JPH0729898Y2 - シートバック - Google Patents

シートバック

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JPH0729898Y2
JPH0729898Y2 JP4982290U JP4982290U JPH0729898Y2 JP H0729898 Y2 JPH0729898 Y2 JP H0729898Y2 JP 4982290 U JP4982290 U JP 4982290U JP 4982290 U JP4982290 U JP 4982290U JP H0729898 Y2 JPH0729898 Y2 JP H0729898Y2
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JP
Japan
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frame
seat
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seat back
receiving
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Application number
JP4982290U
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English (en)
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JPH049160U (ja
Inventor
史朗 山田
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Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用シート等のシートクッションの後部に配
設されるシートバックに関する。
(従来技術) シートバックの一形式として刊行物「自動車工学便覧第
6編第23頁(自動車技術会発行)」に示されているよう
に、枠状フレームにバネ部材を介して張設されて同枠状
フレーム内にて略全面に位置する受承部材を有するバッ
クフレームと、同バックフレームの少くとも前面に位置
して前記受承部材に受承されシートカバーにて前記バッ
クフレームと一体的に被覆されたバックパッドを備えた
形式のものがある。かかるシートバックはシートクッシ
ョンの後部に配設され、シートクッションの着座者の背
部を受承する。
(考案が解決しようとする課題) ところで、この種のシートバックにおいては受承部材が
全面一様の特性のため、同受承部材は着座者の背部を略
一様に受承することになり、着座者の胸部、腰部、臀部
等互いに形状が異なり、かつ姿勢、運動等も異なる部位
に対してはバックパッドの撓みにより対処しているにす
ぎない。従って、かかるシートバックは着座者の背部の
各部位を適性に受承しているとはいえない。従って、本
考案の目的はかかる問題に対処することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記した形式のシートバックにおいて、前記受
承部材を上下方向に少くとも2つに分割して配置して、
これら各受承部材をその両側の上下方向の中間部にて前
記枠状フレームの両側部に前後方向へ揺動可能に組付け
るとともに、これら各受承部材の揺動端部を前記フレー
ムの側部にバネ部材を介して組付けたことを特徴とする
ものである。
(考案の作用・効果) かかる構成のシートバックにおいては、前方から作用す
る荷重の大小および方向により各受承部材が互いに独立
して揺動しかつ揺動量を異にするため、少くとも上下方
向の2箇所においては着座者の背部の形状、姿勢、動き
の変化に応じた受承機能を発揮する。このため、本考案
に係るシートバックは従来のこの種のシートバックに比
較して着座者の背部の各部位をより適確に受承する。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明するに、第1
図には本考案の一実施例に係るシートバックSbが示され
ている。当該シートバックSbは第3図に示すように車両
用シートのシートバックを構成するもので、シートクッ
ションScの後部に配設されてシートクッションScの着座
者の背部を受承する。
シートバックSbは第1図および第2図に示すように、パ
イプを屈曲形成してなる枠状フレーム11と上下一対の受
承部材12、13とからなるバックフレームと、ウレタンホ
ームからなるバックパッド14と、これらの各部材11〜14
を一体的に被覆するシートカバー15を主要構成部材とす
るもので、両受承部材12、13を除き公知の構成部材であ
る。
しかして、上方の第1受承部材12は断面コ字状の左右一
対の枠体12aと、両枠体12aの上端または下端に固着され
てこれら両枠体12aを連結する上下一対の棒状スプリン
グ12bと、両枠体12aの内側に両端を固着されて両スプリ
ング12b間にて並列する多数のワイヤ12cからなる。かか
る第1受承部材12は各枠体12aの上下方向の略中央部に
てフレーム11の各側部に前方へ突設したブラケット11a
に前後に揺動可能に組付けられている。また、枠体12a
の上下各揺動端部はコイル状のトーションスプリング16
を介してフレーム11の各側部に弾撥的に連結されてい
る。また、下方の第2受承部材13は各枠体13aの長さが
相違する点を除き第1受承部材12と同じ構成のもので、
上下一対の棒状スプリング13bを備え、フレーム11の各
側部に前方へ突設したブラケット11bに前後に揺動可能
に組付けられ、かつ枠体13aの上下各揺動端部がトーシ
ョンスプリング17を介してフレーム11の各側部に弾撥的
に連結されている。従って、各受承部材12、13は前方か
ら荷重が作用した場合、荷重の大きさおよび方向に応じ
て各トーションスプリング16、17を正逆方向に捩って前
後方向へ互に独立的に揺動する。バックパッド14はこれ
ら両受承部材12、13に前面にて受承された状態でフレー
ム11まで延びていて、シートカバー15にてこれらの部材
11〜14が一体的に被覆されてシートバックSbが構成され
ている。
かかる構成のシートバックSbを備えた車両用シートに乗
員が着座すると、着座者の背部がシートバックSbによっ
て受承される。この場合、バックフレームの各受承部材
12、13には着座者から大きな荷重を受けるが、かかる荷
重は着座者の背部における胸部、腰部、臀部の形状、姿
勢、動きによってその大きさ、方向が局部的に異なる。
このため、各受承部材12、13が着座者から受ける荷重の
大きさおよび方向が異なり、これに応じて互に独立的に
揺動して第3図に示す状態となる。従って、シートバッ
クSbは着座者の背部をその各部位の形状、姿勢に応じて
適確に受承し、かつ同着座者が姿勢を変化させても各受
承部材12、13がこれに追従して揺動して適確に受承す
る。また、異なる乗員が着座した場合も当該シートバッ
クSbはこれと同様に機能する。なお、各受承部材12、13
の上下方向の大きさ、配設位置を適宜設定することによ
り、着座者の腰部等を特別に受承する補助機能であるラ
ンバサポート等が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るシートバックの一部切
欠き斜視図、第2図は同シートバックを構成するバック
フレームの部分拡大斜視図、第3図は同シートバックを
備えた車両用シートの側面図である。 符号の説明 11……枠状フレーム、11a、11b……ブラケット、12、13
……受承部材、14……バックパッド、15……シートカバ
ー、16、17……トーションスプリング、Sb……シートバ
ック、Sc……シートクッション。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠状フレームにバネ部材を介して張設され
    て同枠状フレーム内にて略全面に位置する受承部材を有
    するバックフレームと、同バックフレームの少なくとも
    全面に位置して前記受承部材に受承されシートカバーに
    て前記バックフレームと一体的に被覆されたバックパッ
    ドを備え、シートクッションの後端部に配設されて起立
    するシートバックにおいて、前記受承部材を上下方向に
    少なくともに2つに分割して配置して、これら各受承部
    材をその両側の上下方向の中間部にて前記枠状フレーム
    の両側部に前後方向へ揺動可能に組付けるとともに、こ
    れら各受承部材の揺動端部を前記枠状フレームの側部に
    バネ部材を介して組付けたことを特徴とするシートバッ
    ク。
JP4982290U 1990-05-11 1990-05-11 シートバック Expired - Lifetime JPH0729898Y2 (ja)

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JPH049160U JPH049160U (ja) 1992-01-27
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