JPH0739378B2 - N,n−ジアルキル置換アミノフエノ−ル類の製造方法 - Google Patents
N,n−ジアルキル置換アミノフエノ−ル類の製造方法Info
- Publication number
- JPH0739378B2 JPH0739378B2 JP61135594A JP13559486A JPH0739378B2 JP H0739378 B2 JPH0739378 B2 JP H0739378B2 JP 61135594 A JP61135594 A JP 61135594A JP 13559486 A JP13559486 A JP 13559486A JP H0739378 B2 JPH0739378 B2 JP H0739378B2
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- aminophenols
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は,N,N−ジアルキル置換アミノフェノール類の製
造方法に関する。N,N−ジアルキル置換アミノフェノー
ルは,一般式(IV)で表わされる 感熱,感圧紙用染料,キサンテン系染料,蛍光染料等の
中間体として,工業的に極めて重要な化合物である。
造方法に関する。N,N−ジアルキル置換アミノフェノー
ルは,一般式(IV)で表わされる 感熱,感圧紙用染料,キサンテン系染料,蛍光染料等の
中間体として,工業的に極めて重要な化合物である。
<従来の技術> 従来,一般式(IV)で示される化合物の合成法として,
ニトロベンゼンを出発原料とし,メタニル酸ソーダを
得,これをアルキルハライドでアルキル化した後,アル
カリフュージョンして目的物を得る方法と,アミノフェ
ノール類に脱酸剤としてアルカリ金属化合物,及び/又
は,アルカリ土類金属化合物を用い,アルキルハライド
でアルキル化する方法が知られている。
ニトロベンゼンを出発原料とし,メタニル酸ソーダを
得,これをアルキルハライドでアルキル化した後,アル
カリフュージョンして目的物を得る方法と,アミノフェ
ノール類に脱酸剤としてアルカリ金属化合物,及び/又
は,アルカリ土類金属化合物を用い,アルキルハライド
でアルキル化する方法が知られている。
この方法は,いずれも多量の排水と,多量の無機塩を発
生し,工程も長く,又,材質の限定,及び取扱いの安全
性といった問題を含んでおり,工業的には極めて魅力の
少ない方法である。更に,該方法では,一般式(II)で
表わされる化合物を収率良く合成することができない
為,一般式(IV)で表わされる化合物の中で非対称N,N
−ジアルキル置換体は合成できないという欠点も有して
いる。
生し,工程も長く,又,材質の限定,及び取扱いの安全
性といった問題を含んでおり,工業的には極めて魅力の
少ない方法である。更に,該方法では,一般式(II)で
表わされる化合物を収率良く合成することができない
為,一般式(IV)で表わされる化合物の中で非対称N,N
−ジアルキル置換体は合成できないという欠点も有して
いる。
又,一般式(II)及び(IV)で表わされる化合物の合成
法として,アミノ芳香族化合物,あるいはニトロ芳香族
化合物をパラジウム触媒の存在下でアルデヒド類をアル
キル化剤とし,水素還元下にN−モノ/ジアルキル化す
る方法はあるが,工業的製法としては以下の欠点を有し
ている。例えば,J.Chem.Soc.,1342(1950)に於いて,
パラジウム触媒存在下でオルトアミノ安息香酸のジメチ
ル化を多量の酷酸溶媒中で,多量のパラジウムと多量の
ホルムアルデヒドの使用によって,13時間でジメチル化
できることを報告している。しかし,該方法は,パラジ
ウムを多量に使用すると共に,腐蝕性の強い酷酸溶媒を
使用,且つ,長時間を要するといったことで実際的でな
い。更に,該方向を,−OH基を有するアミノフェノール
類に適用しようとすると,縮合反応が主に起こり,ター
ル状物質が多量に生成し,目的とする化合物の生成は微
量であった。
法として,アミノ芳香族化合物,あるいはニトロ芳香族
化合物をパラジウム触媒の存在下でアルデヒド類をアル
キル化剤とし,水素還元下にN−モノ/ジアルキル化す
る方法はあるが,工業的製法としては以下の欠点を有し
ている。例えば,J.Chem.Soc.,1342(1950)に於いて,
パラジウム触媒存在下でオルトアミノ安息香酸のジメチ
ル化を多量の酷酸溶媒中で,多量のパラジウムと多量の
ホルムアルデヒドの使用によって,13時間でジメチル化
できることを報告している。しかし,該方法は,パラジ
ウムを多量に使用すると共に,腐蝕性の強い酷酸溶媒を
使用,且つ,長時間を要するといったことで実際的でな
い。更に,該方向を,−OH基を有するアミノフェノール
類に適用しようとすると,縮合反応が主に起こり,ター
ル状物質が多量に生成し,目的とする化合物の生成は微
量であった。
又,特開昭52−71424号では,多量のパラジウム−カー
ボンの存在下で,3−アミノ安息香酸のアルキル水溶液に
ホルムアルデヒドを逐次的に供給することで,ジメチル
化を行っているが,該方法を,−OH基を有するアミノフ
ェノール類に適用すると,アルカリ共存下であるため,
アルデヒド類のベンゼン核に対する反応性は一層高まる
結果となり,実際的な方法でなく,工業的に適しない。
ボンの存在下で,3−アミノ安息香酸のアルキル水溶液に
ホルムアルデヒドを逐次的に供給することで,ジメチル
化を行っているが,該方法を,−OH基を有するアミノフ
ェノール類に適用すると,アルカリ共存下であるため,
アルデヒド類のベンゼン核に対する反応性は一層高まる
結果となり,実際的な方法でなく,工業的に適しない。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明は,これら従来の技術の欠点,即ち多量の排水や
スラッジの発生,副反応の生成,生成物の分離の困難
さ,PH低下による反応容器材質への影響等の問題点を解
決しようとするものであると共に,従来は合成が困難で
あった非対称N,N−ジアルキル置換体を得ようとするも
のである。
スラッジの発生,副反応の生成,生成物の分離の困難
さ,PH低下による反応容器材質への影響等の問題点を解
決しようとするものであると共に,従来は合成が困難で
あった非対称N,N−ジアルキル置換体を得ようとするも
のである。
<問題を解決するための手段> 本発明は,アミノフェノール類1モルに対し,一般式
(I) R・CHO (I) (式中,Rは炭素数1〜5のアルキル基を表わす。) で表わされるアルデヒド類0.8モル以上,1.5モル未満
を,活性炭に担持させた白金,及び/又は,パラジウム
触媒,有機溶媒,及び水素共存下,反応系に連続導入さ
せ,一般式(II) (式中,Rは前記の意味を持つ。) で表わされるN−モノアルキル置換アミノフェノール類
を合成した後,一般式(III) R′・CHO (III) (式中,R′は炭素数1〜5のアルキル基を表わし、Rと
R′は異なるものとする。
(I) R・CHO (I) (式中,Rは炭素数1〜5のアルキル基を表わす。) で表わされるアルデヒド類0.8モル以上,1.5モル未満
を,活性炭に担持させた白金,及び/又は,パラジウム
触媒,有機溶媒,及び水素共存下,反応系に連続導入さ
せ,一般式(II) (式中,Rは前記の意味を持つ。) で表わされるN−モノアルキル置換アミノフェノール類
を合成した後,一般式(III) R′・CHO (III) (式中,R′は炭素数1〜5のアルキル基を表わし、Rと
R′は異なるものとする。
で表わされるアルデヒド類0.8モル以上,2.5モル未満を
反応系に連続導入させ,一般式(IV) (式中,R,R′は前記の意味を持つ。) で表わされるN,N−ジアルキル置換アミノフェノール類
の製造方法である。
反応系に連続導入させ,一般式(IV) (式中,R,R′は前記の意味を持つ。) で表わされるN,N−ジアルキル置換アミノフェノール類
の製造方法である。
本発明者らは,アルキルハライドの替わりに,アルデヒ
ド類と水素によるアミノフェノール類の還元アルキル化
反応につき,鋭意検討した結果,アミノフェノール類,
有機溶媒,水素,及び触媒を仕込んだ系に,先ず,アミ
ノフェノール類1モルに対し,一般式(I)で表わされ
るアルデヒド類0.8モル以上,1.5モル未満を,0.1モル/
分以下の速度で導入し,一般式(II)で表わされるN−
モノ置換アミノフェノール類を合成した後,引続いて,
一般式(III)で表わされるアルデヒド類0.8モル以上,
2.5未満を,0.1モル/分以下の速度で導入させることに
よって,一般式(IV)で表わされる化合物が高選択率で
得ることが可能となった。
ド類と水素によるアミノフェノール類の還元アルキル化
反応につき,鋭意検討した結果,アミノフェノール類,
有機溶媒,水素,及び触媒を仕込んだ系に,先ず,アミ
ノフェノール類1モルに対し,一般式(I)で表わされ
るアルデヒド類0.8モル以上,1.5モル未満を,0.1モル/
分以下の速度で導入し,一般式(II)で表わされるN−
モノ置換アミノフェノール類を合成した後,引続いて,
一般式(III)で表わされるアルデヒド類0.8モル以上,
2.5未満を,0.1モル/分以下の速度で導入させることに
よって,一般式(IV)で表わされる化合物が高選択率で
得ることが可能となった。
本発明において,反応に供するアルデヒド類の量は,ア
ミノフェノール類1モルに対し,先ず一般式(I)で表
わされるアルデヒド類については,0.8モル以上,1.5モル
未満,好ましくは0.9モル以上,1.2モル未満が用いら
れ,モル比が0.8モル未満だとアミノフェノール類の転
化率が低くなり,目的物の収量が低下し,得策ではな
く,又,1.5モル以上になると,一般式(I)で表わされ
るアルデヒド類に基づく,N,N−ジアルキル体等,副生物
が増加するので好ましくない。更に引続いて,導入する
一般式(III)で表わされるアルデヒド類については,0.
8モル以上,2.5モル未満,好ましくは0.9モル以上,2モル
未満が用いられ,モル比が0.8モル未満だと目的物の収
量が低下し得策ではなく,又,2.5モル以上になると,目
的のN,N−ジアルキル置換アミノフェノール類とアルデ
ヒド類が更に縮合して,樹脂状物を形成し,目的物の収
量が低下するので好ましくない。
ミノフェノール類1モルに対し,先ず一般式(I)で表
わされるアルデヒド類については,0.8モル以上,1.5モル
未満,好ましくは0.9モル以上,1.2モル未満が用いら
れ,モル比が0.8モル未満だとアミノフェノール類の転
化率が低くなり,目的物の収量が低下し,得策ではな
く,又,1.5モル以上になると,一般式(I)で表わされ
るアルデヒド類に基づく,N,N−ジアルキル体等,副生物
が増加するので好ましくない。更に引続いて,導入する
一般式(III)で表わされるアルデヒド類については,0.
8モル以上,2.5モル未満,好ましくは0.9モル以上,2モル
未満が用いられ,モル比が0.8モル未満だと目的物の収
量が低下し得策ではなく,又,2.5モル以上になると,目
的のN,N−ジアルキル置換アミノフェノール類とアルデ
ヒド類が更に縮合して,樹脂状物を形成し,目的物の収
量が低下するので好ましくない。
本発明で使用される一般式(I),及び(III)で示さ
れるアルデヒド類としては,具体的には,アセトアルデ
ヒド,プロピオンアルデヒド,n−ブチルアルデヒド,イ
ソブチルアルデヒド,ペンチルアルデヒド,ヘキシルア
ルデヒド等が示される。又,アミノフェノール類として
は,m−アミノフェノール,p−アミノフェノール等が示さ
れる。
れるアルデヒド類としては,具体的には,アセトアルデ
ヒド,プロピオンアルデヒド,n−ブチルアルデヒド,イ
ソブチルアルデヒド,ペンチルアルデヒド,ヘキシルア
ルデヒド等が示される。又,アミノフェノール類として
は,m−アミノフェノール,p−アミノフェノール等が示さ
れる。
本発明の特徴は,アミノフェノール類,有機溶媒,水
素,及び触媒を仕込んだ系に,アルデヒド類を連続的に
導入することである。アルデヒド類の導入速度は,本発
明の重要な因子であり,水素吸収速度以下とすることが
望ましい。更に具体的に述べると,アミノフェノール類
1モル当り,0.1モル/分以下の速度でアルデヒド類を導
入することが望ましい。0.1モル/分を越す速度でアル
デヒド類を導入すると,樹脂状物の生成が多くなり,目
的物である一般式(II),及び(IV)の選択率が著しく
低下する。
素,及び触媒を仕込んだ系に,アルデヒド類を連続的に
導入することである。アルデヒド類の導入速度は,本発
明の重要な因子であり,水素吸収速度以下とすることが
望ましい。更に具体的に述べると,アミノフェノール類
1モル当り,0.1モル/分以下の速度でアルデヒド類を導
入することが望ましい。0.1モル/分を越す速度でアル
デヒド類を導入すると,樹脂状物の生成が多くなり,目
的物である一般式(II),及び(IV)の選択率が著しく
低下する。
又,本発明に於いては,有機溶媒を用いることも特徴と
なっており,使用できる有機溶媒としては該反応系で安
定であれば、いかなる有機溶媒でも使用可であるが,ア
ミノフェノール類,及び一般式(II),及び(IV)の溶
解度等を考慮すると,脂肪族アルコール類が選ばれる。
更に,好ましくは,炭素数1〜6の脂肪族アルコールが
望まれる。又,有機溶媒の使用量は,使用する有機溶媒
の種類によって異なるが,仕込みアミノフェノール類1
重量部に対して,1重量部〜20重量部の範囲が望まれる。
使用する有機溶媒量がアミノフェノール類1重量部に対
して1重量部未満だと,目的物であるN−モノアルキル
体の選択率が低下する。一方,20重量部を越えると容積
効率が著しく低下する。又,有機溶媒の一部は,アルデ
ヒド類と混合して,反応系に連続導入してもよい。
なっており,使用できる有機溶媒としては該反応系で安
定であれば、いかなる有機溶媒でも使用可であるが,ア
ミノフェノール類,及び一般式(II),及び(IV)の溶
解度等を考慮すると,脂肪族アルコール類が選ばれる。
更に,好ましくは,炭素数1〜6の脂肪族アルコールが
望まれる。又,有機溶媒の使用量は,使用する有機溶媒
の種類によって異なるが,仕込みアミノフェノール類1
重量部に対して,1重量部〜20重量部の範囲が望まれる。
使用する有機溶媒量がアミノフェノール類1重量部に対
して1重量部未満だと,目的物であるN−モノアルキル
体の選択率が低下する。一方,20重量部を越えると容積
効率が著しく低下する。又,有機溶媒の一部は,アルデ
ヒド類と混合して,反応系に連続導入してもよい。
本発明に於いて使用する白金,及び/又は,パラジウム
は活性炭上に担持したものを用い,且つ,使用量はアミ
ノフェノール類1重量部当り,活性炭担持の有姿で0.00
5〜0.05重量部が選ばれる。本発明に於ける反応温度は,
0〜80℃が選ばれる。0℃未満では反応速度が極端に遅
く,一方,80℃を越えると樹脂状物の生成,及び核水添
物が生じ,目的物であるN−モノアルキル体の選択率が
低下し,好ましくない。
は活性炭上に担持したものを用い,且つ,使用量はアミ
ノフェノール類1重量部当り,活性炭担持の有姿で0.00
5〜0.05重量部が選ばれる。本発明に於ける反応温度は,
0〜80℃が選ばれる。0℃未満では反応速度が極端に遅
く,一方,80℃を越えると樹脂状物の生成,及び核水添
物が生じ,目的物であるN−モノアルキル体の選択率が
低下し,好ましくない。
又,本発明に於ける水素圧力は,2〜30Kg/cm2Gが選ばれ
る。水素圧力が2Kg/cm2G未満だと,反応速度が遅く樹脂
状の生成が増加し,一方,30Kg/cm2Gを越えると核水添物
が増加し,目的物の選択率が低下し,好ましくない。
る。水素圧力が2Kg/cm2G未満だと,反応速度が遅く樹脂
状の生成が増加し,一方,30Kg/cm2Gを越えると核水添物
が増加し,目的物の選択率が低下し,好ましくない。
次に,実施例をあげて本発明を更に詳細に説明するが,
本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例> 実施例−1 撹拌機付SUS製200c.cオートクレーブに,メタアミノフ
ェノール10.9gr(0.10モル),メタノール121gr,5%白
金担持活性炭触媒0.27grを仕込み,水素圧力10Kg/cm2G
一定にし,40℃でアセトアルデヒド4.85gr(0.11モル)
を,2時間かけて連続導入を行った。アセトアルデヒド導
入終了後,同温度で更に20分間保持した後,引続いて,n
−ブチルアルデヒド7.93gr(0.11モル)を4時間かけて
連続導入して反応を継続した。導入終了後,更に20分間
保持した後,冷却し,触媒を過分離して反応液を得
た。ガスクロマトグラフィー(GC),液クロマトグラフ
ィー(LC),及びGPC(ゲルパーミュエーションクロマ
トグラフィー)分析の結果,メタアミノフェノールの転
化率は100%,N−エチル−N−ブチル−メタアミノフェ
ノールの選択率は,88.4%であった。
ェノール10.9gr(0.10モル),メタノール121gr,5%白
金担持活性炭触媒0.27grを仕込み,水素圧力10Kg/cm2G
一定にし,40℃でアセトアルデヒド4.85gr(0.11モル)
を,2時間かけて連続導入を行った。アセトアルデヒド導
入終了後,同温度で更に20分間保持した後,引続いて,n
−ブチルアルデヒド7.93gr(0.11モル)を4時間かけて
連続導入して反応を継続した。導入終了後,更に20分間
保持した後,冷却し,触媒を過分離して反応液を得
た。ガスクロマトグラフィー(GC),液クロマトグラフ
ィー(LC),及びGPC(ゲルパーミュエーションクロマ
トグラフィー)分析の結果,メタアミノフェノールの転
化率は100%,N−エチル−N−ブチル−メタアミノフェ
ノールの選択率は,88.4%であった。
実施例−2〜4 表−1に記載するアルデヒドの組合せに従って,実施例
−1と同様な条件・操作で反応,及び分析を行い,表−
1に記載する反応成績を得た。
−1と同様な条件・操作で反応,及び分析を行い,表−
1に記載する反応成績を得た。
実施例−5〜7 メタアミノフェノールに替えて,パラアミノフェノール
を用い,表−2に記載するアルデヒドの組合せに従っ
て,実施例−1と同様な条件・操作で反応及び分析を行
い、表−2に記載する反応成績を得た。
を用い,表−2に記載するアルデヒドの組合せに従っ
て,実施例−1と同様な条件・操作で反応及び分析を行
い、表−2に記載する反応成績を得た。
<発明の効果> アミノフェノール類を触媒存在下,アルデヒド類と水素
を用いて,N−アルキル化反応し,非対称N,N−ジアルキ
ル置換体を得る方法に於いて,アミノフェノール類に対
して,先ず前導入するアルデヒド類を特定のモル比で用
い、しかも特定の速度で反応系に連続導入して,N−モノ
アルキル置換アミノフェノール類を合成した後,更に,
後導入するアルデヒド類についても特定のモル比で用
い,しかも特定の速度で反応系に連続導入することによ
り,対応するN,N−ジアルキル置換アミノフェノール類
が,高選択率で得られ,しかも材質上腐食の問題もない
といった極めて工業的に優位に,N,N−ジアルキル置換ア
ミノフェノール類を製造できる利点を有している。
を用いて,N−アルキル化反応し,非対称N,N−ジアルキ
ル置換体を得る方法に於いて,アミノフェノール類に対
して,先ず前導入するアルデヒド類を特定のモル比で用
い、しかも特定の速度で反応系に連続導入して,N−モノ
アルキル置換アミノフェノール類を合成した後,更に,
後導入するアルデヒド類についても特定のモル比で用
い,しかも特定の速度で反応系に連続導入することによ
り,対応するN,N−ジアルキル置換アミノフェノール類
が,高選択率で得られ,しかも材質上腐食の問題もない
といった極めて工業的に優位に,N,N−ジアルキル置換ア
ミノフェノール類を製造できる利点を有している。
Claims (5)
- 【請求項1】アミノフェノール類1モルに対し一般式
(I) R・CHO (I) (式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基を表わす。) で表わされるアルデヒド類、0.8モル以上、1.5モル未満
を、活性炭に担持させた白金、及び/又は、パラジウム
触媒、有機溶媒、及び水素共存下、反応系に連続導入さ
せ、一般式(II) 式(II) (式中、Rは前記の意味を持つ。) で表わされるN−モノアルキル置換アミノフェノール類
を合成した後、引続いて 一般式(III) R′・CHO (III) (式中、R′は炭素数1〜5のアルキル基を表わし、R
とR′は異なるものとする。)で表わされるアルデヒド
類0.8モル以上、2.5モル未満を反応系に連続導入させ 一般式(IV) 式(IV) (式中、R、R′は前記の意味を持つ。) で表わされる、N,N−ジアルキル置換アミノフェノール
類の製造方法。 - 【請求項2】アルデヒド類の導入速度をアミノフェノー
ル類、及び/又は、N−モノアルキル置換アミノフェノ
ール類1モル当り、0.1モル/分以下とすることを特徴
とする特許請求の範囲第(1)項記載のN,N−ジアルキ
ル置換アミノフェノール類の製造方法。 - 【請求項3】有機溶媒を脂肪族アルコール類とすること
を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のN,N−ジ
アルキル置換アミノフェノール類の製造方法。 - 【請求項4】アミノフェノール類が、m−アミノフェノ
ール、p−アミノフェノールであることを特徴とする特
許請求の範囲第(1)項記載のN,N−ジアルキル置換ア
ミノフェノール類の製造方法。 - 【請求項5】脂肪族アルコールが炭素数1〜6であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第(3)項記載のN,N−
ジアルキル置換アミノフェノール類の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61135594A JPH0739378B2 (ja) | 1986-06-11 | 1986-06-11 | N,n−ジアルキル置換アミノフエノ−ル類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61135594A JPH0739378B2 (ja) | 1986-06-11 | 1986-06-11 | N,n−ジアルキル置換アミノフエノ−ル類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62292747A JPS62292747A (ja) | 1987-12-19 |
JPH0739378B2 true JPH0739378B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=15155469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61135594A Expired - Fee Related JPH0739378B2 (ja) | 1986-06-11 | 1986-06-11 | N,n−ジアルキル置換アミノフエノ−ル類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739378B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3174425B2 (ja) * | 1993-03-19 | 2001-06-11 | 三井化学株式会社 | N,n−二置換アミノフェノール類の製造法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5931494B2 (ja) * | 1975-12-09 | 1984-08-02 | 三菱化学株式会社 | ホウコウゾクダイ 3 キユウアミンノ セイゾウホウ |
DE3528262A1 (de) * | 1985-08-07 | 1987-02-12 | Hoechst Ag | Verfahren zur herstellung aromatischer dialkylamine |
-
1986
- 1986-06-11 JP JP61135594A patent/JPH0739378B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62292747A (ja) | 1987-12-19 |
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