JPH0740320Y2 - アルミニウム製放熱体 - Google Patents

アルミニウム製放熱体

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JPH0740320Y2
JPH0740320Y2 JP1989008569U JP856989U JPH0740320Y2 JP H0740320 Y2 JPH0740320 Y2 JP H0740320Y2 JP 1989008569 U JP1989008569 U JP 1989008569U JP 856989 U JP856989 U JP 856989U JP H0740320 Y2 JPH0740320 Y2 JP H0740320Y2
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radiator
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JP1989008569U
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弘貴 柴田
隆幸 安武
宣昭 郷
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えば正特性サーミスタ発熱体用の放熱体
として使用されるようなアルミニウム製放熱体、とくに
アルミニウム薄板からなる帯状の2枚の平板間にコルゲ
ートフィンが介在されてろう付け一体化された型式の放
熱体に関する。
なお、この明細書においてアルミニウムの語はその合金
を含む意味において用いられる。
従来の技術 正特性サーミスタ発熱体用の放熱体は、第3図に示すよ
うに、一端に電極取付用端子(40)が延設された帯状の
第1平板(10)と、これに所定間隙を隔てて平行状に配
置された同じく帯状の第2平板(20)と、これら両平板
(10)(20)間に介在状態に配置されてろう付け一体化
されたコルゲートフィン(30)とを備えて構成され、第
1平板(10)に正特性サーミスタ素子を接触状態に固着
して使用されるものである(例えば特開昭61−17351号
公報参照)。
上記第1平板(10)はその電極取付用端子(40)と反対
側の端部がコルゲートフィン(30)側に折り曲げられ、
また第2平板(20)はその一端部が同じくコルゲートフ
ィン(30)側に折り曲げられており、これら両折曲縁部
(10a)(20a)がそれぞれコルゲートフィン(30)の端
面に沿接するものとなされている。
而して、上記放熱器の組立は、上記両平板(10)(20)
間に、予め所定長さに設定されたコルゲートフィン(3
0)を介在させ、該フィン(30)の両端面に前記各折曲
縁部(10a)(20a)をそれぞれ沿接せしめることにより
行われる。かかる組立作業における各部材相互の位置決
めは、前記折曲縁部(10a)(20a)の係止作用により容
易に行うことができて好都合である。
考案が解決しようとする課題 ところが、上記コルゲートフィン(30)は長さ方向に伸
縮しやすいものであるため、組立作業時等に若干の伸縮
を伴うのが常である。もし、コルゲートフィン(30)が
所定長さより短い場合には、第4図(イ)に示すよう
に、第2平板(20)の端部が第1平板(10)の端部より
はみだしてしまう。逆に長い場合には、第4図(ロ)に
示すように、第1平板(10)の端部が第2平板(20)の
端部よりはみだし、電極取付用孔部(40a)が塞がり、
電極が取付けられなくなる。このようなことにより組立
作業時に、コルゲートフィン(30)を引き伸しあるいは
押し縮めることにより所定長さとなるように正確に調整
しなければならず、その調整作業が面倒であり、組立作
業能率の低下を招くと同時に、品質的にバラ付きを生ず
る虞があった。
また第1平板(10)は電極が取付けられるものであこと
より所定の強度が要求され、一般に第2平板(20)より
厚肉状のものが用いられ、しかもその電極取付用端子
(40)は一枚の帯状平板材の一端部の両側を切欠くこと
により形成されるものであるため、材料の歩留まりが悪
いという難をも有するものであった。
而して、この考案は、上記の問題点を解消すべくなされ
たもので、材料の歩留まりが良好であり、容易に組立・
製造しえ、しかも品質に優れたアルミニウム製放熱体を
提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記の目的において、この考案は、互いに分離独立した
それぞれ帯状のアルミニウム製薄板からなる第1平板と
第2平板とが、相互間にコルゲートフィンを介在させて
平行状に配設された状態で、それぞれ前記フィンにろう
付一体化されてなるアルミニウム製放熱体において、 前記第1平板は、その両端部が第2平板側に折り曲げら
れて対向する一対の折曲縁部を有するものとなされる一
方、 前記第2平板は、前記第1平板の両折曲縁部相互間隔に
相当する長さとなるように、該第2平板の少なくとも一
端部が第1平板側に折り曲げられて折曲縁部を有するも
のとなされ、 前記フィンの両端面に前記第1平板の対向する一対の折
曲縁部がそれぞれ沿接されると共に、該フィンの一端面
に前記第2平板の折曲縁部が沿接されてなることを特徴
とするアルミニウム製放熱体を要旨とするものである。
実施例 以下、この考案を第1図および第2図に示す実施例に基
づいて説明する。
図示実施例にかかる放熱体(A)は、互いに平行状に配
置された第1平板(1)と第2平板(2)とそれらの間
に介在されたコルゲートフィン(3)とよりなる。
上記第1平板(1)は、帯状のアルミニウム薄板からな
るもので、第1図および第2図に示すように、その一端
中央部に上記平板(1)より幅狭状の電極取付用端子
(4)が延設されている。そして更にこの第1平板
(1)は、その両端部がそれぞれ直角に折り曲げられ、
両端に折曲縁部(1a)(1b)を有するものとなされてい
る。この折曲縁部(1a)(1b)は、コルゲートフィン
(3)を仮組付けする際におけるその位置決めおよび仮
止め用として設けえられたものであり、第1平板(1)
の両端に有することが必要である。電極取付用端子
(4)側における折曲縁部(1a)(1a)は、帯状のアル
ミニウム板素材の一端部の両側を切り欠いて前記電極取
付用端子(4)を形成する際に、予め折曲縁部(1a)
(1a)に相当する部分を切り欠かずに残しておき、これ
を折曲することにより形成されている。この折曲縁部
(1a)は上記実施例のように電極取付用端子(4)の両
側に有することが望ましいが、一側にのみ有するもので
あっても良い。また上記電極取付用端子(4)の基端部
には電極取付用孔(4a)が穿設されている。
前記第2平板(2)は、上記第1平板(1)より若干薄
肉状の帯状アルミニウム薄板からなるもので、第1図に
示すように、上記第1平板(1)の両折曲縁部(1a)
(1b)相互間隔に相当する長さとなるように、その一端
部が直角に折り曲げられ、一端に折曲縁部(2a)を有す
るものとなされている。この折曲縁部(2a)は、第2平
板(2)のフィン(3)に対する位置決め用として作用
するものである。なお、この第2平板(2)の折曲縁部
(2a)も第1平板(1)と同様に両端に形成しても良
い。
而して、この放熱器(A)は次のような手順に従って製
造される。先ず、第1平板(1)にコルゲートフィン
(3)を沿接させ、該フィン(3)の両端面を第1平板
(1)の両端の折曲縁部(1a)(1b)に係止せしめる。
これによりコルゲートフィン(3)の第1平板(1)に
対する位置決めおよび仮止めが完了される。従って、従
来のように面倒なフィン(3)の長さ調整をする必要は
ない。次いで、上記のように第1平板(1)に組付けら
れたコルゲートフィン(3)に、第2平板(2)を沿接
せしめ、該平板(2)をスライドさせてその折曲縁部
(2a)を前記フィン(3)の端面に沿接せしめる。この
とき該平板(2)は、その長さが第1平板(1)の両折
曲縁部相互間隔に相当するものであることより、該第2
平板(2)の他端が第1平板(1)の端部からはみ出し
たりする不都合はない。これにより放熱器(A)の仮組
立が完了される。
そして、上記の組立状態を保持しつつ、これにフラック
ス、好ましくはフッ化物系フラックスを塗布したのち、
N2ガス等の不活性ガス雰囲気または真空雰囲気等の非酸
化性雰囲気に調整した炉中において加熱し、前記両平板
(1)(2)とコルゲートフィン(3)との一括一挙ろ
う付けを行い、所期する放熱体(A)を得る。
上記ろう付けは、コルゲートフィン(3)または前記両
平板(1)(2)にアルミニウム・ブレージングシート
を用いることにより、それにクラッドされているろう材
を溶融して行うのが有利である。また、ろう付けに用い
るフラックスは、ろう付け後において腐蝕性の残渣を残
さないフッ化物系のフラックス、即ちKFとAlF3の共晶組
成からなる錯体物、例えばKAlF4とK3AlF6の共晶混合
物、あるいはKFとKAlF4の共晶混合を用いることが望ま
しい。即ち、このようなフラックスを用いることによ
り、ろう付け後においてフラックス残渣の除去のために
洗浄を行う必要性を排除し得る。
この考案によって製造される上記のような放熱体(A)
は、上記第1平板(1)に正特性サーミスタ素子を接触
状態に設けることにより、正特性サーミスタ発熱体用の
放熱部材として使用されるものである。
考案の効果 この考案は、上述のように、第1平板は、その両端部が
第2平板側に折り曲げられて対向する一対の折曲縁部を
有するものとなされる一方、第2平板は、前記第1平板
の両折曲縁部相互間隔に相当する長さとなるように、該
第2平板の少なくとも一端部が第1平板側に折り曲げら
れて折曲縁部を有するものとなされ、前記フィンの両端
面に前記第1平板の対向する一対の折曲縁部がそれぞれ
沿接されると共に、該フィンの一端面に前記第2平板の
折曲縁部が沿接されてなるものであるから、これらの組
立に際して、第1平板にコルゲートフィンを沿接状態に
配置すると共に、その両端を上記平板の両端の折曲縁部
に係止せしめ、かつ上記フィンに第2平板を沿接せし
め、その折曲縁部を上記フィンの端面に沿接せしめるよ
うに配設することにより仮組立を完了することができ
る。。このため仮組立に際して、従来行われていたよう
な面倒なフィン長さの調整を不要とし、組立作業能率の
向上を図ることができ、益々生産性の向上によるコスト
ダウンの実現をはかることができる。加えて上記折曲縁
部の係止作用により各構成部材の位置決めを容易かつ確
実に行うことができるので、不良品の発生を大巾に削減
することができ品質の良好な製品を提供することができ
る。
また、第1平板の一端部に電極取付用端子を延設状態に
設ける場合、上記取付用端子を形成する際に従来切り欠
いていた部分を利用して上記折曲縁部とすることによ
り、第1平板として第2平板より厚肉状の素材を使用す
る場合には特に、材料の歩留まりを向上しうると共に、
コルゲートフィンを仮組付けする際にこれをしっかりと
保持せしめることができ、いよいよ組立作業を容易なも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は組立製
作後の放熱体の全体斜視図、第2図は第1平板の全体斜
視図、第3図および第4図は従来例を示すもので、第3
図は第1図に対応する全体斜視図、第4図(イ)(ロ)
は側面図である。 (A)…放熱体、(1)…第1平板、(2)…第2平
板、(1a)(1b)(2a)…折曲縁部、(3)…コルゲー
トフィン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに分離独立したそれぞれ帯状のアルミ
    ニウム製薄板からなる第1平板(1)と第2平板(2)
    とが、相互間にコルゲートフィン(3)を介在させて平
    行状に配設された状態で、それぞれ前記フィン(3)に
    ろう付一体化されてなるアルミニウム製放熱体におい
    て、 前記第1平板(1)は、その両端部が第2平板側に折り
    曲げられて対向する一対の折曲縁部(1a)(1b)を有す
    るものとなされる一方、 前記第2平板(2)は、前記第1平板(1)の両折曲縁
    部(1a)(1b)相互間隔に相当する長さとなるように、
    該第2平板(2)の少なくとも一端部が第1平板側に折
    り曲げられて折曲縁部(2a)を有するものとなされ、 前記フィン(3)の両端面に前記第1平板(1)の対向
    する一対の折曲縁部(1a)(1b)がそれぞれ沿接される
    と共に、該フィン(3)の一端面に前記第2平板(2)
    の折曲縁部(2a)が沿接されてなることを特徴とするア
    ルミニウム製放熱体。
JP1989008569U 1989-01-27 1989-01-27 アルミニウム製放熱体 Expired - Lifetime JPH0740320Y2 (ja)

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