JPH07327594A - 乳酸菌飲料及びその製造方法 - Google Patents
乳酸菌飲料及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH07327594A JPH07327594A JP15172694A JP15172694A JPH07327594A JP H07327594 A JPH07327594 A JP H07327594A JP 15172694 A JP15172694 A JP 15172694A JP 15172694 A JP15172694 A JP 15172694A JP H07327594 A JPH07327594 A JP H07327594A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lactic acid
- bacterium
- solution
- medium
- culture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dairy Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 乳酸発酵による代謝物の摂取及び乳酸菌の腸
内細菌叢を整え、有害菌抑制に加えてラブレ菌による体
内の免疫力を高める。 【構成】 牛乳培地に培養しておいたラクトバチルス・
ブルガリクスをバルクスターターとして脱脂乳溶解培地
に植付け、４０℃〜４２℃で４〜７時間培養し、ｐＨ
４．３前後で培養を止め乳酸菌液とする。一方、糖類、
酸類、安定剤、水を加温滅菌し、冷却して約４０℃に保
温して糖蜜溶液を用意する。原液調成とは別に、ラブレ
菌の原料粉末を生理食塩水に浮遊させ、これを乳酸菌用
寒天培地に植付け７２時間培養し、出来たラブレ菌のコ
ロニーをポリヘプトン酵母培地に植え、増菌した培養液
を更に滅菌したブドー糖添加牛乳培地に植え替えて清浄
培養したラブレ菌液とする。ついで糖蜜溶液と乳酸菌液
とラブレ菌液とを混合し（全体量に対し乳酸菌液を約１
０重量％、ラブレ菌液を約１重量％の割合）香料を加え
る。
内細菌叢を整え、有害菌抑制に加えてラブレ菌による体
内の免疫力を高める。 【構成】 牛乳培地に培養しておいたラクトバチルス・
ブルガリクスをバルクスターターとして脱脂乳溶解培地
に植付け、４０℃〜４２℃で４〜７時間培養し、ｐＨ
４．３前後で培養を止め乳酸菌液とする。一方、糖類、
酸類、安定剤、水を加温滅菌し、冷却して約４０℃に保
温して糖蜜溶液を用意する。原液調成とは別に、ラブレ
菌の原料粉末を生理食塩水に浮遊させ、これを乳酸菌用
寒天培地に植付け７２時間培養し、出来たラブレ菌のコ
ロニーをポリヘプトン酵母培地に植え、増菌した培養液
を更に滅菌したブドー糖添加牛乳培地に植え替えて清浄
培養したラブレ菌液とする。ついで糖蜜溶液と乳酸菌液
とラブレ菌液とを混合し（全体量に対し乳酸菌液を約１
０重量％、ラブレ菌液を約１重量％の割合）香料を加え
る。
Description
【０００１】本願発明は乳酸菌及びラブレ菌を主成分と
し、乳酸菌を１ｃｃ当たり１００万個以上含む乳酸菌飲
料及びその製造方法に関する。
し、乳酸菌を１ｃｃ当たり１００万個以上含む乳酸菌飲
料及びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、乳酸菌飲料は、乳成分及び糖類の
混合水溶液へラクトバチルス属等の正常乳酸菌を加え乳
酸発酵させることによって製造されている。他方、ラブ
レ菌 (Lactobacillus brevis subsp. coagulans)は漬物
中に存在し雑菌の抑制効果を有することが従来より経験
的に知られていた。ラブレ菌の利用としては、精製ラブ
レ菌にビタミン、ミネラル等を加え糖衣で被覆して感染
症と腫瘍の予防並びに治療に効果（体内の免疫力を高め
る）健康食品（商品名ラブレファイブ・信和薬品株式会
社）として市販されているにすぎず、これを乳酸菌飲料
の原料とする試みはなされていない。
混合水溶液へラクトバチルス属等の正常乳酸菌を加え乳
酸発酵させることによって製造されている。他方、ラブ
レ菌 (Lactobacillus brevis subsp. coagulans)は漬物
中に存在し雑菌の抑制効果を有することが従来より経験
的に知られていた。ラブレ菌の利用としては、精製ラブ
レ菌にビタミン、ミネラル等を加え糖衣で被覆して感染
症と腫瘍の予防並びに治療に効果（体内の免疫力を高め
る）健康食品（商品名ラブレファイブ・信和薬品株式会
社）として市販されているにすぎず、これを乳酸菌飲料
の原料とする試みはなされていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、乳酸菌飲料は、
これら乳酸菌によって代謝・生成・蓄積された乳酸の腸
内細菌抑制効果は必ずしも十分でなく、その為所望の整
腸作用を発揮できない問題点があった。また、これら乳
酸菌によって生成された乳酸の雑菌防止効果は、他の有
機酸、例えばクエン酸・酢酸等に比較して低い。本発明
は、乳酸発酵による代謝物（ビタミン、酵素類）の摂取
及び乳酸菌の細菌叢を整え、有害菌抑制に加えてラブレ
菌の免疫力を高めた乳酸菌飲料を提供することを目的と
する。
これら乳酸菌によって代謝・生成・蓄積された乳酸の腸
内細菌抑制効果は必ずしも十分でなく、その為所望の整
腸作用を発揮できない問題点があった。また、これら乳
酸菌によって生成された乳酸の雑菌防止効果は、他の有
機酸、例えばクエン酸・酢酸等に比較して低い。本発明
は、乳酸発酵による代謝物（ビタミン、酵素類）の摂取
及び乳酸菌の細菌叢を整え、有害菌抑制に加えてラブレ
菌の免疫力を高めた乳酸菌飲料を提供することを目的と
する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、ラブレ菌を乳
酸菌とともに添加して乳酸菌飲料を製造したところ、乳
酸菌のみを添加した乳酸発酵飲料に比較して腸内細菌抑
制効果が高まることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、牛乳培地に培養しておいたラ
クトバチルス・ブルガリクスをバルクスターターとして
脱脂乳溶解培地に植付け培養して乳酸菌液とする一方、
糖類、酸類、安定剤、水を混合加温滅菌し、冷却して約
４０℃に保温して糖蜜溶液を用意する。原液調成とは別
に、ラブレ菌の原料粉末を生理食塩水に浮遊させ、これ
を乳酸菌用寒天培地に植付け培養し、出来たラブレ菌の
コロニーをポリヘプトン酵母培地に植え、増菌した培養
液を更に滅菌ブドー糖添加牛乳培地に植替えて清浄培養
したラブレ菌液とする。ついで糖蜜溶液と乳酸菌液とラ
ブレ菌液とを混合し香料を加えて乳酸菌飲料を製造する
ものである。
酸菌とともに添加して乳酸菌飲料を製造したところ、乳
酸菌のみを添加した乳酸発酵飲料に比較して腸内細菌抑
制効果が高まることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、牛乳培地に培養しておいたラ
クトバチルス・ブルガリクスをバルクスターターとして
脱脂乳溶解培地に植付け培養して乳酸菌液とする一方、
糖類、酸類、安定剤、水を混合加温滅菌し、冷却して約
４０℃に保温して糖蜜溶液を用意する。原液調成とは別
に、ラブレ菌の原料粉末を生理食塩水に浮遊させ、これ
を乳酸菌用寒天培地に植付け培養し、出来たラブレ菌の
コロニーをポリヘプトン酵母培地に植え、増菌した培養
液を更に滅菌ブドー糖添加牛乳培地に植替えて清浄培養
したラブレ菌液とする。ついで糖蜜溶液と乳酸菌液とラ
ブレ菌液とを混合し香料を加えて乳酸菌飲料を製造する
ものである。
【０００５】乳酸菌としては、ラクトバチルス・ブルガ
リクス( Lactobacillus bulgaricus)を主体とし、これ
に他のラクトバチルス属乳酸菌を少量加えたものを用い
る。ラブレ菌はラクトバチルス・ブレビス・サブスペー
シス・コアグランスを用いる。ラブレ菌末は、培養滅菌
した培地中へラブレ菌の種菌を接種し約２５〜３０℃で
１〜２日間前培養した後、さらに約２５〜３０℃で１〜
２日間本培養を行い、培養液を約１２，０００ｒｐｍで
遠心分離して菌体を分離し、分散媒（保護剤）を加えて
菌体懸濁液を調製する。得られた菌体懸濁液を真空凍結
乾燥し、ボールミルを用いて約１時間粉砕してラブレ菌
原菌末とし、さらに賦形剤として乾燥バレイショデンプ
ンを添加して希釈し、原料のラブレ菌末が得られてい
る。
リクス( Lactobacillus bulgaricus)を主体とし、これ
に他のラクトバチルス属乳酸菌を少量加えたものを用い
る。ラブレ菌はラクトバチルス・ブレビス・サブスペー
シス・コアグランスを用いる。ラブレ菌末は、培養滅菌
した培地中へラブレ菌の種菌を接種し約２５〜３０℃で
１〜２日間前培養した後、さらに約２５〜３０℃で１〜
２日間本培養を行い、培養液を約１２，０００ｒｐｍで
遠心分離して菌体を分離し、分散媒（保護剤）を加えて
菌体懸濁液を調製する。得られた菌体懸濁液を真空凍結
乾燥し、ボールミルを用いて約１時間粉砕してラブレ菌
原菌末とし、さらに賦形剤として乾燥バレイショデンプ
ンを添加して希釈し、原料のラブレ菌末が得られてい
る。
【０００６】次に本発明乳酸菌飲料の製造の手順を説明
する。まず、牛乳培地に培養しておいたラクトバチルス
・ブルガリクスを主体とした乳酸菌類をバルクスタータ
ーとして脱脂乳培地に植付け、４０℃〜４２℃で４〜７
時間培養し、ｐＨ４．３前後で培養を止め菌液とする。
一方、糖類、酸類、安定剤、水を加温滅菌し、冷却し約
４０℃に保温して糖蜜溶液を用意する。これとは別に、
ラブレ菌の原料粉末を生理食塩水に浮遊させ、これを乳
酸菌用寒天培地に植付け７２時間培養し、出来たラブレ
菌のコロニーをポリヘプトン酵母培地に植え、３７℃、
２４時間培養して増菌する。この培養液を滅菌したブド
ー糖添加培地に植え替え、２４時間清浄培養してラブレ
菌培養液とする。ついで、前記乳酸菌液、糖蜜溶液及び
ラブレ菌培養液を、混合タンクにて混合し（全体量に対
し乳酸菌液を約１０重量％、ラブレ菌液を約１重量％の
割合）香料を加えたのち、容器へ充填して製品とするも
のである。全体量に対し乳酸菌液を約１０重量％、ラブ
レ菌液を約１重量％の割合）香料を加え、さらに必要に
よりクロレラ抽出物を少量添加して乳酸菌飲料とする。
する。まず、牛乳培地に培養しておいたラクトバチルス
・ブルガリクスを主体とした乳酸菌類をバルクスタータ
ーとして脱脂乳培地に植付け、４０℃〜４２℃で４〜７
時間培養し、ｐＨ４．３前後で培養を止め菌液とする。
一方、糖類、酸類、安定剤、水を加温滅菌し、冷却し約
４０℃に保温して糖蜜溶液を用意する。これとは別に、
ラブレ菌の原料粉末を生理食塩水に浮遊させ、これを乳
酸菌用寒天培地に植付け７２時間培養し、出来たラブレ
菌のコロニーをポリヘプトン酵母培地に植え、３７℃、
２４時間培養して増菌する。この培養液を滅菌したブド
ー糖添加培地に植え替え、２４時間清浄培養してラブレ
菌培養液とする。ついで、前記乳酸菌液、糖蜜溶液及び
ラブレ菌培養液を、混合タンクにて混合し（全体量に対
し乳酸菌液を約１０重量％、ラブレ菌液を約１重量％の
割合）香料を加えたのち、容器へ充填して製品とするも
のである。全体量に対し乳酸菌液を約１０重量％、ラブ
レ菌液を約１重量％の割合）香料を加え、さらに必要に
よりクロレラ抽出物を少量添加して乳酸菌飲料とする。
【０００７】ラクトバチルス属乳酸菌とラブレ菌との混
合比は、乳酸菌１０（重量）部に対してラブレ菌末約１
ないし２（重量）部とすることが好ましい。１重量部以
下ではラブレ菌の免疫効果が少ない。
合比は、乳酸菌１０（重量）部に対してラブレ菌末約１
ないし２（重量）部とすることが好ましい。１重量部以
下ではラブレ菌の免疫効果が少ない。
【０００８】
【実施例１】次に、本発明の実施例を図１の製造工程フ
ローチャートに基づいて説明する。 ［菌液の調成］ 脱脂乳１００部、水９００部を溶解タンク10に投入
し混合して脱脂乳溶液としたものを発酵タンク11に入
れ、達温８０℃で滅菌したのち４０℃に冷却させる。牛
乳培地（乳成分として脱脂乳１０％）に培養しておいた
ラクトバチルス・ブルガリクスまたはこれを主体とし他
のラクトバチルス菌類を少量含ませた乳酸菌類を、バル
クスターターとして発酵タンク11に植付け、４０〜４２
℃で約４〜７時間培養し、ｐＨ４．３前後で培養を止め
菌液とする。 一方、糖類、酸類、安定剤、水を糖蜜溶解タンク12
にて混合し９０℃で加温滅菌し、冷却し約４０℃に保温
して糖蜜溶液とする。 ［ラブレ菌液の調成］ ラブレ菌(Lactobacillus brevis subsp. coagulan
s) の原料粉末を生理食塩水13に浮遊させ、これを乳酸
菌用寒天培地14に植付けて３７℃、７２時間培養し、出
来たラブレ菌のコロニーを滅菌したポリヘプトン酵母培
地15に植え、３７℃、２４時間培養して増菌する。 この培養液を滅菌ブドー糖添加牛乳培地（バルクスタ
ーターと同じ培地）16に植え替え、３７℃、２４時間清
浄培養してラブレ菌培養液17とする。 ［乳酸菌液とラブレ菌液の混合］の乳酸菌液、の糖
蜜溶液及びの培養したラブレ菌培養液を、混合タンク
18にて混合する。乳酸菌液は全体量の約１０重量％、ラ
ブレ菌培養液は全体量の約１重量％とする。前記混合液
を調合タンク19に移して香料を加えたのち、容器へ充填
して製品とする。このものは、乳酸菌を１ｃｃ当たり１
００万個以上含む乳酸菌飲料である。
ローチャートに基づいて説明する。 ［菌液の調成］ 脱脂乳１００部、水９００部を溶解タンク10に投入
し混合して脱脂乳溶液としたものを発酵タンク11に入
れ、達温８０℃で滅菌したのち４０℃に冷却させる。牛
乳培地（乳成分として脱脂乳１０％）に培養しておいた
ラクトバチルス・ブルガリクスまたはこれを主体とし他
のラクトバチルス菌類を少量含ませた乳酸菌類を、バル
クスターターとして発酵タンク11に植付け、４０〜４２
℃で約４〜７時間培養し、ｐＨ４．３前後で培養を止め
菌液とする。 一方、糖類、酸類、安定剤、水を糖蜜溶解タンク12
にて混合し９０℃で加温滅菌し、冷却し約４０℃に保温
して糖蜜溶液とする。 ［ラブレ菌液の調成］ ラブレ菌(Lactobacillus brevis subsp. coagulan
s) の原料粉末を生理食塩水13に浮遊させ、これを乳酸
菌用寒天培地14に植付けて３７℃、７２時間培養し、出
来たラブレ菌のコロニーを滅菌したポリヘプトン酵母培
地15に植え、３７℃、２４時間培養して増菌する。 この培養液を滅菌ブドー糖添加牛乳培地（バルクスタ
ーターと同じ培地）16に植え替え、３７℃、２４時間清
浄培養してラブレ菌培養液17とする。 ［乳酸菌液とラブレ菌液の混合］の乳酸菌液、の糖
蜜溶液及びの培養したラブレ菌培養液を、混合タンク
18にて混合する。乳酸菌液は全体量の約１０重量％、ラ
ブレ菌培養液は全体量の約１重量％とする。前記混合液
を調合タンク19に移して香料を加えたのち、容器へ充填
して製品とする。このものは、乳酸菌を１ｃｃ当たり１
００万個以上含む乳酸菌飲料である。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、乳酸発酵による代謝物
の摂取及び乳酸菌の腸内細菌叢を整え、有害菌抑制に加
えてラブレ菌による体内でのインターフェロン産生能の
増進に基づく人の免疫機能の促進の効果が期待でき、か
つ美味で飲み易い乳酸発酵飲料を提供することができ
る。
の摂取及び乳酸菌の腸内細菌叢を整え、有害菌抑制に加
えてラブレ菌による体内でのインターフェロン産生能の
増進に基づく人の免疫機能の促進の効果が期待でき、か
つ美味で飲み易い乳酸発酵飲料を提供することができ
る。
【図１】本発明乳酸菌飲料の製造工程を示すフローチャ
ートである。
ートである。
１０ 溶解タンク １１ 発酵タンク １２ 糖蜜溶解タンク １３ 生理食塩水 １４ 寒天培地 １５ ポリヘプトン培地 １６ ブドー糖添加培地 １７ ラブレ培養液 １８ 混合タンク １９ 調合タンク
Claims (5)
- 【請求項１】 乳成分、糖質、乳酸菌と共に乳酸菌の一
種であるラブレ菌を含有している乳酸菌飲料。 - 【請求項２】 前記乳酸菌が、ラクトバチルス・ブルガ
リクスを主体とし、他の乳酸菌を少量含みさらにラブレ
菌（ラクトバチルス・ブレービス・サブスペーシス・コ
アグランス）を含むことを特徴とする請求項１に記載の
乳酸菌飲料。 - 【請求項３】 乳酸菌１０（重量）部に対して精製ラブ
レ菌を約１ないし２（重量）部混合したことを特徴とす
る請求項１に記載の乳酸菌飲料。 - 【請求項４】 牛乳培地に培養しておいたラクトバチル
ス・ブルガリクスをバルクスターター脱脂乳溶解培地に
植付け、４０℃〜４２℃で４〜７時間培養し、ｐＨ４．
３前後で培養を止め乳酸菌液とする一方、糖類、酸類、
安定剤、水を混合加温滅菌し、冷却して約４０℃に保温
して糖蜜溶液を用意し、更に前記乳酸菌液調成とは別
に、ラブレ菌の原料粉末を生理食塩水に浮遊させ、これ
を乳酸菌用寒天培地に植付け７２時間培養し、出来たラ
ブレ菌のコロニーをポリヘプトン、酵母培地に植え、２
４時間培養し増菌した培養液を更に滅菌ブドー糖加牛乳
培地に植替えて清浄培養したラブレ菌を作り、前記糖蜜
溶液と乳酸菌液及びラブレ菌液とを混合して香料を加え
ることからなる乳酸菌飲料の製造方法。 - 【請求項５】（イ）脱脂粉乳１００部、水９００部を溶
解タンクに入れて混合脱脂乳溶液としたものを発酵タン
クに入れ、８０℃達温で滅菌したのち４０℃に冷却保持
し、これに牛乳培地（脱脂乳１０％）に培養しておいた
ラクトバチルス・ブルガリクスを主体とし他のブルガリ
クス属を少量含ませたバルクスターターを植付け４０℃
〜４２℃で約４〜７時間培養しｐＨ４．３前後で培養を
止め菌液とし、（ロ）一方糖類、酸類、安定剤、水を溶
解タンクにて混合し９０℃達温で滅菌し冷却して４０℃
に保温しておき、（ハ）又一方でラブレ菌の原料粉末を
生理食塩水に浮遊させ、これを乳酸菌用寒天培地に植付
け３７℃７２時間培養し、出て来たラブレ菌のコロニー
と滅菌したポリペプトン培地に植え３７℃２４時間培養
して増菌し、この液を滅菌したブドー糖加脱脂乳培地に
植替え、３７℃２４時間培養してラブレ菌培養液とし、
（ニ）ついで、上記イ．ロ．ハ．の各液を混合タンクに
て混合し香料を加えた後容器へ充填して製品とする工程
からなる乳酸菌飲料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15172694A JPH07327594A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 乳酸菌飲料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15172694A JPH07327594A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 乳酸菌飲料及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07327594A true JPH07327594A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15524951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15172694A Pending JPH07327594A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 乳酸菌飲料及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07327594A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2013133313A1 (ja) * | 2012-03-07 | 2015-07-30 | 株式会社明治 | 酸度上昇が抑制された発酵乳およびその製造方法 |
| CN114304458A (zh) * | 2022-01-20 | 2022-04-12 | 山东鹤来生物科技有限公司 | 一种乳酸菌发酵饮料及其制备方法 |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP15172694A patent/JPH07327594A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2013133313A1 (ja) * | 2012-03-07 | 2015-07-30 | 株式会社明治 | 酸度上昇が抑制された発酵乳およびその製造方法 |
| CN114304458A (zh) * | 2022-01-20 | 2022-04-12 | 山东鹤来生物科技有限公司 | 一种乳酸菌发酵饮料及其制备方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2020098097A1 (zh) | 一株发酵植物乳杆菌及其用途 | |
| US4187321A (en) | Method for producing foods and drinks containing bifidobacteria | |
| Koh et al. | Optimization of a fermented pumpkin-based beverage to improve Lactobacillus mali survival and α-glucosidase inhibitory activity: A response surface methodology approach | |
| US4298619A (en) | Production of foods and drinks containing bifidobacteria | |
| CN102318806B (zh) | 一种益生菌发酵南瓜、胡萝卜蔬菜粉的制备方法 | |
| CN107873841B (zh) | 乳酸菌饮品及其生产工艺 | |
| CN102763726A (zh) | 一种益生菌酸奶粉及其制备方法 | |
| CN103766486B (zh) | 一种含有双歧杆菌包埋珠的乳饮料及其制备方法 | |
| CN108175015A (zh) | 一种植物益生菌发酵苹果浆的制备方法 | |
| US20240115631A1 (en) | Composition comprising grain-derived lactic acid bacteria for relieving hangover and bowel trouble | |
| JPH09322762A (ja) | ビフィズス菌及びその培養方法 | |
| Sriphannam et al. | A selected probiotic strain of Lactobacillus fermentum CM33 isolated from breast-fed infants as a potential source of β-galactosidase for prebiotic oligosaccharide synthesis | |
| Ozcan et al. | Survival of Lactobacillus spp. in fruit based fermented dairy beverages | |
| CN109892390A (zh) | 一种低糖高乳酸菌活性的褐色发酵型含乳饮料制备方法 | |
| CN111955548A (zh) | 一种纯益生菌风味发酵乳及其制备方法 | |
| CN105614614B (zh) | 一种活性乳酸菌发酵饮料及其制备方法 | |
| JP6955808B1 (ja) | 蜂蜜発酵物の製造方法 | |
| JP2001112437A (ja) | ビフィドバクテリウム属細菌含有飲食品の製造方法 | |
| CN109315693B (zh) | 一种发酵沙棘布丁及其制备方法 | |
| CN109563467A (zh) | 嗜热链球菌发酵促进剂 | |
| CN104643094B (zh) | 一种富含益生菌的膳食补充剂及其制备方法 | |
| CN103004986B (zh) | 一种林蛙油发酵饮品及其制备方法 | |
| CN101475918B (zh) | 一种具有降低牛乳中β-乳球蛋白抗原性能力的干酪乳杆菌与用途 | |
| JPH07327594A (ja) | 乳酸菌飲料及びその製造方法 | |
| JP2965281B2 (ja) | ビフィズス菌培養物及びその製造法 |