JP4113818B2 - 画像形成連結システム - Google Patents
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Description
例えば、1枚の原稿を100枚コピーする際、連結状態にある画像形成装置が2台ある場合は1台あたり50枚ずつ印刷動作を行うなど、トータルの印刷時間を短縮する機能である。また、コピーのみならず、プリンタ、FAX等の複数のアプリケーションが有効であるマルチファンクション機(以下MF機)では、メモリ共有資源を有効に使うための技術として、特開2001−13827公報には、連結動作用のメモリ領域を確保し、連結動作を行わないときは単独動作で使用できるようにし、連結動作の指示があったときは、残りの領域を開放する技術について開示されている。
またさらに子機側で次の非連結ジョブを登録しようとしたときも同様にメモリ資源の獲得ができなくなってしまう可能性も考えられる。
本発明は、かかる課題に鑑み、読み取った画像データの転送モードとして、すべての画像を転送し、子機側ですべての部数の印刷が終了するときに子機側の受信画像を削除するパフォーマンス重視モードと、一枚の画像が印刷完了するたびに子機側が受信した画像を削除するメモリ節約モードを設け、生産性と子機側のメモリリソースをバランスよく使う画像形成連結システムを提供することを目的とする。
画像形成連結システムにおいて、印刷すべき画像データを親機から子機に転送する場合、親機は一連の画像データを全て子機に転送して、その後、子機は受信した画像データに基づいて必要な部数を印刷するモードと、親機は印刷する所定の単位(例えば、1ページ)の画像データを子機に転送して、子機は受信した所定の単位(例えば、1ページ)の画像データを即座に印刷してメモリの画像データを削除し、親機は次の画像データを連続して転送するモードがある。前者のモードは親機が画像データを全て子機に転送した後、親機は完全にフリーとなり、他の動作を行うことができるためパフォーマンス重視モードと呼ぶ。また後者は子機の画像データを記憶するメモリの容量が最少で済むためにメモリ節約モードと呼ぶ。本発明はこれらの2つのモードを備えたものである。また、パフォーマンス重視モードでは、所定の画像データの全てを一旦受信するためのメモリ容量が必要である。しかし、請求項3のように予め子機のメモリ残量を確認しないでパフォーマンス重視モードを実行し、子機が受信中にメモリが不足した場合、何らかの方法で残りの画像データを受信しなければならない。そこで本発明では、受信途中でメモリ不足が判明した場合、パフォーマンス重視モードからメモリ節約モードに切替えて、画像データの転送を継続するものである。
かかる発明によれば、読み取った画像データの転送モードとして、すべての画像を転送し、子機側ですべての部数の印刷が終了するときに子機側の受信画像を削除するパフォーマンス重視モードと、一枚の画像が印刷完了するたびに子機側が受信した画像を削除するメモリ節約モードを設けたので、生産性と子機側のメモリリソースをバランスよく使うことができる。また、パフォーマンス重視モード中に子機の記憶手段のメモリ容量が不足した場合、パフォーマンス重視モードからメモリ節約モードに切替えるので、子機側の印刷仕上がりが親機側と同じものになるようにし、操作性の向上とメモリリソースを効率よく使うことができる。
メモリ節約モードでは、子機側ではそれぞれの印刷が完了したところで受信画像を削除して印刷動作を行うため、親機側の画像転送と子機側の印刷動作とが同期する形になる。
かかる発明によれば、親機の画像転送タイミングと前記子機の印刷動作タイミングとが同期するように行われるので、親機から子機の印刷状態を把握することができる。
請求項3は、前記親機は前記連結手段により前記子機の記憶手段のメモリ残量情報を取得し、該メモリ残量情報に応じて前記パフォーマンス重視モード若しくはメモリ節約モードの何れかに切替えて当該子機との画像転送を行うことを特徴とする。
画像形成連結システムにおいては、連結手段により親機と子機が相互に情報をやり取りして状態を監視することができる。即ち、親機は子機のメモリの残量を監視して、メモリ残量が大きければパフォーマンス重視モードで転送し、メモリ残量が少なければ、メモリ節約モードで転送することができる。
かかる発明によれば、子機側でのメモリ状況に応じた画像転送モードを判定するので、生産性と子機側のメモリリソースをバランスよく使うことができる。
また請求項2では、親機の画像転送タイミングと前記子機の印刷動作タイミングとが同期するように行われるので、親機から子機の印刷状態を把握することができる。
また請求項3では、子機側でのメモリ状況に応じた画像転送モードを判定するので、生産性と子機側のメモリリソースをバランスよく使うことができる。
図1は本発明にかかる画像形成装置の構成図である。自動原稿送り装置(以下、ADFと記す)1の原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、後述する操作部30上のスタートキー34が押下されると、一番上の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。読み取りユニット50(読取手段)によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は図示しないモータによって駆動される。
また第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体15に潜像が形成され、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18等は印刷手段を構成している。
後処理装置のフィニシャ100は、通常排紙ローラ102方向と、ステープル処理部方向へ導くことができる。切り替え板101を上に切り替えることにより、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙することができる。また、切り替え板101を下方向に切り替えることで、搬送ローラ105、107を経由して、ステープル台108に搬送することができる。
ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ部104は原稿毎、あるいは画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
また感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27は後述するメインモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータ25の駆動を中間クラッチ21によって伝達駆動される(図4参照)。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等々で構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ53及びCCDイメージセンサ54を図1において左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわち、指定された倍率に対応してレンズ53及びCCDイメージセンサ54の左右方向に位置が設定される。
また書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。レーザ出力ユニット58より照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体15面上に集光結像する。
偏光されたレーザ光は感光体が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信号のライン単位の記録を行う。感光体の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。
上述のように、書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
図3は操作部30の液晶タッチパネル31の表示一例を示した図である。オペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれは変倍値等)は、キーにタッチすることで、詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネルは、ドット表示器を使用しているため、その時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可能である。
図3において中央部分は、「コピーできます」、「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリアであり、このメッセージエリア内の右にはデジタル複写機のネットワークを介して多量のプリント動作を複数に分けてプリントアウトする連結コピーキー40、システムステータスキー41が配置されている。またメッセージエリアの下は用紙選択キー、給紙トレイ数に対応した給紙トレイ状態を示し、手動で給紙段を設定するためのキーが給紙段分表示されている。また、倍率設定のためのキー(等倍、用紙指定変倍、拡大/縮小倍率をセットする変倍等)、両面モードを設定する両面キー、とじ代モード等を設定する編集キー、表紙/合紙モードを設定する表紙/合紙キー等が配置されている。
メッセージエリアの右はセットした枚数を表示するコピー枚数表示部、コピーを一部ずつページ順にそろえる処理を指定するソートキー、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するスタックキー、ソート処理されたものを一部ずつ綴じる処理を指定するステープルキーが配置されている。さらに、メッセージエリアの左には原稿種類、濃度、特殊原稿送りキーがもうけられている。
また操作部30は、オペレータに対する表示を行う液晶ディスプレイ31と、オペレータからの機能設定の入力制御を行うキー入力32〜35とが接続されており、図示を省略したスキャナで読み取られた原稿画像に個人情報データを付加することができる。尚、連結手段とは液晶ディスプレイ31に設けられた連結コピーキー、メインコントローラ20、連結I/Fにより構成する。画像IPU49は、図示しないスキャナの制御、またスキャナで読み取られた原稿画像を図示しない画像メモリに書き込む制御、あるいは画像メモリからの作像処理等の制御を行う。
連結I/F48は、画像形成装置に接続された複数の画像形成装置の構成、機能情報および動作制御に関する情報の送受信を行う。メインコントローラ20は、連結I/F48を介して接続された他の画像形成装置の情報を取得し、動作を設定することにより連結動作の制御を行う。また、接続された他の画像形成装置からの要求を獲得し、自機の動作の制御を行う。各分散制御装置とメインコントローラ20とは、必要に応じて機械の状態あるいは動作司令のやりとりを行っている。
液晶ディスプレイ31には、接続された他の画像形成装置との情報の送受信を行うか否かを設定するための連結コピーキー40が表示され、連結コピーキー40をタッチすることにより、接続されている複数の画像処理装置を用いた連結動作の設定が選択され、自機が連結動作の親機として、また接続された自機以外の画像処理装置を子機として印刷動作の要求を行う。
セレクタ64は、変倍処理部72で変倍処理された画像信号を書き込みγ補正ユニット71またはメモリコントローラ65に出力するための切り替えが行われる。書き込みγ補正ユニット71は、入力された信号を作像条件に合わせて書き込みγ補正し、γ補正後の画像信号を書き込みユニット57に送出する。
セレクタ64とメモリコントローラ65との間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。また、メモリコントローラ65は、画像メモリ66と、CPU68と、ROM69と、RAM70と、連結I/F48と、I/Oポート67とに接続されている。CPU68は、メモリコントローラ65等の各部への設定、読み取り部50および書き込みユニット57の制御を行う。また、CPU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66(画像蓄積手段)へのデータの書き込みあるいは読み出しを行う。ROM69およびRAM70は、CPU68で実行される制御プログラムやデータが格納されている。
メモリコントローラ65へ送出された画像信号は、メモリコントローラ65内にある図示しない画像圧縮装置で圧縮された後、画像データとして画像メモリ66に送られる。ここで画像圧縮する理由は、最大画像サイズ分の256階調のデータをそのまま画像メモリ66に書き込むことも可能であるが、1枚の原稿画像で画像メモリを大量に使用する。従って、画像圧縮を行うことで限られた画像メモリを有効に利用することができる。また、一度に多くの原稿画像データを記憶することができるため、ソート機能として貯えられた原稿画像イメージデータをページ順に出力することができる。この場合、画像を出力する際に画像メモリ66のデータをメモリコントローラ65内の図示しない伸長装置で順次伸長しながら出力を行う。このような機能は一般に「電子ソート」と呼ばれている。
画像メモリ66の画像は、CPU68からアクセス可能な構成になっている。このため、画像メモリの内容を加工することが可能であり、例えば、画像の間引き処理あるいは画像の切り出し処理を行うことができる。画像メモリ66の内容の加工は、メモリコントローラ65のレジスタにデータを書き込むことで画像メモリの処理を行うことができる。加工された画像は、再度画像メモリ66に保持される。
また、画像メモリ66の内容をCPU68が読み出し、I/Oポート67を経て、画像データとして操作部30に転送することが可能な構成になっている。一般に、操作部30の画面表示解像度が低いため、画像メモリ66の原画像は画像間引き処理が行われ操作部30に送られる。
画像メモリ66は、RAMやハードディスク等、種々のものを用いることができるが、多くの画像データを格納するため、ハードディスクが使用される。ハードディスクを使用することにより、外部電源が不用で永久的に画像を保持できる特徴がある。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読み込み保持するためには、このハードディスクが使用されるのが一般的である。また、画像メモリ66としてRAM等を使用した場合には、画像メモリ66の内容を退避させ、保存するためのHDD73(画像蓄積手段)を備えてもよい。
また、作業分担するために他のデジタル複写機と画像データやコマンドの送受信を行う必要があるが、これは、この実施例では画像データの送受信用にIEEE1394の連結インターフェースを、コマンドの送受信用にシリアル通信ラインを用いている。図5のメモリコントローラ65が連結I/F48を介してそれを実現している。
アプリケーション層120a、120bで設定されたジョブ情報は、スタートキーなどをトリガーにコントロールサービス層122a、122bに受け渡される。コントロールサービス層122a、122bは、アプリケーション層120a、120bからのジョブ情報を解釈し、ハンドラ層124a、124bを動作させるためのプロセス情報をハンドラマネージャ130に要求する。ハンドラマネージャ130は、プロセス情報に従って個々のハンドラ131〜133を動作させる。ハンドラ層124a、124bには、読み取りユニットを制御するスキャナハンドラ131a、131b、画像メモリへの画像データの入出力を制御する画像メモリハンドラ132a、132b、書き込みユニットと用紙搬送、後処理周辺機を制御するプロッタハンドラ133a、133bが有り、これらのソフトウェアモジュールが連携して、読み取りから画像メモリへの蓄積と画像形成の処理が行われる。
さらに本画像形成装置のコントロールサービス層122a、122bには、他の画像形成装置と連結するための、連結I/Fドライバ135a、135bを備え、この連結I/Fドライバ135a、135bを介して画像データとコマンド情報の受け渡しが可能になっている。単体コピージョブでは、画像の読み取りと蓄積、蓄積画像の印刷という手順で行われるが、連結コピージョブでは、前記手順に加え以下の制御が加わる。
親機側で発生した連結コピージョブは、親機のコントロールサービス122a内でジョブ情報が解釈された後、スキャナで読みとった画像を画像メモリに蓄積するプロセスと、その画像を子機の画像メモリに転送するプロセスに分けてそれぞれ実行される。必要な画像の転送が完了すると、子機のコントロールサービス122bは、親機のコントロールサービス122aから受け取った情報に従って、予め転送されている画像データを参照する印刷プロセスを生成し、子機のハンドラマネージャ124bに印刷を要求する。そして子機のコントロールサービス122bは、親機に対して自機で処理した印刷ジョブを親機に逐次通知する。この情報に従って親機のコントロールサービス122aは、自機の印刷ジョブと子機側の印刷ジョブの経過を監視し、必要分の印刷を行う。
図9は本発明の第2の実施形態に係るメモリ節約モードに対する動作を説明する図である。親機側150では原稿の読み取り動作101と同時に1部目の印刷動作102が行われる。さらに子機側160への画像転送動作103aが行われている。子機側160では画像転送動作103aにより、その画像データの受信動作103bを行い、それぞれの画像が受信完了したところで印刷動作104が行われる。子機側160ではそれぞれの印刷が完了したところで受信画像をメモリから削除するメモリ消去動作105が行われる。このため画像転送103aは子機側160の印刷動作104と同期する形になる。
まず、親機側150のスタートキーが押下されると(S1)、子機側160に対してメモリ残量要求を出す(S2)。このとき子機側160ではメモリ残量要求を受けて(S8)、メモリ残量の結果を親機に返す(S9)。親機側150は子機側160の応答を受信すると(S3)、メモリ残量を所定の値と比較して多いか否かを判定する(S4)。たとえば容量全体に対する50%より多いかどうか判定する。比較の結果多ければ(S4でYESのルート)パフォーマンス重視モードで確定し(S5)、画像転送を開始する(S7)。ステップS4で比較の結果少なければ(S4でNOのルート)、メモリ節約モードで確定して(S6)画像転送を開始する(S7)。
図11は本発明の第4の実施形態に係る動作を説明する図である。
親機側150では原稿の読み取り動作101と同時に1部目の印刷動作102が動作しており、さらに子機側160への画像転送103aが行われている。子機側160では画像転送動作103aにより、その画像データの受信動作103bを行っているが、画像番号4の画像の受信動作中にメモリ空き容量が足りなくなり、メモリフル107が発生したことを示す。このとき、画像番号3の印刷が完了した時点106のタイミングでこれまで受信した画像を削除するためにメモリ消去動作105が行われる。ここでパフォーマンス重視モードからメモリ節約モードへ切り替える。その後は、それぞれの印刷が完了したところで受信画像を削除するため画像転送103aは子機側160の印刷動作104と同期する形になる。
Claims (3)
- 原稿画像を読み取る読み取り手段と、該読み取り手段により読み取られた画像データに画像処理を施す画像処理手段と、該画像処理手段によって画像形成された画像データを印刷する印刷手段と、受信した画像データを記憶する記憶手段と、他の装置と相互に情報を送受信する連結手段と、を備えた複数の画像形成装置が電気的に接続されて構成され、前記複数の画像形成装置のうちの任意の一台が親機となり、前記読み取り手段により読み取った画像データを他の子機となる画像形成装置に転送し、前記親機と子機が分担して印刷を行う印刷分担手段を備えた画像形成連結システムにおいて、
前記親機は印刷すべき画像データを前記子機に転送し、前記子機は前記親機が送信した画像データを受信して前記記憶手段に記憶し、該記憶手段の画像データに基づいて、前記印刷手段により印刷すべき部数のすべてが印刷完了したときに前記記憶手段に記憶した画像データを削除するパフォーマンス重視モードと、前記印刷手段により印刷するたびに前記記憶手段に記憶した画像データを削除し、その都度前記親機から画像データを受信するメモリ節約モードとを備え、
前記子機が前記パフォーマンス重視モードにより前記親機から画像データを受信中に、当該子機の記憶手段のメモリ容量が不足した場合、前記パフォーマンス重視モードから前記メモリ節約モードに切替えて前記親機との連結動作を継続することを特徴とする画像形成連結システム。 - 前記メモリ節約モードは、前記親機の画像転送タイミングと前記子機の印刷動作タイミングとが同期するように行われることを特徴とする請求項1に記載の画像形成連結システム。
- 前記親機は前記連結手段により前記子機の記憶手段のメモリ残量情報を取得し、該メモリ残量情報に応じて前記パフォーマンス重視モード若しくはメモリ節約モードの何れかに切替えて当該子機との画像転送を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成連結システム。
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