JPH0734977Y2 - 壁パネル上部の取り付け金物 - Google Patents

壁パネル上部の取り付け金物

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JPH0734977Y2
JPH0734977Y2 JP427690U JP427690U JPH0734977Y2 JP H0734977 Y2 JPH0734977 Y2 JP H0734977Y2 JP 427690 U JP427690 U JP 427690U JP 427690 U JP427690 U JP 427690U JP H0734977 Y2 JPH0734977 Y2 JP H0734977Y2
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JP
Japan
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metal fitting
hardware
panel
wall panel
plate
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JP427690U
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JPH0395410U (ja
Inventor
秀機 福永
明彦 板井
Original Assignee
ミサワセラミックス株式会社
小野田エー・エル・シー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、いわゆるカーテンウォール構法において鉄骨
躯体へ壁パネルを取り付ける際に利用する取り付け金物
に関し、特に壁パネルの上部を支持する取り付け金物に
関するものである。
【従来の技術】
カーテンウォール式建物の壁パネルは、鉄骨躯体に取り
付ける際に、そのパネル荷重の安全な支持はもとより、
地震時の揺れにより生じる鉄骨躯体の層間変位で割れた
り脱落したりしないように、上記層間変位に追従して、
壁パネルの面方向に可動してスライド変位する機能を付
与した取り付け金物で支持している。この場合、壁パネ
ルの取り付け金物は全てを可動方式とするものではな
く、壁パネルの上部側取り付け金物のみをスライド可能
に構成したり、或は壁パネルの下部を支点にして壁パネ
ル全体が回動する如く設けたりする方式がある。 第3図は、上記スライド方式の一例を示す特公平1-1290
0号公報に開示された構成を示している。同図(イ)は
要部の構成斜視図であり、同図(ロ)は鉄骨梁への壁パ
ネルの取り付け状態を示す組み付け断面側面図である。 図において、1は受けアングル材であり、その隅角部か
ら縦フランジにかけて所要幅と高さを有する開口2が穿
設され、その水平フランジが梁Aの上フランジに重ねて
溶接により固着されている。 また、挿入プレート3がその下部をボルトにより下層の
壁パネルP2の内面に固着されており、上部は下層の壁パ
ネルP2の上部内面より張り出して、その頂部を下層の壁
パネルP2の頂部高さと同じとして、受けアングル材1の
開口2に外面横方向から嵌められるようにしている。こ
の挿入プレート3の幅は開口2の幅の5〜8割程度の幅
とされている。 そして、係止プレート4がその上部を上層の壁パネルP1
の内面にボルトによって固着されており、下部は上層の
壁パネルP2の内面から間隙をもって張り出し、下端を壁
パネルP2の下端より所要長さ突設して、受けアングル材
1の縦フランジと挿入プレート3との間に挿入すること
により上下層の壁パネルP1,P2が面外方向に外れないよ
うにされている。 この構成によれば、挿入プレート3は受けアングル材の
開口内で所定の幅において可動であり、これにより層間
変位に追従できるようになっている。
【考案が解決しようとする課題】
上記構成においては、実際に利用する場合は、今一つ解
決すべき重要な問題点を内在している。 例えば、挿入プレート3を受けアングル材1で支持する
場合、図のように上層の壁パネルP1があるときはその係
止プレート4を利用して支持する為、上下層の壁パネル
を同時に梁Aに取り付ける必要があるが、下層の壁パネ
ルは上層の壁パネルを建て込むまで他の手段で仮支持す
る必要がある等、施工作業としては非常に煩雑で労力を
要し、またこのような同時建て方は作業の危険性もかな
り高くなる問題がある。 以上のような問題点に鑑みて本考案がなされたものであ
り、その目的とするところは、カーテンウォール構法に
おいて、施工の容易性,安全性等に優れた取り付け金物
を提供するところにある。
【課題を解決する為の手段】
上記目的を達成する為に、本考案は、鉄骨梁上面に取り
付けるベース金物と、壁パネルの内面側上部に一部を突
出させて取り付けるパネル側金物、及びベース金物に取
り付けて上記パネル側金物を係合支持する係合金物とか
らなる壁パネルの上部を支持する取り付け金物であっ
て、 ベース金物は、角形平板の一辺寄りに位置合わせ軸を設
けると共に略中間部に上記一辺側と直交する方向に長径
としたボルト挿通孔を形成し、パネル側金物は、壁パネ
ルの上端から突出する部分を係合金物への係止部として
外観略短冊状に形成し、係合金物は、背板とその両端か
ら略直角に突出した袖板とにより平面視コ字形とし、上
記背板との間にパネル側金物の係止部が挿通する間隙を
設けて両袖板間に締結板を架設すると共にこの締結板の
中間部に上記ベース金物の位置合わせ軸に整合する位置
合わせ軸挿通孔を形成してなるものである。 この場合、上記位置合わせ軸は、スタッドボルトとした
り、或はいわゆるスタッドピンとして構成することがで
きる。
【作用】
ベース金物の位置合わせ軸寄りの一辺を鉄骨梁の長手方
向に平行にしてその上面に取り付ける。取り付けは、鉄
骨梁の上面にスタッドボルトを立設させてベース金物の
ボルト挿通孔を合わせ、挿通してナットで締結する。 上記取り付けの後、壁パネルの内面側上部に取り付けた
パネル側金物の係止部をベース金物の上記一辺に当接さ
せると共に、係合金物を、その間隙に上記係止部が挿通
するように被せ、締結板の位置合わせ軸挿通孔に位置合
わせ軸を挿通して係止する。これにより、壁パネルの上
部は係合金物を介してベース金物に支持されることにな
る。 上記支持作業の後、ベース金物と鉄骨梁の当接部、及び
ベース金物と係合金物の当接部等所要の部位を溶接等に
より接合し、鉄骨梁とベース金物及び係合金物を一体化
する。 このような構成によれば、金物としての機能はもとよ
り、施工を容易且つ安全に行うことができ、カーテンウ
ォールの取り付け金物として実用性に優れたものを得る
ことができる。
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図は本考案の実施例に係る取り付け金物の構成を示
す斜視図であり、第2図は本考案の取り付け金物により
壁パネルを鉄骨梁に支持した状態を示す組み付け断面側
面図である。 図において、10はベース金物、20はパネル側金物、30は
係合金物であり、この三種類で取り付け金物を構成して
いる。 ベース金物10は、建物躯体を構成する鉄骨梁Hの上面に
取り付けるものであって、角形平板の一辺10a側寄りに
適宜軸径及び高さの位置合わせ軸11を立設している。ま
た、略中間部には、上記一辺10aと直交する方向に長径
としてボルト挿通孔12を形成している。上記位置合わせ
軸11は、図例ではスタッドボルト形状としているが、単
純なスタッドピン形状としてもよい。 パネル側金物20は、壁パネルPの内面側上部に取り付け
るものであって、外観略短冊状に形成し、その上部は後
述する係合金物30への係止部21として、下部に壁パネル
Pへの取り付けボルトB挿通孔22を形成している。この
パネル側金物20は、壁パネルPへ取り付ける際には上記
係止部21を壁パネルPの上端から突出するように配設す
る。23は、パネル側金物20の壁パネルPへの取り付け部
分に添設するスペーサであり、これは上記係合金物30の
板厚との関係により壁パネルPの出入りレベルを調整す
るものである。従って、パネル側金物Pがいわゆるイナ
ズマ形状であれば不用とすることもできる。 係合金物30は、パネル側金物20とベース金物10の間に介
在して両者を係止支持するもので、横長の背板31とその
両端から略直角に突出した袖板32,32とにより平面視コ
字形とすると共に、両袖板32間に、背板31との間にパネ
ル側金物20の係止部21が挿通する間隙33を形成して平板
状の締結板34を架設している。そして、締結板34の中間
部には、ベース金物10の位置合わせ軸11に整合する位置
合わせ軸挿通孔35を穿っている。 尚、係合金物30の袖板32間とパネル側金物20の係止部21
の幅寸法は、上記袖板32間の方を大きく設定している。
実用的には、上記係止部21の幅に対して袖板32間をおよ
そ倍に設定している。この場合、ベース金物10の幅は、
係合金物30との組み付け作業性等から、その袖板32間と
同等かそれより若干小さく設定している。 以上のような構成における各種の取り付け金物を利用し
て壁パネルPを鉄骨梁Hに取り付ける場合は、まずベー
ス金物10を鉄骨梁Hの上面に取り付けるが、位置合わせ
軸11を上向き突出で鉄骨梁Hの外側として、鉄骨梁H上
面に予め立設しているスタッドボルトHbにベース金物10
のボルト挿通孔12を合わせて載設する。そして、緊結ナ
ットHnをスタッドボルトHbに螺合してベース金物10の鉄
骨梁Hからの出寸法を調整設定する。 次いで、パネル側金物20を取り付けボルトBを利用して
緊結した壁パネルPを、下部は基礎或は鉄骨梁Hに適宜
の既知の手段で構成した受け装置(金物)に支持して立
てかけ、パネル側金物20の係止部21をベース金物10の突
出している一辺10aに当接する。 そして、上記当接と同時的に、係合金物30をその間隙33
に上記係止部21を挿通し、締結板34の位置合わせ軸挿通
孔35にベース金物10の位置合わせ軸11を挿通するように
被せる。上記位置合わせ軸11が図例の如くスタッドボル
トの場合は、次に緊結ナットNを螺合して取り付けの安
定をはかる。 これにより、係合金物30はベース金物10に、またパネル
側金物20は係合金物30にそれぞれ係止するので、即ち壁
パネルPは係合金物30を介して鉄骨梁Hに係止支持され
る状態となる。 上記状態は未だいわゆる仮止めの状態である。しかして
最終的には、ベース金物10の出入りを微調整して、この
ベース金物10と鉄骨梁Hの当接部、及びベース金物10と
係合金物30の当接部をそれぞれ溶接等により接合し、一
体化する。壁パネル上部の取り付けはこれで完了とな
る。
【考案の効果】
以上述べてきたように、本考案によれば、壁パネルの上
部を可動に支持するに際して、そのパネル側金物をベー
ス側金物に係止させる場合は、係合金物を上記両金物に
被せるが如く操作するだけで行うことができるので、極
めて簡単且つ迅速に作業することができる。 また、上記作業、即ち施工が容易になるということは、
施工の安全性にも寄与することになり、機能及び施工等
に極めて利便で実用性に優れた取り付け金物として提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る取り付け金物の構成を
示す斜視図, 第2図は、本考案の取り付け金物により壁パネルを鉄骨
梁に支持した状態を示す組み付け断面側面図, 第3図は、従来の取り付け金物を示すもので、同図
(イ)は構成斜視図であり、同図(ロ)は組み付け断面
側面図である。 10……ベース金物、10a……一辺、11……位置合わせ
軸、12……ボルト挿通孔、20……パネル側金物、21……
係止部、30……係合金物、31……背板、32……袖板、33
……間隙、34……締結板、35……位置合わせ軸挿通孔、
H……鉄骨梁、P……壁パネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨梁上面に取り付けるベース金物と、壁
    パネルの内面側上部に一部を突出させて取り付けるパネ
    ル側金物、及びベース金物に取り付けて上記パネル側金
    物を係合支持する係合金物とからなる壁パネルの上部を
    支持する取り付け金物であって、 ベース金物は、角形平板の一辺寄りに位置合わせ軸を設
    けると共に略中間部に上記一辺側と直交する方向に長径
    としたボルト挿通孔を形成し、 パネル側金物は、壁パネルの上端から突出する部分を係
    合金物への係止部として外観略短冊状に形成し、 係合金物は、背板とその両端から略直角に突出した袖板
    とにより平面視コ字形とし、上記背板との間にパネル側
    金物の係止部が挿通する間隙を設けて両袖板間に締結板
    を架設すると共にこの締結板の中間部に上記ベース金物
    の位置合わせ軸に整合する位置合わせ軸挿通孔を形成し
    てなることを特徴とする壁パネル上部の取り付け金物。
JP427690U 1990-01-19 1990-01-19 壁パネル上部の取り付け金物 Expired - Lifetime JPH0734977Y2 (ja)

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JPH0395410U JPH0395410U (ja) 1991-09-30
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