JPH0714021Y2 - 車室内空気排出装置 - Google Patents

車室内空気排出装置

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JPH0714021Y2
JPH0714021Y2 JP12458888U JP12458888U JPH0714021Y2 JP H0714021 Y2 JPH0714021 Y2 JP H0714021Y2 JP 12458888 U JP12458888 U JP 12458888U JP 12458888 U JP12458888 U JP 12458888U JP H0714021 Y2 JPH0714021 Y2 JP H0714021Y2
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JP
Japan
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vehicle interior
duct
air exhaust
vehicle
opening
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JP12458888U
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JPH0244511U (ja
Inventor
昭市 坂井
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車室内の空気を車外へ流出させる車室内空気
排出装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、車室内の大きさは一般居室に比較して小さいの
で、車室内での喫煙、人間の排出する炭酸ガスや臭気の
点からも換気量を多くとる必要がある。このため、でき
るだけ多量の新鮮な空気を車室内に導入するために、車
速による動圧を利用できる場所に空気導入孔を設けるこ
とは勿論のこと、更に忘れてならないのが空気排出孔で
ある。
第5、6図に示されるようなキャブ1と荷台2とが分離
しているタイプのトラックでは、通常、キャブ1の後部
両側に位置する閉断面のリヤピラー3の背面下部に夫
々、空気排出孔4が穿設され、該空気排出孔4には、車
室内から車外への空気の流れのみを許容し且つ雨又は洗
車時の水滴やほこり等が車室内に侵入することを防ぐた
めの車室内空気排出装置5が設けられている。尚、図
中、6はドア、7はウェザストリップを示している。
前述の如き車室内空気排出装置5としては、最近第3図
及び第4図に示すように、開口8に格子状のルーバ9を
配設したルーバフレーム10に、上下多段に分割開口11を
形成したフラップバルブ支持フレーム12を取付け、該フ
ラップバルブ支持フレーム12の各分割開口11に、車室内
から車外へ向かう空気の流れに対しては車外側へ傾動し
て分割開口11を開き反対方向の空気の流れに対しては分
割開口11を閉じるフラップバルブ13を設け、前記フラッ
プバルブ支持フレーム12に、前記分割開口11全体を包含
し且つ上方へ所要量だけ延びるボックス状のダクト14を
一体に取付け、該ダクト14の上部側壁面及び上部後壁面
に夫々、通気孔15,16を穿設したものが考案されてい
る。
前記車室内空気排出装置5を取付けたトラックに於いて
は、その走行時、車外に負圧が生じ、各フラップバルブ
13が傾動して各分割開口11を開き、車室内の空気がリヤ
ピラー3下部の内板に穿設された連通孔(図示せず)を
介してリヤピラー3内部へ流入し前記通気孔15,16から
ダクト14内を通り各分割開口11を経て車外へ吸い出され
る。この状態に於いて、風切り音等の騒音は、各分割開
口11からダクト14内へ侵入し、先ずダクト14の分割開口
11と相対峙する面に当たり減衰されて拡散し、該拡散し
た騒音は、ボックス状のダクト14内面に繰返し当たるこ
とになり、その都度減衰されて大部分の騒音は消滅し、
僅かに残った騒音のみが、前記通気孔15,16から閉断面
のリヤピラー3内へ入り込み車室内へ伝播していく。
このため、前記車室内空気排出装置5を空気排出孔4に
設ければ、車室内の静粛性向上にかなりの効果が得られ
るわけであるが、更に車室内の静粛性を向上させる目的
から、前記車室内空気排出装置5の取付け時に、前記空
気排出孔4より閉断面のリヤピラー3内へウレタン樹脂
等の発泡体17を詰め込み、該発泡体17の下面を前記ダク
ト14上部で押下上げるようにしながら該ダクト14をリヤ
ピラー3内へ挿入し、ルーバフレーム10を空気排出孔4
に嵌合させることにより、前記風切り音等の騒音が、通
気孔15,16からリヤピラー3内上方即ち乗員の耳元付近
へ伝わることを前記発泡体17にて阻止しようとする試み
がなされている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前述の如くダクト14上部で発泡体17下面
を押し上げて該発泡体17及び車室内空気排出装置5の設
置を行った場合、前記ダクト14上部が発泡体17の下面に
食い込んだ状態となり、通気孔15,16の上部が発泡体17
によって覆い隠されてしまい、設計時の前記通気孔15,1
6面積を確保できなくなり、車室内の空気が車室内空気
排出装置5を介して車外へ排出される際の抵抗が大とな
って換気量が減少するのみならずドア6の閉まり性が低
下する等の不具合が生じていた。
本考案は、斯かる実情に鑑み、風切り音等の騒音の伝播
を阻止するための発泡体によって通気孔が一部遮蔽され
ることを防止し得、車室内の静粛性を向上させ且つ換気
量及びドア閉まり性を確保し得る車室内空気排出装置を
提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は自動車の閉断面のピラーに穿設された空気排出
孔に開口して取付けられ、該開口部を開閉可能なフラッ
プバルブにより車室内から車外への空気の流れのみを許
容する車室内空気排出装置において、前記開口部に、該
開口部を包含し且つ前記ピラー内上方へ所要量だけ延び
るボックス状のダクトを設け、該ダクトの上部に、通気
孔を穿設し、該通気孔の上側に、ひさし状に張出し前記
ダクト直上に設置される遮音用発泡体を支持可能な支持
板を設けたことを特徴とするものである。
[作用] 従って、空気排出孔からピラー内へ遮音用の発泡体をダ
クト上部で押し上げるようにしながら詰め込んでも、通
気孔の上側にひさし状に張出された支持板が、ダクト直
上に位置する遮音用の発泡体を支えるので、該発泡体が
通気孔の上部を覆い隠すことが防止され、該通気孔の開
口面積が確保される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例であり、図中第3
図及び第4図と同一の符号を付した部分は同一物を表わ
している。
第1図及び第2図に示す如く、車室内空気排出装置5の
ダクト14上部に穿設された通気孔15,16の上側に夫々、
ひさし状に張出す支持板18,19を一体的に形成する。
前述の如く構成したので、車室内空気排出装置5を空気
排出孔4に取付ける際には、先ず空気排出孔4からリヤ
ピラー3内へ遮音用の発泡体17を詰め込んだ後、該発泡
体17の下面をダクト14上部で押し上げるようにしながら
該ダクト14をリヤピラー3内へ挿入し、ルーバフレーム
10を空気排出孔4に嵌合させ、リヤピラー3内に於いて
ダクト14の直上に前記発泡体17を位置せしめた状態で車
室内空気排出装置5の取付けを完了する。
この時、前記通気孔15,16の上側には夫々ひさし状の支
持板18,19が張出しているので、前記発泡体17によって
通気孔15,16の上部が覆い隠されてしまうことがなく、
該通気孔15,16の各開口面積は確保され、車室内の空気
の車外への排出にも悪影響を及ぼさず、換気量及びドア
の閉まり性等も低下しない。
又、走行時に於ける風切り音等の騒音は、その大部分は
ボックス状のダクト14内面に繰返し当たることにより減
衰されて消滅し、僅かに残った騒音は前記通気孔15,16
からリヤピラー3内へ出ても発泡体17によって遮断され
乗員の耳元付近へは伝わらず、車室内の静粛性がより向
上する。
尚、本考案の車室内空気排出装置は、上述の実施例にの
み限定されるものではなく、空気排出孔がリヤピラー背
面下部に穿設されキャブと荷台とが分離したタイプのト
ラック以外にも、例えば、前記空気排出孔がセンタピラ
ー側面の上下方向中央部に穿設されている乗用車等にも
適用でき、要は、閉断面のピラーの外板側に空気排出孔
が穿設されている自動車であれば、どのようなものにも
適用できること、等、本考案の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の車室内空気排出装置によ
れば、閉断面のピラー内に空気排出孔から挿入配置され
るダクトの直上位置に遮音用の発泡体を、該発泡体がダ
クト上部の通気孔の一部を覆い隠すことなく、設置する
ことが可能となり、車室内の静粛性を高めることができ
ると共に換気量を確保できドアの閉まり性も阻害しない
という優れた効果を奏し得る
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る車室内空気排出装置の
斜視図、第2図は第1図の車室内空気排出装置の設置状
態を示す側断面図(第1図のII−II断面相当図)、第3
図は最近考案されている車室内空気排出装置の斜視図、
第4図は第3図の車室内空気排出装置の設置状態を示す
側断面図(第3図のIV−IV断面相当図)、第5図はキャ
ブと荷台とが分離しているタイプのトラックの斜視図、
第6図は第5図のVI−VI断面図である。 1はキャブ、2は荷台、3はリヤピラー、4は空気排出
孔、5は車室内空気排出装置、10はルーバフレーム、13
はフラップバルブ、14はダクト、15,16は通気孔、17は
発泡体、18,19は支持板を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の閉断面のピラーに穿設された空気
    排出孔に開口して取付けられ、該開口部を開閉可能なフ
    ラップバルブにより車室内から車外への空気の流れのみ
    を許容する車室内空気排出装置に於いて、前記開口部
    に、該開口部を包含し且つ前記ピラー内上方へ所要量だ
    け延びるボックス状のダクトを設け、該ダクトの上部
    に、通気孔を穿設し、該通気孔の上側に、ひさし状に張
    出し前記ダクト直上に設置される遮音用発泡体を支持可
    能な支持板を設けたことを特徴とする車室内空気排出装
    置。
JP12458888U 1988-09-22 1988-09-22 車室内空気排出装置 Expired - Lifetime JPH0714021Y2 (ja)

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JP12458888U JPH0714021Y2 (ja) 1988-09-22 1988-09-22 車室内空気排出装置

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JP12458888U JPH0714021Y2 (ja) 1988-09-22 1988-09-22 車室内空気排出装置

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Publication Number Publication Date
JPH0244511U JPH0244511U (ja) 1990-03-27
JPH0714021Y2 true JPH0714021Y2 (ja) 1995-04-05

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