JPH07314476A - 積層板の製造法 - Google Patents
積層板の製造法Info
- Publication number
- JPH07314476A JPH07314476A JP11287094A JP11287094A JPH07314476A JP H07314476 A JPH07314476 A JP H07314476A JP 11287094 A JP11287094 A JP 11287094A JP 11287094 A JP11287094 A JP 11287094A JP H07314476 A JPH07314476 A JP H07314476A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushion material
- prepreg
- epoxy resin
- woven fabric
- glass woven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/02—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
- H05K3/022—Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】クッション材の構成を改良して、ボイドの発生
が少ない積層板を製造する。 【構成】断熱材3の層を中心にしてその両側にガラス織
布入りゴムシート1(シリコーンゴム)の層と銅箔4の
層をこの順に配置し、各層間はプリプレグ5(ガラス織
布基材エポキシ樹脂)で一体化してクッション材を構成
した。ガラス織布基材エポキシ樹脂プリプレグとガラス
不織布基材エポキシ樹脂プリプレグを所定枚数重ね、こ
れをステンレス製鏡面板で挟んだ。この構成物12組を
プレス熱盤間に投入し、最外側の鏡面板とプレス熱盤の
間に前記クッション材を介在させ、圧力80Kgf/cm2、
温度170℃で、2時間加熱加圧成形して、コンポジッ
ト積層板を製造した。
が少ない積層板を製造する。 【構成】断熱材3の層を中心にしてその両側にガラス織
布入りゴムシート1(シリコーンゴム)の層と銅箔4の
層をこの順に配置し、各層間はプリプレグ5(ガラス織
布基材エポキシ樹脂)で一体化してクッション材を構成
した。ガラス織布基材エポキシ樹脂プリプレグとガラス
不織布基材エポキシ樹脂プリプレグを所定枚数重ね、こ
れをステンレス製鏡面板で挟んだ。この構成物12組を
プレス熱盤間に投入し、最外側の鏡面板とプレス熱盤の
間に前記クッション材を介在させ、圧力80Kgf/cm2、
温度170℃で、2時間加熱加圧成形して、コンポジッ
ト積層板を製造した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリプレグを熱盤間で
加熱加圧して積層板を成形する積層板の製造法に関す
る。殊に、鏡面板に挟んだプリプレグを熱盤間に投入
し、鏡面板と熱盤の間に介在させて使用するクッション
材に関する。
加熱加圧して積層板を成形する積層板の製造法に関す
る。殊に、鏡面板に挟んだプリプレグを熱盤間に投入
し、鏡面板と熱盤の間に介在させて使用するクッション
材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記クッション材は、断熱材(ア
ラミド繊維や無機繊維からなるシート)とゴムシートを
組み合わせて重ねたものがあり、表面には厚さ35μm
の銅箔を載置した構成のものが使用されている。例え
ば、図2に示すように、断熱材3の層を中心にしてその
両側にゴムシート2の層と銅箔4の層をこの順に配置
し、各層間はプリプレグ5で一体化した構成のものがあ
る。このクッション材7は、図4に示すように、積層板
構成材料6(鏡面板に挟んだプリプレグ等)を熱盤8,
8の間に投入して加熱加圧により積層板を成形するに際
して、熱盤8の内側で鏡面板との間に配置して使用す
る。クッション材7を構成する銅箔4は、プリプレグを
挟んだ鏡面板とクッション材、或いは熱盤とクッション
材が貼り付くのを防ぐ目的で使用されている。このよう
なクッション材は、熱盤からプリプレグに伝わる熱と圧
力を調整して、積層板の成形が良好に行なわれるように
する機能を果すものである。
ラミド繊維や無機繊維からなるシート)とゴムシートを
組み合わせて重ねたものがあり、表面には厚さ35μm
の銅箔を載置した構成のものが使用されている。例え
ば、図2に示すように、断熱材3の層を中心にしてその
両側にゴムシート2の層と銅箔4の層をこの順に配置
し、各層間はプリプレグ5で一体化した構成のものがあ
る。このクッション材7は、図4に示すように、積層板
構成材料6(鏡面板に挟んだプリプレグ等)を熱盤8,
8の間に投入して加熱加圧により積層板を成形するに際
して、熱盤8の内側で鏡面板との間に配置して使用す
る。クッション材7を構成する銅箔4は、プリプレグを
挟んだ鏡面板とクッション材、或いは熱盤とクッション
材が貼り付くのを防ぐ目的で使用されている。このよう
なクッション材は、熱盤からプリプレグに伝わる熱と圧
力を調整して、積層板の成形が良好に行なわれるように
する機能を果すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
クッション材を使用した積層板の成形では、成形中の圧
力でゴムシート2が面方向に変形しやすい。図3はこの
様子を示したものであるが、点線Aで示した正規の形状
から実線Bで示した形状に周囲が広がっている。クッシ
ョン材の周囲が薄くなっているので、成形した積層板の
周囲にボイドが発生する原因になっている。本発明が解
決しようとする課題は、クッション材の構成を改良し
て、ボイドの発生が少ない積層板を製造することであ
る。
クッション材を使用した積層板の成形では、成形中の圧
力でゴムシート2が面方向に変形しやすい。図3はこの
様子を示したものであるが、点線Aで示した正規の形状
から実線Bで示した形状に周囲が広がっている。クッシ
ョン材の周囲が薄くなっているので、成形した積層板の
周囲にボイドが発生する原因になっている。本発明が解
決しようとする課題は、クッション材の構成を改良し
て、ボイドの発生が少ない積層板を製造することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る積層板の製造においては、ガラス織布
入りゴムシートをクッション材構成材料として用いるこ
とを特徴とする。
に、本発明に係る積層板の製造においては、ガラス織布
入りゴムシートをクッション材構成材料として用いるこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】上記のガラス織布入りゴムシートは、ガラス織
布によって補強されているので、圧力がかかっても面方
向の変形が小さい。従って、このようなゴムシートをク
ッション材の構成材料として用いることにより加圧が均
一に行なわれ、周辺にボイドの発生の少ない積層板を成
形することができる。
布によって補強されているので、圧力がかかっても面方
向の変形が小さい。従って、このようなゴムシートをク
ッション材の構成材料として用いることにより加圧が均
一に行なわれ、周辺にボイドの発生の少ない積層板を成
形することができる。
【0006】
【実施例】図1に示すように、断熱材3の層を中心にし
てその両側にガラス織布入りゴムシート1(シリコーン
ゴム)の層と銅箔4の層をこの順に配置し、各層間はプ
リプレグ5(ガラス織布基材エポキシ樹脂)で一体化し
てクッション材を構成した(実施例)。また、比較のた
めに、図2において説明した従来のクッション材を用意
した(従来例)。すなわち、従来例では、ガラス織布を
含まないシリコーンゴムシートを用いた。実施例および
従来例で使用するクッション材は、ゴムシートおよび銅
箔の寸法:420×420mm、断熱材およびプリプレグ
の寸法:400×400mmである。効果を確認するため
に、上記の各クッション材を使用して、400×400
×1.6mmのコンポジット積層板の成形を以下のように
行なった。ガラス織布基材エポキシ樹脂プリプレグとガ
ラス不織布基材エポキシ樹脂プリプレグを所定枚数重
ね、これをステンレス製鏡面板で挟んだ。この構成物1
2組をプレス熱盤間に投入し、最外側の鏡面板とプレス
熱盤の間には上記各クッション材を介在させ、圧力80
Kgf/cm2、温度170℃で、2時間加熱加圧成形して、
積層板を製造した。上記成形後に、クッション材を構成
するゴムシートの銅箔周辺からのはみ出し量およびクッ
ション材の厚さ分布を測定した結果を表1に示す。ま
た、製造した積層板の四隅のボイド発生領域の長さを測
定した結果を表1に併せて示す。
てその両側にガラス織布入りゴムシート1(シリコーン
ゴム)の層と銅箔4の層をこの順に配置し、各層間はプ
リプレグ5(ガラス織布基材エポキシ樹脂)で一体化し
てクッション材を構成した(実施例)。また、比較のた
めに、図2において説明した従来のクッション材を用意
した(従来例)。すなわち、従来例では、ガラス織布を
含まないシリコーンゴムシートを用いた。実施例および
従来例で使用するクッション材は、ゴムシートおよび銅
箔の寸法:420×420mm、断熱材およびプリプレグ
の寸法:400×400mmである。効果を確認するため
に、上記の各クッション材を使用して、400×400
×1.6mmのコンポジット積層板の成形を以下のように
行なった。ガラス織布基材エポキシ樹脂プリプレグとガ
ラス不織布基材エポキシ樹脂プリプレグを所定枚数重
ね、これをステンレス製鏡面板で挟んだ。この構成物1
2組をプレス熱盤間に投入し、最外側の鏡面板とプレス
熱盤の間には上記各クッション材を介在させ、圧力80
Kgf/cm2、温度170℃で、2時間加熱加圧成形して、
積層板を製造した。上記成形後に、クッション材を構成
するゴムシートの銅箔周辺からのはみ出し量およびクッ
ション材の厚さ分布を測定した結果を表1に示す。ま
た、製造した積層板の四隅のボイド発生領域の長さを測
定した結果を表1に併せて示す。
【0007】
【表1】
【0008】表1から、実施例のクッション材は面方向
の変形が少なく、その厚さ分布が従来のクッション材の
1/4になっていることが分かる。また、製造した積層
板の四隅のボイド発生領域の長さは、従来の1/2にな
っていることが分かる。
の変形が少なく、その厚さ分布が従来のクッション材の
1/4になっていることが分かる。また、製造した積層
板の四隅のボイド発生領域の長さは、従来の1/2にな
っていることが分かる。
【0009】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る製造法で
は、使用するクッション材の面方向の変形が少ないの
で、ボイドの発生の少ない積層板を成形することができ
る。
は、使用するクッション材の面方向の変形が少ないの
で、ボイドの発生の少ない積層板を成形することができ
る。
【図1】本発明に係る実施例で使用するクッション材の
層構成を示す説明図である。
層構成を示す説明図である。
【図2】従来の積層板の製造で使用するクッション材の
層構成を示す説明図である。
層構成を示す説明図である。
【図3】従来の積層板の製造で使用するクッション材の
面方向変形を説明する平面図である。
面方向変形を説明する平面図である。
【図4】プレス熱盤間で積層板を成形するときの様子を
示す説明図である。
示す説明図である。
1はガラス織布入りゴムシート 3は断熱材 4は銅箔 5はプリプレグ
Claims (1)
- 【請求項1】鏡面板に挟んだプリプレグを熱盤間に投入
し、鏡面板と熱盤の間にはクッション材を介在させて加
熱加圧成形する積層板の製造において、 ガラス織布入りゴムシートをクッション材構成材料とし
て用いることを特徴とする積層板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11287094A JPH07314476A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 積層板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11287094A JPH07314476A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 積層板の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07314476A true JPH07314476A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14597594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11287094A Pending JPH07314476A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | 積層板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07314476A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011507724A (ja) * | 2007-11-21 | 2011-03-10 | フォルボ・ジークリング・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 搬送ベルト/駆動ベルトの製造方法 |
WO2018213086A1 (en) * | 2017-05-16 | 2018-11-22 | Wellmade Floor Covering Int'l Inc. | Engineered plank and its manufacturing method |
US10974488B2 (en) | 2015-11-17 | 2021-04-13 | Wellmade Floor Covering Int'l Inc. | Engineered plank and its manufacturing method |
US11421427B2 (en) | 2019-02-20 | 2022-08-23 | Wellmade Floor Covering International, Inc. | Plank with veneer material fused to rigid core |
-
1994
- 1994-05-26 JP JP11287094A patent/JPH07314476A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011507724A (ja) * | 2007-11-21 | 2011-03-10 | フォルボ・ジークリング・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 搬送ベルト/駆動ベルトの製造方法 |
US10974488B2 (en) | 2015-11-17 | 2021-04-13 | Wellmade Floor Covering Int'l Inc. | Engineered plank and its manufacturing method |
US11975510B2 (en) | 2015-11-17 | 2024-05-07 | Wellmade Floor Covering Int'l Inc. | Engineered plank and its manufacturing method |
WO2018213086A1 (en) * | 2017-05-16 | 2018-11-22 | Wellmade Floor Covering Int'l Inc. | Engineered plank and its manufacturing method |
US11421427B2 (en) | 2019-02-20 | 2022-08-23 | Wellmade Floor Covering International, Inc. | Plank with veneer material fused to rigid core |
US11802412B2 (en) | 2019-02-20 | 2023-10-31 | Wellmade Floor Covering International, Inc. | Plank with veneer material fused to rigid core |
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