2510100B2 JP3174761A JP17476191A JP2510100B2 JP 2510100 B2 JP2510100 B2 JP 2510100B2 JP 3174761 A JP3174761 A JP 3174761A JP 17476191 A JP17476191 A JP 17476191A JP 2510100 B2 JP2510100 B2 JP 2510100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遠隔操作型自動給湯シス
テムに関し、特に、給湯や燃焼に係る通常の制御以外に
も、特定の制御を行ない得る特殊制御モードを持つよう
に改良した遠隔操作型自動給湯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】これまでにも、リモートコントローラ
(以下、単にリモコン)からデータ伝送ラインを介して
送られて来る給湯及び燃焼制御のための各種指令データ
に応じ、給湯機本体内において対応的な給湯及び燃焼制
御をなし、給湯栓や浴槽に対しての給湯温度や給湯水位
等を制御すると共に、当該リモコンには、そうした給湯
及び燃焼制御に関する情報とか現在時刻を数字で表示可
能な数字表示部を持つディスプレイが設けられた遠隔操
作型自動給湯システムは種々提供されており、昨今で
は、給湯栓からの給湯機能や浴槽内への給湯機能(いわ
ゆる湯張り機能)のみならず、冷めた湯を追焚きする追
焚き機能等も最早極く普通の機能として有している。ま
た、給湯及び燃焼に係る各種の制御にマイクロコンピュ
ータ(以下、単にマイコン)を利用することも既に常識
的な事実になってきており、そのプログラミングの自在
性やマイコン自体の高速化、大容量化、そして何よりも
低コスト化が加速方向に作用して、使用者に対し、より
一層の快適感、満足感を与えるため、様々な観点から種
々の付加価値的工夫も提案され始めてきた。
【0003】そこでまず、このような最近の遠隔操作型
自動給湯システム自体につき、図2に即して簡単かつ概
念的に説明する。図2に示されている遠隔操作型自動給
湯システム(以下、必要のない限り、単に給湯システム
と呼ぶ)は、一般に屋外20に設置される本体部分10
と、台所や居間その他(以下では台所とする)21に設
置される主リモコン30、及び浴室22に設置される浴
室リモコン50を有し、各リモコン30,50と当該本
体部分10との間はデータ伝送ライン23により接続さ
れている。データ伝送ライン23は電源ラインに信号を
重畳させることで二線式に抑えたものが合理的であり、
また、本体部分10には、給湯及び燃焼制御に関する各
種データを処理するマイコン11が含まれる。図示して
いないが、一般には各リモコン30,50にもそれぞれ
マイコンが内蔵されることが多い。
【0004】各リモコン30,50には専用の運転スイ
ッチが備えられるか、または、特定のスイッチ以外の任
意のスイッチを使用者が操作すると運転スイッチが操作
されたことと等価となって、給湯システム全体が運転モ
ード(オンモードとも言う)に入る。運転モードの終了
は、運転スイッチを再度操作するか、または専用のスイ
ッチを操作することでなされ、休止モード(オフモード
とも言う)に入る。ただし、休止モードにおいても、給
湯システムには電源が供給され続けている。したがっ
て、運転スイッチとは、通常の各種電化製品における電
源スイッチとは異なる。
【0005】使用者により、上記の運転モードが選択さ
れているときに、例えば蛇口やシャワー等の給湯栓13
が開かれると、図示しない流量センサからの流量有りの
情報により、給湯装置本体部分10の内部では、これも
図示しない給湯用燃焼部が稼働し、自動的に給湯のため
の燃焼が開始する。これに際し、マイコン11を含む給
湯及び燃焼制御部は、主リモコン30または浴室リモコ
ン50に備えられているスイッチ類を使用者が操作する
ことにより設定された設定温度が守られるように、対応
した流量の燃料(ガスが一般的であるので、限定的では
ないが、本書でもガスを仮定する)と空気を図示しない
燃焼部に供給する。最近では帰還制御も一般的になって
おり、給湯用配管12を介し、給湯栓13に送られる実
際の給湯温を検出して、これが使用者によって設定され
ている設定温との間に誤差を生じている場合には、マイ
コン11はそうした誤差を解消する方向に燃料や空気の
流量を調整する。
【0006】使用者が湯を出していた給湯栓13を閉
じ、湯を止めると、給湯用配管12を介しての湯流量が
所定値以下に下がったことを流量センサが検出してその
情報をマイコン11に送り、これを受けたマイコン11
では燃料の供給を止め、燃焼部での速やかな消火を図
る。
【0007】使用者が主リモコン30あるいは浴槽リモ
コン50に備えられている専用のスイッチを操作する
か、それらリモコンに備えられている幾つかの所定のス
イッチ類を所定の仕方で操作することにより、浴室22
に設置の浴槽24への湯張りを指令すると、データ伝送
ライン23を介し、燃焼制御装置に内蔵のマイコン11
に対して湯張り要求信号が送出され、これに応じ、マイ
コン11は図示しない切換電磁弁を切り換え動作させる
等し、図示しない熱交換器からの湯を給湯用配管12で
はなく、浴槽24に通じた注湯用配管14に導けるよう
にする。この自動湯張りに関しては、必要なデータの一
つとして、マイコン11に対し、あらかじめ設定水位デ
ータも与えられている。設定水位データとは、主リモコ
ン30や浴室リモコン50等に設けられている専用のス
イッチを操作するか、または複数のスイッチ類を所定の
仕方で操作することにより、好みに応じ、浴槽24のど
の高さ位置にまで湯を入れるかを指定するデータであ
る。
【0008】注湯が開始した後、浴槽24内に張られて
行く湯の実際の湯量は図示しない水位センサ(一般には
水圧を検出することで水位を換算検出する)により逐次
検出され、やがてのことに設定水位に対応する圧力値に
なると、マイコン11の指令の下、そこで注湯動作や燃
焼部での燃焼動作が停止する。もちろん、この自動湯張
り時に浴槽24内に供給される湯の温度についても使用
者による設定が可能であり、先の給湯栓13からの給湯
時と同様、マイコン11は図示しない流量センサ、給水
温センサ、給湯温センサ等から得られる各情報に基づ
き、燃焼部におけるその時々の燃焼量を制御する。
【0009】さらに、最近の給湯システムでは注湯後の
追焚き機能も可能である。例えば、設定水位までの注湯
完了後に、マイコン11が図示しない槽内湯温検出セン
サを介して取り込んだそのときの実際の浴槽24内の湯
温が使用者の設定した設定温度に対して許容温度差以上
に低下していた場合とか、あるいは、使用者が主リモコ
ン30や浴室リモコン50に備え付けのスイッチを操作
して強制的な追焚き指令を発した場合には、マイコン1
1は図示しない循環ポンプを回し始める指令を出し、追
焚き用配管15を介して浴槽24内の湯を図示しない追
焚き用熱交換器の回りに循環させるようにする。通常、
この追焚き用配管15の出力側配管の一部は、図示のよ
うに、既述した注湯用配管14と兼用になっていること
が多く、切換弁により制御される。そして、これと同時
に、マイコン11は追焚き用の燃焼部に着火させ、以
降、逐次定期的に、槽内湯温を繰返して設定温度と比較
し続け、槽内湯温が設定温度に至るか、これを越えた場
合、そこで追焚き用燃焼部での燃焼を停止させ、循環ポ
ンプの稼働も停止させる。
【0010】このような機能に加え、一旦沸き上げた後
の湯の自動保温モードをも有し、例えば20分ないしは
30分間隔というように、マイコン11の指令の下、定
期的に循環ポンプを回しながら槽内湯温を監視し、それ
が設定温度に対して所定の温度差以上、低下している場
合には、再度、自動的に追焚きを開始させるようなもの
も提案されている。その外、種々の安全機構について
も、各方面からの検討がなされているし、本出願人が別
途開示する発明によれば、各個人ごとの入浴パタンを学
習記憶し、そのたびごとの入浴者の操作を省くようにし
たものもある。
【0011】なお、この点は後述する本発明に関与して
くるが、給湯及び燃焼制御に関する種々の情報(例えば
給湯温度とか設定温度等)は、主リモコン30に備えら
れたディスプレイ31とか、浴室リモコン50において
のディスプレイ51等に数字表示されることが多く、併
せてまた、現在の時刻も一般に四桁数字表示されること
が多い。さらに、音響発生報知手段を有し、例えば上記
において設定水位までの注湯が完了したときや、注湯
後、自動追焚きも完了して、設定温度にまで浴槽24内
の湯を沸き上げたとき等々、各種制御の節目ごとに所定
の動作を終えたことを使用者に知らせるようになってい
るものも多い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、従来の遠
隔操作型自動給湯システムでも、その本来の給湯及び燃
焼に関する制御については、かなりな進歩が認められ
る。しかし、まだ小さな子供等は、いくら給湯システム
が人の快適性追求のために進歩しようとも、風呂嫌いな
ことが多く、入れば入ったで、浴室リモコンを触りたが
る子供が多い。本発明は、一つにはこのような事実に対
し、装置ないしシステムの側からも何らかの対策が施せ
ないかとの発想に従い、遠隔操作型自動給湯システムの
あくまで付帯機能の一種ではあるが、これまで提案され
てきた本来の機能、すなわち給湯及び燃焼制御に関する
機能に加えて、これとは別個な新たなる機能を付加せん
とするものである。さらにまた、本発明では、上記のよ
うに子供に限らず、入浴が楽しくなるような手段や、例
えば台所等、リモコンの設置される場所の特殊性に鑑
み、その場所で有意義に使用可能な他の付帯機能をも併
せて実現し得る遠隔操作型自動給湯システムを提供せん
とするものでもある。むしろ、基本的な課題は後者にあ
り、その一つの望ましい態様として、子供の欲求に答え
得る機能を含ませんとするものと言い換えることもでき
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するため、既述したように、給湯及び燃焼制御のため
のデータ群を処理し、対応的な制御をなす燃焼制御装置
を内蔵した給湯機本体部分と、この給湯機本体部分に対
しデータ伝送ラインを介して接続し、給湯及び燃焼制御
に関する指令データを発し得るリモコンとを有し、かつ
リモコンには、給湯及び燃焼制御に関し通常の制御モー
ド下で使用する情報または現在時刻を数字で表示可能な
数字表示部を有するディスプレイが設けられているタイ
プの遠隔操作型自動給湯システムに対し、さらに次のよ
うな改良を施す。まず、リモコンに特殊制御モードに入
るための指令スイッチを設ける。そしてこの指令スイッ
チが操作されたときには、上記の燃焼制御装置の通常の
制御モードを、現在実行されているか新たに実行される
給湯及び燃焼制御を損なうことなく、他の特定の制御を
も行う特殊制御モードとする。また、当該特殊制御モー
ド下では、上記したディスプレイの数字表示部を、通常
の制御モード下における給湯温度とか設定温度等々、給
湯及び燃焼制御に関する情報や現在時刻の数字表示か
ら、それらには無関係で、特殊制御モードでのみ使用す
る情報の表示をなし得るように切り換える。その状態
で、リモコンに備えられた予定のスイッチが操作された
ときには、当該特殊制御モードに設定されている特定の
制御モードを稼働させ、ディスプレイの数字表示部に
は、この特定の制御モードに従う情報に関する数字を表
示させる。ここで、本発明で言う上記の特殊制御モード
とは、タイマモードまたはゲームモードである。前者の
場合、特殊制御モード下での当該特定の制御はタイマ
制御であり、特殊モード指令スイッチはタイマモード指
令スイッチ、またリモコンに備えられた予定のスイッチ
はタイマ稼働指令スイッチと時間設定スイッチとを含
み、上記したディスプレイの数字表示部には、当該特殊
制御モードとしてのタイマモード下においてタイマ稼働
指令スイッチが操作されてから時間設定スイッチにより
設定された時間を経過し、タイムアップするまでの経過
時間表示をすることができる。ただし、上記の時間設定
スイッチは、タイマ稼働指令スイッチが操作された以降
においても時間を設定し直すために有効とする。この点
は通常の タイマと大いに異なる。リモコンにさらに、通
常の制御モード下における給湯及び燃焼制御に使用する
音響発生報知手段が設けられている場合、このタイマモ
ード下では、当該音響発生報知手段をタイムアップ時に
音響を発生する報知手段として使用することもできる。
これに対し、特殊制御モードをゲームモードとする時に
は、リモコンに備えられる上記予定のスイッチがゲーム
開始指令スイッチを含むようにし、ディスプレイの数字
表示部には、当該特殊制御モードとしてのゲームモード
下においてゲーム開始指令スイッチが操作された後、ゲ
ームに使用される単数または複数の数字の表示がなされ
るようにする。なお、リモコンに備えられる予定のスイ
ッチは、このゲーム開始指令スイッチの他、使用者がゲ
ームのために使用し得る一つまたは複数のゲーム操作ス
イッチを含んでいても良く、このゲーム操作スイッチの
操作により、数字表示部における数字表示に影響が及ぶ
ようになっている構成もまた、本発明の一つの態様とし
て含むことができる。ゲームとしても、本発明による
と、数字表示部の複数の桁部分を利用した複数の数字を
用いた数字合わせゲームが提案される。つまり、ゲーム
開始指令スイッチが操作されると各桁の数字が定められ
た仕方あるいは任意の仕方で変遷し、予定の時間を経過
した後に各桁の数字がある数字に停止、確定するように
構成されたシステムも提案できる。使用者は、確定した
各数字の如何あるいはそれらの組合せの如何により、当
たり外れを認識できる。さらに、リモコンに備えられる
予定のスイッチが、上記ゲーム開始指令スイッチの他、
使用者がゲームのために使用し得る一つまたは複数のゲ
ーム操作スイッチを含み、このゲーム操作スイッチの操
作によっても、複数桁の中、少なくとも一桁分の数字に
関しては、数字が変遷している状態から停止、確定する
状態に移行させ得るシステムもまた、本発明により提案
される。こうした場合の当たりはすれに関しても、リモ
コンに音響発生報知手段が備えられている場合には、こ
れを当たりの報知手段として利用することができる。上
記したディスプレイは絵または図形表示部を含んでいて
も良く、ディスプレイの数字表示部にゲームに使用され
る単数または複数の数字の表示がなされるのに代えて、
あるいはこれに加えて、こうした絵または図形表示部に
おいてゲームに使用される単数または複数の絵または図
形表示がなされるようにすることもできる。これら絵ま
たは図形表示部は、通常の制御モード下においては給湯
及び燃焼制御に関する情報の表示部として利用されて良
い。
【0014】
【実施例】本発明の実施例につき説明するに、その前提
として、本発明を適用し得るハードウエアとしての装置
系は、基本的にはすでに図2に即して説明されたものと
する。したがって本項では、当該システムの全てに亙る
再説明は省略し、本発明の実現にとって必要なものにつ
き、既説内容から適宜抽出、援用する。図2中の符号に
ついても然りである。
【0015】図1には、ここで述べようとしている本発
明の実施例に用いるに適した浴室リモコン50が示され
ており、特にその操作盤面上における各種スイッチの配
置例が示されている。以下では、主として、これらスイ
ッチの操作を追いながらの説明とするが、あらかじめ述
べておくと、これら操作に伴う本発明による後述の各動
作自体は、昨今の自動給湯システムに内蔵のマイコン1
1(場合により、図示してないが当該浴室リモコン50
や後述するように主リモコン30にも設けられるマイコ
ンをも含めて)に対するソフト的な処理により、それぞ
れ実現することができる。
【0016】図1に示されている浴室リモコン50の操
作盤面上には、まず、この種の遠隔操作型自動給湯シス
テムおいて最早普通に設けられるようになってきている
現在時刻の表示部61がある。これは、一般に四桁の数
字表示が可能なように構成される。当該時刻の初期設定
ないし変更設定は、図示していないが、台所等に配置さ
れる主リモコン30に付属のスイッチ類の操作で可能と
なっている。さらに、現在時刻表示のみならず、後述す
る自動湯張り動作ないしは自動追焚き動作に関し、沸き
上がりまでの予定時間を表示したり、あるいは自動保温
動作に関し、当該保温モード終了までの時間を表示した
りするのにも使われる。そのため、当該表示部の近くに
は、「保温終了まで あと」という表示と「沸き上がり
まで あと」という表示が選択的に表示されるか、あら
かじめ印刷されている。本願発明では、上記のような現
在時刻表示や給湯ないし燃焼制御のために必要な時間情
報を表示する以外に、この数字表示部を利用するので、
図1中には当該現在時刻表示部を第一の数字表示部61
として示してある。
【0017】浴室リモコン50の操作盤面上におけるス
イッチの数は、使用者の操作性を考え、なるべく少なく
なるように工夫されている。実際上、この実施例で用い
ている浴室リモコン50には、選択スイッチ52、デー
タまたは数字のアップスイッチ53とダウンスイッチ5
4、実行スイッチ55、取り消しスイッチ56、そして
呼び出しスイッチ57しかない。また、図示していない
主リモコン30にも、本発明のこの実施例では、同様の
スイッチのみが設けられ、ただし、呼び出しスイッチ5
7に相当するスイッチはこの主リモコン30には設けら
れない。呼び出しスイッチ57を操作すると、主リモコ
ン30に設けられているブザー等、音響発生報知手段が
稼働するが、これは、浴室内に入っている入浴者が、例
えば気分が悪くなったとき等、このスイッチを操作する
ことで火急に家族に知らせることができるように図った
ものである。
【0018】しかるにまず、使用者が取り消しスイッチ
56と呼び出しスイッチ57以外のスイッチを操作する
と(この場合、押すと)、図2の給湯システムは、既述
した運転モードないしオンモードに入る。すなわち、図
示されている自動給湯システムの場合、専用の運転スイ
ッチはなく、他のスイッチによる兼用動作が可能とされ
ている。この逆に、システムが運転モードないしオンモ
ードにあるときには、取り消しスイッチ56を操作する
とシステムは休止モードないしオフモードになる。この
取り消しスイッチ56もまた、例えばこれを操作する
と、今行っている操作の一つ前の段階に戻る等、他の目
的のためにも使用されるので、やはり兼用スイッチであ
る。なお、本出願人の試作例では、システムがオンモー
ドにあっても所定の時間以上(例えば5分間以上)、給
湯、追焚き等の機器動作が行われない場合には、自動的
にオフモードに入るように、マイコンに対してプログラ
ムを組んでいる。
【0019】システムがオンモードに入った直後には、
ディスプレイ51の一部をなすコマンドメニュー部58
の「風呂全自動」表示と「風呂温設定」表示のみが、例
えば液晶表示とか透過照明表示等によって表示される。
この状態で、アップスイッチ53またはダウンスイッチ
54を操作すると、ディスプレイ51の一部、特に風呂
用表示部60の一部をなす「パーソナル設定」用の数字
表示64が変化し、特定の数字を選んだところで実行ス
イッチ56を押すことにより、当該数字によって特定さ
れる個人に関して学習記憶している各々の入浴パタンに
応じた制御がなされる。しかし、これは本願発明に直接
の関係がないため、以降の説明は省略する。
【0020】コマンドメニュー部58の「風呂全自動」
表示と「風呂温設定」表示のみが表示されている状態で
選択スイッチ52を一回操作すると制御補助モードに入
り、アップスイッチ53またはダウンスイッチ54の操
作によって、例えば設定温度を熱めあるいはぬるめにし
て風呂を沸かすとか、設定水位を多めないし少なめに指
定することができ、また、行水モード等もあって、行水
に適した温度、湯量等も選択可能であり、その後、実行
スイッチ55を操作することで、当該設定された情報に
従っての湯張り制御が行われる。特に行水モードを選択
したときには、コマンドメニュー部58中、対応する
「行水」表示が表示される。これらの制御自体も、本発
明には直接の関係はないが、ただし、ディスプレイ51
の風呂用表示部60にあって、湯張り状態や設定水位等
を示す絵表示またはグラフ表示の他、設定温度に対して
の数字表示部62が設けられている点は重要である。特
に数字表示部62は、本願発明のこの実施例において
は、先の現在時刻表示部である第一の数字表示部61と
同様に、特殊制御モード内容如何によっては有利に利用
されるので、当該図1中、数字表示部62は第二の数字
表示部と示してある。
【0021】選択スイッチ52をもう一回、操作する
と、全自動モードから抜け、まず、コマンドメニュー部
58中、「給湯温設定」表示が表示され、以降、選択ス
イッチ52を押すたびに、「水位設定」、「保温設定」
と順に切り換わって行く。そして、それら各表示がなさ
れているときに、アップスイッチ53やダウンスイッチ
54を操作すると、それぞれ温度や水位、保温を継続す
べき時間等に関しての数値データを設定でき、当該設定
後、実行スイッチ55を操作することで、マイコンに対
し、当該情報に従っての制御開始を指令することができ
る。なお、給湯温度に関しては、ディスプレイ51中の
給湯表示部59において、第三の数字表示部63に数字
表示されるようになっており、同様にこの実施例では、
特殊制御モードの内容の如何に応じ、この数字表示部6
3も有効に使用されることがある。
【0022】コマンドメニュー部58中にあって表示が
「保温設定」になっている状態からもう一回、選択スイ
ッチを押すと、これは特殊モード指令スイッチを操作し
たことになって、本発明に従う特殊制御モードに入る。
この実施例では、当該特殊制御モードにも幾つかの種類
があり、まずはコマンドメニュー部58中、本発明によ
って付加された表示の一つである「モード1」表示が点
灯する。また、これと同時に、本来は給湯栓13(図
1)からの給湯温度を表示するため、ディスプレイ51
中の給湯用表示部59に備えられている数字表示部63
(第三の数字表示部とする)には「チャネル」の略であ
る英文字「CH」が表示され、一方で風呂用表示部60
の槽内湯温の表示部である第二の数字表示部62には当
該チャネル番号である「01」が表示される。
【0023】この第一の特殊制御モードとしてのモード
1は、例えば「チャイルドタイマ」モードである。これ
は、浴槽内に長く浸かっているのを嫌がりがちな子供
に、あと何分入ったら良いのかを興味を持たせて教える
ためのタイマモードであり、このモード1の表示がなさ
れている状態でアップスイッチ53またはダウンスイッ
チ54を操作することにより、例えば10秒から300
秒までの間で10秒単位で時間を設定でき、かつこの設
定される時間は現在時刻表示部である第一の数字表示部
61に表示される。ただし、表示のみが変更されるだけ
であり、現在時刻はマイコンにより、更新され続けてい
る。適当なるタイマ時間を設定した後、「ブザーが鳴っ
たら出ようね。」等と子供に言って実行スイッチ55を
操作するか、子供の操作意欲を満たすために子供自身に
実行スイッチ55を操作させると、マイコンはそのとき
からタイマ制御モードに入り、実行スイッチ55の操作
時から当該設定時間を経過するまで、時間を計数し始
め、その過程は第一の数字表示部61に表示されている
時間のカウントダウンで視覚表示される。従って、子供
も興味深く、この時間表示が減って行くのを見ながら入
浴を続けることができる。そして、好ましくは、当該時
間がカウントアップしたときには、浴室リモコン50に
通常備えられているブザー等の音響発生報知手段65を
利用し、当該設定時間が経過したことを可聴表示する。
音響発生報知手段65は、通常、自動湯張りが完了した
ときとか、追焚きが完了したとき等、本来の給湯、燃焼
制御の節目ごとに使用者にその旨音響報知するために用
いられているので、これを流用することができる(本発
明のために専用に設けられることを妨げないが)。な
お、一般にタイマは、それが一旦稼働し始めると設定時
間の変更を受け付けないようにするのが原則であるが、
本発明ではこの「チャイルドタイマ」が動作していると
きにも、時間設定手段としてのアップスイッチ53やダ
ウンスイッチ54は有効に機能させる。すなわち、タイ
マ動作中にも設定時間を変更できるようにする。これ
は、通常のタイマと異なり、遊びの要素が入るからであ
る。もちろん、最小時間から最大時間までの設定時間幅
は任意設計的に定めることができるし、アップスイッチ
53やダウンスイッチ54の操作による時間変更ステッ
プの時間幅も任意である。さらに、取り消しスイッチ5
6の操作により、このタイマモードは随時に終了させる
ことができるし、時間設定後、所定時間(例えば1分)
以内に実行スイッチの操作がないときにも強制終了さ
せ、例えば全自動モードに戻らせることができる。さら
に、リモコン操作盤面上に設けた子供の絵表示66等
も、当該チャイルドタイマモードにあるときには表示さ
れるようにしても良い。
【0024】コマンドメニュー部58に「モード1」が
表示されている状態下において、さらに選択スイッチ5
2を操作するか、アップスイッチ53を操作すると、コ
マンドメニュー部58中の表示は「モード2」に移り、
風呂用表示部60中の第二数字表示部62の表示はチャ
ネル番号である「02」に変わる。ここでさらにアップ
スイッチ53を操作すると、コマンドメニュー部58中
の表示は「モード2」のまま、チャネル番号である第二
数字表示部62中の表示が「03」に変わる。さらにア
ップスイッチ53を操作すると、チャネル1である先に
述べたチャイルドタイマモードに移り、ダウンスイッチ
54を操作した場合にはチャネル2に戻る。ここでさら
にダウンスイッチ54を操作しても、やはりチャネル1
に戻ることができる。
【0025】本発明の特殊制御モードの他の例である
「モード2」に属するチャネル2,3は、共にゲームモ
ードである。本出願人の試作例では次のような二種類の
数字合わせゲームを搭載した。まず、ゲームモードであ
るモード2のチャネル2では、実行スイッチ55を押す
と自動的に、あるいは実行スイッチ55を押してチャネ
ル2を確定してからさらにアップスイッチ53またはダ
ウンスイッチ54を操作すると、本来は現在時刻表示部
である第一の数字表示部61中、三桁分を利用して、各
桁の数字が相当高速で変遷し始める。これは、人の目で
見ると、数字が回転しているように見えるので、以下で
は「回転」と言う用語を用いる。回転を開始してから第
一の所定時間が経過すると、使用している三桁分の数字
表示のうち、適当な一桁、例えば最上位桁の数字が停止
し、ある特定の数字で確定する。その後さらに第二の所
定時間を経過すると残りの二桁のうちの一桁、例えば最
下位桁の数字が停止、確定する。このとき、すでに停止
している最上位桁の数字と、今停止した最下位桁の数字
とが異なったものであるときには、最早残っている桁の
数字がどのようになろうと「外れ」であり、これからさ
らに第三の特定時間経過後、残りの一桁の数字も停止し
てゲームオーバとなる。
【0026】その後、所定時間(例えば1分)以内に再
度、ゲーム開始のための既述した操作がなされなかった
場合には全自動モードに戻り、再操作された場合には上
記のゲームが再開される。また、各桁の数字が全て停止
する以前に、アップスイッチ53またはダウンスイッチ
54が操作されると、その回数は最大M回まで(例えば
M=4)、図示しないメモリ領域に格納され、一回のゲ
ーム終了ごとに自動的に次回のゲームが開始し、記憶し
ている回数が一つ、減算され、記憶数ゼロになるまで、
こうした動作が続けられる。
【0027】一方、上記において最下位桁の数字が停止
した時点で、すでに停止している最上位桁の数字と同じ
になった場合には、麻雀用語で言う「リーチ」状態であ
り、この状態が具現すると、残りの一桁分の数字の回転
速度が遅くなって、遊戯者に「当たり」の期待性を持た
せながら、やがて所定の時間が経過すると当該数字が停
止する。その結果、最後に停止した数字がすでに停止し
ている数字とは異なった場合には、上記同様、「外れ」
の状態となるが、同じであった場合には「当たり」とな
り、好ましくはブザー65が所定時間鳴動する。これに
加えてディスプレイ51中の他の表示も所定時間に亙
り、派手に点滅する等しても良い。もちろん、各数字の
回転制御は、あらかじめROM等に格納しておいた順番
に従っても良いし、いわゆる乱数出力を持つ要素を利用
しても良い。
【0028】このモード2の第一のチャネルであるチャ
ネル番号2のゲームモードは、比較的操作するスイッチ
の数が少なく、どちらかと言えば子供向きである。これ
に対し、少し年かさの子供や、場合によっては大人でも
十分楽しめるゲームがチャネル番号3によるゲームであ
る。これは次のような操作による。既述した操作によっ
てチャネル「03」を表示させ、実行スイッチ55を操
作すると、まず、給湯用表示部59中の第三の数字表示
部63には、初期持ち点として例えば「50」点が表示
され、この状態でアップスイッチ53またはダウンスイ
ッチ54を操作すると、上記同様、現在時刻表示部であ
った第一の数字表示部61中、選択された三桁分の桁の
数字が一斉に回転し始め、同意に初期持ち点も「1」だ
け減算されて「49」の表示に変わる。
【0029】各桁の数字の回転速度はそれぞれ異なって
いてもまた面白いが、やがて第一の所定時間が経過する
と、例えば最上位桁の数字が始めに停止する。その後、
やはり好ましくは最下位桁の数字の回転速度が少し遅く
なる等し、第二の所定時間が経過すると、この最下位桁
の数字も停止する。その結果、最上位桁と異なる数字で
あった場合には、さらに所定時間経過後、残っている桁
の数字も停止してその回のゲームオーバとなり、第三数
字表示部63中の数字表示がさらに一つ減りながら、再
度、全ての桁の数字が回転し始める。持ち点が「00」
となった場合にゲーム終了である。これと異なり、最上
位桁の数字と、今停止した最下位桁の数字とが同じにな
った場合には、「リーチ」状態であり、残っている数字
の回転は以後、好ましくは遅くなる。そして、さらに所
定の時間を経過するか、あるいは遊戯者に自分での操作
も可能とするため、当該「リーチ」状態下で所定時間以
内に遊戯者が例えばアップスイッチ53とかダウンスイ
ッチ54、ないしは他の任意のスイッチを操作すると、
そこで最後まで回転していた数字が停止する。その結
果、他の二つの数字と異なれば「外れ」であるので、上
記同様、持ち点があるかぎり、再ゲームとなるが、全て
の数字が合致すれば「当たり」であり、ブザー65が所
定時間鳴動したり、他の表示が派手に点滅する等した
後、第三数字表示部63に表示されている持ち点表示が
例えば「10」点分、加算される。
【0030】同じ数字合わせゲームであっても、上記は
もちろん、一例に過ぎない。用いる数字の桁は任意であ
るし、当たり外れの定義の仕方も任意である。さらに言
うなら、通常、この種の自動給湯システムにおいて、リ
モコンに備えられる現在時刻表示とか本来の給湯、燃焼
制御に関する情報表示のための数字表示部を、特殊制御
モード下ではそうした本来の数字表示に代えて、当該特
殊制御モードに必要な数字表示を行うようになっていれ
ば良い。たった一桁の数字を利用してでも、簡単なゲー
ムなら幾つか考えられる。
【0031】上記では浴室内に備えられる浴室リモコン
50を用いての特殊制御モードにつき説明したが、台所
等に備えられる主リモコン30も、本出願人の試作例で
はデザインが横長と縦長とで異なるものの、スイッチ類
やディスプレイの装備としては同様であり、同様のゲー
ムモードを搭載している。ただし、浴室リモコン50に
関しての既述した「チャイルドタイマ」は、例えばこの
主リモコン30は台所に備えられるのが多いことに鑑
み、いわゆる「クッキングタイマ」として利用できるよ
うに変えられている。これに関しては、図1に示す浴室
リモコン50に付した符号の50番台と60番台を、そ
れぞれ全て、主リモコン30(図2)に関する30番台
と40番台に代えて説明することができる。
【0032】上記した浴室リモコンに関する場合と同
様、主リモコン30に備えられるコマンドメニュー部3
8中にあって表示が「保温設定」になっている状態から
選択スイッチ32を押すと、本発明に従う特殊制御モー
ドに入るために、本発明によって付加された表示の一つ
である「モード1」表示が点灯する。これと同時に、本
来は給湯栓13(図1)からの給湯温度を表示するた
め、主リモコン30に付属のディスプレイ31中の給湯
用表示部39に備えられている温度表示用数字表示部4
3(第三数字表示部)には「チャネル」の略である英文
字「CH」が表示され、風呂用表示部40の温度表示部
である第二の数字表示部42は当該チャネル番号である
「01」が表示される。この第一の特殊制御モードとし
てのモード1が、当該台所に設置された主リモコン30
にとっての「クッキングタイマ」モードである。これ
は、あと何分、鍋の中身を茹で上げたら良いか等を忘れ
ずに知らせるためのもので、このモード1の表示がなさ
れている状態でアップスイッチ33またはダウンスイッ
チ34を操作することにより、例えば1分単位で適当な
最大時間、例えば60分までの時間設定が可能である。
適当なるタイマ時間を設定した後、実行スイッチ33を
操作すると、マイコンはそのときからタイマ制御モード
に入り、実行スイッチ33の操作時から当該設定時間を
経過するまで、時間を計数し始め、その過程は第一の数
字表示部41に表示されている時間のカウントダウンで
視覚表示される。もっとも、「あと何秒ね。」等と言い
ながら我慢して入浴させるためのチャイルドタイマと異
なるから、時間はカウントアップ表示方式でも構わな
い。また、好ましくは、当該設定時間がカウントアップ
したときには、主リモコンないし台所リモコン30に備
えられているブザー等の音響発生報知手段43を利用
し、当該時間が経過したことを可聴表示する。この音響
発生報知手段43も、通常、自動湯張りが完了したとき
とか、追焚きが完了したとき等に音響報知するため、こ
の種のシステムにはすでに用いられているので、これを
流用することができる。
【0033】なお、この「クッキングタイマ」に関して
も、先の「チャイルドタイマ」について述べたように本
発明を適用し、タイマの動作中での設定時間変更が可能
な方が便利である。また、取り消しスイッチ34の操作
により、このタイマモードは随時に終了させることがで
きるし、時間設定後、所定時間(例えば1分)以内に実
行スイッチの操作がないときにも強制終了させ、例えば
全自動モードに戻らせることができる。
【0034】コマンドメニュー部38に「モード1」が
表示されている状態下において、さらに選択スイッチ3
2を操作するか、アップスイッチ33を操作すると、コ
マンドメニュー部38中の表示は「モード2」に移り、
風呂用表示部40中の第二数字表示部42の表示はチャ
ネル番号である「02」に変わる。ここでさらにアップ
スイッチ33を操作すると、コマンドメニュー部38中
の表示は「モード2」のまま、チャネル番号である第二
数字表示部42中の表示が「03」に変わる。さらにア
ップスイッチ33を操作すると、チャネル1である先に
述べたクッキングタイマモードに移り、ダウンスイッチ
34を操作するとチャネル2に戻る。
【0035】これらチャネル2,3関しては、先の浴室
リモコン50について述べた通り、同様のゲーム設定と
することができるので、再説明は最早控える。ただ、浴
室リモコン50においても主リモコン30においても、
チャネル表示については、各モード1,2がそれぞれ複
数の特殊制御モードを有する場合に限り、第三表示部6
3(43)と第二数字表示部62(42)を利用して当
該チャネル表示がなされるようになっていても良い。例
えば、先の例ではモード1はタイマモードを一つのみし
か有さないので、特にチャネル表示をしなくても良く、
対して、モード2は第一種と第二種の数字合わせゲーム
を有するので、コマンドメニュー部58(38)におけ
る当該モード2の表示に加え、チャネル1,2の選択表
示がなされるようになっていても良い。また、数字表示
部に代えて、ディスプレイ51(31)中の絵または図
形表示を数字表示と共に、あるいはこれに代えて、本発
明で提案する特殊制御モードにてのみ使用する情報表示
手段として利用しても良い。換言すれば、給湯、燃焼制
御のために本来的に必要な絵表示または図形表示を、特
殊モード制御時には切り換えて使用しても良い。
【0036】さらに、タイマ制御やゲームに関し、開始
スイッチのみ設けられる場合も、あるいはゲーム開始
後、使用者が操作することにより数字表示に影響を及ぼ
し得るスイッチも併せて設けられる場合にも、それらス
イッチは上記した通り、リモコンに設けられている給湯
及び燃焼制御のための各種スイッチ類を兼用するか、あ
るいは幾つかの当該スイッチ類を定められた組合せで用
いたり、例えば三つ以上のスイッチを同時に操作する等
により、専用のスイッチを設けたと等価な結果を得るこ
とで構成されて良い。もちろん、それぞれ専用のスイッ
チを別途独立に備えさせても良い。
【0037】もちろん、本発明に従う特殊制御モード
は、その稼働中においても、現在実行されているか、新
たに実行された給湯及び燃焼制御は何等損なわないよう
に、ソフト的な配慮で実現される。例えば追焚き中にゲ
ームモードが選択された場合には、通常は追焚きの目標
温度である設定温度が風呂用表示部60中の設定温度表
示部62(第一の数字表示部)に表示される所、既述し
たゲームモードに使用するためのチャネル番号表示等
に、その表示内容自体こそ、切り換わるが、当該設定温
度までの追焚き機能は当然、継続され、また、設定温度
も、表示こそされなくはなるが、マイコン11を含む燃
焼制御装置にて把握されている。自動給湯システムとし
ての他の基本的な機能についても全く同様である。
【0038】
【発明の効果】本発明によると、タイマ機能やゲーム機
能等、本来の給湯、燃焼制御とは無関係な筈の特殊制御
モードを搭載することで、逆に入浴嫌いの子供に興味を
持たせて入浴をさせることができたり、大人であっても
楽しめる入浴環境を形成することができる。さらに、必
要に応じ、リモコンの設置される場所にとってその場で
便利に使用し得る付帯機能を提供でき、商品価値として
も極めて高い遠隔操作型自動給湯システムを市場に供給
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠隔操作型自動給湯システムの一実施
例に使用し得る、浴室リモコンの操作盤面に関する説明
図である。
【図2】本発明方法に適用可能な自動給湯機ないしは自
動給湯システムの一例の概略構成図である。
【符号の説明】 10 自動給湯機本体部分 11 マイクロコンピュータ 20 屋外 21 台所または居間 22 浴室 23 データ伝送ライン 24 浴槽 30 主リモートコントローラ 31 主リモートコントローラ用ディスプレイ 50 浴室リモートコントローラ 51 浴室リモートコントローラ用ディスプレイ 52 選択スイッチ 53 アップスイッチ 54 ダウンスイッチ 55 実行スイッチ 56 取り消しスイッチ 57 呼び出しスイッチ 58 コマンドメニュー部 59 給湯用表示部 60 風呂用表示部 61 現在時刻表示部としての第一の数字表示部 62 設定温度または槽内湯温表示部としての第二の数
字表示部 63 給湯温度表示部としての第三の数字表示部 65 音響発生報知手段としてのブザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−21441(JP,A) 実開 昭60−2766(JP,U) 実開 平2−77539(JP,U)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯及び燃焼制御のためのデータ群を処
    理し、対応的な制御をなす燃焼制御装置を内蔵した給湯
    機本体部分と、該給湯機本体部分に対しデータ伝送ライ
    ンを介して接続し、上記給湯及び燃焼制御に関する指令
    データを発し得るリモートコントローラとを有し、該リ
    モートコントローラには、上記給湯及び燃焼制御に関
    通常の制御モード下で使用する情報または現在時刻を数
    字で表示可能な数字表示部を有するディスプレイが設け
    られている遠隔操作型自動給湯システムであって; 上記リモートコントローラに特殊制御モードに入るため
    指令スイッチとしてのタイマモード指令スイッチと、
    該特殊制御モード下で使用する予定のスイッチとを設
    け;上記タイマモード指令スイッチ が操作されたときには上
    記燃焼制御装置の制御モードを、現在実行されているか
    新たに実行される上記給湯及び燃焼制御を損なうことな
    く上記特殊制御モードとしてのタイマモードとし; 該タイマモード下では、上記ディスプレイの上記数字表
    示部を、上記通常の制御モードにおける上記給湯及び
    燃焼制御に関する情報または現在時刻の数字表示から
    上記予定のスイッチの一つとしてのタイマ稼働指令スイ
    ッチが操作されてから同じく上記予定のスイッチの他の
    一つとしての時間設定スイッチにより設定された時間を
    経過し、タイムアップするまでの経過時間の表示をなし
    得るように切り換えるが上記時間設定スイッチは、上記タイマ稼働指令スイッチ
    が操作された以降においても時間を設定し直すために有
    効としたこと; を特徴とする遠隔操作型自動給湯システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムであって;上記リモートコントローラにはさらに、上記通常の制御
    モード下における上記給湯及び燃焼制御に使用する音響
    発生報知手段が設けられ; 上記タイマモード下では、該音響発生報知手段を上記タ
    イムアップ時に音響を発生する報知手段として使用する
    こと; を特徴とするシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のシステムであっ
    て;上記タイマモード指令スイッチ、上記タイマ稼働指令ス
    イッチ、及び上記時間設定スイッチは、それぞれ、上記
    給湯及び燃焼制御に使用するために上記リモートコント
    ローラに設けられている他のスイッチ群とは別途独立な
    スイッチであること; を特徴とするシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のシステムであっ
    て;上記タイマモード指令スイッチ、上記タイマ稼働指令ス
    イッチ、及び上記時間設定スイッチは、それぞれ、上記
    給湯及び燃焼制御に使用するために上記リモートコント
    ローラに設けられているスイッチ群の中、定められた幾
    つかのスイッチの定められた組合せにより構成されてい
    ること; を特徴とするシステム。
  5. 【請求項5】 給湯及び燃焼制御のためのデータ群を処
    理し、対応的な制御をなす燃焼制御装置を内蔵した給湯
    機本体部分と、該給湯機本体部分に対しデータ伝送ライ
    ンを介して接続し、上記給湯及び燃焼制御に関する指令
    データを発し得るリモートコントローラとを有し、該リ
    モートコントローラには、上記給湯及び燃焼制御に関す
    る通常の制御モード下で使用する情報または現在時刻を
    数字で表示可能な数字表示部を有するディスプレイが設
    けられている遠隔操作型自動給湯システムであって; 上記リモートコントローラに特殊制御モードに入るため
    の指令スイッチとしてのゲームモード指令スイッチと、
    該特殊制御モード下で使用する予定のスイッチとを設
    け; 上記ゲームモード指令スイッチが操作されたときには上
    記燃焼制御装置の制御モードを、現在実行されているか
    新たに実行される上記給湯及び燃焼制御を損なうことな
    く上記特殊制御モードとしてのゲームモードとし; 該ゲームモード下では、上記ディスプレイの上記数字表
    示部を、上記通常の制御モード下における上記給湯及び
    燃焼制御に関する情報または現在時刻の数字表示から、
    上記予定のスイッチの一つとしてのゲーム開始指令スイ
    ッチが操作された後、該ゲームに使用される単数または
    複数の数字の表示をなし得るように切り 換えること; を特徴とする遠隔操作型自動給湯システム。
  6. 【請求項6】 請求項記載のシステムであって;上記リモートコントローラに備えられる予定のスイッチ
    は、上記ゲーム開始指令スイッチの他、使用者がゲーム
    のために使用し得る一つまたは複数のゲーム操作スイッ
    チをも含み; 該ゲーム操作スイッチの操作により、上記数字表示部に
    おける数字表示に影響を与え得ること; を特徴とするシステム。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載のシステムであっ
    て;上記リモートコントローラにはさらに、上記通常の制御
    モード下における上記給湯及び燃焼制御に使用する音響
    発生報知手段が設けられ; 上記ゲームモード下では、該音響発生報知手段を上記ゲ
    ームに使用される数字に関し特定のゲーム結果が実現し
    た場合の報知手段として使用すること; を特徴とするシステム。
  8. 【請求項8】 請求項記載のシステムであって;上記ゲームは上記数字表示部の複数の桁部分を利用し、
    複数の数字を用いた数字合わせゲームであり; 上記ゲーム開始指令スイッチが操作されると該各桁の数
    字が定められた仕方あるいは任意の仕方で変遷し、予定
    の時間を経過した後に各桁の数字がある数字に停止、確
    定すること; を特徴とするシステム。
  9. 【請求項9】 請求項記載のシステムであって;上記リモートコントローラに備えられる予定のスイッチ
    は、上記ゲーム開始指令スイッチの他、使用者がゲーム
    のために使用し得る一つまたは複数のゲーム操作スイッ
    チを含み; 上記ゲームは上記数字表示部の複数の桁部分を利用し、
    複数の数字を用いた数字合わせゲームであり; 上記ゲーム開始指令スイッチが操作されると該各桁の数
    字が定められた仕方あ るいは任意の仕方で変遷し、予定
    の時間を経過した後に各桁の数字がある数字に停止、確
    定する一方で; 上記ゲーム操作スイッチの操作によっても、上記複数桁
    の中、少なくとも一桁分の数字に関しては、該数字が変
    遷している状態から上記停止、確定する状態に移行させ
    得ること; を特徴とするシステム。
  10. 【請求項10】 請求項5,6,7,8または9記載の
    システムであって;上記ゲームモード指令スイッチ及び上記ゲーム開始指令
    スイッチはそれぞれ、上記給湯及び燃焼制御に使用する
    ために上記リモートコントローラに設けられている他の
    スイッチ群とは別途独立なスイッチであること; を特徴とするシステム。
  11. 【請求項11】 請求項5,6,7,8または9記載の
    システムであって;上記ゲームモード指令スイッチ及び上記ゲーム開始指令
    スイッチはそれぞれ、上記給湯及び燃焼制御に使用する
    ために上記リモートコントローラに設けられているスイ
    ッチ群の中、定められた幾つかのスイッチの定められた
    組合せにより構成されていること; を特徴とするシステム。
  12. 【請求項12】 請求項記載のシステムであって;上記一つまたは複数のゲーム操作スイッチはそれぞれ、
    上記給湯及び燃焼制御に使用するために上記リモートコ
    ントローラに設けられている他のスイッチ群とは別途独
    立なスイッチであること; を特徴とするシステム。
  13. 【請求項13】 請求項記載のシステムであって;上記一つまたは複数のゲーム操作スイッチはそれぞれ、
    上記給湯及び燃焼制御に使用するために上記リモートコ
    ントローラに設けられているスイッチ群の中、定められ
    た幾つかのスイッチの定められた組合せにより構成され
    ていること; を特徴とするシステム。
  14. 【請求項14】 請求項8,9,10,11,12また
    は13記載のシステムであって;上記リモートコントローラにはさらに、上記通常の制御
    モード下における上記給湯及び燃焼制御に使用する音響
    発生報知手段が設けられ; 上記ゲームモード下では、上記停止、確定した全ての桁
    の数字がそれぞれ定められた数字になるか、または定め
    られた組合せになった場合、これを当たりとして、該音
    響発生報知手段により報知させること; を特徴とするシステム。
  15. 【請求項15】 請求項5,6,7,8,9,10,1
    1,12,13または14記載のシステムであって;上記ディスプレイはさらに、絵または図形表示部を含
    み; 上記ゲームモード下において上記ゲーム開始指令スイッ
    チが操作された後、上記ディスプレイの上記数字表示部
    に該ゲームに使用される単数または複数の数字の表示が
    なされるのに代えて、該ディスプレイの該絵または図形
    表示部に該ゲームに使用される単数または複数の絵また
    は図形表示がなされること; を特徴とするシステム。
  16. 【請求項16】 請求項5,6,7,8,9,10,1
    1,12,13または14記載のシステムであって;上記ディスプレイはさらに絵または図形表示部を含み; 上記ゲームモード下において上記ゲーム開始指令スイッ
    チが操作された後、上記ディスプレイの上記数字表示部
    に該ゲームに使用される単数または複数の数字の表示が
    なされるのに加え、該ディスプレイの該絵または図形表
    示部にも該ゲームに使用される単数または複数の絵また
    は図形表示がなされること; を特徴とするシステム。
  17. 【請求項17】 請求項15または16記載のシステム
    であって;上記絵または図形表示部は、上記通常の制御モード下に
    おいては上記給湯及び燃焼制御に関する情報の表示部と
    して利用されること; を特徴とするシステム。
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