JPH0542170Y2 - - Google Patents

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JPH0542170Y2
JPH0542170Y2 JP13667887U JP13667887U JPH0542170Y2 JP H0542170 Y2 JPH0542170 Y2 JP H0542170Y2 JP 13667887 U JP13667887 U JP 13667887U JP 13667887 U JP13667887 U JP 13667887U JP H0542170 Y2 JPH0542170 Y2 JP H0542170Y2
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tiles
roof
square
square tiles
corrugated plate
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本案は大理石等の石材やタイル材又はセメント
材の方形瓦を用いた屋根に関するものである。
〈従来の技術〉 従来の此種屋根は、長方形に作つた方形瓦をそ
の後端において直接下地板に釘止めすると共に、
この釘止めした方形瓦の後方、即ち屋根の勾配方
向に沿つた上方側にその釘止め固定部を覆う様に
して他の方形瓦を下地板に釘止め固定し、この様
にして順次前方から後方に向けて方形瓦を重合固
定する事により葺かれている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 この様な従来の屋根は、方形瓦の後端を直接下
地板に固定するため、方形瓦の前後方向への長さ
を大きくして、後方側方形瓦の前部分が前方側方
形瓦の後端固定部を充分包覆する様に設計する必
要があり、この重合部分が大略方形瓦の3分の2
を占めている。
このため、この方形瓦を大理石やタイル等の高
価な材料で作る場合には屋根全体の価格が高額に
なると共に屋根に加わる瓦全体の重量も大きくな
ると云う問題がある。
そして又此種屋根においては、横方向に隣接す
る方形瓦間に雨水の浸入を防ぐ重なり部分がない
ため、隣接する方形瓦間の目地から雨水が浸入し
易すく、これに対する防水手間が煩多であると云
う問題がある。
〈問題点を解決するための手段〉 本案屋根においては、屋根構造体の下地板11
上には屋根の勾配方向と直交する方向、即ち横方
向に延びる細長い方形瓦の列20が屋根の勾配方
向、即ち前後方向に沿つて順次連接されている。
この方形瓦の列20は、下地板11上に後端を固
定された横長の波形板21と、この波形板21の
上に横1列に並べられて且つ波形板上に接着剤2
13で接着固定された多数の方形瓦22とで構成
されており、各方形瓦22はその側面を相互に接
合せしめられて平滑な瓦面を形成している。
上記方形瓦22はその前後方向への幅が波形板
21の前後方向への幅より狭くなる様に作られる
と共に波形板21の後端固定部を露呈する様に波
形板21の前方に偏倚して位置せしめられてい
る。上記方形瓦の列20は、その波形板21前縁
を下方に隣接する他の方形瓦の列を構成する方形
瓦の後縁上面に重合せしめられて順次連設されて
おり、従つて屋根の下方側から順次上方に向けて
葺き上げられている。
更に又上記波形板21は頂面211aが平坦な
凸条211と底面が平らな凹条212とを交番的
に形成すると共に凹条212が屋根の勾配方向に
沿う様にして作られており、上記凸条211の頂
面211aに方形瓦22の平らな底面221を接
着剤213により接着して固定してある。
〈作用〉 この屋根においては、方形瓦の列20はその前
縁が段差を形成して順次前後方向に葺かれてお
り、方形瓦22の接合部分からの漏水は波形板2
1の凹条内212に受入れられて前方側の方形瓦
の列20の上面に排水され、又方形瓦22はその
平らな底面221を波形板21の平坦な凸条21
1の頂面211aに接着されて、確固に固定され
る。そして又この屋根では、方形瓦の列はその波
形板21の後端に設けられた固定部で下地板11
に固定される。
〈実施例〉 第1図は本案屋根を用いた構造物の略解図で、
屋根10は多数の方形瓦の列20で葺かれてい
る。上記方形瓦の列20は、第2図に示す如く、
波形板21と多数の方形瓦22とで構成されてお
り、方形瓦22は大理石やタイル等の美麗な材料
を用いて作られるのが通常である。
上記波形板21は頂面が平坦な凹条211と底
面が平坦な凹条212とを交番的に形成した構成
であり、凸条211の平坦な頂面211aに接着
剤213を塗布して方形瓦22の底面221を接
着固定している。
上記凸条211と凹条212とはその開口方向
が屋根10の勾配方向、即ち前後方向に沿う様に
位置せしめられており、従つて波形板21は横長
に作られると共に屋根勾配方向と直交する方向、
即ち横方向に展張されている。
上記方形瓦22はその側面を隣接する他の方形
瓦の側面と接合せしめられて横方向に順次配列せ
しめられており、各方形瓦22の接合部には防水
目地222が例えばコーキングを用いて形成され
ている。
上記波形板21は、第3図乃至第5図に示す如
く、その後端を固定部として屋根構造体の下地板
11に例えば釘12によつて固定されており、こ
の後端は方形瓦22より後方に延びて露出してい
る。このために方形瓦22は、その前後方向への
幅が波形板21の前後方向への幅より小さくなる
様作られると共に、波形板21の前方側へ偏倚せ
しめられて配列されている。
上記方形瓦の列20は、その前縁が下方に隣接
する他の方形瓦の列20の後端上面に重合する様
に配設されており、従つてこの方形瓦の列20
は、屋根10の下方前端側から順次後端側に向け
て葺上げられると共にその後端固定部は後方側の
方形瓦の列により覆われる事になる。
上記方形瓦の列20には、その波形板21の凸
条211に係止片23が設けてあり、この係止片
23は凸条211の前端から上方に突出して、上
記方形瓦22の落下を阻止する様に方形瓦22の
前面を係止している。
上記係止片23は、第3図に示す如く、上記凸
条211の前端に1体的に形設しても良いし、或
は又第7図に示す如く、凸条211に別体の小片
を取付けて構成しても良い。
上記波形板21には第3図、第6図に示す如
く、切欠前縁部214を形成して波形板21の前
面が露呈しない様に構成するのが望ましく、この
場合にはこの切欠前縁部214で第5図に示す如
く形成される空隙S内にパツキング材等を充填し
て段差部分を外観美麗に仕上げる事が望ましい。
上記実施例では、方形瓦の列20は目地222
を目立たない様に仕上げて、恰も1本の方形瓦の
列20が無継目状に看取される様構成してあり、
従つて各方形瓦の列20の目地222は屋根の前
後方向へ連続する様に形成されているが、この目
地222は方形瓦22が千鳥状に看取される様に
位置ずれして形成しても良く、この場合には目地
222を鮮明に形成して方形瓦22の千鳥配置が
美麗になる様設計する事が望ましい。
〈考案の効果〉 本案屋根はこの様なものであるから、下記効果
を得る事が出来る。
波形板21上に方形瓦22を接着して、この波
形板21を下地板11に固定するため、方形瓦2
2を個別的に固定する従来屋根に比較して屋根葺
き手間が極めて容易になると共に、方形瓦22の
前後方向への幅、即ち屋根の勾配方向への長さが
小さくて足りるため、方形瓦22の大きさを従来
の方形瓦に比較して小さくする事が出来、従つて
方形瓦22の価格と重量を節減出来る効果があ
る。波形板21を用いるため、方形瓦22の重量
に対する強度を大きくする事が出来ると共に、方
形瓦22の接合部の直下にある凹条を排水溝とし
て用いる事が出来るから、方形瓦22の接合部か
ら浸水があつても、この浸水を屋内に漏水させる
事なく下方の方形瓦の列20上に排水する事が出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案屋根に用いた建造物の略解正面
図、第2図は同上屋根の要部を示す縦断正面図、
第3図は同上屋根の1部の斜視図、第4図は同上
屋根の要部を示す縦断側面図、第5図は第4図の
1部を拡大した縦断側面図、第6図は同上屋根の
1部の平面図、第7図は本案屋根に使用する波形
板の他の実施例を示す1部の斜視図である。 図中、10は屋根、11は下地板、20は方形
瓦の列、21は波形板、22は方形瓦を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋根構造体の下地板上に、屋根の勾配方向と直
    交する横方向に延びる細長い方形瓦の列を屋根の
    勾配方向に沿つて順次前後に連接せしめて設け、
    上記方形瓦の列は横長の波形板と、この波形板の
    上に順次固着された多数の方形瓦とで構成し、上
    記波形板はその後方に固定部を設けて該部におい
    て下地板に固定する様に構成すると共に、上記方
    形瓦はその前後方向への幅が上記波形板の前後方
    向への幅より小さくなる様に作つて、且つ波形板
    の固定部より前方に位置する様に偏倚せしめ、上
    記方形瓦の列はその波形板の前縁が下方に隣接す
    る他の方形瓦の列の方形瓦上に重合する様にして
    連設せしめ、上記波形板はその凸条頂面と凹条底
    面を夫々平面に形成すると共に、上記方形瓦は上
    記凸条の頂面にその底面を接着剤で接着固定され
    た構成の屋根。
JP13667887U 1987-09-07 1987-09-07 Expired - Lifetime JPH0542170Y2 (ja)

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JP13667887U JPH0542170Y2 (ja) 1987-09-07 1987-09-07

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JP13667887U JPH0542170Y2 (ja) 1987-09-07 1987-09-07

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JPS6443120U JPS6443120U (ja) 1989-03-15
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