JPH074133U - 自動車の吸気取入構造 - Google Patents

自動車の吸気取入構造

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JPH074133U
JPH074133U JP3262293U JP3262293U JPH074133U JP H074133 U JPH074133 U JP H074133U JP 3262293 U JP3262293 U JP 3262293U JP 3262293 U JP3262293 U JP 3262293U JP H074133 U JPH074133 U JP H074133U
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radiator
snow
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seal board
intake
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英樹 田中
大之 中島
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉雪等の侵入を回避しつつ、新気を取込む。 【構成】 ラジエータ1の前方に位置するフロントグリ
ル8の延長フィン部8aが、シールボード5の先端位置
と略同一位置まで車体後方に延びる。そして、吸気口9
aを通じて雪が吸入されるのを防止する。エアコン・コ
ンデンサ3とシュラウドアッパ4との間に形成される通
路空間を通じて雪風をラジエータ1に案内する。ラジエ
ータ1の熱で雪を溶解する。車体後方に向かって延びる
フロントバンパー11の遮蔽部11aによって、バンパ
ー開口等を通じて流入して垂直上方に上昇する雪や水の
侵入を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラジエータの上部に配設されたシュラウドアッパに、車体前方に延 出するシールボードが設けられた自動車の吸気取入構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば実開平2−139357号公報に記載されるように、自動車前部に位置 するラジエータの上部に吸気口を開口し、該吸気口を通じて吸気するものは知ら れている。そして、このようなものでは、通常、フロントグリルからの流入空気 、及びフロントバンパーからの流入空気に対して、雪や水を遮蔽する目的でシー ルボードが装設され、新気を確保するため、シールボードに複数個の孔が開設さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記シールボードの孔を通じて粉雪等が侵入し、エアクリーナが詰 まってしまうという課題がある。
【0004】 本考案は、粉雪等の侵入を回避しつつ、新気を取込むことができる自動車の吸 気取入構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ラジエータの上部に配設されたシュラウドアッパに、車体前方に延 出するシールボードが設けられた自動車の吸気取入構造を前提とする。
【0006】 請求項1の考案は、上記ラジエータの前方に位置するフロントグリルのフィン 部が、上記シールボードの先端位置と略同一位置まであるいは重複する位置まで 車体後方に延びている構成とする。
【0007】 そして、請求項2の考案においては、フロントグリルのフィン部の後方にエア コン・コンデンサが配設され、該エアコン・コンデンサとシュラウドアッパとの 間に通路空間が形成されている。
【0008】 請求項3の考案においては、フロントグリルの下方に位置するフロントバンパ ーの上部に、車体後方に向かって延びる遮蔽部が形成されている。
【0009】 請求項4の考案においては、シールボードは、ラジエータの前面に沿って下方 に屈曲した湾曲部を有する。
【0010】
【作用】
請求項1の考案によれば、ラジエータの前方に位置するフロントグリルのフィ ン部が、上記シールボードの先端位置と略同一位置まで車体後方に延び、吸気口 を通じて雪が吸入されるのが防止される。
【0011】 請求項2の考案によれば、エアコン・コンデンサとシュラウドアッパとの間に 形成される通路空間を通じてラジエータに案内され、ラジエータの熱で雪が溶解 される。
【0012】 請求項3の考案によれば、車体後方に向かって延びる遮蔽部によって、バンパ ー開口等の流入して垂直上方に上昇する雪や水の侵入が防止される。
【0013】 請求項4の考案によれば、ラジエータの前面に沿って下方に屈曲したシールボ ードの湾曲部によって雪風が滞留せしめられ、その滞留した雪風の中の雪がラジ エータの熱によって水滴化され、雪の侵入が防止される。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に説明する。
【0015】 概略構成を示す図1〜図3において、1は自動車の車体2の前部に配設される ラジエータで、その前方にエアコン・コンデンサ3が配設されている。ラジエー タ1は、その上部がシュラウドアッパ4に取付けられ、該シュラウドアッパ4の 上側に車体前方に先端部が延出するシールボード5が設けられている一方、下部 は、車幅方向に延びるクロスメンバ6に取付固定されている。そして、クロスメ ンバ6より車体前方に突設された1対のブラケット7,7によってエアコン・コ ンデンサ3の下端部が支持されている。尚、シールボード5は、車幅方向におい てラジエータ1よりも外側まで延びている。
【0016】 エアコン・コンデンサ3の前方、従ってラジエータ1の前方に位置するフロン トグリル8の上縁部の延長フィン部8aが、上記シールボード5の先端位置と略 同一位置まで車体後方に延びている。よって、シールボード5の先端縁部が、上 下方向において、フロントグリル8の延長フィン部8aの後端縁部に覆い被さる ように配設され、前後方向において略同一位置に達している。シールボード5の 先端部とフロントグリル8の延長フィン部8aとの間に形成される車体幅方向の 開口9は、吸気ダクト10の吸気口10aよりも車幅方向において長く、その開 口面積も大きく設定されている。
【0017】 また、シールボード5(シュラウドアッパ4)とラジエータ1上部との間はシ ール材11によってシールされており、フロントグリル8の延長フィン部8aと 、エア・コンデンサ3とは、上下方向において、フロントグリル8の延長フィン 部8aよりもエア・コンデンサ3の上部の方が低くなるように構成され、正面か らの走行風が直接ラジエータ1に当たるようになっている。
【0018】 上記エアコン・コンデンサ3は、フロントグリル8の延長フィン部8aの後方 に位置し、該エアコン・コンデンサ3とシュラウドアッパ4との間に通路空間1 2が形成されている。
【0019】 上記フロントグリル8の下方に位置するフロントバンパー13の上部に、車体 2の後方に向かって延びる遮蔽部13aが形成されている。14はエンジンで、 該エンジン1より吸気ダクト10が延びている。15はエアクリーナ、16はエ ッドランプ部である。
【0020】 上記のように構成すれば、フロントグリル8から流入した雪風は、延長フィン 部7aの規制を受けて真直ぐにラジエータ1のフィンの方向に導かれる。一方、 エンジンの吸入空気は、フロントグリル8の延長フィン部8aの下方を流れる雪 風の一部を負荷の量に応じて吸入する。
【0021】 ところが、雪は空気に対して質量を有するため、フィンの下方から上方に引張 られず、ラジエータ1のフィンに直接当たり、ラジエータ1の熱により溶解する 。この現象は、吸入空気量、車速に大きく影響するが、一般的には空気量を必要 とする領域は、車速の増大と共に増すため、フィン下流の流速が高まることから 、雪の質量エネルギも高まり、より後方へ行き易くなることから、吸気側へも引 張り難くなる。
【0022】 また、フロントバンパー11の遮蔽部11aによって、フロントバンパー11 の開口から流入して垂直方向に上昇する雪や水の防止も図られる。
【0023】 上記実施例では、シールボード5の先端縁部が、上下方向において、フロント グリル8の延長フィン部8aの後端縁部に覆い被さるように配設され、前後方向 において略同一位置に達するようになっているが、それらをさらに延長してラッ プするように構成することもできる。
【0024】 上記実施例では、シールボード5は、ラジエータ1の前方で若干下方に変位し ているが、図4に示すように、ラジエータ1の前面に沿って大きく屈曲した湾曲 部を有するようにシールボード5Aを構成することもできる。即ち、シールボー ド5Aが、シュラウドアッパ4Aに取付けられ後方に延びる上側部分5aと、該 上側部分5aの前縁部から下方にラジエータ1の前面に沿うように湾曲して延び る湾曲部5bと、該湾曲部5bの下縁より水平方向前方に延びフロントグリル8 Aの上端部に接続される下側部分5cとを有し、下側部分5cに開孔5dが形成 されている。このようにすれば、開孔5dより侵入してきた雪風中の雪は湾曲部 5bに堆積され、ラジエータ1の熱によって溶解され、雪が吸気ダクト10の吸 気口10aから侵入するのが防止される。
【0025】
【考案の効果】
請求項1の考案は、上記のように、ラジエータの前方に位置するフロントグリ ルのフィン部が、上記シールボードの先端位置と略同一位置又はラップする位置 まで車体後方に延びるようにしているので、吸気口を通じて雪が吸入されるのを 防止することができる。
【0026】 請求項2の考案は、エアコン・コンデンサとシュラウドアッパとの間に形成さ れる通路空間を通じて雪風をラジエータに案内するようにしているので、ラジエ ータの熱で雪を溶解することができる。
【0027】 請求項3の考案は、車体後方に向かって延びるフロントバンパーの遮蔽部によ って、バンパー開口等を通じて流入し垂直上方に上昇する雪風の侵入を防止する ことができる。
【0028】 請求項4の考案は、ラジエータの前面に沿って下方に屈曲したシールボードの 湾曲部によって雪風を滞留させて、ラジエータの熱によって水滴化し、雪の侵入 を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の吸気取入構造を示す概略縱断面図であ
る。
【図2】同概略平面図である。
【図3】自動車前部の斜視図である。
【図4】変形例についての概略縱断面図である。
【符号の説明】
1 ラジエータ 3 エアコン・コンデンサ 4 シュラウドアッパ 5 シールボード 8 フロントグリル 8a 延長フィン部 13 フロントバンパー 13a 遮蔽部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータの上部に配設されたシュラウ
    ドアッパに、車体前方に延出するシールボードが設けら
    れた自動車の吸気取入構造において、 上記ラジエータの前方に位置するフロントグリルのフィ
    ン部が、上記シールボードの先端位置と略同一位置まで
    あるいは重複する位置まで車体後方に延びていることを
    特徴とする自動車の吸気取入構造。
  2. 【請求項2】 フロントグリルのフィン部の後方にエア
    コン・コンデンサが配設され、該エアコン・コンデンサ
    とシュラウドアッパとの間に通路空間が形成されている
    ところの請求項1記載の自動車の吸気取入構造。
  3. 【請求項3】 フロントグリルの下方に位置するフロン
    トバンパーの上部に、車体後方に向かって延びる遮蔽部
    が形成されているところの請求項1記載の自動車の吸気
    取入構造。
  4. 【請求項4】 シールボードは、ラジエータの前面に沿
    って下方に屈曲した湾曲部を有するところの請求項1記
    載の自動車の吸気取入構造。
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