JPH0737510A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
プラズマディスプレイパネルInfo
- Publication number
- JPH0737510A JPH0737510A JP18375293A JP18375293A JPH0737510A JP H0737510 A JPH0737510 A JP H0737510A JP 18375293 A JP18375293 A JP 18375293A JP 18375293 A JP18375293 A JP 18375293A JP H0737510 A JPH0737510 A JP H0737510A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- pdp
- layer
- discharge
- dielectric layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】プラズマディスプレイパネルに関し、可及的に
放電開始電圧を低下させて駆動の容易化を図ることを目
的とする。 【構成】表示電極Ｘ，Ｙを被覆する誘電体層１７の保護
及び放電開始電圧を低くするための酸化マグネシウム膜
１８を有したプラズマディスプレイパネル１において、
酸化マグネシウム膜１８の表層面が多数の段差部ｓを有
するように構成される。
放電開始電圧を低下させて駆動の容易化を図ることを目
的とする。 【構成】表示電極Ｘ，Ｙを被覆する誘電体層１７の保護
及び放電開始電圧を低くするための酸化マグネシウム膜
１８を有したプラズマディスプレイパネル１において、
酸化マグネシウム膜１８の表層面が多数の段差部ｓを有
するように構成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマディスプレイ
パネル（ＰＤＰ）に関する。ＰＤＰは、表示輝度の上で
有利な自己発光型の表示デバイスであり、画面の大型化
及び高速表示が可能であることから、ＯＡ機器や公報表
示装置などに利用されている。特にカラー表示に適した
面放電型のＰＤＰは、ハイビジョン映像の分野にその用
途が拡大されつつある。
パネル（ＰＤＰ）に関する。ＰＤＰは、表示輝度の上で
有利な自己発光型の表示デバイスであり、画面の大型化
及び高速表示が可能であることから、ＯＡ機器や公報表
示装置などに利用されている。特にカラー表示に適した
面放電型のＰＤＰは、ハイビジョン映像の分野にその用
途が拡大されつつある。
【０００２】
【従来の技術】ＰＤＰは、一対のガラス基板を対向配置
し、これらガラス基板の対向領域の周縁部を封止するこ
とによって、内部に数十〜百μｍ程度の間隙からなる放
電空間を形成した表示デバイスである。
し、これらガラス基板の対向領域の周縁部を封止するこ
とによって、内部に数十〜百μｍ程度の間隙からなる放
電空間を形成した表示デバイスである。
【０００３】例えばマトリクス表示方式のＰＤＰでは、
多数の電極が格子状に配列され、各電極の交差部に画定
される放電セルを選択的に発光させることによって、任
意の図形や文字の表示が行われる。
多数の電極が格子状に配列され、各電極の交差部に画定
される放電セルを選択的に発光させることによって、任
意の図形や文字の表示が行われる。
【０００４】さて、放電セルを画定する一対の電極に対
して交互に所定波高値の電圧パルスを印加するＡＣ駆動
型のＰＤＰにおいては、電極が低融点ガラスなどの誘電
体層で覆われ、さらにその表面に誘電体層を放電時のイ
オン衝撃から保護するための耐熱性の保護膜が設けられ
る。
して交互に所定波高値の電圧パルスを印加するＡＣ駆動
型のＰＤＰにおいては、電極が低融点ガラスなどの誘電
体層で覆われ、さらにその表面に誘電体層を放電時のイ
オン衝撃から保護するための耐熱性の保護膜が設けられ
る。
【０００５】一般に、この保護膜の材料として、酸化マ
グネシウム（ＭｇＯ）が用いられている。ＭｇＯは、耐
熱性の物質の中でも特に二次電子放出係数が大きく、放
電開始電圧を低下させてＰＤＰの駆動を容易化する作用
を呈する。
グネシウム（ＭｇＯ）が用いられている。ＭｇＯは、耐
熱性の物質の中でも特に二次電子放出係数が大きく、放
電開始電圧を低下させてＰＤＰの駆動を容易化する作用
を呈する。
【０００６】従来のＰＤＰにおいては、蒸着法などの薄
膜形成法を用いて、誘電体層を一様に被覆する数千Å程
度の厚さのＭｇＯ膜が設けられていた。
膜形成法を用いて、誘電体層を一様に被覆する数千Å程
度の厚さのＭｇＯ膜が設けられていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】一対の電極が一方のガ
ラス基板の内面上に互いに平行に配置された面放電型の
ＰＤＰでは、放電空間は隔壁によって電極の延長方向に
単位発光領域毎に区画される。
ラス基板の内面上に互いに平行に配置された面放電型の
ＰＤＰでは、放電空間は隔壁によって電極の延長方向に
単位発光領域毎に区画される。
【０００８】このため、表示の高精細化につれて、単位
発光領域の放電空間が狭くなることから、イオンの移動
が抑制されて放電開始電圧が上昇し、駆動が困難になる
という問題があった。
発光領域の放電空間が狭くなることから、イオンの移動
が抑制されて放電開始電圧が上昇し、駆動が困難になる
という問題があった。
【０００９】本発明は、上述の問題に鑑み、可及的に放
電開始電圧を低下させて駆動の容易化を図ることを目的
としている。
電開始電圧を低下させて駆動の容易化を図ることを目的
としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係るＰ
ＤＰは、上述の課題を解決するため、図１及び図２に示
すように、表示電極Ｘ，Ｙを被覆する誘電体層１７の保
護及び放電開始電圧を低くするための酸化マグネシウム
膜１８を有したプラズマディスプレイパネル１におい
て、前記酸化マグネシウム膜１８の表層面が多数の段差
部ｓを有するように構成される。
ＤＰは、上述の課題を解決するため、図１及び図２に示
すように、表示電極Ｘ，Ｙを被覆する誘電体層１７の保
護及び放電開始電圧を低くするための酸化マグネシウム
膜１８を有したプラズマディスプレイパネル１におい
て、前記酸化マグネシウム膜１８の表層面が多数の段差
部ｓを有するように構成される。
【００１１】請求項２の発明に係るＰＤＰは、段差部ｓ
が、前記表示電極Ｘ，Ｙの延長方向における単位発光領
域ＥＵ間の境界部を避けるように設けられて構成され
る。
が、前記表示電極Ｘ，Ｙの延長方向における単位発光領
域ＥＵ間の境界部を避けるように設けられて構成され
る。
【００１２】
【作用】段差部ｓの分だけ酸化マグネシウム膜１８の表
面積が増大し、一対の電極Ｘ，Ｙ間に所定電圧を印加し
たときの二次電子の放出量が多くなり、放電開始電圧が
低くなる。
面積が増大し、一対の電極Ｘ，Ｙ間に所定電圧を印加し
たときの二次電子の放出量が多くなり、放電開始電圧が
低くなる。
【００１３】
【実施例】図１は本発明に係るＰＤＰ１の１画素に対応
する部分の基本的な構造を示す分解斜視図、図２は図１
のＰＤＰ１の要部を拡大して示す断面図である。
する部分の基本的な構造を示す分解斜視図、図２は図１
のＰＤＰ１の要部を拡大して示す断面図である。
【００１４】図１において、ＰＤＰ１は、３電極構造の
面放電型ＰＤＰであり、表示面Ｈ側のガラス基板１１、
表示のライン方向に延びた一対の表示電極Ｘ，Ｙからな
る電極対１２、ＡＣ駆動のための誘電体層１７、誘電体
層１７を放電空間３０に対して被覆する保護膜としての
ＭｇＯ膜１８、背面側のガラス基板２１、放電空間３０
の間隙寸法を規定する複数のストライプ状の隔壁２９、
各隔壁２９の間に設けられたアドレス電極Ａ、及びＲ
（赤），Ｇ（緑），Ｂ（青）の３原色の蛍光体２８Ｒ，
２８Ｇ，２８Ｂなどから構成されている。
面放電型ＰＤＰであり、表示面Ｈ側のガラス基板１１、
表示のライン方向に延びた一対の表示電極Ｘ，Ｙからな
る電極対１２、ＡＣ駆動のための誘電体層１７、誘電体
層１７を放電空間３０に対して被覆する保護膜としての
ＭｇＯ膜１８、背面側のガラス基板２１、放電空間３０
の間隙寸法を規定する複数のストライプ状の隔壁２９、
各隔壁２９の間に設けられたアドレス電極Ａ、及びＲ
（赤），Ｇ（緑），Ｂ（青）の３原色の蛍光体２８Ｒ，
２８Ｇ，２８Ｂなどから構成されている。
【００１５】内部の放電空間３０は、隔壁２９によって
ライン方向に単位発光領域ＥＵ毎に区画され、この放電
空間３０には、蛍光体２８Ｒ，２８Ｇ，２８Ｂを励起す
る紫外線を放つ放電ガスとして、ネオンにキセノン（１
〜１５モル％程度）を混合したペニングガスが５００
［Ｔｏｒｒ］程度のガス圧力となるように封入されてい
る。誘電体層１７及び隔壁２９は、それぞれスクリーン
印刷法による低融点ガラスペーストの印刷とその後の焼
成とによって形成されている。
ライン方向に単位発光領域ＥＵ毎に区画され、この放電
空間３０には、蛍光体２８Ｒ，２８Ｇ，２８Ｂを励起す
る紫外線を放つ放電ガスとして、ネオンにキセノン（１
〜１５モル％程度）を混合したペニングガスが５００
［Ｔｏｒｒ］程度のガス圧力となるように封入されてい
る。誘電体層１７及び隔壁２９は、それぞれスクリーン
印刷法による低融点ガラスペーストの印刷とその後の焼
成とによって形成されている。
【００１６】表示電極Ｘ，Ｙは、蛍光体２８Ｒ，２８
Ｇ，２８Ｂに対して表示面Ｈ側に配置されることから、
面放電を広範囲とし且つ表示光の遮光を最小限とするた
め、１５０μｍ程度の幅を有した帯状の透明導電体４１
と、その導電性を補う６０μｍ程度の幅を有した金属層
４２とから構成されている。透明導電体４１はネサ膜
（酸化錫膜）からなり、金属層４２は例えばクロム−銅
−クロムの三層構造の薄膜からなる。透明導電体４１及
び金属層４２は、それぞれフォトリソグラフィ法によっ
て形成されている。
Ｇ，２８Ｂに対して表示面Ｈ側に配置されることから、
面放電を広範囲とし且つ表示光の遮光を最小限とするた
め、１５０μｍ程度の幅を有した帯状の透明導電体４１
と、その導電性を補う６０μｍ程度の幅を有した金属層
４２とから構成されている。透明導電体４１はネサ膜
（酸化錫膜）からなり、金属層４２は例えばクロム−銅
−クロムの三層構造の薄膜からなる。透明導電体４１及
び金属層４２は、それぞれフォトリソグラフィ法によっ
て形成されている。
【００１７】一対の表示電極Ｘ，Ｙの一方とアドレス電
極Ａとの各交差部に、単位発光領域ＥＵの表示又は非表
示を選択するための選択放電セル（図示せず）が画定さ
れ、選択放電セルの近傍に面放電のための主放電セル
（図示せず）が画定される。これにより、図の縦方向に
連続する各蛍光体２８Ｒ，２８Ｇ，２８Ｂの内、各単位
発光領域ＥＵに対応した部分を選択的に発光させること
ができ、Ｒ，Ｇ，Ｂの組み合わせによるフルカラー表示
が可能である。
極Ａとの各交差部に、単位発光領域ＥＵの表示又は非表
示を選択するための選択放電セル（図示せず）が画定さ
れ、選択放電セルの近傍に面放電のための主放電セル
（図示せず）が画定される。これにより、図の縦方向に
連続する各蛍光体２８Ｒ，２８Ｇ，２８Ｂの内、各単位
発光領域ＥＵに対応した部分を選択的に発光させること
ができ、Ｒ，Ｇ，Ｂの組み合わせによるフルカラー表示
が可能である。
【００１８】表示画面を構成する各画素（ドット）ＥＧ
は、ライン方向に並ぶ同一面積の３つの単位発光領域Ｅ
Ｕから構成されている。画素ＥＧの平面形状は画質の上
で有利な正方形とされ、単位発光領域ＥＵの平面形状は
縦方向に長い長方形（例えば６６０μｍ×２２０μｍ程
度の大きさ）とされている。
は、ライン方向に並ぶ同一面積の３つの単位発光領域Ｅ
Ｕから構成されている。画素ＥＧの平面形状は画質の上
で有利な正方形とされ、単位発光領域ＥＵの平面形状は
縦方向に長い長方形（例えば６６０μｍ×２２０μｍ程
度の大きさ）とされている。
【００１９】表示に際しては、例えば、まず、表示電極
Ｘと表示電極Ｙとの間に放電開始電圧を越える電圧を印
加してライン単位の面放電（誘電体層１７の表面方向の
放電）を生じさせる。面放電が生じると、印加電圧と逆
の極性の壁電荷が各表示電極Ｘ，Ｙ上の誘電体層１７に
蓄積し、この壁電荷によって各単位発光領域ＥＵにおけ
る表示電極Ｘ，Ｙ間の相対的な電位差であるセル電圧が
下がって放電が停止する。続いて、各ラインについて、
表示パターンに応じて選択したアドレス電極Ａに放電消
去パルスを印加し、不要の壁電荷を消失させる。
Ｘと表示電極Ｙとの間に放電開始電圧を越える電圧を印
加してライン単位の面放電（誘電体層１７の表面方向の
放電）を生じさせる。面放電が生じると、印加電圧と逆
の極性の壁電荷が各表示電極Ｘ，Ｙ上の誘電体層１７に
蓄積し、この壁電荷によって各単位発光領域ＥＵにおけ
る表示電極Ｘ，Ｙ間の相対的な電位差であるセル電圧が
下がって放電が停止する。続いて、各ラインについて、
表示パターンに応じて選択したアドレス電極Ａに放電消
去パルスを印加し、不要の壁電荷を消失させる。
【００２０】その後、各ラインの表示電極Ｘ，Ｙに対し
て交互に放電維持電圧を印加する。これにより、壁電荷
が消失していない単位発光領域ＥＵのみにおいて、面放
電で生じた紫外線によって蛍光体２８が励起されて発光
する。このとき、放電維持電圧の印加の周期を適当に選
ぶことによって表示の輝度が調整される。
て交互に放電維持電圧を印加する。これにより、壁電荷
が消失していない単位発光領域ＥＵのみにおいて、面放
電で生じた紫外線によって蛍光体２８が励起されて発光
する。このとき、放電維持電圧の印加の周期を適当に選
ぶことによって表示の輝度が調整される。
【００２１】図２に示すように、ＰＤＰ１において、Ｍ
ｇＯ膜１８は、誘電体層１７を一様に被覆する下層部１
８Ａと、ライン方向に並ぶ互いに平行な４０μｍ程度の
幅のストライプ状の上層部１８Ｂとからなる。下層部１
８Ａは、蒸着法によって形成されており、その厚さは誘
電体層１７の保護膜としての耐久性を確保する上で十分
な５０００Å程度である。上層部１８ＢはＭｇＯペース
トをパターン印刷して焼成する厚膜法によって形成され
ており、その厚さは数μｍ程度である。
ｇＯ膜１８は、誘電体層１７を一様に被覆する下層部１
８Ａと、ライン方向に並ぶ互いに平行な４０μｍ程度の
幅のストライプ状の上層部１８Ｂとからなる。下層部１
８Ａは、蒸着法によって形成されており、その厚さは誘
電体層１７の保護膜としての耐久性を確保する上で十分
な５０００Å程度である。上層部１８ＢはＭｇＯペース
トをパターン印刷して焼成する厚膜法によって形成され
ており、その厚さは数μｍ程度である。
【００２２】つまり、ＭｇＯ膜１８の表層面は、上層部
１８Ｂが下層部１８Ａの上面から突出した波状の凹凸面
となっており、数μｍ程度の高低差の多数の段差部（上
層部１８Ｂの側面部）ｓを有している。
１８Ｂが下層部１８Ａの上面から突出した波状の凹凸面
となっており、数μｍ程度の高低差の多数の段差部（上
層部１８Ｂの側面部）ｓを有している。
【００２３】これにより、ＰＤＰ１においては、表層面
が平坦である場合に比べて、ＭｇＯ膜１８の表面積が段
差部ｓの分だけ増大しており、表示電極Ｘ，Ｙ間に所定
電圧を印加したときの二次電子の放出量が多く、放電開
始電圧が低くなる。
が平坦である場合に比べて、ＭｇＯ膜１８の表面積が段
差部ｓの分だけ増大しており、表示電極Ｘ，Ｙ間に所定
電圧を印加したときの二次電子の放出量が多く、放電開
始電圧が低くなる。
【００２４】ただし、このように放電を容易化する段差
部ｓは、ライン方向（表示電極Ｘ，Ｙの延長方向）にお
ける単位発光領域ＥＵ間の境界部、すなわち隔壁２９の
近辺を避けるように設けられている。これは、隔壁２９
の高さのバラツキなどにより隔壁２９と誘電体層１７と
の間に空隙が生じた場合に、ライン方向の単位発光領域
ＥＵ間での放電の干渉が起こらないようにするための配
慮である。
部ｓは、ライン方向（表示電極Ｘ，Ｙの延長方向）にお
ける単位発光領域ＥＵ間の境界部、すなわち隔壁２９の
近辺を避けるように設けられている。これは、隔壁２９
の高さのバラツキなどにより隔壁２９と誘電体層１７と
の間に空隙が生じた場合に、ライン方向の単位発光領域
ＥＵ間での放電の干渉が起こらないようにするための配
慮である。
【００２５】図３は他の実施例に係るＰＤＰ１ｂの要部
を拡大して示す斜視図である。図３において、図１及び
図２に対応する構成要素には形状の差異に係わらず同一
の符号を付してある。
を拡大して示す斜視図である。図３において、図１及び
図２に対応する構成要素には形状の差異に係わらず同一
の符号を付してある。
【００２６】ＰＤＰ１ｂでは、ＭｇＯ膜１８が、誘電体
層１７を一様に被覆する下層部１８Ａと、縦横に等間隔
に並ぶ１μｍ角程度の平面寸法を有した上層部１８Ｃと
から構成されている。
層１７を一様に被覆する下層部１８Ａと、縦横に等間隔
に並ぶ１μｍ角程度の平面寸法を有した上層部１８Ｃと
から構成されている。
【００２７】上層部１８Ｃは、その厚さが５０００Å〜
１μｍ程度であり、例えばリフトオフ形式のフォトリソ
グラフィ法により形成されている。すなわち、下層部１
８Ａを蒸着法などにより形成した後、感光性樹脂を一様
に塗布してパターニングし、部分的に露出した下層部１
８Ａを含めてガラス基板１１上に一様にＭｇＯを蒸着
し、不要のＭｇＯを感光性樹脂とともに取り除くことに
より形成されている。
１μｍ程度であり、例えばリフトオフ形式のフォトリソ
グラフィ法により形成されている。すなわち、下層部１
８Ａを蒸着法などにより形成した後、感光性樹脂を一様
に塗布してパターニングし、部分的に露出した下層部１
８Ａを含めてガラス基板１１上に一様にＭｇＯを蒸着
し、不要のＭｇＯを感光性樹脂とともに取り除くことに
より形成されている。
【００２８】このようにリフトオフによれば、下層部１
８Ａの厚さを減少させることなく上層部１８Ｃを形成す
ることができる。なお、１．５μｍの厚さとなるように
誘電体層１７上にＭｇＯを蒸着し、その表層部をエッチ
ング条件を厳密に管理して部分的に除去することによ
り、下層部１８Ａ及び上層部１８Ｃを一括に形成するこ
とも可能である。
８Ａの厚さを減少させることなく上層部１８Ｃを形成す
ることができる。なお、１．５μｍの厚さとなるように
誘電体層１７上にＭｇＯを蒸着し、その表層部をエッチ
ング条件を厳密に管理して部分的に除去することによ
り、下層部１８Ａ及び上層部１８Ｃを一括に形成するこ
とも可能である。
【００２９】ＰＤＰ１ｂにおいても、ＭｇＯ膜１８の表
層面は多数の段差部（上層部１８Ｃの側面部）ｓを有し
た凹凸面となっており、二次電子の放出量の増大が図ら
れている。
層面は多数の段差部（上層部１８Ｃの側面部）ｓを有し
た凹凸面となっており、二次電子の放出量の増大が図ら
れている。
【００３０】上述の実施例においては、マトリクス表示
方式の面放電型のＰＤＰ１，１ｂを例示したが、放電空
間３０に露出するＭｇＯ膜１８を有した他の形式のＰＤ
Ｐ、例えばセグメント表示方式の面放電型ＰＤＰやマト
リクス表示方式の対向放電型ＰＤＰにも本発明を適用す
ることができる。
方式の面放電型のＰＤＰ１，１ｂを例示したが、放電空
間３０に露出するＭｇＯ膜１８を有した他の形式のＰＤ
Ｐ、例えばセグメント表示方式の面放電型ＰＤＰやマト
リクス表示方式の対向放電型ＰＤＰにも本発明を適用す
ることができる。
【００３１】
【発明の効果】本発明によれば、可及的に放電開始電圧
を低下させて駆動の容易化を図ることができる。
を低下させて駆動の容易化を図ることができる。
【００３２】請求項２の発明によれば、単位発光領域間
の放電の干渉を抑え、表示の安定化を図ることができ
る。
の放電の干渉を抑え、表示の安定化を図ることができ
る。
【図１】本発明に係るＰＤＰの１画素に対応する部分の
基本的な構造を示す分解斜視図である。
基本的な構造を示す分解斜視図である。
【図２】図１のＰＤＰの要部を拡大して示す断面図であ
る。
る。
【図３】本発明の他の実施例に係るＰＤＰの要部を拡大
して示す斜視図である。
して示す斜視図である。
１，１ｂ ＰＤＰ（プラズマディスプレイパネル） １７ 誘電体層 １８ ＭｇＯ膜（酸化マグネシウム膜） ｓ 段差部 Ｘ，Ｙ 表示電極 ＥＵ 単位発光領域
Claims (2)
- 【請求項１】表示電極（Ｘ）（Ｙ）を被覆する誘電体層
（１７）の保護及び放電開始電圧を低くするための酸化
マグネシウム膜（１８）を有したプラズマディスプレイ
パネル（１）において、 前記酸化マグネシウム膜（１８）の表層面が多数の段差
部（ｓ）を有してなることを特徴とするプラズマディス
プレイパネル。 - 【請求項２】前記段差部（ｓ）は、前記表示電極（Ｘ）
（Ｙ）の延長方向における単位発光領域（ＥＵ）間の境
界部を避けて設けられてなることを特徴とする請求項１
記載のプラズマディスプレイパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18375293A JP3476217B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | プラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18375293A JP3476217B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | プラズマディスプレイパネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0737510A true JPH0737510A (ja) | 1995-02-07 |
| JP3476217B2 JP3476217B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=16141360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18375293A Expired - Fee Related JP3476217B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | プラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3476217B2 (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998043270A1 (fr) * | 1997-03-21 | 1998-10-01 | Hitachi, Ltd. | Ecran a plasma |
| WO1999009578A1 (fr) * | 1997-08-14 | 1999-02-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Panneau a decharge gazeuse et dispositif d'eclairage a gaz |
| USRE38357E1 (en) | 1995-03-15 | 2003-12-23 | Pioneer Corporation | Surface discharge type plasma display panel |
| US6800010B1 (en) | 1998-08-09 | 2004-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Display panel and manufacturing method for the same including bonding agent application method |
| JP2005093440A (ja) * | 2003-09-18 | 2005-04-07 | Lg Electronics Inc | プラズマディスプレイパネル及びその製造方法 |
| WO2005045872A1 (ja) * | 2003-11-10 | 2005-05-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | プラズマディスプレイパネル |
| WO2005098889A1 (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | ガス放電表示パネル |
| KR100528920B1 (ko) * | 2003-08-19 | 2005-11-15 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
| JP2006173018A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Pioneer Electronic Corp | プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 |
| JP2006245019A (ja) * | 2004-02-26 | 2006-09-14 | Pioneer Electronic Corp | プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 |
| KR100683796B1 (ko) * | 2005-08-31 | 2007-02-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
| KR100738819B1 (ko) * | 2005-04-15 | 2007-07-12 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
| US7456575B2 (en) | 2005-03-22 | 2008-11-25 | Pioneer Corporation | Plasma display panel and method of manufacturing same |
| US7535178B2 (en) | 2004-09-10 | 2009-05-19 | Pioneer Corporation | Plasma display panel |
| US7567036B2 (en) | 2004-03-19 | 2009-07-28 | Pioneer Corporation | Plasma display panel with single crystal magnesium oxide layer |
| US7626336B2 (en) | 2003-09-26 | 2009-12-01 | Panasonic Corporation | Plasma display panel and method for producing same |
| JP2010089458A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Jsr Corp | 積層フィルム、無機蒸着層を有する積層フィルムおよびその製造方法 |
-
1993
- 1993-07-26 JP JP18375293A patent/JP3476217B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (25)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE38357E1 (en) | 1995-03-15 | 2003-12-23 | Pioneer Corporation | Surface discharge type plasma display panel |
| WO1998043270A1 (fr) * | 1997-03-21 | 1998-10-01 | Hitachi, Ltd. | Ecran a plasma |
| WO1999009578A1 (fr) * | 1997-08-14 | 1999-02-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Panneau a decharge gazeuse et dispositif d'eclairage a gaz |
| US6800010B1 (en) | 1998-08-09 | 2004-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Display panel and manufacturing method for the same including bonding agent application method |
| US7014522B2 (en) | 1998-09-08 | 2006-03-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Display panel and manufacturing method for the same including improved bonding agent application method |
| US6860781B2 (en) | 1998-09-08 | 2005-03-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Display panel and manufacturing method for the same including improved bonding agent application method |
| KR100528920B1 (ko) * | 2003-08-19 | 2005-11-15 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
| JP2005093440A (ja) * | 2003-09-18 | 2005-04-07 | Lg Electronics Inc | プラズマディスプレイパネル及びその製造方法 |
| US7626336B2 (en) | 2003-09-26 | 2009-12-01 | Panasonic Corporation | Plasma display panel and method for producing same |
| US7573200B2 (en) | 2003-11-10 | 2009-08-11 | Panasonic Corporation | Plasma display panel |
| WO2005045872A1 (ja) * | 2003-11-10 | 2005-05-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | プラズマディスプレイパネル |
| JP4611207B2 (ja) * | 2003-11-10 | 2011-01-12 | パナソニック株式会社 | プラズマディスプレイパネル |
| JPWO2005045872A1 (ja) * | 2003-11-10 | 2007-05-24 | 松下電器産業株式会社 | プラズマディスプレイパネル |
| JP2006245019A (ja) * | 2004-02-26 | 2006-09-14 | Pioneer Electronic Corp | プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 |
| JP4657988B2 (ja) * | 2004-02-26 | 2011-03-23 | パナソニック株式会社 | プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 |
| US7567036B2 (en) | 2004-03-19 | 2009-07-28 | Pioneer Corporation | Plasma display panel with single crystal magnesium oxide layer |
| WO2005098889A1 (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | ガス放電表示パネル |
| US7812534B2 (en) | 2004-04-08 | 2010-10-12 | Panasonic Corporation | Gas discharge display panel |
| US7535178B2 (en) | 2004-09-10 | 2009-05-19 | Pioneer Corporation | Plasma display panel |
| JP2006173018A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Pioneer Electronic Corp | プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 |
| JP4541868B2 (ja) * | 2004-12-17 | 2010-09-08 | パナソニック株式会社 | プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 |
| US7456575B2 (en) | 2005-03-22 | 2008-11-25 | Pioneer Corporation | Plasma display panel and method of manufacturing same |
| KR100738819B1 (ko) * | 2005-04-15 | 2007-07-12 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
| KR100683796B1 (ko) * | 2005-08-31 | 2007-02-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
| JP2010089458A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Jsr Corp | 積層フィルム、無機蒸着層を有する積層フィルムおよびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3476217B2 (ja) | 2003-12-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6580227B2 (en) | Plasma display panel, manufacturing method thereof, and plasma display | |
| JP3476217B2 (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
| EP0691671A1 (en) | Discharge display apparatus | |
| EP1596410A1 (en) | Plasma display panel and manufacture method thereof | |
| JP3501498B2 (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
| JP3525939B2 (ja) | 面放電型プラズマディスプレイパネルの製造方法 | |
| JPH1196919A (ja) | ガス放電表示パネル | |
| US6469451B2 (en) | Alternating-current-driven-type plasma display | |
| JP3943650B2 (ja) | 表示用放電管 | |
| JP4212184B2 (ja) | プラズマディスプレイ装置 | |
| JP3476220B2 (ja) | 面放電型プラズマディスプレイパネル及びその駆動方法 | |
| JP3832310B2 (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
| JP2006216525A (ja) | プラズマディスプレイ装置、プラズマディスプレイパネル及びその製造方法 | |
| JP3007751B2 (ja) | プラズマディスプレイパネルの製造方法 | |
| WO2003088298A1 (fr) | Ecran a plasma | |
| EP1696456B1 (en) | Plasma display apparatus | |
| JP3005020B2 (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
| JP2731480B2 (ja) | 面放電型プラズマディスプレイパネル | |
| JPH07245062A (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
| JP3272335B2 (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
| JPH0765727A (ja) | 面放電型プラズマディスプレイパネル | |
| JP3931929B2 (ja) | 蛍光体層形成方法 | |
| JPH09330665A (ja) | Ａｃ型プラズマディスプレイパネル | |
| JP3005002B2 (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
| JPH0377239A (ja) | プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030916 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| S131 | Request for trust registration of transfer of right |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313131 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070926 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |