JP3040058U - ヒートシンク - Google Patents

ヒートシンク

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JP3040058U
JP3040058U JP1997000692U JP69297U JP3040058U JP 3040058 U JP3040058 U JP 3040058U JP 1997000692 U JP1997000692 U JP 1997000692U JP 69297 U JP69297 U JP 69297U JP 3040058 U JP3040058 U JP 3040058U
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JP
Japan
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fin
fins
heat sink
heat
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Application number
JP1997000692U
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Inventor
外治 田中
秀孝 新長
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造し易く且つフィンの放熱性に優れたヒー
トシンクの提供。 【解決手段】 ベース1の表面に薄い金属板のプレス成
形体よりなる多数のフィン2を互いに離間して植設固定
する。そのフィン2は、一端部に接続部2aを残して振
幅の大なる矩形波状に平面が欠切されたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、電力用サイリスタ等の発熱性の素子を冷却するヒートシンクに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来型ヒートシンクは、素子取付面を構成するベース部分と、放熱面積を増大 させるフィン部分とが一体的に形成されたものが主流である。図7は、その一例 を示し、冷間鍛造によって形成されていた。 また、ベース部材とフィン部材とを別々にし、フィン部材としてコルゲート型 のものをベース部材に接合する提案も存在した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
冷間鍛造による一体成形型のヒートシンクは、その製造上の制約からフィンの 厚みやフィンピッチ並びに全体の大きさその他に制約があり、各種熱容量に即応 し難い欠点があった。 また、コルゲートフィンとベースとの接合体からなるヒートシンクは、放熱面 積を増大させると共に、各種容量のヒートシンクを容易に製造できるが、コルゲ ートフィンの内外面の各部にくまなく送風を流通し難い欠点があると共に、自然 対流型のヒートシンクにおいては、熱がこもり易い欠点があった。 そこで、本考案はこれらの問題を解決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のヒートシンクは、発熱性の素子が一方の表面に接合される平坦な金属 板よりなるベース1と、 そのベース1の板厚より薄い金属板のプレス成形体よりなり、一端部に接続部 2aを残して、振幅の大なる矩形波状に平面が欠切された多数のフィン2と、 を具備し、夫々のフィン2の前記接続部2aが前記ベース1の他方の表面に互 いに離間して伝熱的に植設固定されたものである。 また、本考案の好ましい実施の形態は、前記ベース1にフィン嵌着用の多数の スリット1aが並列して形成され、夫々のスリット1aに前記フィン2の前記接 続部2aが嵌着固定されたものである。 さらには、夫々の前記フィン2が全体として溝状に曲折形成されて、その溝底 部に前記接続部2aが形成されると共に、その側壁部に前記矩形波が形成され、 その溝底部が前記ベース1の表面に接合されたものである。 また、前記フィン2の前記矩形波の波幅Wと欠切幅Vとが等しく形成されたも のである。 さらには、前記構成において、隣接されたフィン2の波の位相が半ピッチ位置 ずれして植設固定されたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
次に、図面に基づいて本考案の実施の形態につき説明する。 図1および図2は、本考案の第1の例を示す説明図であり、図1はその要部分 解斜視図、図2は同ヒートシンクに用いられるフィン2の成形状態を示す説明図 である。 このヒートシンクは、夫々アルミニウム材からなるベース1とフィン2とを有 し、ベース1は比較的板厚が厚く且つその表面に多数のスリット1aが形成され ている。このスリット1aは、押出成形あるいは切削等により容易に形成するこ とができる。フィン2は、表面にろう材がクラッドされたアルミニウム板を用い 、プレス成形により一例として図2に示す如く切断される。このフィン2は、一 端部に接続部2aを残して振幅の大なる矩形波状に平面が欠切されたものである 。そして、図1の如くベース1のスリット1aに夫々フィン2の接続部2aを装 着する。好ましくは、隣り合うフィン2は波のピッチが半ピッチ位置ずれされる 。そして、その組立て体を高温の炉内に挿入し、フィン2の表面の図示しないろ う材を溶融させ、次いでそれを固化することにより、ベース1とフィン2との間 を一体的にろう付け固定するものである。
【0006】 次に、図3並びに図4は本考案の第2の例であり、この例ではベース1の一方 の表面にフィン2の接続部2aが載置され、その載置部分が一体的にろう付け固 定されたものである。フィン2は、板材を溝状に曲折形成して、その溝底部に接 続部2aが形成されると共に、その側壁部に矩形波が形成され、その溝底部外面 がベース1の表面に接合されたものである。なお、この例においても隣り合う波 は、その位相が進行方向に半ピッチ位置ずれされている。 なお、図5は本考案の他の例であり、この例の如く波の位相はそれが同一であ ってもよい。 さらに、図6はフィン2の他の例を示す説明図であり、この例のフィン2は矩 形波の両側縁に波型が形成されたものである。なお、矩形波平面に波型を立体的 に形成してもよい。 このようにしてなる本考案のヒートシンクは、図1,図4,図5において、そ の下面側にサイリスタ等の電力用の発熱性の素子その他が接着等の手段により伝 熱的に接合される。そして、このヒートシンクには一般に冷却風がファンにより 送風される。
【0007】
【考案の作用・効果】
本考案のヒートシンクは、板厚の厚いベース1の表面に板厚の薄い金属板のプ レス成形体からなる多数のフィン2が植設固定されたものである。このフィン2 は、接続部2aを残して振幅の大なる矩形波状に平面が欠切され、その接続部2 aがベース1の表面に互いに離間して固定されたものである。したがって、フィ ン2は夫々の先端部が開放され、放熱性を良好とし得ると共に、欠切されていな い接続部2aがベース1に接合されたものであるから、ベース1とフィン2との 伝熱性を十分確保し、高密度で製造し易い量産性の高いヒートシンクを提供でき る。 そして、夫々のフィン2はプレス成形体よりなるため、各種熱容量に応じてそ の放熱面積を自在に形成することが可能となる。 また、ベース1に嵌着用の多数のスリット1aが並列され、夫々のスリット1 aにフィン2の接続部2aが嵌着固定されたものにおいては、ベース1とフィン 2との伝熱性をさらに向上し得る。
【0008】 次に、フィン2が全体として溝状に形成されて、その溝底部に接続部2aが形 成されると共に、側壁部に矩形波が形成され、その溝底部がベース1の表面に接 合されたものでは、ベース1とフィン2との接合面積が広くなり、両者間の伝熱 性を向上し得る。 さらには、フィン2の矩形波の波幅Wと欠切幅Vとが等しく形成されたヒート シンクにおいては、フィン2をプレス成形する際に、無駄な材料が出ず板取りを 効率的に行うことができる。 また、隣り合うフィン2の波の位相が半ピッチ位置ずれして植設固定されたヒ ートシンクにおいては、隣り合う放熱面の離間距離が広くなり、互いに熱的干渉 を防止し、小スペースで放熱性の高いヒートシンクとなり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のヒートシンクの要部分解斜視図。
【図2】同ヒートシンクに用いられるフィン2の製作工
程を示す説明図。
【図3】本考案の他のヒートシンク用フィン2の製造工
程を示す説明図。
【図4】同他のヒートシンクの要部斜視図。
【図5】さらに他のヒートシンクの例を示す斜視図。
【図6】さらに他のヒートシンクのフィン2の製造工程
を示す説明図。
【図7】従来型ヒートシンクの一例を示す要部斜視図。
【符号の説明】
1 ベース 1a スリット 2 フィン 2a 接続部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱性の素子が一方の表面に伝熱的に接
    合される平坦な金属板よりなるベース1と、 そのベース1の板厚より薄い金属板のプレス成形体より
    なり、一端部に接続部2aを残して、振幅の大なる矩形
    波状に平面が欠切された多数のフィン2と、 を具備し、夫々のフィン2の前記接続部2aが前記ベー
    ス1の他方の表面に互いに離間して伝熱的に植設固定さ
    れたヒートシンク。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ベース1にフィ
    ン嵌着用の多数のスリット1aが並列して形成され、夫
    々のスリット1aに前記フィン2の前記接続部2aが嵌
    着固定されたヒートシンク。
  3. 【請求項3】 請求項1において、夫々の前記フィン2
    が全体として溝状に曲折形成されて、その溝底部に前記
    接続部2aが形成されると共に、その側壁部に前記矩形
    波が形成され、その溝底部が前記ベース1の表面に接合
    されたヒートシンク。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記フィン2の前記
    矩形波の波幅Wと欠切幅Vとが等しく形成されたヒート
    シンク。
  5. 【請求項5】 請求項4において、隣接されたフィン2
    の波の位相が半ピッチ位置ずれして植設固定されたヒー
    トシンク。
JP1997000692U 1997-01-29 1997-01-29 ヒートシンク Expired - Lifetime JP3040058U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015225908A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 株式会社Jvcケンウッド ヒートシンク
JP2020061509A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 株式会社Uacj ヒートシンク、その製造方法及び熱交換器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015225908A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 株式会社Jvcケンウッド ヒートシンク
JP2020061509A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 株式会社Uacj ヒートシンク、その製造方法及び熱交換器
JP7129875B2 (ja) 2018-10-12 2022-09-02 株式会社Uacj ヒートシンク、その製造方法及び熱交換器

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