JP3345062B2 - 自動車の空気取入装置 - Google Patents

自動車の空気取入装置

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JP3345062B2
JP3345062B2 JP33380992A JP33380992A JP3345062B2 JP 3345062 B2 JP3345062 B2 JP 3345062B2 JP 33380992 A JP33380992 A JP 33380992A JP 33380992 A JP33380992 A JP 33380992A JP 3345062 B2 JP3345062 B2 JP 3345062B2
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JP
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air intake
opening
cooling air
scoop
air
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敏峰 森野
幸一郎 島田
克己 坂根
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Mazda Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のボンネットに
設置され、ボンネット上面に沿って流れる空気を取り入
れる自動車の空気取入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車高が低くされるにつれ
て、フロントグリル面積が小さくなる等の理由から、フ
ロントグリルから吸入する空気量が不足する場合など
に、ボンネットの上面に開口を開設するとともに、該開
口を覆って前方を開口したエアスクープを設け、ボンネ
ット上面に沿って流れる空気をエンジンルーム内に取り
入れることが行われている。例えば、実開昭60− 72323
号公報に記載されたものは、ラジエータを冷却する強制
ファンを設けたエンジンルームの上部を覆うボンネット
に、強制ファン上部の負圧部に位置させて換気口(開
口)を開設し、該換気口を覆って前方に開口したエアス
クープを設け、エアスクープ開口と換気口の前端との間
に邪魔板を立設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の空気取入装置においては、エアスクープ先端の開口
から流入した空気の流れがスムーズではなく、ボンネッ
トの開口からエンジンルーム内流入する空気量が不足す
るという問題があった。例えば、車高を低くするために
エンジン上の空間が小さく、インタークーラをエンジン
とバッテリとの間に設置する等のレイアウトを採用して
インタークーラを車体前後方向にインタークーラの長手
方向を一致させた縦置きに設置した車両においては、ボ
ンネットに開設するインタークーラ冷却空気を導入する
開口が車体前後方向を長辺とする長方形となり、開口全
体から均一に冷却空気を導入するためにはエアスクープ
を高くしてエアスクープ開口の高さを増大させ、開口後
部へ導く空気量を確保しなくてはならないという問題が
あった。また、インタークーラは、冷却空気を導入する
開口の周縁から垂下してインタークーラに連結されたシ
ールラバーで空気流路が形成されるから、ボンネット内
側面との間に所定の距離が必要となり、インタークーラ
の設置スペースを確保することが困難であるという問題
があった。
【0004】本発明の目的は、ボンネットに設けられる
エアスクープの高さを増すことなく冷却空気取入用開口
からエンジンルームに導入される空気量を十分に確保す
るとともに、インタークーラの設置スペースを確保する
ことのできる自動車の空気取入装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の自動車の空気取入装置は、その長手方向を車
体前後方向に略一致させて縦置きされたインタークーラ
をエンジンルーム内に備えた自動車において、ボンネッ
トのインタークーラに対応した位置に冷却空気取入用開
口を開設し、該冷却空気取入用開口を覆って前端が開口
したエアスクープを設け、冷却空気取入用開口がエアス
クープに対して車幅方向にオフセットさせてエアスクー
プ開口幅を冷却空気取入用開口の車幅方向寸法より長く
するとともに、エアスクープ裏面に冷却空気取入用開口
のエアスクープに対するオフセットと反対側のエアスク
ープ開口端から冷却空気取入用開口の後端に達するガイ
部材を設けてエアスクープ開口端から冷却空気取入用
開口の後端に達するガイド部材を設けることにより、エ
アスクープ開口から取り入れられた冷却空気が冷却空気
取入用開口の全体にわたって均一に流入し、縦置きのイ
ンタークーラの後端にも十分な冷却空気が導入されるか
ら、エアスクープ高さを高くする必要がなく、エアスク
ープ開口の車幅方向寸法を増すことで十分なエアスクー
プ開口面積を確保できる。なお、ガイド部材としては、
エアスクープ裏面に突出させて形成したリブを用いると
良い。また、冷却空気取入用開口の周縁をボンネット上
面から高く形成すると共に、該周辺部の裏面にシールラ
バーの一端が接合されることにより、エンジンルーム内
にインタークーラ設置スペースを確保できる。
【0006】
【実施例】第1実施例を図に基づいて説明すると、図2
において、自動車1のボンネット2に設けられた冷却空
気取入口を覆うエアスクープ3が設けられ、エアスクー
プ3は自動車1の前方に向けて開口するエアスクープ開
口30を備えている。図3及び図4に示すように、エン
ジンルーム内において、エンジン4とバッテリ5との間
にインタークーラ6が、その長手方向を車体前後方向に
略一致させて縦置きに配置されており、エアスクープ3
は、インタークーラ6に対応する冷却空気取入用開口1
1を覆って、更に車幅方向の一方に延びている、即ちエ
アスクープ3の中心線に対してインタークーラ6及び冷
却空気取入用開口11の中心線が車幅方向にずれて配設
されている。冷却空気取入用開口11の周縁部11Aの
裏面に、冷却空気取入用開口11と略同形断面を備えた
シールラバー12の一端が接合され、シールラバー12
の他端は、インタークーラ6のフレーム61に接合され
る。なお、7はエアクリーナ、8はクラッチシリンダ、
9はサスタワー、10はフロントバンパである。
【0007】図5において、ボンネット2はボンネット
アウタ21とボンネットインナ22とが接合されて形成
され、冷却空気取入用開口11の周縁部11Aは、ボン
ネットアウタ21に冷却空気取入用開口11より大きな
開口を設け、該開口縁に合わせてボンネットインナ22
を上方に折曲した傾斜面221の上端からボンネットア
ウタ21の上面と略平行に延長し、ボンネットアウタ2
1の上面から高さhをもって形成されている。冷却空気
取入用開口11の前端の周縁部11Aを覆ってガーニッ
シュ13が設けられ、滑らかな空気流路を形成してい
る。エアスクープ3は、エアスクープガーニッシュ31
をボンネット2の上面に取り付けて形成され、図1に示
すように、裏面にエアスクープ開口30端から冷却空気
取入用開口11の後端に斜めに達するリブ32が下方に
突設され、取入空気のガイド部材として設けられてい
る。
【0008】上記構成により、エアスクープ開口30か
ら取り入れられた冷却空気が冷却空気取入用開口11の
全体にわたって均一に流入し、縦置きのインタークーラ
6の後端にも十分な冷却空気が導入されるから、エアス
クープ3を高くする必要がなく、エアスクープ開口30
の車幅方向寸法を増すことで十分なエアスクープ開口の
開口面積即ち空気取入面積を確保できる。また、冷却空
気取入用開口11の前端の周縁部11Aをボンネットア
ウタ21の上面から高さhの位置に形成することによ
り、インタークーラ6の設置スペースを確保することが
でき、シールラバー12の接続が容易になる。
【0009】図6を参照して第2実施例を説明すると、
ボンネットアウタ41とボンネットインナ42とが接合
されて成るボンネット40において、インタークーラ6
の設置位置に対応する冷却空気取入用開口11を開設
し、冷却空気取入用開口11の直前のボンネットインナ
42にエンジンルーム内に突出する段部43を形成し、
段部43上に該段部43に合致して段部を備えたエアス
クープガーニッシュ44を配設し、エアスクープガーニ
ッシュ44の前端上面をボンネットアウタ41に連続さ
せ、後端を冷却空気取入用開口11の前縁111A上に
重合させる。
【0010】エアスクープ50は、ボンネットアウタ4
1を切り起こして形成した即ちボンネットアウタ41に
連続したエアスクープアウタ51と、ボンネットインナ
42が冷却空気取入用開口11の後端から延長してエア
スクープアウタ51の裏面に延設されて、エアスクープ
開口501から取り入れられた空気を冷却空気取入用開
口11に導くエアガイド52が形成されており、エアス
クープ開口501近くのエアスクープアウタ51裏面に
車幅方向に延びる開放側にフランジを備えた略凹字形断
面のエアスクープレインフォースメント53を配設し、
エアスクープレインフォースメント53の前側フランジ
531端部周りに、エアスクープアウタ51の先端54
が下方に巻き込んだヘミング加工が施されている。
【0011】この構成により、エアスクープ50の高さ
を増すことなく、エアスクープ開口501の空気取入面
積を大きくすることができるとともに、エアスクープ5
0の先端を薄く形成することができるから、空気の流通
抵抗を著しく低減させることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら、以下に述べるとおりの効果を奏する。エアスクープ
開口幅を冷却空気取入用開口の車幅方向寸法より長くす
るとともに、エアスクープ裏面にエアスクープ開口端か
ら冷却空気取入用開口の後端に達するリブ等のガイド部
材を設けることにより、エアスクープ開口から取り入れ
られた冷却空気が冷却空気取入用開口の全体にわたって
均一に流入し、縦置きのインタークーラの後端にも十分
な冷却空気が導入されるから、エアスクープ高さを高く
する必要がなく、エアスクープ開口の車幅方向寸法を増
すことで十分なエアスクープ開口面積を確保できる。ま
た、冷却空気取入用開口の周縁をボンネット上面から高
く形成することにより、エンジンルーム内にインターク
ーラ設置スペースを確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図2】 本発明を適用する自動車の斜視図である。
【図3】 本発明を適用する自動車のエンジンルーム内
概略配置図である。
【図4】 図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】 本発明の第1実施例を示す図2におけるV−
V線断面図である。
【図6】 本発明の第2実施例を示す図2におけるV−
V線断面図である。
【符号の説明】
2 ボンネット、3 エアスクープ、6 インタークー
ラ 11 冷却空気取入用開口、32 リブ(ガイド部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−58030(JP,U) 実開 昭63−200661(JP,U) 実開 昭59−13635(JP,U) 実開 昭61−43584(JP,U) 実開 昭60−72323(JP,U) 実開 昭64−9816(JP,U) 実開 昭63−168118(JP,U) 実開 昭60−66586(JP,U) 実開 平2−128685(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 11/00 - 11/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦置きされたインタークーラをエンジン
    ルーム内に備えた自動車において、ボンネットのインタ
    ークーラに対応した位置に冷却空気取入用開口を開設
    し、該冷却空気取入用開口を覆って前端が開口したエア
    スクープを設け、冷却空気取入用開口がエアスクープに
    対して車幅方向にオフセットするようにエアスクープ開
    口幅を冷却空気取入用開口の車幅方向寸法より長くする
    とともに、エアスクープ裏面に冷却空気取入用開口のエ
    アスクープに対するオフセットと反対側のエアスクープ
    開口端から冷却空気取入用開口の後端に達するガイド部
    材を設けることを特徴とする自動車の空気取入装置。
  2. 【請求項2】 ガイド部材がエアスクープ裏面に形成し
    たリブであることを特徴とする請求項1記載の自動車の
    空気取入装置。
  3. 【請求項3】 冷却空気取入用開口の周縁部をボンネッ
    ト上面より高く形成すると共に、該周辺部の裏面にシー
    ルラバーの一端が接合されたことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の自動車の空気取入装置。
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JP4678498B2 (ja) * 2005-06-27 2011-04-27 アイシン精機株式会社 可動グリルシャッタ装置
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