JPH0735208Y2 - 表示灯 - Google Patents

表示灯

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JPH0735208Y2
JPH0735208Y2 JP8925891U JP8925891U JPH0735208Y2 JP H0735208 Y2 JPH0735208 Y2 JP H0735208Y2 JP 8925891 U JP8925891 U JP 8925891U JP 8925891 U JP8925891 U JP 8925891U JP H0735208 Y2 JPH0735208 Y2 JP H0735208Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
undercoat
corrosion
resistant metal
sputtering film
Prior art date
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Application number
JP8925891U
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English (en)
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JPH0541007U (ja
Inventor
新一 田村
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばリヤーフィニッ
シャーなどの車両用の装飾灯や表示灯、若しくはその他
の各種の表示灯類や装飾灯類など(本明細書では単に表
示灯と称する。)であって、そのレンズに半透鏡(所謂
ハーフミラー)を施した表示灯に係り、特にレンズの内
面形状が複雑であっても半透鏡を確実に施すことがで
き、また半透鏡の耐久性が良い表示灯に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の表示灯を、図3乃至図5
を参照して説明する。この例は、車両用の装飾灯として
のリヤーフィニッシャーについて説明する。図におい
て、Aは車両用のリヤーフィニッシャーであり、このリ
ヤーフィニッシャーAはその後部の取付座やボルトやパ
ッキングやワッシャなど(図示せず)により車体パネル
(図示せず)に取り付ける。このリヤーフィニッシャー
Aは、後述するハウジング1とレンズ2と光源(図示せ
ず)とからなる。前記リヤーフィニッシャーAのハウジ
ング1は、その全周縁に接着凹部10を設ける。前記リ
ヤーフィニッシャーAのレンズ2は、例えば無色透明若
しくは有色透明なアクリルなどからなり、その全周縁に
接着脚部20を、前記ハウジング1の接着凹部10に対
応して後方に一体に設ける。このレンズ2の上部と正面
部との角部に大きな回り込み部22を設けると共に、こ
のレンズ2の正面部の内面に溝部21を設ける。この溝
部21は、文字やマークに対応して設ける。このレンズ
2の接着脚部20を前記ハウジング1の接着凹部10に
ホットメルト11などにより接着かつシールする。この
結果、リヤーフィニッシャーAが構成されると共に、こ
のリヤーフィニッシャーAのハウジング1およびレンズ
2により灯室12が形成される。この灯室12内にバル
ブやLED又はEL等の光源(図示せず)を配設する。
なお、上述のレンズ2の内面若しくは外面に配光特性を
得るためにプリズムを刻設する場合がある。
【0003】かかる表示灯においては、意匠性や見栄え
の向上のために、レンズ2の内面(灯室12側の面)に
アルミ蒸着が施されている。すなわち、図5に示すよう
に、レンズ2素材の内面にアクリル系の塗料などからな
るアンダーコート3を、約10〜15μ程度施す。この
アンダーコート3は、平滑度及び密着性を向上させるた
めのものである。次に、上述のアンダーコート3の内面
にアルミ蒸着膜4を所定の厚さに施す。このアルミ蒸着
膜4は、光の反射及び透過を行なうものである。さら
に、上述のアルミ蒸着膜4の内面にアクリル系の塗料等
からなるトップコート5を、約5〜10μ程度施す。こ
のトップコート5は、前記アルミ蒸着膜4を保護するも
のである。なお、上述のアンダーコート3及びアルミ蒸
着膜4及びトップコート5は前記レンズ2の全面若しく
は一部(例えば溝部21又はその溝部21の周囲等)に
施す。なお、図5中において、アンダーコート3及びア
ルミ蒸着膜4及びトップコート5の厚さは、作図上の関
係から実際よりも厚く図示してある。上述の表示灯は、
レンズ2の外側から灯室12内に入射しようとする光を
アルミ蒸着膜4で反射させ、一方灯室12内の光源から
の光をアルミ蒸着膜4を透過させてレンズ2の外側に出
射させるものであって、意匠性や見栄えを向上させるこ
とができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の表示灯は、レンズ2の内面にアンダーコート3及びア
ルミ蒸着膜4及びトップコート5を施したものであるか
ら、上述のように、レンズ2の上部と正面部との角部に
大きな回り込み部22を有し、またレンズ2の正面部の
内面に文字やマークに対応して設けた溝部21を有する
場合、この回り込み部22及び溝部21の凹部にアルミ
蒸着膜3が確実に施すことが困難であるなどの問題があ
る。すなわち、レンズ2の内面形状が複雑になると、ア
ルミ蒸着膜4等の半透鏡を施すことが困難となる。逆に
言うとレンズ2製品の内面形状に制限がある。
【0005】本考案の目的は、レンズの内面形状が複雑
であっても半透鏡を確実に施すことができ、また半透鏡
の耐久性が良い表示灯を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、レンズの外側
の面にアンダーコートを施し、そのアンダーコートの外
側の面に耐食性金属のスパッタリング膜を施し、そのス
パッタリング膜の外側の面にトップコートを施したこと
を特徴とする。
【0007】
【作用】本考案は、上記の構成により、レンズの外面側
にアンダーコート及び耐食性金属のスパッタリング膜及
びトップコートを施すので、レンズの内面形状が複雑で
あっても、耐食性金属のスパッタリング膜等の半透鏡を
確実に施すことができる。また、耐食性金属のスパッタ
リング膜により、半透鏡の耐久性が向上される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の表示灯の一実施例を図1及び
図2を参照して説明する。この例は、車両用の装飾灯と
してのリヤーフィニッシャーについて説明する。図中、
図3乃至図5と同符号は同一のものを示す。図におい
て、6はレンズ2素材の外面(灯室12側の面と反対側
の面)施したアンダーコートである。このアンダーコー
ト6は、平滑度及び密着性を向上させるためのものであ
って、ウレタン系の塗料又はアクリル系の塗料などから
なり、約10〜15μ程度施す。図において、7は前記
アンダーコート3の外面に施した耐食性金属のスパッタ
リング膜である。この耐食性金属のスパッタリング膜7
は、光を反射及び透過させるものであって、Ni−Cr
合金(ニッケル−クロム合金)等からなり、約30〜5
00オングストローム程度施す。なお、この耐食性金属
のスパッタリング膜7の厚さは、30オングストローム
以下では反射率が悪く、また500オングストローム以
上では透過率が悪いので、上述の30〜500オングス
トローム程度とし、好ましくは50〜300オングスト
ローム程度とする。図において、8は耐食性金属のスパ
ッタリング膜7の外面に施したトップコートである。こ
のトップコート8は、耐食性金属のスパッタリング膜7
を保護するものであって、ウレタン系の塗料等からな
り、約20〜30μ程度施す。なお、上述のアンダーコ
ート6及び耐食性金属のスパッタリング膜7及びトップ
コート8は前記レンズ2の全面若しくは一部(例えば溝
部21又はその溝部21の周囲等)に施す。
【0009】この実施例における本考案の表示灯は、以
上の如き構成からなるので、レンズ2の外側から灯室1
2内に入射しようとする光を耐食性金属のスパッタリン
グ膜7で反射させ、一方灯室12内の光源からの光を耐
食性金属のスパッタリング膜7を透過させてレンズ2の
外側に出射させるものであるから、意匠性や見栄えを向
上させることができる。
【0010】特に、本考案は、レンズ2の外面側にアン
ダーコート6及び耐食性金属のスパッタリング膜7及び
トップコート8を施したものであるから、レンズ2の内
面形状が複雑であっても、耐食性金属のスパッタリング
膜7等の半透鏡を確実に施すことができる。すなわち、
レンズ2製品の内面形状に制限を受けることなく、半透
鏡を確実に施すことができる。また、耐食性金属のスパ
ッタリング膜7により、半透鏡の耐久性が向上される。
しかも、この実施例においては、トップコート8を約2
0〜30μの厚さ施したので、耐ピッチングに対しても
上述の半透鏡の耐久性がさらに向上される。
【0011】なお、上述の実施例においては、車両用の
装飾灯としてのリヤーフィニッシャーAについて説明し
たが、本考案はその他の車両用の装飾灯や表示灯、若し
くはその他の各種の表示灯類や装飾灯類などにも使用す
ることができる。
【0012】また、上述の実施例におけるアンダーコー
ト6及びトップコート8の厚さは、上述の例に限定され
ない。なお、図2中において、アンダーコート6及び耐
食性金属のスパッタリング膜7及びトップコート8の厚
さは、作図上の関係から実際よりも厚く図示してある。
【0013】
【考案の効果】以上から明らかなように、本考案の表示
灯は、レンズの外側の面にアンダーコートを施し、その
アンダーコートの外側の面に耐食性金属のスパッタリン
グ膜を施し、そのスパッタリング膜の外側の面にトップ
コートを施したものであるから、レンズの外面側にアン
ダーコート及び耐食性金属のスパッタリング膜及びトッ
プコートを施すことができるので、レンズの内面形状が
複雑であっても、耐食性金属のスパッタリング膜等の半
透鏡を確実に施すことができる。また、耐食性金属のス
パッタリング膜により、半透鏡の耐久性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の表示灯の一実施例を示した断面図であ
る。
【図2】図1におけるII部拡大断面図である。
【図3】従来の表示灯における車両用のリヤーフィニッ
シャーの正面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図4におけるV部拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、10…接着凹部、11…ホットメル
ト、12…灯室、2…レンズ、20…接着脚部、21…
溝部、22…回り込み部、6…アンダーコート、7…耐
食性金属のスパッタリング膜、8…トップコート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングとレンズにより灯室を画成
    し、その灯室内に光源を配設してなる表示灯において、
    前記レンズの外側の面に施したアンダーコートと、その
    アンダーコートの外側の面に施した耐食性金属のスパッ
    タリング膜と、そのスパッタリング膜の外側の面に施し
    たトップコートとを備えたことを特徴とする表示灯。
JP8925891U 1991-10-30 1991-10-30 表示灯 Expired - Lifetime JPH0735208Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8925891U JPH0735208Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 表示灯

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JP8925891U JPH0735208Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 表示灯

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Publication Number Publication Date
JPH0541007U JPH0541007U (ja) 1993-06-01
JPH0735208Y2 true JPH0735208Y2 (ja) 1995-08-09

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JP8925891U Expired - Lifetime JPH0735208Y2 (ja) 1991-10-30 1991-10-30 表示灯

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JP2022091170A (ja) * 2020-12-09 2022-06-21 株式会社小糸製作所 車両用ランプ及び車両

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JPH0541007U (ja) 1993-06-01

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