JPH07308629A - 多彩塗装方法 - Google Patents

多彩塗装方法

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Publication number
JPH07308629A
JPH07308629A JP10569294A JP10569294A JPH07308629A JP H07308629 A JPH07308629 A JP H07308629A JP 10569294 A JP10569294 A JP 10569294A JP 10569294 A JP10569294 A JP 10569294A JP H07308629 A JPH07308629 A JP H07308629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
color
paint
outlet
outlets
Prior art date
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Pending
Application number
JP10569294A
Other languages
English (en)
Inventor
Misao Okamoto
美佐雄 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP10569294A priority Critical patent/JPH07308629A/ja
Publication of JPH07308629A publication Critical patent/JPH07308629A/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被塗装材の表面に非常に多色の塗料が塗装さ
れているような自然界に近い色表現を施すことができる
ようにした塗装方法を提供する。 【構成】 塗料吹き出し口の進行方向に沿って複数の吹
き出し口(2)〜(4)を並列し、また、進行方向最前端
の吹き出し口(2)をベース色の塗装用とし、それより
も後方の吹き出し口(3)(4)をツブ吹き塗装用とし
て、その後方部の吹き出し口(3)(4)の噴出方向を適
宜前方に傾けて、前部側の吹き出し口による塗装パター
ンと干渉させながら塗装するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の外壁材とし
て有効な多彩塗装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、建築物の外壁にもさまざまな意匠
性を持たせることが要望されており、その一手法として
ツブ吹き塗装(斑点状塗装)がある。これは被塗装材の
表面に一度ベース色を前面塗装した後、ベース色と異な
る色で数回ツブ吹き塗装を施すものである。即ち、図3
で示すように、ベース色塗装を行なって乾燥させた後、
ツブ吹き塗装ー乾燥を繰り返して表面にツブ状の彩色パ
ターンを表現するものである。
【0003】また、多彩色を表現する塗装方法として特
開平1ー293163号公報および同3ー161081
号公報には、異なる色の塗料を同芯円状に配置した複数
の吹き出し口から噴出させるか、或は、複数の吹き出し
口を横若しくは縦に並べて、噴出された塗料を混合させ
る方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のツブ吹き塗
装では、図でも判るように、ベース色の上にそのベース
色と異なる色をツブ状に1〜数回塗り重ねるものである
が、設定された単一の色見しか表現できない欠点があ
る。
【0005】一方、自然界での色彩は、単色や多色であ
っても一定の色見で構成されているものはない。これは
石材などを観察すれば容易に判ることで、ベースとなっ
ている色見が白と黒の2色であっても、目視で確認でき
る色見の違いは非常に多くある。逆に言うと、自然界で
は色々な色が混ざりあっているものしかなく、そういう
ものを見たときに自然な感じを受けるが、多色であって
も単一色の集合であればどうしても工業的なイメージを
受けてしまうものである。この点から言って、上記従来
のツブ吹き塗装は、自然な感じが得られないものであっ
た。
【0006】他方、前記公報に記載したものでは、複数
の吹き出し口を同芯円状に配置したのみでは、混色割合
が塗料の供給量、粘度、エアー圧で行なわれなければな
らず、多種の色彩を得ることができず、また、どうして
も混色してしまうため、比較的濃色の色と淡色の色との
組み合せでしか塗装できない。このことは、吹き出し口
を縦方向または横方向に配置した場合でも同じであり、
単純に並列したのみでは、自然な色のグラデュエーショ
ンが得られない欠点がある。即ち、この方法において
も、塗装色が限定されるため、自由な色表現ができない
欠点があった。
【0007】この発明は、このような従来の塗装方法の
欠点を解消して、被塗装材の表面に非常に多色の塗料が
塗装されているような自然界に近い色表現を施すことが
できるようにした塗装方法を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、塗料の吹き出し口を被塗装材に対して
相対的に直線方向に進行させて塗料を吹き付ける塗装方
法であって、その進行方向に沿って複数の吹き出し口を
並列して、これら吹き出し口により噴出される塗料を干
渉させながら塗布することを特徴とするものである。
【0009】また、この場合、進行方向最前端の吹き出
し口をベース色の塗装用とし、それよりも後方の吹き出
し口の噴出方向を順次前方に傾けて、前部側の吹き出し
口による塗装パターンと干渉させることによって、より
多彩な色彩を表現することができる。
【0010】
【作用】この発明によれば、被塗装材に対する各吹き出
し口の相対移動に伴って、複数の吹き出し口から吹き出
される塗料が被塗装材に到達するまでの空中で接触混合
することにより、混合度合の大きいものから小さいもの
まで各種の色が生成され、更に、これらが重なりながら
被塗装材表面に付着することによって、その被塗装材表
面では非常に多色の塗料が塗布されているような効果が
生まれる。
【0011】
【実施例】図1及び図2において、(1)〜(3)は塗装
ガン、塗装スプレーなどの吹き出し口、(4)は被塗装
材であって、定位置に固定された吹き出し口(1)〜
(3)に対して、被塗装材(4)を図の矢印方向に移動さ
せながらその表面に塗料を吹き付けるレシプロ塗装機で
ある。即ち、吹き出し口(1)〜(3)は、相対的に被塗
装材(4)に対して図の左方向に進行することになる
が、この進行方向の同一線上に沿うようにしてこれらの
吹き出し口(1)〜(3)が、適当な間隔をおいて並列さ
れている。
【0012】上記において、進行方向最前端の吹き出し
口(1)は、ベース色となる色を全面塗装するもので、
その吹き出し方向が被塗装材(4)の表面に対して略垂
直となるように設置している。他方、その後方の吹き出
し口(2)(3)はツブ吹き塗装であって、その吹き出し
方向を進行方向の前方に所定角度θ1、θ2だけ傾けて設
置されている。このとき、前端から2番目の吹き出し口
(2)の傾き角θ1は、その吹き出し口(2)から噴出さ
れた塗料が、前部側の全面塗装用吹き出し口(1)から
の塗料(5)と重なって干渉するような角度とし、3番
目の吹き出し口(3)の傾き角θ2は、2番目の吹き出し
口(2)から噴出された塗料と重なって干渉するような
角度に設定する。更に、図2で示すように、中央部分に
おいては3個の吹き出し口(1)〜(3)の塗料全てが干
渉するようになっている。
【0013】上記のような吹き出し口の配置構造におい
て、被塗装材(4)を図の右方向へ移動させながら各吹
き出し口(1)〜(3)から塗料を吹き付けると、まず最
前端の吹き出し口(1)によって吹き出された塗料(5)
によってベース色となる色が全面塗装される。次いで、
その塗装された面に第2の吹き出し口(2)から吹き出
された塗料(6)が重ね塗りされることになるが、その
塗料(6)は、塗装面に到達する前の段階で第1の吹き
出し口(1)の塗料パターンと干渉して塗料の供給量に
見合った混色となり、このときの混合具合によってさま
ざまな濃淡の混合色のツブが生成されて塗装される。更
に、その塗装の上に、第2の吹き出し口(2)の塗料
(6)と第3の吹き出し口(3)の塗料(7)が同様に混
合してさまざまな濃淡の別の混合色が生成されて塗装さ
れることから、非常に多色の彩色が表現され自然界に近
い表面を得ることができる。
【0014】上記は、最前端の1個のベース色塗装用吹
き出し口(1)と、その後方の2個のツブ吹き塗装用吹
き出し口(2)(3)とからなるものを示したが、1個の
ベース色塗装用吹き出し口(1)と1個のツブ吹き塗装用
吹き出し口(2)の2個のみでも良く、或いは、上記第2
のツブ吹き塗装用吹き出し口(3)の後方に更に1または
複数のツブ吹き塗装用吹き出し口を設けることによっ
て、より多くの多彩塗装を得るようにすることもでき
る。また、これらツブ吹き塗装用の吹き出し口(2)
(3)の傾き角θ1、θ2の角度を適宜変更することによ
り混色をコントロールしながら自由な塗装色を得ること
が可能である。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明では、塗装方向
に沿って配置された複数の吹き出し口からの塗料パター
ンを順次干渉させながら随時被塗装材表面に塗布するた
め、非常に多彩色で自然界に見られるグラデュエーショ
ンを備えたものが得られ、従来に比較して遙かに表現力
に優れた塗装が可能となったものである。
【0016】また、本発明では、後部側の吹き出し口の
噴出方向を前方に傾けているが、その傾き角を適宜変更
することでベース色とツブ吹きとの混色をコントロール
することができ、より自由な表現が可能であるという効
果が得られる。
【0017】更に、従来のツブ吹き塗装と比べて、塗装
ー乾燥と言った工程を繰り返す必要がなく、数色の塗装
が一度に行なえるため、工程の大幅な短縮にも寄与でき
ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における吹き出し口の配置を
示す平面図である。
【図2】同じく塗装状態の側面図である。
【図3】従来のツブ吹き塗装の工程フロー図である。
【符号の説明】
(1)被塗装材 (2)吹き出し口 (3)吹き出し口 (4)吹き出し口 (5)塗料 (6)塗料 (7)塗料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料吹き出し口を被塗装材に対して相対
    的に直線方向に進行させて塗料を吹き付ける塗装方法で
    あって、その進行方向に沿って複数の吹き出し口を並列
    して、これら吹き出し口により噴出される塗料を干渉さ
    せながら塗布することを特徴とする多彩塗装方法。
  2. 【請求項2】 進行方向最前端の吹き出し口をベース色
    の塗装用とし、それよりも後方の吹き出し口をツブ吹き
    塗装用として、その後方部の吹き出し口の噴出方向を順
    次前方に傾けて、前部側の吹き出し口による塗装パター
    ンと干渉させることを特徴とする請求項1の多彩塗装方
    法。
  3. 【請求項3】 2個以上の吹き出し口を前記進行方向に
    並列することを特徴とする請求項1または2の多彩塗装
    方法。
JP10569294A 1994-05-19 1994-05-19 多彩塗装方法 Pending JPH07308629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10569294A JPH07308629A (ja) 1994-05-19 1994-05-19 多彩塗装方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP10569294A JPH07308629A (ja) 1994-05-19 1994-05-19 多彩塗装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07308629A true JPH07308629A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14414455

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10569294A Pending JPH07308629A (ja) 1994-05-19 1994-05-19 多彩塗装方法

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JP (1) JPH07308629A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0910634A (ja) * 1995-06-28 1997-01-14 Kikusui Kagaku Kogyo Kk 建築物表面仕上げ用シートの製造方法および製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0910634A (ja) * 1995-06-28 1997-01-14 Kikusui Kagaku Kogyo Kk 建築物表面仕上げ用シートの製造方法および製造装置

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