JPH0733452B2 - 親水性パフ製造方法 - Google Patents
親水性パフ製造方法Info
- Publication number
- JPH0733452B2 JPH0733452B2 JP24052487A JP24052487A JPH0733452B2 JP H0733452 B2 JPH0733452 B2 JP H0733452B2 JP 24052487 A JP24052487 A JP 24052487A JP 24052487 A JP24052487 A JP 24052487A JP H0733452 B2 JPH0733452 B2 JP H0733452B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- puff
- hydrophilic
- dimethacrylate
- polyethylene glycol
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は防菌，防カビ性を有する親水性パフの製造方法
に関するものである。
に関するものである。
［従来の技術］ 従来、防菌．防カビ性を有する親水性パフの製造方法と
して、パフ基材をポリエチレングリコール・ジメタクリ
レート水溶液に浸漬させ、加熱し、グラフト重合を起こ
させるに当たつて、その重合開始剤として無機パーオキ
サイド（H2O2,APS,KPS…等）を用いるものがある。
して、パフ基材をポリエチレングリコール・ジメタクリ
レート水溶液に浸漬させ、加熱し、グラフト重合を起こ
させるに当たつて、その重合開始剤として無機パーオキ
サイド（H2O2,APS,KPS…等）を用いるものがある。
［発明が解決しようとする問題点］ 上記従来の技術は親水性パフ製造時に処理臭を発生する
こと、防菌剤が流出することの問題点があるが、これは
無機パーオキサイドの酸化作用に基くものである。ま
た、この無機パーオキサイドが酸化作用に消費されるた
め、水溶液調合に当つては、その分だけ無機パーオキサ
イドを過剰に添加する必要がある。
こと、防菌剤が流出することの問題点があるが、これは
無機パーオキサイドの酸化作用に基くものである。ま
た、この無機パーオキサイドが酸化作用に消費されるた
め、水溶液調合に当つては、その分だけ無機パーオキサ
イドを過剰に添加する必要がある。
［問題点を解決するための手段］ 上記問題点を解決するための本発明に係る親水性パフの
製造方法は、パフ基材をポリエチレングリコール・ジメ
タクリレート水溶液に浸漬させ、加熱し、グラフト重合
を起こさせるに当つて、その重合開始剤として水溶液性
アゾ開始剤を前記ポリエチレングリコール・ジメタクリ
レート水溶液に予め添加するものである。
製造方法は、パフ基材をポリエチレングリコール・ジメ
タクリレート水溶液に浸漬させ、加熱し、グラフト重合
を起こさせるに当つて、その重合開始剤として水溶液性
アゾ開始剤を前記ポリエチレングリコール・ジメタクリ
レート水溶液に予め添加するものである。
［作用］ 水溶液性アゾ開始剤は酸化作用を有せず、処理臭の発
生、防菌剤の流出を伴わない。また水溶液性アゾ開始剤
は、無駄な酸化作用に消費されないため、その効能は極
微量の添加によつて発揮される。
生、防菌剤の流出を伴わない。また水溶液性アゾ開始剤
は、無駄な酸化作用に消費されないため、その効能は極
微量の添加によつて発揮される。
［実施例］ 以下本発明の実施例について説明する。まず重合処理液
は水100重量部に対してポリエチレングリコール・ジメ
タクリレート＃600 0.1〜３重量部（好ましくは1.5重量
部）、水溶性アゾ開始剤（和光純薬製商品名ｖ−50、注
１参照）0.001〜１重量部（好ましくは0.01重量部）を
添加して調合する。この重合処理液にパフ基材を減圧下
で浸漬させ、パフ基材に重合処理液を含浸させた後、85
℃湯浴で50分加熱して、グラフト重合を起こさせる。反
応終了後、水洗し、付着薬品を除き、乾燥することによ
り、親水性パフが得られる。
は水100重量部に対してポリエチレングリコール・ジメ
タクリレート＃600 0.1〜３重量部（好ましくは1.5重量
部）、水溶性アゾ開始剤（和光純薬製商品名ｖ−50、注
１参照）0.001〜１重量部（好ましくは0.01重量部）を
添加して調合する。この重合処理液にパフ基材を減圧下
で浸漬させ、パフ基材に重合処理液を含浸させた後、85
℃湯浴で50分加熱して、グラフト重合を起こさせる。反
応終了後、水洗し、付着薬品を除き、乾燥することによ
り、親水性パフが得られる。
［発明の効果］ 水溶性アゾ開始剤は重合開始能を有するが、酸化作用は
なく、したがつて処理臭の発生がなく、防菌剤の流出が
著減する（TBZ残留率74％,ZPT残留率48％）。得られた
パフは最上位の親水性を有し、20回以上の石鹸洗にも耐
えると共に腰落ちもない。
なく、したがつて処理臭の発生がなく、防菌剤の流出が
著減する（TBZ残留率74％,ZPT残留率48％）。得られた
パフは最上位の親水性を有し、20回以上の石鹸洗にも耐
えると共に腰落ちもない。
本発明によつて製造された親水性パフは防菌防カビ性を
必要とする場合に有用である。
必要とする場合に有用である。
注１）ｖ−50（和光純薬製商品名）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０８Ｆ 220:28）
Claims (1)
- 【請求項１】パフ基材をポリエチレングリコール・ジメ
タクリレート水溶液に浸漬させ、加熱し、グラフト重合
を起こさせることよりなる親水性パフの製造方法におい
て、その重合開始剤として水溶性アゾ開始剤を前記ポリ
エチレングリコール・ジメタクリレート水溶液に予め添
加することを特徴とする親水性パフの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24052487A JPH0733452B2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | 親水性パフ製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24052487A JPH0733452B2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | 親水性パフ製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6481834A JPS6481834A (en) | 1989-03-28 |
| JPH0733452B2 true JPH0733452B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=17060809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24052487A Expired - Lifetime JPH0733452B2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | 親水性パフ製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733452B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0660263B2 (ja) * | 1989-09-26 | 1994-08-10 | 鐘紡株式会社 | 防黴殺菌性を有するポリビニルアセタール系多孔質体の製造方法 |
| JP5646900B2 (ja) * | 2010-07-26 | 2014-12-24 | 雪ヶ谷化学工業株式会社 | 親水化柔軟化処理されたスポンジ及びその製造方法 |
| JP5822741B2 (ja) * | 2012-01-28 | 2015-11-24 | 株式会社イノアック技術研究所 | 親水性ゴム発泡体の製造方法 |
| US11773512B2 (en) | 2019-10-28 | 2023-10-03 | Kao Corporation | Fiber deposit production method, membrane production method, and membrane adhesion method |
-
1987
- 1987-09-24 JP JP24052487A patent/JPH0733452B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6481834A (en) | 1989-03-28 |
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