JPH07299069A - 超音波内視鏡 - Google Patents

超音波内視鏡

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JPH07299069A
JPH07299069A JP6094748A JP9474894A JPH07299069A JP H07299069 A JPH07299069 A JP H07299069A JP 6094748 A JP6094748 A JP 6094748A JP 9474894 A JP9474894 A JP 9474894A JP H07299069 A JPH07299069 A JP H07299069A
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endoscope
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Kenichi Ohara
健一 大原
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】気管内などにおいて超音波伝達に最も好ましい
状態に関心領域に対してバルーンを密着させることがで
きて、良好な超音波断層像を得ることができる超音波内
視鏡を提供することを目的とする。 【構成】被検体表面の光学像を得るための観察窓18と
被検体の超音波断層像を得るための超音波プローブ21
とを内視鏡挿入部1の先端に併設した超音波内視鏡にお
いて、上記内視鏡挿入部1の先端に、超音波を伝達する
流体によって上記超音波プローブ21の超音波発受信方
向に膨縮されるバルーン20を設けると共に、上記バル
ーン20とは略反対方向に上記バルーン20とは独立し
て膨縮される補助バルーン30を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検体表面の光学像
を得るための観察窓と被検体の超音波断層像を得るため
の超音波プローブとを内視鏡挿入部の先端に併設した超
音波内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波内視鏡において良好な超音波断層
像を得るためには、一般に、脱気水などのような超音波
を伝達する流体を満たしたバルーンを、超音波プローブ
と被検体とに密着させるように膨らませる手法がとられ
る。
【0003】ただし、気管内の検査の場合には軟骨輪が
存在するので、他の超音波内視鏡検査の場合に比べて、
超音波での関心領域(見たい領域)に対して、より完全
な状態にバルーンを密着させる必要がある。しかし、気
管の場合には気道を常時確保する必要があるので、気管
を塞いでしまうような状態にバルーンを膨らませるわけ
にはいかない。
【0004】そこで従来は、特開平3−80843号に
示されるように、バルーン内に気道確保用チャンネルを
通したり、バルーンを超音波プローブの超音波発受信方
向とその逆方向とに分かれて膨らむように形成してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】バルーンを関心領域に
対して有効に密着させるには、関心領域に密着するバル
ーン自体の圧力を望ましい状態にするとともに、それを
関心領域に対して好ましい圧力で押しつける必要があ
る。
【0006】しかし、特開平3−80843号に示され
るバルーンは、全体が一つに連通していて同じ脱気水に
よって同じ圧力で膨縮されるので、バルーン自体の圧力
と関心領域への押しつけ圧力とを独立して調整すること
ができず、そのため、超音波伝達に最も好ましい状態に
関心領域に密着させることができなかった。
【0007】そこで本発明は、気管内などにおいて超音
波伝達に最も好ましい状態に関心領域に対してバルーン
を密着させることができて、良好な超音波断層像を得る
ことができる超音波内視鏡を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の超音波内視鏡は、被検体表面の光学像を得
るための観察窓と被検体の超音波断層像を得るための超
音波プローブとを内視鏡挿入部の先端に併設した超音波
内視鏡において、上記内視鏡挿入部の先端に、超音波を
伝達する流体によって上記超音波プローブの超音波発受
信方向に膨縮されるバルーンを設けると共に、上記バル
ーンとは略反対方向に上記バルーンとは独立して膨縮さ
れる補助バルーンを設けたことを特徴とする。
【0009】なお、上記補助バルーンを、その補助バル
ーンを膨縮させるための流体送通チューブの先端に取り
付けて、上記内視鏡挿入部内に処置具挿通チャンネルと
は別に配置されたチャンネル内に挿通するようにしても
よい。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は、
超音波内視鏡の全体構成を示しており、体腔内に挿入さ
れる可撓性の挿入部1の先端に、先端部本体2が設けら
れている。挿入部1内には、先端部本体2に開口する処
置具挿通チャンネル16が全長にわたって挿通されてい
る。また、挿入部1の先端側には、遠隔操作により屈曲
自在な湾曲部3が形成されている。
【0011】挿入部1の基端側には、操作部4が連結さ
れている。操作部4には、湾曲部3の屈曲量を遠隔操作
するための湾曲操作ノブ5、先端のバルーン20内に超
音波をよく伝達する脱気水を送る操作をするための送水
操作弁6、処置具挿通チャンネル16などを経由しての
吸引操作を行うための吸引操作弁7、及び図示されてい
ないビデオプロセッサ操作のためのリモートコントロー
ルスイッチ8などが設けられている。
【0012】操作部4から延出された連結可撓管9の先
には、図示されていない光源装置兼ビデオプロセッサに
接続されるコネクタ10が連結されている。11はライ
トガイドファイババンドルの入射端部、12はビデオ信
号用電気接点部である。14は、後述するように吸引経
路を切り換えるための吸引経路切り換えレバー、15
は、処置具挿通チャンネル16へ処置具を挿入するため
の挿入口である。
【0013】先端のバルーン20内には、超音波を発受
信する超音波プローブ21が配置されている。その超音
波プローブ21が先端に取り付けられたシャフト22は
外套管23に通されて、操作部4の超音波プローブ挿入
口13から外方に延出されている。
【0014】シャフト22はシャフト駆動モータ24に
よって回転駆動され、それによって超音波プローブ21
が回転して、超音波の発受信方向が走査される。25
は、超音波プローブ21から送られてくる信号を処理し
て超音波断層像を表示する超音波観測装置である。
【0015】挿入部1内には、処置具挿通チャンネル1
6とは別のチャンネル33が全長にわたって挿通されて
いる。31はその挿入口であり、そこから流体送通チュ
ーブ32がチャンネル33内に挿脱自在に挿通されてい
る。
【0016】その挿入口31部分には、流体送通チュー
ブ32との間に軽い摩擦抵抗を生じさせるための部材
(図示せず)が取り付けられている。35は、流体送通
チューブ32内に水又は空気などの流体を送り込むため
の注入器である図3は、先端部本体2の正面図である。
18は、被検体表面の光学像を得るための観察窓であ
り、その内側には対物レンズが配置され、さらに、その
対物レンズによる被検体表面の結像位置に固体撮像素子
が配置されている。
【0017】固体撮像素子からの画像信号はビデオ信号
用電気接点部12を経由してビデオプロセッサに送ら
れ、被検体表面の光学映像が表示される。19は、被検
体表面を照明するためのライトガイドファイババンドル
の射出端部が配置された照明窓、17は、処置具挿通チ
ャンネル16の出口開口である。
【0018】図1は、図3におけるI−I断面を示して
いる。バルーン20は、先端部本体2に形成された凹部
2a内に着脱自在に配置された取り付け部材26に、弾
性バンド27で締めつけて取り付けられている。バルー
ン20の内部と連通する超音波プローブ挿通チャンネル
28は、挿入部1内を通って、操作部4の超音波プロー
ブ挿入口13に通じている。
【0019】超音波プローブ21の外套管23は超音波
プローブ挿通チャンネル28内に挿脱自在に挿通されて
おり、その頭部は丸く封じられている。その内部で、超
音波プローブ21に連結されたシャフト22が軸中心に
回転をする。
【0020】そのような構成によって、超音波プローブ
21から、凹部2aの開口方向である矢印A方向に超音
波が発受信され、超音波プローブ挿通チャンネル28を
通じてバルーン20内に脱気水を送り込むと、バルーン
20が超音波の発受信方向と同じA方向に膨縮する。そ
のように、バルーン20を膨らませて被検体に密着させ
超音波プローブ21から超音波を発受信すれば、被検体
の超音波断層像を得ることができる。
【0021】凹部2aに対して先端部本体2の略反対側
の部分には、補助バルーン30を収容するための小凹部
2bが形成されていて、そこに、挿入部1内に挿通され
たチャンネル33の先端が接続されている。補助バルー
ン30は、チャンネル33内に挿通された流体送通チュ
ーブ32の先端に取り付けられている。
【0022】ただし、組み付けの手順としては、流体送
通チューブ32をチャンネル33内に挿通してその先端
を小凹部2bから少し外方に突出させ、チューブ32の
先端に補助バルーン30を装着した後、補助バルーン3
0を小凹部2b内に配置させる。
【0023】そして、注入器35を操作して、流体送通
チューブ32を介して補助バルーン30内に流体を出し
入れすることによって、補助バルーン30を膨縮させる
ことができる。
【0024】図4は、超音波内視鏡内の配管状態を示し
ており、41は、吸引操作弁7に接続された吸引チュー
ブであり、図示されていない他端側は吸引ポンプに接続
されている。
【0025】42及び43は、送水操作弁6に接続され
た給水チューブとリーク用通気チューブ、44は送水操
作弁から送水をするための送水チューブである。送水チ
ューブ44は超音波プローブ挿通チャンネル28に連通
しており、送水操作弁6を送水状態にして脱気水を送る
ことによって、バルーン20を膨らませることができ
る。
【0026】図4に示されるように、吸引経路切り換え
レバー14は、吸引経路を、処置具挿通チャンネル16
と超音波プローブ挿通チャンネル28のいずれか一方に
選択的に接続することができ、超音波プローブ挿通チャ
ンネル28に接続することにより、バルーン20内から
脱気水を吸引してバルーン20を縮ませることができ
る。
【0027】図5は、送水操作弁6を示しており、通常
はリーク用通気チューブ43が送水操作弁6の軸部に穿
設されたリーク孔45を介して大気に通じている。そし
て、送水操作弁6を指先で押し込むと、リーク用通気チ
ューブ43の出口が塞がれると共に、給水チューブ42
と送水チューブ44とが連通して、超音波プローブ挿通
チャンネル28内に脱気水が送水される。
【0028】このように構成された実施例の超音波内視
鏡は、図6に示されるように、バルーン20と補助バル
ーン30とを互いに独立して膨縮させることができる。
なお、補助バルーン30の方は脱気水で膨らませる必要
はなく、空気で膨らませてもよい。
【0029】したがって、被検体に密着させるバルーン
20と、バルーン20を被検体に密着させるために先端
部本体2を背部から押す補助バルーン30とを、互いに
全く独立した圧力状態にセットすることができ、被検体
の超音波断層像を得るのに最も好ましい状態にすること
ができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、内視鏡挿入部の先端
に、超音波発受信方向に膨縮されるバルーンを設けると
共に、そのバルーンとは略反対方向に独立して膨縮され
る補助バルーンを設けたことにより、バルーンと補助バ
ルーンとを互いに全く独立した圧力状態にセットするこ
とができ、被検体の超音波断層像を得るのに最も好まし
い状態にすることができる。その結果、気管内などにお
いて、超音波伝達に最も好ましい状態にバルーンを関心
領域に密着させることができ、良好な超音波断層像を得
ることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の超音波内視鏡の挿入部先端の
側面(I−I)断面図である。
【図2】本発明の実施例の超音波内視鏡の斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施例の超音波内視鏡の挿入部先端の
正面図である。
【図4】本発明の実施例の超音波内視鏡の配管図であ
る。
【図5】本発明の実施例の超音波内視鏡の送水操作弁の
側面断面図である。
【図6】本発明の実施例の超音波内視鏡の挿入部先端の
使用状態の正面略示図である。
【符号の説明】
1 内視鏡挿入部 18 観察窓 20 バルーン 21 超音波プローブ 30 補助バルーン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体表面の光学像を得るための観察窓と
    被検体の超音波断層像を得るための超音波プローブとを
    内視鏡挿入部の先端に併設した超音波内視鏡において、 上記内視鏡挿入部の先端に、超音波を伝達する流体によ
    って上記超音波プローブの超音波発受信方向に膨縮され
    るバルーンを設けると共に、上記バルーンとは略反対方
    向に上記バルーンとは独立して膨縮される補助バルーン
    を設けたことを特徴とする超音波内視鏡。
  2. 【請求項2】上記補助バルーンが、その補助バルーンを
    膨縮させるための流体送通チューブの先端に取り付けら
    れていて、上記内視鏡挿入部内に処置具挿通チャンネル
    とは別に配置されたチャンネル内に上記流体送通チュー
    ブが挿通される請求項1記載の超音波内視鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004305635A (ja) * 2003-04-10 2004-11-04 Olympus Corp カプセル超音波内視鏡

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004305635A (ja) * 2003-04-10 2004-11-04 Olympus Corp カプセル超音波内視鏡

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