JPH0741610Y2 - 車室内空気排出装置 - Google Patents

車室内空気排出装置

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JPH0741610Y2
JPH0741610Y2 JP1987136902U JP13690287U JPH0741610Y2 JP H0741610 Y2 JPH0741610 Y2 JP H0741610Y2 JP 1987136902 U JP1987136902 U JP 1987136902U JP 13690287 U JP13690287 U JP 13690287U JP H0741610 Y2 JPH0741610 Y2 JP H0741610Y2
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JP
Japan
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vehicle
opening
communication hole
vehicle interior
duct
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JP1987136902U
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JPS6441417U (ja
Inventor
忠 矢内
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車室内の空気を車外へ流出させる車室内空気
排出装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、車室内の大きさは一般居室に比較して小さいの
で、車室内での喫煙、人間の排出する炭酸ガスや臭気の
点からも換気量を多くとる必要がある。このため、でき
るだけ多量の新鮮な空気を車室内に導入するために、車
速による動圧を利用できる場所に空気導入孔を設けるこ
とは勿論のこと、更に忘れてならなのが空気排出孔であ
り、該空気排出孔は、通常車速によって生ずる車両外側
の負圧部やドアロックピラー等に設けられ、該空気排出
孔には、車室内から車外への空気の流れのみを許容し且
つ雨又は洗車時の水滴やほこり等が車室内に侵入するこ
とを防ぐための車室内空気排出装置が設けられている。
しかしながら、該車室内空気排出装置に於いては、車室
内から車外への空気の流れと逆方向に車外の音、特に走
行時に於ける風切り音等が車室内へ入り込み、車室内の
静粛性を害するという不具合が有った。
従来、こうした不具合を解消すべくなされた車室内空気
排出装置としては、実公昭56−26978号公報に記載され
たようなものが存在する。これは、第4図乃至第6図に
示す如く、ドア1の端面2に対向するドアロックピラー
3に穿設された空気排出孔4に、車室内から車外へ向う
空気流れのみを許容し逆方向の空気流れを阻止するフラ
ップバルブ5が格子状に形成された多数の小口6を開閉
するように各小口6毎に設けられたルーバフレーム7を
嵌合させ、該ルーバフレーム7の車室内側に、該ルーバ
フレーム7の開口部を蔽い且つ車体外板8側に切欠き9
を有する遮音カバー10を設け、該遮音カバー10の前記開
口部に面する側の表面に吸音材11を貼着し、車外から侵
入する音を前記吸音材11によって吸収しようとするもの
である。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前述の如き車室内空気排出装置に於いて
は、風切り音等の騒音は、車外からルーバフレーム7の
開口部を通過する際に1回だけ遮音カバー10表面の吸音
材11に当たって吸収されるのみであり、その後は切欠き
9から車体外板8に当たって車室内に到達するため、騒
音をある程度低減することは可能であるが、必ずしも充
分であるとは言えなかった。
本考案は、斯る実情に鑑み、騒音低減効果をより向上さ
せることのできる車室内空気排出装置を提供としようと
するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、車室内外を仕切るパネル所要位置に穿設され
た空気排出孔に開口して取付けられ、該開口部を開閉可
能なフラップバルブにより車室内から車外への空気の流
れのみを許容する車室内空気排出装置に於いて、前記開
口部車室内側に、該開口部を包含し且つ上方へ所望量だ
け延びるボックス状のダクトを設け、該ダクトの前記開
口部と対向しない面の上側に、前記開口部とずらして連
通孔を穿設し、前記ダクト内面の前記開口部を除く略全
面に吸音材を貼着すると共に、該吸音材の前記連通孔位
置に、該連通孔より僅かに大きいスリットを設けること
により、車室内から車外へ向う空気の流れに対してはダ
クト内側へ傾動して連通孔を開き且つ反対方向の空気の
流れに対しては連通孔を閉じる吸音フラップバルブを形
成した構成を有する。
[作用] 走行時、車外に負圧が生じ、フラップバルブが開口部を
開くと共に、吸音フラップバルブが傾動して連通孔を開
き、車室内の空気が連通孔からダクト内を通り開口部を
経て車外へ吸い出されている状態に於いて、風切り音等
の車外の騒音は、開口部からダクト内に入り、先ず開口
部と対向するダクト内面の吸音材に当たって吸収され減
衰されて拡散し、該拡散した騒音は、ボックス状のダク
ト内面の吸音材に繰返し当たって吸収減衰されているう
ちにほとんどの騒音は消滅し、連通孔から車室内へ入り
込む騒音は極く僅かとなる。
又、停車時等、車室内外に圧力差がほとんどなく、吸音
フラップバルブ及びフラップバルブが、連通孔及び開口
部を夫々閉塞している状態に於いては、車外の騒音は、
走行時に比べ更に車室内に伝わりにくくなり、且つ車外
からの空気の逆流も著しく低減される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図乃至第3図に示す如く、トラックの荷台12前壁の
前方で車室を構成するバックパネル13両端部に夫々空気
排出孔14を穿設し、該空気排出孔14に、車室内外を連通
する開口15を有し車外側に格子状のルーバ16を配設した
ルーバフレーム17を嵌合せしめ、該ルーバフレーム17の
車室内側に、上下多段に分割開口18を形成したフラップ
バルブ支持フレーム19を取付けると共に、該フラップバ
ルブ支持フレーム19の各分割開口18には、車室内から車
外へ向かう空気の流れに対しては車外側へ傾動して分割
開口18を開き反対方向の空気の流れに対しては分割開口
18を閉じるフラップバルブ20を設ける。
前記フラップバルブ支持フレーム19の車室内側には、前
記分割開口18全体を包含し且つ上方へ所望量だけ延びる
ボックス状のダクト21を形成し、該ダクト21の上部に於
けるリヤアウタピラー22と対向する側壁面に、車室内と
通じる矩形状の連通孔23を、前記分割開口18とずらして
穿設する。前記ダクト21内面の前記分割開口18を除く略
全面には、ウレタン等の吸音材24を貼着すると共に、該
吸音材24の前記連通孔23位置に、該連通孔23より僅かに
大きいコの字状のスリット25を設けることにより、車室
内から車外へ向かう空気の流れに対してはダクト21内側
へ傾動して連通孔23を開き反対方向の空気の流れに対し
ては連通孔23を閉じる吸音フラップバルブ26を形成す
る。
尚、27はドアを示している。
次に、該実施例の作動を説明する。
走行時、車外に負圧が生じ、各フラップバルブ20が傾動
して各分割開口18を開くと共に、吸音フラップバルブ26
が傾動して連通孔23を開き、車室内の空気が連通孔23か
らダクト21内を通り各分割開口18を経て車外へ吸い出さ
れている状態に於いて、風切り音等の騒音は、各分割開
口18からダクト21内へ侵入し、先ずダクト21の分割開口
18と相対峙する面に於ける吸音材24に当たり吸収され減
衰されて拡散する。該拡散した騒音は、ボックス状のダ
クト21内面の吸音材24に繰返し当たることになり、その
都度吸収減衰されて大部分の騒音は消滅し、僅かに残っ
た騒音のみが、前記開かれている連通孔23から車室内へ
入り込む。
又、停車時等、車室内外に圧力差がほとんどなく、吸音
フラップバルブ26及び各フラップバルブ20が、連通孔23
及び各分割開口18を夫々閉塞している状態に於いては、
車外の騒音は、走行時に比べ更に車室内に伝わりにくく
なる。
このようにして、分割開口18と対向しない面の上側に分
割開口18とずらして連通孔23を穿設し、且つ分割開口18
を除く内面略全面に吸音材24を貼着したボックス状のダ
クト21を用いたことにより、騒音をダクト21内に閉じ込
める効果が高まることに加え、吸音材24にて連通孔23を
開閉可能な吸音フラップバルブ26を形成したことによ
り、車外からの空気の逆流のみならず、車外からの騒音
の侵入をも著しく低減させることができる。
尚、本考案は、前記実施例にのみ限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲内に於いて種々の変
更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案によれば、開口部と対向しない
面の上側に開口部とずらして連通孔を穿設し、且つ開口
部を除く略全面に吸音材を貼着したボックス状のダクト
を用いたことにより、車外から侵入してくる騒音をダク
ト内に閉じ込める効果が高まることに加え、吸音材にて
連通孔を開閉可能な吸音フラップバルブを形成したこと
により、車外からの空気の逆流のみならず、車外からの
騒音の侵入をも著しく低減させることができ、車室内の
静粛性を向上させることができるという優れた効果を奏
し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図(第3図のI
−I矢視相当図)、第2図は第1図のII−II矢視図、第
3図は本考案の車室内空気排出装置の取付位置の一例を
示す斜視図、第4図は従来例を示す断面図、第5図は第
4図のV−V矢視図、第6図は第5図のVI−VI矢視図で
ある。 13はバックパネル、14は空気排出孔、15は開口、17はル
ーバフレーム、18は分割開口、19はフラップバルブ支持
フレーム、20はフラップバルブ、21はダクト、23は連通
孔、24は吸音材、25はスリット、26は吸音フラップバル
ブを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内外を仕切るパネル所要位置に穿設さ
    れた空気排出孔に開口して取付けられ、該開口部を開閉
    可能なフラップバルブにより車室内から車外への空気の
    流れのみを許容する車室内空気排出装置に於いて、前記
    開口部車室内側に、該開口部を包含し且つ上方へ所望量
    だけ延びるボックス状のダクトを設け、該ダクトの前記
    開口部と対向しない面の上側に、前記開口部とずらして
    連通孔を穿設し、前記ダクト内面の前記開口部を除く略
    全面に吸音材を貼着すると共に、該吸音材の前記連通孔
    位置に、該連通孔より僅かに大きいスリットを設けるこ
    とにより、車室内から車外へ向う空気の流れに対しては
    ダクト内側へ傾動して連通孔を開き且つ反対方向の空気
    の流れに対しては連通孔を閉じる吸音フラップバルブを
    形成したことを特徴とする車室内空気排出装置。
JP1987136902U 1987-09-08 1987-09-08 車室内空気排出装置 Expired - Lifetime JPH0741610Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987136902U JPH0741610Y2 (ja) 1987-09-08 1987-09-08 車室内空気排出装置

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JP1987136902U JPH0741610Y2 (ja) 1987-09-08 1987-09-08 車室内空気排出装置

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Publication Number Publication Date
JPS6441417U JPS6441417U (ja) 1989-03-13
JPH0741610Y2 true JPH0741610Y2 (ja) 1995-09-27

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ID=31397842

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987136902U Expired - Lifetime JPH0741610Y2 (ja) 1987-09-08 1987-09-08 車室内空気排出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624622A (ja) * 1985-06-28 1987-01-10 Nissan Motor Co Ltd 自動車の換気装置

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JPS6441417U (ja) 1989-03-13

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