JPH0730459Y2 - 自動車用ボディの排水構造 - Google Patents

自動車用ボディの排水構造

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JPH0730459Y2
JPH0730459Y2 JP1989018211U JP1821189U JPH0730459Y2 JP H0730459 Y2 JPH0730459 Y2 JP H0730459Y2 JP 1989018211 U JP1989018211 U JP 1989018211U JP 1821189 U JP1821189 U JP 1821189U JP H0730459 Y2 JPH0730459 Y2 JP H0730459Y2
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JP
Japan
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groove
drainage
roof panel
panel
roof
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JP1989018211U
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幸男 片桐
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車用ボディにおいて雨水等を排水する排
水構造に関し、特に、ルーフパネルに設けられたモール
とバックドアとによって排水の流路を隠蔽した排水構造
に関する。
[従来の技術] 一般に、自動車のボディには、雨水を車外へ導くための
排水構造が設けられている。
例えば、第7図は、バックドアをそなえた自動車におけ
る従来の排水構造をす自動車用ボディのルーフ部分の後
方側斜視図であり、図示するように、ルーフパネル1の
側部1a及び後端部1bの周囲に、ドリップチャンネル12が
設けられており、ルーフパネル1に滴下した雨水は、ド
リップチャンネル12に流れ込みドリップチャンネル12内
を通って、ドリップチャンネル12の角部12aや、ドリッ
プチャンネル12に形成された図示しない屈曲部等から、
ボディパネルの後面やリヤドアの表面を伝って外部へ排
出される。
なお、ドリップチャンネル12をルーフパネル1の側部1a
に沿ってのみ形成して、ドリップチャンネル12の後端部
を後方へ開放させたものもあり、この場合、ルーフパネ
ル1に滴下した雨水は、ドリップチャンネルの後端の後
端開放部からボディパネルの後面を伝って外部へ排出さ
れる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述の従来の自動車用ボディの排水構造
では、ルーフパネル1に滴下した雨水が、ボディパネル
の後面やリヤドアの表面を伝って外部へ排出されるの
で、ボディパネル後面やリヤドアの表面に雨水の流通に
よる汚れが付き易く、特に、雨量が多いとドリップチャ
ンネル12からオーバーフローして、ボディパネル後面や
リヤドアの表面の所定の箇所以外を伝って雨水が流出す
るので、雨水によるボディの汚れが一層生じ易くなり、
ボディの外観上の見栄えが悪化して好ましくない。
また、近年、ボディのフラッシュサーフィス化による外
観向上が進められているが、このような観点からは、ド
リップチャンネル12が外観を損ねるという問題点もあ
る。
本考案は、このような課題に鑑みて案出されたもので、
雨水によるボディの汚れが外観を損ねないようにすると
共に、ボディ自体の外観を向上できるようにした、自動
車用ボディの排水構造を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このため、本考案の自動車用ボディの排水構造は、バッ
クドアをそなえ、ルーフパネルの側部とリヤサイドルー
フレールの内縁部との結合部に後方へ向けて排水溝が形
成されると共に、該排水溝を覆うようにモールが装着さ
れた自動車用ボディにおいて、該リヤサイドルーフレー
ルに結合されたリヤピラーの内縁部に、該排水溝と連続
するように下方へ延在し略U字状断面を有する溝部が形
成されるとともに、該ルーフパネルの後端縁に沿って形
成されたドリップチャンネル部が該排水溝と共に該溝部
に連通するように形成され、該バックドアの側縁部が該
バックドア閉鎖時に該溝部を覆うように構成されている
ことを特徴としている。
[作用] 上述の本考案の自動車用ボディの排水構造では、ルーフ
パネルに滴下した雨水は、ルーフパネルに滴下した雨水
は、ルーフパネルの側部に形成された排水溝及びルーフ
パネルの後端縁に沿って形成されたドリップチャンネル
部へ流れ込んで、これらの排水溝及びドリップチャンネ
ル部の内部を通って、ボディ後方のリヤピラーの内縁部
に形成された溝部へ流入して、この溝部を伝ってボディ
下方へ排出される。
[実施例] 以下、図面により本考案の一実施例としての自動車用ボ
ディの排水構造について説明すると、第1図はその要部
斜視図、第2図はその要部の分解斜視図、第3図は第1
図のIII−III矢視断面図、第4図は第1図のIV−IV矢視
断面図、第5図は第1図のV−V矢視断面図、第6図は
第1図のVI−VI矢視断面図である。
第1,3図に示すように、自動車用ボディのルーフ部分の
両側部のルーフパネル1の両側部1aとリヤサイドルーフ
レール3の内端部3aとの結合部には、排水溝2が車長方
向へ向けて形成されている。ここでは、排水溝2が、ボ
ディの後方へ向かって次第に深くなるように形成されて
おり、上面をモール4で覆われている。
このモール4は、第3図に示すように、ルーフパネル1
及びリヤサイドルーフレール3の表面とほぼ面一に装着
され、第1,4図に示すように、ルーフパネル1後端のバ
ックドア8の近傍まで延設されている。また、モール4
の両縁部とルーフパネル1及びリヤサイドルーフレール
3との間には、第3図中の矢印で示すように、排水溝2
内へ雨水が進入しうる穴部4aが長手方向に断続的に形成
されている。
さらに、第1図に示すように、ルーフパネル1の後端部
1bはフランジ状に形成されており、このフランジ状後端
部1bには、ドリップチャンネル5が接合されている。
このドリップチャンネル5は、第2図に示すように、ル
ーフパネル1のフランジ状後端部1bに接合された上で、
ルーフパネル1と共に、リヤサイドパネル6に接合され
る。
なお、リヤサイドパネル6は、リヤサイドルーフレール
3とリヤピラー7とを一体に又は連続的に結合して形成
したもので、リヤピラー7の上部には第5図に示すよう
なリヤルーフレール9が接続され、リヤピラー7の下部
には図示しないリヤデッキメンバが接続されており、こ
れらによってリヤ開口部13が形成されている。このリヤ
開口部13は、バックドア8によって覆われている。
そして、リヤピラー7の内縁部には、第2,6図にしすよ
うに、リヤサイドルーフレール3の内縁部3aの排水溝2
とほぼ連続するようにボディ下方へ延設された溝部7aが
形成されている。一方、バックドア8は、閉鎖時にその
側縁部8aで溝部7aを覆うように配設されており、これら
のリヤピラー7の溝部7aとバックドア8の側縁部8aとに
よって、外部に露出しない排水路10が形成されている。
この排水路10の図示しない下端部は下方へ開口されてい
る。
なお、バックドア8とボディ側のリヤピラー7及びリヤ
ルーフレール9との間にはシール部材11が装着されてい
る。
一方、ドリップチャンネル6とルーフパネル1のフラン
ジ状後端部1bとの重合部における排水溝3の後端部に対
応した箇所には、切欠部5a,1cが形成されており、この
切欠部5a,1cを通じて排水溝3と排水路10とが通じてい
る。
本考案の一実施例としての自動車用ボディの排水構造
は、上述のごとく構成されているので、自動車用ボディ
のルーフ部分に降った雨水は、ルーフパネル1やリヤサ
イドルーフレール3等から、穴部4aを通じて排水溝2の
内部に流れ込み、排水溝2内を後方へ流れ、切欠部1c,5
aを通じて排水路10内へ流れ込んで、排水路10内の溝部7
aを伝って排水路10の図示しない下端部開口から車外へ
排出される。
このような排水溝2及び排水路10はいずれもボディ外部
に露出していないので、雨水によりボディが汚れてもこ
れがボディの外観上の見栄えを損ねることはない。つま
り、排水溝2はモール4で覆われ排水路10はバックドア
8で覆われてそれぞれ隠蔽されているので、たとえ排水
溝2や排水路10が雨水で汚れても外部からは見えないの
である。
また、ボディのサイド部分のドリップチャンネルを廃止
したので、ボディのフラッシュサーフィス化による外観
向上に寄与できる利点もある。
なお、排出溝2の深さをその長さ方向に均一に形成して
もよい。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の自動車用ボディの排水構
造によれば、バックドアをそなえ、ルーフパネルの側部
とリヤサイドルーフレールの内縁部との結合部に後方へ
向けて排水溝が形成されると共に、該排水溝を覆うよう
にモールが装着された自動車用ボディにおいて、該リヤ
サイドルーフレールに結合されたリヤピラーの内縁部
に、該排水溝と連続するように下方へ延在し略U字状断
面を有する溝部が形成されるとともに、該ルーフパネル
の後端縁に沿って形成されたドリップチャンネル部が該
排水溝と共に該溝部に連通するように形成され、該バッ
クドアの側縁部が該バックドア閉鎖時に該溝部を覆うよ
うに構成されるという構成により、ルーフパネルに滴下
した雨水は、リヤサイドルーフレールの側部下方の車体
の外表面やルーフパネルの後端縁の下方の車体の外表面
に流れることなく、排水溝及ドリップチャンネル部から
リヤピラーの溝部を通じてボディ下方へ確実に排出さ
れ、ルーフパネルに滴下した雨水によるボディの汚れを
外部に露出させないと共に、ボディのフラッシュサーフ
ィス化を実現でき、ボディの外観上の見栄えを大幅に向
上できる利点がある。また、溝部に関しては、略U字状
断面を有しリヤピラーの内縁の折り曲げ加工により容易
に形成でき、リヤピラーの単一パネルで継ぎ目なく形成
できるため、この溝部内を流通する雨水の車室内への進
入を防止し易い利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の一実施例としての自動車用ボディ
の排水構造を示すもので、第1図はその要部斜視図、第
2図はその要部の分解斜視図、第3図は第1図のIII−I
II矢視断面図、第4図は第1図のIV−IV矢視断面図、第
5図は第1図のV−V矢視断面図、第6図は第1図のVI
−VI矢視断面図であり、第7図は従来の自動車用ボディ
の排水構造を示す斜視図である。 1……ルーフパネル、1a……ルーフパネルの両側部、1b
……ルーフパネルの後端部(フランジ状後端部)、1c…
…切欠部、2……排水溝、3……リヤサイドルーフレー
ル、3a……リヤサイドルーフレールの内縁部、4……モ
ール、4a……穴部、5……ドリップチャンネル、5a……
切欠部、6……リヤサイドパネル、7……リヤピラー、
7a……溝部、8……バックドア、8a……バックドアの側
縁部、9……リヤルーフレール、10……排水路、11……
シール部材、13……リヤ開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックドアをそなえ、ルーフパネルの側部
    とリヤサイドルーフレールの内縁部との結合部に後方へ
    向けて排水溝が形成されると共に、該排水溝を覆うよう
    にモールが装着された自動車用ボディにおいて、 該リヤサイドルーフレールに結合されたリヤピラーの内
    縁部に、該排水溝と連続するように下方へ延在し略U字
    状断面を有する溝部が形成されるとともに、 該ルーフパネルの後端縁に沿って形成されたドリップチ
    ャンネル部が該排水溝と共に該溝部に連通するように形
    成され、 該バックドアの側縁部が該バックドア閉鎖時に該溝部を
    覆うように構成されていることを特徴とする、自動車用
    ボディの排水構造。
JP1989018211U 1989-02-17 1989-02-17 自動車用ボディの排水構造 Expired - Lifetime JPH0730459Y2 (ja)

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