JPS646465Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS646465Y2 JPS646465Y2 JP8330283U JP8330283U JPS646465Y2 JP S646465 Y2 JPS646465 Y2 JP S646465Y2 JP 8330283 U JP8330283 U JP 8330283U JP 8330283 U JP8330283 U JP 8330283U JP S646465 Y2 JPS646465 Y2 JP S646465Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter pipe
- small diameter
- pipe
- small
- pipes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 15
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 5
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 5
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、応力集中を防止した多岐管の結合
構造に関するものである。
構造に関するものである。
従来技術
従来多岐管の結合構造は、第１図ａ，ｂ，ｃに
示すように、小径管１を束ね、端部のへり溶接３
および外周の軸方向溶接４を行ない、その後大径
管２に嵌入し、大径管端部２ａの円周に沿つて重
ね隅肉溶接５を行なつて結合した構造であつた。
この構造では、結合部の気密性を確保するため、
第１図ｃに示すように、小径管相互の軸方向溶接
端４ａと小径管端面１ａとの間に大径管端面２ａ
を位置させている。すなわち小径管端面１ａから
軸方向溶接端４ａまでの長さＬ１が、小径管端面
１ａから大径管端面２ａまでの長さＬ２より小さ
くならないようにして（Ｌ１≧Ｌ２）、重ね隅肉
溶接５を行なつている。しかしながら、このよう
な結合構造に、小径管相互を引き離すような力が
外部から加えられると、小径管相互の軸方向溶接
部４に荷重が集中し、第１図ｄに示すように亀裂
６を生ずることがあつた。
示すように、小径管１を束ね、端部のへり溶接３
および外周の軸方向溶接４を行ない、その後大径
管２に嵌入し、大径管端部２ａの円周に沿つて重
ね隅肉溶接５を行なつて結合した構造であつた。
この構造では、結合部の気密性を確保するため、
第１図ｃに示すように、小径管相互の軸方向溶接
端４ａと小径管端面１ａとの間に大径管端面２ａ
を位置させている。すなわち小径管端面１ａから
軸方向溶接端４ａまでの長さＬ１が、小径管端面
１ａから大径管端面２ａまでの長さＬ２より小さ
くならないようにして（Ｌ１≧Ｌ２）、重ね隅肉
溶接５を行なつている。しかしながら、このよう
な結合構造に、小径管相互を引き離すような力が
外部から加えられると、小径管相互の軸方向溶接
部４に荷重が集中し、第１図ｄに示すように亀裂
６を生ずることがあつた。
考案の目的
この考案は、応力集中を防止して耐久性を向上
した多岐管の結合構造の提供を目的とする。
した多岐管の結合構造の提供を目的とする。
考案の構成
上記の目的を達成するため、この考案は複数本
の小径管の各端部を束ね、これを１本の大径管に
嵌入して接合した多岐管において、相互に溶接接
合された小径管を、それらの軸方向溶接長さより
深く大径管内に嵌入し、大径管と小径管の溶接
を、小径管端面と小径管相互の軸方向溶接端との
間の位置で行なうことによつて、溶接部の応力集
中を防止できる。
の小径管の各端部を束ね、これを１本の大径管に
嵌入して接合した多岐管において、相互に溶接接
合された小径管を、それらの軸方向溶接長さより
深く大径管内に嵌入し、大径管と小径管の溶接
を、小径管端面と小径管相互の軸方向溶接端との
間の位置で行なうことによつて、溶接部の応力集
中を防止できる。
実施例
以下実施例を示す図面に基づいて、この考案を
説明する。第２図以下はこの考案による多岐管の
結合構造を示し、複数本の小径管１を束ねて１本
の大径管２に接合している。小径管１の端部は、
へり溶接３および外周の軸方向溶接４を行ない、
この端部を大径管２内に嵌入し、小径管１と大径
管２を重ね溶接７で接合している。嵌入深さＬ３
は小径管１の軸方向溶接長さＬ１より大とし、小
径管１の端面１ａから重ね溶接７までの距離Ｌ２
は、軸方向溶接４の長さＬ１と同等もしくは小と
する。
説明する。第２図以下はこの考案による多岐管の
結合構造を示し、複数本の小径管１を束ねて１本
の大径管２に接合している。小径管１の端部は、
へり溶接３および外周の軸方向溶接４を行ない、
この端部を大径管２内に嵌入し、小径管１と大径
管２を重ね溶接７で接合している。嵌入深さＬ３
は小径管１の軸方向溶接長さＬ１より大とし、小
径管１の端面１ａから重ね溶接７までの距離Ｌ２
は、軸方向溶接４の長さＬ１と同等もしくは小と
する。
第３図および第４図ａ，ｂは、小径管１の別の
配列の実施例を示す。第４図ｂは、第４図ａのＡ
−Ａ線断面図で、Ｌ１，Ｌ２，Ｌ３の大小関係は
第２図と同様である。第５図は、大径管２の端部
２ａを補強した形状を示す。この端部２ａによつ
て、小径管１相互を引き離す方向に働く外力に対
してさらに強度を持たせることができる。
配列の実施例を示す。第４図ｂは、第４図ａのＡ
−Ａ線断面図で、Ｌ１，Ｌ２，Ｌ３の大小関係は
第２図と同様である。第５図は、大径管２の端部
２ａを補強した形状を示す。この端部２ａによつ
て、小径管１相互を引き離す方向に働く外力に対
してさらに強度を持たせることができる。
上記のように構成された多岐管の結合構造にお
いて、振動等により小径管１相互を引き離す方向
に外力が働いたとき、大径管２の端部２ａがこの
荷重を負担し、小径管１の軸方向溶接部４に亀裂
を生ずるような応力集中を起させることがなく、
多岐管の耐久性を向上させることができる。また
従来の大径管２の端部２ａにおける隅肉溶接５で
は、溶接ワイヤのねらい位置の許容幅が狭く、溶
接形状や溶け込みに影響していたが、この考案の
重ね溶接７では、溶接ワイヤのねらい位置の許容
幅が緩和され、溶接作業が容易になり、従つて溶
接部の信頼性を向上させることができる。
いて、振動等により小径管１相互を引き離す方向
に外力が働いたとき、大径管２の端部２ａがこの
荷重を負担し、小径管１の軸方向溶接部４に亀裂
を生ずるような応力集中を起させることがなく、
多岐管の耐久性を向上させることができる。また
従来の大径管２の端部２ａにおける隅肉溶接５で
は、溶接ワイヤのねらい位置の許容幅が狭く、溶
接形状や溶け込みに影響していたが、この考案の
重ね溶接７では、溶接ワイヤのねらい位置の許容
幅が緩和され、溶接作業が容易になり、従つて溶
接部の信頼性を向上させることができる。
考案の効果
この考案は以上説明したように、多岐管の結合
構造において、小径管を引き離す方向の外力が加
わつたとき、溶接部の応力集中を防止することが
でき、従つて耐久性が向上する効果がある。ま
た、溶接ワイヤのねらい位置の許容幅が緩和され
て、溶接部の信頼性が向上する効果がある。
構造において、小径管を引き離す方向の外力が加
わつたとき、溶接部の応力集中を防止することが
でき、従つて耐久性が向上する効果がある。ま
た、溶接ワイヤのねらい位置の許容幅が緩和され
て、溶接部の信頼性が向上する効果がある。
第１図ａないしｄは従来の多岐管を示し、第１
図ａおよびｂは小径管の斜視図、第１図ｃおよび
ｄはそれぞれ多岐管の結合構造の縦断面図および
側面図である。第２図以下はこの考案の実施例を
示し、第２図ａは小径管の溶接部の斜視図、第２
図ｂは多岐管の結合構造の縦断面図、第３図およ
び第４図ａ，ｂは小径管の他の配列を示す断面
図、第５図は大径管の端部の実施例を示す縦断面
図である。 １……小径管、２……大径管、４……軸方向溶
接、７……重ね溶接。
図ａおよびｂは小径管の斜視図、第１図ｃおよび
ｄはそれぞれ多岐管の結合構造の縦断面図および
側面図である。第２図以下はこの考案の実施例を
示し、第２図ａは小径管の溶接部の斜視図、第２
図ｂは多岐管の結合構造の縦断面図、第３図およ
び第４図ａ，ｂは小径管の他の配列を示す断面
図、第５図は大径管の端部の実施例を示す縦断面
図である。 １……小径管、２……大径管、４……軸方向溶
接、７……重ね溶接。
Claims (1)
- 複数本の小径管を束ねて１本の大径管に接合し
た多岐管であつて、相互に溶接接合された小径管
を小径管相互の軸方向溶接長さより深く大径管内
に嵌入し、大径管と小径管との溶接を、小径管端
部と小径管相互の軸方向溶接端部との間の位置で
行なつたことを特徴とする多岐管の結合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8330283U JPS59188384U (ja) | 1983-05-31 | 1983-05-31 | 多岐管の結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8330283U JPS59188384U (ja) | 1983-05-31 | 1983-05-31 | 多岐管の結合構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59188384U JPS59188384U (ja) | 1984-12-13 |
| JPS646465Y2 true JPS646465Y2 (ja) | 1989-02-20 |
Family
ID=30213259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8330283U Granted JPS59188384U (ja) | 1983-05-31 | 1983-05-31 | 多岐管の結合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59188384U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7152885B2 (en) | 2003-12-26 | 2006-12-26 | Calsonic Kansei Corporation | Connection structure of multi-channel tube with branching tube and connection method therefor |
| US7553148B2 (en) | 2003-12-26 | 2009-06-30 | Calsonic Kansei Corporation | Production apparatus and production method for producing bent portion of multi-channel tube |
-
1983
- 1983-05-31 JP JP8330283U patent/JPS59188384U/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7152885B2 (en) | 2003-12-26 | 2006-12-26 | Calsonic Kansei Corporation | Connection structure of multi-channel tube with branching tube and connection method therefor |
| US7553148B2 (en) | 2003-12-26 | 2009-06-30 | Calsonic Kansei Corporation | Production apparatus and production method for producing bent portion of multi-channel tube |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59188384U (ja) | 1984-12-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS646465Y2 (ja) | ||
| JP3336430B2 (ja) | 鋼管矢板等の縦継ぎ装置 | |
| JPH07317153A (ja) | 角形鋼管柱の接合構造 | |
| JP2022183941A (ja) | 接合構造 | |
| JPS606495Y2 (ja) | コンクリ−ト補強用異形鉄筋の継手構造 | |
| JP2565859Y2 (ja) | 丸鋼の溶接用継ぎ手補助金具 | |
| JPS6334797Y2 (ja) | ||
| JP2841146B2 (ja) | 構造部材の継手部構造 | |
| JPS5853880Y2 (ja) | 鉄筋継手部材 | |
| JP3148465B2 (ja) | コンクリートセグメント | |
| JPH0530232U (ja) | 鋼管矢板における胴継ぎ部の継手構造 | |
| JP2629901B2 (ja) | プラスチック管の融着継手構造 | |
| JPH0355994U (ja) | ||
| JPH0446410Y2 (ja) | ||
| JPH0115510Y2 (ja) | ||
| JPH0454322Y2 (ja) | ||
| JPH0115797Y2 (ja) | ||
| JPH02119922U (ja) | ||
| JP4075623B2 (ja) | 鋼管の接合構造及び接合方法 | |
| JPH0220307Y2 (ja) | ||
| JPH0640111U (ja) | 角形鋼管柱相互の継手装置 | |
| JPH02140000U (ja) | ||
| JPS5831022Y2 (ja) | 推進工法用管継手 | |
| JPH0728464Y2 (ja) | 推進工法用管 | |
| JP2540808Y2 (ja) | 配管用継手 |