JPH0741032U - Tスタッドに対するクリップ取付け構造 - Google Patents

Tスタッドに対するクリップ取付け構造

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JPH0741032U
JPH0741032U JP6859093U JP6859093U JPH0741032U JP H0741032 U JPH0741032 U JP H0741032U JP 6859093 U JP6859093 U JP 6859093U JP 6859093 U JP6859093 U JP 6859093U JP H0741032 U JPH0741032 U JP H0741032U
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stud
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JP6859093U
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晴久 神谷
静男 松山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Tスタッドに対してクリップ本体を取付ける
ための作業性を向上させるとともに、クリップ本体を繰
り返して使用することも可能とする。 【構成】 所定箇所に固定されているTスタッド52に
対してクリップ本体10が軸方向に関して抜け止めされ
た状態で取付けられるクリップ取付け構造であって、前
記クリップ本体10に対してTスタッド52の挿入可能
に形成されたスタッド挿入孔12と、同じくクリップ本
体10に対して前記スタッド挿入孔12の内径を拡開で
きるように形成されたスリット14と、クリップ本体1
0の一部に形成され、そこに外力を加えることによって
前記スタッド挿入孔12の内径を拡開させる方向へクリ
ップ本体10を弾性変形させることが可能な操作部(連
結部)と、前記スタッド挿入孔12の内周部においてT
スタッド52のヘッド54と軸方向に関して係合可能に
形成された係合部16と、この係合部16におけるTス
タッド52の挿入側に形成されたテーパ状の案内面17
とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワイヤハーネスなどを止めるクリップを例えば車両のボディパネル に固定されているTスタッドに取付けるためのTスタッドに対するクリップ取付 け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のクリップ取付け構造としては、例えばクリップ本体の平板形状 の部分にTスタッドのヘッドが挿通させられる大径孔と、このヘッドの挿通不能 な小径孔とを相互に連通させた通称「だるま孔」を備えたものがある。このクリ ップ本体の取付けにあたっては、まず大径孔にTスタッドのヘッドを挿通させ、 ついでクリップ本体をスライドさせることによってTスタッドの軸部を小径孔に 移動させる。これによってクリップ本体はTスタッドに対して抜け止めされた状 態で取付けられる。 また別の構造例としては、クリップ本体がTスタッドの挿入可能な円筒状に形 成されているとともに、その内周部にTスタッドのヘッドと係合可能な係合部を 備えた形式のものがある。そしてこの係合部は、Tスタッドを挿入することによ ってそのヘッドを通過させるように弾性変形し、その後はヘッドに対して係合状 態に保持される。これによって前記のものと同様にクリップ本体はTスタッドに 対して抜け止めされた状態となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
クリップ本体に前記の「だるま孔」が設けられた構造においては、前述したよ うにクリップ本体の大径孔に対するTスタッドの挿通及びこのTスタッドの軸部 を小径孔へ移動させるといった二動作によらなければクリップ本体を取付けるこ とができず、作業性が悪い。 また前記円筒形状のクリップ本体を用いた場合は、Tスタッドの挿入時に前記 係合部を弾性変形させているため、挿入抵抗が大きくなって作業性が悪く、かつ クリップ本体を取り外す必要が生じた場合にはクリップ本体を破壊しなければな らない。
【0004】 本考案の技術的課題は、クリップ本体のスタッド挿入孔にTスタッドを挿入す るだけで、このTスダッドに対するクリップ本体の取付けを可能とし、また必要 に応じてクリップ本体をTスタッドから取り外せることとし、これによってクリ ップ本体を取付けるための作業性を向上させるとともに、クリップ本体を繰り返 して使用することも可能とすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案のTスタッドに対するクリップ取付け構造 はつぎのように構成されている。 すなわち所定箇所に固定されているTスタッドに対してクリップ本体が軸方向 に関して抜け止めされた状態で取付けられるTスタッドに対するクリップ取付け 構造であって、前記クリップ本体に対してTスタッドの挿入可能に形成されたス タッド挿入孔と、同じくクリップ本体に対して前記スタッド挿入孔の内径を拡開 できるように形成されたスリットと、クリップ本体の一部に形成され、そこに外 力を加えることによって前記スタッド挿入孔の内径を拡開させる方向へクリップ 本体を弾性変形させることが可能な操作部と、前記スタッド挿入孔の内周部にお いてTスタッドのヘッドと軸方向に関して係合可能に形成された係合部と、この 係合部におけるTスタッドの挿入側に形成されたテーパ状の案内面とを備えてい る。
【0006】
【作用】
この構成によれば、クリップ本体の前記スタッド挿入孔に対してTスタッドを 挿入させると、このTスタッドのヘッドが前記係合部の案内面に当たり、このヘ ッドと案内面との作用によって前記スタッド挿入孔の内径を拡開させながらTス タッドが挿入される。そしてTスタッドのヘッドが案内面に沿って進み、係合部 を乗り越えた時点でスタッド挿入孔が元の径に戻り、この係合部とヘッドとが係 合する。これによってクリップ本体はTスタッドにしっかりと取付けられたこと となる。 またTスタッドからクリップ本体を取り外す必要がある場合は、このクリップ 本体の前記操作部に外力を加えることにより、前記スタッド挿入孔の内径を拡開 できる。したがって前記係合部とTスタッドのヘッドとの係合が解除され、クリ ップ本体をTスタッドから簡単に取り外すことができる。
【0007】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。 実施例1 図1にクリップ本体10の一部が平面図で示され、図2に図1のA−A線断面 図が示されている。また図3はクリップ本体10をその下面側から見た斜視図で ある。このクリップ本体10は樹脂材などで平板状に成形されており、その一部 には上下面に貫通したスタッド挿入孔12が形成されている。なおクリップ本体 10において図示が省略されている部分はワイヤハーネスなどをクランプできる 構成となっている。 また図2で示されている車両などののボディパネル50には、クリップ本体1 0を取付けるためのTスタッド52が固定されている。
【0008】 前記クリップ本体10のほぼ中央部には、その端面から前記スタッド挿入孔1 2の中心を通過して所定の位置まで連続するスリット14が形成されている。こ のスリット14により、クリップ本体10はスタッド挿入孔12の内径を拡開さ せるように弾性変形可能である。 またクリップ本体10の端面には、前記スリット14の開口端を跨ぐアーチ形 状の連結部20が一体に形成されている。この連結部20も弾性を有し、その中 間部をクリップ本体10の端面側へ押すことにより、スタッド挿入孔12の内径 を拡開させる方向へクリップ本体10が強制的に弾性変形させられる。したがっ て本実施例では、この連結部20がスタッド挿入孔12の内径を強制的に拡開さ せるための操作部となっている。
【0009】 前記スタッド挿入孔12には、後で説明するように前記Tスタッド52が挿入 されるのであり、このTスタッド52が挿入される側のスタッド挿入孔12の内 周部には径方向に突出した係合部16が一体に形成されている。この係合部16 においてTスタッド52が挿入される側の面(下面)は、このTスタッド52の ヘッド54が当たって案内されるテーパ状の案内面17となっており、かつこの 案内面17とは反対側の面(上面)はヘッド54と係合する係合面18となって いる。
【0010】 前記構成においてクリップ本体10を前記Tスタッド52に取付ける場合、こ のクリップ本体10のスタッド挿入孔12に対してTスタッド52を挿入させる と、最初に図4(A)で示すようにTスタッド52のヘッド54が前記係合部1 6の案内面17に当たる。この後、ヘッド54が案内面17のテーパ状に沿って 移動することによってスタッド挿入孔12の内径が拡開され、Tスタッド52の ヘッド54が係合部16を乗り越えた時点でスタッド挿入孔12が図4(B)で 示すように元の径に戻る。これによって係合部16の前記係合面18とヘッド5 4とが係合し、クリップ本体10がTスタッド52に取付けらる。
【0011】 さてTスタッド52からクリップ本体10を取り外す場合は、図5で示すよう にクリップ本体10に形成されている前記連結部(操作部)20の中間部に外力 Fを加えることにより、スタッド挿入孔12の内径が強制的に拡開される。した がって前記係合部16の係合面18とTスタッド52のヘッド54との係合が解 除され、クリップ本体10をTスタッド52から取り外すことができる。
【0012】 実施例2 図6に円筒形状のクリップ本体30の実施例が斜視図で示されている。また図 7にクリップ本体30の平面図が示され、図8にその正面図が示され、図9に断 面図が示されている。 これらの図面で示すように本実施例のクリップ本体30は、樹脂材などにより 一端部(上端部)にフランジ42を備えた円筒状に形成されており、その内孔が スタッド挿入孔32となっている。そしてこのクリップ本体30における周壁の 一部には、前記フランジ42も含めて上下の両端面間にわたってスリット34が 形成されている。ただしこのスリット34の一部は連結部40によって結合され ている。また前記フランジ42と反対側のスタッド挿入孔32の内周部には、実 施例1と同形状の係合部36が一体に形成されている。
【0013】 本実施例においても、前記スタッド挿入孔32に対して図1及び図9で示すT スタッド52を挿入させると、このTスタッド52のヘッド54が前記係合部3 6の案内面37に沿って移動し、これによってスタッド挿入孔32の内径が拡開 される。そしてTスタッド52のヘッド54が係合部36を乗り越えることでス タッド挿入孔32が元の径に戻り、この係合部36の係合面38とヘッド54と が係合する。 また図10で示すように前記スリット34の両側において前記フランジ42に 外力Fを加えることにより、クリップ本体30がスタッド挿入孔32の内径を拡 開させるように弾性変形する。これによって前記係合部36の係合面38とTス タッド52のヘッド54との係合が解除され、クリップ本体30をTスタッド5 2から取り外すことができる。つまり本実施例では、前記フランジ42がスタッ ド挿入孔32の内径を強制的に拡開させるための操作部となっている。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、クリップ本体の取付け作業はそのスタッド挿入孔にTスタッ ドをまっすぐに挿入するだけでよく、また必要に応じてクリップ本体を簡単に取 り外すことができ、作業性の向上が図れるとともにクリップ本体を繰り返して使 用できて経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリップ本体の一部を表した平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】クリップ本体をその下面側から見た斜視図であ
る。
【図4】クリップ本体の取付け時の状態を表した断面図
である。
【図5】クリップ本体の取外し時の状態を表した平面図
である。
【図6】実施例2のクリップ本体をTスタッドと共に表
した斜視図である。
【図7】実施例2のクリップ本体を表した平面図であ
る。
【図8】実施例2のクリップ本体を表した正面図であ
る。
【図9】実施例2のクリップ本体を表した断面図であ
る。
【図10】実施例2のクリップ本体の取外し時の状態を
表した正面図である。
【符号の説明】
10,30 クリップ本体 12,32 スタッド挿入孔 14,34 スリット 16,36 係合部 17,37 案内面 20,42 操作部 52 Tスタッド 54 ヘッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定箇所に固定されているTスタッドに
    対してクリップ本体が軸方向に関して抜け止めされた状
    態で取付けられるTスタッドに対するクリップ取付け構
    造であって、 前記クリップ本体に対してTスタッドの挿入可能に形成
    されたスタッド挿入孔と、同じくクリップ本体に対して
    前記スタッド挿入孔の内径を拡開できるように形成され
    たスリットと、クリップ本体の一部に形成され、そこに
    外力を加えることによって前記スタッド挿入孔の内径を
    拡開させる方向へクリップ本体を弾性変形させることが
    可能な操作部と、前記スタッド挿入孔の内周部において
    Tスタッドのヘッドと軸方向に関して係合可能に形成さ
    れた係合部と、この係合部におけるTスタッドの挿入側
    に形成されたテーパ状の案内面とを備えていることを特
    徴としたTスタッドに対するクリップ取付け構造。
JP1993068590U 1993-12-22 1993-12-22 Tスタッドに対するクリップ取付け構造 Expired - Lifetime JP2607094Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004508513A (ja) * 2000-09-07 2004-03-18 ポールストラ シーアールシー クリップばめ連結手段用の防振取付け装置およびこの取付け装置を備えた乗物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004508513A (ja) * 2000-09-07 2004-03-18 ポールストラ シーアールシー クリップばめ連結手段用の防振取付け装置およびこの取付け装置を備えた乗物

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