JPH0736553U - 省電力化車両電源回路 - Google Patents

省電力化車両電源回路

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JPH0736553U
JPH0736553U JP6504493U JP6504493U JPH0736553U JP H0736553 U JPH0736553 U JP H0736553U JP 6504493 U JP6504493 U JP 6504493U JP 6504493 U JP6504493 U JP 6504493U JP H0736553 U JPH0736553 U JP H0736553U
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power supply
conversion circuit
circuit
voltage
voltage conversion
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JP6504493U
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正弘 小原沢
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源回路に関し、特にバスやトラック等の大
型車両において24Vバッテリー電源から一般乗用車の
オーディオ機器(12V)に給電するための、簡易且つ
省電力化した電源回路を提供することを目的とする。 【構成】 電源スイッチ2がオンしたときにバッテリー
電源からの直流電圧値を所定の直流電圧値に変換する第
1の電圧変換回路1、前記バッテリー電源からの直流電
圧値を常時前記所定の直流電圧値に変換する第2の電圧
変換回路3、前記第1の電圧変換回路1及び前記第2の
電圧変換回路3の双方から出力が与えられる第1の出力
端子6、前記電源スイッチ2がオンしたときに前記第1
の出力端子6からの出力を通過させるスイッチ回路5、
そして前記スイッチ回路5を介して前記第1の出力端子
6からの出力を与える第2の出力端子7から構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電源回路に関し、特にバスやトラック等における大型車両用の24V バッテリー電源を用いて一般乗用車の車載用のオーディオ機器を動作させるため の電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の大型車両で使われている電源回路の一例を示したものである。 バス等の大型車両は、一般の乗用車と異なりエンジン始動時のスタータ電流等 により大きな電流を必要とするため、一般乗用車の12Vバッテリー電源に対し て24Vバッテリー電源を使用する。しかしながら、前記車両に搭載されるオー ディオ機器は12V電源を使用するため、車両がアクセサリ(ACC)オンの状 態で図4のACCスイッチ(ACC−SW)21が閉じ、DC/DCコンバータ 22は24Vバッテリー電源を変換した12V直流電圧をACC電源端子23へ 出力する。ACC電源端子は前述のように電源がオン/オフされる端子であり、 ここへ前記オーディオ機器等が接続されていた。
【0003】 また、トランジスタ・レギュレータ(TrREG)24は、例えば出力トラン ジスタと定電圧ツェナーダイオード等からなる簡単な電圧変換回路であり、前記 DC/DCコンバータ22と同様に24Vバッテリー電圧を12Vの直流電圧に 変換する。このTrREG24からの出力はバックアップ電源端子(buk)2 5に与えられる。そこからは上記と異なり常時12V電圧が出力され、その出力 は、例えば車のイグニション(IG)キーがオフの時にも、車内の時計やその他 種々の車載機器の制御用マイクロプロセッサ等に与えられる。
【0004】 前記DC/DCコンバータ22とTrREG24との大きな相違はその出力電 流容量値である。前者はオーディオ機器等を動作させるため、例えば2〜3A程 度の大きな電流容量を必要とし、それに対して後者はプロセッサ等を動作させる ための、例えば100mA程度の比較的小さな電流容量であればよい。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した大型車両で使われるオーディオ機器に対して、乗用車 用に使われる一般のオーディオアンプ等(12V電源を使用する)はノイズ等の 関係から前記バックアップ電源側を使用するシステムである。そのため、図4の ような回路構成ではTrREG24の電流容量が不足し、結果的に前記大型車両 に乗用車用のオーディオ機器を搭載することはできなかった。
【0006】 そのため、図5に示す別の電源回路の実施例のように、図4のTrREG24 をDC/DCコンバータ22と同様な新たなDC/DCコンバータ26に置き換 えることが行われた。しかしながら、バックアップ電源に前記DC/DCコンバ ータ26を使用すると、前記BUK端子25に接続されるオーディオ機器が電源 オフの状態にも前記DC/DCコンバータ26には大きなアイドリング電流(I i)が流れる。そして、その値はDC/DCコンバータ26の出力電流容量に比 例して増加する。従って、例えば電流容量4Aの場合には30mA程度のアイド リング電流が流れ、それによってバッテリ上がり等の不具合を生じるという問題 があった。
【0007】 そこで本考案の目的は、前記問題点に鑑み、大電流出力用の電圧変換回路と小 電流出力用の電圧変換回路とを組み合わせ、そしてそれらを適切に切り換え若し くは駆動することによって前記アイドリング電流を減少させ、さらにはその回路 自体も簡易化した電源回路を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、電源スイッチがオンしたときにバッテリー電源からの直流電 圧値を所定の直流電圧値に変換する第1の電圧変換回路、前記バッテリー電源か らの直流電圧値を常時前記所定の直流電圧値に変換する第2の電圧変換回路、前 記第1の電圧変換回路及び前記第2の電圧変換回路の双方から出力が与えられる 第1の出力端子、前記電源スイッチがオンしたときに前記第1の出力端子からの 出力を通過させるスイッチ回路、そして前記スイッチ回路を介して前記第1の出 力端子からの出力を与える第2の出力端子から構成する電源回路が与えられる。 また本考案によれば、前記第1の電圧変換回路は、前記電源スイッチのオンによ って動作を開始する各種機器のための大電流を供給し、そして前記第2の電圧変 換回路は常時動作を必要とする制御等のための小電流を供給する。
【0009】
【作用】
前記第1の電圧変換回路は大電流(例えば前述した2〜3A程度)を流すため にアイドリング電流も大きいが、前記電源スイッチによってそれに接続されるオ ーディオ機器等を使用する場合にしか動作しない。また前記第2の電圧変換回路 は常時バックアップ用の電流(100mA程度)を流しているが、そのアイドリ ング電流は3mA程度でありバッテリー電源は上述した不具合を生じない。前記 第1の出力端子には前述した両者の電流が流れ、前記オーディオ機器等が電源オ フ時には前記第2の電圧変換回路から、そして電源オン時には主に前記第1の電 圧変換回路から電流が供給される。従って、前記オーディオ機器等を使用してい ない時にはアイドリング電流は最小に保たれる。また前記スイッチ回路を介した スイッチング電源のための端子である第2の出力端子の電源には前記第1の電圧 変換回路が共用される。これによって電源回路を簡略化すると共にまたアイドリ ング電流の増加が防止される。
【0010】
【実施例】
図1は、本考案による大型車両の電源回路の一実施例を示した回路図である。 図1と本考案との関係では、図1のDC/DCコンバータ1及びトランジスタ ・レギュレータ3が本考案の第1の電圧変換回路及び第2の電圧変換回路にそれ ぞれ対応し、また図1のアクセサリスイッチ2が本考案の電源スイッチ2に対応 する。そして図1のトランジスタ電流スイッチ回路5とバックアップ電源端子6 及びACC電源端子7が本考案のスイッチ回路と第1の出力端子及び第2の出力 端子にそれぞれ対応する。
【0011】 DC/DCコンバータ1は、電源変換効率の高い通常のスイッチングレギュレ ータ回路若しくはスイッチングレギュレータ・モジュールからなり本例では24 Vの直流電圧を12Vの直流電圧に変換し、出力電流として2〜3A程度の電流 を供給する。また、それは図1に示すように電源供給動作の開始/停止を制御す るための制御端子(ON/OFF)を有している。ACCスイッチ(ACC−S W)2は、車両のアクセサリ・キーオン等による各種車載機器の使用を開始する ためのスイッチであり、このACCスイッチ2のオンによって前記DC/DCコ ンバータ1は給電動作を開始する。
【0012】 トランジスタ・レギュレータ3は、常時24Vバッテリーからの直流電圧を1 2Vの直流電圧に変換するが、その出力電流は100mA程度でありアイドリン グ電流も3mA程度と少ない。 図2は、前記トランジスタ・レギュレータ3の一回路構成例(点線で囲んだ部 分)を示している。 図2において、抵抗9は次段の定電圧ツェナーダイオード10にバイアス電流 Iiを流すためのものであり、この電流はまた前述したアイドリング電流ともな る。前記定電圧ツェナーダイオード10には13V付近の値を有するツェナーダ イオードが選ばれ、このツエナー電圧は電圧変換出力用トランジスタ8のVBE電 圧(約0.7V)とエミッタ側に接続された逆流防止若しくは電流切り換えスイ ッチとして機能するダイオード4の順方向電圧(約0.7V)分だけ電圧降下し て約12Vの簡単な電源を与える。
【0013】 図1のバックアップ電源端子6には前記DC/DCコンバータ1及びトランジ スタ・レギュレータ3の双方からの出力電流が与えられる。それらの電流は加算 されるか、若しくは前記ダイオード4による電流スイッチの働きによってスイッ チ的に切り換えて与えられる。トランジスタ電流スイッチ5は前記ACCスイッ チ2がオンの時に前記バックアップ電源端子6に与えられる電流を分流し、それ をON/OFF制御を必要とするACC電源端子7に与える。
【0014】 図3は、上述した本考案による電源回路の動作を表にまとめたものであり、前 記ACCスイッチ2のオン/オフ動作によって2つの状態に大別される。ACC スイッチ2がオフの場合には、前記DC/DCコンバータ1は停止しており、ま たトランジスタ電流スイッチ5もオフの状態である。従って、この場合には常時 給電するトランジスタ・レギュレータ3からの12V電源だけがバックアップ電 源端子6に与えられ電源回路としてのアイドリング電流は小さい。またACC電 源端子7はオフの状態である。 ACCスイッチ2がオンの場合には、前述のように前記DC/DCコンバータ 1及びトランジスタ電流スイッチ5を含めた全ての回路が動作状態となり、バッ クアップ電源端子6及びACC電源端子7の双方に前記DC/DCコンバータ1 からの大電流の出力が与えられる。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば大電流出力用の電圧変換回路と小電流出力 用の電圧変換回路とを組み合わせ、それらを適切に動作させることによって、そ こに接続されるオーディオ機器、特に一般乗用車用のオーディオ機器等をアイド リング電流を減少させた状態で大型車両に接続可能となる。またこれによって、 従来問題となっていた24Vバッテリー電源の上がり等の弊害が除去される。 さらに、本考案によればバックアップ電源及びACC電源を与える大電流出力 用の電圧変換回路は共用され、簡単で低コストの電源回路が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電源回路の一実施例を示した回路
図である。
【図2】図1のトランジスタ・レギュレータの一実施例
を示した回路図である。
【図3】本考案による電源回路の動作を表にまとめた説
明図である。
【図4】従来の大型車両の電源回路の一例(1)を示し
たブロック図でる。
【図5】従来の大型車両の電源回路の一例(2)を示し
たブロック図でる。
【符号の説明】
1…DC/DCコンバータ 2…ACCスイッチ 3…トランジスタ・レギュレータ 6…バックアップ電源端子 7…ACC電源端子 21…ACCスイッチ 22,26…DC/DCコンバータ 24…トランジスタ・レギュレータ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源スイッチ(2)がオンしたときにバ
    ッテリー電源からの直流電圧値を所定の直流電圧値に変
    換する第1の電圧変換回路(1)、前記バッテリー電源
    からの直流電圧値を常時前記所定の直流電圧値に変換す
    る第2の電圧変換回路(3)、前記第1の電圧変換回路
    (1)及び前記第2の電圧変換回路(3)の双方から出
    力が与えられる第1の出力端子(6)、前記電源スイッ
    チ(2)がオンしたときに前記第1の出力端子(6)か
    らの出力を通過させるスイッチ回路(5)、そして前記
    スイッチ回路(5)を介して前記第1の出力端子(6)
    からの出力を与える第2の出力端子(7)から構成する
    ことを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の電圧変換回路(1)は、前記
    電源スイッチ(2)のオンによって動作を開始する各種
    機器のための大電流を供給し、そして前記第2の電圧変
    換回路(3)は常時動作を必要とする制御等のための小
    電流を供給する請求項1記載の電源回路。
JP6504493U 1993-12-06 1993-12-06 省電力化車両電源回路 Pending JPH0736553U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004175147A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Honda Motor Co Ltd 車両の電力供給システム
JP2012046127A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Mitsubishi Motors Corp 車両電源装置
JP2019146335A (ja) * 2018-02-20 2019-08-29 株式会社三社電機製作所 電源装置

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