JPH07317153A - 角形鋼管柱の接合構造 - Google Patents
角形鋼管柱の接合構造Info
- Publication number
- JPH07317153A JPH07317153A JP13380794A JP13380794A JPH07317153A JP H07317153 A JPH07317153 A JP H07317153A JP 13380794 A JP13380794 A JP 13380794A JP 13380794 A JP13380794 A JP 13380794A JP H07317153 A JPH07317153 A JP H07317153A
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- square steel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で接合の強度を高めることができ
るような角形鋼管柱の接合構造を提供する。 【構成】 接合する角形鋼管柱１ａ，１ｂの内径とほぼ
等しい外径とした所定長さの角形鋼管により接合体２を
形成すると共に、該接合体２の各側壁の上部と下部に複
数のボルト孔３を設け、一方、接合する両角形鋼管柱１
ａ，１ｂの各接合端部近くに前記接合体２のボルト孔３
に相対するボルト挿通用の透孔４をそれぞれ穿設し、前
記接合体２を両角形鋼管柱１ａ，１ｂの接合端部に跨が
るように嵌入すると共に、各透孔４からボルト孔３にボ
ルト５を螺合して締着することにより両角形鋼管柱１
ａ，１ｂを接合体２を介して一体に接合し、さらに両角
形鋼管柱１ａ，１ｂの接合端部と接合体２とを溶接８に
より固定してなることを特徴とする。
るような角形鋼管柱の接合構造を提供する。 【構成】 接合する角形鋼管柱１ａ，１ｂの内径とほぼ
等しい外径とした所定長さの角形鋼管により接合体２を
形成すると共に、該接合体２の各側壁の上部と下部に複
数のボルト孔３を設け、一方、接合する両角形鋼管柱１
ａ，１ｂの各接合端部近くに前記接合体２のボルト孔３
に相対するボルト挿通用の透孔４をそれぞれ穿設し、前
記接合体２を両角形鋼管柱１ａ，１ｂの接合端部に跨が
るように嵌入すると共に、各透孔４からボルト孔３にボ
ルト５を螺合して締着することにより両角形鋼管柱１
ａ，１ｂを接合体２を介して一体に接合し、さらに両角
形鋼管柱１ａ，１ｂの接合端部と接合体２とを溶接８に
より固定してなることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、角形鋼管柱の接合構造
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の角形鋼管柱の接合構造と
しては、例えば図５に示すように接合する上下の角形鋼
管柱１００，１０１の間に該角形鋼管柱１００，１０１
の各接合端部に嵌挿する短寸の角形鋼管１０２，１０３
を上下両面に溶接により固着した水平ダイヤフラム１０
４を介在させ、この水平ダイヤフラム１０４に上下の角
形鋼管１００，１０１を溶接により固着する構造のもの
が知られている。
しては、例えば図５に示すように接合する上下の角形鋼
管柱１００，１０１の間に該角形鋼管柱１００，１０１
の各接合端部に嵌挿する短寸の角形鋼管１０２，１０３
を上下両面に溶接により固着した水平ダイヤフラム１０
４を介在させ、この水平ダイヤフラム１０４に上下の角
形鋼管１００，１０１を溶接により固着する構造のもの
が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の角形鋼管柱の接
合構造にあっては、上下の角形鋼管柱１００，１０１を
水平ダイヤフラム１０４に溶接しているに過ぎないた
め、溶接が不完全であったり溶接部に強い曲げモーメン
トが負荷されると該溶接部において剥離現象を起こす恐
れがある等十分な接合強度が得られないという問題点が
あった。
合構造にあっては、上下の角形鋼管柱１００，１０１を
水平ダイヤフラム１０４に溶接しているに過ぎないた
め、溶接が不完全であったり溶接部に強い曲げモーメン
トが負荷されると該溶接部において剥離現象を起こす恐
れがある等十分な接合強度が得られないという問題点が
あった。
【０００４】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とす
るところは、簡単な構造で接合の強度を著しく高めるこ
とができるような角形鋼管柱の接合構造を提供しようと
するものである。
問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とす
るところは、簡単な構造で接合の強度を著しく高めるこ
とができるような角形鋼管柱の接合構造を提供しようと
するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の角形鋼管柱の接合構造においては、接合す
る角形鋼管柱の内径とほぼ等しい外径とした所定長さの
角形鋼管により接合体を形成すると共に、該接合体の各
側壁の上部と下部に複数のボルト孔を設け、一方、接合
する両角形鋼管柱の各接合端部近くに前記接合体のボル
ト孔に相対するボルト挿通用の透孔をそれぞれ穿設し、
前記接合体を両角形鋼管柱の接合端部に跨がるように嵌
入すると共に、各透孔からボルト孔にボルトを螺合して
締着することにより両角形鋼管柱を接合体を介して一体
に接合し、さらに両角形鋼管柱の接合端部と接合体とを
溶接により固定してなるものである。
に、本発明の角形鋼管柱の接合構造においては、接合す
る角形鋼管柱の内径とほぼ等しい外径とした所定長さの
角形鋼管により接合体を形成すると共に、該接合体の各
側壁の上部と下部に複数のボルト孔を設け、一方、接合
する両角形鋼管柱の各接合端部近くに前記接合体のボル
ト孔に相対するボルト挿通用の透孔をそれぞれ穿設し、
前記接合体を両角形鋼管柱の接合端部に跨がるように嵌
入すると共に、各透孔からボルト孔にボルトを螺合して
締着することにより両角形鋼管柱を接合体を介して一体
に接合し、さらに両角形鋼管柱の接合端部と接合体とを
溶接により固定してなるものである。
【０００６】
【作用】接合する両角形鋼管柱は、接合体により互いに
ボルトで締付け固定され、さらにその接合端部と接合体
とが溶接により固定されて一体化されるもので、これに
よって両角形鋼管柱の接合の強度を向上することが可能
となる。
ボルトで締付け固定され、さらにその接合端部と接合体
とが溶接により固定されて一体化されるもので、これに
よって両角形鋼管柱の接合の強度を向上することが可能
となる。
【０００７】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図１ないし図４において、１ａ，１ｂは
角形鋼管柱、２は該角形鋼管柱１ａ，１ｂを接合するた
めの接合体である。角形鋼管柱１ａ，１ｂは、その横断
面がほぼ正方形をなす長尺の管状柱であって、その互い
の接合端面は溶接強度を高めるべくテーパー状に加工さ
れている。
いて説明する。図１ないし図４において、１ａ，１ｂは
角形鋼管柱、２は該角形鋼管柱１ａ，１ｂを接合するた
めの接合体である。角形鋼管柱１ａ，１ｂは、その横断
面がほぼ正方形をなす長尺の管状柱であって、その互い
の接合端面は溶接強度を高めるべくテーパー状に加工さ
れている。
【０００８】前記接合体２は、角形鋼管柱１ａ，１ｂの
内径とほぼ等しい外径とした所定長さの角形鋼管によっ
て構成されており、該接合体２の各側壁の上部と下部に
ボルト孔３が２個ずつ設けてある。一方、前記各角形鋼
管柱１ａ，１ｂの各側壁の接合端部近くには、接合体２
のボルト孔３に相対するボルト挿通用の透孔４を穿設し
ている。なお、前記接合体２の各側壁には角形鋼管柱１
ａ，１ｂの溶接個所６に相対するように凹溝７が設けら
れている。この凹溝７は、接合体２を角形鋼管柱１ａ，
１ｂに嵌入する際に溶接部分の膨みを受容可能とするも
のである。
内径とほぼ等しい外径とした所定長さの角形鋼管によっ
て構成されており、該接合体２の各側壁の上部と下部に
ボルト孔３が２個ずつ設けてある。一方、前記各角形鋼
管柱１ａ，１ｂの各側壁の接合端部近くには、接合体２
のボルト孔３に相対するボルト挿通用の透孔４を穿設し
ている。なお、前記接合体２の各側壁には角形鋼管柱１
ａ，１ｂの溶接個所６に相対するように凹溝７が設けら
れている。この凹溝７は、接合体２を角形鋼管柱１ａ，
１ｂに嵌入する際に溶接部分の膨みを受容可能とするも
のである。
【０００９】前記接合体２の上部と下部のボルト孔３の
間の距離Ｌは、角形鋼管柱１ａ，１ｂの各接合端部から
透孔４までの距離Ｌ1 ，Ｌ2 の和より若干大きくなるよ
うに設定してある。
間の距離Ｌは、角形鋼管柱１ａ，１ｂの各接合端部から
透孔４までの距離Ｌ1 ，Ｌ2 の和より若干大きくなるよ
うに設定してある。
【００１０】しかして、両角形鋼管柱１ａ，１ｂを接合
するには、図３に示すようにまず一方の角形鋼管柱１ａ
の接合端部に接合体２の下部を嵌入してボルト５を透孔
４からボルト孔３に螺合して締着を施こし、次いで他方
の角形鋼管柱１ｂの接合端部に接合体２の上部を嵌入し
て同じようにボルト５を透孔４からボルト孔３に螺合し
て締着を施こすことにより、両角形鋼管柱１ａ，１ｂを
接合する。そして、両角形鋼管柱１ａ，１ｂの接合端部
と該両接合端部の間の隙間に位置する接合体２とを溶接
８により固定する。
するには、図３に示すようにまず一方の角形鋼管柱１ａ
の接合端部に接合体２の下部を嵌入してボルト５を透孔
４からボルト孔３に螺合して締着を施こし、次いで他方
の角形鋼管柱１ｂの接合端部に接合体２の上部を嵌入し
て同じようにボルト５を透孔４からボルト孔３に螺合し
て締着を施こすことにより、両角形鋼管柱１ａ，１ｂを
接合する。そして、両角形鋼管柱１ａ，１ｂの接合端部
と該両接合端部の間の隙間に位置する接合体２とを溶接
８により固定する。
【００１１】上記構成からなる本発明によれば、接合す
る両角形鋼管柱１ａ，１ｂは、図４に示すように接合体
２により互いにボルト５で締付け固定され、さらに両角
形鋼管柱１ａ，１ｂの接合端部と接合体２とが溶接８に
より固定されて一体化されるもので、両角形鋼管柱１
ａ，１ｂの接合強度が極めて大となる。
る両角形鋼管柱１ａ，１ｂは、図４に示すように接合体
２により互いにボルト５で締付け固定され、さらに両角
形鋼管柱１ａ，１ｂの接合端部と接合体２とが溶接８に
より固定されて一体化されるもので、両角形鋼管柱１
ａ，１ｂの接合強度が極めて大となる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の角形鋼管
柱の接合構造は、接合する両角形鋼管柱を接合体により
接合固定し、さらに両角形鋼管柱の接合端部と接合体と
を溶接して三者一体に固定するものであるから、両角形
鋼管柱の接合構造を安定かつ強固にできる効果がある。
柱の接合構造は、接合する両角形鋼管柱を接合体により
接合固定し、さらに両角形鋼管柱の接合端部と接合体と
を溶接して三者一体に固定するものであるから、両角形
鋼管柱の接合構造を安定かつ強固にできる効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図２】図１の分解斜視図である。
【図３】角形鋼管柱と接合体との接合状態を説明する分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図４】図１の横断側面図である。
【図５】従来技術の説明図である。
１ａ，１ｂ 角形鋼管柱 ２ 接合体 ３ ボルト孔 ４ 透孔 ５ ボルト ８ 溶接
Claims (1)
- 【請求項１】 接合する角形鋼管柱の内径とほぼ等しい
外径とした所定長さの角形鋼管により接合体を形成する
と共に、該接合体の各側壁の上部と下部に複数のボルト
孔を設け、一方、接合する両角形鋼管柱の各接合端部近
くに前記接合体のボルト孔に相対するボルト挿通用の透
孔をそれぞれ穿設し、 前記接合体を両角形鋼管柱の接合端部に跨がるように嵌
入すると共に、各透孔からボルト孔にボルトを螺合して
締着することにより両角形鋼管柱を接合体を介して一体
に接合し、さらに両角形鋼管柱の接合端部と接合体とを
溶接により固定してなることを特徴とする角形鋼管柱の
接合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13380794A JPH07317153A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 角形鋼管柱の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13380794A JPH07317153A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 角形鋼管柱の接合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07317153A true JPH07317153A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=15113501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13380794A Pending JPH07317153A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 角形鋼管柱の接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07317153A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004003155A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-01-08 | East Japan Railway Co | 鉄骨建物のジャッキダウン工法 |
| JP2010053631A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 擁壁構造、及び擁壁構造の支柱設置方法 |
| KR101064138B1 (ko) * | 2010-01-14 | 2011-09-15 | 이경욱 | 경관 구조물용 사각형관의 이음구조 및 이를 이용한 시공방법 |
| KR101136912B1 (ko) * | 2010-01-14 | 2012-04-20 | 이경욱 | 경관 구조물용 원형관의 이음구조 및 이를 이용한 시공방법 |
| CN103104038A (zh) * | 2011-11-10 | 2013-05-15 | 同济大学 | 矩形管柱拼接内套管螺栓连接节点 |
| KR101340624B1 (ko) * | 2012-04-09 | 2013-12-11 | 유한회사 케이테크코리아 | 파이프 연결구를 이용한 파이프 구조물의 연결구조 |
| CN104358319A (zh) * | 2014-09-03 | 2015-02-18 | 西安建筑科技大学 | 一种***式梁柱节点连接结构 |
| WO2015168660A1 (en) * | 2014-05-01 | 2015-11-05 | Patco, Llc | Sleeve connector |
| CN106639637A (zh) * | 2016-10-31 | 2017-05-10 | 张家港集优特防护设施有限公司 | 一种凹柱密网护栏 |
| CN107938839A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-04-20 | 沈阳建筑大学 | 装配式方形钢管混凝土柱及其连接方法 |
| JP2019094752A (ja) * | 2017-11-21 | 2019-06-20 | 株式会社佐藤型鋼製作所 | 角形鋼管の連結構造 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP13380794A patent/JPH07317153A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004003155A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-01-08 | East Japan Railway Co | 鉄骨建物のジャッキダウン工法 |
| JP2010053631A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 擁壁構造、及び擁壁構造の支柱設置方法 |
| KR101064138B1 (ko) * | 2010-01-14 | 2011-09-15 | 이경욱 | 경관 구조물용 사각형관의 이음구조 및 이를 이용한 시공방법 |
| KR101136912B1 (ko) * | 2010-01-14 | 2012-04-20 | 이경욱 | 경관 구조물용 원형관의 이음구조 및 이를 이용한 시공방법 |
| CN103104038A (zh) * | 2011-11-10 | 2013-05-15 | 同济大学 | 矩形管柱拼接内套管螺栓连接节点 |
| KR101340624B1 (ko) * | 2012-04-09 | 2013-12-11 | 유한회사 케이테크코리아 | 파이프 연결구를 이용한 파이프 구조물의 연결구조 |
| WO2015168660A1 (en) * | 2014-05-01 | 2015-11-05 | Patco, Llc | Sleeve connector |
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| CN106639637A (zh) * | 2016-10-31 | 2017-05-10 | 张家港集优特防护设施有限公司 | 一种凹柱密网护栏 |
| JP2019094752A (ja) * | 2017-11-21 | 2019-06-20 | 株式会社佐藤型鋼製作所 | 角形鋼管の連結構造 |
| CN107938839A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-04-20 | 沈阳建筑大学 | 装配式方形钢管混凝土柱及其连接方法 |
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