JPH074090Y2 - スローアウェイチップ - Google Patents
スローアウェイチップInfo
- Publication number
- JPH074090Y2 JPH074090Y2 JP1989119436U JP11943689U JPH074090Y2 JP H074090 Y2 JPH074090 Y2 JP H074090Y2 JP 1989119436 U JP1989119436 U JP 1989119436U JP 11943689 U JP11943689 U JP 11943689U JP H074090 Y2 JPH074090 Y2 JP H074090Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- rake face
- central land
- land portion
- ridge line
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B27/00—Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
- B23B27/22—Cutting tools with chip-breaking equipment
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B27/00—Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
- B23B27/14—Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material
- B23B27/141—Specially shaped plate-like cutting inserts, i.e. length greater or equal to width, width greater than or equal to thickness
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B29/00—Holders for non-rotary cutting tools; Boring bars or boring heads; Accessories for tool holders
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B26—HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
- B26D—CUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
- B26D1/00—Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2200/00—Details of cutting inserts
- B23B2200/08—Rake or top surfaces
- B23B2200/085—Rake or top surfaces discontinuous
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2200/00—Details of cutting inserts
- B23B2200/20—Top or side views of the cutting edge
- B23B2200/204—Top or side views of the cutting edge with discontinuous cutting edge
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2200/00—Details of cutting inserts
- B23B2200/32—Chip breaking or chip evacuation
- B23B2200/323—Chip breaking or chip evacuation by chip breaking depressions
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T407/00—Cutters, for shaping
- Y10T407/23—Cutters, for shaping including tool having plural alternatively usable cutting edges
- Y10T407/235—Cutters, for shaping including tool having plural alternatively usable cutting edges with integral chip breaker, guide or deflector
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T407/00—Cutters, for shaping
- Y10T407/24—Cutters, for shaping with chip breaker, guide or deflector
- Y10T407/245—Cutters, for shaping with chip breaker, guide or deflector comprising concave surface in cutting face of tool
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、チップブレーカを改良して仕上げ切削にお
ける切屑処理性を向上させたスローアウェイチップに関
する。
ける切屑処理性を向上させたスローアウェイチップに関
する。
機械加工の省人化、無人化の進展に伴なって、切削加工
における切屑処理の重要性が増して来ている。即ち、切
込みの小さい仕上げ切削では切屑が長く延び出すことが
多く、これがロボットハンドによるワークや工具の着脱
を妨げたり、搬送コンベアに詰まったりして無人化運転
に支障を来す。
における切屑処理の重要性が増して来ている。即ち、切
込みの小さい仕上げ切削では切屑が長く延び出すことが
多く、これがロボットハンドによるワークや工具の着脱
を妨げたり、搬送コンベアに詰まったりして無人化運転
に支障を来す。
ところが、この支障は、仕上げ切削においては、被削材
の表面粗さや寸法精度も厳しく要求されることが多いた
め、簡単には取除くことができない。
の表面粗さや寸法精度も厳しく要求されることが多いた
め、簡単には取除くことができない。
例えば、切屑の切断を第一義に考えると、ブレーカ壁を
刃先先端にできるだけ近づけ、無理矢理に切屑をカール
分断させる方法がる。しかし、この場合には被削材にい
わゆる「むしれ」やビビリが発生し、表面粗度の低下を
招くし、切削抵抗が増大して寸法精度、工具寿命にも悪
く影響を及ぼす。
刃先先端にできるだけ近づけ、無理矢理に切屑をカール
分断させる方法がる。しかし、この場合には被削材にい
わゆる「むしれ」やビビリが発生し、表面粗度の低下を
招くし、切削抵抗が増大して寸法精度、工具寿命にも悪
く影響を及ぼす。
これから判るように、無人運転の仕上げ切削では上述し
た２つの問題の解決策を両立させなければならないが、
小径ボーリング加工等の仕上げに採用されている現状の
ブレーカは、第９図に示す平行砥ぎ付けのブレーカ11、
第10図に示す斜め砥ぎ付けのブレーカ12、金型成形で全
周に溝付けした第11図の如きブレーカ13或いは同様に金
型成形で突起をつけたブレーカなどであったため、上述
の要求を満たすに至っていない。
た２つの問題の解決策を両立させなければならないが、
小径ボーリング加工等の仕上げに採用されている現状の
ブレーカは、第９図に示す平行砥ぎ付けのブレーカ11、
第10図に示す斜め砥ぎ付けのブレーカ12、金型成形で全
周に溝付けした第11図の如きブレーカ13或いは同様に金
型成形で突起をつけたブレーカなどであったため、上述
の要求を満たすに至っていない。
切屑の処理は、切断が望めない場合、なるべく小さくカ
ールさせ、からみつかない方向へ安定させて流出させる
のが最も好ましい方法である。排出がスムーズである
程、切削抵抗の増加が少なく切削中のいわゆるビビリも
抑えられて高精度加工が望める。
ールさせ、からみつかない方向へ安定させて流出させる
のが最も好ましい方法である。排出がスムーズである
程、切削抵抗の増加が少なく切削中のいわゆるビビリも
抑えられて高精度加工が望める。
この観点か従来ブレーカを見た場合、第９図及び第11図
のタイプでは流出方向の強制効果が無く、ブレーカを乗
越えた切屑の流出先が不安定になる。
のタイプでは流出方向の強制効果が無く、ブレーカを乗
越えた切屑の流出先が不安定になる。
また、第10図のブレーカは、同図（ｂ）に示すように、
すくい面４の傾きに対応して流出方向に前下りのθの傾
斜角を有しているので流出切屑の案内効果を持つがθを
大きくすると切刃強度が低下するため許容されるθの上
限が小さく、切屑の流れの確実なコントロールは望めな
い。
すくい面４の傾きに対応して流出方向に前下りのθの傾
斜角を有しているので流出切屑の案内効果を持つがθを
大きくすると切刃強度が低下するため許容されるθの上
限が小さく、切屑の流れの確実なコントロールは望めな
い。
そこで、この考案はブレーカを工夫して前述の好ましい
切屑処理を実現することを課題としている。
切屑処理を実現することを課題としている。
この考案は、上記の課題を解決するため、第10図の如き
斜め砥ぎ付けのブレーカと、これもブレーカとして働く
楕円球凹部とを組合わせる。具体的には、 コーナ部のすくい面を中央陸部から段落ちさせてすくい
面と中央陸部との間にブレーカ壁を生じさせ、このブレ
ーカ壁が中央陸部と交わる稜線はノーズアール部の位置
で交わる２つの直線切刃の一方に対してチップの平面視
でα°傾け、さらに、上記すくい面は、上記稜線に添っ
てその稜線との交差角が小さい方の切刃側で面位置が次
第に下がるように中央陸部の面と平行な基準線に対して
チップ厚み方向にθ°傾けてあるスローアウェイチップ
を前提にしてこのチップの上記すくい面と中央陸部の双
方にまたがる位置に、楕円の軸心（長軸）がチップの平
面視では上記稜線と平行でチップ厚み方向にはすいく面
と同じ方向に上記基準線から少なくともθ0°（＞θ
°）傾いている楕円球凹部を、すくい面を掘り下げる深
さにして設ける。
斜め砥ぎ付けのブレーカと、これもブレーカとして働く
楕円球凹部とを組合わせる。具体的には、 コーナ部のすくい面を中央陸部から段落ちさせてすくい
面と中央陸部との間にブレーカ壁を生じさせ、このブレ
ーカ壁が中央陸部と交わる稜線はノーズアール部の位置
で交わる２つの直線切刃の一方に対してチップの平面視
でα°傾け、さらに、上記すくい面は、上記稜線に添っ
てその稜線との交差角が小さい方の切刃側で面位置が次
第に下がるように中央陸部の面と平行な基準線に対して
チップ厚み方向にθ°傾けてあるスローアウェイチップ
を前提にしてこのチップの上記すくい面と中央陸部の双
方にまたがる位置に、楕円の軸心（長軸）がチップの平
面視では上記稜線と平行でチップ厚み方向にはすいく面
と同じ方向に上記基準線から少なくともθ0°（＞θ
°）傾いている楕円球凹部を、すくい面を掘り下げる深
さにして設ける。
なお、楕円球凹部は流出方向前方（すくい面の位置が低
くなる側）の切刃を切欠く位置に設けもよい。
くなる側）の切刃を切欠く位置に設けもよい。
すくい面を通過した切屑は楕円球凹部内に進入してこの
凹部の曲面で歪みを受け、カールする。そのカールは、
凹部曲面が円弧面であること、本来のブレーカ壁よりも
切刃から遠く離れた位置で歪を与えることにより確実
に、しかもスムーズに行われ、切屑を無理に切断する場
合に不可避の切削抵抗の増加、ビビリが起こらず、面粗
度、寸法精度の低下につながらない。
凹部の曲面で歪みを受け、カールする。そのカールは、
凹部曲面が円弧面であること、本来のブレーカ壁よりも
切刃から遠く離れた位置で歪を与えることにより確実
に、しかもスムーズに行われ、切屑を無理に切断する場
合に不可避の切削抵抗の増加、ビビリが起こらず、面粗
度、寸法精度の低下につながらない。
また、ブレーカ壁を含めてすくい面が切屑の流出方向に
向かって前下りに傾斜しており、楕円球凹部も長軸の傾
きθ0がθ0＞θの関係にあるため、切屑が斜面下方（第
３図の右側方向）に強制的に誘導されて流出する。
向かって前下りに傾斜しており、楕円球凹部も長軸の傾
きθ0がθ0＞θの関係にあるため、切屑が斜面下方（第
３図の右側方向）に強制的に誘導されて流出する。
上述したように、すくい面の傾き角θは切刃強度の面か
ら上限を大きくすることができないが、楕円球凹部の長
軸をθ0に傾ければ切刃強度の低下を生じさせずにθを
大きくしたのと同様の状況を作り出すことができ、この
ことによって従来チップよりも切屑処理性を良くするお
とが可能となる。
ら上限を大きくすることができないが、楕円球凹部の長
軸をθ0に傾ければ切刃強度の低下を生じさせずにθを
大きくしたのと同様の状況を作り出すことができ、この
ことによって従来チップよりも切屑処理性を良くするお
とが可能となる。
なお、本出願人は、段落ちしたすくい面に類似の楕円球
凹部を設けることを実開昭63-113502号で提案している
がこれと比較しても本願チップの方が切屑の流れはスム
ーズである。
凹部を設けることを実開昭63-113502号で提案している
がこれと比較しても本願チップの方が切屑の流れはスム
ーズである。
上記の先願チップは凹部をすくい面に設けているので、
長く延び出そうとする薄い切屑を進入させてカールさせ
るにはその凹部を切刃に充分に近づける必要がある。こ
れに対し、本願チップは、凹部を中央陸部にまたがらせ
ており、中央陸部側の凹部の立ち上り量が大きいため、
前者よりも凹部の位置を切刃から遠去けることができ
る。また、凹部の立ち上りも前者より滑らかにすること
ができる。切屑を切刃から遠く離れた位置で無理なくカ
ールさせてスムーズに流出させるほど切削抵抗の増加は
少なく、切削中のビビリも発生し難い。従って、高精度
加工に関する効果は本願チップの方が高くなる。
長く延び出そうとする薄い切屑を進入させてカールさせ
るにはその凹部を切刃に充分に近づける必要がある。こ
れに対し、本願チップは、凹部を中央陸部にまたがらせ
ており、中央陸部側の凹部の立ち上り量が大きいため、
前者よりも凹部の位置を切刃から遠去けることができ
る。また、凹部の立ち上りも前者より滑らかにすること
ができる。切屑を切刃から遠く離れた位置で無理なくカ
ールさせてスムーズに流出させるほど切削抵抗の増加は
少なく、切削中のビビリも発生し難い。従って、高精度
加工に関する効果は本願チップの方が高くなる。
本出願人が実開昭64-12705号公報で提案しているスロー
アウェイチップも、本考案品と似るところがあるが、同
公報に示すクレータ状の凹部は切屑を安定してカールさ
せることを目的としたものであって、すくい面の傾きを
実質的に大きくして切屑の排出をよりスムーズにすると
云う本考案の技術思想を持ち合わせていない。
アウェイチップも、本考案品と似るところがあるが、同
公報に示すクレータ状の凹部は切屑を安定してカールさ
せることを目的としたものであって、すくい面の傾きを
実質的に大きくして切屑の排出をよりスムーズにすると
云う本考案の技術思想を持ち合わせていない。
第１図乃至第８図に基いてこの考案の実施例を説明す
る。第１図の１はスローアウェイチップ、２はすくい面
と側面の交差稜で形成される直線切刃であり、隣接切刃
２、２が交わるコーナ部にはノーズアール部３を形成し
てある。４は中央部５から段落ちさせてチップの各コー
ナ部に設けたすくい面であり、この面から立ち上るブレ
ーカ壁７と中央陸部５とが交わる稜線８は送り方向前方
に位置させる切刃２に対し、第１図の平面視でα°（こ
の値は10°以上がよい）の傾きを有している。
る。第１図の１はスローアウェイチップ、２はすくい面
と側面の交差稜で形成される直線切刃であり、隣接切刃
２、２が交わるコーナ部にはノーズアール部３を形成し
てある。４は中央部５から段落ちさせてチップの各コー
ナ部に設けたすくい面であり、この面から立ち上るブレ
ーカ壁７と中央陸部５とが交わる稜線８は送り方向前方
に位置させる切刃２に対し、第１図の平面視でα°（こ
の値は10°以上がよい）の傾きを有している。
また、すくい面４は、稜線８に添ってその稜線との交差
角が大きい方の切刃２側から交差角が小さい方の切刃２
側に行くに従って面位置に次第に下がるように中央陸部
の面と平行な基準線Ｃに対してチップ厚み方向にθ°傾
いている。
角が大きい方の切刃２側から交差角が小さい方の切刃２
側に行くに従って面位置に次第に下がるように中央陸部
の面と平行な基準線Ｃに対してチップ厚み方向にθ°傾
いている。
６はチップコーナ角の２等分点を含む位置において、す
くい４と中央陸部５の双方にまたがるように設置した楕
円球凹部である。
くい４と中央陸部５の双方にまたがるように設置した楕
円球凹部である。
この凹部６の楕円球の長軸は、チップの平面視では稜線
８と平行にしてある。また、チップの厚み方向にはθよ
りも大きなθ0の傾きをもたせてある。
８と平行にしてある。また、チップの厚み方向にはθよ
りも大きなθ0の傾きをもたせてある。
次に７と６の２者で構成されるブレーカの作用を述べ
る。
る。
仕上げ切屑においては、切込みが極めて小さいため、第
４図に示すように、ノーズアール部３近傍から切屑Ａが
発生し、その切屑がチップコーナ角の２等分線上に進
む。
４図に示すように、ノーズアール部３近傍から切屑Ａが
発生し、その切屑がチップコーナ角の２等分線上に進
む。
この切屑は、すくい面４を通過して前方に控える楕円球
凹部６内に進入し、６の曲面で歪をうけて確実にカール
する。また、カールした切屑は、凹部６の長軸がθ0の
角度でチップの厚み方向に傾いているため、６の面に案
内されて図の場合、送り方向（第４図矢印方向）後方に
向けて順次流れ出ていく。
凹部６内に進入し、６の曲面で歪をうけて確実にカール
する。また、カールした切屑は、凹部６の長軸がθ0の
角度でチップの厚み方向に傾いているため、６の面に案
内されて図の場合、送り方向（第４図矢印方向）後方に
向けて順次流れ出ていく。
第５図は、この考案の第２実施例である。これは、楕円
球凹部６がすくい面４の位置が低くなる側の切刃２を切
欠いており、切屑流出方向の強制案内効果がより高い。
従って、送りが大きい場合、即ち、切屑が厚くて強い案
内力が求められる場合に効果的である。
球凹部６がすくい面４の位置が低くなる側の切刃２を切
欠いており、切屑流出方向の強制案内効果がより高い。
従って、送りが大きい場合、即ち、切屑が厚くて強い案
内力が求められる場合に効果的である。
第６図は、一方の切刃に対する稜線８の傾きα及びすく
い面の傾きθと、楕円球凹部６のθ0の傾きの方向を第
１図とは逆にしたものである。
い面の傾きθと、楕円球凹部６のθ0の傾きの方向を第
１図とは逆にしたものである。
ボーリング加工の対象孔が第７図のような止まり孔であ
れば、切屑の孔の入口側に流出させるが、第８図のよう
な貫通孔の場合、図のように出口側に流した方が加工後
の面を切屑で傷つけることがなくて好ましい。第６図
は、この切屑形態を考えたもので、この場合のαは100
°以下がよい。
れば、切屑の孔の入口側に流出させるが、第８図のよう
な貫通孔の場合、図のように出口側に流した方が加工後
の面を切屑で傷つけることがなくて好ましい。第６図
は、この切屑形態を考えたもので、この場合のαは100
°以下がよい。
なお、θの値は切刃強度を損わない範囲で設定する。θ
が小さな値に制限されても、この考案では凹部６のθ以
上の傾斜角度をもった面が有効に働くので、切屑の流出
方向は充分に安定する。
が小さな値に制限されても、この考案では凹部６のθ以
上の傾斜角度をもった面が有効に働くので、切屑の流出
方向は充分に安定する。
なお、この考案の適用対象は図示の三角形チップに限定
されない。
されない。
以上説明したように、この考案は、コーナ部のすくい面
と中央陸部の境界部に、ブレーカ壁とその壁の一部を除
去してすくい面から中央陸部に至る楕円球凹部とから成
る組合せブレーカを設け、楕円球凹部の長軸にθよりも
大きい角度θ0の傾きを付けることにより刃先強度を低
下させずにすくい面の傾きを実質的に大きくしたのと同
様の状態を作り出して切屑を確実にしかもスムーズにカ
ールさせ、さらに、これを一定方向に安定して流出させ
ることを可能ならしめたので、加工精度等を悪化させず
に切屑のからみつき等のトラブルを無くすことが可能で
あり、小径ボーリング加工など、仕上げ切削の分野で利
用すると効果的である。
と中央陸部の境界部に、ブレーカ壁とその壁の一部を除
去してすくい面から中央陸部に至る楕円球凹部とから成
る組合せブレーカを設け、楕円球凹部の長軸にθよりも
大きい角度θ0の傾きを付けることにより刃先強度を低
下させずにすくい面の傾きを実質的に大きくしたのと同
様の状態を作り出して切屑を確実にしかもスムーズにカ
ールさせ、さらに、これを一定方向に安定して流出させ
ることを可能ならしめたので、加工精度等を悪化させず
に切屑のからみつき等のトラブルを無くすことが可能で
あり、小径ボーリング加工など、仕上げ切削の分野で利
用すると効果的である。
第１図はこの考案の一実施例の平面図、第２図は同図の
Ｉ−Ｉ線に沿った断面図、第３図は同じくII-II線に沿
った断面図、第４図は作用説明図、第５図及び第６図は
他の実施例の要部を示す平面図、第７図及び第８図は、
ボーリングの加工形態を示す線図、第９図（ａ）、第10
図（ａ）、第11図（ａ）はいずれも従来チップの平面
図、第９図（ｂ）は同図（ａ）のIII-III線部の断面
図、第10図（ｂ）は同図（ａ）のIV-IV線部の、第10図
（ｃ）は同じくＶ−Ｖ線部の各断面図、第11図（ｂ）は
同図（ａ）のVI-VI線部の断面図である。 １……スローアウェイチップ、２……直線切刃、３……
ノーズアール部、４……すくい面、５……中央陸部、６
……楕円球凹部、７……ブレーカ壁。
Ｉ−Ｉ線に沿った断面図、第３図は同じくII-II線に沿
った断面図、第４図は作用説明図、第５図及び第６図は
他の実施例の要部を示す平面図、第７図及び第８図は、
ボーリングの加工形態を示す線図、第９図（ａ）、第10
図（ａ）、第11図（ａ）はいずれも従来チップの平面
図、第９図（ｂ）は同図（ａ）のIII-III線部の断面
図、第10図（ｂ）は同図（ａ）のIV-IV線部の、第10図
（ｃ）は同じくＶ−Ｖ線部の各断面図、第11図（ｂ）は
同図（ａ）のVI-VI線部の断面図である。 １……スローアウェイチップ、２……直線切刃、３……
ノーズアール部、４……すくい面、５……中央陸部、６
……楕円球凹部、７……ブレーカ壁。
Claims (1)
- 【請求項１】コーナ部のすくい面４を中央陸部５から段
落ちさせてすくい面と中央陸部との間にブレーカ壁７を
生じさせ、このブレーカ壁が中央陸部と交わる稜線８は
ノーズアール部３の位置で交わる２つの直線切刃２、２
の一方に対してチップの平面視でα°傾け、さらに、上
記すくい面４は、上記稜線８に添ってその稜線との交差
角が小さい方の切刃２側で面位置が次第に下がるように
中央陸部５の面と平行な基準線Ｃに対してチップ厚み方
向にθ°傾けてあるスローアウェイチップにおいて、上
記すくい面４と中央陸部５の双方にまたがる位置に、楕
円球凹部６を、すくい面４を堀り下げる深さにして設
け、その凹部の楕円球の長軸がチップの平面視では稜線
８と平行でチップ厚み方向にはすくい面４と同じ方向に
上記基準線Ｃからθ°よりも大きい角度θ0°傾いてい
ることを特徴とするスローアウェイチップ。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989119436U JPH074090Y2 (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | スローアウェイチップ |
| KR1019900015976A KR930001106B1 (ko) | 1989-10-11 | 1990-10-08 | 드로우이 웨이팁 |
| DE69008988T DE69008988T2 (de) | 1989-10-11 | 1990-10-09 | Wegwerf-Schneideeinsatz. |
| ES90119346T ES2053049T3 (es) | 1989-10-11 | 1990-10-09 | Inserto desechable. |
| EP90119346A EP0422586B1 (en) | 1989-10-11 | 1990-10-09 | Throw away insert |
| US07/596,085 US5096338A (en) | 1989-10-11 | 1990-10-11 | Throw away insert |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989119436U JPH074090Y2 (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | スローアウェイチップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0359106U JPH0359106U (ja) | 1991-06-11 |
| JPH074090Y2 true JPH074090Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=14761377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989119436U Expired - Lifetime JPH074090Y2 (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | スローアウェイチップ |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5096338A (ja) |
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