JPH0730601B2 - 建造物の屋根葺替え方法 - Google Patents

建造物の屋根葺替え方法

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JPH0730601B2
JPH0730601B2 JP62209281A JP20928187A JPH0730601B2 JP H0730601 B2 JPH0730601 B2 JP H0730601B2 JP 62209281 A JP62209281 A JP 62209281A JP 20928187 A JP20928187 A JP 20928187A JP H0730601 B2 JPH0730601 B2 JP H0730601B2
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元旦 舩木
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元旦ビューティ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、既設の屋根面を新規な屋根板で葺替えるよ
うにした建造物の屋根葦替え方法に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、既設の屋根面を新規な屋根板で葺替えるには、既
設の屋根面を剥して補修した後に下地材等を敷設し、新
たな屋根板を葺いている。
しかしながら、上記した従来の葺替え方法は著しい手間
と時間がかかり、費用が嵩み、作業時にあっては、塵芥
の落下及び危険性に鑑みて、建造物内の使用ができない
等の問題点、不満点が残るものであった。
そこで、その点を解決するために、既設の屋根面を剥し
たり補修したりすることなく、新たな屋根板を既設の屋
根面に固定する手段が、例えば、特公昭60−13097号公
報等に開示されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記した発明は、既設の屋根面にハット型で構成した支
持材を固定し、支持材の上面に屋根板を直交状に葺くこ
とにより、極めて簡単に、しかも既設の屋根面を剥すこ
となく葺替えるものであり、それなりの効果を奏するも
のである。
しかしながら、既設の屋根面にハット型の支持材を固定
しなければならない点で、材料費、手間がかかり、不満
の残るところである。また、屋根板が薄い金属板で成形
されていると、強度がないので、作業員が屋根上を歩行
したとき、若しくは積雪時等に於いて、上面に作用する
荷重により屋根板が潰れることがある。したがって、葺
替え作業や構造が極めて簡単で、しかも高い強度がある
ように既設の屋根面を葺替える方法が要望されている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記した従来の問題点を解決し、また従来から
の要望に対処するために提案されたもので、傾斜方向に
沿って複数本の突出条を平行に設けた既設屋根面に、金
属板の下面に硬質下地部材を配置させるとともに、前端
に下向きの係止部を、後端に上向きの係合部を夫々屈曲
成形した屋根板を前記既設屋根面の突出条に対して直交
する様に配設し、傾斜下側に位置する屋根板の後端の係
合部を既設屋根面の突出条に固定し、傾斜上側に位置す
る屋根板の係止部を、突出条に固定された前記傾斜下側
に位置する屋根板の係合部に係止するとともに、傾斜上
側の屋根板の硬質下地部材の前端下面を傾斜下側の屋根
板の係合部の上面で直接支持する様にしたことを特徴と
する建造物の屋根葺替え方法に関するものである。
〈作用〉 本発明は上記した構成であるので、既設屋根面に通常設
けられている複数の平行な突出条を利用して、新たな複
数の屋根板を既設屋根面の軒先から棟に向かって順次固
定することができ、特に、屋根板の下面に硬質下地部材
を配置しているので、機械的強度や上面に作用する荷重
に対しても充分な耐圧強度を確保することができ、硬質
下地部材の前端の下面が傾斜下側に位置する屋根板の係
合部上面で直接支持されるので安定するばかりでなく上
下に隣り合う屋根板相互が強固に係合することになって
雨水が吹き込んだり毛細管現象により屋根裏にまで滲み
込むことがなく、しかも施工時には傾斜下側の屋根板の
係合部に傾斜上側の屋根板の係止部を被覆するように係
止するだけで硬質下地部材が支持されるので、硬質下地
部材が屋根板に対して分離していても一体状であっても
極めて簡単に、確実に作業することができる。
〈実施例〉 以下本発明を、実施例の図面にもとづいて説明する。
本発明の葺替え方法に利用できる既設屋根1としては、
屋根面の傾斜方向に沿って複数本の突出条2を平行に有
するものである。
このような既設屋根1としては、例えば第4図で示すよ
うに瓦棒屋根であれば、突出条2が瓦棒で、第5図で示
すように波板若しくは折版屋根であれば、突出条2が山
部である。
従って、既設屋根1であっては、瓦棒の波の山部によ
り、傾斜方向に沿った複数本の突出条2が平行に形成さ
れることになる。
次に、本発明で使用される屋根板3は、長さ方向に沿っ
た前端に係止部4を下向きに屈曲成形すると共に、後端
に係合部7を上向きに屈曲成形して構成する。
図面で示す実施例での屋根板3は、銅、アルミニウム、
ステンレス等で成形された金属板14の下面に、硬質下地
部材15として木毛セメント板、合板等から成る板材を配
した構成で、硬質下地部材15は、断熱、消音効果等をも
たらすばかりでなく、金属板14に重合することにより金
属板14の補強効果や施工容易性等を果たすものである。
この場合、金属板14と硬質下地部材15とは、接着剤等に
よる予め一体状にしても良いし建築現場で重合するよう
にしてもよい。
そして、金属板14の前端と後端とに係止部4と係合部7
とを長さ方向に沿って予め屈曲成形するのである。
第1図の実施例に示す屋根板3の係止部4は、金属板14
の前端を下方に直角に垂設した前端片5の下端に、更に
下面片6を後方に向って屈曲した断面路コ字形状であ
る。また、係合部7は、金属板14の後端を直立した立上
げ片8の上端を前方に重合状に屈曲した係合片9とする
と共に、係合片9の先端を上方に屈曲して当接片10と
し、更に当接片10端を下方に反転させて後方に延出する
止着片11とした構成である。
このような構成の屋根板3を、既設屋根1の突出条2に
直交するように配し、屋根板3の後端係合部7を突出条
2に、釘等の止着具13を介して固定すると共に、この係
合部7に、傾斜上側に位置する屋根板3の前端の係止部
4を係止するとともに、傾斜上側の屋根板3の硬質下地
部材15の前端下面を、傾斜下側の屋根板3の係合部7の
上面で直接支持して、複数の屋根板3を既設屋根1の軒
先から棟に向って順次固定するのである。
即ち、止着具13を介して固定した軒先側の下側の屋根板
3に対し、棟側の上側の屋根板3は、その前端部が下側
の屋根板3の後端部に係止することになる。
屋根板3の後端の係合部7を突出条2に固定するには、
例えば後方に延出する係合部7の止着片11を、既設屋根
1の突出条2上面に接触状にさせ、止着具13を、止着片
11を貫通して突出条2に打ち込めば良いが、釘等の止着
具を使用しないで吊子を固定しても良い。
係合部7を突出条2に固定した下側の屋根板3に対し、
上側の屋根板3を固定する場合の係合部7と係止部4と
の係合状態は、図面からも明らかである。即ち、下側の
屋根板3の係合部7に於ける係合片9の下方に、上側の
屋根板3の係止部4に於ける下面片6を前方から係止さ
せ、先端が立上げ片8に当接するまで嵌め付けて、係合
させるのである。
この際、当接片10の上端は、屋根板3の硬質下地部材15
の下面に下方から直接当接して、屋根板3を支持するこ
とになり、係合部と係止部との係止部分を補強すること
になるとともに、硬質下地部材を安定させ、しかも例え
ば強風時に雨水が上記係止部分から吹き込んでも屋根裏
にまで滲み出させないのである。
第1図の実施例では、上側の屋根板3の前端片5は、下
側の屋根板3の後端部上面に直接当接している。この構
成では、構造が簡単であるが、雨水が毛細管現象により
上側の屋根板3内に浸入してしまう虞れもある。
そこで、第2図の実施例では、屋根板3の後端係合部7
に於ける立上げ片8部分に、階段状の段片12を設け、こ
の段片12の上面に上側の屋根板3の前端片5が当接する
ようにし、雨水の浸入を阻止している。
また、最下側の屋根板3の前端は軒先に固定することに
なるが、第3図ではこの手段として、屋根板3の係止部
4を、軒先に固定した係止金具17の一部に、固定するよ
うにしている。
尚、上側の屋根板3の前端部が下側の屋根板3の後端部
に係止する結果、屋根板3と既設屋根1との間に空間16
が形成され、断熱、消音効果を果す。この構造であって
も、屋根板3は金属板14と硬質下地部材15との二重構造
であるから、充分の強度を確保することができる。
以上本発明を図面の実施例について説明したが、本発明
は上記した実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載した構成を変更しない限りどのようにでも
実施することができるものである。
〈発明の効果〉 以上要するに本発明によれば、傾斜方向に沿って複数本
の突出条を平行に設けた既設屋根面に、金属板の下面に
硬質下地部材を配置させるとともに、前端に下向きの係
止部を、後端に上向きの係合部を夫々屈曲成形した屋根
板を前記既設屋根面の突出条に対して直交する様に配設
し、傾斜上側に位置する屋根板の係止部を傾斜下側に位
置する屋根板の係合部に係止するとともに、傾斜上側の
屋根板の硬質下地部材の前端下面を傾斜下側の屋根板の
係合部の上面で直接支持する様にしたことを特徴とす
る。
したがって、既設の屋根面を剥して補修したり、新たな
下地材などを敷設したりする必要がなく、既設の突出条
に止着具を打ちつけるだけでよいから、著しく手間が省
けるし、葺き替えに要する作業期間を著しく短縮するこ
とができる。また、特に本発明の硬質下地部材は、従来
例の下地材に比べて薄肉なので、傾斜上側の屋根板の硬
質下地部材の前端下面を傾斜下側の屋根板の係合部の上
面で直接支持することにより硬質下地部材が安定するこ
とになり、暴風雨などの自然条件により揺動したりズレ
動くことがなく、また、係止部と係合部との係止部分が
著しく補強されるので作業者などが歩行しても潰れるよ
うなことがない。さらに、上下に隣り合う屋根板相互が
強固に係合することになって雨水が吹き込んだり毛細管
現象により屋根裏にまで滲み込むことがなく、しかも施
工時には傾斜下側の屋根板の係合部に傾斜上側の屋根板
の係止部を被覆するように係止するだけで硬質下地部材
が支持されるので、硬質下地部材が屋根板に対して分離
していても一体状であっても極めて簡単に、確実に作業
することができる。しかも、施工時には上下に隣り合う
屋根板の係止部と係止部とを係止するだけで、傾斜上側
に位置する屋根板の硬質下地部材の下面を、傾斜下側に
位置する屋根板の係合部上面で直接支持することができ
るので、他の部材などを介在させる必要がなく、強固で
安定して作業の手間を要することがなく、長期間有効に
使用に供することができる屋根を簡単に施工することが
できるなど、多くの優れた実用的効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は断面図、
第2図は他の実施例を示す断面図、第3図は軒先部分の
固定状態を示す断面図、第4図及び第5図は既設屋根の
斜視図である。 符号の説明 1は既設屋根、2は突出条、3は屋根板、4は係止部、
7は係合部、13は係止金具、14は金属板、15は硬質下地
部材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾斜方向に沿って複数本の突出条を平行に
    設けた既設屋根面に、金属板の下面に硬質下地部材を配
    置させるとともに、前端に下向きの係止部を、後端に上
    向きの係合部を夫々屈曲成形した屋根板を前記既設屋根
    面の突出条に対して直交する様に配設し、傾斜下側に位
    置する屋根板の後端の係合部を既設屋根面の突出条に固
    定し、傾斜上側に位置する屋根板の係止部を、突出条に
    固定された前記傾斜下側に位置する屋根板の係合部に係
    止するとともに、傾斜上側の屋根板の硬質下地部材の前
    端下面を傾斜下側の屋根板の係合部の上面で直接支持す
    る様にしたことを特徴とする建造物の屋根葺替え方法。
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