JPS6340593Y2 - - Google Patents

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JPS6340593Y2
JPS6340593Y2 JP10828780U JP10828780U JPS6340593Y2 JP S6340593 Y2 JPS6340593 Y2 JP S6340593Y2 JP 10828780 U JP10828780 U JP 10828780U JP 10828780 U JP10828780 U JP 10828780U JP S6340593 Y2 JPS6340593 Y2 JP S6340593Y2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は上縁に形成する係合部を三つ山型とし
た面材と、この面材を支持材に固定する吊子とに
よる建築物用屋根に関するものである。
本出願人は先に屋根板を横葺き施工として、第
1図及び第2図に示すような屋根を実開昭54−
77517号公報で提案している。この屋根は、上下
方向に架設した支持材1…の上面水平部1aに予
め爪2を設け、この支持材1…上に、上縁に大小
二つの山型部6,7を上向きに曲げた係合部3
を、下縁に概略逆コ字型に曲げ形成した係止部4
を設けた面材5…を直交して敷設し、その際係合
部3を上記爪部2の下側に挿入し、その後爪部2
を上方から叩くことにより固着し、この固定され
た軒先側の面材5の係合部3に、棟側に隣接する
面材5の下縁係止部4を上側から嵌め込むという
ようにして順次屋根の軒先側から棟側へ葺き上つ
て施工していた。
ところが、上記従来の面材5は上縁の係合部3
が二つ山型の構成であるため、それなりの強度と
弾性を有しているが、不充分な面が有つた。即
ち、棟側に隣接する面板5の係止部4が軒先側に
位置する面材5の係合部3に係止された状態での
強度が弱く、強い風圧等により捲れ上る虞れがあ
つた。また、従来の面材5,5の係止状態では、
係合部3と係止部4との間に形成される水切空間
部等が少なく、雨水が毛細管現象等により屋根の
内側に浸透してくる等の虞れがあつた。更に係合
部3が二つ山型であるから、面材5の上面に大荷
重が加わると潰れる虞れがあり、施工時にも作業
員はなるべく係合部3を踏まないように注意して
敷設作業を行わなければならないし、施工後にあ
つても積雪により潰れることもあつた。
本考案は、上記のような実情に鑑みなされたも
ので、その目的とするところは面材の固定及び係
止の強度が大きく、かつ上面に大荷重が加わつて
も潰れることのない建築物用屋根を提供せんとす
るにある。
本考案において使用する面材8では、下縁の係
止部9は従来と同様に下向きに概略逆コ字型に曲
げ形成してなるが、上縁の係合部10は上向きの
三つ山型としてある。つまり、上向き下縁側に折
り返した板部分の折返基部から順に小さい第1山
型部11、次に大きい第2山型部12、更に小さ
い第3山型部13と連続して曲げ形成してある。
これにより各山型部11,12,13が夫々面材
8の長手方向の補強リブとして作用し、係合部1
0の強度及び弾性が大幅に向上する。また、第1
山型部11と第2山型部12との間に第1谷部が
形成され、第2山型部12と第3山型部13との
間に第2谷部が形成される。更に上記係合部10
の先端には内向き折返し状に曲げ形成した先端縁
10aを設ける。
一方、この三つ山型の係合部10を支持材1に
固定する吊子14は、金属製の板材を加工してな
り、その一端には、上記面材8の係合部10に嵌
合するように、係合部10の形状に対応して緩い
三つ山型に曲げ形成された爪部15を設けてあ
る。この爪部15は施工時、面材8の係合部10
に上側から嵌合される部分であるが、その際引つ
掛かりが良好なように先端を更に内側に曲げる等
して止着部15aとし、上記面材8の係合部10
の先端縁10aに引つ掛ける。この吊子14の水
平取付部16には支持材1の上面水平部1aに固
着する際必要とされる取付用小孔17,17が設
けてある。尚、この小孔17,17は吊子14を
溶接等により固着する場合には必要でなく、また
支持材1の上面水平部1aに該部分を打ち起す等
して突起片を設け、これを折曲げる等して固着す
る場合には突起片が挿入される長穴とすることも
可能である。そしてまた水平取付部16と爪部1
5との連続部には必要に応じて補強用の***部1
8等を設けるようにしてもよい。
以上のように構成された面材8を上記のような
吊子14を用いて屋根の支持材1上に固定するに
は、先ず吊子14の止着部15aを軒先側に位置
する面材8の係合部10の先端縁10aに引つ掛
けると共に、三つ山型の係合部10に吊子14の
緩い三つ山型の爪部15を上側から嵌合させる。
しかる後、吊子14の水平取付部16を、例えば
ビス等の止具19,19を小孔17,17を介し
て支持材1の上面水平部1aに螺着する等して固
着する。尚、ここで爪部15の固着と水平取付部
16の固着はどちらが先であつてもよい。これら
の固着により軒先側に位置する面材8は強固に支
持材1に固定される。この固着された軒先側の面
材8上には、第5図に示すように、棟側に敷設さ
れる面材8の係止部9を係止させ、この棟側に位
置する面材8の係合部10を吊子14で支持材1
に固定する。
以上要するに本考案の屋根は、面材8の係合部
10が中央が大きくて前後が小さい三つの第1山
型部11、第2山型部12、第3山型部13を連
続させた三つ山型であり、しかも吊子14の爪部
15の先端に形成した止着部15aを係合部10
の先端縁10aに引つ掛けて固定されている。従
つて、軒先側の面材8の係合部10に棟側の面材
8の係止部9が係止した状態では三つの山型部1
1,12,13により面材8の長手方向に沿つて
二つの谷部が形成される。そこで、暴風雨時に面
材8,8の連結部分に雨水が吹き付けて、係合部
10内に雨水が飛散した場合、各山型部11,1
2,13の下側の空間により毛細管現象が遮断さ
れるばかりではなく、屋根裏に負圧が生じて係合
部10内に飛散した雨水が吸引されても、雨水は
まず最も軒先側に位置する小さい第3山型13に
より大部分の浸入を阻止される。しかし、この第
3山型部13で阻止できずに第3山型部13を乗
り越えた雨水は第3山型部13と第2山型部12
との間の第2谷部に入り、この第2谷部を面材8
の長手方向に流れて横方向の接続部分に設けた捨
板の上面から軒先側の面材8の上面に排出され
る。第2山型部12は大きく、かつ浸入する雨水
の量も少ないので、この第2山型部12を乗り越
える雨水は殆どないのであるが、万一、この第2
山型部12を乗り越える雨水があつても、乗り越
えた雨水は第2山型部12と第1山型部11との
間の第1谷部に入り、この第1谷部を面材8の長
手方向に流れて横方向の接続部分に設けた捨板の
上面から外部に排出される。従つて、上記のよう
な三つ山型の係合部10によれば、雨水の浸入を
完全に阻止することができ、どのような暴風時に
あつても雨水が屋根裏にまで浸入することがな
い。
また、上記のような面材8の係合部10を支持
材1に固定する吊子14は係合部10の形状に対
応する爪部15を有しているので、軒先側の面材
8の係合部10を支持材1の上面に強固に固定す
ることができ、この固定された係合部10に棟側
に位置する面材8の係止部9が強固に係止され
る。従つて、強い風圧等によつても面材8が捲れ
上つたりすることがなくなるし、ずれることがな
く、屋根として充分な耐候性を有する。
更に面材8の上面を作業者が歩いたり、又は積
雪により大荷重が加わつても、係合部10の三つ
の山型部11,12,13は三条の補強リブとし
て作用し、荷重を中央の大きい第2山型部12が
受け止め、しかも大きい第2山型部12の荷重が
前後の小さい第1山型部11及び第3山型部13
に分散されるので、潰れるようなことがなく、屋
根板として著しく効果が有る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は従来の
建築用面材の固定構造を示す一部欠截斜視図、第
2図は第1図の構造における面材の係合部と係止
部との係止状態を示す縦断面図、第3図は本考案
に係る建築用面材の斜視図、第4図は上記面材の
固定に用いる吊子の一例を示す斜視図、第5図は
第3図の構造における面材の係合部と係止部との
係止状態を示す縦断面図である。 1……支持材、8……面材、9……係止部、1
0……係合部、11……第1山型部、12……第
2山型部、13……第3山型部、14……吊子、
15……爪部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下縁に内側の係止部を、上縁に外側の係合部を
    形成した面材において、上記係合部は折返基端か
    ら順に小さい第1山型部、大きい第2山型部及び
    小さい第3山型部を連続して屈曲形成してなり、
    この面材を支持材上に横葺きすると共に、上記面
    材を支持材に固定する吊子は上記面材の係合部の
    形状に対応する爪部を有し、該吊子の爪部の先端
    に形成した止着部を、上記面材の係合部の先端に
    形成した先端縁に引つ掛けると共に、吊子の爪部
    を面材の係合部に嵌合して吊子を支持材に固定し
    たことを特徴とする建築物用屋根。
JP10828780U 1980-08-01 1980-08-01 Expired JPS6340593Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10828780U JPS6340593Y2 (ja) 1980-08-01 1980-08-01

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10828780U JPS6340593Y2 (ja) 1980-08-01 1980-08-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5732430U JPS5732430U (ja) 1982-02-20
JPS6340593Y2 true JPS6340593Y2 (ja) 1988-10-24

Family

ID=29469548

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JP10828780U Expired JPS6340593Y2 (ja) 1980-08-01 1980-08-01

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JPS5732430U (ja) 1982-02-20

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