JP3013311U - 車輌用シート - Google Patents

車輌用シート

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JP3013311U
JP3013311U JP1994017275U JP1727594U JP3013311U JP 3013311 U JP3013311 U JP 3013311U JP 1994017275 U JP1994017275 U JP 1994017275U JP 1727594 U JP1727594 U JP 1727594U JP 3013311 U JP3013311 U JP 3013311U
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JP
Japan
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seat
torsion
vehicle seat
pad
torsion spring
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JP1994017275U
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Inventor
野 満 神
田 康 則 岡
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輛用シートの緩衝用ばねとしてねじりトー
ションばね及びトーションバーを用いて着座時にデット
スペースが生じない薄型化が図れて、耐久性のある車輛
用シートを得る。 【構成】 シートフレームのフロント側及び後部側に少
なくともねじりトーションばね11又はフォームドワイ
ヤ22を固定し、これらねじりトーションばね11又は
フォームドワイヤ22のパット受体パネル3の係止部と
固定部間に屈曲部16a、16b、25a、25bを設
ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車等のシートに用いるばねの改良構造に係り、特にシートにトー ションばねを用いた車輌用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からシートパットを支持するパット受け体パネルとシートフレーム間に介 在させたばね体としては、図6に示すようにフィッシュマウス付のSばね4と円 錐状のばね5を用いたものが多用されている。図6はこのような従来のシートの 側断面図を示すものである。
【0003】 図で1は車輌のフロア等に固定されたシートフレームであり、シートを構成す るクッション体等からなるシートパット2の下端にはパット受体パネル3が介在 され、このパット受体パネル3とシートフレーム1間には、フィッシュマウス付 のSばね4及び複数の円錐状ばね5を用いた緩衝体が介在されている。このよう な緩衝体は振動遮断特性が高く、動特性の優れたシートを構成することが可能と なる。
【0004】 上述のシートの緩衝体ではフィッシュマウス付きばね4や複数の円錐状ばね5 を用いるためシートパット2を含めて厚さが大きくなるために、限られたシート にしか適用できない問題があった。
【0005】 このような問題点を解決するために、これら緩衝体に変わってシートパットを 薄くしても十分な弾力性が付与出来るようにトーションバーを用いた構成が実願 平5−64404号明細書に開示されている。
【0006】 図7は上記明細書に記載された構成を示す正面図であり図6との対応部分には 同一符号を付して重複説明を省略する。
【0007】 金属製のシートフレーム1に熔接などで固定されたブラケット6に一端が係止 され、他端がパット受体パネル3に形成した長孔7に係止されたトーションバー 8がシートフレーム1とパット受体パネル3間に介在されている。
【0008】 トーションバー8の先端はL字状に折り曲げられたフック部10を形成し、こ のフック部10は長孔7に連通して形成された切溝9を介して、長孔7内に摺動 可能に係止されている。
【0009】 従って、パット受体パネル3に矢印A方向の押圧力が与えられたときトーショ ンバー8、8は一点鎖線で示す位置に降下すると共にトーションバー8の折り曲 げられたフック部10は長孔9内を摺動しパット受体パネル3を弾性的に支持し ている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上記した図7の構成ではトーションバーを用いることでシート全体の厚みを薄 く構成出来るが、パット受体パネル3に負荷が掛った場合にトーションバー8の 先端の折り曲げたフック部10は長孔9内を摺動することで負荷の荷重を吸収す るように成されているため耐久性に乏しく、シートに座った時のフィーリング劣 化、性能劣化が発生し易い構造となる問題があった。
【0011】 本考案は叙上の問題点を解消した車輌用シートを提供するにあたり、その目的 とするところは、トーションバーのフック部をパット受体パネルに設けた長孔に 摺動させることなく、パット受体パネル3に掛る負荷時の水平方向変移をねじり トーションばねの屈曲部又はコイル部、あるいはフォームドワイヤの曲げ部等の 屈曲部での前後、上下への変移により吸収するように成し、耐久性が高く、座り 心地も良く、性能劣化の少ない車輌用シートを得ようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために本考案の車輌用シートは、一端がシートパットを支 持するパット受体パネルに回動自在に係止され、他端がフロア上に載置されたシ ートフレームの前部に回動自在に係止されたトーションばねで弾性支持された車 輌用シートにおいて、 前記メインフレームの前部に配設した前記トーションばねの上係止端と下係止 端の両端間に屈曲部を有し、該屈曲部が前記パッド受け体とメインフレームの間 で非接触で取り付けられるように成したものである。
【0013】
【作用】
本考案の車輌用シートは、シートパットを支持するパット受体パネルがシート フレームに屈曲部を設けたトーションばねによって弾性支持されているためシー トパットの落ち込みがなく、シートとして優れたクッション性を発揮すると共に 、屈曲部を形成するコイル部や曲げ部によって前後上下の荷重時の変移を吸収出 来るので長期間に亘って優れた行動性及び耐久性を有し、且つ立体ばね構造と同 等のフィーリングと性能を有し薄型可能なものを得ることが出来る。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の自動車用のシートクッションの一実施例を図1乃至図3によっ て詳記する。図1は本例の車輌用シートの組立状態を示す斜視図、図2は本例の 車輌用シートの要部の側面図、図3は本例に用いるトーションばねの他の構成を 示す斜視図である。
【0015】 図1及び図2で図6及び図7との対応部分には同一符号を付して示してある。 シートフレーム1は図1に示すように略々箱形に成され、上面が開口とされ、シ ートフレーム1の底面1a及び1bに夫々ねじりトーションばね11及びトーシ ョンバー8が略々断面がΩ状と成されたカバープレート12a、12b、12c によって固定されている。これらカバープレート12a〜12cはスポットウェ ルデング等で底面1a及び1bに固着されている。
【0016】 トーションバー8はシートフレーム1の底面1bと接する面の線材の形状は略 々凸状となされ、この凸条の線材の両端部から所定角度を保って立ち上がった立 ち上げ部13a及び13bを有し、この立ち上げ部13a及び13bに連通して 内側にL字状に折り曲げられたフック部10a及び10bによって構成されてい る。
【0017】 トーションバー8のフック部10a及び10bはパット受体パネル3に設けた 係止片14a及び14bの透孔15a及び15bに挿入され、パット受体パネル 3を上側に持ち上げるような偏倚力が付与されている。
【0018】 更に、シートフレーム1の前方にカバープレート12Cでリベット或いはスポ ットウェルデングで固定された、ねじりトーションばね11はシートフレーム1 の底面1aと接する面の線材の形状は略々コ字状と成され、このコ字状の線材の 両端にコイルばね16a及び16bが形成され、このコイルばね16a及び16 bの巻回終端に連通して立ち上げ部17a及び17bとフック部18a及び18 bが全体としてL字状になるように内側に折り曲げられた構成と成され、このフ ック部18a及び18bはパット受体パネル3に形成した係止片19a及び19 bに穿った透孔20a及び20bに挿通されて図2に示すようにシートとなるパ ット受体パネル3を弾性的に支持するように成される。
【0019】 尚、上述の実施例ではねじりトーションばね11及びトーションバー8を一体 に構成させたが、ねじりトーションばね11を図3Aに示すように、また、トー ションバー8を図3Bに示すように形成した夫々複数個をシートフレーム1に固 定させるように成してもよい。又、フック部18a、18b、10a,10bは 破線で示すように外側に向って折り曲げるように構成させることも出来る。この 場合21及び22部分をカバープレート12a〜12cを介してシートフレーム 1に固定する。
【0020】 図4は本考案の他の実施例を示すシートフレーム1の構成を示すものであり、 図1でシートフレーム1の前方に配設したねじりトーションばね11に代えてフ ォームドワイヤ22と成した以外はすべて同一構造である。本例のフォームドワ イヤ22はシートフレーム1の底面1aと接してカバープレート12cでリベッ ト或いはスポットウェルデング等で固定される直線状の線材部23aと、この線 材部23aの両端から底面1aに対し所定角度で立ち上がる立ち上がり部24a 及び24bと、この立ち上がり部24a及び24bに連通して外方に直角に折り 曲げられた折り曲げ部25a及び25bと、この折り曲げ部25a及び25bの 端部に連通して直角に手前側に折り曲げられた立ち上がり部26a及び26bと 、この立ち上がり部26a及び26bの両端から内側に折り曲げられたフック部 27a及び27bとで構成され、立ち上がり部24a及び24b並びに26a及 び26bでクッション体側からの荷重に対して、弾性力が付与される。
【0021】 上述の構成のフォームドワイヤ22は左右一対を一体に折り曲げ形成したが、 図5A及び図5Bに示すように複数個のフォームドワイヤ22の取付部23aを カバープレート12a〜12cでシートフレーム1の底面1aに固定させるよう に成してもよい。
【0022】 又、図5Bに示すように立ち上がり部26a及び26bにジグザグ型の折り曲 げ部28を形成してばねの硬さ(たわみ)を調整するように成してもよい。これ らのフック部27a及び27bは破線で示すように外方に折り曲げてパット受体 パネルに形成した係止片19a、19bの透孔20a及び20bに挿通させるよ うに成してもよい。
【0023】 本考案の車輌用シートはシートフレーム1上の後方、即ちシートに人が座った ときの尻位置の後方にトーションバーが配置され、このトーションバーの回転に よって負荷時のストロークを確保するようにしたので、尻下にデットスペースを 発生することがないだけでなくシートの厚みを薄くすることが可能となる。
【0024】 又、ねじりトーションばね及びトーションバーは線形性が高く、良い振動持性 が得られる。パット受体パネルは面剛性が高くサイド部支持感の良いウィング付 のパネルを用いることで、座面全体がたわみ、安定した体圧分布を得るようにな る。
【0025】 又、従来のトーションバーはフック部が係止部の長孔内に摺動することで水平 方向の変位を吸収しているが、本発明ではこのような摺動部がなく、パットに加 えられた荷重によるトーションバーの水平方向変位はねじりトーションばねのコ イル部16a及び16bやフォームドワイヤの折り曲げ部25a及び25b等の 前後上下への変位により吸収することが出来るため耐久性が高く、座った際のフ ィーリング性能劣化が発生しない車輌用シートを得ることが出来る。
【0026】
【考案の効果】
本考案の車輌用シートに用いるねじりトーションばね及びトーションバーは線 形線が高く、良い振動遮断特性が得られる。又、トーションバーを着座時の尻後 方に配置したので、デットスペースが生せずシート全体を薄型化することが出来 る。
【0027】 更に、係止部での摺動部がないので性能劣化、着座時のフィーリング劣化が発 生し難く、パット受体パネルとして面剛性の高いウイング付パネルを用いればよ り安定した体圧分布の車輌用シートを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車輌用シートの組立状態を示す斜視図
である。
【図2】本考案の車輌用シートの要部の拡大側面図であ
る。
【図3】本考案の車輌用シートに用いるばね及びトーシ
ョンバーの他の構成を示す斜視図であり、図3Aはねじ
りトーションばねの斜視図、図3Bはトーションバーの
斜視図である。
【図4】本考案の車輌用シートのシートフレームの他の
構成を示す斜視図である。
【図5】本考案の車輌用シートに用いるフォームドワイ
ヤの他の構成を示す斜視図であり、図5Aは図4のフォ
ームドワイヤを二つに切断したもの、図5Bは図5Aを
更に変形させたものである。
【図6】従来の車輌用シートの構成図である。
【図7】従来の車輌用シートの他の構成図である。
【符号の説明】
1 シートフレーム 2 シートパット 3 パット受体パネル

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がシートパットを支持するパット受
    体パネルに回動自在に係止され、他端がフロア上に載置
    されたシートフレームの前部に回動自在に係止されたト
    ーションばねで弾性支持された車輌用シートにおいて、 前記シートフレームの前部に配設した前記トーションば
    ねの上係止端と下係止端の両端間に屈曲部を有し、該屈
    曲部が前記パッド受け体とメインフレームの間で非接触
    で取り付けられたことを特徴とする車輌用シート。
  2. 【請求項2】 前記シートフレームの後部に配設した前
    記トーションばねの上係止端と下係止端の両端間に屈曲
    部を有してなることを特徴とする請求項1記載の車輌用
    シート。
  3. 【請求項3】 前記シートフレームの前部及び後部に配
    設した前記トーションばねの上係止端と下係止端の両端
    間に屈曲部を有して、該屈曲部が前記パッド受け体とメ
    インフレームの間で、非接触で取り付けられて成ること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の車輌用シー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記トーションばねをフォームドワイヤ
    と成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の
    いずれか1項記載の車輌用シート。
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