JPH0734108B2 - 画像記録現像装置 - Google Patents

画像記録現像装置

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JPH0734108B2
JPH0734108B2 JP61246034A JP24603486A JPH0734108B2 JP H0734108 B2 JPH0734108 B2 JP H0734108B2 JP 61246034 A JP61246034 A JP 61246034A JP 24603486 A JP24603486 A JP 24603486A JP H0734108 B2 JPH0734108 B2 JP H0734108B2
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博 九島
亨 板倉
謙二 田島
雅章 紺野
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は画像記録現像装置に関し、一層詳細には、写真
感光材料に画像情報に基づいて変調されたレーザ光を照
射してこれに画像を記録する画像記録機構と、画像記録
終了後の写真感光材料を自動的に現像する自動現像機構
とからなる画像記録現像装置に関する。
最近、蓄積性螢光体(輝尽性螢光体)を用いて被写体の
放射線透過像を得る放射線画像記録再生システムが開発
され、特に、医療分野に広汎に普及しつつある。ここ
で、蓄積性螢光体とは、放射線(X線、α線、β線、γ
線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エネ
ルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光を照射する
ことにより蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光する螢
光体をいう。
前記の放射線画像記録再生システムはこの蓄積性螢光体
を利用したもので、人体等の放射線画像情報を一旦蓄積
性螢光体からなる層を有するシートに記録し、この蓄積
性螢光体シートをレーザ光等の励起光で走査して輝尽発
光光を生じさせ、得られた輝尽発光光を光電的に読み取
って画像信号を得、この画像信号に基づき写真感光材料
等の記録材料、CRT等に可視像として出力させるもので
ある。
ここで、一旦蓄積性螢光体シートに蓄積された放射線画
像情報を記録材料に恒久的に記録させる場合には、画像
記録装置、例えば、画像出力レーザプリンタ装置を採用
している。すなわち、この装置は記録材料であるフイル
ムをマガジン等を介して収納し、このフイルムを吸着盤
等の枚葉機構により1枚ずつ取り出して後、蓄積性螢光
体シートから得られた画像信号に基づいて前記フイルム
にレーザ光を照射して所定の画像を記録するよう構成さ
れている。
そこで、このような構成においては、前記新たに画像が
記録されたフイルムは自動現像装置の内部に搬送され
る。ここでは、先ず、前記フイルムを現像液を貯留する
現像タンク内に搬送して現像し、次いで、定着液を貯留
する定着タンク内を通過させて定着処理して後、水洗水
を貯留する水槽内に搬送し、あるいは、スプレー等で水
洗水を直接フイルムに吹き付けることにより処理液を除
去して前記フイルムの現像処理作業を行っている。
次いで、このフイルムはスクイズ部を構成するローラ等
で前記フイルムに付着する水を絞った後、乾燥部に搬送
されて温風(約55℃)を吹き付けることにより乾燥し、
その後、所定の場所に保管され、必要に応じて医療診断
等に供される。
ところで、画像記録装置と自動現像装置とからなる画像
記録現像装置では、従来、前記画像記録装置の前部にフ
イルムを装填する導入部を設け、一方、前記自動現像装
置の後部には現像終了後のフイルムを導出する導出部を
設けている。このため、作業者は前記画像記録現像装置
の前部からフイルムを装填し、画像記録現像終了後に導
出されたフイルムの取り出しはこの装置の後部より行わ
なければならず、さらに前記フイルムを所定の診断若し
くは保管場所に搬送しなければならない。
従って、フイルムの装填並びに取出作業が煩雑となると
共に、画像記録現像装置を配置する室内には、前記装置
の後部側または側部側にフイルム取出作業のための格別
なスペースを必要としている。すなわち、前記室内にお
ける当該装置の占有する空間が相当に広くなるという欠
点が生ずる。しかも、前記画像記録現像装置を放射線画
像記録再生システムに組み込む場合、この画像記録現像
装置におけるフイルム取出作業用のスペースを設けなけ
ればならず、前記放射線画像記録再生システムをコンパ
クト化してこのシステムが占有する床面積を可及的に狭
小とすることが困難となる不都合が露呈する。
本発明は前記の不都合を悉く克服するためになされたも
のであって、画像記録機構に未露光の写真感光材料を導
入する導入部と現像終了後の写真感光材料を搬出する導
出部とを近接して設け、一方、自動現像機構を構成し前
記写真感光材料を乾燥する乾燥部の出口側を前記導出部
に臨ませるよう構成して前記写真感光材料の搬入、搬出
作業を前記画像記録機構の一側部で全て行うようにし、
従って、前記作業を極めて簡単且つ短時間に行うと共に
この作業における作業スペースを確保し、さらに写真感
光材料の搬送経路の短縮化を達成した一層コンパクトな
画像記録現像装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、未露光フイル
ムに画像情報を有する光を照射して前記未露光フイルム
に所定の画像を記録する画像記録機構と、画像記録終了
後のフイルムを自動的に現像する自動現像機構とからな
る画像記録現像装置であって、 前記画像記録機構と前記自動現像機構は、それぞれ個別
の筺体からなり、各筺体同士が互いに横方向に並置され
ており、 前記画像記録機構は、複数枚の未露光フイルムを装填す
るための導入部と、 前記複数枚の未露光フイルムの中から一枚ずつ取り出さ
れる未露光フイルムに画像情報を有する光を照射するレ
ーザビーム照射手段と、 該画像記録機構の上部に設けられ、画像記録現像終了後
のフイルムを外部に排出するための導出部と、 を備え、 前記自動現像機構は、前記画像記録機構から離間する方
向に順次配置された現像部、定着部および水洗部からな
る処理手段と、 前記処理手段の上方に配設される乾燥部と、 を備えると共に、 前記乾燥部は、前記処理手段で現像処理されたフイルム
を、乾燥処理しながら該画像記録機構から前記自動現像
機構に搬送する方向と略反対方向に搬送して前記導出部
に送り出すための搬送路を有することを特徴とする。
次に、本発明に係る画像記録現像装置について好適な実
施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
第1図乃至第3図において、参照符号10は本発明に係る
画像記録現像装置を示し、前記画像記録現像装置10は画
像記録機構12と自動現像機構14とを含み、前記自動現像
機構14は処理手段であるフイルム処理部16とフイルム乾
燥部18とから基本的に構成される。
第1図および第2図に示すように、画像記録機構12の前
面上部にはフイルム装填口(導入部)20が設けられ、さ
らに、前記画像記録機構12の上部にはフイルム集積部
(導出部)22が形成される。画像記録機構12内に画成さ
れた室24は前記フイルム装填口20を介して外部に連通
し、前記画像記録機構12にはこのフイルム装填口20から
フイルムマガジン26が着脱自在に装着される。
フイルムマガジン26内には複数枚のフイルムFが積層し
て収納されており、前記フイルムマガジン26に設けられ
たフイルム取出用開口部27は室24内に開放される。この
場合、前記開口部27に臨む吸着盤28を含む枚葉機構が前
記室24内に設けられ、この吸着盤28の下方にはローラ対
29を配設すると共に、前記ローラ対29の下方にはフイル
ムFを搬送する二組のローラ対30と31とが設けられる。
前記ローラ対31の鉛直方向下方にはドラム32が配設さ
れ、このドラム32に一組の並設されたローラ34、36が鉛
直方向に対峙して配設される。また、前記ドラム32の下
方から鉛直方向上方に延在してエンドレス状の搬送ベル
ト38が設けられる。
この場合、前記搬送ベルト38の上部並びに下部側は夫々
水平方向に且つ互いに反対方向に屈曲して延在してお
り、前記搬送ベルト38の下部屈曲部にローラ39が当接す
る。さらに、前記搬送ベルト38にはエンドレス状の搬送
ベルト40が摺接する。前記搬送ベルト40の上端部側は水
平方向に屈曲して延在し、隣接する自動現像機構14と連
通するフイルム搬出口42に臨ませておく。前記フイルム
搬出口42には搬送されてくるフイルムFの有無を検知す
る検出センサ43を配設すると共に搬出口閉塞手段、すな
わち、シャッター部材44が配設される。なお、ローラ対
29と30の間、ローラ対31とドラム32との間およびドラム
32と搬送ベルト38との間には、例えば、ガイド板等を設
けておけば、フイルムFの搬送を好適に行うことが出来
る。
さらにまた、画像記録機構12内にはドラム32に搬送され
たフイルムFにローラ34、36の間からレーザ光を照射す
るためのレーザ装置(レーザビーム照射手段)46が設け
られる。前記レーザ装置46は、基本的には、レーザ管48
と光変調器50と光偏向器52と走査レンズ54と反射用ミラ
ー56、58とからなる。
このようにして構成される画像記録機構12には、前記画
像記録機構12と自動現像機構14との駆動制御を行う制御
部60が配設されている。
一方、自動現像機構14を構成するフイルム処理部16内に
は、搬送ベルト40の上端部側に近接してフイルム用検出
部66が設けられる。前記検出部66は挿入ローラ68と検出
ローラ70とマイクロスイッチ72とを含み、前記検出ロー
ラ70は搬送されてくるフイルムFがこの検出ローラ70と
挿入ローラ68との間に挿入された際に、鉛直方向上方に
変位するよう構成されている。マイクロスイッチ72は検
出ローラ70と挿入ローラ68との間に1枚のフイルムFが
挿入されたことを検出する。
前記検出部66に近接して第1のラック74が設けられる。
前記第1ラック74は湾曲するガイド板を含み、前記検出
部66を通過するフイルムFをその進行方向を90°偏位さ
せて現像部76に送り出すよう機能する。
前記現像部76を構成するタンク78内には現像液が貯留さ
れており、複数のローラ並びにガイド板からなる現像ラ
ック80がこのタンク78内に設けられている。前記現像ラ
ック80の終端部にはローラとガイド板とからなる第2の
ラック82が設けられ、前記第2ラック82の出口側は定着
部84を構成し、複数のローラとガイド板とを有する定着
ラック86に近接している。前記定着ラック86はタンク88
に貯留される定着液中に取り付けられており、前記定着
ラック86の終端部にはローラとガイド板とからなる第3
のラック90が配設される。前記第3ラック90の出口側に
は水洗部92を構成する水洗ラック94が配置され、前記水
洗ラック94はタンク96内に貯留される水洗水内に浸漬さ
れてその出口側をスクイズ部98に臨ませている。前記ス
クイズ部98はローラとガイド板とからなり、水洗部92か
ら鉛直方向上方に搬送されるフイルムFをその方向を変
位させてフイルム乾燥部18に搬送するよう機能する。
第2図に示すように、前記フイルム乾燥部18はフイルム
処理部16の上部に配設されてこのフイルム処理部16開口
部99を閉塞している。フイルム乾燥部18の上面部は後方
に指向するに従い下方向に傾斜し、前記フイルム乾燥部
18の後部内側部に支持ピン100a、100bを係着してこのフ
イルム乾燥部18をフイルム処理部16に対して揺動可能に
軸支している。なお、前記フイルム乾燥部18は、画像記
録機構12側に対し鉛直方向上方に傾斜しているが、回転
中心である支持ピン100a、100bを図示する位置から所定
距離だけ上方に配置すれば、このフイルム乾燥部18をフ
イルム集積部22から水平方向に延在するように設けるこ
とも可能であることは容易に諒解されよう。
前記フイルム乾燥部18にはフイルムFの一面側に接触す
る複数のローラからなるローラ群102aと、前記フイルム
Fの他面側に接触し、前記ローラ群102aと交互に配設さ
れる複数のローラからなるローラ群102bとが画像記録機
構12側に指向して鉛直方向上方に傾斜するように配設さ
れる。このローラ群102a、102bにより、フイルムFをフ
イルム集積部22に搬送するための搬送路が形成される。
前記ローラ群102a側にはローラ群102bの夫々のローラに
対峙する複数の空気吹出管104aを設けると共に、ローラ
群102b側には前記ローラ群102aの夫々のローラに対峙す
る複数の空気吹出管104bを配設している。この場合、前
記空気吹出管104a、104bには、ローラ群102a、102b間を
搬送されるフイルムFに指向して温風を噴出するスリッ
ト状の乾燥風吹出用開口部106a、106bが形成される。
前記フイルム乾燥部18にはダクト108を介して乾燥風送
給部110が接続される。前記乾燥風送給部110はサーモス
タット、電気ヒータ等を有しており、フイルム乾燥部18
に所定温度(約55℃)の温風を送給するよう構成されて
いる。この場合、フイルム乾燥部18がフイルム処理部16
に対し揺動可能であるため、ダクト108を、例えば、ベ
ローズ状の耐熱性樹脂材料で形成するか、あるいは、フ
イルム乾燥部18の揺動中心部にロータリージョイント等
を介して前記ダクト108とフイルム乾燥部18とを接続す
るよう構成することが望ましい。
フイルム乾燥部18の出口側には一組のローラ対112が設
けられ、前記ローラ対112に近接してフイルム搬出口114
を形成する。なお、前記フイルム搬出口114は画像記録
機構12のフイルム集積部22に臨ませておく。
このようにして構成される自動現像機構14には、これを
作動する際に発生する振動を画像記録機構12に伝達させ
てレーザ光の乱れ等を惹起させないためにその境界部位
に弾性体等からなる振動吸収手段を設けておくと好適で
ある。また、フイルム処理部16とフイルム乾燥部18との
間には遮光部材を介装することが望ましい。
本実施態様の画像記録現像装置は基本的には以上のよう
に構成されるものであり、次にその作用並びに効果につ
いて説明する。
先ず、フイルムマガジン26をフイルム装填口20から画像
記録機構12に装着すると、このフイルムマガジン26の開
口部27は室24内に開放される。次いで、制御部60の駆動
作用下に吸着盤28を含む枚葉機構を駆動して、前記吸着
盤28によりフイルムFを1枚ずつフイルムマガジン26か
ら取り出す。前記取り出されたフイルムFはローラ対2
9、30および31により搬送されてドラム32とローラ34、3
6とに挟持されるに至る。
ここで、制御部60には、予め、図示しない画像読取部に
おいて蓄積性螢光体シートから得られた画像信号が送給
されており、この画像信号に基づいて前記制御部60の駆
動作用下にレーザ装置46が好適に作動する。すなわち、
前記画像信号によりレーザ管48から照射されるレーザ光
は光変調器50により画像情報に基づいて変調され、変調
されたレーザ光は光偏向器52に至り主走査偏向され、さ
らに走査レンズ54により集光されて後、反射用ミラー5
6、58を介してローラ34と36との間からフイルムFに照
射される。その際、光偏向器52、走査レンズ54並びに反
射用ミラー56、58等が所定の変位を行ってフイルムF上
には所定の画像が記録される。
画像記録終了後のフイルムFは搬送ベルト38と40とに挟
持されて画像記録機構12の下部側から鉛直方向上方に移
送されて後、画像記録機構12と自動現像機構14との間に
形成されたフイルム搬出口42を通過して検出部66に至
る。
次いで、検出センサ43によりフイルムFを検出し、シャ
ッター部材44を駆動して前記フイルム搬出口42を開放す
る。また、前記検出センサ43がフイルムFの通過完了を
検出した時、すなわち、フイルムFが自動現像機構14側
に完全に搬送された時、シャッター部材44が再び閉塞さ
れる。このようにして、画像記録機構12と自動現像機構
14とは必要時以外は隔絶されることになる。
検出部66はフイルムFが通過することにより、マイクロ
スイッチ72がON動作して前記フイルムFが自動現像機構
14内に搬入されたことを判別する。そして、前記検出部
66を通過したフイルムFは制御部60の駆動作用下に第1
ラック74を介して鉛直方向下方に移送され、次いで、現
像ラック80に挟持されてタンク78内の現像液内に浸漬さ
れる。さらに、前記フイルムFはこのタンク78内におい
てその進行方向を180°偏位させて第2ラック82側に搬
送される。前記第2ラック82に至ったフイルムFはその
内部に設けられるガイド板並びにローラを介して進行方
向を180°偏位させて定着ラック86に移送され、定着部8
4内のタンク88に貯留される定着液内に導入される。そ
して、前記フイルムFは現像部76と同様に鉛直方向上方
に移送され、さらに第3ラック90を介して鉛直方向下方
に搬送されて後、水洗ラック94を介して水洗部92のタン
ク96内で水洗される。水洗終了後のフイルムFはスクイ
ズ部98に搬送されてこれに付着する水分を絞られて後、
フイルム乾燥部18に導入される。
この場合、フイルムFは両側面部をローラ群102a、102b
に摺接して移送され、その途中において複数個の空気吹
出管104a、104bの乾燥風吹出用開口部106a、106bから噴
出される約55℃の温風により前記フイルムFの両面部に
付着する水分は全て蒸発する。従って、最終的にローラ
対112を介してフイルム搬出口114からフイルム集積部22
に搬送される際には、前記フイルムFは現像工程を終了
すると共に好適に乾燥されている。
このようにして、当該画像記録現像装置10を所定時間動
作した後、定期的に、自動現像機構14を構成するラック
82、90、スクイズ部98等の保守管理が施される。この場
合、前述したようにフイルム乾燥部18がフイルム処理部
16に対して揺動可能に構成されており、従って、前記フ
イルム乾燥部18を矢印A方向に持ち上げれば、フイルム
処理部16の開口部99が外部に開放される(第3図参
照)。そこで、各ラック82、90およびスクイズ部98に付
着する現像液、定着液やその他の汚れを除去すればよ
い。また、この時、現像液、定着液および水洗水の補充
または交換も必要に応じて行うことが出来る。
このようにして前記作業が終了すると、フイルム乾燥部
18を矢印B方向に揺動しフイルム処理部16上に載置す
る。
この場合、本実施態様では、フイルム装填口20とフイル
ム集積部22とを画像記録機構12に互いに近接するように
設けているため、フイルムの搬入、搬出作業が簡単とな
ると共に、当該画像記録現像装置10を放射線画像記録再
生システムに容易に組み込むことが出来る。
すなわち、作業者は画像記録機構12の前方からフイルム
マガジン26をこの画像記録機構12に装着し、さらに同一
の位置で現像終了後のフイルムFをフイルム集積部22か
ら取り出して後、前記フイルムFを所定の場所に移送す
ればよい。このため、従来のように、作業者が装置の後
方に移動してフイルムの取出作業を行うことがなく、作
業者にとってより一層使い易い装置と謂えよう。
しかも、前述したように、フイルムFの搬入、搬出作業
を画像記録機構12の前方から行うため、当該画像記録現
像装置10の側部側または後部側にフイルム搬出時におけ
るスペースを設ける必要がない。従って、前記画像記録
現像装置10の占有する空間を好適に縮小すると共に、例
えば、この画像記録現像装置10の両側部に他の装置を並
設して放射線画像記録再生システムを構成することも出
来る。
さらにまた、自動現像機構14を構成するフイルム乾燥部
18の出口側をフイルム集積部22に臨ませているため、装
置内におけるフイルムFの搬送路を短縮して前記フイル
ムFの移送を効率良く行うことが可能となる。
次に、本発明に係る画像記録現像装置の他の実施態様を
第4図および第5図に示す。
第4図において、参照符号120は第2の実施態様に係る
画像記録現像装置を示し、前記画像記録現像装置120は
画像記録機構122と自動現像機構14とを含む。この場
合、前記画像記録機構122の側面部124の上部にマガジン
用載置台126がこの画像記録機構122に対し引出自在に装
着される。そして、載置台126にフイルムマガジン26が
装填され、この載置台126をフイルム装填口128を閉塞す
るようにして画像記録機構122に収納し、前記画像記録
機構122内で前記フイルムマガジン26から枚葉されるフ
イルムF上に所定の画像を記録し、さらに、前記画像記
録終了後のフイルムFに自動現像機構14で自動的に現像
工程を行うと共に、このフイルムFを乾燥して後フイル
ム導出口130からフイルム集積部132に送り出すよう構成
している。
そこで、画像記録機構122の構成を第5図を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
すなわち、画像記録機構122内の室134には載置台126を
介して前記画像記録機構122に装填されるフイルムマガ
ジン26のフイルム取出用開口部27に臨む吸着盤136を含
む枚葉機構が設けられる。前記吸着盤136は駆動源138の
作用下に、図中、破線で示す軌道上を変位してフイルム
搬送用第1のローラ対140に近接する。前記第1ローラ
対140を構成する一方のローラに軸着されるスプロケッ
トにチェーン142の一端が張架され、このチェーン142は
回転駆動源143の図示しない回転駆動軸に軸着されるス
プロケット144が係合すると共に、第2のローラ対146の
一方のローラに軸着される図示しないスプロケットに張
架されている。この場合、第1ローラ対140と第2ロー
ラ対146との間には屈曲形状を呈する一対のガイド板148
a、148bが配設される。
一方、前記第2ローラ対146の下方に、同様に、一対の
湾曲するガイド板150a、150bが設けられ、前記ガイド板
150a、150bの下方に第3のローラ対152が配設される。
前記第3ローラ対152の一対のローラに軸着される図示
しないスプロケットにチェーン154の一端が張架され、
前記チェーン154の他端は回転駆動源156の図示しない回
転駆動軸に軸着されるスプロケット158に張架されてい
る。
さらに、第3ローラ対152から、図中、左下方に位置し
て副走査搬送手段160が設けられる。前記搬送手段160は
所定間隔離間して設けられるローラ対162、164を含み、
前記ローラ対162を構成する一方のローラ162aは回転駆
動源166の図示しない回転駆動軸に軸着される。前記ロ
ーラ162aはベルト等の駆動手段を介して他方のローラ対
164を構成するローラ164aに連結されると共に、他の夫
々のローラ162b、164bは夫々ローラ162a、164aに摺接自
在に設けられる。また、搬送手段160の上方に夫々のロ
ーラ対162と164との間からレーザ光を照射するためのレ
ーザ装置168が配設されている。
なお、ローラ対164と第3ローラ対152との間には屈曲形
状を呈するガイド板170a、170bが配設され、一方、ロー
ラ対162の近傍には鉛直方向上方に指向して屈曲するガ
イド板172が設けられる。
次いで、ガイド板172の端部に第4のローラ対176が配設
され、前記第4ローラ対176の上方に第5のローラ対178
が設けられる。この場合、前記第4ローラ対176と第5
ローラ対178は回転駆動源180の図示しない回転駆動軸に
軸着されるスプロケット182に張架されるチェーン184に
夫々の一方のローラに軸着されたスプロケットを係合さ
せ、前記回転駆動源180の作用下に矢印方向に回転する
よう構成されている。また、第4ローラ対176と第5ロ
ーラ対178との間並びに前記第5ローラ対178と画像記録
機構122のフイルム搬出口186との間に一対のガイド板18
8a、188b並びに190a、190bが配設される。
前記フイルム搬出口186は自動現像機構14内に連通して
おり、前記自動現像機構14は第1の実施態様で詳細に説
明しており、従って、この第2の実施態様ではその詳細
な説明は省略する。
このような構成において、先ず、載置台126を画像記録
機構122の側面部124から引き出し、この載置台126にフ
イルムマガジン26を装填して後、前記載置台126を前記
画像記録機構122に収納する。
次いで、第5図に示すように、フイルムマガジン26の開
口部27を室134内に開成し、駆動源138の駆動作用下に吸
着盤136を、図中、破線に示す軌道上を変位させて前記
フイルムマガジン26内に収納されているフイルムFを1
枚ずつ取り出し、前記フイルムFを第1ローラ対140に
臨ませる。その際、回転駆動源143の駆動作用下にスプ
ロケット144を回転させ、これに張架されているチェー
ン142を介して前記第1ローラ対140を矢印方向に回転さ
せると、この第1ローラ対140に挟持されるフイルムF
は夫々のガイド板148a、148bを介して第2ローラ対146
側へと搬送される。前記第2ローラ対146には第1ロー
ラ対140と同様にチェーン142の一端が張架されており、
従って、回転駆動源143の駆動作用下に矢印方向に回転
する。このため、第2ローラ対146に挟持されるフイル
ムFはさらにこの第2ローラ対146を介して鉛直方向下
方に搬送され、ガイド板150a、150bを通過して第3ロー
ラ対152側へと移送されるに至る。前記第3ローラ対152
には回転駆動源156に連結するスプロケット158に張架さ
れるチェーン154が係合しており、前記第3ローラ対152
が前記回転駆動源156の駆動作用下に矢印方向に回動し
て前記搬送されてくるフイルムFをガイド板170a、170b
を介して搬送手段160へと送り出す。
そこで、回転駆動源166の駆動作用下にこれに係合する
ローラ162aを矢印方向に回転させると、このローラ162a
に図示しない駆動手段を介して係合するローラ164aが同
様に矢印方向に回転する。そして、フイルムFは、先
ず、ローラ対164に挟持されて矢印C方向(走査方向)
に搬送されると共に、レーザ装置168が駆動される。こ
のため、前記レーザ装置168から導出されるレーザ光168
aが夫々のローラ対162と164との間からフイルムF上に
前記副走査方向に略直交する主走査方向に照射され、こ
のフイルムF上に所定の画像が記録されることになる。
その際、フイルムFはローラ対164と162とに挟持されて
副走査方向に搬送されて後、ガイド板172を介してその
進行方向を鉛直方向上方へと偏位させる。
さらに、回転駆動源180の駆動作用下に回転するスプロ
ケット182に張架されるチェーン184を介して第4ローラ
対176が回転駆動され、鉛直方向上方へと搬送されてく
る前記フイルムFはこの第4ローラ対176に挟持されて
ガイド板188a、188bの間を通過して第5ローラ対178へ
と至る。次に、フイルムFは前記第5ローラ対178の回
転作用下にガイド板190a、190bを介してその進行方向を
水平方向へと偏位させながらフイルム搬出口186から自
動現像機構14側へと送り出される。
前記自動現像機構14内に搬送されるフイルムFは、第1
図乃至第3図に示す第1の実施態様に係る画像記録現像
装置10と同様に、所定の現像工程を終了すると共に好適
に乾燥され、フイルム導出口130からフイルム集積部132
へと搬送されるに至る。すなわち、前記画像記録された
フイルムFはフイルム導出口130からフイルム装填口128
におけるフイルム装填方向と直交する方向に導出される
ことになる。
このように、第2の実施態様に係る画像記録現像装置12
0では、フイルムマガジン26を装填するための載置台126
を画像記録機構122に対し引出可能に構成すると共に、
前記載置台126に近接してフイルム集積部132を設けてい
る。このため、前述した第1の実施態様と同様に、フイ
ルムの搬入、搬出作業が一挙に簡単化する等の利点が得
られることは容易に諒解されよう。
なお、この場合、載置台126を画像記録機構122の側面部
124に設けているが、第4図中、一点鎖線で示すよう
に、載置台126の引出方向とフイルム導出口130からフイ
ルム集積部132へのフイルムFの搬送方向とを同一の方
向に選択することが出来ることは勿論である。また、第
1の実施態様に係る画像記録現像装置10においても、フ
イルム導出口20を画像記録機構12の側方に設けることが
可能である。
以上のように、本発明によれば、画像記録機構に写真感
光材料を搬入、搬出するための導入部、導出部を近接し
て設けている。このため、前記写真感光材料の搬入、搬
出作業を迅速に行うと共に前記作業が極めて簡単なもの
となる。しかも、画像記録現像装置の周辺部に写真感光
材料搬出用のスペースを設ける必要がなく、前記画像記
録現像装置が占有する床面積を可及的に狭小すると共
に、この装置に他の装置を並設することが出来、特に、
病院等における狭小なスペースを有効に活用することが
可能となる。さらに、写真感光材料には当該装置内の移
送時において有効に各種処理がなされるため、写真感光
材料の当該装置による処理時間が短縮される効果が得ら
れる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像記録現像装置の概略斜視図、 第2図は本発明に係る画像記録現像装置の一部省略側面
縦断面図、 第3図は本発明装置を構成する自動現像機構の保守管理
時における概略説明図、 第4図は本発明の他の実施態様に係る画像記録現像装置
の斜視図、 第5図は第4図に示す画像記録現像装置を構成する画像
記録機構の一部省略縦断面図である。 10……画像記録現像装置、12……画像記録機構 14……自動現像機構、16……処理部 18……乾燥部、20……フイルム装填口 22……フイルム集積部、24……室 26……フイルムマガジン、46……レーザ装置 66……検出部、76……現像部 92……水洗部、102a、102b……ローラ群 104a、104b……空気吹出管 120……画像記録現像装置 122……画像記録機構、126……載置台 132……フイルム集積部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 謙二 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 紺野 雅章 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−106450(JP,A) 特開 昭50−147717(JP,A) 実開 昭52−95428(JP,U) 特公 昭45−553(JP,B1)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未露光フイルムに画像情報を有する光を照
    射して前記未露光フイルムに所定の画像を記録する画像
    記録機構と、画像記録終了後のフイルムを自動的に現像
    する自動現像機構とからなる画像記録現像装置であっ
    て、 前記画像記録機構と前記自動現像機構は、それぞれ個別
    の筺体からなり、各筺体同士が互いに横方向に並置され
    ており、 前記画像記録機構は、複数枚の未露光フイルムを装填す
    るための導入部と、 前記複数枚の未露光フイルムの中から一枚ずつ取り出さ
    れる未露光フイルムに画像情報を有する光を照射するレ
    ーザビーム照射手段と、 該画像記録機構の上部に設けられ、画像記録現像終了後
    のフイルムを外部に排出するための導出部と、 を備え、 前記自動現像機構は、前記画像記録機構から離間する方
    向に順次配置された現像部、定着部および水洗部からな
    る処理手段と、 前記処理手段の上方に配設される乾燥部と、 を備えると共に、 前記乾燥部は、前記処理手段で現像処理されたフイルム
    を、乾燥処理しながら該画像記録機構から前記自動現像
    機構に搬送する方向と略反対方向に搬送して前記導出部
    に送り出すための搬送路を有することを特徴とする画像
    記録現像装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の装置におい
    て、前記導入部は、前記フイルムを載置して引き出し可
    能な載置台を備えることを特徴とする画像記録現像装
    置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の装置におい
    て、画像記録現像終了後のフイルムが導出部に導出され
    る方向は、未露光フイルムの装填方向と直交する方向で
    あることを特徴とする画像記録現像装置。
JP61246034A 1985-10-17 1986-10-16 画像記録現像装置 Expired - Lifetime JPH0734108B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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JP23247585 1985-10-17
JP60-232475 1985-10-17

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JPS62182730A JPS62182730A (ja) 1987-08-11
JPH0734108B2 true JPH0734108B2 (ja) 1995-04-12

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JP61246034A Expired - Lifetime JPH0734108B2 (ja) 1985-10-17 1986-10-16 画像記録現像装置

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